ぬらりひょんの孫の登場人物

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ぬらりひょんの孫 > ぬらりひょんの孫の登場人物

ぬらりひょんの孫の登場人物は、椎橋寛の漫画作品『ぬらりひょんの孫』に登場するキャラクターの一覧。

担当声優は、ドラマCDVOMICテレビアニメ共に共通。

目次

[編集] 奴良組

[編集] 奴良家

[編集] 総大将

奴良 リクオ(ぬら リクオ)
- 福山潤喜多村英梨(幼少期)[注 1]
本作の主人公。奴良組若頭→三代目総大将。中学1年生(12歳→13歳)。9月23日生まれ。
ぬらりひょんの血を4分の1引く孫で、妖怪と人間のクォーター。名前はぬらりひょんのクォーターである事に由来する。覚醒時は妖怪の血によって姿形、性格がガラリと変わる。どちらの人格でも恋愛ごとには非常に疎い。祖母の血の影響で、傷の治りが異常に早い。屋敷の妖怪たちからは「若」「リクオ様」などと呼ばれている。
当初、覚醒時のリクオは人間時の事もすべて把握していたようであったが、人間時のリクオに覚醒時の記憶は残っていなかった。その後、牛鬼との戦い頃より人間時でも妖怪時の記憶が残るようになった。更に四国との戦いの後、夜になると勝手に妖怪に変化するようになった。
四国八十八鬼夜行襲来の際には、つらら・青田坊・黒田坊・首無・河童と七分三分盃を交わした。その後、遠野での修行により鬼憑と鬼發を、京都の鞍馬山で鬼纏を会得した。京都での羽衣狐との決戦後、13歳となる誕生日の9月23日に奴良組三代目を継いだ。さらに、京都での戦いの後の修行により畏を刃に乗せる術を編み出した。
人間時のリクオ
普段の姿。茶髪で眼鏡をかけているが、視力はかなり良い。運動神経が抜群で、成績もかなり優秀らしい描写がよく見られる。剣術も初戦から牛頭丸と互角に渡り合う実力の持ち主。一人称は「ボク」。身長148cm、体重48kg。
性格は極めて温厚で、争いごとを好まないため、初めて覚醒した後も組の幹部達からは三代目襲名を反対されていた。現在でも、祖父であるぬらりひょんに悪事(盗みや無銭飲食など)をしないよう窘めている。自身が妖怪に襲われることも多いからか、常に祢々切丸を隠し持っている様子。
中学では「人様から当てにされ、褒められてこそ立派な人間だ(=妖怪だとばれない)」と信じ、頼まれごとは何でも喜んで聞くよう振る舞っているが、それ故に周囲から体良くパシリにされていた(本人にその自覚はない)。青田坊がパシリをさせる人間を懲らしめてからは、そのようなことはなくなったと見られるが、その気の利いた行いの数々は密かに学校中で有名になっており、殆どの生徒達には「文字通り良い奴」(苗字が「奴良」であることから)とかなり好意的に見られている。
牛鬼との戦いを経て、守りたいものを守るため、奴良組を守る後継ぎとしての自覚を持つようになる。だが、無理をすることも多く、不眠不休で夜のパトロールをして倒れたこともあった。謀反を起こした牛鬼に何一つ処分を下さず再び奴良組に戻るよう説得するなどし、ぬらりひょんからは「まだまだ甘い」と言われているが、昼の姿でも決して無能というわけではなく、木魚達磨や牛鬼に「ある意味昼の姿の方がぬらりひょんの本質に近い」と評される程の、人の懐に軽々と入り込む天性のしたたかさも持ち合わせている模様。
妖怪時のリクオ
リクオが覚醒し妖怪となった姿。鋭い目付きと棚引く長髪の、若かりし頃のぬらりひょんとよく似た容姿をした長身の青年。身長175cm、体重66kg。
人間時のリクオが「昼の姿」「昼のリクオ」と呼ばれるのに対し、「夜の姿」「夜のリクオ」と呼ばれる。一人称は「オレ」に変わり、口調も少々荒くなり、性格も覚醒前と比べるとかなり大胆になる。人間時よりも身長と体重が増加しているのは、人間で言うならば16~17歳くらいの年齢になっているから[注 2][1]
リクオが8才の時に初めて覚醒した。4年後、鴆を助けようとして変身したのを初めとして、感情が高ぶると変身するようになった。四国八十八鬼夜行との決戦以降、夜になると勝手に変身するようになった。現在、夜・闇の中・妖気の強い場所ではこの姿となる。当初は意図的には変化出来なかったが、後に闇に乗じればいつでも変化出来るようになった。
人にも妖怪にも畏れを抱かせる、まさに極道の親分と言える頼れる存在。一般人に危害を加える妖怪は勿論、無害な妖怪のことを悪く言いふらし、誇りを汚すような存在はたとえ人間であっても容赦しない。夜のリクオは既に昼(人間)は昼のリクオの領分、夜(妖怪)は自分の領分であると割り切っていて、それ故妖怪たちをまとめることに苦戦する昼のリクオを諭すこともある。また、そんなカリスマ性に溢れた彼を昼のリクオは認めているが、自身は羨望の眼差しを向けている。
昼と夜の混ざり合った姿
玉章との戦いの最中、夜が明けてきたことで妖怪時から人間時の姿に戻りかけたリクオの姿。この状態で初めて鏡花水月を使用した。土蜘蛛との戦いでも一時この姿となり、わずかながら反撃の兆しを見せた。
武器
祢々切丸(ねねきりまる)
四国戦でぬらりひょんから譲り受けた長ドス。強力な「陽」の力が込められており、妖怪のみを斬り、斬りつけられた箇所から妖力を抜け出させていく力を持つ刀。13代目花開院秀元の力作で、元々はリクオの祖母・珱姫の護身刀として作られた物。しかし復活した安倍晴明に対しては全く通用せず、粉々に砕かれてしまった。現在祢々切丸に代わる刀を秋房が製作中である。
多樹丸(たきまる)
遠野で拾ってから祢々切丸と併用しているただの棒切れ。この名を持つ遠野の霊木の枝である。
奥義・明鏡止水"桜"(おうぎ・めいきょうしすい さくら)
酒を利用した奴良家秘伝の技。盃に波紋が広がる間、敵を焼き尽くす。かつて百鬼を制したぬらりひょんが手にした力であり、玉章曰く「陽の力」。
明鏡止水・火斬[2](めいきょうしすい・ざん)
明鏡止水・桜を斬撃に乗せて炎の剣に変える技。
明鏡止水(めいきょうしすい)
リクオの鬼發。畏を発動することで相手を威圧し、相手に認識されなくなる技。祖父の技を見様見真似で習得した。
鏡花水月(きょうかすいげつ)
リクオの鬼憑。相手の認識をずらして相手の畏を断つ技で、相手の隙を利用して攻撃するカウンターアタックでもある。見えていても触ると波紋が立って消えてしまう「水面に映った月」の様に、ぬらりくらりとして本質を掴ませない、ぬらりひょんの本質を表しているとも言える技。
玉章との決戦で発動、玉章を倒した。その後遠野での京妖怪との戦い、イタク達との修行を経て完全に習得した。
鬼纏(まとい)
鴆との鬼纏(名称不明)
詳細は不明だが、鴆の毒羽を祢々切丸に纏わせる畏砲(いづつ)だと思われる。
雪の下紅梅(ゆきのしたべにうめ)
つららとの鬼纏。祢々切丸に氷を纏わせる畏砲。斬られたものは凍りつき砕け散る。
襲色紫苑の鎌(かさねいろしおんのかま)
イタクとの鬼纏。祢々切丸が鎌に変化し、斬撃の威力を高める畏砲。
黒田坊との鬼纏(名称不明)
畏襲(かさね)では自身が黒田坊の暗器を纏い、斬撃とともにそれを放つ。
畏砲では、纏っている暗器を一斉に飛ばして攻撃する。
濃紅大申爪(こきくれないだいしんそう)
猩影との鬼纏。得物の刀が、柄の部分を大猿の両手が掴む形の大刀となり、敵を一刀両断する畏砲。
フライング妖怪ヤクザキック、無回転ヤクザキック
ただの蹴り。奴良家一子相伝らしい。
ぬらりひょん
声 - 大塚周夫遊佐浩二(若かりし頃)
奴良組初代総大将。リクオの祖父で、妖怪の主。二代目となった息子・鯉伴が早逝した為、隠居の身でありながら総大将代理を務めていた。
飄々とした好々爺だが、昔は悪行の限りを尽くし「闇世界の主」と言われていた。現在はその妖術を無銭飲食などのせこい手段に使ったりしている。過去には妖怪の天敵である陰陽師の本家・花開院家で飯を食って帰って来た事もある(この時初めて13代目秀元と出会った)。当初から三代目を継ぐのはリクオであると強く信じ、周囲から反対されてもその意思は揺るがなかった。年齢は500歳前後で、400年前に羽衣狐に生き肝を抉り取られた事により、寿命は大幅に減らされているらしい。また、羽衣狐により「子々孫々に渡り、妖怪との間には子を為せない」という呪いをかけられている。
背中と両目の下に彫物(刺青)がある。普段は自由気ままに振る舞っているが、いざとなれば周りの助言にも耳を貸さず決定を下す信念の持ち主。常識に囚われない自由な立ち振る舞いから多くの妖怪を惹きつけ、各地で燻っていた妖怪達が自分達の力を発揮する機会を求めて百鬼夜行に加わり、わずか百年で巨大な勢力にまで成長させた。現在でも実力は衰えておらず、ムチや遠野へ向かう前のリクオを圧倒するだけの力を持つ。
江戸時代は鯉伴の子育てに奮闘し、苦戦して珱姫から雷を落とされる事もあった。しかし決して険悪な雰囲気にはならず、奴良組と珱姫と鯉伴を温かく見守り続けた。また、悪党に苦しむ人間に加勢した事もある。
真・明鏡止水(ぬらりひょんのめいきょうしすい/しん・めいきょうしすい)
ぬらりひょんの鬼發。畏を発動してその圧倒的な存在感で威圧することにより、相手から自分の姿を認知されなくする。リクオのそれとは格が違い、畏を断って姿を視認することは容易にはいかない。
真・鏡花水月(ぬらりひょんのきょうかすいげつ/しん・きょうかすいげつ)
ぬらりひょんの鬼憑。鬼憑も知らずに京都に行こうとしたリクオをたたきのめした。
奴良 鯉伴(ぬら りはん)
声 - 藤原啓治
奴良組二代目総大将。ぬらりひょんと珱姫の息子で、リクオの父親。名前はぬらりひょんととの血を分ずつ継いでいるのが由来。父や息子とは違い、髪の色は黒一色である。片目を閉じている事が多い。10歳で明鏡止水を完全に使いこなすほど妖怪としての能力は高く[3]、珱姫の治癒能力も受け継いでいた。江戸時代はぬらりひょんにも勝る自由奔放ぶりで側近たちの手を焼かせ、妻であった山吹乙女も「ぬらりひょんの子だから」と苦笑混じりで諦めていたほど。
仲間を信じ、自らの人である部分を認め、百鬼夜行に共に闘ってくれと頼むことが出来た。その結果、真の信頼関係が無ければ出来ぬ業「鬼纏」を生み出した。生前、息子であるリクオをとても可愛がっており、リクオには人と妖怪どちらの道を行くかを自身で決めて貰いたいがため、妖怪任侠世界の事を知らせない方針をとっていた。
江戸時代は遊び人「鯉さん」として人間社会にとけ込み遊び歩きつつも、江戸時代から現代にかけて、二代目として関東勢力を傘下に治め、奴良組の全盛期を築き上げた。幼少期には、友達の為にぬらりひょんと奴良組の百鬼夜行と共に、武家屋敷に出入りをした事もある[3]。方々の女性に色目を使うなど遊び人気質の強い性格だが、本気の恋をした相手にはとことん一途。乙女に去られて二百年経っても乙女への想いは途絶えず、若菜と結婚した後でさえ心の中で彼女を偲んでいた。江戸百物語組や、羽衣狐の復活の機会を潰してきたことからそれらの勢力に疎まれ、リクオの幼少期に安倍晴明と手を組んだ山ン本五郎左衛門の策略によって殺害された。彼の死を境に、奴良組は徐々に弱体化している。
明鏡止水・百火繚乱(めいきょうしすい・ひゃっかりょうらん)
黒田坊との鬼纏。黒田坊の暗器を纏い、明鏡止水の炎を灯した状態で攻撃する畏襲。
流星天下(りゅうせいてんげ)
黒田坊との鬼纏。炎を灯した黒田坊の武器を空に打ち上げ、流星のごとく降り注がせる畏砲。

[編集] 総大将の妻

珱姫(ようひめ)
声 - 桑島法子
ぬらりひょんの妻で、リクオの祖母。400年前の京の公家屋敷の娘。
京都一と謳われた程の絶世の美女で、あらゆる難病も瞬く間に治す不思議な力を持っていた。が満開の日に生まれ、そのため桜をこよなく愛し、着物にも桜が彩られている。父からは自身の力を金儲けの手段として悪用されていたため、貧しい人々の病を癒やせないことを悲しんでいた。また自分を狙って斬られた妖にも哀れみを思うほど、慈悲深く純粋な心の持ち主でもある。ただし、「珱姫山噴火」と揶揄される程怒ればかなり怖く、その場合はぬらりひょんでも頭が上がらない。
その美貌と力により、京妖怪にその生き肝を狙われ、花開院家の陰陽師により厳重に守られていたが、ある月夜に当時のぬらりひょんと出会い、彼に好意を寄せられる。しかしその後、羽衣狐により大坂城へ「秀頼の側室」を名目に連れ去られた。羽衣狐に肝を食われそうになったところをぬらりひょんに助けられ、同時に自分の為に命をかけて戦った彼に惚れ込み、彼と共に江戸へ渡り、祝言をあげた。この時には既に極道の妻としての器量を身に付けていた。ぬらりひょんの事は「妖様(あやかしさま)」と呼んでいた。その後息子・鯉伴を生み、奴良組総大将の妻として幸せな一生を送ったとみられる。
現在は故人であり、ぬらりひょんの部屋には彼女を祀った桜装飾の仏壇が安置されている。リクオが所持する袮々切丸は、彼女の護身刀が元になった物である。
山吹乙女(やまぶき おとめ)
声 - 能登麻美子
鯉伴の前妻。見目麗しく、黒く長い髪を持つ女性の妖怪。おしとやかで優しく、夫鯉伴を心の底から愛していた。生前は武家の生まれで、古歌や古文の教養がありながら若くして死んだ娘の幽霊。死後にかつての名前も失っており、「山吹乙女」という名は、彼女が暮らしていた化物屋敷の裏手に咲いていた山吹の美しさに準えて鯉伴が与えたもの。鯉伴と出会った頃から寺子屋で先生をしていた。
江戸初期(珱姫の存命中)に鯉伴と結ばれ、奴良組の繁栄を更に後押しした。極道の妻としての器量は定かではないが、首無を始めとした側近達からは慕われていた模様。人々のために戦っている夫が帰ってきたとき家で待っていてあげたい、という思いで鯉伴を見守り続けていた。しかし50年以上経っても子を成せず(当時、羽衣狐の呪いはまだ認知されていなかった)、それを自分のせいと思い込み、山吹の一枝と古歌を残して姿を消した。
その後死亡したが、鯉伴暗殺を目論んでいた安倍晴明の反魂の術により、羽衣狐の8番目の依代として幼な子の姿で現代に復活。山ン本五郎左衛門の幻術により「鯉伴の娘」という偽の記憶を吹き込まれ、かつて自身が残した古歌を鯉伴が口ずさんだ直後に彼を殺害してしまう。その瞬間にかつての自分の記憶を取り戻し、同時に自らが愛した人を殺した絶望の念により、羽衣狐にその体を乗っ取られた。
羽衣狐が完全に消滅した後、リクオを晴明の一太刀から身を挺して守り、最期は、かつて自分が成せなかった子の面影を感じたリクオに看取られながら、静かに眼を閉じた。その後彼女の遺体はリクオの意志により、狂骨ら京妖怪の残党に預けられた。
奴良 若菜(ぬら わかな)
声 - 水野理紗
鯉伴の妻で、リクオの母。人間。30歳。
極道の妻だが、性格は至って温厚。たちの悪い悪霊に取り憑かれていた家の娘で、それを鯉伴に助けられた過去がある。拳銃を懐に隠し持っており、珠三郎との戦いで使用した。

[編集] 奴良組本家

氷麗(つらら)
声 - 堀江由衣
雪女。リクオの側近の一人。本作のヒロインの1人。
長い黒髪に金色で多重円状の瞳を持ち、白い着物を着たリクオと同年代の少女で、リクオの学校では学年で5本指に入る程の美少女とされている。前向きで優しい性格だが、心配性でおっちょこちょいなところもある。トレードマークでお気に入りでもあるマフラーは母親である雪麗の真似で冷気を逃がさないためという意味もあり、彼女の服装は夏でも厚着。炊事、洗濯等を含む奴良家の家事全般を担当している様子で、リクオが学校に持って行く弁当も作っている。リクオ曰く、彼女の料理は凍ったり冷めたりしているが美味しいとのこと。
リクオとは彼の幼少期からよく一緒に遊んでいて仲が良い。彼との信頼関係は本家の中でも特に強く、彼の無謀な行動を一喝することもある。リクオを一途に慕っており、特に夜のリクオの凛々しさには頬を赤らめるなど、恋愛感情らしき描写も多い。リクオに近づく他の女性(特にカナ)には警戒心が強く、それ故に時に突拍子もない行動に出ることもある。しかしリクオが追い詰められた圓朝との戦いを通じて、リクオの正体を知っても彼を受け入れたカナを見てから、「人間・奴良リクオの伴侶」として在って欲しいと言い、彼女への態度もやや軟化した。
氷や冷気を操る畏を持つ。得意技は主に吐息による吹雪で敵を凍りつかせること。氷の造形も得意で、薙刀スケートボードを作り出すこともできる。女ゆえに力は弱いが、側近として申し分ない実力を誇る。
リクオが妖怪の姿に覚醒して以来、お供として目の色を黒に擬態し人間に化けて及川氷麗(おいかわつらら)と名乗り、リクオと同じ学校に通学している(リクオは4年間気付かなかったが、学校行事の際には青田坊とともに常に同じ写真に写っている)。中学校では清十字団に参加しているが、潜り込んでいるためにクラスには所属しておらず、授業にも出ていない模様。後にリクオと七分三分の盃を交わした。陰陽師が大の苦手で当初はゆらに対して怯えっぱなしであったが、正体がばれてからは開き直って彼女に堂々と接しており、京都でも花開院家の陰陽師の中に割り込んでもいた。
京都決戦後は幹部格に昇格し、側近頭となった。またそれに伴い、カキ氷用の器の付喪神達と「つらら組」を結成、組長となる。
呪いの吹雪・雪化粧(のろいのふぶき・ゆきげしょう)
吹雪で相手を凍りつかせ粉々に破壊する。
呪いの吹雪・風声鶴麗(のろいのふぶき・ふうせいかくれい)
強力な吹雪で相手を氷漬けにし、動きを封じる。
呪いの吹雪・雪山殺し(のろいのふぶき・ゆきやまごろし)
浴びせた吹雪の寒さで相手を眠らせる。
雪麗(せつら)
声 - 堀江由衣
江戸時代の奴良組にいた雪女。つららの母親。瞳は赤く、娘とは異なる柄のマフラーを巻いていた。
ぬらりひょんを愛していて、彼と口づけをする事を目標にしていたが、凍死しかねないため、当人からは拒まれていた。強気で大胆な性格だが、他人の前で名前を呼ばれると羞恥心から動揺する。羽衣狐戦では茨木童子と交戦。
ぬらりひょんの心を奪った珱姫に最初は嫉妬していたが、祝言の際の騒動を極道の妻らしく治めた珱姫を認め、以降は良好な関係を築いた様子。また、子供好きで赤子の世話をよくしていた[4]。現代での登場はなく、消息・生死不明。また、つららの父親についても不明。
名前が「雪羅」と誤植されている場面が幾度かある[5]
青田坊(あおたぼう)
声 - 安元洋貴
リクオの側近の一人。鉄紺色の僧衣を纏った破戒僧
熱血かつ短気だが、義理堅く情け深い性格。屈強な肉体と妖怪を一撃で殴り殺す怪力の持ち主で、奴良組の主力。愛称は「青」。「奴良組の突撃隊長」を自称し、戦いでは黒田坊と共に先陣を切ることが多い。つらら曰く「子供を守る妖怪」。
リクオが妖怪の姿に覚醒してからは人間に化けて倉田(くらた)と名乗り、リクオと同じ学校に通学している(小学生離れした風貌だったにもかかわらず、リクオには気付かれなかった)。リクオをパシリに使おうとした人間を懲らしめた後に、いつのまにか暴走族「血畏無百鬼夜行(ちいむひゃっきやこう)」の頭(ヘッド)になってしまっている。後にリクオと七分三分の盃を交わし、リクオの三代目襲名と同時に幹部に昇格した。
元々は人間であり、千人の武士を殺した大破戒僧。捕らえられ処刑される寸前に聖人に出会った事により、孤児を育て人のために生きる事にした。しかし、自分を慕ってきた子供たちが野盗に襲われているのを見て激昂し彼らを惨殺したため、人に戻ることは叶わず「鬼神」となった。改心のきっかけを作った聖人からは青面金剛に例えられていた。奴良組に入った明確な時期は不明だが(二代目・鯉伴の時代と思われる)、黒田坊・首無よりも早い[1]
骸の数珠(むくろのじゅず)
強すぎる力の制御を担う、髑髏の数珠飾り。これを外すことにより、本来の力を発揮する「剛力礼讃」(ごうりきらいさん)が得意技。
黒田坊(くろたぼう)
声 - 鳥海浩輔
リクオの側近の一人。黒い袈裟をかぶる破戒僧。額には二本の角がある。
青田坊とは破戒僧同士仲が良く、出入りの際には常に勝負を競っている「もう一人の突撃隊長」。愛称は「黒」。美形で女性から人気だが、人間、妖怪を問わず女性関係においてふとしたことでトラブルになることが多く、淡島からは「エロ田坊」というあだ名で呼ばれる。人間には基本的に無関心であるが、痴漢疑惑を晴らしてくれた鳥居に関しては恩義を抱いていたり、京妖怪に襲われた子供が無事親の元に戻ったのを見て安心したりするなど、情には厚い。
手にした錫杖以外にも法衣の中に無数の暗器(約200種類以上)を仕込み、途絶えることの無い連続攻撃や隙を突いた不意討ちなど、多彩な技を持つ。これは彼を作り出した子供たち(後述)が、「背が高くて強くて、無限に武器を持っててどんな悪者も退治する」と願ったことから来ている。暗殺破戒僧の異名を持ち、「卑怯」を最高の褒め言葉と受け取る。
310年程前に奴良組に入った[1]。元々は戦乱や飢饉、野盗に苦しめられている子どもたちが、「自分たちを護ってくれる存在」として生み出した妖怪。だが山ン本の「百鬼の茶釜」によって操られ、組の大幹部として暗殺などを担う妖怪として存在した。江戸時代に鯉伴とも交戦している。山ン本から生まれた妖怪たちが子どもを襲っているところを救出したことで自我を取り戻し、鯉伴と盃を交わし彼と協力して山ン本を倒した。
リクオが正式に跡目候補となってからは、ビジネスマンに擬態して護衛(登下校の護衛及び裏口の見張り)に回ることになった。後にリクオと七分三分の盃を交わした。京都決戦に於いて、鬼童丸と対峙した際に、リクオに鬼纏の一つ、畏襲を教えた。更にリクオの三代目襲名と同時に、青田坊共々幹部に昇格した。
暗器黒演舞(あんきくろえんぶ)
無限に出現する様々な種類の暗器を使いこなし、敵に反撃の隙を与えぬまま仕留める。
首無(くびなし)
声 - 櫻井孝宏
リクオの側近の一人。「常州の弦殺師」の異名を持つ二枚目の青年。妖怪としては抜け首の仲間で、頭部が胴体から離れ宙に浮いている。人間、妖怪を問わず女性に甘い一面があり、リクオや毛倡妓などからもその点を心配されている。酒に弱い。
リクオが正式に跡目候補となってからは無い首をマフラーをして隠し、サングラスを掛けて人間に擬態。護衛(登下校の護衛及び校門の見張り)に回ることになった。背格好がリクオに似ているため、身長を変えて影武者としてすり替わったこともある。後にリクオと七分三分の盃を交わした。
元々は人間(名前は不明)で、悪徳商売に苦しむ庶民のために義賊をやっていた。吉原に身を隠していた20歳くらいの頃に仲間もろとも妖怪に殺され[4]、その怨みを晴らすため自ら妖怪となり逆に妖怪に殺戮の限りを尽くしていた。しかし320年以上前に[1][注 3]鯉伴と出会い、彼の圧倒的な実力の前に敗退する。鯉伴の「守る者」のための強さを当初は否定したが、当時の毛倡妓(紀乃)が彼のために見せたその強さを鯉伴に指摘され、仲間の仇をとった後に彼女と共に奴良組に入った。
黒弦(こくげん)
絡新婦の糸に毛倡妓の髪をより合わせた、絡新婦の束縛癖と毛倡妓の粘着質を併せ持つ特製の紐(作中当初、「糸」と称したこともあった)による拘束や絞殺を得意とする。紐に鬼憑させて紐を縄状に変化させ、鎖のような硬さを持たせる。なお、紐を使った暗殺術は生前から使用していた。
弦術・殺取 "くさり蜘蛛"(げんじゅつ・あやとり くさりぐも)
鬼憑させた黒弦を使い、相手の首を締めて吊るし上げる。
弦術・殺取 "蛇行刃"(げんじゅつ・あやとり じゃこうやいば)
鬼憑させた黒弦を使い、相手に弦を絡ませバラバラに切断する。
弦術・殺取 "螺旋刃"(げんじゅつ・あやとり らせんじん)
鬼憑させた黒弦を敵の足元に螺旋状に敷き、その弦を引き上げることで相手を切り刻む。
毛倡妓(けじょうろう)
声 - かかずゆみ
リクオの百鬼夜行の一員。ウェーブがかかった長髪の女郎の妖怪。奴良家の台所で家事をしている姐御肌な巨乳美女。首無曰く「一度惚れたら離さない性格」。組で一番の酒豪でもある。戦闘においては髪を生きているように伸ばし操って相手を締め上げるなど、遠距離戦が得意。ネズミが嫌い。
リクオが正式に跡目候補となってからは、彼女も人間に擬態して護衛(登下校の護衛及びスロープ上からの見張り)に回ることになったが、護衛役の中では唯一、リクオと盃を交わした描写はない。
元人間であり、名前は紀乃(きの)。江戸時代の吉原花魁で、禿であった9歳の頃から首無と付き合いがある(その為実際は彼女の方が年下)。その頃から義賊であった首無に恋情を抱いており、妖怪となった彼をなお想い続けていた。その後19歳の時にある事件にて自身も生きたまま妖怪となり、首無と共に奴良組へ入った[4]。仲間を身を挺して守る程の度胸があり、鯉伴にはその強さを賞讃されていた。昔は「攻めるのが首無、守るのが毛倡妓」という考えの下に二人で共闘しており、その為二人の連携攻撃は強力である。
みだれ髪(みだれがみ)
毛倡妓の畏。見惚れたりその髪を怖いと思ったりすると、相手は畏に呑まれてその攻撃を通せなくなる。
みだれ髪 "遊女の舞" (みだれがみ・あそびおんなのまい)
鬼憑させた黒髪を伸ばし、敵を捕らえる。
河童(かっぱ)
声 - 矢部雅史
リクオの百鬼夜行の一員。忍装束を着て、頭の上に卵の殻に似た巨大な皿をかぶっている。普段は庭の池の中で暮らし、地下水脈や下水道を通じて各地の水場へ移動することもできる。そのため度々人に目撃されてマスコミ査定を受け、好物のキュウリを減らされている。かなりマイペースな性格で、のんびりとした言動が目立つ。水を操る忍法が得意で、水場では無類の強さを誇る。
ヘッドフォンをつけた人間の少年に化ける事が出来るが、水かきは消えない。リクオが正式に跡目候補となってからは彼も護衛(登下校の護衛及び屋上からの見張り)に回ることになった。後にリクオと七分三分の盃を交わした。
河童忍法秘伝・ミズチ球(かっぱにんぽうひでん・みずちだま)
水で球を作り、敵に投げつける。水球の大きさによって作成時間が変化する。投擲武器として用いるほかに、相手を中に取り込んで窒息させることも可能。同系統の技に小型の水球を連続で敵へ投げつける「ミ☆ズ☆チ☆球」がある。
河童忍法・通り抜け忍び池(かっぱにんぽう・とおりぬけしのびいけ)
竹筒から水を壁に向かって円を描くように出し、通り道を作る。
鴉天狗(からすてんぐ)
声 - 間島淳司
奴良家お目付役。高尾山天狗党党首。愛称は「カラス」。
小さな身体(作者自ら「ヒヨコ天狗」と例えるほど)に、楊枝ほどに短い錫杖を持っている。リクオの世話係たちのまとめ役であるが、空回ることもしばしば。昼夜を問わず思い切った行動に出るリクオに手を焼いている。そのせいか、最近ではぬらりひょんにさえ「リクオに対して過保護だ」とまで言われている(かつては山吹乙女の警護も行っており、首無から過保護といわれていた)。
400年前の若い頃はかなり背が高く、当時の長い錫杖には刀が仕込まれていた。しかし、京都での羽衣狐との決戦以降、急激に現在の体型に近づいた(これは実家に帰るたびに妻の濡鴉に叩かれていたため)。携帯電話パソコンなどの文明の利器に通じているようで、本人曰く「国際派」らしく、長男の名付けもそれ故。
三羽鴉(さんばがらす)
鴉天狗の子供で、三つ子の兄妹。浮世絵町の多数のカラスを従えており、諜報役として活躍する。馬頭丸の操る巨大な妖怪を一瞬にして蹴散らすなど、戦闘能力も高い。背中に翼を有する人間と妖怪の2つの姿を持っており、妖怪の姿になると言葉遣いも古風に変わる。
黒羽丸(くろうまる)
声 - 下野紘
三羽鴉の長男。人間に変化した姿は黒髪の青年。父親や弟妹とは違って鎧を着ている。得物は錫杖。パトロールはほぼ彼が担当している様子。規則に厳しく融通が利かないので、真面目すぎるとまで言われる。名前の由来は英語の「crow」。
トサカ丸(トサカまる)
声 - 入野自由
三羽鴉の次男。モヒカン刈り頭が特徴(生まれたときからこの髪型だった)。人間に変化した姿はモヒカン頭の青年。父、兄やささ美と違い頭襟をかぶっていない。軽い性格で、よく冗談や不満を言う。得物は錫杖。鴉天狗曰く「ワシに似てワイルド」らしい。
ささ美(ささみ)
声 - 小清水亜美
三羽鴉の長女。人間に変化した姿はメガネを掛けた黒髪の女性。妖怪の時は嘴だけを変化させていることが多い。冷静な性格。名前は女の子で美人になるようにと付けられたが当然気に入っておらず、「改名のススメ」という本を所持。得物は錫杖の他にを振るう。
邪魅(じゃみ)
声 - 浅川悠
顔を何重もの護符で覆い隠した妖怪。妖怪絵巻では魑魅魍魎の総称とされていた。
元は、無名だが君主に忠実な、秀島藩の若侍。勤勉で藩主・菅沼定盛を心から尊敬し、自身も定盛に信頼されていた。しかしそれを定盛の妻から嫉妬を受け、冤罪を着せられて地下牢に監禁され、後に「地ならし」と呼ばれた大津波に命を散らす。その後、君主を守るという誓いを果たせず死んでしまった無念で妖怪となり現世に留まって、定盛の子孫を守護していた。
土地を狙っていたヤクザによって邪魅騒動の名目で不当に扱われ、これをリクオと共に退治する。その後にリクオと七分三分の盃を交わし、百鬼夜行に加わった。現在のところ、リクオが自分でスカウトして杯を交わした唯一の妖怪。
猫目の爪(ねこめのつめ)
奴良家の妖怪の一人。小柄で覆面をしており、猫の目と爪を持つ。読み切り版から登場しており、連載版でも過去編で度々登場しているが、名前は出ていない。
手長足長(てながあしなが)
江戸時代の奴良組にいた、手長と足長の2人組の妖怪。百物語組の妖怪を追跡中に、黒田坊と刺客の怪に殺される。
納豆小僧(なっとうこぞう)
声 - 新井里美小桜エツ子(第1期9話 - 20話)
奴良家に棲む古参の小妖怪。頭部が納豆の藁筒状で、隙間から目がのぞく。ぬらりひょんによれば「納豆臭い」。頭は一応食べられるらしい。小妖怪であるが、初代総大将の側近として行動を共にしている場面が多い。
豆腐小僧(とうふこぞう)
声 - 古川小百合
納豆小僧がよくつるんでいる小妖怪。外観は「一つ目小僧」に似ている。
小鬼(こおに)
声 - 鳥海浩輔
納豆小僧がよくつるんでいる小妖怪。昔から奴良組に棲み着いていて、酒が好き。昔はリクオと鬼ごっこをしていた。400年ほど前は黒髪であったが、現在は白髪となり頭頂部ははげている。
手の目(てのめ)[6]
声 - 島崎信長
納豆小僧がよくつるんでいる小妖怪。顔に目がなく、両手に目がついている。
3の口(さんのくち)
声 - 平田真菜
どこかによくいる小さな妖怪。口の形がアラビア数字の「3」に似ている。
蛇ニョロ(へびニョロ)
リクオの散歩用下僕。空を飛べる蛇の妖怪。

[編集] 奴良組傘下

[編集] 奴良組幹部

木魚達磨(もくぎょだるま)
声 - 辻親八
奴良組系「達磨会」会長。奴良組の相談役で、貸元ではあるが本家に住んでいる。400年前から奴良組に属していた古参。
人間そのものであるリクオが奴良組次期頭領になることに疑問を抱くが、真の姿を知り徐々に認めていくことになる。ぬらりひょんやリクオのよき相談役。400年前は頭巾をかぶっており、羽衣狐戦ではしょうけらと交戦。
牛鬼(ぎゅうき)
声 - 中田譲治喜多村英梨(7歳)、國立幸(12歳)
奴良組系「牛鬼組」組長。物静かで慎重に物事を考える性格のため、周囲からは「行動が鈍い」「牛の歩み」と揶揄されることもある。幻術を用いた戦いを得意とし、剣術も極めて高い実力を誇る。
かつては人間であり、梅若丸(うめわかまる)という名の平安時代の公家の子であった[注 4]。幼少期から比叡山の寺に預けられ母との「立派な人間になる」誓いを胸に修行に励んでいたが、その異才ぶりに周囲の人間から疎まれ居場所をなくした末に、母親をかつての牛鬼に喰われ、それがきっかけに人間に絶望し魔道に墜ち妖怪と化し、山の妖怪を引き連れ人里を襲ううちに彼自身が「牛鬼」と呼ばれるようになった。母の菩提を弔うため数多くの人間を殺したが、奴良組との三日三晩の抗争の後敗北し傘下に加わる。その時にぬらりひょんと親子の盃を交わした。400年前の羽衣狐戦でも、大阪城へ向かうぬらりひょんに同行した。奴良組への畏敬・愛情の念は強く、孫であるリクオにもぬらりひょん同様に成長してほしいと期待している。現在年齢が分かっている奴良組の面々の中では最高齢[7]
当初はリクオ三代目襲名否定派の一人で、旧鼠を影で操っていた。謀反の動機は、内憂外患を山と抱え込んだ奴良組の将来を案じたがためで、捩眼山にやってきたリクオと自ら闘いその器を試すが、最後はリクオと相討ちになり、責任を取るべく自決しようとする。しかしリクオに止められ、また昼のリクオからも三代目を引き継ぐ決意を聞かされたことからリクオを認める。若頭襲名の席にて改めて再び奴良組の傘下に戻ることとなった。木魚達磨と並んでリクオが最も信頼する相談役となる。リクオの三代目襲名に伴い貸元頭になった。
(ぜん)
声 - 杉田智和
奴良組系「薬師一派」組長。猛毒の羽を持つ鳥の妖怪。普段は青年の姿をしている。薬と医術の知識に精通しており、「薬鴆堂」という病院を営む(組自体が医業をシノギとしている)。直情型の性格で、怒ると毒の羽を飛ばして攻撃する。自身が持つ毒に身体を蝕まれるための短命の一族であり、彼自身も毒の影響でよく吐血する。
リクオの幼少の頃からの理解者で、三代目を継ごうとしない彼に一度は愛想を尽かすも、自身の部下に裏切られた所を覚醒したリクオに助けられ、改めて義兄弟の盃を交わした。リクオの百鬼夜行の中で最初に盃を交わした妖怪である。以降は友好関係を取り戻し、彼に助言をするなど信頼関係を築くようになる。四国八十八鬼夜行襲来の際にはリクオに自分の百鬼夜行を作るよう助言した。京都遠征にも同行し、鞍馬山での牛鬼とリクオの修業では彼が鬼纏を会得するきっかけを作った。
狒々(ひひ)
声 - 辻谷耕史
奴良組系「関東大猿会」初代会長。振分け髪に小袖と袴を纏い、顔のサイズに合わない小面の能面をつけた大猿の妖怪。400年前から奴良組に属していた古参。羽衣狐戦では鬼童丸と交戦した。
奴良組に入ったのは、総大将ぬらりひょんに惚れ込んだためであり、力は狒々の方が上でもぬらりひょんの器には敵わないと感じたという。息子の猩影には、次期総大将の奴良リクオの百鬼夜行に入るかどうかは自分で決めろと伝えた。ぬらりひょんと仲が良く、江戸時代には共に釣りをしたりする仲だった。
奴良組の中でも長老格と呼ばれる存在だったが、四国八十八鬼夜行のムチの襲撃を受け、配下の妖怪と共に殺された。
猩影(しょうえい)
声 - 星野貴紀
狒々の息子で、関東大猿会二代目会長。年齢はリクオとあまり変わらない若い妖怪。服装は今時の洋服で、パーカーのフードを被り、その上から羽織を掛けている。
人間の姿でも立ち上がれば一ツ目入道を見下ろすほどの長身で、妖怪時の姿は本人でも「大きすぎる」と言うほど大きくなる。日本刀を携え、現在は父の形見と思われる能面を身につけている。情が深く潔い性格だが、まだ若手のためか感情的になりやすい面もある。つららや首無など本家の妖怪たちを「姐(ねえ)さん」や「兄貴」と呼んで慕っている。
幼い頃は、父の意思で人間として育てられていた[8]。リクオ同様に人間として世を生きていくと決めており、最早妖怪の世界には戻らないとも心を決めていたが、狒々の死に伴い組長となるためリクオに呼び戻される。父を殺した四国八十八鬼夜行を憎み、玉章への復讐を固く誓っていたが、彼の父の隠神刑部狸の頼みによりリクオが手打ちとしたため仇を討つことはできなかった。京都にてリクオと合流したものの、奴良組の面々が京妖怪に苦戦したことに対して愚痴をこぼすなど、その心情は複雑だった。しかし、切裂とおりゃんせとの戦いを経てリクオの総大将としての器を知り、三代目の奴良組を盛り立てると誓った。
大猿 狒々の大太刀(たいえん ひひのおおだち)
面をつける事で発動する狒々の畏。刀に自身の畏を鬼憑させ、相手の畏を断ち切る。
一ツ目入道(ひとつめにゅうどう)
声 - 松山鷹志
奴良組系「独眼鬼組」組長。ちょんまげ頭をした一つ目の大男の妖怪。400年前から奴良組に属していた古参。
利己的で、目下と見なした者には大きな態度を取る、決して潔いとは言えない性格の持ち主。奴良組内のリクオ三代目襲名否定派の一人。やたらと「組のために」と口にし、牛鬼の処分にもただ一人納得しなかったが、それが却って自らボロを出し派閥内での孤立をも招く結果となり、リクオにやり込められる。自分の身の安全ばかりを考え(彼に限ったことではないが)、真の策を表に出さず会議を行うリクオらを、何の対策もしないものと見なして批判してばかりいる。
ぬらりひょんが頭領を務めていた頃は、現在のそれとは比べ物にならないほど凛々しい風貌と男気にあふれた豪儀な性格であり、牛鬼に「かなわないな」と言わせるほどの豪傑だった。400年前には救出された苔姫に懐かれ、「涙が真珠になろうともあの娘は笑顔が一番似合う」と言うなど、その性格は現代とはかけ離れたものだった。400年前の頃の武器は刀だったが、元禄時代には銃を使っており、髷だけを打ち抜くなどかなりの腕前。
三ツ目八面(みつめやづら)
声 - 広田みのる
奴良組系「三ツ目党」党主。額にある目と牙の生えた口、ちょんまげ頭が特徴の妖怪。
玉章へ魔王の小槌を与え、四国八十八鬼夜行の侵攻を招いた黒幕。魔王の小槌は夜雀が回収し、彼のもとへ戻された。その際、夜雀から「山ン本五郎左衛門様」と呼ばれている。
もったいないお化け(もったいないおばけ)
奴良組系「御化組」組長。三角おにぎりのような顔に大きな一つ目と口のついた妖怪。「もったいない」ことをした人間を苦しめるという。会議中、他の妖怪たちが騒いでいても、無視して食事を続けている。
算盤坊(そろばんぼう)
奴良組系「妖怪商人連合」会長。頭が大きく、度の強い眼鏡をかけた妖怪。頭脳が発達しており算盤が得意。
大ムカデ(おおムカデ)
奴良組系「百足一族」族長。その名の通り巨大なムカデの妖怪。奴良組幹部の中では珍しく人間型ではない。
浅茅ヶ原の鬼女(あさじがはらのきじょ)
奴良組系「鬼女組」組長。老婆と童女の二人一組の妖怪。
ガゴゼ
声 - 廣田行生
奴良組系「ガゴゼ会」会長。子供をさらい喰う、死神の姿をした妖怪。400年前から奴良組に属していた古参。数多くの子供を殺害してきたことで、悪行の数では右に出る者はいないと、奴良組の中でも評判だった。
奴良組の次期総大将の座を狙い、邪魔なリクオを襲撃する。弱い人間を殺すことを自慢していたため、覚醒時のリクオには「小者」と揶揄された。リクオの同級生たちを襲ったことでリクオの怒りにふれ、最期は刀で真っ二つに斬り捨てられた。
彭候(ほうこう)
奴良組元幹部。奴良組直系二次団体「彭候組」組長。犬の顔をした妖怪。リクオの三代目襲名に伴い、幹部を引退したようである。
百物語組襲撃に際し、自らのシマである中華街を巡回していたが、味方に化けた珠三郎に殺された。

[編集] 傘下組織構成員

[編集] 牛鬼組
牛頭丸(ごずまる)
声 - 吉野裕行
牛鬼組若頭。髷を結い左目を前髪で隠した青年。
幼い頃から馬頭丸と共に牛鬼の側に仕え、馬頭丸と並び牛鬼からの信頼が最も厚い部下である。牛鬼に心酔しており、牛鬼のどんな命令も従う。呪文を聞かせることで人間を操ったり惑わせることができ、「爪」という銘の日本刀を使って戦う。傀儡糸を使って人間を操ることもできるが、馬頭丸のとは違い少々乱暴。粗暴な性格で、牛鬼組以外の妖怪は基本的に見下している自信家。また戦闘などでは特に血の気が多く後先考えず暴走して危機を招くこともある。
捩眼山にて油断したつららを圧倒して負傷させ、駆けつけたリクオと互角の勝負を展開したが覚醒したリクオに敗北した。牛鬼の処分に伴い本家あずかりの身となるが、つららとはいまだに犬猿の仲で、彼女のことを「雪んこ」と呼んでいる。事実上本家の人質という立場にあるが、鴉天狗からぬらりひょんの護衛任務を与えられるなど、それなりに実力は買われている様子。平和ボケした本家を嫌っているが、リクオに対しては多少興味を抱いている。
牛頭陰魔爪(ごずいんまそう)
背中から最大8本の巨大な爪を繰り出す。
馬頭丸(めずまる)
声 - 保志総一朗
牛鬼組若頭補佐。馬の頭の骨を頭にかぶっている青年。その素顔は中性的な顔立ち故、少女のようにも見える。四国妖怪勢へ偵察に赴く際、女装したこともある。
傀儡糸を使って人間を操ることができるが、牛頭丸のような武器や攻撃能力は持たないため、主に補助役に回ることが多い。牛頭丸と共に牛鬼が最も信頼を寄せる妖怪。牛頭丸にはライバル意識も抱いているが、普段はかなり仲が良い。少々間が抜けていて、楽天的かつ幼稚なところもあるが、戦闘中は冷酷な表情を見せる。
牛頭丸と共にリクオとその仲間の始末にかかったが、捩眼山温泉での戦いではゆらや三羽鴉の登場という不測の事態に慌てていた。牛鬼降伏後は牛頭丸と共に奴良組へ復帰した。リクオを始め本家の妖怪をそれほど嫌ってはおらず、必要以上に危険なことに手を出すことは躊躇っているが、自己中心的に行動する牛頭丸に振り回されることが多い。
うしおに軍団
馬頭丸の傀儡糸によって操られる複数の巨大な妖怪集団。宇和島(うわじま)、根香(ねごろ)など他多数。
[編集] 薬師一派
蛇太夫(へびだゆう)
声 - 矢部雅史
鴆の側近。自在に伸びる首で攻撃する。鴆が最も信頼していた部下だが、元より忠誠心などなく、彼の命が長くないと知ると反旗を翻した。しかし駆け付けたリクオに阻まれ、刀で真っ二つにされた。
薬壺(くすりつぼ)
鴆の部下。小型の瓶のような形をしており、中に薬が入っている。
竹壺くん(たけつぼくん)
鴆の部下。竹の形をした小型の妖怪。中に包帯が入っている。
[編集] 化猫組
良太猫(りょうたねこ)
声 - 石井真
奴良組系「化猫組」当主。浮世絵町一番街を取り仕切っている猫又
博徒として街を長く治めてきたが、旧鼠組に乗っ取られてしまい、リクオに助けを求める。旧鼠が倒された後は再び一番街の実権を取り戻し、うまくやっている様子。博打に対してプライドを持っており、百鬼花札が大の得意。
三郎猫(さぶろうねこ)
声 - 小林翔平
化猫組の妖怪。早朝店じまいをしている中で運悪く玉章らに出くわしてしまい、ムチに切り裂かれ重傷を負った。その後は生死不明。
[編集] その他
旧鼠(きゅうそ)
声 - 子安武人
奴良組系「旧鼠組」組長。浮世絵町の歓楽街で暗躍するネズミ妖怪。星矢(せいや)という源氏名でホストクラブのナンバーワンとして振舞うが、それは餌にする娘を得るためにすぎない。自己中心的で狡賢い性格のため、組ごと破門させられた過去を持つ。
奴良組次期総大将の座を奪うためにゆらとカナを人質にとり、リクオに3代目襲名を放棄することを要求した。しかし、奴良組の返り討ちにあい、最期は覚醒したリクオの明鏡止水・桜で焼き殺された。
歯黒べったり(はぐろべったり)
奴良組系「のっぺら組」の妖怪。のっぺらぼうだが口があり、歯にはお歯黒が塗ってある。
山地乳(やまちち)
奴良組系「山姥組」の妖怪。コウモリが姿を変えたサルのような妖怪で、人の寿命を伸び縮みさせる力を持つという。
蛇骨婆(じゃこつばば)[9]
妖怪たちの歓楽街「化け猫横丁」への入り口番台に座る、肩に大蛇をのせた老婆。ぬらりひょんの事を「じじい」と呼ぶ。
置行堀(おいてけぼり)
奴良組に属す下っ端妖怪。女性。浮世絵町の池に棲み、通りがかった人から大切なものを奪う。返してもらうには、盗んだものよりいいものを置行堀に与えなければならない。
凛子(りんこ)
浮世絵中学校の生徒。土地神・白蛇の曾孫で、妖怪の血を八分の一受け継いでいる。手の甲と目元に蛇の鱗模様がある。
自身を人間でも妖怪でもない中途半端な存在と考えて悩んでいたが、すねこすりに襲われた所をリクオに助けられ、考えを改めた。曽祖父から受け継いだ幸運の力により、彼女の家は裕福である。
すねこすり
浮世絵中学校に棲む、数多の猫が集まって出来た妖怪。浮世絵中学校七不思議の一つで、突然人を転ばせる。実は第一幕の一頁目に登場している。
凛子を人間でも妖怪でもない半端な存在として見下し、彼女を襲った所をリクオの無回転ヤクザキックで蹴散らされた。
お涼(おりょう)
つらら組の妖怪。氷鉢(大正浪漫硝子)の付喪神。
濡鴉(ぬれがらす)
高尾山天狗党党首補佐。鴉天狗の妻。普段から高尾山を切り盛りしている腕利きの妖怪。党首である鴉天狗が、本家ばかりにかまけて実家を気にかけていない事が気に入らないらしく、苛立っている。
4人の幼子を背負っており、鴉天狗夫妻には合わせて七つの子があることになる。
加牟波理入道(がんばりにゅうどう)
便所の妖怪。「加牟波理入道ホトトギス」と3回唱えると首が落ち、その首を袖に入れ取り出すと小判に変わり、1年間幸せになれるという。「トイレの女神様」という歌が流行したことで、畏を得やすくなった。
袖入れ鬼(そでいれおに)
番外編に登場。Gメンになりすまして万引きの濡れ衣を着せ、恐怖を与える。
枕がえし(まくらがえし)
番外編に登場。リクオを初めとする奴良組の面々や遠野、さらには花開院ゆらにまで、寝癖に見せかけて髪をデザインしまくった。

[編集] 土地神

千羽(せんば)
声 - 神谷浩史
浮世絵総合病院の裏山の祠にいる土地神。「千羽」と書かれた紙を顔につけ、折り紙のような羽根を持つ小さな守り神。人の信仰心の結晶で、千羽鶴を自分の祠に供えた人の祈りで病気を治す力を持っている。一人称は「小生」。
何年も人に詣でられなかったために小さくなってしまい、力も弱っていたが、ひばりの信仰心により力を取り戻し、袖モギ様の呪いで生命力を奪われた鳥居を回復させた。
苔姫(こけひめ)
声 - 大久保藍子
神社に住み着く土地神。振分け髪を耳の上辺りで左右に結んでいる平安装束の童女。お洒落好きで、かなり高価な着物を持っている。一人称は「ワラワ」。
元は人間の姫君であり、涙が真珠になる不思議な力を持っていた。その力が故に淀殿(羽衣狐)に狙われ、大阪城に連れて来られた。奴良組によって助け出された後は江戸へと移り、人々に崇められて亡くなった後は神社が建てられ、土地神となった。一ツ目入道に懐いている。
袖モギ様に襲われて呪われそうになったが、潜伏していた黒田坊に間一髪で助けられた。
白蛇(しろへび)
浮世絵中学校の校庭にある噴水に棲む土地神。凛子の曽祖父。強力な幸運を呼び込む力を持つ。浮世絵中学校の七不思議の一つ。

[編集] 器物妖怪

朧車(おぼろぐるま)
空を飛ぶ牛車の妖怪。奴良組の乗り物。
宝船&小判船(たからぶね&こばんぶね)
声 - 若本規夫(宝船)
奴良組名物・戦略空中妖塞。巨大な宝船と、いくつもの小型の屋形船が編隊を組む。船の両脇から扇子を持った腕が生えており、扇いで空中を進む。自己治癒能力があり、ある程度破損しても時間がたてば再生する。

[編集] 四国八十八鬼夜行

[編集] 組長

隠神刑部狸・玉章(いぬがみぎょうぶだぬき・たまずき)
声 - 石田彰
四国八十八鬼夜行組長。隠神刑部狸の88番目の嫁の8人目の息子にして、隠神刑部狸の神通力を最も強く受け継いだ妖怪。高校生ぐらいの少年の外見をしている。狸妖怪としての真の姿は長髪に歌舞伎風の仮面をしており、髪の毛を自在に操ることができる。奴良組との抗争で右腕を失い、さらに顔の中央に大きな斜め傷を作った。
妖怪の中だけでなく人間の中でもずば抜けたカリスマ性を発揮し、浮世絵町に来る前の学校では生徒会長を務めていた。しかし裏の顔は敵に苦痛を与えることを好む残虐非道な性格の持ち主であり、自らの力を誇示するために、部下や自らを慕ってきたものであっても容赦なく斬り捨てる。反面、自らが信頼した者は対等に扱い、敬意も払う。
幼少の頃から野心を抱いていたが、その野心を山ン本五郎左衛門に利用された。妖怪を殺すことで力を無限に増長する刀「魔王の小槌」を山ン本から預けられ、その力をもって自分を見下した兄たちを皆殺しにし、その畏から自分についてきた妖怪たちと共に、新しい四国八十八鬼夜行を作り出した。隠神刑部狸によれば、この刀を手にした時から冷酷な性格に変貌したという。「玉章」の読みは本来「たまずさ」だが、彼は「たまず」つまり「玉座を狙う」という意味に名前を改めている。
奴良組が支配する浮世絵町でより多くの畏を奪い、地盤を奪おうと攻め込んだ。百鬼夜行大戦ではリクオと彼の仲間の妖怪たちに押され、役に立たないと判断した自分の仲間たちを斬って百鬼夜行を全て背負おうとした。しかし、新しいぬらりひょんの力・鏡花水月を使ったリクオに斬られた際に吸収した百鬼の力が抜け落ちてしまった。その後、猩影に親父の仇と斬られそうになったところをぬらりひょんに止められ、共に来ていた隠神刑部狸に懇願されたリクオの命で、犠牲になった四国の妖怪を全て弔うことを条件に手打ちにされた。
隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)
声 - 森功至
八百八狸の長で、四国三大狸妖怪の一人。四国八十八鬼夜行を築いた大親分だが、現在は隠居中。老齢のため力も衰え、統率できる妖怪たちも少なくなっている。約300年前に松山城乗っ取りを目論んだが、人間と争って敗れ、封印された。ぬらりひょんとは旧知の仲であるが、助力を受けてしまえばぬらりひょんの百鬼夜行に加わることになると判断し、敗北した際にぬらりひょんからの助力を断っている。若い頃は真の姿の玉章によく似た姿だった。玉章の本州襲撃の件はまったく知らず、ぬらりひょんの来訪によって初めてその真実を知らされた。
玉章の葉(たまずさのは)
化け狸が使うことのできる神通力。「玉章」とはカラスウリの別名で、狸が化けたり神通力を使うときにその葉を使う。

[編集] 七人同行

犬神(いぬがみ)
声 - 岡本信彦
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。土佐弁を話す犬妖怪。平安時代に犬神の呪いを行って失敗し、犬神憑きとなった術者を先祖に持つ。人を妬み恨む想いが頂点に達すると本性を現す。首だけで移動する、巨大な犬の姿に変化することも可能。
元々は玉章と同じ学校の生徒で、彼の取り巻きにリンチを受けたが、犬神としての力を解放して全員を殺害、それがきっかけで玉章に誘われて傘下に入った。舌を出していることが多く(出していない時には妖気も消える)、青田坊や首無から「舌野郎」と呼ばれている。迫害されていた自分と違い、カリスマ性を持つ玉章や人間から好かれているリクオを憎んでいる。ただし玉章に関しては、むしろ彼を羨んで尊敬する気持ちのほうが強い。
リクオらが通う中学校に潜入し、妖怪なのに人間達と仲良くしているリクオに激しい嫉妬を覚える。生徒会長選挙の時に清継の推薦に立ったリクオ(正体は首無)が全校生徒から歓声を浴びる光景を見て、人間への恨めしさが頂点に達し選挙中に正体を現す。巨大な獣に変化しリクオと死闘を演じるが、最期はリクオに一刀両断される。変化が解けた後もしぶとくリクオと戦おうとするが、リクオへの憎しみが畏れに変わったことから力を失い、玉章に見捨てられて神通力で体を木の葉に変えられ、始末された。しかし、玉章のしたことは四国の妖怪たちには「奴良組の仕業」として伝えられ、彼らを鼓舞するきっかけとなった。
アニメでは清十字怪奇探偵団のホームページに偽情報を流してリクオを他の団員ごと旧校舎講堂に誘き出し、多数の妖怪を引き連れ襲う。それに失敗すると暫く地下室にこもっていたが百鬼夜行大戦に参戦。戦場に現れたカナを人質に取りリクオを仕留める様に玉章に促すが、魔王の小槌の最後の贄として殺された。
夜雀(よすずめ)
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。
袖モギ様(そでもぎさま)
声 - チョー
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。小柄な地蔵姿の妖怪。
服の袖を掴み、振り向いた者を呪い殺す力を持つ。袖を破って袖モギ様に差し出せば呪いは解けるが、裏を返せば差し出す袖が無ければ殺されてしまうので、戦闘においては相手の袖が無くなるまで毟り取ってしまう。袖モギ様を殺さない限り呪いは解けない(ただし、倒しても手遅れになることがある)。呪いの力は強力だが戦闘能力は皆無に等しいため、戦う力の無い土地神のみを襲い、その信仰を自分の畏に変える。
鳥居を呪いで殺しかけたことでリクオ達の怒りを買い、苔姫を襲っていたところを黒田坊によって倒された。瀕死状態でも挑発し続けたため、リクオによって止めを刺された。
針女(はりおんな)
声 - 折笠愛
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。髪を振り乱した女の妖怪。髪の一本一本が鉤針になっていて、これで獲物を引っ掛けることができる。
玉章に付き従っていたのは確かな忠誠を持っていた仲間をも平気で殺す恐ろしさが大将の器だと思っていたためで、犬神の最期の真相を知っても逆らおうとはしなかった。百鬼夜行大戦で首無と対峙し、動きを封じられた直後、魔王の小槌に斬られ殺された。
アニメでは名前が鉤針女(かぎばりおんな)となっている。
手洗い鬼(てあらいおに)
声 - 斧アツシ
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。巨大な巡礼僧の姿をした妖怪。街を徘徊し建物を破壊する。自称「四国一の怪力」。
百鬼夜行大戦で青田坊と対峙したが、剛力礼讃で真の力を発揮した青田坊に敗北。その後、魔王の小槌の贄にされそうなところを助けられ、玉章と共に四国へ帰った。
犬鳳凰(いぬほうおう)
声 - 竹田雅則
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。口から炎を吐く鶏の妖怪。自称「四国一のキレ者」。
百鬼夜行大戦で玉章に盾として利用され、リクオの奥義・明鏡止水"桜"を受け死亡した。
アニメでは第16話で三羽鴉と対決。炎で彼らを焼き殺そうとするが、それを旋風で跳ね返され自滅した。
岸涯小僧(ガンギこぞう)
声 - 後藤哲夫
四国八十八鬼夜行幹部「七人同行」の一人。池の辺に住む小柄な半魚人の妖怪。歯車を回すようにギザギザの歯がついた口を回転させ、獲物を喰らう。
集会に潜入した牛頭馬頭を怪しみ襲うが、牛頭丸の幻術にかかり利用されてしまった。百鬼夜行大戦では河童と対峙。逃げる河童を追い詰めたが、彼の巨大なミズチ球を食らって敗れた。後に玉章と共に四国へ帰った。

[編集] その他

ムチ
声 - 鶴岡聡
玉章や犬神と共に浮世絵町に来た刺客。紳士の風体をしているが、その正体はかまいたちに似た風の妖怪で、高知の山奥に現れるという。猛毒の風を操り、その風音が鞭のしなる音に似ていることから「ムチ」と呼ばれる。
手始めに奴良組幹部・狒々を殺害。その後部下数人と共にぬらりひょんとゆらを襲うが、部下はゆらに倒され、自身もまた真・明鏡止水を使ったぬらりひょんにドスで身を貫かれ、風に流されて四散した。
風の陣形・砂打ちの鞭(かぜのじんけい すなうちのむち)
風の陣を組んで相手を閉じ込め、その中で鞭や破片などによる攻撃を行う。
怪異・八陣風壁(かいい はちじんふうへき)
毒風で作り出した小規模な竜巻を相手にぶつける。食らうと塵に帰すといわれる。
世話係の女狸(せわがかりのめだぬき)
隠神刑部狸の身の回りの世話をしている女狸。
豆狸(まめだぬき)
山口霊神堂の門番。200歳は超えているはずだが、まだ子供。納豆小僧に納豆菌をつけられ大騒ぎした。
小ぼうず(こぼうず)
坊主姿をした小妖怪。力は弱いが相手に集団で襲い掛かるので、うっとうしい。

[編集] 京妖怪

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羽衣狐(はごろもぎつね)
声 - 能登麻美子(山吹乙女の依代)、根谷美智子(本体、淀殿)
京妖怪を統べる狐の大妖怪。「信田の狐」。現在は9本の尾を持つ九尾の狐。かつて魑魅魍魎の主と呼ばれ、花開院家の天敵であると同時に、奴良組にとってはリクオの父親である鯉伴を殺した仇敵。
転生妖怪と呼ばれる特殊な妖怪で、乱世の世に現れ自らの目にとまった幼年期の人間に依代にして取り憑き、世に溢れる負の感情を吸収して成長し、それが頂点へ達した所で依代の体を完全に支配する。肉体は通常の人間である為に、肉体が滅びれば次の依代を求めて彷徨う。呼び名も『人間という名の"衣"を羽織り、繰り返し世に君臨し、人間の世界をも支配する強力な妖怪』が所以となっている。宿主は確認できる限り世間的に優遇された存在として暮らしており、人間の権力者として振舞うのも人間の生き肝を喰らいやすくするため。また、転生を重ねれば重ねるほど、羽衣狐の妖力はより強大になり、転生する度に一本増える巨大な狐の尾を軽く操っただけで相手を圧倒するほどの力を持つ。彼女の最終目的である悲願とはやや子・安倍晴明を出産する事であり、それ以外のことは単なる余興としか捉えていない。
千年前の平安時代より存在していたが、当時は普通の弱い妖怪で尻尾も一本だった。この時代に、安倍保名という人間の男との間に安倍晴明をもうけた。「羽衣狐の体内から再び生まれる」ことで反魂の術を完全なものにしようとする晴明の申し出を快諾するが、羽衣狐の肝を不老長寿の薬にしようとした人間に討たれ、晴明の腕の中で息絶えた。しかし反魂の術を達成せんとする晴明の手により転生の力を手に入れ、晴明の死後40年して初めて転生した。
400年程前、時の権力者だった淀殿として7度目の転生。豊臣秀頼の母親として、豊臣秀吉亡き後の豊臣家を支配した。豊臣家の滅亡と、妖が活動し難くなる徳川の時代を危惧し、多くの娘をさらって大量の生き肝を集めさせ、力を増していた。大坂城でのぬらりひょんとの激戦で、祢々切丸により斬りつけられ、さらに十三代目秀元の援護もあって敗北。二人に血筋を絶やす呪いをかけて逃亡した。淀殿は天守閣から落ち、人として無惨な死を遂げた。
現代では山吹乙女の肉体に宿り、富豪の令嬢として生活している。リボン以外は全て黒一色のセーラー服に身を包み、寝具なども黒。髪や瞳にもハイライトが描かれておらず、作画は徹底的ににこだわって描かれている。更には、男女を問わず魅了する、魔性の魅力を手に入れており、生き肝の採取も更に容易になっている。
らせんの封印を次々と破って行き、第一の封印「弐條城」の鵺ヶ池にて鵺・晴明の出産準備に入った。京都中から集めた大量の生き肝を食らって力を付け、リクオたちが弐条城を襲撃した時、ついに晴明を出産した。晴明を封印しようとした竜二を退け、リクオと対決。二尾から四尾までの武器を繰り出して圧倒するが、戦いの中で乙女の記憶が表れ、混乱する。その隙にゆらの援護を受けたリクオに攻撃され、敗北した。乙女の身体を捨て逃亡を図り、直後に復活した晴明にすがるが、その晴明自身の手によって地獄に落とされるという、皮肉な最期を迎えた。
安倍晴明(あべ の せいめい)
声 - 小山力也竹内順子(胎児)
(ぬえ)と呼ばれる羽衣狐の「やや子」。鵺の出産は、羽衣狐を始めとして、京妖怪の悲願とされている。
その正体は千年前の京の闇を支配した陰陽師、安倍晴明。京の都で蘆屋道満と互角と評される程の名高い陰陽師だったが、その裏では平安京の妖怪を統べる主として、人と妖の共存を目指していた。京の「光と闇の共存」という秩序を永遠に保つため、死という運命から逃れるべく反魂の術の完成を目指していた。そのために母である羽衣狐(信田の狐)の胎内に還り転生するという方法を導き出すが、その矢先に母を人間に殺された。このために、人への怒りと憎しみから「闇が光の上に立つ世界」へと傾倒していき、いつしか「鵺」と呼ばれるようになる。自身の復活のため羽衣狐に術を施したうえで、彼女の死から40年後に死亡した。
死後も地獄で自らの復活を画策し続ける。数年前、羽衣狐出産の障害となる鯉伴を抹殺するため、山ン本五郎左衛門と手を組む。反魂の術で山吹乙女を蘇らせ、彼女を羽衣狐の依代としてあてがった。
力を蓄えた羽衣狐の手により、現代に復活した。出産当初は真っ黒で巨大な胎児の姿をしていた。羽衣狐の敗北と共に完全に復活、母を地獄へと葬り、自ら現世を闇で支配することを誓った。土蜘蛛を軽くあしらい、リクオの祢々切丸を造作もなく破壊する圧倒的な強さを見せつけるが、自身の肉体がまだ現世に適応していなかったため、地獄へと一時撤退した。
反魂の術(はんごんのじゅつ)
死者を蘇らせる禁術。千年前の時点では、時間が経てばまた死亡してしまう不完全なものだった。晴明は「千年を生きる母親の胎内に戻り、何度でも転生する」ことで、完全なる自身の反魂を成し遂げようと考えた。

[編集] 幹部

鏖地蔵(みなごろしじぞう)
京妖怪幹部。羽衣狐の側近で、京妖怪たちの参謀的存在。
鬼童丸(きどうまる)
声 - 黒田崇矢
京妖怪幹部。千年前より羽衣狐母子に仕えていた一人。鬼の頭領。強面の老人の妖怪で、黒髪だった400年前とは異なり現在では白髪である。400年前には狒々と交戦した。
酒呑童子の実の息子で、人間の女との間に生まれた半妖。そのため、同じ鬼である茨木童子が千年前からほぼ容姿が変わっていないのに対し、鬼童丸は徐々に年をとっている。当初は鵺を親の敵と狙っていたが、逆に彼の畏れに呑まれ、配下となった。
京妖怪の中でもとりわけ悲願達成に心血を注いでいる。400年前に悲願を破られた事からぬらりひょんや奴良組、花開院家を強く憎み、遠野でリクオに遭遇した際には彼を殺そうとした。剣術に長けており、イタクに「只者じゃない強さ」と言わしめるほどの実力者であり、リクオの明鏡止水やゆらの黄泉送葬水包銃をたやすく破ることが出来る。妖力が高まると、徐々に顔の表面を鬼の面が覆っていく。
弐條城に乗り込んできたリクオの最初の相手となる。妖力を全て解放し、本気でリクオと戦うが、黒田坊を鬼纏ったリクオに技を打ち破られ、畏襲によるリクオの鏡花水月の前に敗北した。しかし、彼が時間を稼いだことで、晴明は復活を果たした。羽衣狐敗北後は、晴明と共に地獄へと向かった。
茨木童子(いばらきどうじ)
声 - 津田健次郎
京妖怪幹部。千年前より羽衣狐母子に仕えていた一人。顔の左半分が卒塔婆で隠れている、鋭い眼をした男。400年前には雪麗と交戦している。
鬼の子であり、顔の半分は酒呑童子のもの。口が悪くかなり短気で好戦的な性格であり、主君である羽衣狐にもため口をたたく。ナルシスト気味の行動が目立つしょうけらのことを快く思っていない。酒呑童子の顔は普段は卒塔婆によって隠されているが、妖力が上がるとこの卒塔婆が外れ、真の力を発揮する。同時に、相手を嬲りものにしてじわじわと痛めつける残虐なサディストの本性があらわになる。龍炎寺における首無・毛倡妓との戦いで卒塔婆が外れ、以降そのままになっている。
その昔、子供が欲しいと願った髪結床屋の老夫婦に拾われた童子で、茨木童子という名はその老人がつけた。ある時客の血を舐めたことで血の味を思い出し、人間達を殺して回る。その後、鬼の大将である酒呑童子と出会い、彼を親と決めて慕った。しかし彼が鵺に殺され、その配下に下る。その際に酒呑童子の亡骸を切り刻み、自分の左頬に埋め、かつて共に目指した鬼の世界を作り上げるまで、そこを酒呑童子の墓場にすると心に決めた。
京都編では龍炎寺にて首無・毛倡妓のタッグを相手にし、卒塔婆を外してこれを圧倒するが、増援の出現により撤退した。その後、弐条城で再び首無と対決する。羽衣狐敗北後は、晴明と共に地獄へと向かった。
しょうけら
声 - 斎賀みつき
京妖怪幹部。十字架のネックレスを身に付けたクリスチャンの青年の姿をしている。400年前には木魚達磨と戦った。その際の服装は武家の装束だった。
康申の日に天に伺いを立て、人を断罪する虫の妖怪。真の姿は数種類もの昆虫が複合した気味の悪いものである。その信仰心は厚く、人を殺しては教会で懺悔をしている様で、羽衣狐には「変わった妖怪だな」と称されている。しかし実際は天に伺いを立てる形でしょうけら自らが罪を判断し、断罪するという非道な性格の持ち主。
羽衣狐を「闇の聖母(マリア)」、鵺を「主」と呼んで崇拝するなどその言動はナルシスト気味であり、それを嫌う茨木童子とは仲が悪い。また自らの価値観を敵であっても説く宣教師らしからぬ姿を見せることもあるが、それを理解しない者は徹底的に軽蔑し、容赦なく殺害する。
戦闘の際はネックレスを変化させた巨大な槍を武器に戦う。「ひかりあれ」と唱え槍から光を放ち、相手の眼を眩ませることができる。
破軍使いであるゆらを消す為、大軍を率いて花開院本家を襲撃し、大きな損害を与えた。たまたまそこに居合わせた青田坊と交戦、善戦するが、清十字団の子供たちを羽衣狐の贄に捧げようとしために青田坊の逆鱗に触れ、畏を解放した彼の一撃をまともに食らって敗北した。その後の生死・動向は不明。
狂骨(きょうこつ)
父娘で羽衣狐に仕えている。
狂骨(父)
声 - 一条和矢
400年前の京妖怪幹部。千年前より羽衣狐母子に仕えていた一人。顔の片側を包帯で隠した槍の使い手で、常にげらげらと笑っている。大阪城では鴉天狗と交戦した。その後の消息は不明で、現代では登場していない。
アニメでは、娘と同様に手に持った頭蓋骨から蛇を繰り出す。
狂骨(娘)
声 - 日笠陽子
京妖怪幹部。不気味な瞳を持つ幼い少女の妖怪。主君である羽衣狐を「お姉様」と呼び慕っている。
好奇心旺盛な性格は子供そのもので、京の町の美しさに感動を覚えてもいる。ただしその世界に人間は不要という考えを持ち、冷酷なまでに彼らを排除する。幹部の中では最も身の丈が小さいため、移動の際はがしゃどくろと共に行動することが多い。
無数の頭蓋骨が散らばる骸の世界へ、相手を引きずり込む。引きずり込まれた者は頭蓋骨に潜む蛇に目玉を喰われ、骸の仲間となる。少女でありながらその実力は高く、羽衣狐に言わせれば「父親よりも有能」らしい。
京都編では豪羅を殺害したり、弐条城に侵入したぬらりひょんを追い詰めたりと随所で活躍する。終盤の弐条城では氷麗と対決した。羽衣狐敗北後はその忠誠心から地獄へ行くことを拒み、乙女の遺体をリクオから受け取った後、京妖怪たちをまとめ上げ撤退した。
土蜘蛛(つちぐも)
声 - 小杉十郎太
京妖怪幹部。般若の面の様な顔をした、四本腕[注 5]の大男。第二の封印「相剋寺」に封印されていた。常に退屈そうに煙管をふかしている。
太古から存在する妖怪で、天災に喩えられることもある。空腹であるときは人・妖怪はおろか神仏ですら喰らい尽すと言われる「絶対に遭遇してはならない妖」。400年前の秀元ですら、全てに厭きていた所を言い包め、戦うことなく封印するにとどめていた。「百鬼夜行の破壊」そのものが土蜘蛛の畏であり、根源となる大将を徹底的に狙い続けることで、百鬼の力を奪う。復活する鵺・安倍晴明と戦うことのみを目的として、羽衣狐に対する忠誠心も持たずに京妖怪に手を貸している。
他の妖怪とつるむことを嫌い、強い者との戦いだけを求めている戦闘狂。羽衣狐から、彼が城にいれば400年前の敗北はあり得なかったと評される程の実力の持ち主で、その巨体に似合わぬ敏捷性をもってあらゆるものを薙ぎ倒す。身体を真っ二つにされても全く動じない驚異的な生命力を持ち、また口から吐き出す糸はかなりの強度を誇り、束ねれば彼自身の突進攻撃を容易く受け止められるほどになる。
解放された後、伏目稲荷神社に集まった奴良組を急襲し、その圧倒的な力を見せつけた。その後なぜか「壊れない」リクオに興味を持ち、人質としてつららを相剋寺に連れ去った。その後、鬼纏を習得したリクオと再戦しその結果に満足して撤退、晴明が復活するまで待機していた。弐条城では晴明を封印しようとする竜二の策を妨害し、復活に貢献する。その後晴明を急襲するが、軽くあしらわれ、地獄へと叩き落された。
がしゃどくろ
声 - 楠大典
京妖怪幹部。巨大な骸骨の妖怪。第四の封印「西方願寺」に封印されていた。
羽衣狐を異常に慕っている。頭の鈍い言動が目立つが、結界を易々と破ることが出来る強力な妖怪。羽衣狐を乗せて京を徘徊する。
鞍馬山の大天狗(くらまやまのおおてんぐ)
声 - 宝亀克寿
400年前の京妖怪幹部。鞍馬山に住む天狗で、牛鬼とは旧知の仲。
現在は羽衣狐の配下ではない。彼によれば元々彼のいたポジションに鏖地蔵がおり、他の幹部たちの記憶が書き換えられているという。自分を追放した京妖怪に復讐するということから牛鬼と利害が一致し、リクオの修行の監督を務めた。
凱郎太(がいろうた)
声 - 塾一久
400年前の京妖怪幹部。羅生門に千年棲まうという巨大な鬼で、巨大な棍棒を振り回して攻撃する。棍棒の風圧で敵を吹き飛ばす「雷錕棒・豪風(らいこんぼう・たけかぜ)」を使うも、ぬらりひょんに一刀両断された。

[編集] その他

(サトリ)&鬼一口(おにひとくち)
声 - 保村真&山本兼平
サトリは人の心を読む妖怪。鬼一口は蔵に住まう巨体の妖怪で、首の皮一枚で繋がるほど上顎と下顎を大きく開け、あらゆるものをペロリと飲み込んでしまう。
平安時代から鵺の配下だったようである。400年前に珱姫の父親を殺し、彼女を大阪城に連れ去った。現代に登場した際は2人とも白髪になっている。
弐條城の門にてリクオたちの進行を阻む。サトリがリクオの動きを読み、攻撃をかわしつつ鬼一口に指示を出して戦うが、ゆらの祖父である二十七代目秀元を侮蔑したことでゆらの怒りを買い、心を読む暇も与えられないほどの猛攻を受け、最期は共にリクオに倒された。
牛力(ぎゅうりき)[10]
声 - 長野伸二もしくは山本兼平
鬼童丸の部下の鬼。好戦的な性格の、スキンヘッドの男。屈強な体が武器で、岩をも素手で砕く。
牛力千力独楽(ぎゅうりきせんりきごま)
牛力の鬼憑。大きく体を捩じり、そこから生まれる回転力を利用して敵を攻撃する。しかし、リクオの鏡花水月の前に敗れた。
断鬼(だんき)[10]
声 - 長野伸二もしくは山本兼平
鬼童丸の部下の鬼。チャラチャラした雰囲気の男。ナイフが武器。
白蔵主(はくぞうず)
声 - 伊藤健太郎
鞍馬山上空を守護する京の門番。僧衣を身に纏い、髑髏のような顔をした妖狐。武士道を弁えた潔い妖怪で、相手がいかなる者であろうと武人としての礼儀を欠かさない。俳句を詠むが、字余りばかりで達者ではない。
屋形船一艘を軽々と振り回す怪力を持つ。巨大な三又の槍「荼枳尼(だきに)」に畏を纏わせ、威圧感で敵の身動きを封じたところを一気に突き殺す。
リクオと一対一で戦うが、鏡花水月を使ったリクオに荼枳尼を破壊され、降伏を勧められる。羽衣狐への忠誠心から奴良組には加わらなかったが、リクオに伏目稲荷神社へ向かうよう教えた。羽衣狐敗北後は、彼女の依代を受け取った狂骨らと共に去った。
火間虫入道(ヘマムシにゅうどう)
声 - 熊谷正行
白蔵主の部下。全身に縞模様があり、自由自在に首を伸ばすことができる。降伏した白蔵主に代わり、首を伸ばして宝船を締め付け破壊しようとするが、イタクの鎌でバラバラに切り裂かれた。
二十七面千手百足(にじゅうななめんせんじゅむかで)
声 - 保村真
第八の封印「伏目稲荷神社」を守護する京妖怪。千手観音のような姿をした、その名の通り無数の顔と腕を持つ妖怪。口からは百足が顔を覗かせる。
人間の子供の心に巣食い、その子供が持つ恐怖心が大きくなるのに比例して強くなる。媒体となった子供の恐怖心を取り除かなければ倒すことはできない。戦闘の際は、重軽石で畏を受け取ったものを自らの世界へと引きずり込み、無数の腕に矛や斧、短刀などを持ち、無数の鳥居を経由して相手を攻撃する。
迷宮に飲み込まれた淡島と交戦。鳥居の迷宮に迷い込んだ子供の恐怖心を餌にして力をつけていた。二つの畏を使用する淡島に倒され、最期は竜二に封印された。
闇斬(あんざん)[10]
声 - 長野伸二(クレジットの役名は「ガイコツ忍者」)
忍者装束をまとうガイコツ妖怪。主に諜報活動を行っている。ゆらの命を狙ったが、魔魅流によって滅せられた。
骸輪車暴走団(むくろわぐるまぼうそうだん)
声 - 櫻井トオル山本兼平
大きな車輪を操る骸の集団。生き胆を集めて回っていたが、首無の弦術の前に全滅した。
こんにゃく坊主(こんにゃくぼうず)
第七の封印「柱離宮」にいた京都の古い妖怪。首無に惨殺された。
陰摩羅鬼(おんもらき)
茨木童子の部下。死霊の集合体。鳥のような格好をしていて、複数存在する。羽衣狐に捧げる生き肝を集めるため、第六の封印「龍炎寺」にて修学旅行生に襲いかかるが、首無に全滅させられた。
ガイタロウ、ガイジロウ
声 - 塾一久
弐條城の東大手門門番を務める、二人組の鬼。共にリクオに一瞬で倒された。名前や外見などから、400年前に存在した凱郎太の関係者だと思われる。
ぬりかべ
400年前に登場した京妖怪。見えない壁として進路に立ちふさがる。ぬらりひょんに斬られた。
三途魚(さんずうお)
400年前に登場した京妖怪。人間の足に絡み付き、動けなくする。

[編集] 奥州遠野一家

赤河童(あかがっぱ)
声 - 宮内敦士
奥州遠野一家総大将。奥州妖怪を統率する、巨大な顔の河童。ぬらりひょんとは古い付き合いで、その昔彼に勧誘されたが、既に遠野の総大将の地位に就いていたため断った。総大将でなければ彼に付いていきたかったらしい。
イタク
声 - 岸尾だいすけ
鎌鼬。バンダナを頭に巻いた青年。昼は小さいイタチの姿になってしまうが、こちらが本来の姿らしい。6本の鎌(名前はその取っ手に由来して、それぞれ布・木・竹・鉄・刀・フライパン[11])を使い、あらゆるものを薙ぎ払う。また、自分の意志で両腕に大鎌を備えたイタチの姿になることもできる。京妖怪のことを快く思っていない。頑固で無愛想だが責任感は強く、根は仲間思い。
遠野におけるリクオの修行で、指導係に抜擢された。遠野での仕事は木こり。遠野の仲間以外の妖怪は基本的に信用しておらず、リクオに同行した6人の中で唯一、彼と張り合うことが多い。プライドも高く、奴良組に部下扱いされることへの不満から首無と一時険悪な仲だった。現在はリクオや首無のことをある程度認めている様子。
京都編の後から半年の間、奴良組本家に出向いてリクオの修行を手伝っていた。
妖怪忍法 レラ・マキリ
イタクの鬼憑。鎖鎌に畏を纏わせて斬撃の威力を倍増させ、相手の畏を断つ。意味は「風の小刀」[1]
妖怪忍法 レラ・マキリ・イワンペ
イタクの鬼憑。六本の鎖鎌全てに畏を纏わせて相手の畏を断つ斬撃。青行燈に使用したが、通じなかった。
淡島(あわしま)
声 - 柚木涼香
あまのじゃく。さばさばした性格の好青年。昼は男、夜は女になるが、リクオとは異なり夜でも基本的に男として振舞う。イタクと同じく京妖怪が嫌いな模様。遠野での仕事は薪割り。常に植物の茎を咥えている[12]
鬼神の父と天女の母を持つ半妖怪で、戦闘においては鬼神の破壊力と天女の包容力、両極にある二つの畏を使いこなす。「淡島」の名は古事記にあるイザナギイザナミの第二子に由来している。
戦乙女演武(いくさおとめえんぶ)
淡島の鬼發。乙女のごとく艶やかな舞で翻弄する。
完全なる母性 伊弉冉(イザナミ)
天女の鬼憑。優しい母のごとき抱擁で他人に発せられた畏を断ち切る。
完全なる父性 伊弉諾(イザナギ)
鬼神の鬼憑。恐ろしい鬼のごとき威圧感で畏を断ち切る。
雨造(あめぞう)
声 - 水島大宙 
沼河童。遠野での仕事は風呂掃除。遠野を出たことはないようだが、何かと外部のことに詳しい物知りで、「常州の弦殺師」首無のファン。一人称は「オイラー」。マイペースでお気楽な性格。
トカゲの様な風貌や、時折出す「ケケケ」という奇声など『仮面ライダーアマゾン』を髣髴とさせるキャラクター。特撮ヒーロー由来らしき技を披露している。単行本のおまけ漫画では、1号の正しい変身ポーズを講義していた。
沼河童忍法 泥沼地獄(ぬまかっぱにんぽう どろぬまじごく)
泥水で出来た渦を作り出す。一度踏み入れるとなかなか抜け出すことはできない。
冷麗(レイラ)
声 - 豊口めぐみ
雪女。遠野での仕事は風呂沸かし。敵に厳しく味方に優しい性格。土蜘蛛襲撃時に土彦に庇われるが、共に直撃を受けてしまった。後に救出されたが、怪我の為に戦いには赴けなかった。
紫(ゆかり)
声 - 折笠富美子
座敷童子。可愛らしい童女だが意外と毒舌。軽く咳き込む癖がある。彼女が側にいるだけで周囲の者には「不幸」が訪れないため、土蜘蛛との戦いで重傷を負った冷麗と土彦の側についている。
土彦(どひこ)
声 - 宮下栄治
猿の経立。ぶっきらぼうだが仲間思い。土蜘蛛に襲撃されそうになった冷麗を庇うが、共に直撃を受けた。その後彼女と共に救出されたようだが、怪我の為に戦いには赴けなかった。
なまはげ
声 - 真殿光昭
面のような巨大な顔を持つ妖怪。赤なまはげと青なまはげの二人組[6]
奴良組本家からリクオをさらって遠野へ連れて行った。リクオが修業を終えて遠野を出る時には、預かっていた祢々切丸をリクオに返した。
河童犬(かっぱいぬ)
頭に皿のある犬の妖怪。遠野に来たばかりのリクオを畏で転ばせたが、鏡花水月を身に付けたリクオには通用しなかった。

[編集] 江戸百物語組

[編集] 組長

山ン本五郎左衛門(さんもと ごろうざえもん)
声 - 茶風林
百物語組組長。魔王と呼ばれる巨怪。
生前は江戸時代の人間で、異常な巨体を持つ肥満体の男。材木問屋を営み、大火の際の材木買い占めや蜜柑の輸送などで巨利を得、全てを手に入れた大富商として君臨し、「山ン本大尽」と呼ばれた[注 6]。自ら創った「怪談」を広めることで、畏を「百鬼の茶釜」に集めることを愉しみとしていた外道。その釜から作られた茶を国の要人に飲ませて中毒にし世を支配しようと企み、さらに世の中の畏を自分への畏へ変えることで、生きながらに神仏になろうとしていた。野望達成を目前としたところで百物語の最中に鯉伴に追い詰められ、巨体が仇となって転落死する。しかし奴良組への激しい恨みから、今際の際に自身を百物語の百番目の妖怪として描き、「奴良組を滅ぼすまで決して滅びない妖怪」魔王・山ン本五郎左衛門に変貌した。またこの時、飛び散った彼の肉体から、圓潮・鏖地蔵ら多数のパーツ妖怪が生まれている。現代の鏖地蔵によると「山ン本は百に分かれている」とのこと。
魔王・山ン本五郎左衛門としての姿は、肉体は朽ち果て髑髏の頭を持ち、口からは内臓らしきものがはみ出している。なお、この妖怪に山ン本としての意識はなく、ただ畏を求めて徘徊する化物でしかなかった。人間としての山ン本は既に地獄に居り、その身体は妖怪となった部分が欠け落ちた異形の物となっている。本体が倒されても、自らを構成していた妖怪が残されていれば復活できるが、それには大量の畏が必要になるという。現代でも山ン本は相変わらず地獄に居り、現世では三ツ目八面を通じて妖怪たちに指示を出している。
妖怪として目覚めた後は江戸の町に進攻し、多くの妖怪や人々を殺害し畏を奪った。鯉伴と黒田坊の共闘によって倒されたかに見えたが、彼の身体から分裂した妖怪たちは再び集結し、百物語組と名乗って暗躍するようになる。以後300年にわたり力を蓄え、復活と奴良組への復讐を企てていた。その後晴明と結託して鯉伴を殺害し、現世では奴良組に三ツ目八面として潜伏していた。玉章に「魔王の小槌」を与えて奴良組を襲わせ、さらに鏖地蔵を使って京妖怪を利用し、晴明を地獄から完全に復活させるなど、物語中の全ての事件の裏で暗躍していた。

[編集] 幹部

現代における「東京鬼ごっこ」の時点では、圓潮によれば「口」「耳」「腕」「骨」「面の皮」「鼻」「脳」と呼ばれる七人の幹部がいる。その多くは山ン本の肉体から生まれた妖怪である。

圓潮(えんちょう)
百物語組幹部の一人「口」。山ン本の口から生まれた妖怪。真っ黒な瞳が特徴的な短髪の男。山ン本亡き後の百物語組のリーダー格。
柔和な笑顔と独特の語り口調で人を惹きこみ、自らの手中へと捕える言霊使い。都内の寄席「青娃亭」を中心に、噺家として活動する。柳田が集めてきた怪談を語る役目を担い、数多くの都市伝説を生み出してきた。
山ン本の復活を前に、リクオら奴良組に対し宣戦布告を行う。「鬼ごっこ」と称する作戦で、百物語組の妖怪が東京中の人間を襲うことで、その恐怖心や憎悪を奴良組に向けさせ、その畏を全て奪い取ろうと企んだ。
しかし実際には彼は、「鵺の再誕を語る者となる」ために山ン本を始め百物語組を欺いて利用し、畏を集めさせていた。「鬼ごっこ」終盤に用済みとなった三ツ目八面に致命傷を負わせ、アジトに乗り込んできたリクオらに対し本性を見せる。その後復活した山ン本に吸収されかかるも、御門院家の男に助けられ、左目を失うもののなんとか生き残り、彼とともに姿を消した。
柳田(やなぎだ)
百物語組幹部の一人「耳」。幹部の中では唯一、山ン本の体から生まれた妖怪ではないことが明示されている。キツネ目の青年で、左耳に鈴を付けている。語尾に「〜哉(カナ)」と付ける。
江戸時代から山ン本の側近として仕えてきた妖怪。その忠義心は激しく、山ン本が倒された際は悲しみと黒田坊への憎しみから血の涙を流した。その忠誠心を圓潮に買われ、引き続き怪談を集める「耳」としての役割を与えられた。以降、怪談、都市伝説の類を聞き集める役割を担い、圓潮や鏡斎に提供している。圓潮のことを「師匠」と呼び付き従う。主人を裏切り、殺害した黒田坊のことを強く憎んでいる。
「鬼ごっこ」の終結後、「畏があれば山ン本は何度でも復活する」という確信を持ち、いずこかへと姿をくらました。
鏡斎(きょうさい)
百物語組幹部の一人「腕」。山ン本の腕から生まれた妖怪。髪を後ろで結った色黒の青年。「狂画師(きょうえし)」の異名を持つ。
人や妖怪が朽ち果てる様、殺し合う様といった地獄絵図を「芸術」と呼び、それを完成させることに陶酔する外道。少女を好む傾向がある。普段は寂れた小屋に一人で籠り、絵画を嗜んでいる。
怪談などの噂を画に描き、本物の妖怪を生みだす力を持つ。柳田が聞き、圓潮が語り、鏡斎が生むという関係である。描く媒体となったものをなんでも妖怪に変貌させることができ、その対象は人間も例外ではない。鏡斎が死んでも、畏を断ち切らない限り元の姿に戻すことは出来ない。相手と直に戦闘を行うことはほぼ無く、作った妖怪たちをけしかけたり、筆を用いた妖術を操る間接的な戦闘を得意とする。
柳田がさらってきた鳥居をモデルに「地下鉄の幽霊少女」を生み出し、彼女を駅構内に監禁した。「鬼ごっこ」では、再会した鳥居を始め多くの少女や無機物を妖怪に変え、リクオを襲わせた。さらに九相図を用いてリクオの肉体を腐らせ消滅させようとするが、それでも向かってくるリクオの発する畏に呑まれて斬り伏せられ、自らの生んだ地獄絵図を眺めつつビルの屋上から転落していった。
九相図(くそうず)
人が死にゆく様を描いた九枚からなる画図。対象者の血を混ぜた墨で描くことで、その者を徐々に腐らせていく強力な呪術。全ての画が完成した時、相手は腐りきって畏もろとも消滅する。
雷電(らいでん)
百物語組幹部の一人「骨」。山ン本の骨から生まれた妖怪。筋骨隆々の身体をした、若い巨漢。二つ名は「檄鉄の雷電(げきてつ - )」。
普段は快活な性格で、周りから声援を送られると調子に乗る。ただし本性は幹部中で最も好戦的であり、どんな相手も叩き潰し「爆ぜさせる」。人間に命令されることだけは大嫌いであり、容赦なく殺害している。物覚えは悪く、圓潮に教えてもらった作戦や自分の能力も覚えていなかった。
巨大なコンクリートを指で弾き飛ばす怪力と、物理攻撃をものともしない頑丈な骨の身体を持つ。巨大な木槌を持っているが、戦闘は基本的に素手で行う。
「鬼ごっこ」では、自らリクオらの前に姿を現す。幹部の一番手として1対1でリクオと戦い、始めは圧倒するものの、修行を積み新たな力を手に入れたリクオに斬られ、身体が粉々に爆ぜた。
龍の腕(りゅうのかいな)
片腕の骨をもう一方の腕に集中させて巨大化させ、蛇腹状にして攻撃する。足も同様に変化させることができる他、形状を変化させることも可能。
双龍の牙(そうりゅうのきば)
巨大化させた手足によって相手を挟み、圧し潰す技。
珠三郎(たまさぶろう)
百物語組幹部の一人「面の皮」。山ン本の面の皮から生まれた妖怪。顔半分がボブヘアーで隠れている妖怪。二つ名は「蟲惑の珠三郎(こわく - )」。
人を欺いて惑わし、その心をズタズタに引き裂くことを信条とする。人質をとったり部下を身代わりにするなど卑劣な性格の持ち主。
文字通り相手の面の皮を被り、擬態することが出来る。顔だけでなく声、身体、衣服までも真似ることが可能。擬態する時は液状になった「面の皮」に相手の姿を複写し、それを被ることで擬態する。自分以外の妖怪にも被せて擬態させることが可能。自身の戦闘能力はそれほど高くないため、この能力を利用した騙し討ちを基本戦法とする。
また、自身の畏の中では絶対的な力を発揮する「領域型妖怪」でもある。畏を発動している際は歌舞伎役者のような姿をしていることから、「狂役者(きょうやくしゃ)」の異名も持つ。
「鬼ごっこ」では毛倡妓を襲って彼女になりすまし、本家に潜入して若菜に襲いかかるが、首無に阻まれる。その後戯演舞の舞台に首無と若菜を引きずり込んで圧倒するが、若菜の不意打ちを食らったことで畏が乱れ、その隙を首無に突かれて敗北した。逃亡を図るが奴良組本家の妖怪に捕らわれ、その後奴良組を襲ってきた山ン本に吸収される形で消滅した。
戯演舞(あじゃらえんぶ)
珠三郎の畏。歌舞伎の舞台を出現させ、正本の演目に沿った戦法をとり、絶対的な強さを発揮する。その鮮やかな演舞をもって相手を圧倒し、畏を奪う。ただし不意討ちなどにより、その流れを乱されると弱い。
三ツ目八面(みつめやづら)
百物語幹部の一人「脳」。奴良組系「三ツ目党」党主。頭蓋骨の上半分から脳がはみ出したような顔をしている。山ン本自身の意識や感覚を宿しており、事実上彼が「山ン本五郎左衛門」となっている。身体の各部位の妖怪たちと指揮系統がリンクしており、妖怪が倒されると彼自身も痛みを伴う。江戸時代に倒された山ン本の骸の中から赤子の状態で発見された。
百物語組を動かす鍵として、圓潮に利用されていた。アジトにリクオらが乗り込んでくると同時に圓潮に裏切られ瀕死の重傷を負い、最期の力で茶釜に集められた畏を吸収し、魔王・山ン本五郎左衛門として復活を果たした。圓潮を始め百物語組の妖怪たちを吸収しながら奴良組本家を襲撃するが、最期は氷麗を鬼纏ったリクオにより一刀両断され倒れた。

[編集] その他

鏖地蔵(みなごろしじぞう)
声 - 茶風林
山ン本の目玉(左目)から生まれた妖怪。長い頭の老人の妖怪で、額に巨大な一つ目があり、本来の両目は常に閉じられている。山ン本の復活を目論んで鵺と手を組み、現世を支配しようとしていた。
催眠能力を持つ目玉を使って心に闇を持つ人間に乗り移り、その身体を自在に操ることができる。また、粉々に吹き飛ばされても復活する再生能力も持つ。
京都では京妖怪たちの参謀として活動。一部の京妖怪の記憶を操作して、鞍馬山の大天狗が本来いるべき立場に立っていた。頭脳派であるが、予想外の事件には大慌てする一面も見せる。弐条城で夜雀から魔王の小槌を受け取り、晴明に手渡したが、直後にリクオの祢々切丸に貫かれ消滅した。
悪女野風(あくじょのかぜ)
山ン本の十二指腸から生まれた妖怪。二つ名は「悪食の野風(あくじき - )」。
腐り果てた身体に無数の口を持ち、強烈な悪臭を放つ。無差別に人を襲い、食ってしまう。江戸時代の誕生直後は肉塊を思わせる異形の姿であったが、現代では眼鏡をかけ髪を後ろでまとめた、妙齢の美女の姿に擬態しており、自由自在に腕を伸ばし、身体中にある口で相手を捕食する。
件の予言に翻弄されてリクオを襲う人間たちを傍観していたが、いつまでも正体を現さないリクオに業を煮やし、人間たちに襲いかかる。偶然通りかかったカナもその標的にしそうになったことで、リクオを覚醒させる。そのリクオに襲いかかった野風は一撃で真っ二つにされてしまうが、「妖怪リクオを東京中の人間が敵と認識する」という百物語組の計略は達成されてしまった。
黒田坊の怪(くろたぼうのかい)
戦火に巻き込まれ、盗賊や野武士を怖れる子どもたちの思いが創りだした怪談。無数の武器で悪者を退治する。
夜雀(よすずめ)
山ン本の密偵。顔と頭に狐文字が書かれた布を巻いた、女の鳥妖怪。寡黙で、口を開くことはほとんどない。武器は薙刀。山ン本の命令で、四国八十八鬼夜行、京妖怪らの下で暗躍した。
四国八十八鬼夜行では、玉章の側近的な存在として振舞った。四国勢のエース的存在で、百鬼夜行大戦でリクオとつららの光を奪ったが、左目を凍らせて羽根を防いでいたつららに氷漬けにされた。戦いの後、魔王の小槌を持って何処かへと消え去った。しかし直後に、三ツ目八面を装っていた山ン本へ魔王の小槌を渡している。
京都では鏖地蔵の下に仕え、弐条城に乗り込んできたぬらりひょんと鴉天狗を襲った。
幻夜行(げんやこう)
背中の翼から放たれる黒い毒の羽根を相手の目に刺すことによって光を奪い、完全なる闇を作り出す。

[編集] 怪談妖怪

[編集] 現代

切裂とおりゃんせの怪人
埼玉県川越のとある交差点で、逢魔が刻になると「とおりゃんせ」の歌が聞こえる。この歌は子どもにしか聞こえず、歌に誘われ交差点の向こうにある三好野神社に入った子どもたちは行方不明になるといわれる。
正体は全身に包帯を巻き、大正・昭和期の軍人のような服装をした大柄な妖怪。一人称は「小生」で、語尾に「~であり〼(マス)」と付ける。巨大なハサミを扱う。畏によって造られた世界にとおりゃんせの歌に誘われ、細道のカゲに入ったものを無条件で自らの世界に引き込み、畏れた者の顔を切り取って閉じ込める。切り取られた顔は、羽織ったマントの下に無数に隠されている。さらに、切り取った顔にも恐怖を与えることで、妖力を高めることが可能。また、自身の世界では妖力が封じ込められる模様(夕刻であったにもかかわらず、リクオは変身できなかった)。
関東大猿会のシマ拡大を狙う猩影から相談を受けたリクオと戦う。始めはリクオを人間の子どもと間違えて襲うが、猩影の助太刀により失敗、リクオを覚醒させる。2対1では不利とみて、マントに隠された顔を潰して妖力を上げ、武器のハサミを巨大化させる。しかし、猩影の鬼纏を使ったリクオに真っ二つにされ、不敵な台詞を遺して消滅した。
モデルは、とおりゃんせの歌のモデルとなった場所とされる三芳野神社と思われる。
***村伝説
ある地方に伝わる、地図から消された村の怪談。入り口付近に髑髏の石があり古びた4色(青→赤→黄色→黒)の鳥居をくぐることで出現する。村の名前は非公開。
今までのような個体のものではなく、村そのものが妖怪という異例の存在。竜二によれば、人々が村の噂をする事でそれが畏となり、「本物」となった怪談であるといわれる。村に迷い込んだ人間を最初は手厚く迎えるが、その後隙をついて惨殺し、「祝祭」と称して村人総出で食ってしまう。本気を出すと、村人全員が固まって、一匹の妖怪へと変貌する。
10年前の西暦2000年ごろ、「陰惨な大量殺人により地図からも消されてしまった村」として流行した村系都市伝説。日本中のマニアやマスコミを巻き込んで大騒ぎになったがしばらくして沈静化した。しかし、最近になってある動画投稿サイトに、***村を訪れた若者が次々と殺されるという謎の動画がアップされ再び話題を呼び、その存在を危惧した竜二とゆらが調査に向かった。
竜二とゆら、さらに遊び半分で村を訪れた竜二の高校のクラスメイトたちをも襲おうとするが、狂言や餓狼を駆使した竜二の策略とゆらの金剛神将武曲の前に敗れ、村は消滅した。その媒体となったのは一軒の廃屋だった。
モデルは杉沢村伝説と思われる。
地下鉄の幽霊少女
東京都の地下鉄のある駅のコインロッカーに、昔生後間もない赤ん坊が捨てられた。その駅はすぐに廃駅になったが、捨てられた赤ん坊は誰にも発見されないまま、今もロッカーの中で成長し、幽霊となって出没するといわれる。
4時44分発の地下鉄浮世絵線の4号車に出没する少女の幽霊。鳥居をモデルに鏡斎が描いたものであるため、容姿は鳥居そのもの。少女に魅入られると廃駅に連れて行かれ、そこにある無数のロッカーから、44秒以内に幽霊の本体となった鳥居を見つけ出さなければならない。見つけることが出来なかった場合、その場で殺されてしまう。
巻を誘い込み殺そうとしたが、鳥居の呼びかけに応えて現れた黒田坊の無数の暗器により全てのロッカーの扉をこじ開けられ、消滅した。
(くだん)
牛の胎内から生まれる、人の顔と牛の身体を持つ小柄な妖怪。生まれた直後に人の言葉で未来を予言して死に、その予言は決して外れないと言われる。世界の滅亡を予言し、それを防ぐための手段としてリクオの暗殺を指示した。
滝夜叉姫(たきやしゃひめ)
平安期に存在し、父親の無念を晴らすため魔道に堕ちた大妖怪。般若の面のような顔を持ち、巨大な薙刀を操る。鏡斎が鳥居を妖怪とする際にモデルとしたものであり、本物ではない。
鏡斎に操られるままにリクオに攻撃を仕掛けるが、畏が集中させられたリクオの刀によって妖怪としての肉体のみを斬られ、核となった鳥居は解放された。
青行燈(あおあんどん)
巨大な鎧武者の姿をした妖怪。百物語組の切り札にして、圓潮の紡ぐ怪談の最終章。
百鬼の茶釜に集められた、東京中の人間のリクオや奴良組に対する恐れや憎悪を原動力として動くマシーン。離れた相手にはビームで攻撃し、近づくものにはカウンターアタックを仕掛ける。また、口腔内に隠された茶釜を破壊しない限り、無限に再生し続ける身体を持つ。
百物語を完成させたという圓潮からの最期の手向けとして、リクオらに襲いかかる。リクオ、氷麗、イタクを相手に圧倒的な力を見せ付けるが、氷麗とイタクの連携で茶釜を破壊され、リクオによって頭部を真っ二つにされ倒れた。

[編集] 江戸時代

鬼夜鷹(おによたか)
夜更けに「柳通り」を歩いていると、鬼夜鷹に食われるという怪談。
江戸時代に山ン本によって創られた怪談。普段は美しい女性の姿をしているが、髪の毛が鬼に変化し、標的の人間を襲って食らう。鯉伴によって倒された。
まんば百足(まんばむかで)
見た目は普通だが、噛まれると即死する猛毒を持つ百足の怪談。「まんば」とは「亡者」を意味する。
江戸時代に山ン本によって創られた怪談。全身が何匹もの巨大な百足で構成された妖怪。手足の百足を伸ばして人間を毒殺し、その死骸に卵を生み付けることもある。山吹乙女と清右衛門を襲うが、間一髪のところで彼女たちを助けに来た鯉伴によって斬られた。
刺客の怪(しかくのかい)
黒田坊をもとに、百物語で大量に複製されたもの。黒装束をまとい集団戦法を行う。鯉伴を襲い傷を負わせ、切り取った髷を献上し彼を殺したと山ン本に報告した。
足取り坊主(あしとりぼうず)
山ン本が無数に生んだ怪談の一つ。足にしがみつく。
顔喰い(かおくい)
山ン本が無数に生んだ怪談の一つ。詳細不明。
大櫓威の怪(おおろいのかい)
一つ目の巨人。山ン本邸に無理やり体を突っ込んできたが、鯉伴に一刀両断される。

[編集] その他の妖怪

牛鬼(ぎゅうき)(過去)
かつて捩眼山を支配していた巨大な妖怪。手下に命じては、山にやって来た人間を攫って喰らっていた。梅若丸の母親を喰い殺し、梅若丸をも喰おうとしたが、母を殺された恨みで魔道に墜ち妖怪となった彼に喉笛を突き破られ、死亡した。
雲外鏡(うんがいきょう)
声 - 岩田光央
紫の鏡」の都市伝説で有名な、別名「魔を照らす鏡」。紫色の鏡を見た人間の夢に現れ、その人間を13歳の誕生日の日に殺すと言われる。夕暮に自転車に乗って現れ、対象の人間を鏡の世界に閉じ込め、自分の体内に取り込んで殺す。
7年前同じく鏡を見たカナの友人たちを殺し、彼女を鏡の世界に閉じ込めたが、リクオに顔に当たる鏡を割られて倒された。
にせ青田坊&にせ黒田坊
声 - 鳥海浩輔(にせ青田坊)&安元洋貴(にせ黒田坊)
青田坊・黒田坊を騙って豪遊した妖怪。竜二と魔魅流に倒された。
あんた&よめっこ
正式名称は不明。「あんた」は鳥のような顔をした妖怪。「よめっこ」は「あんた」の嫁で、顔に包帯を巻いた少女。連携して罠を仕掛け、通りすがりの者の目玉を喰らう。
五十目五十口(いそめいそぐち)
百々目鬼首かじりの子。野州(栃木)の妖怪。その名の通り全身に目と口が50ずつある。江戸時代に女性に化けて一ツ目入道を脅かし、鯉伴を喰らおうとしたが、ぬらりひょんに叩きのめされた。
酒呑童子(しゅてんどうじ)
京都の鬼たちの大将。鬼童丸の実の父にして、茨木童子の義父。平安時代、鬼たちを率いて暴れまわったが、鵺に殺された。
瀬戸大将(せとたいしょう)
つくも神の集合体。からくり人形のつくも神に操られ、荒鷲組のシマの骨董市で暴れまわった。

[編集] 花開院家

[編集] 過去の陰陽師

蘆屋 道満(あしや どうまん)
声 - 高岡瓶々
花開院家の祖である陰陽師。平安時代、安倍晴明と好敵手関係にあった。
花開院 秀元(けいかいん ひでもと)(十三代目)
声 - 緑川光
花開院家十三代目当主。異能の陰陽師と言われた天才で、兄の是光を差し置いて当主になった。
才能、実力ともに高いが性格は飄々として子供っぽく、一人称も「ボク」。ゆら同様に京都弁をしゃべる。陰陽師だが妖怪への態度は馴れ馴れしいほどに好意的で、ぬらりひょんに興味を持ち、既に顔馴染みで酒を飲み交わす程の仲となっていた。妖刀・祢々切丸や京の「らせんの封印」を作った本人。なお、彼自身は羽衣狐の呪いを受けていないため長命だった[7]
現代では「破軍」で召喚された先神(花開院家の歴代当主達)の一人として登場。他の先神とは異なり、ほぼ生身の姿で登場した(竜二からは霊力が高いためではないかと推測された)。花開院家や奴良組に助言し、普段の飄々とした態度とはうって変わった優秀な指揮能力を垣間見せる。
式紙(しきかみ)
声 - 高森奈津美
童子の姿をした2体の式神。小さく紙の様にペラペラしているが使用用途は多く、手を鳥の羽の様に変えれば、背に乗って空を移動する事も可能。よく是光の事をからかっていた。
牛車の式神
秀元が移動用に使う式神。現代でもゆらを介して使っている。「消えろ」と言うと一瞬で消え去る。
破軍(はぐん)
ゆらが使うものと同様の陰陽術。相当な才能が無ければ使いこなすことは不可能。羽衣狐戦では彼女の動きを封じ、ぬらりひょんを援護した。
立体模型の式神
現代で登場した、八つの封印場所を立体地図にした式神。京都のほぼ全域の地図が含まれている。
花開院 是光(けいかいん これみつ)
声 - 保村真
400年前の花開院家の陰陽師。秀元の兄。剃髪をしている。
28年も修行をしたが、弟の秀元には及ばず、当主の座にはつけなかった。秀元の才能は認めているものの、奔放な彼の性格には手を焼いている。珱姫の護衛を務めており、護身用にと祢々切丸を授けた。真面目な性格で、周囲で起きた出来事をまめに文書に記しており、子孫には「ぬらりひょんが来ても飯を食わせるな」という意味の言葉を文書に遺した。

[編集] 現代の陰陽師

[編集] 本家

花開院 ゆら(けいかいん ゆら)
声 - 前田愛
本作のヒロインの1人。花開院本家の陰陽師。当主候補であるが現在は修行中の身であり、修行の為リクオのクラスに転校してきた。当初リクオ達に対しては敬語だったが、仲良くなってからは京言葉を使っている。おっとりとした性格だが、感情の起伏が激しい面もある。一人暮らしをしているせいか貧乏で、レシートと札を間違えることも。TKG(玉子かけご飯)をこよなく愛しており、よく食べている。
陰陽師としてのプライドが高く、悪い妖怪は全て滅するという信念と非戦闘員を「足手纏い」と言い切る非情さを併せ持つ。花開院家の陰陽師の中でも特に並外れた精神力の持ち主で、式神を使役し妖怪を滅する能力についてはぬらりひょんも驚愕する才能の持ち主。一度に複数の式神を使役できるなど、修行中の身でも陰陽師としては優秀な方らしいが、肝心要の所で失敗をすることがあり、雲外鏡や玉章相手にも歯が立たなかった。
生徒会長選挙以来リクオを怪しんでいたが、京都から兄の竜二らが来た事により、遂にリクオの正体を知る。その件にて夜のリクオの行動などを理解した。つららとは妖怪であると分かってからは反駁しているが、人間に危害を加えないからか、リクオ同様退治しようとは考えていないようで、共闘したこともある。清継からは清十字怪奇探偵団一の専門家(特別軍事顧問)として信頼されているが、その活動には乗り気ではない。
京都編の後は、京都の中学校へ一時転校中である。
貪狼(たんろう)
ニホンオオカミの姿をした式神。牙と爪が武器で、妖怪を喰い殺す。尻の左側に名が刻まれている。背に主であるゆらを乗せて行動することもある。
巨門(きょもん)
巨大なの姿をした式神。妖怪を踏み潰す。腹に名が刻まれている。
禄存(ろくそん)
エゾジカの姿をした式神。角で攻撃し、脚力も抜群。頬の左側に名が刻まれている。
廉貞(れんてい)
金魚の姿をした式神。単独では使用せず、「式神改造・人式一体」によりゆらの左腕に一体化し、花開院流陰陽術「黄泉送葬水包銃(よみおくり・ゆらMAX)」を放つ。
武曲(ぶきょく)
声 - 古澤徹
落ち武者の姿をした式神。かぶっている兜から垂れ下っている布が顔を隠しており、その素顔は骸骨。名もその布に刻まれている。人語を話し、槍を使って戦う。ゆらに忠誠を誓っており、戦闘中にゆらの身を案じることもある。
破軍(はぐん)
花開院陰陽術秘儀で、花開院家の中でも「破軍」を扱える者は別格とされているほど。先神(花開院家の歴代当主たち)を呼び出し、その霊力を借り極限にまで術者の"才"を増幅させる。
ゆらは未熟だったため、捩眼山で馬頭丸に襲撃された際には使わなかったが、羽衣狐の軍勢に対峙した際に発動し、先神の一人として登場した秀元(十三代目)から使いこなす術を教わった。
「式神融合」金剛神将武曲(しきがみゆうごう こんごうしんしょうぶきょく)
破軍で13人の先神を召喚し、武曲を強化する。強化された武曲は巨大化し、大きな斧を振るう。
その他技系の札
爆発する術が施されている「」、自身の周囲に張り巡らせ攻撃から身を守る「」「」等がある。ゆらが使用する札は人型のものが多く、それを蛙形の財布の中に入れている。この財布のデザインは奇怪だが、魔除けが施されている為に代えることは出来ないらしい[11]
なお、貪狼・巨門・禄存・廉貞・武曲・破軍は北斗七星を構成する星の中国名である。
花開院 竜二(けいかいん りゅうじ)
声 - 小西克幸
花開院本家の陰陽師で、ゆらの実兄。大学受験を控える高校生でもある。
ゆらと同様に「久しぶりに本家から才ある者が出た」と高く評価される実力者で、周囲からは秋房と共に当主候補と目されてもいた。本人は自分の才能はゆらや魔魅流には及ばないと語っているが、嘘か本心なのかは不明。陰陽師を「白(正義)」、妖怪を完全な「黒(悪)」とみなし、妖怪を徹底的に滅するという思想に傾倒している。また、リクオや秋房といった中立的な「灰色」の存在もあまり快く思っていない。刃向かうものは妹ですら容赦しない冷徹さを持つ(リクオには悪人面と評されている)。ゆらとは違い標準語で喋る。背が低いことを気にしていて、話題に出した者は酷い目に遭わせる(ゆら談)。
真に受ける反応が面白いらしく、ゆらをよく嘘をついて騙したりからかったりしており、彼女には邪険にされる事が多い。しかし仲が悪いわけではなく、彼女の才能を認めてもいる。
竹筒に入れた液体の式神を操る他、嘘と真実を織り交ぜた巧みな話術で言霊を操り、敵を惑わせる戦法を得意とする策士。
言言(げんげん)/餓狼(がろう)
声 - 安元洋貴
液体の式神。敵の体内に侵入し、体液を暴走させる。「餓狼」は攻撃時の名称及び形態で、巨大な狼の頭が襲いかかる。戦闘において最もよく使われる式神。
仰言(ぎょうげん)
水よりも純度が高く、あらゆるものを溶かす「金生水」でできた式神。
金生水の花(こんじょうすいのはな)
仰言を使った技。花の形の金生水を相手にぶつける。仰言を使った戦闘方法は、基本的にはこの技が多い。
金生水の陣(こんじょうすいのじん)
仰言を使った技。金生水で相手を取り囲み攻撃する。大技であり、準備に3分の時間を要する。
金生水の流星(こんじょうすいのりゅうせい)
仰言を使った技。攻撃された際の出血や涙と見せかけて仰言をばら撒き、飛沫にして襲いかからせる。
狂言(きょうげん)
猛毒の水で作られた式神で、人間の姿に化けて敵を惑わせる。毒を受けると、一分以内に竜二の持つ解毒剤を投与しなければ死に至る。分身の質量分だけ多くの水が必要となるため、最後の決め技としてよく用いられる。
花開院 秀元(けいかいん ひでもと)(二十七代目)
声 - 秋元羊介
花開院家二十七代目当主。現当主であり、竜二・ゆらの祖父。十三代目当主と同名。テレビ出演などで全国的に知名度がある。孫のゆらと同じくTKGが好物で、高級たまり醤油をTKGのために用意するほど。幼少のゆらと好物が同じだと知ったことがきっかけで、ゆらとは仲がよかった。
しょうけらとその一軍に本家を襲撃された際、花開院家の精鋭と共に戦うが、敵わず倒された。しょうけらが倒され、他の妖怪たちが撤退した後、ゆらに花開院家の未来を託して逝った。
花開院陰陽術・呪葬の鎖(けいかいんおんみょうじゅつ・じゅそうのくさり)
実体化させた呪文の文字で敵を縛る。

[編集] 分家

分家から本家に養子入りした陰陽師たち。

花開院 魔魅流(けいかいん まみる)
声 - 野島健児
花開院分家の陰陽師。最近本家に養子入りした。竜二と行動を共にし、従順に従っている。竜二曰く「でかい赤ん坊」。高校生[7]
ゆらとは幼馴染だが、現在の彼はまるで別人であり、ロボットのように感情を表さない。本人曰く、ゆらを護るために力を手に入れて変わったらしい。彼の変化は禁術によるものだと示唆されているが、詳細は不明[13]。妖怪を絶対悪とみなし、容赦ない攻撃を繰り出す。陰陽術の才能はゆら以上らしく、雷系の攻撃を多用する。水を操る竜二と連携攻撃を行うこともある。
花開院 秋房(けいかいん あきふさ)
声 - 森久保祥太郎
妖刀制作の名門である花開院分家「八十流」の次男。第一の封印「弐條城」の守護者。
ゆらに慕われている存在で、彼女に陰陽術の心得を教えた。竜二とは対立していたが、幼い頃はそれほど険悪な仲ではなかった様子。3歳で妖刀を製作するなど幼い頃から才能を見せ、次期当主になると疑われなかったが、破軍を使うゆらに対抗心を抱いていた。「不敗の槍」と呼ばれる妖槍「騎億(きおく)」を操る。自らの陰陽術に対し絶対的な信念を持ち、その自信は「妖刀作りなら、十三代目を超えた」と自負するほどだが、本来は穏やかな性格である。
鹿金寺で破戸、雅次と共に羽衣狐と対峙するが、破軍を出せるゆらに対するコンプレックスを鏖地蔵につけ込まれて憑依されてしまった。京妖怪と共に相剋寺を襲撃するが、竜二の狂言を浴びて倒れ、ゆらにより鏖地蔵から解放された。その後、本家にてしょうけらと交戦し追い詰められるが、青田坊に助けられ、彼と共闘して京妖怪を退けた。
京都での戦いが終わった後、リクオから、砕かれてしまった祢々切丸以上の刀を作って欲しいと頼まれ、それを承諾した。現在は恐山で刀を鍛え上げている。
憑鬼槍(ひょうきそう)
式神を武器や体内に取り入れる秘術「八十流憑鬼術」により、騎億と自身が一体化した妖怪そのものへと姿を変貌させる。攻撃力が飛躍的に向上するが、術者への精神的負担が大きく、不安定な人の心を捨てる必要があるため、禁術に分類される。このため竜二からは「灰色の陰陽師」と評されていた。
花開院 破戸(けいかいん ぱと)
声 - 真田アサミ
花開院分家「愛華流」の陰陽師。第二の封印「相剋寺」の守護者。自らが創り出した式神を操り、「創造式神使い」とあだ名される。小柄で自由気ままな性格。常に浮いているが、仕組みは不明。
鹿金寺で秋房、雅次と共に羽衣狐と対峙し、強毛裸丸を使役して羽衣狐を拘束するが、一瞬で破られてしまう。その後京妖怪に捕らわれ、秋房が相剋寺を襲撃した際は雅次と共に人質として連れてこられた。襲撃事件が終結した際、本家の人間によって救助された。
強毛裸丸(ゴモラマル)
声 - 宮下栄治
破戸の操る式神。一つ目の巨人。怪力を武器とする他、体の一部を破壊した相手に対して呪詛を発動し、その相手を拘束できる。
花開院 雅次(けいかいん まさつぐ)
声 - 野島裕史
結界術を得意とする花開院分家「福寿流」の陰陽師。第三の封印「鹿金寺」の守護者。眼鏡をかけており、冷静な性格。結界術の達人。
鹿金寺で秋房、破戸と共に羽衣狐と対峙し、金屏風を使って羽衣狐を他の妖怪から隔離するが、がしゃどくろによって破られてしまった。
洛中洛外全方位金屏風(らくちゅうらくがいぜんほういきんびょうぶ)
花開院福寿流結界術。雅次の最強の結界。空まで届き、全方位を囲む金色に輝く結界。
花開院 布(けいかいん ひさ)
花開院分家の陰陽師。第四の封印「西方願寺」の守護者。顔を布で覆っており、素顔が見えない。京妖怪に倒された(生死不明)。
花開院 灰吾(けいかいん はいご)
声 - 稲田徹
花開院分家「井戸呂流」の陰陽師。第五の封印「清永寺」の守護者。享年43歳。当主になるために長年研究を重ねてきた。あだ名は「教頭」。結界を狙う京妖怪と戦うが、羽衣狐に瞬殺された。
"陽力"投与即神剤(ようりき とうよそくしんざい)
井戸呂流陰陽術を宿した錠剤。陽の力を直接身体に取り込み、肉体を異常に強化する。詳細は不明だが副作用があるようで、灰吾は使用を躊躇っていた。
花開院 豪羅(けいかいん ごうら)
声 - 大羽武士
花開院分家の陰陽師。褐色の肌の大男。第六の封印「龍炎寺」の守護者。狂骨(娘)と戦うが、彼女の畏に呑まれ殺された。
弁慶の薙刀(べんけいのなぎなた)
豪羅が使う陰陽術。
花開院 是人(けいかいん これと)
花開院分家の陰陽師。第七の封印「柱離宮」の守護者。京妖怪に殺された。
花開院 秀爾(けいかいん しゅうじ)
花開院分家の陰陽師。第八の封印「伏目稲荷神社」の守護者。京妖怪に殺された。


[編集] 清十字怪奇探偵団

清継(きよつぐ)
声 - 谷山紀章金野潤(VOMIC幼少期)
清十字怪奇探偵団会長。リクオの同級生(クラスは別)で小学校時代からの友人。名字は不明。常に気取ったカッコつけな性格で、同級生を男女問わず取り巻きにしているが、認めた仲間に対しては「マイファミリー」と呼んで家族同然に扱い、深い友情と思いやりを見せる。家は金持ちで、清十字団の活動費用は彼が全て負担しているようである。祖父が大学教授であり、自室には祖父が集めた妖怪に関する資料がずらりと置かれている。
かつては妖怪の存在を否定し、当時のリクオをもバカにしていたが、小学校時代のトンネルでの事件以来、妖怪の存在を信じるようになった。特に夜のリクオに助けられて以降は(正体を知らずに)彼に惚れ込み、妖怪探しを通じて再び接点を持とうとしており、夢に見るほど再会を切望している。だが、霊感は全くなく、妖怪とはやたらとすれ違ったり、近くにいても気付いていないことが多々だった。
浮世絵中で清十字団を結成した。小学生の頃から情報収集力に優れており、時折妖怪らの核心に近づく事もあり、リクオやつららをひやひやさせている。生徒会長選挙では、犬神の起こした騒動がすべて彼の演出だったと生徒達に誤解されてしまい、1年生にして当選を果たした。
件の予言と自身が撮影した動画により、遂にリクオが自身が再会を切望している妖怪だと知り、愕然とする。一時的にリクオのことを避けていたが、様々な流言が飛び交う中でリクオの無実を証明するために家を飛び出し、偶然出くわした青田坊と共に渋谷へ向かう。その際青田坊がバイクやスマートフォンといった現代機器を使いこなしている姿に唖然としていた。
家長 カナ(いえなが かな)
声 - 平野綾廣田詩夢(VOMIC幼少期)
本作のヒロインの一人。リクオとは幼稚園からの幼馴染。学年で3本指に入る美少女で、人気雑誌「ピチしモン」の読者モデルにもなっている。
明るく面倒見がよい性格。しかし思い込みが激しく勘違いをすることがある。夜のリクオにも惚れているが、昼のリクオが夜のリクオだとは全く考えていない。妖怪などの怖いものが大嫌いだが、妖怪との遭遇率はかなり高い。百物語組の事件で悪食の野風に襲われたことで、遂にリクオの正体を知るが、混乱しながらも彼についていくことを決める。
巻 紗織(まき さおり)
声 - 阿澄佳奈
清継の取り巻きの一人。背が高い金髪の女子。リクオの小学校時代からの友人。スタイルが良く、中学生離れした巨乳。清十字団の一員だが、打算的な付き合いで妖怪には興味がない。
金に目がないようで、清継と行動するのも彼の財力が目当てな様子。しかし最近では清継の大したことのない本性を知って、虚仮にしたり文句を垂れたりする描写が多い。大雑把で楽観的な性格だが、親友の鳥居を思いやったり、渋谷で一緒に襲われた女の子達を気遣ったりする優しい一面もある。鳥居と同じく、ゆらから稽古を無理やりやらされている。肝が太く、都市伝説の事件や百物語組の事件で妖怪に遭遇しても、ナイフを手に啖呵を切る勇敢さを見せた。
百物語組の一件で、鳥居と一緒に渋谷に遊びに来ていたところを狂斎に襲われた際には、京都で魔魅流から渡された1度だけ妖怪を滅する瑪瑙の数珠とゆらからもらった妖の世界から逃れるための「人入(じんにゅう)の札」で妖怪を倒すという活躍を見せた。やがて助けに入ったリクオの言動や清継の行動でリクオの正体を知る。
鳥居 夏実(とりい なつみ)
声 - 平田真菜
清継の取り巻きの一人。黒髪で猫目の女子で、巻の親友。リクオの小学校時代からの友人。巻同様、妖怪にはあまり興味がない。しかしカナと並んで妖怪の害に遭う頻度が高い。祖母や友人を大切に思う優しい性格で、痴漢まがいの行動をした黒田坊のことも許してあげた。
ゆらから対妖怪用の戦闘の稽古を無理やりやらされていたが、痴漢騒ぎの一件から防衛意識に目覚めたようで、護身術の特訓に力を入れている。袖モギ様の一件から、命を救ってくれた千羽様や「笠を被ったお坊さん」(黒田坊)に感謝している。偶然見かけた黒田坊を追いかけた時に、鏡斎の家に迷い込んでしまい「地下鉄の幽霊少女」のモデルにされコインロッカーに閉じ込められるが、黒田坊によって救出される。
百物語組の一件でも渋谷で狂斎に襲われ、「滝夜叉姫」に変えられてしまったが、リクオに助けられた。その時巻と一緒にリクオの正体を知る。
島 二郎(しま じろう)
声 - 柿原徹也
清継の子分的存在。背の低い地味な男子。リクオの小学校時代からの友人。
猪突猛進な一面があり、災難に遭うことも。つららに好意を抱いているが、隠し撮り写真を持っているなど彼女に対しては変態じみた行動が目立つ上に本人に全く気付かれておらず、もっぱらその思いは空回り中。実はサッカー部員でU-14サッカー日本代表選手。
奴良 リクオ(ぬら りくお)
清十字怪奇探偵団名誉会員。
及川 氷麗(おいかわ つらら)
倉田(くらた)
花開院 ゆら(けいかいん ゆら)
清十字怪奇探偵団特別軍事顧問。

[編集] その他の人間

[編集] 現代の人物

化原(あだしばら)
声 - 高木渉
作家であり妖怪研究家。みすぼらしい身なりだが、どこか不気味な雰囲気を漂わせる中年男性。清継が尊敬する人物。捩眼山では馬頭丸に操られていた。
鳥居 ひばり(とりい ひばり)
鳥居夏実の祖母。浮世絵総合病院で入院中。若い頃から千羽に対する信仰心が強く、現在もただ一人千羽の祠へ詣でている。
菅沼 品子(すがぬま しなこ)
声 - 平田真菜
清十字団に邪魅騒動の解決を依頼した武家屋敷の娘。秀島藩藩主・菅沼定盛の子孫。リクオによって邪魅の真意と神主の企みを知ることができ、邪魅に対して感謝した。
横谷 マナ(よこたに まな)
浮世絵中学校の理科教師。30歳。15年前の学生時代、切り裂きとおりゃんせの怪に遭い、友人の綾子を失っている。リクオを追って再び切り裂きとおりゃんせに遭い、リクオが妖怪だということを知った。
アスミ
竜二の高校のクラスメイト。クラスの友人たちと***村に訪れたところを竜二に救われ、彼に惹かれた。

[編集] 過去の人物

珱姫の父
声 - 山本兼平
400年前の公家。娘である珱姫を金儲けの手段として利用し、貧しい人々は助けないという自分勝手な性格の男。
人間を装ったサトリと鬼一口から、珱姫を秀頼の側室にしたいと大金を積んで請われるが、もっと金を絞り出そうと考えた。その欲が災いし、サトリに心を読まれ、鬼一口に殺された。
宮子姫(みやこひめ)
珱姫同様、秀頼の側室として大坂城に連れてこられた姫。「髪長姫(かみながひめ)」。5歳まで髪の毛が生えず絶望して海へ身投げし、そこに沈んでいた金色の仏像を丁重に祀った所、「日本一美しい髪」を授かったという[注 7]。美貌では珱姫に勝っていると自負していた。
接吻により羽衣狐に生き肝を吸われ、状況が呑み込めぬまま息絶えた。
貞姫(さだひめ)
声 - 平田真菜
宮子姫らと同じく、大坂城に連れてこられた姫。「未来を見る力」を持っていた。
妖に殺される自身の未来を予知していたが、宮子姫が肝を食われた事によりそれを確信する。絶望にうちひしがれたまま生き肝を食われ、息絶えた。
天海僧正(てんかいそうじょう)
作中では存在のみが語られる人物。鏖地蔵によれば、江戸幕府三百年の太平は、この天海僧正が施した「らせんの封印」(秀元のものと同型)によるものだと言う。
ぬらりひょんと羽衣狐の激戦の際に、天海の部下と思わしき男がその様子を探っていた。
白菊(しらぎく)[4]
声 - 鈴木麻里子
江戸時代の吉原の花魁。当時禿だった紀乃の姐さんであり、義賊時代の首無と想い合っていた。
首無を捕らえようとする悪徳商人に人質として連れ去られ、毒をあおって自殺した。
頼道(よりみち)
声 - 杉野博臣
平安時代の関白。でっぷりと太った男。
部下に命じて信太の狐を討たせ、その肝を食うことで不老不死になろうとした。晴明に肝から薬を作らせようとしたが、激昂した彼に殺された。
水戸光圀(みと みつくに)
前の副将軍。「水戸黄門」こと徳川光圀その人。「ご老公」と呼ばれる。ぬらりひょんの茶飲み友達で囲碁友。ぬらりひょんが城に忍び込んだことで知り合ったという。
山ン本の百物語完成を阻止するための鯉伴の作戦に協力し、彼を山ン本邸に招き入れた。その後、山ン本が暴走したため、ぬらりひょんの護衛で山ン本邸を脱出した。
一連の事件の後、茶の中毒に侵された人間を取り締まる中心的役割を担っていく。
柳沢吉保(やなぎさわ よしやす)
江戸時代の老中。山ン本の茶を飲み、「覇者の味」の中毒に侵された。百物語組の壊滅後、畏を求めて悪行を働いたが、光圀公に成敗された。
清衛門(きよえもん)
山吹乙女の寺子屋に通う少年。清継にそっくりで、怪談好き。また、カナ・鳥居・巻・島そっくりの子供たちも寺子屋に通っている。

[編集] 脚注

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[編集] 注釈

  1. ^ 幼少期の声は、VOMIC版では人間時・妖怪時共に喜多村が演じていたが、アニメでは人間時は喜多村、妖怪時は福山が演じている。
  2. ^ 人間の血が3/4なので、「妖怪時の年齢の3/4=人間時の年齢」というようになっている。
  3. ^ 当初は250年前とされていたが、後に本人の記憶違いという形で訂正された。アニメでは350年前とされている。
  4. ^ 人間時代の話については、能「隅田川」や歌舞伎などで脚色された木母寺に伝わる悲談「梅若伝説」と同旨。
  5. ^ もともとは六本腕だった。
  6. ^ 紀伊國屋文左衛門の伝説と同旨。
  7. ^ 道成寺蔵『宮子姫伝記』における髪長姫こと藤原宮子文武天皇妃)のエピソードと同旨。

[編集] 出典

  1. ^ a b c d e 単行本17巻妖怪脳
  2. ^ 表記は火編に斬
  3. ^ a b 小説版「帝都鯉物語」より。
  4. ^ a b c d 小説版「京都夢幻夜話」より。
  5. ^ 単行本16巻P115など
  6. ^ a b 名前はアニメより。
  7. ^ a b c 単行本19巻妖怪脳
  8. ^ 単行本20巻妖怪脳
  9. ^ 小説版「浮世絵町綺譚」より。
  10. ^ a b c 名前はゲーム「ぬらりひょんの孫 百鬼繚乱大戦」より。
  11. ^ a b 単行本10巻妖怪脳
  12. ^ 単行本12巻妖怪脳
  13. ^ 小説版「大江戸奴良組始末」より。
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