ぬらりひょんの孫

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ぬらりひょんの孫
ジャンル 怪奇ファンタジー
漫画: ぬらりひょんの孫
作者 椎橋寛
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプコミックス
発表期間 2008年 - 連載中
巻数 5巻(以下続刊)
テンプレート使用方法 ノート
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ぬらりひょんの孫』(ぬらりひょんのまご)は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中の、妖怪を題材とした少年漫画作品。作者は椎橋寛

目次

[編集] 概要

現代の日本を舞台に、「妖怪軍団」の総大将、ぬらりひょんの血を受け継ぐ少年を主人公に、人間と妖怪の日常を描いた怪奇ファンタジー。妖怪百鬼夜行の世界をヤクザ(主に侠客博徒任侠)の世界に見立てた勧悪懲悪もの。百鬼夜行が見せ場として登場する。妖怪のほとんどは、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』、竹原春泉の『絵本百物語』といった妖怪画集から採用している。

赤マルジャンプ2006年SPRING号に掲載された後、『週刊少年ジャンプ』2007年35号に第3回金未来杯エントリー作品として読み切り掲載、金未来杯を受賞した(その他の詳細は後述)。『週刊少年ジャンプ』2008年15号より、連載開始。

Jリーグファンである作者の趣味を反映してか、登場する人間キャラクターの苗字の殆どがガンバ大阪所属の選手から取られている。

[編集] あらすじ

主人公・奴良リクオは一見はごく普通の中学生。しかし実は妖怪「ぬらりひょん」の孫。家にいる妖怪たちと毎日どたばたと付き合いながらなんとか普通の生活を送っている。

幼い頃、祖父から色々と武勇伝を聞かされ、妖怪とはかっこいいものであると思っていた。しかし、ある日友人との会話から、妖怪が人間から馬鹿にされる存在であることを知ってしまうが……。


注意以降の記述でぬらりひょんの孫に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


[編集] 世界設定

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[編集] 登場キャラクター

[編集] 主人公

奴良 リクオ(ぬら りくお)
本作の主人公。現在中学1年生(12歳)。
ぬらりひょんの血を4分の1引いているで、人間と妖怪のクオーター混血)である(名前はぬらりひょんのクオーターである事に由来する[1])。覚醒時は、体内に流れている妖怪の血のせいで姿形、性格がガラリと変わる。屋敷の妖怪たちからは「若」「リクオ様」などと呼ばれている。
初めは、覚醒時のリクオは覚醒前の事もすべて把握していたようであったが、人間の時のリクオに覚醒時の記憶は残っていなかった。その後、旧鼠との戦い頃より記憶が残るようになり(その際にガゴゼ・蛇太夫を殺した時の記憶も戻っている)、組を守る後継ぎとしての自覚を持つようになる。が、それ故に無理をすることも多く、対四国戦の前には、不眠不休で夜のパトロールをして倒れたり、傷だらけの体を引きずって学校に行こうとしたこともある。
謀反を起こした牛鬼に何一つ処分を下さず再び奴良組に戻るよう説得するなどし、ぬらりひょんからは「まだまだ甘い」と言われているが、昼の姿でも決して無能というわけではなく、木魚達磨や牛鬼に「ある意味昼の姿の方がぬらりひょんの本質に近い」と評される程の、人の懐に軽々と入り込む天性のしたたかさも持ち合わせている模様。
極道一家「奴良組」三代目候補(若頭)であるが、人間の血が多く、争いごとを好まないため、他の妖怪たちからは反対されていた。現在でも、祖父であるぬらりひょんに悪事をしないよう窘めている。妖怪絡みの厄介ごとに巻き込まれることが多い為、妖怪を悪と見なしている節もあるが、組員を家族として大切に思っている。自身が妖怪に襲われることも多いため、常に祢々切丸を服の内側に隠し持ち歩いている様子。
中学では「人様から当てにされ、褒められてこそ立派な人間だ」と信じ、頼まれごとは何でも喜んで聞くよう振る舞っているが、それ故に周囲から体良くパシリにされている(そのためカナや屋敷の妖怪らには「イジメを受けているのでは」と心配されている)。青田坊がパシリをさせる人間を懲らしめてからは、そのようなことはなくなったと見られるが、その気の利いた行いの数々は密かに学校中で有名になっており、殆どの生徒達には「文字通り良い奴(苗字が「奴良」であることから)」とかなり好意的に見られている。
ちなみに運動神経も抜群で、成績もなかなか優秀らしい描写がよく見られる。小学生の頃は50m走で6秒9の記録を出していたが、中学生になった現在は5秒台らしい(番外編より)。
ぬらりひょんの孫
リクオが覚醒し妖怪となった姿で、鋭い目付きと棚引く長髪の、若かりし頃のぬらりひょんとよく似た容姿をした長身の青年。リクオが8才の時に覚醒したが、1日の4分の1の時間しか変化(へんげ)できない。夜に変化することが多いため、人間時のリクオが「昼の姿」「昼のリクオ」と呼ばれるのに対し、「夜の姿」「夜のリクオ」と呼ばれていて、一人称も「ボク」から「オレ」に代わる。口調も少々荒くなり、性格も覚醒前と比べるとかなり大胆になる。当初は意図的には変化出来なかったが、後に闇に乗じればいつでも変化出来るようになった。この姿は人間の時のリクオの夢の中に出てくる事もあり、度々会話する場面も見られる。その際桜の木に腰かけていることが多く、覚醒する際にも桜の花びらを散らすことが多くなっている。
覚醒時はまさに極道の親分と言えるこの上なく頼れる存在で、その姿に畏怖する者は組の中にも多数存在する。
主に武器として扱う『祢々切丸(ねねきりまる)』は、ぬらりひょんから譲り受けた長ドスで、本来は妖怪のみを斬ることができる陰陽師の刀。敵に対しては冷徹であり、止めは全て「一刀両断」である。また、ぬらりひょんに準じる能力を持ち、「奥義・明鏡止水」も使いこなすことができる。
夜のリクオは既に昼(人間)は昼のリクオの領分、夜(妖怪)は自分の領分であると割り切っていて、それ故妖怪たちをまとめることに苦戦する昼のリクオを諭すこともある。また、そんなカリスマ性に溢れた彼を昼のリクオは認めているが、自身は羨望の眼差しを向けている。
奥義 明鏡止水"桜"(おうぎめいきょうしすい さくら)
酒を利用した奴良家秘伝の技。盃に波紋が広がる間敵を焼き尽くす。元は人間が生み出した陰陽術で、かつて百鬼を制したぬらりひょんが手にした力である。

[編集] 奴良組

ぬらりひょん
リクオの祖父で、妖怪の総大将。初代頭領だが、二代目が早逝した為、隠居の身でありながら頭領を務める。昔は悪行の限りを尽くし、「闇世界の主」と言われていたらしいが、現在はその妖術を無銭飲食などのせこい手段に使ったりしている。過去には妖怪の天敵である陰陽師の本家・花開院(けいかいん)家で飯を食って帰って来た事もあるという。三代目を継ぐのはリクオであると強く思っているが、リクオが自分のように人様に迷惑をかけることを嫌がっている点は、あまり良く思っていない。若い頃は覚醒時のリクオによく似た伊達男だったが、一人称は今と変わらず「ワシ」だった。両目の下に刺青がある。
真・明鏡止水(ぬらりひょんのめいきょうしすい)
その圧倒的な存在感で威圧することにより、相手から自分の姿を認知されなくする。ぬらりひょん曰く「わしの盃に波紋は鳴らない」。覚醒時のリクオも使用可能。

[編集] 本家の妖怪

雪女(ゆきおんな)
奴良家に棲む妖怪の一人。リクオの側近。外見はリクオと同い年ぐらいの美少女。雪女なのになぜかマフラーをしている。奴良家の家事全般を担当している様子(リクオ曰く「美味しいが冷めている食事」が多い)で、リクオが学校に持って行く弁当も作っている(やはり凍っている)。リクオの幼少期には逆さに吊るされるなど、よくリクオに遊ばれていた。しかし、彼との信頼関係は本家の中で最も強いと言っても過言ではなく、昼夜を問わず彼を慕い、それ故に時に強引な行動に出ることもある。主に吹雪を起こして敵を凍りつかせるのが得意技だが、氷で薙刀を作って戦う。
リクオが妖怪の姿に覚醒して以来、お供として人間に化け、リクオと同じ学校に通学している(リクオは4年間気付かなかったが、学校行事の際には青田坊とともに常に同じ写真に写っている)。人間時の名前は及川氷麗(おいかわ つらら)。彼女に言われてからはリクオも「つらら」と呼ぶようになり、いつの間にか妖怪時であってもこの名前で呼んでいる(妖怪たちには以前と同じく「雪女」と呼ばれている)。妖怪の天敵である陰陽師が大の苦手でゆらには怯えっぱなし。学校では登下校して部活動(清十字団)に参加したりしているが、潜り込んでいるためにクラスには所属しておらず、授業にも出ていない模様。後にリクオと七分三分の盃を交わした。
マフラーの他にも、「畏」の旗や「ぬ」のハンカチなどの様々な小道具を持っている。
呪いの吹雪・雪化粧(のろいのふぶき・ゆきげしょう)
吹雪で相手を凍りつかせ粉々に破壊する。
青田坊(あおたぼう)
奴良家に棲む妖怪の一人で、リクオの側近。鉄紺色の僧衣をまとった、見上げるような大男の破戒僧。屈強な肉体と怪力の持ち主で、奴良組の主力。愛称は「青(あお)」。「奴良組の突撃隊長」を自称し、戦いでは黒田坊と共に先陣を切ることが多い。
リクオが妖怪の姿に覚醒してからは人間に化け、雪女と共に同じ学校に通学している(雪女同様リクオには気付かれなかった)。人間時の名前は倉田(くらた)。リクオをパシリに使おうとした人間を懲らしめた後に、いつのまにか暴走族「血畏無百鬼夜行(ちいむひゃっきやこう)」の頭(ヘッド)になってしまっている。後にリクオと七分三分の盃を交わした。
剛力礼賛(ごうりきらいさん)
髑髏の数珠飾りを外すことにより、本来の力を発揮する。
黒田坊(くろたぼう)
奴良家に棲む妖怪の一人。背丈は青田坊と同じくらいで旅の法師のような笠を被っている。青田坊とは破戒僧同士仲が良いらしく、出入りの際には常に勝負を競っている「もう一人の突撃隊長」。愛称は「黒(くろ)」。暗器の使い手で、暗殺破戒僧の異名を持つ。
リクオが正式に跡目候補となってからは、営業マンに擬態して護衛(登下校の護衛及び裏口の見張り)に回ることになった。人間には基本的に無関心であるが、痴漢疑惑を晴らしてくれた鳥居に関しては恩義を抱いている。後にリクオと七分三分の盃を交わした。
暗器黒演舞(あんきくろえんぶ)
法衣の下から無数の武器を繰り出して敵を不意打ちする。
カラス天狗(からすてんぐ)
奴良家に棲む妖怪の一人。小さな身体に短い錫杖を持っていて、携帯電話も使用している。リクオの世話係である妖怪たちのまとめ役であるが、たまに空回ることもしばしば。自身が妖怪であることを否定し、思い切った行動も取るリクオに手を焼いている。そのせいか、最近ではぬらりひょんにさえ「リクオに対して過保護だ」とまで言われている。普段と覚醒時のリクオの三代目襲名に対する考え方の大きな違いを不思議に思っている。
三羽鴉(さんばがらす)
カラス天狗の3人の息子。浮世絵町の多数の烏を従えており、諜報役として活躍する。馬頭丸の操る巨大な妖怪を一瞬にして蹴散らすなど、戦闘能力も高い。普段は背中に翼を有する人間の姿をしている。
首無(くびなし)
奴良家に棲む妖怪の一人。二枚目な青年なのだがその名の通り、頭部と胴体が離れている抜け首の妖怪。絡新婦の糸に毛倡妓の髪をより合わせた糸を武器に、相手を締め上げて戦う。人間、妖怪を問わず女性に甘い一面があり、リクオや毛倡妓などからもその点を心配されている。酒に弱い。
リクオが正式に跡目候補となってからは無い首をマフラーをして隠し、サングラスを掛け人間に擬態して、護衛(登下校の護衛及び校門の見張り)に回ることになった。
背格好がリクオに似ているため、影武者として摺り変わったこともある。後にリクオと七分三分の盃を交わした。
河童(かっぱ)
奴良家に棲む妖怪の一人。普段は庭の池に住んでいる。かなりマイペースな性格でのんびりとした言動が目立つ。水を操って戦うため、水のない陸地だとまったく力が出せなくなる。人間(ヘッドフォンをつけた少年)に化ける事が出来るが、水かきは消えない。度々人に目撃されてマスコミ査定を受けている。リクオが正式に跡目候補となってからは彼も護衛(登下校の護衛及び屋上からの見張り)に回ることになった。後にリクオと七分三分の盃を交わした。
河童忍法秘伝・ミズチ球(かっぱにんぽうひでん・みずちだま)
水で球を作り、敵に投げつける。投擲武器として用いるほかに、相手を中に取り込んで窒息させることも可能。
毛倡妓(けじょうろう)
ウェーブがかかった長髪の女の妖怪。奴良家の台所で家事をしている姐御肌な巨乳美女で、雪女からは嫉妬されている。清継たちが奴良家を訪れた時にうっかり姿を見せたため、それ以来彼らとの間では「リクオのお姉さん」として振舞っている。戦闘においては髪を生きているように操って相手を締め上げる特技を使う。ネズミが嫌い。
リクオが正式に跡目候補となってからは彼女も人間に擬態して護衛(登下校の護衛及びスロープ上からの見張り)に回ることになったが、護衛役の中でなぜか彼女だけはリクオと盃を交わしていない。
朧車(おぼろぐるま)
奴良家に棲む妖怪の一人。ぬらりひょんの乗り物でもある。炎が苦手である模様。
納豆小僧(なっとうこぞう)
奴良家に棲む妖怪の一人。 なにかと廊下をせわしなく走っている。ぬらりひょんによれば「納豆臭い」らしい。

[編集] 奴良組傘下

[編集] 幹部
木魚達磨(もくぎょだるま)
奴良系「達磨会」会長。奴良組の相談役。容姿とともに人間そのものであるリクオが、妖怪一家である奴良組次期頭領になることに疑問を抱くが、真の姿を知り徐々に認めていくことになる。
(ぜん)
奴良系「薬師一派」(別名「鴆一派」)組長。リクオの義兄弟で、三代目を継ごうとしないリクオを諭す為にぬらりひょんが呼び寄せた。荒々しい性格の青年の姿をしており、怒ると猛毒をもつ羽を飛ばして攻撃する(あくまでも混血ではない模様)。自身が持つ毒のために身体を蝕まれ、余命幾許もない(毒の影響でよく吐血する)。一度は三代目を継ごうとしないリクオに愛想を尽かすも、自身の部下に裏切られ殺されそうになった所を覚醒したリクオに助けられ、改めて義兄弟の盃を交わした。未だに「昼のリクオ」には苛立ちを見せるものの、不仲ではなくなり、かつての友好関係を取り戻した。
牛鬼(ぎゅうき)
奴良系「牛鬼組」組長。奴良組勢力の最西端にあたる捩眼山の頂上に組の本部を置く。物静かで慎重に物事を考える性格のため、周囲からは「行動が鈍い」「牛の歩み」と揶揄されることもある。幻術を用いた戦いを得意とし、剣術も覚醒後のリクオと互角の実力を誇る。身長六尺一寸、体重二十二貫。
元々梅若丸(うめわかまる)という名の平安貴族の人間であった[2]が、幼い頃に今生の別れとなった母親を、かつて捩眼山を支配していた牛鬼に喰われ、それがきっかけで魔道に墜ち妖怪と化し、山の妖怪を引き連れ人里を襲ううちに彼自身が「牛鬼」と呼ばれるようになった。母の菩提を弔うため、数多くの人間を殺したが、奴良組との三日三晩の抗争の後敗北し傘下に加わる。その時に当時の頭領であったぬらりひょんと親子の盃を交わしており、孫であるリクオにもぬらりひょん同様に成長してほしいと期待していた。
奴良系一派のリクオ三代目襲名否定派の一人で、 旧鼠を影で操っていた「ボス」の正体。しかし幹部会での的を射た発言ゆえに他の否定派の者からさえも煙たがられていた。謀反の動機は、内憂外患を山と抱え込んだ奴良組の将来を案じたがためであった。捩眼山に清十字怪奇探偵団と共にやってきたリクオと自ら闘いその器を試すが、最後はリクオと相討ちになり、責任を取るべく自決しようとする。しかしリクオに止められ、また昼のリクオからも三代目を引き継ぐ決意を聞かされたことからリクオを認める。若頭襲名の席にて改めてその罪を許され、再び奴良組の傘下に戻ることとなった。木魚達磨と並んでリクオが最も信頼する相談役となる。
もったいないお化け(もったいないおばけ)
奴良系「御化組」組長。会議中、他の妖怪たちが騒いでいても無視して、絶えずご飯を食べている。
算盤坊(そろばんぼう)
奴良系「妖怪商人連合」会長。
浅茅ヶ原の鬼女(あさじがはらのきじょ)
奴良系「鬼女組」組長。老婆と童女の二人一組[3]
狒々(ひひ)
奴良系「関東大猿会」(別名「狒々組」)元会長。振分け髪に顔のサイズに合わない小面の能面をつけた怪童。奴良組の中でも長老格と呼ばれる存在だったが、四国八十八鬼夜行のムチに殺された。
猩影(しょうえい)
奴良系「関東大猿会」二代目会長で、狒々の息子。日本刀を携え、今時の洋服の上から黒いフードつきの羽織を羽織った人間の姿をしているが、立ち上がれば一つ目入道を見下ろすほどの長身。真の姿は本人でも「大きすぎる」という。利己的な幹部たちを相手に仁義を説くなど潔い性格だが、感情的になりやすい面もある。首無や雪女など本家の妖怪たちを「兄貴」「姐さん」などと呼んで慕っている(なぜか雪女が「つらら」と呼ばれていることを知っている)。
リクオ同様に人間として世を生きていくと決めており(リクオと同じ混血なのかは不明)、最早妖怪の世界には戻らないとも心を決めていたが、狒々の死に伴い組長となるためリクオに呼び戻された。父を殺した四国の妖怪たちを憎み、「親父と同じ目に遭わせてやる」ことを固く誓っている。
大ムカデ(おおむかで)
奴良系「百足一族」族長。
ガゴゼ
奴良系「ガゴゼ会」頭領。子供をさらい喰う妖怪。数多くの子供を殺害してきたことで、悪行の数では右に出る者はいないと、妖怪の中でも評価が高かった。
奴良家次期頭領の座を狙っており、邪魔なリクオの命を狙う。弱い人間を殺すことを自慢していたため、覚醒時のリクオには「小者」と揶揄された。リクオの同級生たちを襲ったことでリクオの怒りにふれ、最後は刀で真っ二つにされ殺された
一ツ目入道(ひとつめにゅうどう)
奴良系「独眼鬼組」組長で、奴良組幹部。一つ目の大男の妖怪。利己的で、目下と見なした者には大きな態度を取る、決して潔いとは言えない性格の持ち主。奴良系一派のリクオ三代目襲名否定派の一人。
やたらと「組のために」と口にし、リクオによる牛鬼の処分にもただ一人納得しなかったが、それが却って自らボロを出し派閥内での孤立をも招く結果となり、遂にはリクオ相手に理論でやり込められる。四国八十八鬼夜行襲撃の際には自分の身の安全ばかりを考え(一ツ目入道に限ったことではないが)、真の策を表に出さず会議を行うリクオらを、何の対策もしないものと見なして批判してばかりいた。

[編集] 土地神
千羽(せんば)
土地神の一柱。「千羽」と書かれた暖簾を頭にかぶっている。一人称は「小生」。千羽鶴を自分の祠に供えた人の祈りで病気を治す力を持っている。何年も人に詣でられなかったために小さくなってしまい、力も弱っていたが、ひばりの信仰心により力を取り戻し、袖モギ様の呪いで生命力を毟り取られた鳥居を回復させた。
苔姫(こけひめ)
土地神の一柱。振分け髪を耳の上辺りで左右に結んでいる平安装束の童女で、普段は神社に住んでいる。かなりのお洒落好き。
袖モギ様に襲われて呪われそうになったが、潜伏していた黒田坊に間一髪で助けられた。

[編集] その他
蛇太夫(へびだゆう)
鴆の一の部下。自在に伸びる首で攻撃する。鴆が最も信頼していた部下だが、元より忠誠心などなく、彼の命が長くないと知ると反旗を翻した。しかし駆け付けたリクオに阻まれ、刀で真っ二つにされ殺された。
良太猫(りょうたねこ)
奴良系「化猫組」の頭領。旧鼠組が支配する前の浮世絵町一番街の支配者の猫又。博徒として街を長く治めてきたが、旧鼠組に乗っ取られてしまい、リクオに助けを求める。旧鼠が倒された後は再び一番街に於いて権力を取り戻した。彼が経営する博打場「化け猫横丁」には、リクオを始め多くの妖怪たちも訪れる。
三郎猫(さぶろうねこ)
奴良系「化猫組」の一員。早朝店じまいをしている中で運悪く玉章らに出くわしてしまい、鞭に切り裂かれ重傷を負った。
歯黒べったり(はぐろべったり)
奴良系「のっぺら組」の妖怪。のっぺらぼうだが口があり、歯には鉄漿が塗ってある。
山地乳(やまちち)
奴良系「山姥組」の妖怪。
牛頭丸(ごずまる)
牛鬼の腹心の妖怪で、牛鬼組若頭。髷を結い左目を前髪で隠した青年。冷淡かつ残忍な性格で、牛鬼と馬頭丸以外の妖怪は基本的に見下している。また、他者を見くびる性格ゆえに後先考えず暴走することも多く、そのせいで容易く罠にはめられることもある。幼い頃から馬頭丸と共に牛鬼の側に仕え、馬頭丸と並び牛鬼からの信頼が最も厚い部下である。呪文を聞かせることで人間を操ったり惑わせることができ、「爪」と呼ばれる日本刀を使って戦う。傀儡糸を使って人間を操ることもできるが、馬頭丸のものとは違い少々乱暴である。
油断した雪女を圧倒して負傷させ、駆けつけたリクオと互角の勝負を展開。最後は背中の爪ごと身体を切り裂かれて敗北した。牛鬼の処分に伴い、牛鬼組の跡目候補として、本家あずかりの身となるが、雪女とはいまだに敵対している。事実上本家の人質という立場にあるが、カラス天狗からぬらりひょんの護衛任務を与えられるなど、それなりに実力は買われている様子。平和ボケした本家の空気を嫌っているが、リクオに対しては多少興味を抱いている。
牛頭陰魔爪(ごずいんまそう)
背中から最大8本の巨大な爪を繰り出す。
馬頭丸(めずまる)
牛鬼の腹心の妖怪で、牛鬼組若頭補佐。常に馬の頭骨を頭にかぶっており、その素顔は中性的な顔立ち故少女のようにも見える。傀儡糸を使って人間を操ることができるが、牛頭丸のような武器や攻撃能力は持たないため、主に補助役に回ることが多い。牛頭丸と共に牛鬼が最も信頼を寄せる妖怪だが、牛頭丸には牛鬼により認められたいが故のライバル意識を抱いており、常に牛頭丸の先に行こうと競っている(しかし、仲が悪いわけではない)。年少であるためか、牛頭丸に比べると少し間の抜けていて、楽天的かつ幼稚なところがある。
牛頭丸とともにリクオ(とその仲間)の始末にかかったが、捩眼山温泉での戦いではゆらや三羽烏の登場という不測の事態に慌てていた。牛鬼降伏後は牛頭丸と共に奴良組へ復帰した。リクオを始め本家の妖怪をそれほど嫌ってはおらず、必要以上に危険なことに手を出すことは躊躇っているが、自己中心的に行動する牛頭丸に振り回されることが多い。
うしおに軍団(-ぐんだん)
馬頭丸の傀儡糸によって操られる複数の巨大な妖怪集団。宇和島(うわじま)根香(ねごろ)など他多数。

[編集] 四国八十八鬼夜行

隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)
四国の妖怪たちを束ねる長。老齢のため力も衰え、統率できる妖怪たちも少なくなっている。遥か昔人間と争って敗れ、封印されたことがある。ぬらりひょんとは旧知の仲であるが、人間と争う時にぬらりひょんからの助力を断っている(助力を受けてしまえばぬらりひょんの百鬼夜行に加わることになると判断したため)。若い頃は真の姿の玉章によく似た姿だった。玉章の本州襲撃の件はまったく知らず、ぬらりひょんの来訪によって初めてその真実を知らされた。
玉章の葉(たまずさのは)
化け狸が使うことのできる神通力
隠神刑部 玉章(いぬがみぎょうぶ たまずき)
四国八十八鬼夜行組長。隠神刑部狸の88番目の嫁の8人目の息子にして、隠神刑部狸の神通力を最も強く受け継いだ妖怪。高校生ぐらいの少年の外見をしている。妖怪の中だけでなく人間の中でもずば抜けたカリスマ性を発揮し、浮世絵町に来る前の学校では生徒会長を務めていた。しかし裏の顔は敵に苦痛を与えることを好む残虐非道なサディストであり、自らの力を誇示するために、部下であろうが自らを慕ってきたものであっても容赦なく斬り捨てる。幼少の頃から野心を抱いており、奴良組が支配する浮世絵町でより多くの“畏れ”を奪い、支配権を強奪することを企む。真の姿は長髪に歌舞伎風の仮面をしており、髪の毛を自在に操ることができる。
「玉章」とは、元々狸が化けたり神通力を使うときに使う葉のことを指すが(カラスウリの別名でもある)、彼の場合は「タマズ」つまり「王の座を狙う」という意味に名前を改めている。
鞭(ムチ)
玉章や犬神と共に浮世絵町に来た刺客。紳士の風体をしているがその正体はかまいたちに似た風妖怪で、高知県山奥に現れるという。指を長く伸ばして猛毒の風を操り、あらゆるものを切り裂き病に侵す(ゆらは短時間で回復している)。その風音がのしなる音に似ていることから「ムチ」と呼ばれる。大妖怪狒々を殺害した張本人。部下数人と共にぬらりひょんとゆらを襲うが、部下たちはゆらに倒され、自身もまた明鏡止水を使ったぬらりひょんにドスで刺されて敗れた。
怪異・八陣風壁(かいいはちじんふうへき)
毒風で作り出した小規模な竜巻を相手にぶつける。
袖モギ様(そでもぎさま)
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。袖モギ信仰の地蔵のような小柄な妖怪。服の袖を掴まれて振り向いてしまうと、袖を破って袖モギ様に差し出さなければ呪い殺されてしまう。裏を返せば差し出す袖が無ければ殺されてしまうので、袖が無くなるまで毟り取られることもある。袖モギ様を殺さない限り呪いは解けないが、早く殺さなければ手遅れになることもある。土地神を襲い、その信仰を自分の“畏れ”に変えてしまう。
鳥居を呪いで殺しかけたことでリクオ達の怒りを買い、黒田坊によって倒され瀕死状態でも挑発し続けたためリクオによって止めを刺された。
犬神(いぬがみ)
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人(ただし、七人同行の姿では描かれていない)。見た目は好青年だが、平安時代に犬神の呪いを行って失敗し、犬神憑きとなった術者を先祖に持つ。人を妬み恨む想いが頂点に達すると本性を現し、鋭い牙で相手の喉笛を噛み切る。首だけで移動することも可能。恨む想いが強ければ強いほど力を発揮する。また巨大な犬の姿に変化することも出来る。
元々は玉章と同じ中学校に通う学校の生徒で、彼がひきいる取り巻きにリンチを受けてしまうが、ある日犬神憑きの力を使って全員を殺してしまい、それがきっかけで玉章に誘われて傘下に入った。舌を出していることが多く(下を出していない時には妖気も消えている)、青田坊や首無から「舌野郎」と呼ばれている。妖怪は人間から罵声しか受けない存在と思っており、妖怪としてのカリスマ性を持つ玉章や妖怪でありながら人間から慕われるリクオを憎んでいる(ただし玉章に関してはむしろ彼を羨む気持ちのほうが強い)。
リクオらが通う中学校に潜入し、妖怪なのに人間達と仲良くしているリクオに激しい嫉妬を覚える。生徒会長選挙の時に清継の推薦に立ったリクオ(正体は首無)が全校生徒から歓声をあびる光景を見て、人間への恨めしさが頂点に達し選挙中に正体を現す。正体を現す直前に「お前(リクオ)みたいになりたかった」と発言している。首無の妨害を受けて巨大な獣に変化しリクオと死闘を演じるが、最後はリクオに一刀両断される。変化が解けた後もしぶとくリクオと戦おうとするが、リクオへの憎しみが畏れに変わったことから力を失っており、玉章に見捨てられて神通力で体を木の葉に変えられ、始末された。しかし、玉章のしたことは四国の妖怪たちには「奴良組の仕業」として伝えられ、彼らを鼓舞するきっかけとなった。
夜雀(よすずめ)
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。玉章の側近的な存在で、髪をポニーテールにして、顔を幾重にも経文で覆った女性妖怪。
手洗い鬼(てあらいおに)
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。巨大な巡礼僧の姿をした妖怪。
犬鳳凰(いぬほうおう)
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。鶏の化け物。口から火炎を吐く。百鬼夜行大戦では玉章に盾として利用され、リクオの奥義明鏡止水"桜"を受け死亡するという悲惨な最期を迎えた。
岸涯小僧(ガンギこぞう)
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。その名の通り池の辺に住む小柄な半魚人の妖怪。歯車を回すようにギザギザの歯がついた口を回転させ獲物を喰らう。玉章の集会に潜入した牛頭馬頭を怪しみ襲うが、牛頭丸の幻術にかかり利用されてしまう。また、このとき歯を折られるなど散々な目に遭っている。
針女(はりおんな)
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。髪を振り乱した女性の妖怪。髪の一本一本が鉤針になっていて、これで獲物を引っ掛けることができる。

[編集] その他の妖怪

旧鼠(きゅうそ)
「旧鼠組」の頭領。ネズミの妖怪で、夜の帝王と言われる存在。普段は星矢(せいや)というホストを演じているが、その裏では夜な夜な街をさまよい、女を喰らっている。その昔、知恵のないただの暴徒として、奴良組から破門されている。
奴良組次期頭領の座を狙い、カナとゆらを人質にとって、リクオに頭領の座を要求する。良太猫に言わせれば、目的遂行のためなら何でもやる(頭領にふさわしくない)卑怯者。覚醒したリクオに「明鏡止水・桜」で焼き殺された。
牛鬼(ぎゅうき):過去
かつて捩目山を支配していた巨大な妖怪。部下に命じて人を攫ってこさせては、その肉を喰らっていた。
梅若丸の母親を喰い殺し、さらに梅若丸自身も喰らおうとするが、母を殺されたその恨みから魔道に堕ちた梅若丸に喉を突き破られて死亡した。
雲外鏡(うんがいきょう)
「紫の鏡」の都市伝説で有名な、別名"魔を照らす鏡"。紫色の鏡を見た人間の夢に現れ、その人間を13歳の誕生日の日に殺すと言われる。"13"という数字は妖怪の世界では成人の歳にあたり、すなわちその誕生日は吉日となる。夕暮に自転車に乗って現れ、対象の人間を鏡の世界に閉じ込め、自分の体内に取り込んで殺す。
7年前同じく鏡を見たカナの友人たちを殺し、さらにカナの13歳の誕生日の日に現れ、彼女を鏡の世界に閉じ込めたが、間一髪のところでリクオに顔に当たる鏡を割られて倒された。

[編集] 人間

[編集] 清十字怪奇探偵団

清十字 清継(きよじゅうじ きよつぐ)
浮世絵中学校1年3組に通うリクオの同窓生。リクオの小学校時代からの知り合い。常に気取ったカッコつけな性格で、同級生を男女問わず取り巻きにしているが、認めた「仲間」に対しては深い友情と思いやりを見せる。
かつては妖怪の存在を否定していた(当時のリクオをもバカにしていた)が、トンネルでの事件以来、妖怪の存在を信じるようになった。特に「夜のリクオ」に助けられて以降は(正体を知らずに)彼に惚れ込み、妖怪探しを通じて再び接点を持とうとしており、気絶していた時は夢に見るほど、再会を切望している。
小学生の頃から情報収集力に優れており、時折妖怪らの核心に徐々に近づく事もあり、リクオをひやひやさせている。妖怪を探し出す「清十字怪奇探偵団」なるものを結成した。祖父が大学教授であり、家は金持ちで、妖怪に関する資料がずらりと置かれている。
生徒会長選挙では犬神の起こした一連の騒動が全て彼の演出と思い込まれたお蔭で、1年にして当選を果たした。
家長 可奈(いえなが かな)
通称カナちゃん。6月23日生まれのA型。身長152cm、体重39kg。
浮世絵中学校1年2組に通うリクオのクラスメイトで、上級生たちから「今年の一年生の中で五本の指に入る」と言われるほどの美少女。リクオとは小学校時代からの幼馴染。気丈で明るい性格だが、6歳の頃から雲外鏡の夢を毎晩のようにみていたため、妖怪など怖いものは苦手。にもかかわらず、「清十字怪奇探偵団」の一員になっている。リクオにまつわる妖怪がらみの話についてはほぼ知らない。ゆらと共に旧鼠に捕えられたことを始めとして(その際リクオ(夜)と奴良組の妖怪たちに助けられた)、度々妖怪がらみの事件に巻き込まれることが多い。現在までで清十字怪奇探偵団のメンバーでは、一番夜のリクオとの接触回数が多い。
リクオ(昼)に密かな好意を抱いているため、リクオとつらら(雪女)の関係を怪しんでいた。しかし、今ではリクオ(特に夜の方)が気になっている。リクオの正体について核心をついた言動をしているが、「リクオ=あの方(夜のリクオ)」であるとは微塵にも考えていないようで、「二人は友達同士」だと思い込んでいる。
花開院 ゆら(けいかいん-)
京都の陰陽師で陰陽道の頂点に立つ「花開院家」頭首の娘。祖父・花開院秀元は有名な陰陽師らしい。妖怪退治の修行の為、浮世絵中学校1年3組に転校してきた、リクオのクラスメイト。京言葉を使う。
要領がよくおっとりとした性格だが、陰陽師としてのプライドが高く妖怪は全て滅するという信念を持っており、勝利の為なら己が身を滅ぼす事すら厭わない激情と、安全圏へと退避させた非戦闘員を「足手まとい」と言い切る非情さを併せ持つ。式神を使役し妖怪を滅する能力についてはぬらりひょんも驚愕する才能の持ち主であり、修行中の身でも陰陽師としては優秀な方らしいが、肝心要の所で失敗をすることがある。
いつか妖怪の総大将であるぬらりひょんを倒そうとしており、旧鼠からリクオに助けられてもその思いは変わらない。生徒会長選挙の日から、「『ぬらりひょん』について何か知っているのではないか」とリクオを怪しんでいる。
清継から「清十字怪奇探偵団」一の専門家として信頼されているが、本人はそれを重荷に思っている。一人暮らしをしているせいか貧乏で、金欠になりやすいのが悩みの種。
貪狼(たんろう)
の式神。妖怪を喰い殺す。
禄存(ろくそん)
鹿の式神。角で攻撃する。脚力も抜群。
武曲(ぶきょく)
落ち武者の式神。ゆらに忠誠を誓っており、人語を話す。槍を使って戦う。
廉貞(れんてい)
金魚の式神。「式神改造・人式一体」によりゆらの左腕に一体化し、花開院流陰陽術「黄泉送葬水包銃(よみおくり・ゆらMAX)」を放つ。
爆(ばく)
式神ではなく、相手に投げつけた札が爆発する術が施させている。
なお、貪狼・禄存・武曲・廉貞は北斗七星を構成する星の中国名である。
鳥居 夏実(とりい なつみ)
清継のとりまきの一人。黒髪の女子。リクオの小学校時代からの知り合い。清十字怪奇探偵団の一員だが、打算的なつきあいで、妖怪には興味がない。捩眼山の温泉での戦い以降、ゆらから対妖怪用の戦いの稽古を無理やりやらされていたが、痴漢騒ぎの一件から防衛意識に目覚めた模様。
巻 紗織(まき さおり)
清継のとりまきの一人。茶髪の女子。巨乳が自慢。リクオの小学校時代からの知り合い。清十字怪奇探偵団の一員だが、打算的なつきあいで、妖怪には興味がない。鳥居と同じく、ゆらから稽古を無理やりやらされている。
島(しま)
清継のとりまきの一人。いつも清継の味方に付く少年。下の名前は不明。リクオの小学校時代からの知り合いで、現在浮世絵中学校1年2組の同級生。つらら(雪女)に好意を抱いている。実はサッカー部員でU-14(14歳以下)サッカー日本代表選手[4]

[編集] 登場人物の親族

奴良 若菜(ぬら わかな)
リクオの母で、所謂極道の妻だが性格は至って温厚。30歳。夫(=リクオの父、ぬらりひょんの息子)を早くに亡くしている。
鳥居 ひばり(とりい-)
夏美の祖母。千羽の祠が祭られている近所の病院で入院中。若い頃から千羽に対する信仰が強く、現在もただ一人千羽の元へ詣でている。

[編集] その他

化原(あだしばら)
作家であり妖怪研究家。みすぼらしい身なりだが、どこか不気味な雰囲気を漂わせる中年男性。清継が尊敬する人物である。馬頭丸に操られていた。

[編集] 用語

奴良組(ぬらぐみ)
妖怪の総大将ぬらりひょんを頭領とする、東日本(関東甲信越東海)総元締の妖怪一家。現在は70団体、構成妖怪の数は1万匹。「達磨会」「鴆一派」などの貸元を擁する武闘派と呼ばれる集団。隠神刑部狸の言葉から、総大将のぬらりひょんが若かった頃は百鬼夜行の名前通りに100団体を統べていたと思われる。70団体まで減ったのはぬらりひょん曰く「従わせられるような気力がないから」。
土地神(とちがみ)
幹部とは別にその地方の土地を守る役目を司る妖怪。戦いには向かないが、奴良組が持つ「畏れ」の核となる存在。人間からの信仰がなければやがて弱り、消滅してしまう。
花開院家(けいかいんけ)
京都に本家を置く陰陽師の家系。陰陽師の中でも特に巨大な勢力を誇る。
四国八十八鬼夜行(しこくはちじゅうはっきやこう)
奴良組から見て西側に当たる四国の妖怪の勢力。八十八の霊場にそれぞれ組を持ち、本拠地は松山の山口霊神堂。隠神刑部 玉章を組長として、奴良組殲滅を目論み、本州侵攻を狙う。幹部は犬神・手洗い鬼・犬鳳凰・夜雀・岸涯小僧・針女・袖モギ様の七名。初代組長は隠神刑部狸と思われる。
七人同行(しちにんどうぎょう)
七名いる四国八十八鬼夜行幹部のもう一つの姿。本作では蓑笠をかぶった七名の妖怪集団ということになっているが、実際に七人同行の姿で描かれたのは先に浮世絵町へ行った犬神を除く六名。
畏(おそれ)
奴良組の代紋で、妖怪たちの掟のようなもの。特に妖怪たちをまとめる役目を担う組の頭領にとっては重要なものである。「畏」の文字は未知なるものへの感情、すなわち「妖怪」そのものを表す。組によってそれぞれ異なる代紋が存在する。
盃(さかずき)
妖怪任侠世界において、種族の異なる妖怪同士が血盟的連帯を結ぶもの。祖父、父の代で組の百鬼となった猛者たち、あるいはその子孫と義兄弟の盃を交わすとき、その割合から五分五分の盃といい、対等な立場となる。
また、七分三分の盃を交わすことは忠誠を誓うという親分乾分の契りであり、絶対の信頼がなければできぬことである。
魔道(まどう)
人間がその道を外れ妖怪となること。

[編集] 読み切り版

[編集] 概要

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[編集] あらすじ

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[編集] 登場キャラクター

奴良 リクオ(ぬら - )
妖怪一家「奴良組」の三代目頭領。ぬらりひょんの孫。年齢設定は高校生。また、覚醒時の記憶も残っている設定。
ぬらりひょん
妖怪一家「奴良組」の先々代頭領。よく宇佐美家に勝手に上がりこんでご飯を食べていたりする(ぬらりひょんの特性から)。宇佐美家の母親以外とはわりとうまくやっているようで、祖父などとは将棋をよく指しているらしい。
宇佐美 ゆら(うさみ ゆら)
リクオの近所に住んでいる女子高生。リクオのクラスのクラス委員を務めている。実家によくぬらりひょんがあがりこんでいるが、本人や彼女の祖父はあまり気にしていないようだ(ただし母親は邪険らしい)。幽霊やオカルトなど、胡散臭いものを嫌う性格。外見は連載時の家長カナとほぼ同じである。
宇佐美バアさん
ゆらの祖母。駄菓子屋を営んでいる。尚、本編に登場していないが、彼女本人が経営する駄菓子屋は連載版でも存在するようで、ぬらりひょんもよく菓子(特に「まずい飴」)を失敬しているらしい。
槃蛇院 大覚(はんだいん だいかく)
テレビ番組などで有名な霊能者を語る大男。その正体は極道「集英組」を束ねるヤクザである。実際に霊能者というのはインチキで、言葉巧みに相手をだまして財産や土地を取り上げたりしている。しかし、運悪くゆらの家をターゲットにし、ゆらを拉致して「お清め」といいながら、強姦寸前のところを覚醒したリクオたちに組共々叩きのめされ、馬脚を現すこととなった。
猫目の爪(ねこめのつめ)
奴良家に棲む妖怪の一人。小柄で覆面をしており、猫の目と爪をもつ。連載版のジャンプ表紙にも登場しているが、本編には未登場。

以上でぬらりひょんの孫に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 単行本

一 魑魅魍魎の主となる - 2008年8月9日発売 / ISBN 9784088745572
二 リクオ、牛鬼と対峙する - 2008年10月3日発売 / ISBN 9784088745817
三 奴良組総会 - 2009年1月5日発売 / ISBN 9784088746210
四 四国八十八鬼夜行 - 2009年4月3日発売 / ISBN 9784088746555
五 闇より暗い翼を持つ妖怪 - 2009年6月4日発売 / ISBN 9784088746678

[編集] スタッフ

[編集] 編集者

  • ?代目:中路靖二郎[5] - 2008年○月 - 2008年9月 - 担当中

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 単行本第一巻8ページ
  2. ^ 梅若丸時代の話については、能「隅田川」や歌舞伎などで脚色された木母寺に伝わる悲談「梅若伝説」と同旨。
  3. ^ 各地の鬼女伝説のうち、童女が出てくるのは東京都台東区花川戸に伝わる「姥が池伝説」。
  4. ^ 2008年夏の赤マルジャンプによって判明。
  5. ^ 週刊少年ジャンプ2008年44号巻末コメント