バビル2世

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バビル2世』(バビルにせい)は、横山光輝作の漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。

ここでは、実質的な続編で、完結編とも言える『その名は101』(そのなはワンゼロワン)についても取り扱う。

基本設定[編集]

はるかな昔、地球に不時着して帰れなくなり住み着いた宇宙人・バビル。彼が残した遺産・バベルの塔と三つのしもべを受け継いだ超能力者・浩一が、世界征服を企む悪の超能力者・ヨミと戦う物語。

5000年前の出来事[編集]

5000年前、宇宙人・バビルは宇宙船の故障により地球に不時着した。彼はその科学力と自らの超能力によって時の権力者を動かして巨大なバベルの塔を建設させる。当初の目的は故郷に救助信号を送るためであった。しかし科学的知識に乏しい地球人は、一瞬のミスから完成直前の塔の大半を破壊してしまう。

故郷へ帰ることをあきらめて地球人と結婚したバビルは、破壊されたバベルの塔を子孫に託そうと決心する。彼は宇宙船の機器をもとに、いつの日か生まれるであろう自分と同じ体質を持つ子孫を探し出す装置と三つのしもべを作り上げた。この遺産を受け継ぐ人間が自分の2世になるのである。バビルは自分と同じ超能力をもった子孫にそれを託すことができるのを幸せだと考えた。

バベルの塔[編集]

超高性能コンピュータが管理しており、5000年間の地球上の様々な出来事を記録している。人工砂嵐を起こしてその所在を隠し、催眠ライト・レーザー砲・ミサイルなどで武装、侵入者は塔内に仕掛けられた数々の罠で撃退する。そして破壊されても自動修復する機能を持ち、バビル2世に超能力者としての教育を施す装置や傷ついたバビル2世を癒す治療装置も完備している。アニメ第1作のみ「バビルの塔」と呼ばれる。

なお、第1作において声を担当した声優は数人おり、初期は井上真樹夫(第6話)なども演じていたが、中盤以降は山田俊司(現 キートン山田)と矢田耕司[1]による、独特のカン高い声による「コンピュータ音声」に固定された。

登場人物[編集]

バビル2世
本名、山野浩一(アニメ版では古見/神谷と苗字がそれぞれ違っている)。ごく普通の中学生の少年だったが、バベルの塔が発する電波を感じ取ることができ、塔のコンピュータに正当な後継者=2世と認められた。5000年前に地球にやってきた宇宙人・バビルの遠い子孫であり、バビルと同じ体質を持ち超人的な知力と体力、様々な超能力を発揮する。バベルの塔と三つのしもべを受け継いで世界の平和を乱すヨミと対決していく。
アニメ版(1作目)では、エネルギー衝撃波や電撃を駆使してヨミとその配下達と戦うアクションシーンも多く、また第8話からブルーの戦闘服を着用し、自らバビル2世号[2]を操縦して現地に向かうなど、よりヒーローらしさが強調されている。
ヨミ
世界を支配しようとする悪の帝王。バビル2世同様にバビルの遠い子孫であり、言わばバビル2世の兄というべき存在で、バビル2世と同等の超能力を持つ。各地に秘密基地を建設して多くの部下を従えており、その種類も科学者・技術者・超能力者・サイボーグ工作員と多岐にわたる。各国の要人に改造人間を送り込んでいるため、国家をも意のままに操ることができる。三つのしもべに対抗してさまざまなロボット兵器を作り出してバビル2世に戦いを挑む。実は後継者候補としてバベルの塔に呼ばれたこともあったが能力が不適合だったため、その記憶を消されていた。バビル2世との直接対決で何度倒されても復活する。部下想いの面もあり、バビル2世を倒すチャンスを犠牲にしても部下の救出を優先したり、有用な作戦提案を即採用する度量の深さをしばしば見せる。その一方で、バビル2世を倒すチャンスの為部下を見殺しにする非情さも併せ持つ[3]。原作者の横山はヨミの年齢について、110歳くらいをイメージしていると述べている。
由美子
古見医院の一人娘で浩一の同級生。突如行方不明になった浩一を心配していた。ヨミの工作員に銃撃され傷を負い、血だらけで現れた浩一に驚き、父と共に介抱する。アニメ版(1作目)では浩一のいとこで浩一に想いを寄せているという設定のヒロインとなっている。
五十嵐
国家保安局局長。バビル2世からヨミの世界征服計画に関する報告書を渡されてヨミの陰謀を知り、以後バビル2世に協力するようになる。何か事件が起きた場合は、新聞に「書籍 バベルの塔 手に入れました」と暗号広告を打つことで連絡をつけている。
国家保安局副局長
五十嵐と共にヨミの部下に拉致されそうになったところをバビル2世に救われた。
伊賀野
国家保安局の腕利き調査員。バビル2世と共に突如音信不通に陥ったF市の調査におもむく。最初はバビル2世をまったく信用していなかったが、何度も命を救われ、その超能力を目の当たりにしてからは良きパートナーとして活躍した。バビル2世に友情を感じている。

三つのしもべ[編集]

初代バビルが残した遺産であり、2世を主として命令には絶対服従する。原作において、2世と同質のテレパシー能力を持つヨミの命令も受け付けてしまう弱点が露呈。以降、ヨミのいる場所ではしもべを呼べなくなり(2世とヨミの命令が拮抗すると行動不能に陥る)、苦しい戦いを強いられる。

ロデム
普段は黒豹の姿をしているが、本当の姿はスライム状の不定形生命体。どんな姿にも変身することができるため、囮や諜報活動、また側近としてバビル2世の保護を受け持つ。ロプロスやポセイドンと違い、バビル2世とテレパシーで会話できることが出来る(ヨミと会話できるかは不明)。バビル2世やヨミのエネルギー衝撃波には弱く、活動不能に陥るので戦闘にはあまり向いていない。
アニメ版(1作目)では、不定形生命体という説明は特にされず[4]、むしろ変身能力を持つ黒豹という扱いであり、後半でエネルギーを消耗して倒れてしまった際も黒豹の姿のままであった。また、原作版と違って普段から黒豹か女性の姿で付き従い、積極的に戦闘に参加しているばかりか、バビル2世に変身した時は、バビル2世と共にエネルギー衝撃波を使っており、万能ぶりを発揮している。
ロプロス
巨大な怪鳥型ロボット。超音速で空を飛び、口からロケット弾と超音波を放つ。目にはカメラを装備しており、写真を撮影してそのデータを塔のコンピュータで分析することもできる。三つのしもべの中では最初に登場し、バビル2世を家から連れ出す役目もした。ヨミの作り出したV号との戦いで外装がはがれ、以降は機械状の表面がむき出しになった(アニメでは金色に表現されている)。主に戦闘や移動などに活躍する。
原作第4部ではバビル2世をかばい、水爆ミサイルの直撃を受けて破壊された。
アニメ版(1作目)では最終回まで活躍、また、後半ではそのメカニックな外見にも関わらず、倒れたロデムの姿に悲しげに俯く描写などもあり、バビル2世の大事な仲間であることが強調されていた。
ポセイドン
巨人ロボット。攻撃力は三つのしもべ中最強で、指にレーザー砲、腹部に魚雷を装備している。大型船の船底を一撃で打ち抜くパンチ力・キック力を誇る。海中を高速で移動し海を拠点とするが、陸上でも活動できる。目のランプを点滅させて信号を送り、バビル2世と会話することが出来る。
アニメ版(1作目)ではロプロスと共に最終回まで活躍、無表情なものの、特に後半は僅かではあるが、仕草で意思表示をする描写も見られている。

超能力[編集]

バビル2世とヨミの用いた超能力を記載。バビル2世はヨミと異なりエネルギー吸収能力も持っている。

超体力・超感覚
人間の潜在能力を引き出せるので、常人の何十倍もの筋力で超スピードの運動能力やジャンプ力・怪力を発揮する。視力・聴力も非常に鋭敏で事前に本能的に危機を察知するなどの超感覚もある。
超再生能力
瀕死の重傷を負っても短期間で回復できる。また、自身の血を怪我人に輸血する事により、輸血された相手を短期間で回復させる事ができる。
フライング能力
どんな高い所からもクルクル回転しながら猫のように受身をとって着地する。
テレパシー
他人の心の中を読んだり、遠隔地にいる相手に自分の意思を伝えたりする。また他の超能力者から読まれないように自分の心にバリアーを張ることもできる。
催眠術
特殊な眼光で一瞬にして相手を催眠状態にして意のままに操る。
変身能力
顔の筋肉を変化させて他人の顔になる。全身の筋肉も同様に変化させ、別人になりすますことができる。
火炎アタック
全身から高温の炎を吹き出し、体当たりする。
テレキネシス
念力で周囲の物体を自由に動かすことができる。戦闘においては岩石や建築物を破壊したり、大量の石のつぶてを相手にぶつけたりする。
エネルギー衝撃波
腕から衝撃波を放って相手の内臓をズタズタにしてしまう。凄まじい威力を持つが、相手と組み合わなければ放つことが出来ない。大量のエネルギーを消費するため、使い過ぎると老化現象を起こす。
エネルギー吸収能力
エネルギー衝撃波を吸収して体力を回復できる。ヨミはこの能力を持たなかったため、バベルの塔から後継者とみなされなかった。

超能力のデメリット[編集]

バビル2世やヨミの超能力は強力だが、決して無限ではない。使えば使うほど激しい疲労を起こし、急激に力を消耗すると老化現象をおこす。バビル2世は超能力を使った後の激しい疲労について塔のコンピュータに理由を訊ねるが、制限が掛けられているらしくコンピュータは答えない。彼は第3部最後の戦いで超能力を使い果たしたヨミの姿を見てようやくその答えを知ることになる。

宇宙ビールス[編集]

第3部に登場。アメリカの宇宙衛星にくっついて地球に飛来したミクロの知的生命体(ウイルス)。生物に寄生して成長し、最後にはその生物を支配する。このビールスは過去の地球でも猛威をふるったことがあり、死者の復活やドラキュラ狼男など多くの魔人伝説を生んだ。ビールスに感染した人間は皆血を吐いて倒れるが、その中でビールスに耐えられる体力を持った者はビールス人間として復活する。感染後は超人的な体力・知力の他にテレキネシスや火炎放射といった超能力を発揮し、数人で手をつなげばつなぐほど超能力が増していく。死亡したヨミを復活させ、その超能力を数倍に増す。弱点はニンニクのエキス。

漫画[編集]

バビル2世[編集]

1971年から1973年にかけて週刊少年チャンピオンに連載されていた。単行本全12巻。ストーリーは幾つかの区切りがあり、ここでは便宜上、第1部から第4部に分けて説明する。

第1部 1971年28号(7月5日号) - 1972年6号(1月31日号)
平凡な中学生・浩一は毎晩砂漠にある高い塔の夢を見てはうなされていた。ある日、巨大な怪鳥に連れ去られた浩一は夢で見た砂漠の塔へと導かれる。そこははるかなる昔、宇宙人・バビルが超科学をもって作り上げたバベルの塔だった。バビルの後継者=「バビル2世」とみなされた浩一はカプセル内でコンピュータから100日間の教育を受け、超能力者としての才能を開花させていく。
次に浩一が塔から指示されたのは、チベット山中に多くの部下を従えて君臨するヨミという謎の人物と会うことだった。ヨミは2人の力で世界を征服しようと持ちかけるが、浩一は拒絶する。ヨミの操る岩石ロボット・ゴーリキの追撃を三つのしもべの力で振り切った浩一は、しもべの力とバベルの塔の科学力を使ってヨミと対決する決意を固める。
ヨミは世界各国の要人に改造人間を送り込み、世界を意のままに操ろうとしていた。超能力者としての未熟さから一時ピンチを招いたバビル2世だったが、改造施設のある秘密基地を破壊することに成功する。一方ヨミは自分もバベルの塔の後継者候補であった記憶を取り戻し、逆に三つのしもべを操ってバビルを倒そうとする。
しもべをうかつに使えないと悟ったバビルはロプロスを使ってヨミを砂漠におびき出し、直接対決する。エネルギー衝撃波によるすさまじい戦いでバビルは倒されたかに見えたが、実はヨミのエネルギーを吸収していた。回復したバビルの放った渾身の衝撃波でヨミの心臓は停止し、砂漠の砂に埋もれてゆくのだった。
第2部 1972年7号(2月7日号) - 1972年35号(8月21日号)
ヨミは実は仮死状態で生きていた。息を吹き返したヨミは超能力を使った後の激しい疲労と老化現象に着目し、今度はバビルを徹底的に疲れさせてから倒す作戦に出る。バベルの塔に送り込まれた超能力者チームと怪力ロボット・バランとの戦いでピンチに陥ったバビル。しかし塔のコンピュータに助けられ、危うく難を逃れた。
回復したバビルはヒマラヤ山中に作られたヨミの秘密基地に忍び込み、反撃を開始する。しかしバビルはヨミの送り込んだ超能力者との激しい戦いや突如コントロールが利かなくなるしもべ達の反逆に悩まされ、重傷を負って吹雪の中で行方不明になってしまう。
バビルが行方不明の間、沈黙を続けていたヨミは自ら作り出した超能力増幅装置が仇となり、能力の使いすぎで衰弱死していた。復活したバビルの命令で動き出した三つのしもべにより秘密基地は完全に破壊され、ここにヨミの野望は潰えた。
第3部 1972年36号(8月28日号) - 1973年31号(7月23日号)
アメリカの人工衛星が日本の山中に落下した。人工衛星に付着してきた宇宙ビールスに感染した人間は高熱を発して死亡するが、生き残った人間は異常な体力と超能力を発揮して仲間を増やしてゆく。ニンニクエキスが弱点であることを塔のコンピュータがつきとめ、バビルはビールス人間退治に奔走する。しかしビールス人間の1人はヨミに興味を持ち、ヒマラヤ山中でヨミの死体を掘り返して復活させてしまう。ビールスによって蘇ったヨミはバビル以上の超能力を発揮し、バビルを苦しめる。ヨミとの直接対決で倒されそうになったバビルを救ったのはヨミとビールスとの仲間割れだった。
再び部下を集めたヨミはロプロスに似たV号という怪鳥ロボットを作り上げる。ヨミはV号を使ってバベルの塔の周辺国、バラビア共和国とサルダンを攻撃してその罪をロプロスになすりつけ、周辺国とバベルの塔を戦わせようと目論んだ。その企みに気がついたバベルの塔はV号と激しい戦闘を展開するが、その最中、バラビア共和国の爆撃機の大編隊が現れて爆撃を開始する。壮絶な迎撃戦の末に1機の爆撃機が大量の爆弾を抱えたまま塔に墜落して大爆発。塔は大破して活動停止、バビルも重傷を負ってしまう。ヨミはすかさず偵察隊を送り込むが、塔のコンピュータはかろうじて偵察隊を全滅させる。それを見たヨミは塔の未知の能力に恐れを抱き、ダメージを負ったV号修理のために引き上げてゆくのだった。
ヨミは新たな作戦を立て、日本のF市に作った秘密基地を拠点にビールス人間を増やそうとする。国家保安局の調査員・伊賀野と共にF市に潜入したバビルは、数に勝るビールス人間やV号の攻撃に苦しめられたものの、自衛隊と連携してF市を包囲して秘密基地を破壊することに成功する。
そして最後の直接対決が繰り広げられ、バビルの作戦で既に疲労させられていたヨミは老人化してしまう。瀕死のヨミは自らの死期を悟り、用意しておいたロケットPH304号に回収されていずこともなく去ってゆく。
第4部 1973年33号(8月6日号) - 1973年47号(11月12日号)
人々の謎の自殺が連続して起きた。バビル2世が調査すると、自殺したのは皆事故で手足を失い、不乱健博士によってヨミの身体のパーツを移植された人々だった。他人の身体で培養されたパーツをつなぎ合わせることにより、ヨミが再び復活する。
ヨミは北極にバベルの塔を上回る能力を持つ基地を建設しようとするが、その野望を阻止すべくバビルはロプロスに乗って北極に向う。対するヨミはアメリカの原子力潜水艦から奪った核ミサイルをロプロスめがけて発射。自動追尾のミサイルからは逃れられないと判断したロプロスは、命令に背いてバビルを振り落とす。ミサイルが命中し、海に沈んだロプロスは二度とバビルの呼びかけに応えることはなかった。
残されたポセイドンと共に北極基地を攻撃するバビルの前に、縫い跡だらけの不気味な風貌となったヨミが現れた。ヨミは身体が衰えもはやバビルと戦う力が残っていないことを告げ、「これ以上破壊すると基地の原子炉が爆発して北極の氷が溶け地球が水没する」と話し、バビルに攻撃を中止して引き返すよう懇願。バビルはそれを受け入れ、去ってゆく。そして1人残されたヨミは基地と共に海に沈んでゆくのだった。
作者自身によると、この第4部に当たる部分は、本来作者の構想では、第3部で終わるつもりだったのが、テレビアニメとのタイアップで急遽連載再延長(そもそもは後述のように第1部のみで完結の予定だった)が決まったため、構想も不充分で満足の行く出来とはならず、長らく単行本に収録されることはなかった。また、このため、再度、本当の完結編という事で執筆されたのが、後述の「その名は101」である
番外編「バビル二世外伝 恐怖の予言の巻」 月刊少年チャンピオン1973年5月号掲載。
第3部で舞台がF市に移る直前の話。
主人公は平凡な旅の男。空港で出会った占い師に「あの旅客機に乗った客は全員死亡する」と止められたが、無視して旅客機に乗り込んでしまう。予言は見事的中し、旅客機は墜落。1人だけ奇跡的に助かった男は砂漠をさまよい、V号・爆撃機との戦いで機能停止していたバベルの塔にたどり着く。男はそこで水と食料を奪って生還するが、街で塔の話をしても誰にも信じてもらえなかった。
やがてヨミがそれを聞きつけ、塔への案内人としてヨミの部下と共に送り込まれる。しかしバベルの塔は既に復活しており、部下とロボット達は罠にかかり全滅。からくも男だけが逃げ延びるが、証拠隠滅のため旅客機の墜落事故現場でヘリコプターから突き落とされて死亡する。

その名は101[編集]

(そのなはワンゼロワン):1977年 - 1979年、月刊少年チャンピオン連載。単行本全5巻。

アメリカの研究施設に収容されていた山野浩一(本作ではじめてフルネームが判明した)は、自分の提供していた血液が研究用ではなくCIAの超能力工作員を作り出すことに使われていたことを知り、嵐の夜に脱走する。浩一はコードネーム『101』と呼ばれCIAに命を狙われる中、自分の血によって生まれた超能力工作員を抹殺していく。
本作では新たに浩一の血を輸血された人間(適応者)も超能力者になるという設定が生まれた。ピストルやナイフによる流血シーンなどバイオレンス描写は前作以上にハードで、主人公のエスパー戦士としての側面が強調されている。前作とは異なり浩一の内面描写が増え、卑劣な敵への怒りや憎しみをあらわにするシーンが多い。また恋愛描写も描かれ、浩一と恋に落ちる工作員として王銀鈴が登場する。
浩一の別名として「バビル2世」が挙げられ、ヨミが登場し、3つのしもべの存在も触れられるものの、本作は物語の終盤まで「バビル2世」本編とはリンクしないという異色の完結編である[5]。作者によると単純な「バビル2世」の続編ではなく、主人公のその後に焦点を当てたかったと語っている。
上記のように、第4部に納得がいかなかったために改めて書かれた完結編であり、そのため、内容は第3部からの続きになっている。しかし、後に、第4部が単行本化され、第3部の続きとして収められたため、結果的に本作は「バビル2世」のパラレルストーリーのようになってしまった。

原作に関するエピソード[編集]

当初連載は3か月程度で完結する予定だったという。しかし、あまりの人気に2年半もの長期連載となり、何度倒されてもヨミが復活するというパターンが繰り返された。

横山光輝は、後年ムック[6]のインタビューで「バビル2世と三つのしもべの関係は西遊記三蔵法師とお供の孫悟空らをイメージして作った」と語っている。

この作品が描かれた理由については「アメリカンコミックでは超能力者を主人公にした作品があるのに、日本にはまだなかったから」と答えている。

またバビルがヨミを倒した後の人生がどうなったかを質問され、「きっと孤独な、寂しい人生を送ったんだと思いますよ。」と答えている。『その名は101』を描いた理由については「バビル2世という作品に愛着があったから」とも答えている。

テレビアニメ[編集]

バビル2世(1973年)[編集]

NET(現:テレビ朝日)系で1973年(昭和48年)1月1日から同年9月24日まで毎週月曜日19時00分から19時30分に放送。全39話。

本作は声優・神谷明の初主演作品であり、技の名称を叫ぶ演技は以後、彼のトレードマークとなった。

内容[編集]

最新科学装備のバビルの塔(漫画版におけるバベルの塔)に住む正義の超能力者バビル2世が悪の超能力者ヨミの陰謀を粉砕するために三つのしもべとともに戦うという基本設定は同じ。これに加えてアニメ独自の事件が起きる。

原作との最大の違いは、主人公・浩一がバビル2世となったため、幼少時から10年間育ててもらった叔父母の古見一家と心ならずも別れたという設定である。浩一にほのかな恋心を抱く従姉妹(古見夫妻の娘)由美子が浩一を探すのだが、毎回、現場にたどり着く直前に浩一は次の戦いに備えてその地を去るために逢えないというすれ違い描写が物語を盛り上げた。

第27話以降は舞台とサブキャラクターを一新し、主人公の服装も変わった。バビル2世は北海道のワタリ牧場の居候として平和な生活を営みながら、復活したヨミと戦うという展開になる。

声の出演[編集]

スタッフ[編集]

  • 原作 - 横山光輝
  • 企画 - 斉藤侑(第1-5話)、高見義雄(第6-39話)
  • キャラ設計 - 荒木伸吾
  • 背景 - サン・アートスタジオ、スタジオコスモスアトリエローク
  • 撮影 - 高橋宏固、菅谷正昭、細田民男、酒井寿一、武井利晴、森口洋輔、相磯嘉雄、菅谷英夫、佐藤隆郎、寺尾美代子
  • 録音ディレクター - 小松亘弘
  • 録音 - 二宮健治
  • 編集 - 花房三郎、古村均、鳥羽亮一
  • 音楽 - 菊池俊輔
  • 選曲 - 宮下滋
  • 制作担当 - 江藤昌治、三沢徹夫
  • プロデューサー - 宮崎慎一、小沢英輔
  • 製作 - 東映動画、NET

主題歌[編集]

オープニングテーマ - 「バビル2世」
作詞 - 東映一 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 水木一郎コロムビアゆりかご会[7]
エンディングテーマ - 「正義の超能力少年」
作詞・作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 水木一郎

イメージソング[編集]

以下の2曲は1978年発売のドラマ編LPのために作られ、シングル盤も発売された。

「愛はまぼろし」
作詞・作曲・歌 - 水木一郎 / 編曲 - 青木望
「戦士ひとり」
作詞 - 辻真先 / 作曲・歌 - 水木一郎 / 編曲 - 青木望

各話リスト[編集]

放送日 サブタイトル 脚本 演出 作画監督 美術
1 1973年
1月1日
五千年前からの使者 雪室俊一 田宮武 荒木伸吾 浦田又治
2 1月8日 恐怖の岩石巨人ゴーリキ 安藤豊弘
3 1月15日 暗黒の帝王ヨミ 雪室俊一 明比正行 木暮輝夫 横井三郎
4 1月22日 三つのしもべたち 安藤豊弘 宮崎一哉
5 1月29日 これがテレキネシスだ! 雪室俊一 岡崎稔 我妻宏 浦田又治
6 2月5日 危機一髪! バビルの塔 安藤豊弘 田宮武 江藤文男 横井三郎
7 2月12日 もうひとりの司令官 雪室俊一 明比正行 伊藤英治
8 2月19日 悪魔の秘密基地 安藤豊弘 古沢日出夫 石黒育 浦田又治
9 2月26日 恐怖のロッキー山脈 辻真先 岡崎稔 我妻宏 土田勇
10 3月5日 必殺ロボット・バラン 雪室俊一 宮崎一哉 木暮輝夫 横井三郎
11 3月12日 アンドロイド2段攻撃 安藤豊弘 田宮武 荒木伸吾 伊藤英治
12 3月19日 ロボット電送マシンX1 辻真先 宮崎一哉 木暮輝夫 土田勇
13 3月26日 人工衛星をとり戻せ 雪室俊一 岡崎稔 我妻宏 浦田又治
14 4月2日 危うし!! 怪鳥ロプロス 安藤豊弘 宮崎一哉 木暮輝夫 土田勇
15 4月9日 ノートルダム発狂事件 辻真先 古沢日出夫 石黒育 伊藤英治
16 4月16日 幻の100兆円 雪室俊一 田宮武 荒木伸吾 勝又激
17 4月23日 まっくらやみの挑戦 佐々木勝利 江藤文男 浦田又治
18 4月30日 口笛を吹く悪魔たち 辻真先 山口康男 岡田敏靖 伊藤英治
19 5月7日 マンモスゴリラの襲撃 安藤豊弘 茂野一清 白川忠志
20 5月14日 戦慄の宇宙大作戦 宮崎一哉 木暮輝夫 土田勇
21 5月21日 赤ちゃんは超能力者 雪室俊一 田宮武 荒木伸吾 伊藤英治
22 5月28日 深海のカニロボット 安藤豊弘 佐々木勝利 江藤文男 福本智雄
23 6月4日 死霊からの招待 辻真先 茂野一清 伊藤英治
24 6月11日 永遠の都凍れるゾロウ 山口康男 岡田敏靖
25 6月18日 死のV号作戦 雪室俊一 古沢日出夫 石黒育 土田勇
26 6月25日 総攻撃バビル2世 安藤豊弘 田宮武 荒木伸吾 伊藤英治
27 7月2日 新たなる闘い 雪室俊一 山口康男 岡田敏靖 土田勇
28 7月9日 黄金のアミーバ 辻真先 佐々木勝利 江藤文男 伊藤英治
29 7月16日 死を呼ぶギター 安藤豊弘 宮崎一哉 石黒育
30 7月23日 ロボット使いの暗殺怪人 茂野一清 木暮輝夫 土田勇
31 7月30日 死霊の馬ブルーペガサス 雪室俊一 田宮武 荒木伸吾 伊藤英治
32 8月6日 ダスト・デビル死の灰作戦 辻真先 佐々木勝利 江藤文男 土田勇
33 8月13日 どくろ魔女の恐怖 安藤豊弘 宮崎一哉 菊池城二 伊藤英治
34 8月20日 夏に降る雪の狩人 辻真先 山口康男 岡田敏靖 土田勇
35 8月27日 狂った女王蜂 雪室俊一 宮崎一哉 石黒育 伊藤英治
36 9月3日 ヨミの秘密兵器ゴーリキ2号 安藤豊弘 茂野一清 木暮輝夫 下川忠海
37 9月10日 謎のイプシロン星人 辻真先 田宮武 荒木伸吾 土田勇
38 9月17日 東京地下占領作戦 雪室俊一 勝間田具治 江藤文男 伊藤英治
39 9月24日 必殺! バビル2世対ヨミ 安藤豊弘 山口康男 岡田敏靖
サブタイトルの補足
18話「口笛を吹く悪魔たち」は地上波再放送では欠番。なお、同話はDVDには収録されている。2008年に行われた東映チャンネルの「わくわく!!アニメタイム」枠での再放送では飛ばされずに放送された。
2012年12月から放送されているBS朝日「アニメストリート」前半枠での再放送では15話「ノートルダム発狂事件」が18話と同様に欠番となっている。[8]
27話以降の展開について
「放送延長により登場人物や設定を変更した新路線に改変した」といわれているが、プロデューサー・高見義雄のインタビュー[9]に「新機軸を目指して意欲的に製作したものの視聴率が伸び悩み続け、番組強化策の一環として登場人物や設定を変更した」という証言があり、放送延長の話は特になく1年間放送を目指して視聴率回復のてこ入れが行われたために舞台や登場人物を変更したらしい。
そのため浩一が39話の最終決戦でついにヨミを倒したものの、古見家に戻り由美子と再会することなく、ずっとワタリ牧場でユキたちと楽しい日々を過ごすというラストになってしまった。このラストは、アニメブーム時に発売されたムック[10]に掲載されたアンケートでも批判的な意見が多く寄せられた。また、バビル2世役の神谷明も同誌のインタビューにおいて作品自体には「最も愛着がある」(神谷はこの作品が初の主演作である)としながらも、「バビルは26本で完結しているわけね」「後半は絵ももうひとつだった」と語っている。

劇場版[編集]

本作は『東映まんがまつり』内で、2本が上映されている。

備考[編集]

NET系 月曜19:00枠
前番組 番組名 次番組
バビル2世

バビル2世(新:平成版)[編集]

2001年10月からテレビ東京深夜アニメ枠で放送された。全13話。主人公の浩一の苗字が神谷に変更され、病院経営者である古見泰造に遠縁の子という名目で育てられたという設定になっている。

声の出演[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ - 「Never Die」
作詞・作曲・歌 - Lapis Lazuli
エンディングテーマ - 「landscape」
作詞・作曲 - 上田起士 / 歌 - etre

各話リスト[編集]

放送日 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 2001年
10月5日
選ばれし少年 増田貴彦 牛草健 嶋津郁雄
2 10月12日 大いなる遺産 釘宮洋 吉田俊司 佐藤真二
3 10月19日 暴走する悪意 鹿島典夫 宮田奈保美
4 10月26日 新たなる覚醒 鈴木卓夫 真野玲 青井清年
5 11月2日 ポセイドン発動! 荒木憲一 石山タカ明 三宅網太郎 嶋津郁雄
6 11月9日 絶望の街 増田貴彦 嶋津奔 太田博光 長森佳容
7 11月16日 バベルの塔攻防戦 荒木憲一 岡尾貴洋 岡村正弘
8 11月23日 激突! バビル2世対ヨミ 増田貴彦 寺本幸代 桜井木ノ実
9 11月30日 禁断の最終兵器 嶋津奔 吉田俊司 嶋津郁雄
10 12月7日 密林の悪魔 青木新一郎 桑原周絵
11 12月14日 邪神復活 荒木憲一 鹿島典夫 三宅網太郎 服部益実
12 12月21日 崩壊! バベルの塔 増田貴彦 桃瀬まりも 寺本幸代 桜井木ノ実
13 12月28日 五千年の願い 嶋津奔 牛草健 嶋津郁雄
テレビ東京 金曜27:10枠
前番組 番組名 次番組
バビル2世

OVA[編集]

1992年にティーアップの制作により創美企画からOVA化された。VHSのみ全4巻(各巻30分,計120分)。テレビアニメ放送後の2002年11月22日にパイオニアLDCからDVD-BOXが発売されている。 ASIN B00006S254

原作の第2部までのストーリーを抜粋し、最終決戦部分はオリジナルストーリーとしている。この作品では、ヨミは平気で部下を使い捨てにするキャラクターとして描かれており、声はTV1作目を担当した大塚周夫の息子である明夫が担当している。

声の出演[編集]

スタッフ[編集]

  • 原作 - 横山光輝
  • 監督 - まつもとよしひさ
  • スペシャルアドバイザー - 大畑晃一
  • 脚本 - 並木敏
  • キャラクターデザイン - 荒木伸吾、姫野美智
  • 美術監督 - 佐藤広明
  • 音響監督 - 田中英行
  • 音楽 - 石田勝範、平野たかよし
  • 制作 - ティーアップ、J.C.STAFF

主題歌[編集]

「バビル/孤独のモニュメント」
作詞 - 水谷啓二 / 作曲・編曲 - 見良津健雄 / 歌 - 石原慎一
「砂嵐の子守唄(ララバイ)」
作詞 - 水谷啓二 / 作曲・編曲 - 見良津健雄 / 歌 - 石原慎一
「風に聞きたくて…」
作詞 - 坂田和子 / 作曲・編曲 - 見良津健雄 / 歌 - MacKanako
「Sunrise~暁に抱かれて」
作詞 - 坂田和子 / 作曲・編曲 - 見良津健雄 / 歌 - MacKanako、岩崎元是

各話リスト[編集]

  1. バベルの使者
  2. 砂塵の対決
  3. 光と影の間で
  4. 蒼き閃光のかなたへ

派生作品[編集]

バビル2世 ザ・リターナー
本編、「その名は101」の両方の設定を引き継いだ続編。原作:横山光輝、漫画:野口賢。2010年2月発売の『ヤングチャンピオン』(秋田書店)6号より連載されている。本編の40年後が舞台で、現代兵器・近未来兵器を駆使するアメリカ軍・中国軍・ロシア軍とバビル二世が壮絶な戦闘を繰り広げる。基本的な設定は横山光輝の作品を踏襲する。また老いた伊賀野が官房長官として登場している。ロプロスとポセイドンが化石様の装甲をまとった巨人(生物兵器)にリメイクされているなど、一部違いがある。また、アニメ版の27話以降のワタリ牧場編の設定や、『マーズ』とのクロスオーバーも盛り込まれている。

(単行本)

他作品でのオマージュ[編集]

  • ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日
    本作のキャラクターと設定は他の横山作品と同様、バビルをビッグ・ファイアに、ヨミを黄帝ライセに、三つの護衛団の名で登場したしもべが、ロデムをアキレス、ロプロスをガルーダ、ポセイドンをネプチューンと大胆に取り込まれている。また『その名は101』のエンディングから始まったのではないかという説が話題になったこともあるが、『ジャイアントロボ』は別の世界観を持つため直接繋がっているわけではない。漫画版『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』では、ビッグファイアのしもべが、ロデムの名前で登場している。
  • まほろまてぃっく
    安藤まほろのサポートメカとして、黒豹スラッシュ、巨大ロボタツジン、巨大怪鳥ヴィマナが登場している(アニメではスラッシュのみ登場)。特にアニメではスラッシュの声をロデムと同じく、野田圭一が充てている。
  • MAZE☆爆熱時空 大胆過激な冒険者!!
    OVA版でバブルの塔を守護する三つのしもべ、クイズ好きの怪鳥ロブロス、魔犬ロテム、自爆する小モンスターのポセイドンが登場している。
  • KO世紀ビースト三獣士
    登場する神霊機(ジン)の、地霊王海霊王空霊王はバビル2世のオマージュ。
  • 蒼い海のトリスティア
    ナノカの祖父プロスペロが作ったEウェポン、狼型のスツーカと戦闘型ゴーレムのテンザンが登場。さらに続編『蒼い空のネオスフィア』では鳥型Eウェポンのフェンサーが登場している。
  • こいこい7
    TVアニメ版第11話で、東和野ミヤの側近である和洋中シスターズが、ポセイドンスーツ、ロプロススーツ、黒豹スーツを着て登場した。
  • ジョジョの奇妙な冒険
    第3部で空条承太郎が学生服を着ているのはバビル2世のオマージュであると原作者がコメントしている。
  • 魔装機神』シリーズ
    ヤンロンのファミリア・ランシャオはその姿からリューネからロデムみたいと呼ばれ後に声が野田圭一になっている。
  • ザ・キング・オブ・ファイターズ
    ルガール・バーンシュタインは黒豹ロデムを連れている。
  • アスラクライン
    女性や黒豹に擬態できる使い魔イングリッドが登場する。
  • 『FARCE! 明智博士冒険記』
    紗夢猫(現/赤井里実)作のコミック。巴・フェルナンディアが製作、自らの助手にしているロボット、スラッシュは黒豹と美女の姿に変身できる。なお、情緒は女性らしい。
  • 『ルナティックナイト』
    美衣暁作のアダルトコミック、三つのしもべと同名のキャラが登場するが、アニメ化の際にカルラクアールネプチューンに改名されている。
  • 珍遊記2
    劇中、食の国の術師・安倍孔明が使う式神達で、黒犬がロデムの、伝書鳩がロプロスの、ゴーレムがポセイドンのそれぞれをモチーフにしている。
  • ダウンタウンのごっつええ感じ
    ヨミ演じる今田耕司、バビル演じる浜田雅功、ロデム演じる松本人志らによる「バビルくんとロデムくん」がある[1]
  • テイルズ オブ リバース
    ネレグの塔というダンジョンには中ボスとして、人間に化けている黒い不定形のモンスター鳥型のモンスターロボット型のモンスターが出現する。
  • ナイトウィザード The ANIMATION
    第八話『時代を翔ける〜少女の塔〜』にてバベルの塔を守護する怪鳥、黒豹、巨人の姿をしたモンスターが登場。その後、TRPGにおいても「三つの僕」としてデータ化され、古代遺産を引き継いだキャラクターの専用武器となった。
  • 僕と彼女とカノジョとかのじょ
    黒恵がロデムの、金恵がロプロスの、銀花がポセイドンのそれぞれをモチーフにしている。
  • 遊☆戯☆王ZEXAL
    第七話『正義の大盤振る舞い!エスパー・ロビン参上!!』以降、風也が使用するカード「異次元エスパー・スター・ロビン」「野獣戦士ピューマン」「鳳王獣ガイルーダ」「鉄巨人アイアンハンマー」がバビル2世と3つのしもべをオマージュしている。
  • 涼宮ハルヒの憂鬱
    第八巻『涼宮ハルヒの憤慨』において「あたしの忠実な三つのしもべたちをこんなところに閉じ込めて何してんのよ!」というセリフがある。
  • 絶対可憐チルドレン
    主人公、皆本光一の所属する政府機関の名がバベル。作中には超能力者が多数登場し、ライバル組織のリーダー・兵部京介は黒の学生服を纏う少年の姿をした、幾つもの超能力を持つ老人である。兵部の部下として登場する三幹部はそれぞれ「不定形の炭素繊維を操る黒ずくめの男性」、「音波を含む振動波を操る若者」、「怪力に似た能力を持つ女性」。
  • 超感覚ANALマン
    主人公の息子「アナル2世」とその宿敵「ヨミ・売り」が登場。時の流れに逆らって未来からやって来たため、双方ズボンとパンツが脱げて下半身丸出しという、とんでもない姿に。

脚注[編集]

  1. ^ 初期に矢田が演じた際は普通の淡々とした声音であったが、中盤以降のカン高い声はウルトラセブンで演じたゴーロン星人に近いものであった。
  2. ^ マジンガーZのパイルダー号の様な小型ジェット機。本編ではバビル2世号、またはバビルカーと呼称。27話で墜落大破した後、自己修復能力でグレートマジンガーのブレーンコンドルに似た機首の尖った機体として再生している。
  3. ^ ただし部下を見殺しにする羽目になった場合には後味の悪い表情をする場合も多く、被害を抑えるためにバビル諸共攻撃せざるを得なくなった部下を攻撃せずに済んだ時には安心から油断を見せてしまったこともある。
  4. ^ 第6話でヨミの部下に化けた際、正体がばれてヨミに電撃を浴びせられた時は、原作同様に不定形生命体の姿になって捕まる描写はあったが、どのような形で囚われていたかは不明で、解放後は黒豹の姿でバビル2世と共に脱出している。
  5. ^ しもべたちはアメリカ政府により基地に閉じ込められ、終盤、浩一により解放されるが、その際に基地の一部を破壊したのみで全く活躍していない。そのため超能力者どうしのバトルが中心の展開となっているが、これは編集部の要望によるものであった。また、ヨミも最終回に復活した姿で登場するが、浩一に撃たれ生死は不明となっている。
  6. ^ 「横山光輝グッズコレクション」(講談社刊・2002年8月発行)参照
  7. ^ OPテロップではコロムビアゆりかご会はクレジットされていない。水木一郎ソロ・ヴァージョンは実際に当時から存在し、挿入歌として使用されたことがあり、現在はCD「水木一郎 ベスト&ベスト」で聴くことが可能である。
  8. ^ 次回が欠番の場合は番宣(30秒)→エンディングの後に静止画にて次々回のサブタイトルが表記される。
  9. ^ 「横山光輝プレミアム・マガジン」Vol.02(講談社刊・2008年9月19日発売)参照
  10. ^ ロマンアルバム「バビル2世」(徳間書店刊・1979年12月30日発行)参照
  11. ^ 2012年12月28日、2013年8月9日・16日、9月6日は放送休止
  12. ^ 15、18話未放送。

外部リンク[編集]