浦安鉄筋家族

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浦安鉄筋家族』(うらやすてっきんかぞく、SUPER RADICAL GAG FAMILY)は、浜岡賢次による日本のギャグ漫画である。略称は「浦安」(うらやす)、「浦筋」(うらきん)、「浦鉄」(うらてつ)など。本記事では続編の『元祖!浦安鉄筋家族』(がんそ!-)、『毎度!浦安鉄筋家族』(まいど!-)についても記述する。

目次

[編集] 作品の歴史

浦安鉄筋家族
1993年第10号 - 2002年第13号、全31巻
元祖!浦安鉄筋家族
2002年17号 - 2010年48号、全28巻
毎度!浦安鉄筋家族
2010年49号 - 連載中

[編集] 概要

週刊少年チャンピオン」で、1993年第10号から2002年第13号まで連載された。コミックスは全31巻。CDドラマやキャラクターブックも発売されている。一時期、ギャグ漫画売り上げ日本一になった経歴を持つ。

千葉県浦安市を主な舞台に、過剰に元気な小学2年生の主人公・大沢木小鉄(おおさわぎ こてつ)の家族とその仲間達が繰り広げるドタバタ喜劇。プロレスラーや芸能人、有名アニメや漫画のキャラクターなど実在・架空問わずあらゆる人物のパロディーがよく登場する。

回ごとの扉絵は存在せず、必ず左ページから始まり右ページで終わる。そのため単行本でも基本的に余白なしでページがつながっている。

単行本の表紙にその巻で掲載されている漫画のコマを載せるのが特徴(主に新キャラが載ることが多い、また10巻などの1部の表紙では表紙オリジナルのシーンのコマを入れることがある)。もう一つ特徴なのは作者自身の作品評がある事である。当初は詳細まで書き綴っていたのだが、中盤以降は「普通」など淡白なものと化してしまった。どうしても納得のいかない作品(424発目など)は収録されないこともある。なお、前作『4年1組起立!』にも存在するが、本作など他の浜岡作品の単行本に収録されている。

作者が「ウンコは子供向けギャグマンガの必需品」という見解を持っているため、下ネタが数多く登場している。また、登場人物の半分ほどの身長の人間がコマの端あたりに描かれていることも結構ある。これは、作者の「サブがいたほうが面白い」という意向のため。

個性的な名前のサブタイトル、擬音、効果音も大きな特徴となっている。例えば、地面に激突した時に「ぐにゃっぱ」という奇声を発したり、蝶野正洋似のキャラクターにケンカキックをされた時は「ムタ」と発するなど。その際は創英角ポップ書体で文字が書かれる事が多い。

400発目(連載400回)では、「浦安市民最強を決める格闘技大会」(『グラップラー刃牙』の地下闘技場最大トーナメントのパロディ)が開催され、「500発目に続く」とあったが、463発目(連載463回)をもって終了したため、500発目は描かれることなく「元祖!」にリニューアルされた。その後、「元祖!」47固め(「元祖!」の話数カウントは“固め”であり、リセットして1から数えなおしている)で続編が描かれ(47固めのサブタイトルは「500発+10」)、その後201固め、300固めに引き続き続編が描かれている。

2008年には「464発目」として、「元祖!」ではない純粋な新作が執筆された(「元祖!」20巻収録)。

15巻に「214事件」というバレンタインデー214日)ネタの話があるが、これは「214発目」の話である。作者はこの奇妙な一致に、最後のセリフ入れ作業の時に気づいたという。

最後のコマに「終」や「オワリ」など、そのままか背景などに混じらせる形で書かれるケースが多い。

2002年17号よりタイトルを『元祖!浦安鉄筋家族』として新たに連載を開始、2010年48号まで連載された。コミックスは全28巻。話数カウントは「~固め」であり、リセットして1から数え直している。

あかねを豪邸からアパート住まいにさせる、担任を奈々子先生に変える、小鉄らを3年に進級させ仁・花子のクラスを入れ替える、新たなキャラクターとして金子先生を登場させるなど、設定のマイナーチェンジがはかられた。ただし、ギャグ漫画の内容としては前作のテンションを引き継いでいる。下ネタは減少したものの、暴力的描写は健在であり、さらにリアルな描写になった、但し後期は暴力ネタは減少した。他にも「クラスで地味な生徒」を扱ったネタが増え、鋭い人間描写が見られる。前作からストーリーの最後のコマに頻繁に出ていた、「終」などの終わりをあらわす一文字もしくは、数文字が初期など一部の話を除き事実上廃止となった。

単行本2巻からは中崎タツヤ風の自伝漫画「はまけん」が連載中(この作品は『月刊少年チャンピオン』にも読切として掲載されたことがある)。

7巻では100固めを記念して、単行本初のオールカラー漫画を収録。また、2008年の21・22合併号において、「特大!『浦鉄祭』!!」と題して(前作からの)連載15周年記念の特集が組まれた。

2010年49号より『毎度!浦安鉄筋家族』として新たに連載を開始した。話数カウントは「~キンポ」であり、リセットして1から数え直している。初回と第2回は2話掲載された。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


[編集] 登場人物

[編集] 小鉄軍団

主に、小鉄をリーダーとした集団の通称(周りからそう呼ばれている、花丸木からはデビルキッズと呼ばれている)。主なメンバーは仁、あかね、のり子、ノブ、フグ夫、花子、田中(中田)、涙である。他にも金子や江戸五郎や星や米異や野村幸子等がいる。

主に遊びを目的として集まっている。遊びは殆ど野球だが、時にはお互いの家に行ってゲーム等をして遊んだりしている。時々、浦安フジに行ってダンボーラーをしている事もある。主に小鉄、あかね、のり子、ノブ、仁が様々な案を出し行動し、最終的には小鉄が決める。

遊んでばかりの様に見えるが、仁の家を建て替えや庭の手入れ等、人助けをする事もある。時にはイタズラをしたりして面白がっているが、最終的には自分等が被害を受ける事が多い。

タイガー軍団やNYAに目をつけられていて、特にNYAからはかなり嫌われている。小鉄達は嫌われている事を知らない為、彼らに普通に話しかける事が多い。タイガー軍団からは色々と絡まれたり喧嘩を売られたりするが、最終的にはタケシがバカな行動を起こして結果的に小鉄軍団が勝っている。花丸木からも嫌われているが、単に小鉄達は花丸木と遊びたいだけの様である。

チームの団結力は強いが、クラス全体の団結力も強く、玉子山に張り手をされて重傷を負った中田の仇を取るため全員で玉子山に襲い掛かった事、ノブのお見舞いを全員で行く等である。気弱でいじめられっ子だった米異やテキレツを励ましたり、鍛えさせたり等、弱い者を助けた事がある。

[編集] 海外版

『浦安鉄筋家族』は韓国、香港、台湾などへ輸出して、海外ではタイトルが変えられている。韓国では『우당탕탕 괴짜가족(驚くほど奇妙な家族)』、香港では『愛生事家庭』、台湾では『抓狂一族』になった。

韓国版:本来のサブタイトルが内容を読み取るのに難解だということで、内容を参照したものに変えられている。また、削除した編数が多い。擬音とセリフがハングルになっている。

[編集] 登場人物の名前

  • 韓国版:登場人物はすべてハングルで表記される(苗字を除く)。なお春巻龍の名前はブルース・リーと訳されたりしている。
小鉄(고테츠)、金鉄(깅테츠)、順子(준코)、春巻 龍(이소룡)など。
  • 香港版:登場人物の名前が全て漢字表記になっている(元々漢字表記の名前である人物達はそのまま)。
のり子(紫子)、仁(仁仔)、あかね(小茜、翻訳すればあかねちゃんという)、フグオ(小福、福から)、ノブ(華仔)

[編集] CDドラマ

1996年8月にBMGビクター(現・BMG JAPAN)から発売された。監督は谷田部勝義

[編集] 内容

  1. 1発目 ミイラ
  2. 2発目 野良ミャオ
  3. 3発目 へっぴり
  4. 4発目 キド
  5. 5発目 番外編

[編集] 声の出演

[編集] 主題歌

「○▽□未来の子」
歌 - スリーキャットナイト

[編集] テレビアニメ

1998年6月30日から同年8月24日に、TBS系(一部地域を除く)で深夜にアニメ化もされた。監督は大地丙太郎。全33話。翌1999年8月に新作映像を交えた再放送も行われている。アニメ化の際問題だったのが実在人物のパロディで、名前や容姿を大幅に変更したり、登場しなかったキャラも多い。アニメブックも発売された。

1998年7月25日に起こった和歌山毒物カレー事件の影響で、ストーリーにカレーが出てくる回が放送されなかった(この回はビデオ化の際に収録された)。

[編集] 原作との相違点

  • 国会議員のデザインがアントニオ猪木をモデルにした容姿からジョン・ウェインをモデルにした容姿に変更されている。アニメ版の国会議員は外国人という設定になっており、台詞にも細かい変更が見られる。
  • ボギー愛子は登場せず、彼女の役割を受け継いだオリジナルキャラクター「三途野川霊子」が登場する。このキャラクターは作者である浜岡がデザインしている。デザインが変更になったのは「元ネタが古臭いキャラをそのまま出してもなんだから」と言う理由から。
  • 畑松五郎の名前を‘牛松虎五郎’に変更、デザインも一部変更(唇を厚めにしている)。
  • あかねやノブなど、原作最初期と放送時期で髪型・服装などの容姿が異なっているキャラはそのまま放送当時の原作でのデザインと髪型・服装に変更された。小鉄に関しては髪形が変わる話はあるが、衣装は放送当時の原作のものに変更されており、原作最初期で着ていた物は登場しない。
  • 原作では無修正だった花丸木の股間にモザイク処理が施されている。
  • 人糞が赤い色になっている(「放送上(の都合で)色は変えているが、明らかにウンコである」とナレーションされる)。

[編集] 声の出演(テレビアニメ)

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌(テレビアニメ)

前期「ナツノマボロシ」
歌 - SHEEP
後期「-I'll-
歌 - Dir en grey
キテレツ大百科のキテレツ(木手英一)のパロディ、敵烈藤男がこのオープニングのみに登場している。

[編集] 各話リスト

X発目「走れスジャータ」は当初27発目として放送される予定だったが、和歌山毒物カレー事件の影響によりビデオのみの公開となった(この話の中にカレーが登場するため)。

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督
1発目 鼻毛な奴ら 大地丙太郎 則座誠 波風立流
2発目 ドイツ人 やすみ哲夫
3発目 あんとんナッツ 桜井弘明 笠原彰
4発目 大鉄トゥワイライト 近藤信宏 小林勝利
5発目 転校人 横山広行 河南正昭
6発目 沈む肉 横山広行
7発目 春巻 そえたかずひろ 横山広行
8発目 ジャストンぴーなつ 松竹徳幸
9発目 むつでゾーラム やすみ哲夫 吉田俊司 小林一三
10発目 歯肉女 横山広行
11発目 ぶりちん 井硲清高
12発目 卵争 近藤信宏
13発目 あっきゅー 細川秀樹 村田雅彦 畑良子
14発目 ダンボーラー もりたけし
15発目 新にーちゃんうーたん
16発目 野良ミャオ 井硲清高 馬越嘉彦
17発目 梅星 松竹徳幸 則座誠 小林勝利
18発目 ふじまる 近藤信宏 波風立流
19発目 馬鹿サラダ 井硲清高 笠原彰
20発目 どみそ 則座誠 波風立流
21発目 バイショー ワタナベシンイチ 横山広行 河南正昭
22発目 野良P38 川獺次美 馬越嘉彦
23発目 新ボンボンらむーん そえたかずひろ 河南正昭
24発目 血の海 もりたけし
25発目 馬鹿者 細川秀樹 清水明 小林一三
26発目 新・野良ミャオ 松竹徳幸 笠原彰
27発目 しんま ワタナベシンイチ 小林一三
28発目 便乗太郎 細川秀樹 村田雅彦 増永計介
29発目 よごれ 近藤信宏 小林勝利
30発目 新へっぴり 井硲清高
31発目 舟盛りの歌(“馬鹿夏”より) 大地丙太郎 音地正行
32発目 あぁ…春巻さん物語フォーエバー (総集編)
X発目 走れスジャータ(未放送) もりたけし 清水明 河南正昭

[編集] 脚注

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[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

TBS ワンダフル内アニメ枠
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