ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日
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| ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 | ||
|---|---|---|
| ジャンル | ロボットアニメ | |
| OVA | ||
| 監督 | 今川泰宏 | |
| アニメーション制作 | ムー・フィルム(1話) ムー・アニメーション・スタジオ(2・3・4話) ジュピター・フィルムズ(5話) フェニックス・エンタテインメント(6・7話) |
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| 製作 | アミューズビデオ バンダイビジュアル |
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| 話数 | 全7話 | |
| OVA: 素足のGinRei EPISODE:1~盗まれた戦闘チャイナを探せ大作戦 | ||
| 監督 | もりたけし | |
| 製作 | 同上 | |
| 発売日 | 1994年 | |
| OVA: 鉄腕GinRei EPISODE:23~禁断の果実を奪還せよ極楽大作戦 | ||
| 監督 | 飯田馬之介 | |
| 製作 | 同上 | |
| 発売日 | 1995年 | |
| OVA: 青い瞳の銀鈴「GinRei with blue eyes」 | ||
| 監督 | もりたけし | |
| 製作 | 同上 | |
| 発売日 | 1995年 | |
| 漫画: ニュータイプ100%コミックス ジャイアントロボ | ||
| 作者 | 水田麻里 | |
| 出版社 | 角川書店 | |
| 掲載誌 | コミックGENKi | |
| レーベル | ニュータイプ100%コミックス | |
| 発表期間 | 1991年夏の号 - 1993年5月号 | |
| 巻数 | 2 | |
| 話数 | 全12話 | |
| 漫画: ジャイアントロボ 誕生編 | ||
| 作者 | 富士原昌幸 | |
| 出版社 | 英知出版 | |
| 掲載誌 | トラマガ vol.3 | |
| 話数 | 1 | |
| 漫画: ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日 | ||
| 作者 | 戸田泰成 | |
| 出版社 | 秋田書店 | |
| 掲載誌 | チャンピオンRED | |
| 発表期間 | 2006年9月号 - 連載中 | |
| 小説: ジャイアントロボ 地球が静止する日 | ||
| 著者 | 山口宏 | |
| 出版社 | 角川書店 | |
| レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
| 巻数 | 全1巻 | |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | ||
『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』(ジャイアントロボジアニメーション ちきゅうがせいしするひ、英表記:GIANT ROBO THE ANIMATION -THE DAY THE EARTH STOOD STILL)は、日本のOVA作品。1992年から1998年まで、実に6年にわたり全7話が発売された。
漫画・小説・テレビゲーム化されているほか、外伝として3作のOVAとCDドラマ1作がある。
目次 |
[編集] 概要
タイトルは特撮テレビ番組『ジャイアントロボ』を原案とし、主人公、主役機体もそちらから選ばれている。しかし原作がロボット同士による戦闘が主であったことに対し、本作はロボットアニメに分類されるものの、いわゆる今川節満載の超人格闘シーンも大きな魅力である。また、父と子の絆という点にドラマ性を持たせている。サブタイトルの「地球が静止する日」は、1951年に公開されたアメリカのSF映画、『THE DAY THE EARTH STOOD STILL』の邦題である『地球の静止する日』から採られている。
『ジャイアントロボ』の他にも横山光輝作品に登場した様々なキャラクターが登場(スター・システム)し、驚天動地のドラマを繰り広げる。しかしながら原案からの敵味方関係の逆転が多く、元々善の主人公のバビル2世が敵首領「ビッグ・ファイア」になる一方、逆に敵役ヨミが主人公側トップ「黄帝・ライセ」になったり、十傑集の中では敵味方が協力する間柄になっていたりするため、それぞれの原作を知る視聴者にとっては驚かされる組み合わせとなっている。
大御所揃いの声優陣による熟練の演技は、ファンの厚い支持を受けた。セル動画にもかかわらず、非常に丹念に作りこまれた作画は、総じて現在の水準から見ても極めて高いレベルであり、本作の大きな魅力である。反面、作画へのこだわりが完結まで長期間を要する原因となった事は否めない。また、長大なシリーズの一部のみを製作するという方式をとったため、ストーリーや設定が破綻している、もしくは意味不明であるという批判も存在する。
天野正道が作曲し、ワルシャワ・フィルによりフルオーケストラで演奏された音楽も、予算面で制作が難航する一因になったが、総じて高い評価を受け、のちに交響組曲「GR」として管弦楽・吹奏楽による編曲もされた。特に吹奏楽版『交響組曲第2番「GR」より』、『「GR」より シンフォニック・セレクション』などは、現在でも吹奏楽コンクールなどで高い人気を博し、しばしば演奏されている。全7作それぞれにすべて異なる楽曲が作られた一方、(外伝を除き)一曲も主題歌・挿入歌がない点は、近年のアニメ作品としては極めて珍しい。
[編集] メディア展開
OVAの発売とほぼ同時期に、角川書店「コミックGENKi」で水田麻里によりコミカライズされ、ニュ-タイプ100%コミックス全2巻で刊行された。角川スニーカー文庫から山口宏によりノベライズ化もされた(未完のまま絶版)。「誕生編」が「トラマガ」に掲載されたが、雑誌休刊のため1話で打ち切りとなった。秋田書店「チャンピオンRED」2006年9月号から戸田泰成による『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』が連載開始。『地球が静止する日』を基にしているが、キャラクター設定その他のストーリーは微妙に異なり、独自の展開になる模様である。
テレビゲームでは、『スーパーロボット大戦α』、『スーパーロボット大戦α for Dreamcast』および『スーパーロボット大戦64』に参戦、2004年にはプレイステーション2用のソフトが発売された。
本作と2007年に製作された『GR-GIANT ROBO-』に、直接的なつながりはない。
[編集] 構想上のエピソード
今川監督の考えでは、本来の『ジャイアントロボ』は、全26話に相当する以下のエピソードから構成されている。この内、誕生編とドミノ作戦編は過去の出来事として、バベルの篭城編はこれから起る出来事として本編で語られており、その意味では未完である。そのためファンから続編を望む声が多い。
- 誕生編~白昼の残月~
- GR計画により生み出されたGRシリーズ3機のうち、GR1(ジャイアントロボ)が国際警察機構に奪われGR2が破壊される。作戦が失敗したにもかかわらず、なぜか残月は「功があった」として十傑集に名を連ねている。タイトル「誕生編」の原案は『ジャイアントロボ』から。
- ドミノ作戦編
- 「地球静止作戦編」の1年前の話。BF団の作戦は成功するが、セルバンテスが死亡、アルベルトは右目を失う。また楊志の肌が青くなり、戴宗と結婚したのもこの頃。
- 大作暗殺計画~カナーリの牢獄編
- 少年探偵金田一正太郎登場編
- 史上最大の作戦~韓信対孔明編
- 韓信以下の3軍師と孔明が、お互いの智謀を駆使した戦いを繰り広げるとされる。
- タイトルの「七つの影法師」は、『伊賀の影丸』から。
- 地球静止作戦編(本作)
- バベルの篭城編
- 「GR計画」や、ビッグ・ファイアの正体といった、シリーズ全体の謎が明かされるという。「バベル」は、『バビル2世』で登場したバベルの塔から。ニュータイプ100%版のラストで、先の大戦で奪われたバベルの塔を発見する事が「地球静止作戦」の目的だったと明かされている。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] ストーリー
シズマ博士が開発した、完全無公害・完全リサイクル可能な夢のエネルギー源、シズマドライブの恩恵で、未曾有の繁栄を迎えた人類。しかし、争いの種は尽きなかった。世界征服を企む秘密結社BF団と、それに対抗するため組織された国際警察機構が世界の裏面で激しい闘いを続けていたのだ。国際警察機構側の九大天王を筆頭としたエキスパート達、BF団側の十傑集を筆頭にしたエージェント達が争う中、エキスパートの一人である草間大作は、父の形見である巨大ロボット、ジャイアントロボを操り、人類の未来と平和のためにBF団と戦っていた。
冒頭BF団に追われ、黒いアタッシェケースを抱えて逃走するシズマ博士。シズマ博士は間一髪のところで国際警察機構のエキスパートとジャイアントロボに助けられた。彼が持っていたアタッシェケースには、当時知られていたシズマ管とは似て非なる謎のシズマ管が収められていた。
一方、パリでは、地表の異様な盛り上がりと周辺地域のエネルギー停止現象が発生。それは昔、バシュタールの惨劇で観測されたエネルギー中和現象と同じものであると思われた。現場調査に当たっていたエキスパート、村雨健二は現象の中心に巨大な建造物を発見する。それこそ、BF団によって製造された、大怪球フォーグラーであった。
[編集] 作中用語
- 国際警察機構
- BF団に対抗すべく設立された国際機関。創始者は托塔天王・晁蓋(たくとうてんのう・ちょうがい、原案は『水滸伝』に登場する同名キャラ)。原案はテレビ版『ジャイアントロボ』に登場した国連秘密警察機構と国際刑事警察機構からと推測される。『地球の燃え尽きる日』では国際警察連合になっている。総本山は『梁山泊』。
- エキスパート
- 国際警察機構に所属する秘密捜査員。厳然たる格差があるBF団のエージェントとは違い、別格扱いの九大天王以下、指南役などの役目はある(設定ではB級エキスパートという区分も確認されている)ものの、エキスパート間のそれは大分緩いようだ。通常エキスパートになるためには、梁山泊で厳しい鍛錬を積む必要がある。組織内では、コードネームが使われている。
- 九大天王(きゅうだいてんのう)
- 国際警察機構のエキスパートの中でも最強の能力を持つメンバーの尊称。BF団の十傑集と唯一対等に戦える存在とされているが、積極的に前線に赴く十傑集とは違い、戴宗以外は後方に控えており、実際に作中で戦ったのは戴宗と中条長官のみ。その中条長官も真の能力を発揮せず、残りのメンバーは姿すら見せていないため、ほとんどが謎に包まれている。後述のメンバー以外に、九大天王候補だったキャラクターには、『魔法使いサリー』のよし子ちゃん(下記参照)や張飛(原案は『横山光輝 三国志』の同名キャラ)、ブレランド博士(原案は『地球ナンバーV7』の同名キャラ)などがいた。『地球の燃え尽きる日』では読者の意表を突き、第1話にして全員が集合している。十傑集に唯一対等に戦えると言われるが、十傑集側は十人に対し、九大天王側は九人、これは幻惑のセルバンテスがドミノ作戦で欠けた後に九大天王が結成されたためである。
- BF団(ビーエフだん)
- 「ビッグ・ファイア団」の略。その名の通り、ビッグ・ファイアを頂点にした謎の組織。世界征服が目的と言われているが、ビッグ・ファイアの目的が未だ判別できないために、実状も不明である。名前は『ジャイアントロボ』のビッグファイア団から。
- エージェント
- BF団に所属する工作員。それぞれが特殊能力を持ち、十傑集以下、実力によりA級・B級・C級に分けられている。階級による上下関係は厳しいが、あくまでも実力制なので、功罪により頻繁に異動されるようだ。ただし首領・ビッグ・ファイアには絶対的な忠誠を誓っているため、彼の命令により、孔明が階級に関係なく作戦を指示する事も多い。十傑集からB級エージェントまでは服装は自由だが、C級エージェントは「敵に出会った時に、確実に始末できないから」との理由により、両目と口が空いている覆面の常時着用を義務付けられている。エキスパートたちと同じく、コードネームで呼び合う。
- 十傑集(じっけつしゅう)
- BF団の超A級エージェントたちの尊称。『地球の燃え尽きる日』では十傑衆になっている。様々な特殊能力を持ち、その力は強力無比。上半身をまったく動かさずに超高速移動する、空を飛ぶなどを当たり前のように行うだけの身体能力も持ち合わせている。実力制という組織の掟からか、作戦を問わず勇猛果敢に戦いへ赴く。一方自らの実力に多大な自信を持っているためか、馬が合わない者同士で協力し合うことはなく、それぞれ独立して動く事が多い。しかし一人一人でも他を圧倒する実力ゆえに、国際警察機構の中でも唯一九大天王のみが対等に戦えるとされる。
- 末席である残月であっても、リーダーの樊瑞とも敬語で話すことはないことから、そのプライドの高さを窺える。合言葉は「我らがビッグ・ファイアのために」。「十傑集裁判」という制裁を執り行えるというが、前後の発言からは通常の裁判とは大きくかけ離れたものである可能性が高い。また、欠員が出てから1年経っても補充していないことから、実力が見合わなければ選ばれないということが分かる。
- GR計画(ジーアールけいかく)
- ジャイアントロボ始め、一連のGRシリーズのロボを開発する計画。草間博士が開発・設計を担当した。しかしそれだけに留まらず本来の目的はまったく別にあり、BF団はそれを達成するために設立されたと言っても過言ではないという。GR2・3に搭載されている動力源がその鍵を握っているらしいが、詳細は不明。作戦実行に当たって十傑集が持ち回りで任務を担当する必要があり、また諸葛亮によれば、地球静止作戦すらこの前哨に過ぎないということからも、規模の大きさが窺える。
- シズマドライブ
- シズマドライブを参照のこと。
- アンチ・シズマドライブ
- シズマドライブのみの働きを止めるシステム。シズマ博士たちが完成させたシズマドライブを見て愕然としたフォーグラー博士が死の間際に開発し、息子のエマニュエルに託した。3本揃った状態で作動させることによって、シズマドライブの欠点を補う中和剤となるものだったが、逆に3本揃っていない状態で作動させてしまうと、エネルギー静止現象を引き起こしてしまう。ファンからの愛称は「(わしの)梅サワー」(『鉄腕GinRei』より)。
- バシュタール公国
- 東ロシアに位置していた小公国。この世界における公式な記録では、ベルギーで開発されたシズマドライブの実験炉心が設置されたが、開発チームの一人であったフォーグラー博士が功を焦って実験を強行。その際、不完全だったシズマドライブが暴走し、バシュタールを蒸発させてしまうという事件、バシュタールの惨劇が起こった地である。同時にその後7日間にわたって地球上の全エネルギーを中和するという、後に「バシュタール現象」と命名された副作用を生み出し、すべてのライフラインが寸断され、地球の全人口の3分の2が死に至った。バシュタールにおける生存者はシズマ博士を含む開発チームの科学者の他、ごく少数であった。この失敗した実験と悲惨な大事故から得られた貴重なデータにより、シズマ博士をリーダーとする開発チームは、シズマドライブを完成させることに成功したというのが一般的な通説であるが、本編劇中では、バシュタールの惨劇の意外な真実が判明する。
- 事故後10年が経過したその地は「聖(セント)アーバーエー」と呼ばれ、世界の大部分の電力を賄うためのシズマドライブを使った巨大発電所として再利用され、近々稼動することになっていた。また、第1話のアルベルトの自動車内ではバックに小さな音声でその事に触れたラジオニュースが流れている。
[編集] 登場人物
[編集] 国際警察機構
- 黄帝・ライセ(こうてい - )
- 存在とその名称のみが確認されている。国際警察機構の最高責任者。原案は『バビル2世』のヨミ。
- 司馬懿仲達(しばいちゅうたつ)
- 張良(ちょうりょう)
- 共に本編では未登場で、「史上最大の作戦~韓信対孔明~編」に登場するとされる。前者は『横山光輝 三国志』、後者は『項羽と劉邦』に登場した軍師が原案。
[編集] 九大天王
- 軍師・韓信元帥(ぐんし・かんしんげんすい)
- 『地球の燃え尽きる日』に登場。本編では存在とその名称のみが確認されている。国際警察機構に3人いる軍師中、唯一九大天王に選ばれており、彼らのリーダー格と目される。原案は『項羽と劉邦』の同名キャラ。
- 静かなる中条(しずかなるちゅうじょう、声:家弓家正)
- 北京支部支部長で、作中では中条長官と呼ばれる。本名は中条静夫。年齢は45歳。名前の由来は、彼のクールな人格と滅多な事では使用できない能力から。冷静沈着な性格と黒いサングラスで押し殺した表情の裏には、熱血漢の素顔が垣間見える。またの名を「人間爆弾」といい、由来である自らの命を犠牲にして放たれる人類最大最強の「ビッグバン・パンチ」が彼の特殊能力だが、本編では披露されないままだった。過去に樊瑞と対戦し傷を負わしたことがある。キャラクター原案は『バビル2世』の五十嵐国家保安局長。名前は『あぶない刑事』の課長役で知られる同名の俳優、中条静夫からと思われ、外伝のCDドラマでは同作品をパロディしたネタが収録されている。
- 大塚署長(おおつかしょちょう)
- 『地球の燃え尽きる日』に登場。本編では存在とその名称のみが確認されている。原案は『鉄人28号』の大塚署長。「彼は戦えるんですか?」「うはは!強そう!!」「たぶん最強ですね」等とコメンタリーでもネタになっており、ほとんどギャグであること明白である。後年今川が監督した鉄人28号において、今川の描く大塚署長は(勿論Gロボのようなエキスパートではなく普通の署長として)登場したが、当時この設定を知っていたファンからは「いつ署長は空を飛ぶんですか」と冗談交じりでよく言われていた。なんにせよ九大天王の一人にはギャグを取り入れたかったらしく、彼のほかに設定のための候補として『魔法使いサリー』の花村よし子すら挙がっていた。花村よし子が九大天王になった場合の技まで考えてあり、その名も「おやつあげない」だそうである。
- 影丸(かげまる)
- 『地球の燃え尽きる日』に登場。本編では存在とその名称のみが確認されている。十傑集、マスク・ザ・レッドのライバル。原案は『伊賀の影丸』の同名の主人公。
- 無明・幻妖斉(むみょう・げんようさい)
- 『地球の燃え尽きる日』に登場。本編では存在とその名称のみが確認されている。原案は『仮面の忍者 赤影』の金目党首領・幻妖斎と、『闇の土鬼』に登場する血風党の長、無明斎。
- ディック牧( - まき)
- 『地球の燃え尽きる日』に登場。本編では存在とその名称のみが確認されている。原案は『地球ナンバーV7』の同名の主人公で、多数の能力を使いこなすエスパー。
- 大あばれ天童(おおあばれてんどう)
- ニュータイプ100%コミックス版に登場、本編では存在とその名称のみが確認されている。『地球の燃え尽きる日』では「あばれ天童」に改名されている。『燃え尽きる日』で口にしている「霞の小太刀」とは、時代劇漫画『血笑鴉』(けっしょうがらす)の主人公カラスが使う秘剣。原案は『あばれ天童』の主人公、山城天童。
- 豹子頭・林冲(ひょうしとう・りんちゅう)
- ニュータイプ100%コミックス版に登場し、本編では設定のみ存在する。実はしっかりスーツ姿の設定が起こされていたが、戴宗とポジションが重なるためか本編では出番がカットされ、彼の代わりとして楊志が新たに設定されたという経緯がある。『地球の燃え尽きる日』では「元九大天王」となっており、現在は九紋竜・史進(くもんりゅう・ししん)に入れ替わっている。原案はいずれも『水滸伝』の同名キャラ。
- 神行太保・戴宗(しんこうたいほう・たいそう、声:若本規夫)
- 九大天王では一番の若輩。年齢は27歳。手や足の裏から衝撃波を噴射する噴射拳の使い手で、それを使いロケットのごとく音速のスピードで移動することができる神行法を会得している。また、体内から電気を発生させることが出来る「人間発電機」でもある。勇猛果敢・豪放磊落であるが仲間たちを思う心も強い。妻は楊志で、エキスパートの大作にとっては父の様な存在。十傑集のアルベルトとは、彼の右目と盟友・セルバンテスの命と奪って以来の宿敵。原案は『水滸伝』の同名キャラ。
- 本作品に横山作品のキャラが集結したのは、『ジャイアントロボ』のアニメ化企画を持ち込まれた今川監督が引き受けるにあたり、戴宗と鉄牛を出したいと条件を出したことに端を発している。
- 九紋竜・史進(くもんりゅう・ししん)
- 『地球の燃え尽きる日』に豹子頭・林冲に代わり、九大天王として登場。原案は水滸伝。棒術を得意とするようだが、刺青の竜を召喚することが可能であるかのようなことも示唆している。
- 霹靂火の秦明(へきれきかのしんめい)
- 地球静止作戦編以前に死亡したとされるメンバーで、黄信および花栄の師匠。いずれの作品にも登場していない。原案は『水滸伝』の同名キャラだが、横山光輝版ではモブ同様の扱いで数コマ登場したのみである。
[編集] エキスパート
- 草間 大作(くさま だいさく、声:山口勝平)
- 本作の主人公で12歳の少年(誕生編にあたる『地球の燃え尽きる日』では10歳)。ジャイアントロボシリーズを開発した草間博士の息子。彼の声紋が登録されているため、ロボは彼にしか動かせず、国際警察機構にとって重要な存在。エキスパートではあるが、特に修行などはしていないため、身体能力は普通の子供と同じでロボの操縦以外の特殊能力もない。しかし過去の悲劇を知り、多くの人々との出会いと別れを繰り返して、無邪気な子供から成長していく。名前とキャラクターの原案はもちろん『ジャイアントロボ』の主人公、草間大作。
- 彼の服装は『鉄人28号』の主人公である金田正太郎の服装が原案となっているが、ブレザーは『鉄腕GinRei』でのJINTETSU操縦時以外は正太郎の着ているものとは違い、格子模様がない。
- 銀鈴(ぎんれい、声:島本須美)
- 本作のヒロインで19歳。うら若き女性でありながら男顔負けの任務遂行能力を持つ。耳に銀の鈴をかたどったピアスを、首には母親の形見のペンダントを着けている。特殊能力は卓越した射撃の腕とテレポートだが、後者は彼女自身の命をも削るために滅多に使わない。村雨とは恋人同士で、大作にとっては姉のような存在。原案は『その名は101』の王銀鈴と『狼の星座』の銀鈴。
- 作品中でも(元々女性キャラクターがほとんどいなかった事もあるが)人気が高く、外伝作品はいずれも彼女が主人公になっている。
- 黒旋風の鉄牛(こくせんぷうのてつぎゅう、声:飯塚昭三)
- 戴宗の弟分で25歳。特殊能力は常人離れした怪力で、「気」を使い2丁の手斧を使って戦う。自身のコードネームの由来となった、斧を回転させて旋風を発生させる特殊能力を持つ。銀鈴に恋をしている描写が見られたが、彼女が村雨と交際していたことは知らなかったようである(ただし、恋愛事情にあまり詳しくなさそうな黄信ですら2人の関係を知っていた程なので、このことは国際警察機構内では有名だったことが窺える)。原案は『水滸伝』の李逵で、黒旋風、鉄牛はいずれも彼のあだ名。
- 不死身の村雨健二(ふじみのむらさめけんじ、声:幹本雄之)
- 国際警察機構パリ支部の所属で、年齢は27歳。トレードマークはピンクのトレンチコートと帽子。「不死身」のコードネーム通り、拳銃で頭を打ち抜こうが、体を真っ二つにされようが、必ず復活してくる、死なない・・・のではなく「死ねない」男。能力ゆえか自分の命を軽く扱う面がある。ぶっきらぼうで皮肉屋だがその心は熱い。銀鈴は特別な心を通じた恋人であり、彼女は彼の死ねないつらさを理解できた唯一の人物である。変装が得意という設定だが、BF団基地に潜入した際に団員に変装したものの、幻夜にあっさり見破られてしまう(『素足のGinRei』では銀鈴に変装し、見事にアルベルト達を欺いている)。このエピソードは今川版『鉄人28号』でも使われた。ニュータイプ100%コミックス版では、不死身ではない。小説版ではエキスパートではなく、私立探偵という設定になっている。原案は『鉄人28号』の村雨健次。
- 智多星の呉用(ちたせいのごよう、声:江原正士)
- 北京支部エキスパート。年齢は28歳。基本的には頭脳労働担当ではあるが、手にした鉄扇での格闘や防御にも長けている。「バシュタールの惨劇」の生存者。若き日は「呉学究」と名乗り、フォーグラー博士の第一助手を務めていた。その時に発生した「バシュタールの惨劇」の真実や、銀鈴と幻夜の出自の秘密を知る数少ない人物。基本的には参謀格で落ち着いた性格だが、予想外の事態には狼狽し取り乱す事も多く、事あるごとに「ああっ、私はまたなんというミスを~!!」と嘆いている。本名を呉学人といい、作中では「呉先生」と呼ばれているが、ファンからはそれをもじって「誤先生」と揶揄されたり、「智多星」に当て字して「恥多星」と言われたりもする。名前の原案となった『水滸伝』の呉用(呉加亮とも)も軍師として活躍したものの意外にうっかりミスが多く、中国ではそれを皮肉って「優秀そうな役立たず」の代名詞とされている。
- 公孫勝・一清道人(こうそんしょう・いっせいどうじん、声:青野武)
- 北京支部客員エキスパート。特殊な仙術を使い、変幻自在の攻撃を行う道士。状況判断も素早く後方支援等で頼りになる。作戦時はよく楊志と組む。十傑集の混世魔王・樊瑞は兄弟子にあたり、彼を連れ戻して来るようにと師匠の二仙人・羅真人(にせんじん・らしんじん、原案は『水滸伝』の同名キャラ)に命じられているため、国際警察機構に協力している。原案は『水滸伝』の同名キャラ。
- 青面獣の楊志(せいめんじゅうのようし、声:小宮和枝)
- 北京支部エキスパートで、戴宗の妻(ドミノ作戦後に結婚したので、まだ新婚と言えなくもない)。その名の通り青色の肌を持つ、姉御肌の豪快な人物。棒術の使い手で、六尺棒を自在に操る特殊能力を持ち、エキスパートの指南役も務める。青い肌になったのも同じくドミノ作戦の時らしい。実は原典の『水滸伝』では男性で、肌も顔に青あざがある程度で青くはないが、この作品の世界にあまりに女性キャラが少なかったため、制作過程で女性へと変更されたという。大作に対しては母性愛にも似た感情を抱いていた。
- 鎮三山の黄信(ちんざんさんのこうしん、声:納谷六朗)
- 小李広の花栄(しょうりこうのかえい、声:大塚明夫)
- 共に梁山泊の指南で元九大天王・霹靂火の秦明の弟子であった。中国風の鎧と兜を身に纏っている。秦明の死後に戴宗とともに九大天王に推薦される程の実力者だが、あくまで自ら死地に赴く事を望み、頑なにその推薦を断ったため、戴宗が九大天王になっている。黄信は剣を使い、地を裂き敵陣を駆け抜ける。花栄は弓の使い手で、目にも留まらぬ速さで連射することができる。また、放った一本の矢を無数の矢の雨に変える、「追魂奪命剣」という技を使う。原案は『水滸伝』の同名キャラより。
- 両頭蛇の解珍(りょうとうだのかいちん、声:星野充昭)
- 双尾蠍の解宝(そうびかつのかいほう、声:関智一)
- 梁山泊・双尾蠍救助隊の隊員。解珍が兄、解宝が弟で、どちらも虎の毛皮を被った猟師風の服装が特徴。よく似ているが、解宝の方が顔がふっくらしていることで見分けられる。
- 阮三兄弟
- 梁山泊の隊員。三兄弟全員で太鼓を鳴らし、共鳴させる能力で強大な気を発する事ができる。また、バリアーもこれを使い破った。
- 打虎将の李忠(だこしょうのりちゅう、声:笹岡繁蔵)
- 双尾蠍救助隊に所属する梁山泊の警備長。バイキング風の角付き兜を被っている。
- 小覇王・周通(しょうはおう・しゅうつう、声:緒方賢一)
- 双尾蠍救助隊に所属する梁山泊の副警備長で、設定ではB級エキスパートとされている。通信を担当する。
- 赤髪鬼・劉唐(せきはつき・りゅうとう)
- 独火星・孔亮(どっかせい・こうりょう)
- 上記キャラ達の原案は全て『水滸伝』に登場する同名キャラ。
- 天鬼(てんき)
- ニュータイプ100%コミックス版にのみ登場。「不死身」のあだ名を持つ、エキスパート中のエキスパート(そのため村雨に不死身の能力は無かった)。布を自在に操り、標的を捕らえる「忍法・布砦」、布をセンサーでも本物と区別できないほど精巧な分身に変える「忍法・布変化」を使う。十傑集の暮れなずむ幽鬼とはライバル関係だった。名前は『伊賀の影丸』に登場する同名の忍者で、布を操る能力もこちらを踏襲している。キャラクターの原案は同作における影丸のライバル、「不死身の邪鬼」こと阿魔野邪鬼。
- 人間コンピュータの敷島(にんげん - しきしま)
- ノベライズ版にのみ登場。メカニックとしての能力を持ち、28号を開発した可能性が高いと思われる人物。ジャイアントロボのメンテナンスのために日本支部から北京支部に派遣された。「(国際警察機構兵器開発部長官時代の)草間博士に世話になった」と大作に語るところから、草間博士の部下だったと思われる。原案は『鉄人28号』の敷島博士。
- 俊敏なるシャープ(しゅんびん - )
- ノベライズ版にのみ登場した、国際警察機構マンハッタン支部長。「自由の女神砲」で大怪球に立ち向かったものの、大怪球の重力レンズ砲で返り討ちに遭ってしまった。原案は不明。ちなみに「自由の女神砲」のネタは『機動武闘伝Gガンダム』でも使われた。
[編集] BF団
- ビッグ・ファイア(声優なし)
- BF団に君臨する首領。少年の外見をしているが、十傑集すら足元にも及ばない程絶大な力を秘めているという、人類最強の汎超能力者。物語の最後でコールドスリープから目覚め、姿を現す。名前は『ジャイアントロボ』のビッグファイア団からで、キャラクターの原案は『バビル2世』の主人公バビル2世。
- 漫画版では、アキレス、ガルーダ、ネプチューンと呼ばれるビッグファイア直轄の護衛団「三つのしもべ」と共に登場。
- 策士・諸葛亮孔明(さくし・しょかつりょうこうめい、声:中村正)
- BF団最高幹部で、BF団の頭脳と言える人物。直接命令を下さないビッグ・ファイアに代わり、彼の意思を代行するとしているが、本当に命令が出ているかは明らかにされていない。ビッグ・ファイアに次ぐ組織のNo.2だが、十傑集でさえその真意を掴みかねる言動が多く、快く思われていないが、彼らに詰め寄られるたびに自らの立場を誇示し、一喝して退ける。幻夜をBF団に入団させた張本人でもある。ビッグ・ファイア直属の三つの護衛団も、なぜか彼の指示に従っている。名前とキャラクターの原案は『横山光輝 三国志』の諸葛孔明。
- 呼炎灼/コ・エンシャク(声優なし)
- 孔明直属のエージェントで、赤い中国風の仮面とマントに身を包む剣士。剣のほか、双鞭を使う。一言も言葉を話さず、また一切の感情を表さない。孔明の命によってBF団エージェントのサポートに当たるが、実は監視者だというのがもっぱらの評判で、団員たちからは疎まれている。人の影の中から出現したり、宙を飛んで逃げたりと、その行動は神出鬼没を極める。爆破に巻き込まれるなど、絶命必至の状況に何度も陥りながら平然と生還する、人間かどうかも判らない謎の存在。弱点は目。作中ではエキスパート達へ、最も多くの人的損害を与えたキャラクターである。原案は『水滸伝』の呼延灼。
- ブラック博士(声優なし)
- BF団怪ロボットの製作者。第6話のオープニングのみに登場する。GRシリーズ以外のロボットはすべて彼の手によるものだという。キャラクターの原案は『鉄人28号』のビッグファイア博士で、名前の原案は『鉄人28号』の同名の博士。
- 声は当てられなかったが、もし当てるとしたら、八奈見乗児の起用を予定していたらしい(ただし、今川版『鉄人28号』でビッグファイア博士を演じているのは、孔明役の中村正)。
- シュワルツ(声:加藤精三)
- 『青い瞳の銀鈴』に登場した科学者。砂漠の中の遺跡で人造人間を開発しており、怪ロボットの開発には否定的。人造人間開発プロジェクトが成功した際には、セルバンテスの死以来空席の、十傑集の末席に名乗りをあげるつもりでいた。腕のブレスレットから放射される液体で相手の動きを止めたり、液体を固めることで相手を刺すことができる能力も持っている。
[編集] 十傑集
- 混世魔王・樊瑞(こんせいまおう・はんずい、声:石田太郎)
- 十傑集のリーダーで沈着冷静な道士。スーツ姿にピンク色のマントを身に纏っている。孔明に強い不信感を抱いている。サニーの後見人である。二仙山・羅真人の一番弟子(一清道人の兄弟子)だったが、世に憤するところあって山を下りた。その際、世界中を放浪旅行していた中条と戦い、手傷を負わされている。銅銭を自在に操り、剣の形に組んで念の力で斬る武器に変える(設定では槍などの武器に組むことも可能)。さらに無数の銅銭を打ち込み敵を砕いたり、飛ばした銅銭を防御弾幕とすることができる。作中では披露しなかったが、様々な仙術を使うことができ、その実力は一清道人のそれを遙かにしのぐという。原案は『水滸伝』の同名キャラ。
- 激動たるカワラザキ(げきどう -、声:麦人)
- 白髪に口髭をたくわえている十傑集の最年長で、樊瑞の後見人。十傑集の初代リーダーで強力な超能力者。現在は孔明の動向を監視するため、リーダーの座は樊瑞に任せている。仲間からは「激動のじいさま」と呼ばれ、信頼を集めている。本編では披露しなかったが、強大な重力波の使い手である。鞄に収納した大凧を使って飛翔することもできる。ニュータイプ100%コミックス版では自身の念動力でウェラヌスを操り、村雨と戦闘を繰り広げた。原案は『マーズ』の地球監視者の一人。
- 衝撃のアルベルト(しょうげき - 、声:秋元羊介)
- 本作品において、敵側の主人公とも呼べるほどの高い人気を博したダークヒーロー。ヨーロッパの貴族の家系で、渋い風貌の38歳。血液型はバシュタールA型。その名の通り強力な衝撃波の使い手。衝撃波は連射、砲撃など様々な撃ち方があり、扱い方によっては空も飛べる。「ドミノ作戦」において盟友セルバンテスの命と自分の右目を奪った戴宗を宿敵としている。奪われた右目に着けている、様々な機能を搭載した眼帯と、葉巻きタバコがトレードマーク。既に故人である妻の一丈青・扈三娘(いちじょうせい・こさんじょう・原案は『水滸伝』)との間にできた娘のサニー・ザ・マジシャンは樊瑞に預け、直接的な関わりを避けている代わりに、お互いテレパシーで繋がっている。原案は『マーズ』の地球監視者の一人。
- 外伝作品では、なぜかシャワーシーンや後姿のヌードを披露している。また『スーパーロボット大戦α』『α for Dreamcast』では、『新世紀エヴァンゲリオン』に登場した使徒のサキエルと格闘し、周囲を唖然とさせた。『スーパーロボット大戦64』では、素手でモビルスーツを破壊するその能力から、『機動武闘伝Gガンダム』の東方不敗と間違われ、激怒するシーンもあり、直接対決も行った(声を担当しているのが、どちらも秋元であったことのネタでもある)。『α』『α for Dreamcast』では、一時的ではあるがユニットとして操作する事も可能で、生身の人間を操作できる非常に稀な例となっている。
- 眩惑のセルバンテス(げんわく - 、声:羽佐間道夫)
- クフィーヤと呼ばれる白いフードを被ったアラブ人風の出で立ちで赤いゴーグルを掛けている。また、ナマズヒゲに両頬にはフェイスペインティングのようなものがある。アルベルトの盟友だったが、ドミノ作戦の際、戴宗との戦闘によって死亡している。GR計画の責任者であったことから草間親子とも面識があったようで、大作は彼のことを本編では「セルバンテスさん」、『地球の燃え尽きる日』では「バンテスおじさん」と呼び、後者では草間一家の海水浴にも同行している。本編では披露しなかったが、その名の通り幻惑術の使い手で、相手の精神に入り込んで操る事ができる。コミカライズ作品ではいずれも幻惑のセルバンテスという表記になっている。手から熱線を出すことで、物質を溶かしたり、GR2を操りロボと対決したりもしている。十傑集の中では唯一「オイル・ダラー」という表社会の顔を持っており、その立場を利用した作戦も担当していた。
- 本編では地球静止作戦時には既に他界していたため、回想シーンにしか登場しなかった。一方『地球の燃え尽きる日』では本編冒頭(誕生編)で大いに活躍し、ファンからも「バンテスおじさん」と呼ばれるほどの人気を獲得した。十傑集が持ち回りで担当していたGR計画において、ジャイアントロボが奪われた際の責任者は彼だった。原案は『バビル2世』のヨミ配下の鞭使い、陳。
- 暮れなずむ幽鬼(くれなずむゆうき、声:野沢那智)
- 強大なテレパシー能力により、動物・昆虫・植物に至るまでありとあらゆる生物を操る。体内に飼う無数の虫(群雲虫)は数を以って敵を覆い喰らい尽くす。また、自身も虫のような姿と大きさに変化することもできる。ニュータイプ100%コミックス版では紅の幽鬼となっていて、国際警察機構の天鬼とはライバル関係であり、なぜかザ・レッドとコンビを組んでいる。その能力のために幼い頃から相手の心が読め、人間の心の闇を覗いてしまった事で人間不信になっていたが、カワラザキの助けを借りて克服する。孔明の思案は彼とカワラザキの超能力をもってしても読み取ることができないため、彼ら2人は、BF団を束ねる十傑集のリーダー、樊瑞の代わりに孔明の謀略を探る為もあり、コンビで作戦を行うことが多い。原案は『伊賀の影丸』に登場する同名の忍者。
- 命の鐘の十常寺(いのちのかねのじゅうじょうじ、声:大塚周夫)
- 道術に長け、死亡してもやがて段階的に復活するなど、自他問わず命を操る特殊能力を持ち、手に持った鐘を使い無生物に命を与えたり、逆に生物の命を奪う事もできる。またロボットの操縦にも長けている。ニュータイプ100%コミックス版では天才悪魔・十常寺という通り名となっている。普通の人間の白目の部分が赤い、異様な面容。熟語を織り交ぜた詩を読み上げるような、韻を踏んだ独特の話し方をする。十傑集では最高の頭脳を持っているという。名前の原案は『横山光輝 三国志』に登場する「十常侍」と呼ばれる十人の宦官の総称であり、個人名ではない(キャラクターの原案はその中の1人)。監督以外、誰も彼の会話内容が理解できなかったため、冗談半分に今川泰宏監督が声を担当する案があった。
- 白昼の残月(はくちゅうのざんげつ、声:中田浩二)
- 角帽のような帽子と覆面を被り、常にキセルを咥えている。その素性には(この作品の登場人物には誰にでも言える事ではあるが)謎が多い。本編では披露しなかったが、あらゆるものを針に変え、無数に打ち出して敵を粉砕する。設定での年齢は19歳と十傑集では最年少で末席に座する。何故か失敗に終ったと思われるGR計画から「功があった」として十傑集入りした。原案はその容姿から『水滸伝』の百勝将・韓滔と思われる。5話でセルバンテスがロボのドックに入ったシーンの背景の人物は彼であり、ロボ誕生のシーンのサブタイトルも「白昼の残月」である。これが何を意味しているのかは明らかにされていない。余談だが、十傑集のこのキャスティングで『エースをねらえ!』の新旧・宗方役が競演するというかなり珍しいシチュエーションが制作者やファンの間で話題を集めた。
- マスク・ザ・レッド(声:市川治)
- 原案は『仮面の忍者 赤影』の主人公、赤影。スーツの下には鎖帷子のようなものを着込み、原案通り真っ赤なアイマスクとマフラーを付けている。忍法で岩石巨人ビッグゴールドを操る。九大天王の影丸とはライバル。冷酷な殺人者で、戦力にならないと思ったら仲間を殺すことも厭わない。市川のキャスティングと彼のキャラクターは、長浜忠夫ロボットアニメ3部作に出演した際の、彼の配役へのオマージュである。
- 版権の取得が難しいキャラクターのようで、『スーパーロボット大戦α』では市川が声を収録したにも拘らず、出番がカットされてしまったり、D3パブリッシャーで発売されたゲームでは全身が真っ黒で名前も「???」になってしまっていたりと、ファンからは何かと心配されている。
- 『地球の燃え尽きる日』では「赤影」と呼ばれている。
- 直系の怒鬼(ちょっけいのどき、声優なし)
- 原案は『闇の土鬼』の土鬼。得物の七節棍を携えている。非常に寡黙で、本編では一言も喋らない。「直系」と云う通り名から、ビッグ・ファイアと何らかの血縁関係があるとも言われているが、詳しいことは一切不明。ただ、私兵の使用を禁じられているBF団にあって「血風連」なる武芸者集団を率いていることからも、彼が特別な権限を持っていることが覗える。さまざまな武芸に秀で高い身体能力を持つが、作中自らが闘うことはなかった。
- 素晴らしきヒィッツカラルド(すばらしき - 、声:原康義)
- 指を弾く動作(指パッチン)で、一種のかまいたち現象である真空破を発し、あらゆる物体を切り裂く。踊るようなステップで次々に敵を切り刻む。破壊と殺戮を楽しむ残忍な性格で、女子供にも容赦しない。その性格のためか仲間からも嫌われている。十傑集で一番格下とされており、出番も多いとは言えないが、その能力と特徴的なキャラクター造形で極めて強いインパクトを残した。
- ファンは多く、後年井上純弌が製作したTRPG、『天羅万象』にも「凄まじき匹津坊」というパロディキャラクターが登場している。原案は『バビル2世』のヨミの部下。またニュータイプ100%コミックス版では「小覇王」と呼ばれていたことから、「江東の小覇王」孫策も原案であったかと思われる。
- 『スーパーロボット大戦α』では基地内に侵入し、格納してあったグルンガスト参式などのロボット群を指パッチンで破壊するという離れ業をやってのけたり、ユニットにすらなってもいないのに、中断メッセージにも登場したりした。
- 真空破の元ネタはポール牧ではないかとよく誤解されるが、監督独自の発想である。監督が語るところによると、絵コンテ作業の合間に立ち寄るコンビニで指パッチンを練習していたところ、タイミングよく自動ドアが左右に開放。これを見た瞬間、「指パッチンで真っ二つ」という着想が閃いたそうである。この着想を得てから実際にヒィッツカラルドが映像化されるまで数年の間があり、監督はその間、誰かに先を越されやしないかと恐れ続けていたが、こんな珍技を描く人物は登場せず、晴れてヒィッツカラルドは監督の期待通り、鮮烈なデビューを飾ることができた。
- 原がヒィッツカラルド役に起用されたのは、イワンを演じていた時に間違えて渋い声を出してしまった際に、その声を今川監督が気に入ったためである。ちなみに原は今川版『鉄人28号』でもケリーとジョンソンの2役を演じている。
[編集] エージェント
- 幻夜(げんや、声:小川真司・<少年時>関智一)
- 本作のもう1人の主役とも言える人物。年齢は28歳。「地球静止作戦」におけるA級エージェント。変装術と、テレポートの能力を持つ。ロボットのギャロップを使役する。
- 独特のファッションセンスを持っているようで、本編において黒いビキニパンツ一丁の姿でベランダで部下と連絡していたシーンは、DVDのコメンタリーでも思い切り突っ込まれていた。またニュータイプ100%コミックス版では、真実のバシュタールのシーンで、当時18歳でありながら、あまり可愛らしいとは言えないゾウさんの絵が描かれたパジャマを着ていた(ちなみに妹のファルメールのパジャマには、これまた微妙な感じのネコらしき絵が描かれていた)。原案は『伊賀の影丸』の幻夜斎。
- オロシャのイワン(声:原康義)
- アルベルトの忠実な部下であるB級エージェント。スキンヘッドの32歳。左目辺りにあざのような傷跡があり、本気を出すとこれが赤くなる。ニュータイプ100%コミックス版ではオロシアのイワン。A級エージェントへの昇進を前にしながら、今回の作戦では格下げされたこともあり、幻夜を疎ましく思うため、若造呼ばわりしている。生まれ故郷はバシュタールの惨劇により失われたロシアの小国、バシュタール。ロボットのウラエヌスを操るが、ジャイアントロボに敗れて戦死した。原案は『マーズ』の地球観察者。アニメ版の『バビル2世』でも非常に外見が似たキャラクターが登場する。本編ではどちらかと言えば血気盛んな面が多く見られたが、『鉄腕GinRei』では物腰柔らかで穏やかな性格になっており、バーテンダーの装いでドニゼッティの『人知れぬ涙』をピアノで演奏したり、エンディングでアルベルトとアカペラによる歌声を披露したりもした。
- サニー・ザ・マジシャン(声:白石冬美)
- アルベルトの娘で、父とはテレパシーのようなもので繋がっている。現在は樊瑞に預けられており、彼を「おじさま」と呼び慕っている。無から有を生み出す魔法を使う魔法使いで、秘めた魔力から将来の十傑集候補として期待されている。原案は『魔法使いサリー』の主人公、サリーちゃんこと夢野サリーから。名前に関してはこちらが詳しい。
- OVA本編の配役で、『パックインミュージック』で司会を務めた幽鬼役野沢那智と、サニー役白石冬美の「ナッチャコパック」コンビがスタジオにて再会。その盛り上がりは想像に余りある。
- 血風連(けっぷうれん)(声:中田和宏、新田三士郎)
- 十傑集直系の怒鬼直属の戦闘集団。孔明に大作を捕獲するよう指示された事もある。それぞれA級エージェントには劣るものの高い戦闘力を持ち、チームワークを活かした集団戦法を駆使する。自ら先陣を買って出るために怒鬼に出番を与えない。編み笠を深く被り、得物は七節棍。原案は『闇の土鬼』に登場した「血風党」だが、原作では敵対関係にあった。本来は私兵を持つ事を禁じられているBF団において、なぜ怒鬼だけが私兵である血風連を配下に用いているのかは不明。初登場の第6話では花栄や黄信と互角に戦っていたが、第7話ではエキスパートたちに叩きのめされている(司令塔である怒鬼の不在が影響しているとの説あり)。声優が2人しか配されていないからか、全員一緒に喋るシーンが多い。
- C級エージェントたち
- 目出し帽を被ったその風貌から、ファンからはQちゃんズと呼ばれている。同じC級でもオズマのようなスーツ着用者もいれば、全身タイツの者、マスクの上から眼鏡をかけている者もいる。その能力も怪ロボットの操縦から火炎発火まで様々である。原案は『鉄人28号』に登場したブラック団メンバー。
- オズマ(声:笹岡繁蔵、『スーパーロボット大戦α』では大友龍三郎)
- 第1話に登場し、維新竜・暁を駆ったが、ジャイアントロボに敗れ死亡。『スーパーロボット大戦α』では“Qボス”という名前になっている。原案は『鉄人28号』のブラック団のボス。
- フェダイ