チワワ

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チワワ
スムースコート
英語名
Chihuahua
原産国(原産地)
メキシコ
Classification
FCI: Group 9 Section 6 #218
JKC(日): 第9グループ
AKC: Toy
ANKC: Group 1 (Toys)
CKC: Group 5 - Toys
KC(UK): Toy
NZKC: Toy
UKC: Companion Breeds
各国団体のスタンダード (外部リンク)
FCI: smooth and long coat
JKC
AKC: smooth and long coat
ANKC: smooth coat, long coat
KC(UK): smooth coat, long coat
NZKC: smooth coat, long coat
UKC: smooth and long coat

チワワスペイン語: Chihuahueño[1])は、世界的に公認された犬の中でも最も小さな犬種。メキシコのチワワ地域が原産地。

歴史[編集]

チワワは、北アメリカにおいては最も古い犬種であり、テチチ(Techichi)として知られるアステカ文明の王族の時代から飼われ儀式の生贄とされていた、現状よりすこし大きい犬種の直系の子孫であると考えられている。人墓から一緒に埋葬されたテチチの骨も発掘されている。

19世紀半ばからアメリカ品種改良が進められ(この時期、ロングコートが改良生産された)、アメリカンケネルクラブに登録されたのは1904年である。

日本では1970年代より飼育されるようになり、小型犬ゆえの飼育のしやすさから、2006年ジャパンケネルクラブの登録頭数は約8万6千頭とダックスフントに次ぐ2位という人気になっている。特にロングコートは若い女性に人気が高い。

アメリカでは1998年タコベルCMに登場するタレント犬・ギジェットが話題を呼び、チワワは全米で人気の高い犬種の一つとなったが、ブームの沈静化とともに野良チワワが社会問題となった。2002年にはDJ BOBOの「Chihuahua(邦題:チワワ de こんチワワ)」がスペインCMソングとして使われ、その後ヨーロッパ全土で大ヒットした。

外見[編集]

身体の大きさは概して小さいが、均一ではない。毛色も多種多様である。多くの国のケネルクラブでは「体重6ポンド(約2.7kg)以上はショードッグとして失格」としか規定されていない(JKCにおいては実情を鑑みて「2.8kg以下」であった数値が「3kg以下」に変更された)。近年の小型化ブームにより、(特に日本では)飼い主側に小型の個体を求め、賛美賞賛する傾向が強くなりつつあり、供給側もそれに応えてどんどん小型化しているという犬種の健全化という観点からは大変危険な実情がある。

鼻吻はやや詰まっており、大きな瞳は毛色と同様黒や茶褐色等様々な色が認められる。体温調節を担う耳は頭部に対して大きく、僅かに外側へ反ったたち耳。短毛種のスムースコートにパピヨンポメラニアンを交配して作られた長毛種のロングコートがある。また、チワワならではの特徴としてはアップルドームと呼ばれる額が挙げられる。その名の通り、リンゴのような丸みを帯びた形に由来するものである。

特性・飼育上の注意[編集]

チワワは、献身性と個性を持っており、それが重んじられる。機敏で知性があり、自立心旺盛な反面、飼い主の家族に対しては深い愛情をそそぐ。日本の小さな家や部屋で飼うには非常に適した犬種であり、近年は若い女性に人気が高い。比較的長寿傾向にあり15年かそれ以上の長いつきあいを可能とする。しかし体格が小さく身体的に脆弱な為、細心の注意が必要である。

幼少時に甘やかし社会性涵養を怠ると「人や犬が怖くていつも震えている犬」あるいは気に入らぬ事があればすぐに唸って噛み付くような「小さな暴君」になり得る。小さいからと放任する事なく正しいしつけを行えば良きペット、愛らしい家族になる。前述の通りチワワは体が小さい恒温動物なので、寒さに弱い(ベルクマンの法則も参照の事)。それ故、チワワの健康のためには冬季の外出時に衣服の着用が推奨される。

多くのチワワは彼らの愛情を1人の人間に集中させる傾向があり、誰にでも愛想良く振る舞う性質でない事が多い。反面主人の他の人との人間関係や他の犬を可愛がる事にやきもちをやくケースも見受けられる。

また大部分のチワワは非常に大胆で勇敢な面がある。超小型犬という体格ながら、より大きな動物(大型犬など)にも臆せずに対峙する。またその小ささから猛禽類フクロウなど)等狩猟好きな動物に、獲物の小動物(リスウサギなど)と混同されてしまう事がある。チワワの、特に仔犬を管理なしで屋外に放すことは極めて危険である。

多くのチワワは野外探検を楽しむ。

チワワは同種に対する忠誠心を持っているため、他の犬種以上にチワワどうしの親交を好む可能性が高い。基本的に住宅用ペットであるという評判にかかわらず、チワワは非常に好奇心が強く、屋外(例えば公園やハイキングコース)の光景と臭いを調査して楽しむことが多い。豊富な運動量が必要な犬ではないものの、他の犬種同様に毎日の適宜な散歩は必須である。

健康[編集]

チワワは、分娩、デンタルケアの分野で、獣医師のアドバイスを必要とする。まれに神経病学的に劣性の遺伝子を持つもの、例えば発作疾患や膝蓋骨脱臼の傾向がある。また、眼の感染症に敏感で弱いことが知られている。 先天性の泉門開存や関節異常などの骨格異常も多く見られる。交配に際し、大きさやカラーなどの見た目にわかる希少価値(高額取引対象)が優先され、健康面などはあまり考慮されていないのが現状である。平均寿命は15歳。

有名なチワワ[編集]

チワワをモチーフとした作品[編集]

映画[編集]

ドラマ[編集]

音楽[編集]

キャラクター[編集]

  • チワワとその仲間達(サンリオのキャラクター)
  • ちわわんこ(San-Xのキャラクター)
  • ガルマ犬ザビ(犬ガンダムのキャラクター)
  • キャンキャンチワワン(チャレンジのキャラクター)
  • チワワマン(キン肉マンⅡ世のキャラクター)

CM[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Chihuhueño Chihuahueño (perro) , Wikipedia in Spanish

関連項目[編集]

外部リンク[編集]