オリバー ニューヨーク子猫ものがたり
| オリバー ニューヨーク子猫ものがたり | |
|---|---|
| Oliver & Company | |
| 監督 | ジョージ・スクリブナー(en:George Scribner) |
| 脚本 | ジム・コックス(en:Jim Cox) ティモシー・A・ディズニー(en:Timothy A. Disney) ジェームズ・マンゴールド |
| 出演者 | 下記参照 |
| 音楽 | J・A・C・レッドフォード(en:J. A. C. Redford) |
| 主題歌 | ベット・ミドラー |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 73分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 興行収入 | 5320万ドル[1] |
| 次作 | リトル・マーメイド |
『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』(原題:Oliver & Company)は、1988年に公開されたディズニーの長編アニメーション作品である。ミュージカル映画に分類されることもある。日本では、1990年に公開された。
チャールズ・ディケンズの小説『オリバー・ツイスト』を原作としているが、主人公たちを子猫や犬に、舞台を現代(1980年代)のニューヨークに変更するなど、大胆な翻案が加えられている。
声優にビリー・ジョエルやベット・ミドラーを起用したことが話題になった。
目次 |
概要 [編集]
本作の企画を最初に出したのは、1984年にウォルト・ディズニー・カンパニー映画事業部の責任者に就任したジェフリー・カッツェンバーグであった。元々はカッツェンバーグがパラマウント映画に在籍していた時分にディケンズの古典『オリヴァー・ツイスト』の舞台を現代ニューヨークに移し替えたミュージカル映画を企画していた。
カッツェンバーグの企画では実写映画であったが、ディズニー・スタジオのアニメーターたちを経て、主人公オリバーを含む登場人物の動物に変更するというアレンジが加えられた。
さらに、カッツェンバーグは、ブロードウェイの舞台音楽界から作詞家ハワード・アシュマンを抜擢し、本作へ参加させている。
本作の興行収入は、前作『オリビアちゃんの大冒険』の2530万ドル、前々作『コルドロン』の2120万ドルと比べて、倍増以上の5320万ドルであり、ウォルト・ディズニー・カンパニー新体制の改革成果と見ることができる。
また、マクドナルドのミールトイにディズニーのキャラクターが登場したのもこの作品からとなっている。
ストーリー [編集]
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ニューヨークの路上で子猫が売られていた。値下げしても、無料になっても売れ残っていたオレンジ色の子猫(オリバー。この時点では、名前は無い)は、ある大雨の夜に路上に放り出されてしまう。偶然出会ったドジャーという悪賢い犬に「街で暮らすコツ」を教えてもらうが、それはホットドッグ屋からソーセージを盗むダシに使われただけだった。オリバーは、ソーセージの分け前をもらうべくドジャーを追って、港に停泊している船の隠れ家へとたどり着く。
船はフェイギンという貧しい人間の男の住処で、ドジャーたち5匹の犬が飼われていた。フェイギンは、ドジャーたちに悪事を働かせて金集めをしていた。この日の収穫は、腐った財布など、ガラクタばかり。そこへ、2匹のドーベルマンを連れた悪党のサイクスがやって来る。フェイギンはサイクスから借金をしており、3日以内に金を返さないと命はないと脅されていた。
次の日、子猫も5匹の犬たちの仲間入りを果たして、停めてあった車から盗みを働くことに協力する。その車には、金持ちの家の少女ジェニーが乗っており、子猫はジェニーに見つかって、ジェニーの家に連れて行かれる。ジェニーは子猫を「オリバー」と名付け、餌を与え、すっかり仲良くなる。だが、事情を知らないドジャーたちは、仲間になったオリバーを救出する。
フェイギンは、連れ戻されたオリバーが、名前と住所の書かれた立派な首輪を付けていたので、金持ちに拾われたと考えた。そしてオリバーを利用して身代金を請求しようと、脅迫状をジェニーの家に送りつける。しかし、オリバーを拾ったのが幼い少女であり、ジェニーにとっての全財産である小さな貯金箱を持ってきたことを知ると、思い直してオリバーをジェニーに無償で返そうとする。そこへサイクスが乱入。身代金目当てにジェニーを誘拐してしまう。
オリバー、ドジャー、フェイギンたちは、サイクスのアジトに乗り込み、ジェニーを救出するのだった。
挿入歌 [編集]
- 主題歌
- 『Once Upon a Time in New York City』(ヒューイ・ルイス)
- 劇中歌
- 『Why Should I Worry?』(ビリー・ジョエル)
- 『Streets of Gold』(シェリル・リー・ラルフ、ビリー・ジョエル)
- 『Perfect Isn't Easy』(ベット・ミドラー)
- 『Good Company』(マイハン・トラン)
日本語吹き替え版挿入歌 [編集]
- 主題歌
- 『いつかニューヨークの街で』(関口誠人)
- 劇中歌
- 『ホワイ・シュッド・アイ・ウォーリー?』(松崎しげる)
- 『ストリーツ・オブ・ゴールド』(尾崎亜美)
- 『完璧なのも楽じゃない』(木の実ナナ)
- 『いつでも一緒』(里中茶美)
里中茶美が歌うイメージソング『オリバー』(c/w『Good Company』)のシングルCDが1990年7月21日に発売されている。
登場人物 [編集]
登場人物(猫、犬を含む)の名前の後ろには吹き替えを担当した声優名を記した。
- オリバー
- 主人公のオレンジ色の子猫。原作『オリバー・ツイスト』とは違い、特に出生の秘密などは無い。
- ドジャー
- ジャック・ラッセル・テリア。フェイギンの犬たちのリーダー。
- ティト
- チワワ。フルネームは、イグナシオ・アロンゾ・フリオ・フェデリコ・デ・ティト。配線に噛み付いて機械を操作するのが得意。
- アインシュタイン
- グレート・デーン。
- フランシス
- ブルドッグ。演技派で芝居のテレビ放送をよく見ている。ティトには「フランキー」と呼ばれることもしばしば。
- リタ
- サルーキ。フェイギンの犬たちの紅一点。
- フェイギン
- ドジャーたちの飼い主。ドジャーたちに掏りなどをやらせて生活している。サイクスから借金をしており、支払期日が迫っている。
- ロスコー
- サイクスに飼われるドーベルマン。
- デソート
- サイクスに飼われるドーベルマン。最期は、ロスコーと一緒に車から転落して感電死した。追い詰めたオリバーに鼻を引っ掻かれるなど、ロスコーに比べ間抜けな描写が目立つ。
- サイクス
- 金貸し。最期は、電車に轢かれ身体をバラバラにされ、死亡する。
- ジェニー
- フォックスワース家の一人娘。両親は仕事で海外へ出かけている。オリバーを拾う。
- ウィンストン
- フォックスワース家の運転手兼ジェニーの世話役。ジェニーの食事を料理したり家事なども行っている。
- ジョルジェット
- プードル。コンテストに何度も優勝する美犬。フォックスワース家に飼われている。
キャスト [編集]
| 役名 | 原語版声優 | 日本語吹き替え |
|---|---|---|
| オリバー | ジョーイ・ローレンス | 藤田哲也 |
| ドジャー | ビリー・ジョエル | 松崎しげる |
| ティト | チーチ・マリン | 三ツ矢雄二 |
| アインシュタイン | リチャード・マリガン | 島香裕 |
| フランシス | ロスコー・リー・ブラウン | 富田耕生 |
| リタ | 台詞:シェリル・リー・ラルフ 歌:ルース・ポインター |
尾崎亜美 |
| フェイギン | ドム・デルイーズ | 池田勝 |
| ロスコー | トーリン・ブラック | 小林清志 |
| デソート | カール・ウァイントローブ | 江原正士 |
| サイクス | ロバート・ロッジア | 石田太郎 |
| ジェニー | 台詞:ナタリー・グレゴリー 歌:マイハン・トラン |
里中茶美 |
| ウィンストン | ウィリアム・グローヴァー | 藤本譲 |
| ジョルジェット | ベット・ミドラー | 木の実ナナ |
| ソーセージ屋のルイ | フランク・ウェルカー | 千葉耕市 |
特徴 [編集]
本作品は、ディズニーのアニメーション映画として、コンピュータによる作画が多用された最初の作品であることが、DVDに収録されたメイキングで語られている。フェイギンが犬たちを乗せるスクーターの作画や、ジョルジェットが階段を降りてくるシーンの回り込み、クライマックスの追跡シーンなどの作画にコンピュータが使用されている。
備考 [編集]
脚注 [編集]
- ^ “Oliver & Company (1988)” (英語). Box Office Mojo. 2010年5月2日閲覧。
外部リンク [編集]
- オリバー ニューヨーク子猫ものがたり - allcinema
- オリバー ニューヨーク子猫ものがたり - KINENOTE
- Oliver & Company - AllMovie(英語)
- Oliver & Company - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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