レッド・サン

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レッド・サン
Red Sun
Soleil Rouge
監督 テレンス・ヤング
脚本 レアード・コーニッグ
ローレンス・ロマン
製作 ロベール・ドルフマン
製作総指揮 テッド・リッチモンド
出演者 チャールズ・ブロンソン
アラン・ドロン
三船敏郎
音楽 モーリス・ジャール
撮影 アンリ・アルカン
編集 ジョニー・ドワイヤー
配給 アメリカ合衆国の旗 パラマウント映画
日本の旗 東和
公開 フランスの旗 1971年9月15日
日本の旗 1971年11月26日
アメリカ合衆国の旗 1972年6月9日
上映時間 112分
製作国 フランスの旗 フランス
イタリアの旗 イタリア
スペインの旗 スペイン
言語 フランス語
日本語
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レッド・サン』(Red Sun, 仏語: Soliel Rouge)は、1971年公開のフランスイタリアスペイン共作の映画。日本映画を代表する三船敏郎とハリウッド映画を代表するチャールズ・ブロンソン、フランス映画のスターアラン・ドロンの世界3大スターが共演した異色の西部劇

概要[編集]

三船プロが、パラマウント映画に対し三船敏郎主演のを主役にした西部劇の企画を持ちかけたのが1965年の事であった。この企画に賛同したのが製作者のテッド・リッチモンド。しかし、当時アメリカ本国やイギリスでは007を中心にしたスパイ映画ブームが起きており[1]、西部劇(しかも侍が主演の)に興味を持つものは少なかった。しかし、テッドは諦めず、遂にフランスのロベール・ドルフマンと合意して実現したいきさつがある。

監督に『007』シリーズのテレンス・ヤング。音楽に『アラビアのロレンス』、『ドクトル・ジバゴ』のモーリス・ジャールを起用した。

ストーリー[編集]

強盗団のリンクと相棒のゴーシュは金貨輸送の郵便貨車を襲い、金貨を奪取した。さらにこの列車には、日米修好の任務を帯びた日本国全権大使一行が同乗しており、ゴーシュは日本のから大統領に贈呈する黄金に輝く太刀を奪った。そして、リンクが邪魔になったゴーシュは、リンクを貨車もろとも爆死させようと計り、意気揚々とひきあげていった。

条約調印まで間がない。日本大使は黒田重兵衛に7日間の猶予を与え、宝刀奪還を命じた。重兵衛は、ゴーシュへの復讐を誓うリンクと手を組み、宝刀奪還を目指して出発した。当初は、反発しあっていた二人だが旅を続けて行くにつれ、二人には不思議な“友情”と言う感情が芽生えてきた。

エピソード[編集]

『レッド・サン』の企画の具体的話し合いのため、三船は、三船プロ制作部部長田中寿一と渡米する。そこで、先方のプロデューサーから、同席していたテレンス・ヤング、エリア・カザン、サム・ペキンパーの3人から監督を選ぶようにすすめられる。その場では返事できないので明日返事をすることになる。テレンス・ヤングだけが、三船に対し「あなたにあえて幸せだ」と挨拶したという。また、『007』の撮影も終えて、『レッド・サン』のシナリオも読んでいたので、彼に決めたという。また、主役3者のうち三船とブロンソンは決定したが、後一人はヨーロッパの俳優ではどうか、と田中が提案し、日本でも人気のあったアラン・ドロンに決まった。[2]

スタッフ[編集]

  • 監督:テレンス・ヤング
  • 製作総指揮:テッド・リッチモンド
  • 製作:ロベール・ドルフマン
  • 脚本:レアード・コーニッグ、ローレンス・ロマン
  • 音楽:モーリス・ジャール
  • 撮影:アンリ・アルカン
  • 編集:ジョニー・ドワイヤー

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹き替え
テレビ東京版・DVD TBS版 機内上映版
リンク チャールズ・ブロンソン 大塚周夫 森山周一郎 大塚周夫
黒田重兵衛 三船敏郎 大塚明夫 川合伸旺 森山周一郎
ゴーシュ アラン・ドロン 野沢那智
クリスチーナ ウルスラ・アンドレス 深見梨加 小原乃梨子  ?
ペピータ キャプシーヌ 塩田朋子 芝田清子  ?
名室源吾 田中浩 宇垣秀成 青野武  ?
坂口備前守 中村哲 松井範雄 仁内建之  ?

テレビ東京午後のロードショー』より)

TBS月曜ロードショー』昭和50年1月6日放送。翻訳:榎あきら、演出:長野武二郎、制作:ニュージャパンフィルム)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『007』シリーズ以外にもロバート・ヴォーン主演の『ナポレオンソロシリーズ』、ディーン・マーティン主演の『サイレンサー』シリーズ、ジェームス・コバーン主演の『電撃フリント』シリーズなど多数のスパイ映画が製作された。
  2. ^ 松田美智子「三船敏郎の栄光とその破滅」(月刊文藝春秋誌 2013年11月号) より、改訂され『サムライ 評伝三船敏郎』(文藝春秋、2014年)。

外部リンク[編集]