エリートヤンキー三郎
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『エリートヤンキー三郎』(エリートヤンキーさぶろう)は、阿部秀司による日本の不良ギャグ漫画。講談社の漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』にて連載されていた。現在同誌で連載中の『エリートヤンキー三郎 第2部:風雲野望編』の前身にあたる。略称は「エリヤン」「エリサブ」。
2007年にテレビドラマ化、2009年に映画化された。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] あらすじ
私立徳丸学園高等学校は県内屈指の不良校であり、その学校を仕切っているのが県内全域に名を轟かす極悪な大河内一郎と大河内二郎の「大河内兄弟」であった。2人の強さは半端ではなく、校内はおろか教師や警察でさえも逆らえないのである。そしてこの春、彼らのいる徳丸高校に大河内兄弟の末っ子、大河内三郎が入学する事になり、当然周囲は騒然とする。しかし、三郎はどこにでもいる内気で少しオタクな普通の高校生だったのだ。だが周囲の誤解や運の無さ、そして三郎に秘められた真の力により彼は徳丸学園を仕切るエリートヤンキーとして自身の思いとは裏腹にのし上がって行く。
[編集] 登場人物
[編集] 三郎軍団
私立徳丸学園の生徒達で結成されている不良グループ。そもそもの起こりは河井が三郎の(正確には大河内の)名前を利用するために近づき、河井の仲間を引き込んで結成。その後、三郎に対する周りの誤解や、不運が重なり、団員は増えていった。当初は三郎に何かと付きまとって迷惑をかけたり、河井が自分の考えた悪徳商法を三郎の命令と偽ってあくどい事をさせたりしていた。しかし、主要キャラを除くと、一般団員は不良と言うよりマナーの悪い我儘の集団で、熱した時は歯止めの効かない問題行動を起こす反面、冷めると結構適当になるなど団結力が高いとは言い難い。 能力や座右の銘は実写版における河井調べ。
- 大河内三郎(おおこうち さぶろう)
- 主人公で三郎軍団の総長兼県内最凶の暴走族流星会二代目の総長。軍団員からは「総長」、前田、石神、桐山からは「三郎ちゃん」、九州の番格達からは「千葉の大魔王(単に大魔王と呼ばれることが多い)」と呼ばれている。
- 普段は大人しく温厚だが、生まれつき非常に運が悪く、大河内家の人間と言うレッテルで小さい頃からろくな目に遭わず、そのせいかネガティブかつマイナス思考な一面が見受けられる。気弱で優柔不断であり、相手に高圧的な態度に出られると断りきれなかったり、自分の意見を言えずにその場しのぎに適当なことをいって誤魔化してしまう。それでも初期は駄目ながらも、料理人を目指す、農業のリゾートバイトやボランティア活動の参加、近藤が始めたラグビーなど色々な方向に努力し、金銭感覚を除けば(と言っても高級志向がある訳ではなく、高い安いの感覚が違う)常識もあった。
- 上記の性格通り普段の三郎に不良軍団の総長としての器はなく、本人も普通の高校生活を望んでいたのに、「大河内の人間」という周囲の先入観や誤解、三郎を利用しようとする河井の口車、更には後述の三郎自身の秘められた力と一郎、二郎の退学した徳丸学園の総長に祭り上げられてしまうことになる。また、自分が関わったことも不本意な結果には非常に無責任な言動が目立ち、自分がいる立場を理解していないために危機意識は極端に低い。その上、頭は非常に悪く、勉強はまるで駄目で、努力を重ねた成果でも泥酔状態の河井より点数は低い上、時には好転した状況でも根回しも何もしないために望まない結果に落ち着いてしまい、思慮にも欠けている。ただ、観察力はあるものの、他人に伝えられない、自己推量の内で納得して裏付けを取らないなど行動力が伴っていないため生かされた事はない。
- 第2部からは場の空気を読まない傲慢な性格になり、ある意味かなりポジティブになった。しかし、人の迷惑を顧みなくなり、顕著になった「アイドルオタク」という一面では、手段を選ばずにストーカーまがいの行動や殺人未遂等の犯罪行為すら起こして、河井やロザンナに呆れられ、石井からも愛想を尽かされかけた。また、勉強もサボるようになっていき、そのせいで成績は更に悪くなり、テストの点数は常に1桁で、0点も珍しくない。九州編以降は心を入れ替えて勉強するようになったと思いきや、それすら最初だけで現在ではまた勉強をしている様子は全く無いなど、自らの自堕落でひどい目にあっても反省するのは最初だけで、すぐに元の遊び呆けな生活に戻ってしまうなど進歩がまるで無い。また一郎・二郎から家族が知っている事を教えられてなかったりと腑抜けた一面が目立つ様になる。そのせいか、徳丸内での評価も「普段は優しくて大人しいが怒らすと怖い人」から「金持ちだがヘタレで頭の悪い、可哀想なダメ人間」というものに変わってきている。
- 趣味は読書(少女漫画)、フィギュア・食玩集め、テレビゲーム(特にギャルゲーで原作では「どっきーんメモダイアル」(ときめきメモリアルのパロディ)。ドラマ版では「この青空に約束を―」で、お気に入りのキャラは羽山海己。)。浅井春菜に片思いしている一方、萩原、関と徳丸交際グループを組んでいてマネー担当。仏像や神社仏閣をこよなく愛するが、寺を燃やしてしまったことも。ビジュアル系バンドのメンバーにビジュアル担当として入れられたときは、ゴスロリの女装をさせられていた。
- 身長170センチメートル、体重60キログラム。誕生日は11月29日。戦闘能力・智謀・政治力・人望未知数。座右の銘は「仲良きことは美しき哉」。
- 凶暴化
- 幼少期は兄の一郎と二郎からも蔑まれ、兄の悪行を注意した際に殺されかけたトラウマをキッカケに、失禁すると凶暴(一郎と二郎曰く「一族一濃い大河内家の血が三郎を支配する」)な人格に変貌し、プロレスラーや銃を持ったマフィア、猛獣をも倒す作中最強の存在になる。その時の凶暴性は尿量に比例し、恐怖による失禁以外にもトイレを我慢している時に下腹を殴られての失禁や緊張によるものでも発生する。この状態のときは見境も(片想いしていた春菜にすら殴りかかった)無く状況を滅茶苦茶にしてしまう。本人に凶暴化している間の記憶はないため、非常に性質が悪い。そのため、三郎の伝説を増長させている反面、絶縁されるキッカケにもなる。また何故か全裸になる事も多い。当初は自分のピンチで凶暴化なり活躍するが、話が進んでいくうちに、せっかくの良いところで凶暴化して皆に目茶目茶にするのが多くなってきた。
- 河井星矢(かわい せいや)
- 準主人公(三郎以外の人物で唯一主演作『銭ゲバアルバイター河井』などを持っている)で三郎軍団の副総長で三郎軍団のナンバー2兼県内最凶の暴走族流星会の二代目特攻隊長。通称「知の河井」。逆立てた金髪(頭蓋骨が尖っていて髪を下ろすと確認できる)と左耳の多数のピアス、四本しかない歯(一郎・二郎によって全て差し歯になってしまう)が特徴。
- 自分以外の人間は道具か金蔓の自己中心的な守銭奴で、一瞬で札束の厚みから金額を理解し、今後の損得を頭で理解していても、自らの強欲ぶりに懲りて反省しても目先の金銭、美味しい話に釣られ、簡単に決意や信条も何もかも撤回する強欲な性格。言葉通り「大切なのは自分だけ」で、自らの保身や、金、地位のためなら団員も総長の三郎をも犠牲にする。
- 三郎に近付き、彼の言葉を都合がいいように解釈して周りに伝えて自らの地位を高め、いつしか副総長を(勝手に)名乗るようになり、初期から高校生とは思えないあくどい商売を行ったりしていた。三郎を慕っていた(それも三郎を利用するためのおべっか)のも最初だけで、現在では陰で「サブ」「バカボン」「カス」呼ばわりして見下している(自分の立場が有利になったときは本人の前でそう呼ぶ)。大河内家と関わった事を後悔しており、一郎と二郎には恐怖、三郎のへタレ具合には呆れており、特に三朗に関しては「大嫌い」、「一生の汚点」とさえ言っており、三郎が拉致される場面を目撃しても、警察にも大河内家にも通報せず仕事に出向いた。三郎の凶暴化については放尿がキッカケであることは知らないが、普段の三郎とは全く別人の状態である事や三郎個人の本質を正しく理解している。三郎をフォローする気は欠片も無いが、時折三郎の問題点を正しく指摘する場合がある。口八丁で相手を丸め込んだり、相手によってコロコロ態度を変えることが上手い。また、「秘策」と称して色々と仕出かすが、これは大概ろくな結果を生まない(発想力はあるのだが、強欲さから引き際を見誤ったり、天罰、詰めの甘いミスで失敗する事が多い)。一郎・二郎に殴られた回数は前田同様、非常に多い。特に二郎には包丁で刺された上、背中に文字を彫られるという目に遭っている。
- 非常に要領が良く、また料理はプロ並みの腕前で、遭難したときはボーイスカウトで得た知識で切り抜けるなど、意外と多才、多芸。喧嘩は弱く、改造スタンガンを使うが、スポーツは万能。欲望に忠実な分、真っ当な商売が儲かるならそっちへ方向転換もするし、バイトも柄の悪さを除けばそつなく仕事をきっちりこなす。どれだけボロボロになってでも成し遂げようとする執念と行動力は本物で、二郎に食い付いて殴られたことも。他、将来を見据えて屋台の修行に出た事もあり、度を越した強欲と暴走に目を瞑れば、作中で最も現実を見た性格である。
- どう言う経緯か不明だが、両親はいない。また、家を失って住処はコロコロ変わっている。誕生日は7月7日(しかし星座はうお座であり、誕生日とあっていないので矛盾が生じている)。戦闘能力80、智謀98、政治力100、人望90。座右の銘は「長いものには巻かれたらんかい!」。
- 石井武(いしい たけし)
- 三郎軍団の親衛隊隊長で三郎軍団のナンバー3。怪力の持ち主で通称「武の石井」。大柄で虫歯とも無縁。
- 当初は知性をたたえた硬派だったが、三郎を慕って盲信する余りどんどん変なキャラになっていき、髪型もだんだん変な髪型(本人曰く「気合の入った髪型」、坊主頭に剃り込み、額を三日月のかたちに剃り上げる)になって行く。校内一の馬鹿で単純なため一郎の催眠術に簡単にかかる。また、批判的な言動も歯に衣着せないものとなり、春菜の料理の不味さを容赦無く指摘した。
- 人に自分の理想を過剰に押し付ける性格で、最初は三郎を「男の中の男」と讃えていたのが、崇拝する余り、時に三郎の意向を無視や妨害する事もしばしば。第二部以降は自分の部下には、強く忠実であれと無茶な訓練や考え、何故か組体操まで強いている。他、両親、学園祭で知り合った子供たちにも三郎を優先した暴走を強いている。筋トレが日課で旅行先でもトレーニングを欠かさない上に、某国から特殊なドーピングドラッグを購入しており、狂気と言える暴走をしている。豪放な外見であるが、都会っ子な一面もありサバイバル等は苦手。
- 三郎を金蔓や名声利用の道具としか考えていない河井や、三郎に女の子を紹介して、デートに誘う関(石井曰く色魔道に誘い込むマネ)とは手が合わず、対立を起こすこともしばしば(但し徳丸共学化の話では演歌風の世界を妄想しており、女嫌いという訳ではない)。実は三郎の交際グループでトリプルデートをしていた山本麻美に一目惚れされているが、石井はその事実を知らずに財産目当ての女狐と毛嫌いしているため、以降に接点は無い。
- 法や常識、権力を超えて三郎を優先し、その暴走は留まる所を知らず、三郎に何か災難が降りかかると過剰な防衛策で、異常な行動に出る。過剰なまでの三郎への忠誠心や、それに伴う行動を三郎は非常に迷惑がっているが、石井が三郎を想う気持ちは本物であり、自分が三郎に迷惑をかけていると知ると切腹しようとしたり、河井の暴動を止める等三郎の役に立つ時もある為、当初は石井を完全に突き放せないでいる。
- 第二部からはヘタレ的言動が目立つ三郎に対しても非難するような言動が目立ち、周囲に総長の偉大さを示したいと言う思惑による暴走で、命に関わると言う意味では河井以上に危険な目に遭わせることが増え、三郎も鬱陶しいと思っている。尚、三郎を慕う余り、ストーカー並にプライバシーを暴き、三郎が小学生に使っていた上履きなども欲しがり、桐山のブログに対抗しようと三郎を溺死させかけた時、身体を裸で温めながら人工呼吸の動画がホモ系サイトとして大盛況の際はその路線で行こうとするなど、萩原の誤解(少なくとも石井の萩原への興味は強者としてである)もあながち否定出来ない。
- 誕生日は4月2日。戦闘能力94、智謀1、政治力12、人望52。座右の銘は「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格はない」。
- 関雲竜(せき うんりゅう)
- 相撲部の部長。登場時の学年は不明だが、現在三郎と同学年。徳丸祭りのボクシング大会で後藤田に倒されたゲストキャラが、いつの間にか後藤田を追いやるほどのレギュラーメンバーに。肥えた体格とそのアフロヘアーがチャームポイント。
- 普段はおちゃらけているが、相撲部部長だけのことはあり、石井と互角の戦力を持ち、得意技「雲竜上手投げ」は軽自動車を投げ飛ばすほどの威力を持つ。河井は三郎、石井、関の3人を「日本最強高校生トリオ」と呼んでいた。
- 三郎の徳丸で周りにいる中では萩原と共にまともな部類に入る。女好きで主に金銭面で三郎を利用するが、河井の様にたかろうと言う訳ではなく、デートにおける必要経費(時には金で釣るため)程度で少なくとも迷惑をかけるには至らない。ダイエットや好物がカニなど、利害が一致したり、気が合う相手である。相撲をやっているのも女にもてたいがため。また徳丸一のダイエットマニア。三郎、萩原とは徳丸交際グループを組み、おもしろトーク担当で女性とは駆け引きにも強かな一面を見せる。しかし駆け引きが間違った方向に行き、最終的には振られることが多い。
- 意外なことに彼女がおり、彼女がいながらナンパや合コンに精を出しているが、その最中に彼女から電話があると、浮気がばれないように必死に弁解したり、彼女と別れそうになると泣いて本気で嫌がるなど本命の彼女のようである。しかし、最近では彼女の名前が出てこなくなっており、現在も付き合っているかは不明。身長180センチメートル、体重150キログラム。誕生日は3月10日。戦闘能力90、智謀42、政治力56、人望23。座右の銘は「巨人・大鵬・卵焼き…ほか」。
- ドラマでは演じている津田耕作の滑舌が悪いためか、しばしば台詞に字幕がつく。
- 福士譲(ふくし ゆずる)
- 河井の相棒で三郎軍団の幹部。河井とは旧知の仲らしく、2人でコンビを組んで活躍をする事も。当初はまともな台詞を喋っていたが、1年生の時の球技大会でスタンガンの電流を浴びたショックで「オウヨ」しか口にしなくなり、本編の3巻で三郎・河井・石井と共に遭難した時を除いてまともな言葉を口にしたことは無い。三郎のレギュラーキャラの同級生では唯一留年せず一人だけ卒業し、「河井の相棒」というポジションもチャーンに取られてしまったが為、以降は出番が激減することに。尚、上級生になった事を自慢する場面が、皆、福士に劣った自分への憤りを感じてしまい、咎められない。
- 喧嘩は弱いが、河井に劣らず多才で要領が良い。しかし、コンスタントに結果を出す河井に比べると、オールオアナッシングの一発屋的性質が強い。遠藤美歩(後述)という彼女がいて、仲は非常に良い。手癖が悪く、万引きの常習犯。戦闘能力70、智謀40、政治力30、人望0。
- 後藤田拓也(ごとうだ たくや)
- 三郎の一つ下の後輩(後に三郎が留年して同学年となる)。通称「カミソリ後藤田」。冷酷非情で冷たい性格、河井や児島ほどではないが卑劣で喧嘩に勝つためには手段を選ばない。過去、ボクシングジムに通っていた。入学当初、三郎軍団に牙を向けたが敗れて三郎軍団の軍門に降り、以後は三郎を先輩として慕うようになる。その後は活躍も無く、出番も様々なキャラに奪われる。校内では性格の悪さを除けば河合・岩田よりはまともな部類である。実家は工務店を経営しているが大河内家に酷い目に遭わされた。誕生日は8月17日。
- 萩原洋二(はぎわら ようじ)
- 三郎の一つ下の後輩(後に三郎が留年して同学年となる)。通称「マンモス萩原」。後藤田の親友で用心棒でもあり、入学当初後藤田と共に三郎軍団に牙を向き、石井とも互角に渡り合うが結局三郎に敗れて後藤田と共に三郎軍団の軍門に降り、以後は三郎を先輩として慕うようになる。大柄な体格だが気弱であり、4人兄弟で長男のためか徳丸の中ではまともな部類に入り、三郎とは気が合う。三郎、関と徳丸交際グループを組んでいたが、取り柄がないため後に関から役立たず呼ばわりされ戦力外通告を出された。三郎軍団の軍門に降った後、石井に誘われ親衛隊に入隊するが、特訓中に石井の行為に彼をホモと誤解し、石井の事が大の苦手となる。その後は幽霊隊員になり、何とかボクシング大会で脱退を認められ、大会で優勝(ほとんど、相手の自爆が主だったが)し、徳丸最強の称号を得た。
- 第二部からは、徳丸にやってきた桐山や、一郎の催眠術をよそ見していたために打っ飛ばされるなど、ろくな目にあっていない。その上、三郎・関とともにカニ部・健康部を結成し、部内での行動を見る限り三郎軍団の色に染まってしまっている。
- 身長185センチメートル。誕生日は10月20日。好物はうどん。
- 岩田正直(いわた まさなお)
- 三郎の一つ下の後輩(後に三郎が留年してしまい同学年となる)。三郎軍団副総長補佐(河井の腰巾着)。後藤田とは中学校の同級生でだがパシリだった。三郎・河井・石井の悪名に憧れ、県立高校を蹴って徳丸に入学。河井に急接近し、河井の裏稼業に深く関わるが、その後大抵ろくな目に遭っていない。また三郎軍団の肩書きを利用し、他所の高校にメンチを切るが喧嘩は弱い。校内の中では石井の次に馬鹿である。走りには自信があるらしい。第一部の終盤から長らく出番が無かったが、第二部の河井がローカルタレントとなった回で久々に登場した。
- 親衛隊員
- 石井側近の親衛隊員で、石井と同じ髪形をしている3人組。石井と共に同行する時、たまに2人の場合も。総長のために献身する石井の考えに賛同し、彼の非常識な言葉や行動も疑う事無く同行している。第二部では石井の暴走で総長の迷惑になっている(ただし、喧嘩に関して三郎の強さを確信しているのでその限りには無い)のではと反旗を翻したこともあるが、石井の稚拙な秘策(但し、その時石井の狂気の強さにビビッていたのもあり)にまんまと引っかかり再び石井の軍門に下ってしまっている。
[編集] 大河内一族
三郎の家族や親戚たち。その歴史は古く、127代までさかのぼる事が出来る。また、時代時代の政変には必ずといっていいほど裏で関わってきたらしく、「悪魔の一族」としてその悪名は轟いている。一族には色々仕来りがあり、
- 「大河内の男は18歳で結婚する(三郎もこの仕来りによって無理やり結婚させられたことがある)」
- 「大河内の嫁は強運の持ち主でなければいけない(大河内家の敷地に五重塔があり、そこで嫁候補は様々な運試しを行う)」
- 「身内でトラブルが起こった場合は裁判を行う(有罪になった場合は問答無用で脱出不可能な地下に落とされ、事実上の死刑)」
などがある。なお、そのような仕来りはなぜか三郎には知らされていないことが多い。さらに、家系図に三郎の名前は加わってない(戸籍謄本では三郎も大河内一族の人間であることが確認できる)。
- 大河内一郎(おおこうち いちろう)
- 大河内家長男であり、大河内家次期当主。「超」が2つも3つも付くほど凶暴で極悪。肝試しと称して毒キノコでバーベキューをしたり、乗ったダンプが民家に突っ込み爆発炎上に巻き込まれたり、何日も海の上を遭難してその間酒しか飲んでいなくてもダメージ一つ負わない屈強かつ不死身の肉体の持ち主。200人のヤンキーや、100対1の喧嘩にも勝ったことがある石井を瞬殺し、石井と互角の強さを持つ関もびびらすほどの圧倒的な強さを持ち、恐らく失禁で覚醒した三郎を除けば作中最強だと思われる。意外と動物好きで愛犬家(だが彼の飼っている犬はほとんど野放しで一部を除いて狂犬病の疑いがあるほど超凶暴である)であり、ドッグランのなかに入ると温厚な性格になり、やさしい人になるが、ドッグランに出ると、凶暴な性格に戻る。家族思いな一面もあるが、妻のキャサリンには頭が上がらない。額の傷は幼い頃失禁で覚醒した三郎に壁に頭を50回以上ぶつけられたため。宗教法人をいくつか経営しており、牧師の扮装をして裏稼業をすることが多い。また、凝り性な所があり、最近は催眠術にはまった事から、三郎を度々実験台にしている。極度のヘビースモーカーで禁煙をすると僅か五分で体が激しく痙攣するほどの禁断症状が現れ、只でさえ凶暴な性格が更に酷くなる(二郎も同様)。
- 常に防弾チョッキとスターム・ルガー スーパーレッドホーク 44マグナム銃を所持している
- 尚、三郎が失禁すると凶暴化するという事実を知っているのは一郎と二郎のみである。
- 大河内二郎(おおこうち じろう)
- 大河内家次男。一郎と同じぐらい凶暴で極悪で屈強かつ不死身の肉体の持ち主。一郎同様、失禁で覚醒した三郎を除けば作中最強だと思われるが、やはり妻のロザンナには頭が上がらない。三郎とは声が似ている。徳丸学園愚連隊「二郎組」と県内最凶の暴走族「流星会」を組織していた(前者は二郎が徳丸学園を退学させられたため消滅、後者は麻雀の賞品として三郎に総長の座を譲った)。一郎と喧嘩すると手がつけられないが、普段の兄弟仲は良い。現在はプロゴルファーを目指しており、まずゴルフ場を手に入れるところから始めた。暇さえあればクラブを振っている為、中々巧い。未成年にもかかわらず飲酒しているが、三郎が飲酒したときは厳しく折檻した。スキンヘッドであることを活かし僧侶の扮装をして裏稼業をすることが多い。一郎と同じく額には失禁で覚醒した三郎に負わされた傷がある。
- キャサリン大河内(キャサリン おおこうち)
- 一郎の妻。ニューヨークのギャングの娘。ロザンナに比べると余り本編に登場しないが、ダニエルの小学校受験で久々に登場し、その際にはダニエルを有名私立小学校に入れたい一心で、やる気の無い一郎に食って掛かり、常軌を逸してヒステリックな一面を見せた。
- ロザンナ大河内(ロザンナ おおこうち)
- 二郎の妻でマリオの姉。イタリアのマフィアの娘。二郎との間に2人の子供がいる。物凄い強運の持ち主であり、コイン一枚でパチスロの大当たりを一発で出したり、投扇興で原則人類が出すには不可能な大技を一発で決めたり出来る。当初はあまり出番が無かったが、弟のマリオが登場後は出番が増え、それ以降はレギュラーキャラとなり、カッとなった際の暴走を除けば大河内家の中では割と常識的。最近は三郎の情けなさに頭を抱えている。
- ダニエル大河内(ダニエル おおこうち)
- 一郎の子供。白人のハーフで一郎が15歳の時に生まれた。マグロが大好物。誕生日には毎年盛大なパーティーが開かれる(尚、三郎はダニエル6歳の誕生日まで招かれるのを忘れられ、パーティーの存在すら知らなかった)。顔は河井から「生まれてきたことが可哀想」と言われるほど不細工。当初は「マグロ」以外日本語を喋らなかったが、小学校受験の回では普通に日本語を喋るようになった。実は母の前では「良い子」を演じているだけで、6歳児でありながら葉巻を吸う、カツアゲをする等、三郎曰く「子供の頃の一郎みたいな人格」で迫力や貫禄は十分。叔父の三郎の事も「サブ」呼ばわりして見下している。おまけに狡猾で悪賢く、受験での面接では見事な対応をして見せた。ドライ且つ打算的ではあるが、親孝行に報いようと母のキャサリンには彼なりに愛情を抱いており、車に轢かれそうな所を銀之進に助けられたときにはお礼を言う素直な一面もある。
- 大河内電磁郎(おおこうち でんじろう)
- 三郎たちの曽祖父。年齢123歳にして健在という長寿を誇る。日露戦争時に要塞島の司令官を務めていた。一族中では美食家として知られている。
- 大河内銀之進(おおこうち ぎんのしん)
- 三郎たちの伯父。ろくなことをしないトラブルメーカーであり、一族のほぼ全員から疎んじられている。ロザンナ曰く「大河内のガン」。幾つかのパチンコ店を経営し、選挙出馬が趣味だが、毎回泡沫候補として最下位で落選している。初登場時は松子という妻がいたが、後に捨てられて、次の妻を探している。尚、過去7回離婚している(そのうち4人の妻が外国人で2回の結婚は獄中婚)。事あるごとに一郎、二郎の癇に障ることをいって、そのたびに殴られている。酔っ払うと風呂を覗く癖があり、ロザンナは3回も被害にあっている。ちなみに今は演歌歌手デビューを目指してるが、周りが耳を押さえるほど酷いダミ声で、自ら作詞作曲した歌も歌詞がメチャクチャである。
- ジェームス大河内(ジェームス おおこうち)
- 銀之進の息子、つまり三郎の従兄弟。普段はアメリカに在住。銀之進が市長選に出馬した際は選挙参謀を務めた。父に似て、ろくなことをしないが、外国暮らしで少なくとも日本語と英語両方の通訳が出来、ロザンナの浮気疑惑ではやや不自然だが尾行を成功させ、大河内裁判で途中まで見事な弁護をしていたので、父と違って無能と言う訳ではない。
- 元CIA、元弁護士、パペーダイン大学大学院修了等の肩書を持っているが、どれも自称である。
- 大河内家康(おおこうち いえやす)
- 銀之進の息子で、三郎の従兄弟。
- 大河内鉄之進(おおこうち てつのしん)
- 大河内兄弟の父、銀之進の兄であり、大河内家現当主。しかし、まだ本編に登場してはおらず、第2話の回想で三郎に暴力を教育し、顔こそ出なかったが一郎、二郎並みの肉体を持っている。銀之進と共に投獄されているが、鉄之進の方は「やったことがやったこと」だけに未だ出所していない。三郎の婚姻届の中に名前を読み取ることが出来る。
- 大河内梅子(おおこうち うめこ)
- 大河内兄弟の母。本編3巻の巻末で、大河内家の家系図内で名前だけ紹介しただけで本編では未だに登場していない。
- 大河内竹子(おおこうち たけこ)
- 大河内兄弟の伯母。2部の2巻1話のダニエルの誕生日パーティーに登場したのみ。一郎に顔つきが似ている。
- 大河内松子(おおこうち まつこ)
- 大河内兄弟の伯母。2部の2巻1話のダニエルの誕生日パーティーに登場したのみ。一郎に顔つきが似ている。竹子と違う点では、金髪のストレートヘアであること。
- マリオ・ロッセリーニ
- 凄腕の殺し屋として大河内兄弟の暗殺を依頼されたが、その正体は二郎の妻であるロザンナの弟であった為あっさり和解し、彼を加えて「大河内四兄弟」となったが、その後すぐに存在が霞んだ。殺し屋ではあるがまだ誰も殺していない(あれこれ理由をつけて「美学に合わない」と殺さないため)、一度やられるとあっさりなびく、すぐ船に酔う、日本通になったのも日本が治安が良い国だから、姉には全く頭が上がらない、など情けない一面が目立つが、銃やセキュリティの堅い大河内家に侵入など、実力は確かなものがある。途中登場ながら三郎は知らない大河内家の家訓を知らされている。
[編集] 徳丸学園
千葉県にある私立高校で、県内屈指の不良校であり、県内一のバカ高校(入学願書さえ出せば合格出来るらしい)主な学校行事に球技大会(選手宣誓は徳丸最強の男がやる)、徳丸祭(殆ど客は集まらず、生徒たちもまるでやる気が無い)、修学旅行などがある。元は男子校で、三郎在校時に共学化されたが、女子は入学者どころか受験者すら1人もいない。その一方、「不良の殿堂」としての徳丸や三郎軍団に憧れて志望する受験生もいる。
- 前田直也(まえだ なおや)
- 三郎の一学年先輩(後に徳丸学園を卒業し就職するも勤め先が倒産し、プータローに。なお、萩原や後藤田からは最初からプータローだと思われていたが、失業保険をもらっているので就職していたのは確か)。当初は球技大会にて三郎を倒し、徳丸のトップになろうとしていたが、失禁で覚醒した三郎に重傷を負わされ以後は一人の先輩として三郎に親身に接するようになる。自己顕示欲と見栄の塊のような人間だが、合コンやカリスマ美容師と顔が広く三郎に様々な経験をさせる良い先輩の一面も見せる。二郎の子分(実際は殴られ役)であり二郎組ナンバー2(このことを権威にしようとしている)で三郎軍団の相談役(三郎軍団の一員だと言う事とあまり意識していない)。あだ名はウルフ。キザで嘘吐き(その為オオカミ少年→ウルフというあだ名がついた)で二郎によく苛められている。腹に二郎に切腹させられた痕がある。酒を飲み血行がよくなると腹のあみだクジがでてくる。三郎には「前田さん」、河井には「ヘタレ」「カス」と裏で呼ばれている。作中やキャラクター解説でも作中きっての嘘つき、ヘタレキャラという扱われ方をされたりする。しかし前田がヘタレるのはあくまで一郎・二郎(特に二郎)といった明らかに自分より実力が上の相手に対してのみであり、喧嘩の実力は決して弱くはない。石井と肩を並べる強さを誇る関と互角とも思える殴り合いを演じたり(その時の関の様子を窺う限り特に関が手加減をしているようには見られない)、またかつては失禁して凶暴化した三郎の攻撃をくらいながらも(まだ三郎の凶暴度が比較的穏やかな段階であったとはいえ)躊躇することなくまともに反撃に乗り出したこともあったりと、実際には中々の実力を備えていることが窺える。但しプータローになって以来1度も仕事をした形跡が無い上に大口をたたくのは相変わらずなため、同級生からは軽蔑される始末である。誕生日は5月5日。能力データなし。座右の銘は「狼は生きろ、豚は死ね…」。
- 田所雄二(たどころ ゆうじ)
- 三郎の二学年先輩(後に徳丸学園を卒業)。吹奏楽部部長兼三郎軍団三郎吹奏楽隊隊長(三郎軍団の一員だと言う事を本人は認めていない)。普通の生徒で校内の優等生、かと思いきや三郎が入部した際は権威を笠に来て部費をほぼ独占するなど性格は陰険で傲慢。将来作曲家を目指しエクセレント音大に進学しようとしている。三郎が吹奏楽部に入部した際、河井に強制的に吹奏楽部を三郎軍団の一部にさせられる。その後も軍団専属作曲家として多くの曲を強制的に作らされている。音大受験を河井と石井に邪魔されたため、この2人+三郎に復讐を企てるが失敗、結局浪人生活を送る。卒業後も河井達に軍団としてこき使われているが、三郎が二年生に進級してからは登場しなくなる。
- 石神洋平(いしがみ ようへい)
- 「死神」の異名を持つ男で三郎の二学年先輩(後に徳丸学園を卒業し工員に)。二郎のライバルとされ2年間も学校を休学していた(原因は殺人事件を起こし逃亡していたという噂)が、実際は話の分かるまともな人物である。女好きな明るい性格。前田の親友で、彼と同じようにハッタリをかます癖がある。下ネタ好き。工場が倒産し現在は無職。一時期前田とバンドを組んでいたり、ホストとして働いた事もある。なお、当初は「貴史」という名前だったが、二郎組の同窓会からは「洋平」という名前になっていた。
- ジャックナイフの政(ジャックナイフのまさ)
- 三郎の一学年先輩(後に徳丸学園を卒業)。本名高見沢政行(たかみざわ まさゆき)。二郎の子分で二郎組のメンバー。いつもジャックナイフを持ち歩いている。在学中に事件を起こし年少に入っていた経験がある。徳丸祭のボクシング大会で初登場し、大物と見られたが一回戦で関雲竜にあっさりと敗北した。後にエリート製薬に入社し営業担当となる。「自分がでかい病院を仕切っている」と前田達に自慢していたが、それはハッタリで実際はコネで無理やり入社し、得意先の医者からも無能呼ばわりされるダメ社員だった。二郎にけしかけられて取引先の医師を脅し、あっさりクビになる。
- 桜庭(さくらば)
- 三郎の2年次(1回目)の担任の教師。いい加減な性格であり生徒を指導する気が全く無い。
- 近藤幸太郎(こんどう こうたろう)
- 三郎が2年(留年時)の4月に赴任してきた体育教師。学校内でタチの悪い三郎(?)や河井達に対してラグビーで根性を叩き直そうとするが、逆に全治4週間の怪我を負わされる。赴任してきた当初は生徒たちを更生させるべく意気揚々と生徒たちとの交流に努めていたが生徒たちのあまりに酷い実態に半ば自信を失い、無気力教師に近づきつつある。
- 山口武男(やまぐち たけお)
- 三郎の3年次の担任の教師。他の教師に比べて存在感がある。
[編集] 流星会
大河内二郎が県下の暴走族を統一して(二郎が集会をしている暴走族の頭をぶっ飛ばして強引に傘下に入れていた)作り上げた県内最強の暴走族。しかし、麻雀で会長の座を賭けの対象にし、二郎が麻雀で三郎に負けたため、三郎が会長を(不本意ながら)引き継ぐ事になる。毎週集会が開かれており、年に一回特攻隊長を決める「男だめし」と言う儀式も行われている(ちなみに特攻隊長は会長の次にメンバーに尊敬されている)。また、名物として「男汁」という豚汁状の食べ物があり、結構うまい。しかし、三郎が2年生(2回目)の時に河井のせいで崩壊。その後、一度復活するが、わずか2時間で再び崩壊した。三郎軍団と違う点で上下縦横関係がうるさく無く、アットホーム的な人間関係であるために三郎自ら感心している。
- 前畑(まえはた)
- 三郎が会長になったときの特攻隊長(ちなみに男だめしで披露したのは体中の毛という毛に火を付け、盗んだバイクで走り出すというものだった)。
- 大原(おおはら)
- 元「浜風暴走会」会長。2人の元メンバーとともに二郎に強引に流星会に入れられ、最下層の「男汁係」だった。しかし、特攻隊長になるために(ちなみに特攻隊長になったら、寒いので、冬には走らない族にすると考えている。)男だめしに立候補し、唐辛子を大量に入れた鍋いっぱいの男汁を一気飲みし、その直後に腹の上をバイクで走らせるというパフォーマンスを行い(その直後に嘔吐してそれが虹を作り、三郎以外のメンバーを感動の渦に巻き込んだ)、特攻隊長に選ばれかけるが、その直後に強引に割り込んだ河井にその座を奪われる。しかし、男汁係は脱却でき、「特攻隊長は危険だから」というので結構満足していた。
- 野口正(のぐち ただし)
- 元「狂走夜叉」頭。男だめしに立候補し、日本刀を飲み込むというパフォーマンスを行ったが、前畑に「それのどこが男だ!」とぶっ飛ばされる。
- 下田(しもだ)
- 元「AKUJIN」総長。男だめしに立候補し、バンジージャンプを披露したが、ロープの長さを間違え、地面に激突した。
- 笠松豊一(かさまつ とよかず)
- 流星会第三遊撃隊隊長。会長である三郎を尊敬している。逆に河井のことは「会長に変なことを吹き込んでいる奴」と嫌っている。流星会崩壊後も会長代行として、流星会復活を望むが、メンバーはまるで集まらず、苦悩の日々は続いている。
[編集] 女性陣
- 浅井春菜(あさい はるな)
- 三郎のガールフレンドで三郎と同い年。三郎とは前田主催の合コンで知り合った。保守系で土建業界との太いパイプを持つ大物県会議員浅井健一郎の娘であり、当初は河井に眼を付けられていた。キュートである。石井からは「総長に近づこうとする雌狐」と思われている。好物はイチゴ。とにかく味オンチで料理が下手であり、彼女の料理は基本的に人間が食べるのは不可能であるが、周りの人間(両親でさえ)はそのことをまるで指摘せず、本人にもその自覚がまるで無いため性質が悪い(一度だけ石井がまともに春菜の料理を批判したことがあったが、反省どころか逆ギレしていた)。また、見た目も最悪でグロテスクなもの(魚肉ソーセージとイチゴで指の形をした料理、タコにオモチャの新幹線)もある。多趣味(ボウリング、コスプレ、ビジュアル系バンドの追っかけ等)。落ち着いている時は割と寛容な反面、一度火が点くと異常な負けず嫌いで我儘になり、常軌を逸した強面の石井に食ってかかって怯まなかったり、三郎に容赦ない暴力をふるうなど感情の起伏が非常に激しい。三郎に対してはまんざらでもない様子だったが、桃子との対決で見た三郎のヘタレぶりに嫌気が差し、ニュージーランドに語学留学してしまった。
- しかし後に何事も無かったように再登場し、三郎と婚約(政治家で先祖の代から縁がある浅井家との政略結婚であるが)まで行くが、結婚の直前で三郎が凶暴化し、何もかもが滅茶苦茶になってしまった。その後、三郎が家を追い出された時に彼の借りた部屋を訪れるが、その時に他人への迷惑を顧みる事のない非常識さが露見し、やってきた家族の対応から見て、相当に甘やかされていた事が判明した。なお、再登場時、三郎がどうしようもないバカだということはしっかり覚えていた。
- ドラマでは凶暴化した三郎が自分を守ってくれたと思い、「エリートヤンキー」である三郎に気に入られようと、石井を師匠にレディース修行をし、最終的に三郎軍団の団員に「姐御」として祭り上げられてしまう。
- 篠原若葉(しのはら わかば)
- 春菜の友人でガングロブス(ドラマではメガネデブ)の女の子。春菜といっしょに登場することがほとんどである。ショートカットにした際三郎に男に間違えられる。河井曰く「小金持ち」で高価なアクセサリーを多く身に付けている。性格はまとも。
- 岩本静香(いわもと しずか)
- 同じく若葉の友人でまあまあキュートな女の子。あまり目立つ事が無い。
- 遠藤美歩(えんどう みほ)
- 福士の彼女であだ名はミポリン。福士のことは「フックン」と呼んでいる。「オウヨ」としか喋らない福士とまともに会話をすることができる。非常に仲が良く、福士は河井より彼女を優先して商店街戦争では河井から南側に寝返ったり、助っ人に来ている。
- 赤星桃子(あかほし ももこ)
- 元は関のメル友で関西在住の高校生。関に口説かれるも三郎が金持ちだと知るとあっさり三郎に鞍替えし、天下の河井にですら、すれ違った瞬間だけで「こやつ、できる!」と認めさせるレベルの銭ゲバ。しかし、友情には厚い面もある。春菜に劣らず気が強い。大河内家の財産を自分のものにすべく三郎に「ダーリィーン!」と色目を使ったが、結局失敗に終わって(と言うより三郎のヘタレっぷりに愛想をつかして)大阪に帰った。
[編集] 大阪マッドブルズ
正式名称は「大阪凶牛連合」。大阪でも一、二を争う暴走族。元々は走り屋集団だったが、リーダーの代替わりを契機にケンカチームとなった。
- 桐山秀樹(きりやま ひでき)
- 西日本最凶の愚連隊大阪マッドブルズのリーダー(二代目)。通称「ミナミの悪魔」。外見からはとても想像できないが18歳の高校3年生。「キケケケー」という奇声のような笑い声が特徴的。当初は関東の人間が大嫌いという設定で、関と子分の友也の対立を切っ掛けに三郎たちと出会い、大阪城にて三郎に対決を挑んだが敗れ(本人は五分で戦ったと言い張っている)、三郎の(自称)マブダチになる。その後三郎と勝手に約束した全国制覇の手はじめに九州制圧に出かけ、次々と九州の番格たちを撃破してマブダチにしていった。一郎・二郎に劣らないぐらい凶暴で極悪、重量級の関を吹っ飛ばし、萩原を一発で倒し、九州の番格達も一ノ瀬と児島を除けばほぼ苦戦することなく圧勝するなど圧倒的な強さを誇る(流石にキれた三郎には及ばないが、九州制圧編を境にケンカの強さ、身体能力はどんどん常人離れしたものになっており、盗まれたバイクに走って追いつく、素手で熊を倒す、滝から飛び降りたり、バスの爆発炎上に巻き込まれても怪我一つしないなどといった描写が見られる)が、石井以上に変な言動を取ったりする。マブダチには食事や遊びの代金を無理矢理(桐山本人は一緒に遊んでいるつもりだが、相手は桐山が怖いため)奢らせたり、勝手に相手の自宅に泊まったりと傍若無人に振舞うが、彼らがピンチになると真先に駆けつけて助けるなど、男気のある行動もする。ちなみに生粋の大阪人であるため阪神タイガースの大ファンで、好きな選手はアニキこと金本である。第2部以降からは「~やでしかし」と横山やすしのような口調が目立つようになる。
- 山本信一(やまもと しんいち)
- 大阪マッドブルスのリーダー桐山秀樹の用心棒役。通称「ミナミの巨人」。桐山には「信ちゃん」と呼ばれている。外見からはとても想像できないが16歳の高校1年生。身長2メートル5センチ、体重150キロの巨漢で、軽自動車も持ち上げる怪力の持ち主。大阪城で石井と対決。持ち前の怪力で最初は石井を圧倒、途中で三郎の叱咤で石井が思わぬ力を発揮したため形勢逆転されるも、石井が自爆したため勝利する。しかし桐山が三郎に負けたため、桐山と同じく三郎の仲間になる。「ヴヴゥ゛ー」しか言わない(表向きの理由は「シャイで口下手だから」)。意外にもパソコンが大の得意でメールやチャットだと饒舌。料理が得意。
- 友也(ともや)
- 大阪マッドブルス特攻隊長で赤星桃子の元彼。空手の有段者で喧嘩の強さは桐山・山本の次に強く、足蹴りが得意。桃子に一方的に別れを告げられるが納得せず、関が桃子を狙っている事を聞きつけ、ケンカを売るも返り討ちに遭う。その後、大阪城で関と再戦。不意打ちをくらわせて関をボコボコにし足を折るが、関の執念の突っ張りで敗れ去る。上記のように不意打ちをくらわせたり、最初のケンカではお互い真正面から挑んだにも関わらず、「関が不意打ちをくらわせた」と嘘の言い訳をするなど、かなり姑息で卑怯な性格。桐山からもあまり信頼されていない。
[編集] その他
- 大河内家の使用人
- 顔に凄まじい傷などヤクザの様な柄の悪い男ばかりだが、三郎は何故か彼らで見慣れているはずなのに、不良にはビビる。
- 三郎のヘタレの一因は、彼らの甘やかしによるお坊ちゃん生活である。雇われている身だが、三郎への愛情は本物で、大河内家没落時は三郎を引き取ろうとする者が現れ、行方不明になった時は本気で心配して探している。
- 川上惣一郎(かわかみ そういちろう)
- 頭ノ井警察署交通課の警部。通称「鬼の川上」。若者が嫌いで宿敵の流星会逮捕に全力をかけていたが、そのやり方(日本刀を持ち出して「国賊殲滅!!」と叫んだり流星会のメンバーをトラックで轢き殺そうとしたり…)が問題となり免職となった。その後はかつての姿も秘め、某田舎の旅館の従業員となったがある日、三郎軍団がその旅館を宿泊に来る。最初は心からもてなそうとしたが、余りにも素行の悪い軍団に「鬼」が復活するも、誤って同僚を切りつけ、クビになる。現在は居酒屋の雇われ店長。
- 天野一夫(あまの かずお)
- 大河内邸の最寄り駅、秋津台駅の北側にある商店街「北町純情商店街」の商店会長。寿司屋「天野寿司」を経営している。対立している駅南側の商店街「南町フラワーロード」との対決に勝利する為、河井にしばしば助っ人を持ちかける。のちに「北町純情商店街」は自転車置き場にされるが、「天野寿司」だけは未だに居座り続けている。江戸前寿司の職人として腕はあるが、昔気質の頑固な性格で客を選ぶため、極々一部の常連客以外は殆ど店を訪れない。義理の弟(妹の婿)の信次も寿司職人で、夫婦で「ゆめ寿司」を経営していたが、大手激安回転寿司チェーン「ばっちり寿司」と勝負して敗れ吸収されてしまった(敗因は兄・一夫の客のニーズを無視した度を過ぎた職人気質と、そのせいで助っ人の河井が起死回生に暴走したため)。しかし雇われ職人として腕を振るい、その高い技術が評価され花板候補となる。妻(一夫の妹)も「雇われの方が安定収入があって安心」と言うなど、現状にそれなりに満足している様子。
- 花田正彦(はなだ まさひこ)
- 秋津台駅の南側にある商店街「南町フラワーロード」の商店会長。イタリア料理店を経営している(元はうどん屋)。天野とはことあるごとに対立している。
- 黄泉山巌(よみやま いわお)
- 西日本最大の暴力団黄泉山会の会長で、大河内一族とは古くからの付き合いがあると思われる。大河内家と黄泉山会のゴルフコンペで三郎と出会い、その後、三郎と自分の娘さなえを(大河内家と手を組んで日本を征服しようとするために)結婚させようとするが、さなえがボディーガードと駆け落ちしたためにその話は破談。その後は考えを改め、対立組織との共存共栄を目指した平和路線を敷くが、その象徴のホテルのパーティーを飛び入りでやってきた一郎、二郎にメチャクチャにされ(2人が暴れる原因を作ったのは三郎)、3人に復讐するため殺し屋のマリオを雇う。しかし、マリオが二郎の妻ロザンナの弟だったため一郎達とあっさり和解し、計画は失敗。その後も大河内一族との付き合いは嫌々ながらも続いている。
- 石井の両親(いしいのりょうしん)
- 石井の父親と母親。母親は三郎の家が破産したときが初登場。父親は三郎が石井の家で食事をしている所を思い出しているときのみに出てきた。2人とも三郎のせいで石井がおかしくなったと思っており、母親は「これ以上武に関わらないで!」と泣きながら三郎に訴えかけていた。
[編集] 話の舞台
- 千葉県が舞台となっている。実際存在する市名が仮名で登場する(船橋市⇒船城市・八千代市⇒谷千代市・習志野市⇒秋志野市、また実際存在しない沼津田市(ただし津田沼と言う地名は存在する)など。(ただし市名ではないが秋津台だけは唯一実名で登場する)
- なお徳丸学園のモデル校は公立私立ともに存在しないと思われる。また勿論大河内一族のような人物達も実在しないと思われる。
- 作品に京葉駅、秋津台駅などと言った駅が登場するが架空のものである。
- 広島弁が多く使われている。
[編集] テレビドラマ
| エリートヤンキー三郎 | |
|---|---|
| ジャンル | 学園ドラマ |
| 放送時間 | 金曜日24:12~24:53(41分) |
| 放送期間 | 2007年4月13日~6月29日(11回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | テレビ東京、THE WORKS |
| プロデューサー | 岡部紳二、森田昇 |
| 出演者 | 石黒英雄 板倉俊之 倉科カナ 橋本じゅん 虎牙光揮 他 |
| 音声 | ステレオ放送 |
|
特記事項: |
|
- テレビ東京系(スポパラ・ドラマ24枠)にて、2007年4月13日 - 6月29日に放送された。全11話。
- 出演者に石黒英雄の所属事務所・プロダクション尾木の所属者が多いのが特徴(同社は激情版の製作委員会に名を連ねている)。
- ドラマではしばしばクリスタルガイザーがネタとして出てくる。
[編集] 原作との変更点
- 三郎と春菜は中学時代に塾で知り合った(原作では前田主催の合コンで出会った)。
- 春菜が聖アーバン学園に通っている(原作で聖アーバン学園は三郎が転入するための学校としか描かれておらず、春菜が通っている学校名は不明)。
- 福士が最初から「オウヨ」としか喋らない(原作では河井のスタンガンのショックが原因で「オウヨ」としか喋らなくなる)。
- 関が三郎の同級生として最初から登場する(原作では三郎が2年生時の文化祭のボクシングトーナメントが初登場)。
- 田所が吹奏楽部ではなくミュージカル部の部長。
- 関根が三郎とのトラブルの後も学校に残っている。
- 石井が春菜に恋をしてしまい、更には紆余曲折を経て春菜が石井に弟子入りまでしてしまう(原作では石井→春菜「総長を誑かす雌狐」春菜→石井「態度のでかい変な髪形の男」とお互いに嫌い合っている)。
- 深夜ドラマだからか、AV女優の演ずる人物が胸や下着姿を晒すシーンがある。しかし殆どがストーリーとは直接関係のないシーンである(原作ではエロ的描写は一切無い)。
- 河井は「乳酸菌飲料を飲むと酔っ払う」という設定が付け加えられている(原作の「15歳で酒浸り」という設定ではTV放送が不可能なため。但し演じた板倉俊之は放送当時29歳である)。
[編集] キャスト
- 大河内三郎:石黒英雄
- 河井星矢:板倉俊之(インパルス)
- 石井武:橋本じゅん
- 浅井春菜:倉科カナ
- 前田直也:虎牙光揮
- 関雲竜:津田耕作
- 福士譲:聡太郎
- 白石圭太:清水良太郎
- 荒生健介:指宿豪
- 新開洋一:荒川優
- 三郎軍団員:西村隼平
- 三郎軍団員:杉江謙介
- 三郎軍団員:冬本ジュー
- 三郎軍団員:加藤洋平
- 三郎軍団員:雑賀ユキト
- 三郎軍団員:森本のぶ
- 桃姫愚連隊=ミカ:南つかさ
- 桃姫愚連隊=リナ:西野翔
- 桃姫愚連隊=マキ:糸矢めい
- 占い師の助手:岩倉沙織
- セクシー娘:彩音まい(ゲスト)
- セクシー娘:きこうでんみさ(ゲスト)
- 女医:西本はるか(ゲスト)
- 食堂のお姉さん=みどり:大谷允保(ゲスト)
- 校長:児玉謙次
- 如月聖之:なだぎ武
- 田所雄二:伊藤明賢
- 山下翔一:伊藤陽佑
- 教師=関根孝三:池田鉄洋
- 大河内二郎:小沢和義
- 大河内一郎:小沢仁志
- 占い師:画像では判別不可 仲間由紀恵
- ナレーション:杉本るみ
[編集] ドラマのみに登場するオリジナルキャラ
- 占い師(うらないし)
- 三郎行きつけの店の占い師。顔を半分以上布で隠しており、素顔を見ることは出来ない。毎回三郎にキーワードとなるお告げを与え、「意味は自ずと分かろうもの」といって料金を取る。料金は1回5千円~2万円。三郎はこれらのキーワードを自分の都合の良いように曲解し失敗に終わるのが物語のパターンとなっている。後半から、三郎は単なる悩み相談で来店している節もあった。
- 演じているのは仲間由紀恵である。仲間由紀恵はプロダクション尾木の所属者であり、放送当時は、真相はさだかではないと言われていた。しかしDVD-BOXの特典映像で、はっきりと顔が映っている。
- 占い師の助手
- 三郎行きつけの店の占い師の助手。占い師と対照的に露出度の高い衣装である。主に会計と解説(ツッコミ?)が仕事であるが、怪しげな踊りで客引きを行ったり、口調が急に変わったり(「うるしゃーい!聞きなしゃい!」等)、マスクを被ったり等かなり変わっている。
- 桃姫愚連隊(ももひめぐれんたい)
- ミカ、リナ、マキの3人からなるレディース3人組。かつて自分たちのチームを壊滅させた大河内一郎・二郎兄弟を憎み、徳丸学園に潜入して三郎を付け狙っている。登場すると何らかのトラブルで胸をさらしている。基本的に物語りに全く関与しなかったが、終盤では春菜を拉致し、三郎を3人で袋叩きにするが、逆上した春菜により返り討ちに遭う。
- 山下翔一(やましたしょういち)
- 春菜と同じく聖アーバン高校の生徒。15歳。バスケットボール部所属。とても爽やかで頼まれると嫌とはいえない性格。常に笑顔。三郎と同じく春菜に好意を持ち、恋のライバルとしてバスケ勝負の約束をするが、成り行きで河井により軍団の抗争(バスケ)に覆面を被らされて参加させられ、結果相手チームから袋叩きに遭った。
[編集] スタッフ
- 脚本:小池竹見、松本美祢子、杉山嘉一、大前一明
- 監督:白川士、神徳幸治、山田勇人
- プロデューサー:岡部紳二・森田昇(テレビ東京)、池田禎子
- 制作:TV TOKYO、THE WORKS
- 製作:「エリートヤンキー三郎」製作委員会
[編集] オープニングテーマ
- 『さくら』
- 歌:熊猫xiongmao
- (ユニバーサルミュージック)
- 2007年6月13日発売
[編集] エンディングテーマ
- 『黒い砂漠』
[編集] 挿入歌
- 『三郎音頭』
[編集] 関連項目
[編集] 映画
[編集] ドラマとの変更点
- 映画のみに登場したキャラクターを除けば、主要キャラはほぼドラマ版と同様のキャストだが、ドラマ版の続編というわけではなく、全く独立したエピソードとなっている。
- 入学時、番長の座を狙い三郎に立ちはだかる役が石井となっている。
- 春菜は演者(倉科カナ→山本ひかる)や姓(浅井→如月)が変更になり、如月聖之の妹という設定となった。
- 仲間はシスター役で登場。
[編集] 映画のみに登場するオリジナルキャラ
- 如月聖之
- エリート警察官僚。ヤンキーの撲滅に命をかける。春菜の兄。
- 如月春菜
- ゲーム好きの女子高生で、聖之の妹。三郎と仲良くなるが、ヤンキーを極度に嫌っている。
- トックリ
- 聖之の部下。常にタートルネックの服を着ている。無口で無表情。
- 久能徳次郎
- 日本刀を常に持ち歩いている、少年課の鬼刑事。
[編集] 激情版キャスト
[編集] 外部リンク
| テレビ東京 ドラマ24(スポパラ内金曜深夜0時12分~) | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
Xenos
(2007.1.12 - 2007.3.30) |
エリートヤンキー三郎
(2007.4.13 - 2007.6.29) |
BOYSエステ
(2007.7.13 - 2007.9.28) |


