デビルマン

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デビルマン
ジャンル アクション
漫画
作者 永井豪
出版社 講談社
掲載誌 週刊少年マガジン
レーベル 講談社コミックス
発表号 1972年25号 - 1973年27号
巻数 全5巻
話数 全53話
アニメ
原作 永井豪
監督 勝間田具治 ほか
脚本 辻真先 ほか
キャラクターデザイン 小松原一男
音楽 三沢郷
アニメーション制作 東映動画
製作 NET、東映動画
放送局 NET系
放送期間 1972年7月8日 - 1973年3月31日
話数 全39話
その他 第39話はキー局での初回放送時は未放送
OVA
原作 永井豪
監督 飯田つとむ
キャラクターデザイン 小松原一男
製作 OH!プロダクション
発表期間 1987年11月1日 - 1990年2月25日
話数 全2話
テンプレート使用方法 ノート

デビルマン』(Devil Man) は、永井豪による漫画、およびそれと同時に作られたTVアニメ

[編集] 漫画版とテレビアニメ版の関係

両作は「漫画作品のアニメ化」もしくは「アニメ作品のコミカライズ」といった関係ではなく、永井自身が指摘しているように「同一の基本設定を使用して描かれた2つの作品」という関係に近い。

NETテレビの変身ヒーローもの企画に、永井豪が原作者として自作品『魔王ダンテ』(「ぼくらマガジン」連載)をベースに「悪魔をヒーローとした作品」として基本設定を行い、これを基に別個に、漫画版を永井豪が執筆、テレビアニメ版は脚本担当の辻真先がオリジナルストーリーを構成した。

漫画版は購読者層をやや高めに設定したことと、連載を経るごとに黙示録的な世界観へと変遷していったのに対し、アニメ版は単純な反面、低年齢層の視聴者を取り込みやすいヒーロー物の体裁を取っている。

[編集] 漫画版

週刊少年マガジン』にて1972年25号(6月11日号)から1973年27号(6月24日号)にかけて連載された。全53話。

[編集] ストーリー

不動明は父の親友・牧村の家に居候しながら、牧村の娘・美樹と共に名門学院に通う普通の学生。ある日突然現れた親友の飛鳥了に、地球の先住人類「デーモン(悪魔)の存在とその復活を知らされ、人類を守るために了の父・飛鳥教授の残した「恐怖の遺産」を受ける事、すなわちデーモンと合体して悪魔の力を手に入れる事を決意する。人間がデーモンと合体するためには、その瞬間に理性を喪失していなければならない。そして、人間の心を持ち続けるためには意志の強さや正義感が必要だった。こうした条件を満たした明は、デーモンの勇者・アモンとの合体に成功して人間の心と悪魔の力を持つ悪魔人間・デビルマンとなった。

デビルマンを倒すため次々にデーモンの刺客が迫り、明はそれらを全て倒していった。しかし、デーモンの人類に対する無差別合体が始まる。理性ある人間との合体はデーモンにとっても死を意味する特攻作戦だが、それは人間の弱点である「恐怖心」を誘発し、ソ連ではデーモンの侵略阻止のためにツリングラードに水爆を射ち込む結果を招いた。そして、悪魔王ゼノンによる人類に対する宣戦布告が行われる。デーモン軍団の総攻撃に対し人類も自らが開発した兵器で対抗するが、デーモンの超能力、かねてより人間に合体していたデーモンの蜂起、デーモンの唐突な合体によるかく乱戦術の前に、人々は次々と命を落としていった。

デーモンとしての闘争本能に駆られた明は、了の制止を振り払い単身で無数のデーモンとの戦いに出た。しかし多勢に無勢で倒れたデビルマンにとどめが刺されようとしたとき、デーモン達は「デビルマンを生かす」という大魔神サタンの意思を告げられ、デビルマンを解放する。1人の力では戦えないと悟った明は、無差別合体でデビルマン化した者たちを集め、デビルマン軍団を組織するのだった。

生物学者・雷沼教授はデーモンの正体を誤認し「悪魔の正体は現代生活に不満を持つ人間」と発言した。そのため、疑心暗鬼になった人類は悪魔狩りの名の下、デーモンと疑わしい人物、悪魔化しそうな危険な人物などを次々と逮捕・拷問にかけて殺していった。

自分の予想通りに物事が進みすぎることに不審を抱いた了は、事件について考え直すため自宅に向かう。しかし、悪魔実在の証拠である石像は偽物で、飛鳥教授の研究記録も存在せず、飛鳥了という少年はすでに死んでいることが分かった。混乱する了の前に無数のデーモンが現れ、全ての謎が氷解する。了こそが、デーモンの支配者・サタンだったのだ。彼は自ら偽の記憶で“デーモンの存在を知る人間”となり、ゼノンは了の不安や怖れをそのまま作戦として行っていたのである。記憶を取り戻した了は、テレビ番組でデーモンが人間に取り付いて人間社会に潜伏していること、そして明がデーモンであることを暴露した。さらに明の前に現れると、もうデーモンが手を下さずとも人類は滅びる事、新しい世界に明を生き残らせるためアモンと合体させた事を語り、デーモンの時代を共に生きようと誘った。

そのころ牧村家では、牧村夫妻が悪魔を匿ったとして悪魔特捜隊に連行され、惨殺される。そして、明にとって最後の希望だった美樹も、町の住人たちにを惨殺された。明は怒り狂い、美樹を殺した者たちを焼き殺して、サタンとの決戦を決意する。

やがて20年の時が流れて人類はすでに滅亡していた。中国大陸に集結したデビルマン軍団とデーモン軍団との最終決戦・アーマゲドンが始まる。それは飛鳥了と不動明の愛と憎悪の戦いだった。

戦いが終わり、サタンは明に語る。かつて地球を支配していたデーモンを、創造主たる神が滅ぼそうとしたこと。それに反発したサタンはデーモン側について戦い、勝利して永い眠りについたこと。目覚めると地球が人類に支配されていて、サタンは地球を荒らした人類を許せなかったこと。しかしサタンは自分が人類に対し行ったことが、かつて神がデーモンに行ったことと同じだと気付き、人類を滅ぼしたことを後悔して明に謝罪した。

サタンが語り終えたとき、戦いで傷ついた明は息を引き取り、地球上空に神の軍団が降臨して物語は幕を下ろす。

[編集] 登場人物

作中で名前が登場しなかった人物は、『永井豪ワールド 悪魔事典』1991年バンダイ)に準拠する。

『豪華愛蔵版 デビルマン』全五巻(1987年9月 - 12月、講談社)については、「愛蔵版」と表記する。

[編集] 主要人物

不動明(ふどう あきら)
主人公。人間の心に悪魔の力と姿を持つデビルマン。合体したデーモン、アモンが強い能力を持っていたことにより、並みの悪魔以上の能力を得ることになった。
デビルマンとなり得る資質「善良で純粋な心」を持ち正義を愛する若者。元来は小学生時代「東小のサイレン」と呼ばれた泣き虫で臆病な性格であったが、デビルマンになった事で精神に影響を受け、好戦的な性格に変わった。
両親が海外勤務中(OVAでは消息不明、小説版では死去)につき、牧村家に居候している。
スポーツに燃えるより、図書館で本を読んでいる方が性に合っている。
後半は組織的な攻撃を仕掛けてくるようになったデーモンに対抗するため、世界中からデビルマンを集めてデビルマン軍団を結成する。
終盤は人間の醜さを目の当たりにして絶望するも、人間ではなくデビルマンの存続のため、改めてサタンと戦うことを決意する。最終的にはすべてを失い、生きる希望も守るべきものも生きる意味すらなくし、残された感情はただサタンに対する怒りと憎しみのみになった。
飛鳥了(あすか りょう)
明の親友。日本人の父と白人の母の間に産まれた。考古学者であった父の研究を引き継ぎ、デーモンの存在を知る。そして、最も信頼できる人間・不動明とデーモンの合体の準備を整えた。
序盤にてデーモンに襲われて重傷を負うが、生存してからは超能力が使えるようになる。
後半、デーモンとの戦力差を実感し、人類を犠牲にしてでも明だけ生き残るよう方針転換する。その際、これまでの事件が自分の考え通りに展開していたことに疑問を抱く。そして、自宅に乗り込んできたサイコジェニーから驚愕すべき事実を知らされる。

[編集] 牧村家

牧村美樹(まきむら みき)
牧村家の長女。同居人の明とは友達以上恋人未満の関係。明が気弱だった頃は良く言えば砕けた態度、悪く言えば見下した態度を取っており、幼少期の失態をからかったり、ドス六に対して無用な喧嘩を展開し、及び腰な明を侮蔑する。
明が(デビルマンになったため)好戦的になり、喧嘩にて力量を示してからは、好意的に振舞う。
後半、明が生物学的には人間でないことを知り驚愕するが、その心は人間・不動明のままだと受け入れる。しかし、明が悪魔特捜隊本部を襲撃している間に暴徒に襲撃され、惨殺される。
OVAや小説版では、明がデビルマンになる前から彼の美点に眼を向けており、「不動明の腕っ節ではなく、人間性に惹かれている」ことが漫画版よりも強調されている。
牧村健作(まきむら けんさく)
美樹の弟。愛称は「タレちゃん」。その理由は怖い目に遭うと失禁、すなわちおしっこを「タレ」てしまうから。
終盤、牧村邸に襲いくる暴徒に対し奮戦するが、あえなく惨殺される。
小説版では太朗(たろう)という名前で登場し、小学5年生であることが描写されている。
牧村夫妻
明の父とは親友同士。両親が海外出張中の明を実の息子のように世話している。時代ゆえか、デビルマン化した明がケンカを半ば趣味としていても大して動じず、「ケンカは若いうちにたっぷりやっても良い。大人になればしたくても出来なくなる」と述べる。
明が生物学的には人間でないことが暴露されたため、悪魔特捜隊から逃がすが、その腹いせに本部に連行されて苛酷な拷問の末に惨殺された。
漫画版では言及されなかったが、小説版では夫の名前は耕三(こうぞう)、妻の名前は亜樹子(あきこ)となっている。

[編集] デビルマン軍団と協力者たち

政(木刀政)
明に喧嘩を売った不良グループ(本人たちはプロレス野球部と名乗る)のリーダー。木刀が得物。
明に叩きのめされた挙句に、デーモンに操られていたのを助けられ、以降、人間のままグループ全員で、明とデビルマン軍団に協力する。牧村家が近隣の住民に襲撃された際に1人居合わせ、美樹と健作を守って奮戦するが惨殺され、美樹同様、その死体をバラバラにされる。
ドス六
不良グループの一員。ドスが得物。序盤にて明と美樹に因縁をつけるが、1度目は銃を所持していた了に、2度目はデビルマンになったばかりの明に叩きのめされる。
中盤、仲間たちともども明に叩きのめされた挙句に、デーモンに操られていたのを助けられる。以降、人間のまま、牧村家の警護やデビルマン軍団の調査活動に協力する。
漫画版『AMON デビルマン黙示録』では、不動明について、戦闘能力もそうだが、恐ろしいデーモンと身一つで戦ってきた意志の強さに敬服している。アモンに逆に肉体を乗っ取られた不動明の意識を目覚めさせるために、失敗した時はメリケン錠に後を託し、自身に同意してくれた三人のデビルマンと合体を行う。結果成功し不動明を目覚めさせるためにアモンに特攻する。
メリケン錠
不良グループの一員。得物はメリケンサック。当初は茶髪だったが、再登場した時は黒髪になっていた。
カミソリ鉄
不良グループの一員。剃刀が得物。グループ内では一番大柄。
漫画版『AMON デビルマン黙示録』では、悪魔特捜隊との戦いで死亡する。
チェーン万次郎
不良グループの一員。チェーンが得物。グループ内で只一人、明るい色のコートを着ている。
漫画版『AMON デビルマン黙示録』では、悪魔特捜隊との戦いで死亡する。
見張り
デビルマン軍団本部の入り口をマシンガン片手に見張っている。明やドス六と同じ学生服を着ているが、不良グループの一員かは不明。また人間かデビルマンかも不明。
床屋をテーマにした合言葉で、本部への出入りをチェックする。
ミーコ
一見大人しい少女だが、万引きの腕は天下一品。デーモンに合体され、デビルマンと化したと知らずに自分の醜い姿に苦悩する。
デーモンの総攻撃後は悪魔研究所に収容され、実験材料にされたところを明に救出される。
胸部と腰部に大きな穴があり、そこから濃硫酸を多く含む液体を噴出させる。
漫画版『AMON デビルマン黙示録』では、デビルマンになる前からドス六と知り合いだった。
小説版の人間社会崩壊後の世界ではデビルマン軍団を華やかなドレス姿で慰問するなどアイドル的存在にもなったようだ。
OVA版『AMON デビルマン黙示録』では、ユミ(OVA版オリジナルキャラクター)と共に「不動明の側近」として描かれている。
プフール
犬の頭を持つ女性デビルマン。聖書に詳しく、サタンに関する情報を明に伝えた。
作中には名前は出てこないが、小説版では「泉まさみ」という名前で登場し、かつて中学校の教師だった、という背景も示されている。
デスプロー
頭部に節足動物の足を生やし、身体を甲殻で覆った青年デビルマン。『週刊少年マガジン』連載時は単なるモブキャラに過ぎなかったが、『永井豪ワールド 悪魔事典』1991年バンダイ)で名前と変身後の姿が描かれた。また、漫画版『AMON デビルマン黙示録』ではデビルマン軍団の幹部として登場し、アモン討伐の指揮をとる。
ボンズ・オブ・ヒンズー
デビルマンとなった僧侶の一団。厳しい戒律で精神を鍛えてきたため、デーモンの合体を受けた時、寺院にいたすべての僧がデビルマンとなった。
強力なテレパシーを有しており、世界中の同士を集め「デビルマン軍団」をそろえようと名乗り出ててきた。
作中では6人の僧侶が登場したが、彼らは全僧侶の代表団に過ぎない(小説版では、約3千人の集団として描写されている)。

[編集] デーモン

アモン
明と合体したデーモン。「地獄の野獣」「勇者」の異名を持つデーモン屈指の戦士だった。
『週刊少年マガジン』連載時には名前のみの登場だったが、「愛蔵版」第二巻の加筆にてシルエットが登場した。また、小説版や『AMON デビルマン黙示録』では1キャラクターとして登場している。
イルーゲ
明と了に最初に襲い掛かったデーモン。人間の女性をベースに、腕に翼を、下腹部に爬虫類の頭部が付随している。
爬虫類頭の口から超音波を発して明たちを足止めする。
テキスク
明と了に襲い掛かったデーモン。人間の女性をベースに、頭から4本、両肩・両腕から1本ずつ、胸部から2本、都合10本の蛸足を生やしている。また、下腹部には大きな単眼が付随している。
3名の同胞と共に明と了を奇襲するが、2人が地下室に逃げ込んだため、追跡を断念する。
ウェルバス
了が地下室に招いた女性と合体したデーモン。左眼にあたる部分からの触手が特徴。デビルマン明が最初に倒すデーモンとなる。
シレーヌ
デビルマン明への最初の刺客。美女をベースに、頭に巨大かつ美しい羽根を、手足に強力なカギ爪を持つ。セイレーンがモチーフ。
部下たちを倒した明の隙をつき、捕縛する。そのまま大魔王ゼノンのもとに連行しようとするが、飛鳥了の横槍で失敗し、地上で明と死闘を繰り広げた末に重傷を負う。その時加勢としてカイムらが出現、決死の合体によりカイムの角で明を貫くが、とどめを刺す直前に勝利を確信した微笑を浮かべたままこときれる。
「愛蔵版」ではアモンに憧れを寄せる場面が追加されており、それゆえにアモンの身体を乗っ取った明を激しく憎んでいることが強調されている。
なお、辻真先の小説に当てた永井豪の解説では、シレーヌの名前とイメージは辻がアニメ用に作ったもので、そこから永井がキャラクターデザインをし、このキャラクターを気に入った永井が漫画に逆輸入した事が明かされている。
ゲルマー
シレーヌの部下。節足動物の手足とナメクジのような下半身が特徴。水と同化する能力や、体内の水を飲んだ者の意識を乗っ取る能力を持つ。
アグウェル
シレーヌの部下。不定形で地面や壁に同化する能力を持つ。
『永井豪ワールド 悪魔事典』1991年バンダイ)によると、元は一種のエネルギー体だったらしい。
カイム
シレーヌの救援に現れたデーモン。彼女の勝利のためにその身を捧げた。
四足歩行型で、サイの身体をベースに、肩から強大な角を生やしている。
イーダー
人間社会に潜んでいるデーモン。額に一本角を、両肩部分に大きな眼を生やしている。
人間の肉が好物で、たびたび人間を襲っていたが、隠蔽には気を配らなかった。そのため、飛鳥了に正体を見破られる。
「愛蔵版」では、イーダーが登場する場面はことごとくカットされている。
魔将軍ザン
ゼノン配下の百の魔将軍の1人。百の悪魔から成るザン魔団の将。胸に四つの眼と大きな口を持っているのが特徴。
変身能力に秀でており、初登場時は糸に変身し、体内から蜘蛛の群れを操って明たちに挑戦した。膠着状態になるや、蜘蛛の体内から脱出し、デーモンの姿になって明たちを威圧した後に姿を消す(「愛蔵版」では、蜘蛛を操っていたのはラズバというデーモンに改められた)。
2度目は、部下に「デビルマン明を殺傷するな」というサタンの意志を伝えた。
ラズバ
「愛蔵版」の加筆にのみ登場するデーモン。魔将軍ザンが学校を襲撃するエピソードは、このラズバの仕業として描かれる。
ジンメン
ザンの部下で亀の姿をしたデーモン。人間を好んで食べ、喰った相手の顔と意識が甲羅に浮かび上がる。その特性を生かし、デビルマン明の親友であるサッちゃんの顔と意識を人質とする。
「自分は人間達が牛や豚を食べるのと同じように人間を食っただけ」などとうそぶいたり、甲羅の人面を誤射したデビルマンに「おまえは人間を殺したんだ」と非難するなどして心理的な揺さぶりをかけた。
リィビィ
ザン魔団の一員と思われるデーモン。全身を木の葉で覆っている。
多くの戦友を殺めたデビルマン明を激しく憎んでおり、「デビルマン明を殺すな」という上意を伝えに来た魔将軍ザンに抗弁する。「魔王ゼノンに逆らってでもデビルマンを殺す」とまで言い放つが、大魔神サタンの意思だと知らされ、やむなく承諾する。
メドック
小型のデーモンで、ソビエト連邦首相に寄生する。超大国首相の立場を悪用し、デーモン総攻撃に乗じて核戦争勃発を目論む。
マストゥフ
ソビエト連邦首相秘書の身体を乗っ取った双頭のデーモン。二人分の脳細胞を持つためか、知力に優れている。
ロスシード
牧村家を襲撃したデーモン。下半身に頭部があり、両肩の間には窪みが存在し、分身である蛇が待機している。
牧村父とドス六、メリケン錠に迎撃される。
サイコジェニー
巨大な頭部を持ち強力な精神攻撃を行うデーモン。大魔神サタンの側近でもある。
悪魔王(大魔王)ゼノン
デーモンを統率する魔王。力強い角と蹄を有している。4つの顔が特徴で、正面に角を生やした狼の顔、左肩に人間の美女の顔、右肩に角を生やした人間の男の顔、腹部に大きな耳を付けた獣の顔が、付随している。
テレパシー能力を活用し、人類に宣戦布告を行う。
大魔神サタン
12枚の翼を持つ美しい姿の堕天使。かつて「神」の片腕として共に地球に飛来したが、神がデーモンを嫌悪し滅ぼそうとしたことに反発し、デーモンと共に神と戦った。神の力の前になすすべもなく滅亡しかかっていたデーモンにとっては救世主であり、デーモンが神とあがめる存在。
男女の特性を併せ持つ両性生物。それゆえ、不動明に愛情を寄せ、彼がデーモンの世界でも生き残れるように画策した。

[編集] その他の登場人物

サッちゃん
明が引っ越す前の隣家に住んでいた少女。牧村邸のチャイムに背丈が届かない。明からは「親友」と呼ばれているが、彼女自身は「明お兄ちゃんの恋人」を自称しており、新幹線に乗って牧村邸まで会いに来た。明が喧嘩に強くなる(デビルマンになる)前から惚れており、その仲の良さには美樹も嫉妬するほどだった。帰りの新幹線が悪魔ジンメンに襲撃されてしまう。そして、彼女自身もジンメンに捕食されてしまう。
ススムくん
健作(タレちゃん)の友だち。最近、母親から虐待を受けるようになり、家に帰りたがらなかったが、父親が帰ってくると聞いて帰宅する。しかし、待ち受けていたものは……。
名前は、作者の「ススムちゃん大ショック」から。
雷沼教授
ノーベル生物学賞を受賞した教授。北海道の生物化学研究所にて、収容したデーモンやデビルマン、怪物化して死亡した人間の遺体を用いて、悪魔の正体について研究する。
デ-モンの合体能力を知らないことと、地球上の知的生物は人間のみだという先入観が災いし、「悪魔の正体は、現代社会に不満を持ち体細胞を変化させた人間」だと誤って結論付けてしまう。
同時に、政府に対し「現代社会に不満を持つ人間」をも対象にした新しい「悪魔対策」を要請。彼の研究発表により、人間による「人間狩り」を引き起こす事になってしまう。
サタンの「親たち」に当たる存在。作中には姿が登場しない。太古、サタンを含めた多数の天使を率いて地球に飛来し、生命を創造した。地球生物から派生したデーモンを失敗作として地球ごと滅ぼそうとしたが、サタンの反感を買い、地球から追い返される。

[編集] 用語

デーモン(悪魔)
人類出現以前、古生代に地球を支配していた知的生物。闘争本能と殺戮本能を満足させる事が生き甲斐であるとされ、恐竜などの当時の生物やデーモン同士で弱肉強食の殺し合いを展開していた。
デーモンの能力で特筆すべきは合体能力である。これは他の生物・無生物と合体する事でその能力を獲得する物で、元々は人間と同じような姿だったデーモンは合体を繰り返す事で異様な姿と数々の超能力を持つ超生物へと変化していった。また細胞の配列を変化させる変身能力も備えており、現代では人間に擬態して人間社会に潜伏する者もいた。男女の性も存在するが、生殖については不明。
なおデーモン同士や人間と合体した際は、より強い意志を持つ者の意識が肉体を支配する事となる。また人間との合体には後述のように難しい条件が存在する。
氷河期の到来によって氷の中に閉じこめられ、一部の個体は氷河期の終わりと共に復活して世界各地に悪魔・怪物の伝承を生む事となった。大部分は極地にて現代まで眠りについていたが復活、地球の覇者の座を奪回すべく人類滅亡を図る。現代においては大魔王ゼノンおよび百の魔将軍の下に組織化されており、デーモン全体の勝利のために多くの個体の死をもいとわない攻撃を行うまでになっている。ただし、関連作品では、アモンが「ゼノンに従わない戦士」として描かれたり、それに匹敵する戦士が「王」を名乗っていたりと、完全に統一された勢力、という訳ではないらしい。
なお劇中にて、デーモンは本来人類の天敵であり、デーモンが氷に閉じこめられたために人類が自然の摂理を越えて繁殖し、地球環境を破壊するまでになった事が示されている。
デビルマン(悪魔人間)
人間がデーモンと戦う唯一の手段として、デーモンと合体してその能力を獲得し、かつ人間としての意志を失わなかった者を指す。
人間とデーモンの合体は、通常は人間の持つ理性(本能を否定して人間らしく生きようとする心理)に対してデーモン側が拒絶反応を示すため困難であり、明も合体のため麻薬などで理性を失おうとしたが失敗、直後に他のデーモンに襲われた恐怖で理性を失った際に合体を果たした。また合体しても意志の弱い人間ではたちまち精神も支配されて「人間の知識を持つデーモン」になってしまうため、デビルマンになるには強い意志と善良な心が必要とされる。それでも合体したデーモンの精神の影響は避けられず、合体後の明は以前とは打って変わって好戦的な性格となり、また次第に合体したデーモン(アモン)の過去の記憶も獲得していった。デーモンの変身能力により、普段は元の人間の姿を取る事ができる。
やがてデーモン達が人類を恐怖に陥れるために実行した「無差別合体」(通常は理性に対する拒絶反応により怪物化して死亡する)により、偶然前述の条件がそろった事でデビルマンとなった者が世界中に出現、明はデーモンに対抗すべく彼らを集めてデビルマン軍団を結成した。
原作漫画では不動明を総大将とし、プフールが側近、ボンズ・オブ・ヒンズーが連絡役を務めているが、指揮系統は明確に描かれていない。
小説版では、統率力にたけた山野博士(戦闘能力は低い部類)が組織全体のリーダーを務め、古参かつ組織随一の戦闘員である不動明が戦闘指揮をとる。他にも、全国の支部や、人間によるシンパ団体が存在している。
OVA版『AMON デビルマン黙示録』では、人間社会にて存在を認識されているが、「デーモンと対立する悪魔」として嫌悪の対象にされている。
悪魔特捜隊
人間社会に潜むデーモンを一掃するために日本政府が発足させた警察隊。正式名称は「悪魔特別捜査隊」で、「特捜隊」「悪特隊」とも呼ばれる。
脳波探知装置、X線透写装置、血液分析装置などを備えた特捜自動車デーモンハンターカーで各地を巡回する。
隊はデーモンを探り出す捜査班と、デーモンを抹殺する攻撃班で編成されている。攻撃班は細菌銃、熱線銃などの攻撃武器と、脳波妨害ヘルメット、耐熱耐火服を用いてデーモンと戦う。
デーモンを狩り出すことが目的だが、人間社会からデーモンが引き揚げた状態では、デビルマン(生物学的にはデーモンと大差ない)のみが網に掛かることとなる。そのため、デビルマン軍団から見れば「敵(デーモン)の敵」にすぎず、「味方」とは認識されていない。
不動明を取り逃がした腹いせに牧村夫妻を連行したため、堪忍袋の緒が切れたデビルマン軍団に本部を壊滅させられる。それ以後の動向は明言されていない。
漫画版『AMON デビルマン黙示録』では、新たに本部を再建しドス六とメリケン錠を捕縛するが、結局はアモンに滅ぼされる。なお、バチカンに総本部が存在する「欧州の悪魔特捜隊」も登場しているが、ドス六たちを収監した「日本の悪魔特捜隊」との関連は不明。

[編集] 影響

この強烈なストーリーは当時の読者のみならず、後世の作家にも影響を与えている。例えば『新世紀エヴァンゲリオン』での庵野秀明はデビルマンからの影響をインタビュー[1] で語っており、『甦るデビルマン』では大槻ケンヂらがデビルマンから受けた影響を語っている。

永井自身も『デビルマン』の印象は非常に強かったようであり、その後の作品群にはデビルマンが直接・間接に影響しているものが多々見受けられる。『デビルマン』執筆終了直後、『バイオレンスジャック』の連載が開始されるも、当初は永井自身も含め誰も「続編」とは分からなかった。その長大な物語のラストにて「実は『デビルマン』の続編であった」ことに帰着された。

さらに『デビルマンレディー』(『レディー』)が執筆された。こちらも当初は続編とは言明されてはいなかったが、物語の中盤からデビルマン不動明が登場し、作品の位置づけが読者には理解しやすかった。作中にて、正編の後日談であり、デビルマン軍団とデーモン軍団の最終戦争後、神々によって再生された世界であることが明かされている。

その後、永井豪原作の『AMON デビルマン黙示録』(マガジンZ:講談社)が、衣谷遊の作画で発表され、ビデオアニメ化されている。

また、『デビルマン』に対するトリビュートコミックとして、多くの漫画家による『ネオデビルマン』も発表された。(1996年 - 1999年、コミックガンマ:竹書房〜モーニング新マグナム増刊:講談社)

ハリウッドを中心として海外からも、『デビルマン』を実写化したい、とオファーは過去に何度も寄せられたようだが、いずれも「デビルマン=悪魔、敵」というコンセプトであったことやその他の契約上の理由などで、作者本人はOKしなかった、というエピソードがある。

[編集] テレビアニメ版

放送時間枠については、基幹都市の放送局の20:56からのフラッシュニュースANNニュース」の放送がある都合で、30分バージョンと26分バージョンの両者が作られた。詳細は、後年に本作と同じ形態で放送時間を構成した「マグネロボシリーズ#放送規格」を参照。

[編集] 概要

空前の「変身ブーム」を受け、NETテレビが「変身大会」と銘打った番組の一つとして、実写番組の『人造人間キカイダー』と組み合わせ制作。当時「お化け番組」と呼ばれた『8時だョ!全員集合』に対抗しての異例の夜20時台の放送となっている。

「人類滅亡をもくろむデーモン族の妖獣に、デーモン族の裏切り者デビルマンが人間を守るために戦う」という基本線は、漫画版と共通している。しかし、作者の個性によって設定が拡大し終末テーマの大作SFへと発展していった漫画版に対して、TVシリーズ版は一話完結でデビルマンが妖獣と戦うという基本線を守り続け、ヒーローものとしてのスタンダードな展開は最後まで全うされた。しかし、ほとんどのエピソードの脚本を担当した辻真先が永井豪作品のファンであり、そのテイストを意識してストーリーを展開したため、「勧善懲悪に終わらない毒のあるストーリー」「ギャグやブラックユーモアも交えた展開」など、永井作品の特色は充分に生かされていた。「戦中族」を自認する辻真先によると本作は「中国大陸で脱走した日本兵が、娘を守って日本軍をやっつける話」とのこと。脱走した日本兵はいずれ処刑される運命であり、漫画版に劣らない悲惨な最期である事が示唆されている[2]

また、漫画版とは逆にデビルマン(悪魔)の意識が不動明を取り込んだ形になっているため、「愛に目覚めて人間の側に立った悪魔」という部分は漫画版よりも強調されている。物語はデーモン族との決着を見ないまま39話で終了し、約4か月後に公開された映画『マジンガーZ対デビルマン』においてその後もデーモン族と戦い続ける姿が描かれている。

[編集] ストーリー(テレビアニメ版)

ヒマラヤの氷の中に封じ込められた地球の先住民族・デーモン族が復活した。地球の支配権を手にするため立ち上がった魔王ゼノンは、デーモン族最強の勇者デビルマンを呼ぶ。ヒマラヤ登山中だった日本人・不動教授と息子の明は、クレパスからデーモン一族の眠る氷の国へと転落し、デーモン族の妖獣たちに襲われた。不動教授は死亡したが、気を失った息子の高校生・不動明は人間社会へ尖兵として潜入するデーモンの宿主として選ばれてしまった。デビルマンは、仲間の妖獣たちを倒して自らが尖兵となり、明の体へと憑依した。孤児となった明=デビルマンは、不動教授の親友である牧村教授の家に引き取られるが、人間として生活する中で牧村の娘・美樹への恋愛感情から、次第に「人間界を滅ぼす」という使命に消極的になる(主題歌の歌詞にも表されている)。デビルマンの変心に業を煮やした妖獣ヘンゲが美樹を襲ったとき、明はデビルマンに変身しヘンゲを倒した。こうして、デーモン族を裏切ったデビルマンは不動明として生活しながらも、美樹を守るために送り込まれる妖獣たちと戦う。やがてその戦いは、美樹だけではなく牧村家の人々や友人たち、そして美樹の生きる人間界を守るための戦いになっていく。

[編集] テレビアニメ版の設定

漫画版では学生服を着用している不動明であるが、原作者の「不良っぽいヒーロー」像が児童番組では差し支えがあり、学生(高校生)という事を曖昧にするために私服を使用している。同原作者の漫画版で『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』でも主人公たちは学生服を着用してるが本作と同様な事情で全て私服に変更されている(巴武蔵は例外)。日常は明たちが通う名門(なかど)学園を舞台にしている。小中高一貫の学校であるため、美樹の弟・健作ら小学生たちもドラマに関わっている。永井の『キッカイくん』からのスピンオフキャラとして、アルフォンヌ、ポチ、轟が登場する一方、木刀政らに相当するキャラは登場しない。

毎回送られてくるデーモン族の刺客=妖獣と戦うため、不動明はデビルマンに「変身」して戦う(「ディヴィール(シナリオ表記より)」との掛け声で変身)。当初、妖獣たちは裏切者であるデビルマンの粛清を主な目的とするが、物語中盤以降は、妖獣の行う無差別テロに牧村美樹らが巻き込まれ、明がそれに介入・阻止するのが基本フォーマットとなる。人間というものが理解できない、との発言も見られる。あくまでも主人公はデビルマンという名前のデーモン族である。(デビルマンは個人名。)不動明の意思はデビルマンに吸収されて消えている。(ただし、永井豪は「美樹への恋愛感情など、明の意思も生きてデビルマンの人格に影響している」と語っている。)ただし、明=デビルマンの目的は人類全体の守護ではなく、あくまで美樹個人とその関係者を守る事であり、人類への帰属意識は極めて薄い。美樹に影響がない限り、他の者への被害を積極的に食い止めようとは考えていない(ただし、辻真先以外の者が脚本を担当した第5話などには若干の混乱が見られる)。人間界に明の正体を知る者はなく、基本的に協力者はいない。後半はデーモン族を裏切った妖獣ララのみが、明の正体を知りつつコメディリリーフ的に協力している。テレビアニメ版はコメディ色を濃くして制作されたが、やはり「暗い」「残酷」という視聴者の反応が多かったため、ララのキャラクターが創作されたという。なお、これ以前にもデビルマンに好意的な妖獣は登場しているが、1話のみでレギュラーとはならなかった。また、映画『マジンガーZ対デビルマン』においては、マジンガーZの操縦者・兜甲児に正体を明かして共闘している。

  • 最終回で妖獣ゴッドが明と美樹の絆を絶とうと、彼がデビルマンであることを暴露し目の前で変身させる。しかし美樹はゴッドが変身させたのだと言い返し、闘いが終わった後も怖くないのかと問われて「明君は明君だもん」と応えている。

漫画版で重要な役割を果たす妖獣シレーヌやサイコジェニーが、単なる単発の敵扱いとなっている。また、漫画版では「魔将軍ザン」は名前のみで姿を見せない(実際には学園で蜘蛛のデーモンとして明に挑戦するシーン[3]、サタンの意志を部下に伝えるシーンで登場していたが、その後の加筆にともなうページ削除によって姿を消されている)が、魔将軍ザンニン、妖将軍ムザン、妖元帥レイコックと、魔王ゼノンの配下の幹部(ただしレイコックはゼノンと対等に近い地位にあるらしい)が登場し、デビルマンに倒されるごとに交代している。なお、サタンについては一切言及されていない。漫画版ではデーモン族の本拠地は南極などの永久氷の中ではないかと言われてはいるものの不明である。一方、TV版ではヒマラヤと明示されている。

その他にも、光線技などを使う度に技の名前を叫ぶ。人間時に受けた傷が、変身して巨大化すると数倍に広がり、苦痛が酷くなる。デビルマンのキャラクターデザインが、漫画版よりヒーロー的にされている。漫画版の飛鳥了に相当する氷村巌は、役割や正体が大きく異なっている。など変更されている。

  • 了は当初は使い捨てのキャラクターの予定であり、永井がその正体や裏設定を思いついたのは物語中盤以降だったためである。
  • 漫画におけるデビルマンのデザインは、妖獣ゴッドのデザインに受け継がれている。

[編集] デビルマンの超能力

漫画版と違い変身ヒーローとして確立されており、フォルムもそれらしく洗練されている。その容姿は最終回で牧村ミキが目撃後に「案外格好良かった」と言うほどで登場人物からみてもヒーローらしいものであった。巨大化も可能(場合によっては野球場並み)であるが、劇中ではサイズの限界は語られておらず、大体は敵の妖獣と同サイズで応戦した。

デビルチョップ
妖獣に先制的なダメージ与えるチョップ。吐血させる程なのでダメージはそれなりにある。威力はサイズに比例する。
デビルキック
跳び蹴り。威力はデビルチョップ以上だが隙も大きいために、かわされる事も多い。
デビルアイ
目からサーチライトのような光を発する。透視能力もあるとされている。
デビルイヤー
聴覚の延長的な能力。通常より発達させている。第17話では変身前(不動明の時)でも使っている。
デビルウイング
文字通り羽であり飛行能力を掌る。全身を覆い敵の攻撃を防ぐ事も可能。羽がもがれる事もあるが、肉体の一部で傷の完治と共に再生可能。
デビルカッター
腹部のベルトのバックルらしき物から打ち出される三日月型のカッター。切断能力も高いが無固形型や再生能力がある妖獣には無効化する場合もある。
デビルアロー
頭部の角から打ち出される超音波。肉眼では放電してるように視えるほどハッキリしている。『マジンガーZ対デビルマン』においても機械獣の装甲を破壊したほどなので威力は高い。
デビルビーム
デビルマン最大の威力を誇る熱光線。両手を交差させエネルギーを蓄積し解除後に凄まじい熱線を放つ。一瞬にして妖獣を焼き払い蒸発させる。しかし熱に強い妖獣には無効化する場合もあり、必ずしも最強の技とは断定出来ない。

[編集] 登場キャラクター

※:後は担当声優

  • デビルマン・不動明:田中亮一
    ヒマラヤ山中に父・不動教授と共に旅行に来ていたが、転落したクレパスの底でデーモン族に襲われる。不動教授は死亡し、明も気を失う。魔王ゼノンは3人のデーモン族を闘わせ生き残った者に不動明の身体を借りて地上支配の先兵として送り込む事を計画し、勝ち残ったデーモン族一の勇者デビルマンは明に憑依する。自我はもちろんデビルマンのもので、不動明の意識や記憶はデビルマンに吸収されてしまっているが、美樹に対する恋愛感情などは明の意思がデビルマンに影響している[4]。当初はデビルマンの意識が作用してるために好戦的な面が強かったが、美樹への愛情に目覚めてから戦うことしか知らないデーモン族に嫌気がさし、人間・不動明として生きていく事を決心する。自分の生きる人間界を護るためにデーモン族を裏切る事になった。移動には赤いオートバイを使用。ゼノン親衛隊に属しており「デーモン族きっての勇者」と呼ばれていた。
    デビルマンが博愛的で完璧なヒーローをアンチとしてるのはこのためで最終登場となった『マジンガーZ対デビルマン』おいても「俺には味方もへったくれもねえ、ただ戦うことしか知らないデーモン族よりは人間界の方がまだマシってことだ」と言うセリフからも理解出来る。人間界を護ることは自分を護る事に繋がる訳である。
    本物の不動明は気弱な性格だったと劇中語られている。
  • 牧村ミキ:坂井すみ江
    本作のヒロイン。デビルマンが人間界に留まる事を決定付けさせた人物。彼女の優しさ、美しさを護ることがデビルマンの真の目的である。漫画版と比べても変更が少ない。
  • タレちゃん(牧村健作):山本圭子
    ミキの弟で失禁癖がある小学生。その事から「タレちゃん」と呼ばれるが本人は当初嫌がっていた。デビルマンから視ても手の掛かる子供であるが彼もかけがえのない家族の一人である。
  • ミヨちゃん(桃山ミヨ):野村道子
    タレちゃんのガールフレンドで少々ませている。牧村家同様、妖獣の被害にあう事も多い。実家はタバコ屋。
  • 牧村耕作:鈴木泰明、北川国彦(9話)
    ミキとタレちゃんの父。考古学者で不動明の父の友人でもあった。不動明(デビルマン)を引取ったのもそれが所以である。
  • 牧村夫人:佐久間夏生吉田理保子(34話)
    耕作夫人でミキ達の母。ペット厳禁主義である。
  • アルフォンヌ先生(アルフォンヌ・ルイ・シュタインベック三世):永井一郎
    明とミキが通う高校の教員。ミキに言い寄るが現在ではセクハラで免職になる行為も多数行っていた。しかしどことなく憎めない人気キャラで専用BGMまで製作された。彼の活躍(もちろん本人は知らない)でデビルマンが妖獣を撃破できた事もあった。
    オンボロなアパートが住居で妻子も登場。既婚者でありながらアベックに嫉妬したりグラマラスな女性に目を奪われたり、かなりのスケベエである。
    『マジンガーZ対デビルマン』では牧村家を差し置いてポチ校長と共に再登場した。
  • ポチ校長:八奈見乗児田の中勇(8話)
    明とミキが通う高校の校長。小柄で威厳は全くないがアルフォンヌの相方的存在で共にコメディリリーフであった。口癖は「せっかん、せっかん」。ちなみに学校は皆私服である。
  • 轟紀世彦:北川国彦大竹宏(34話)、山田俊司(38話)
    用務員。わりと常識ある人。
  • 東大寺入郎:山田俊司
    明のクラスメート。当初は名も無き眼鏡を掛けたガリベンタイプであったが後半からはレギュラーとして定着する。暴力は嫌いで当初は明と衝突していた。チャコとは幼稚園からの幼馴染で相思相愛。
  • チャコ(千夜子):坪井章子
    ミキのクラスメート。ミキとは仲が良いがそのために女性を狙った妖獣の被害にあう事も多い。自宅は喫茶店「チャコ」。
  • 魔王ゼノン:柴田秀勝
    デーモン族の長。本作に関してはサタンは未登場で彼が最高実権者となっている。漫画版同様、第10話では自由に姿やを変えることができ、三面を持った容姿を思わせるが本作に関してはシルエットのみで全容は不明。
  • 妖獣ララ:沢田和子
    無生物を変形させて別の物質を作り出す能力がある。妖獣と言うにはほとんど人間と変わらない姿をしているが、クシャミをすると顔が崩れる。ドジでバカであるために作戦に失敗し、結果的にデビルマンに味方する事になってしまった。デビルマンのパートナー的存在であったが、妖獣マグドラーの魔手にかかり最期を迎えた。
  • 氷村巌 / 妖獣ヒムラー:井上真樹夫
    漫画版での本作におけるポスト飛鳥了で容姿も酷似している。しかし、こちらは不動明のライバルでデーモン族でも一妖獣扱いとなっている。明の学校にクラスメートとして潜入しデビルマンの関係者を利用する事も度々あったが最期は妖獣ヒムラーとして魔将軍ザンニンと共にデビルマンに敗れた。明と同様にオートバイを所持している。ヒムラーは蝙蝠の姿をしている。
  • 魔将軍ザンニン:増岡弘中曽根雅夫(12 - 14話)
    人間界征服とデビルマン討伐で後れをとっている魔王ゼノンが業を煮やして呼び寄せた初代幹部。彼だけが『マジンガーZ対デビルマン』に登場した。性格は直情型。しかし胸の目は光線反射板でありデビルビームをも跳ね返す。尻尾は鞭として使用。魔将軍と呼ばれてるだけあって他の妖獣からも恐れられてる反面、傲慢な性格ゆえにロクフェル、ファイアム、マーメイムと造反者も多く部下からの信望もいまいちであった。
  • 妖将軍ムザン:矢田耕司
    ザンニン亡き後、後任として登場した二代目幹部。ザンニンよりは部下を思いやる面もあるが自分に従順でない妖獣には容赦がない。特にデビルマンの親友であったドランゴには「デビルマン打倒か死」という非情な選択を迫った。エバイン、サイコジェニー、メグ、ベラと女性部下が多いのも特徴。多数の尻尾がある。
  • 妖元帥レイコック:里見京子
    三代目幹部で女性デーモン族。下半身は4つ足の獣の姿をしている(しかし一度ヌードが登場したが上に乗ってるだけで下半身の妖獣は肉体の一部ではない。事実デビルマンとの最終決戦では2足姿で戦った)。前任の2名よりは頭脳的で人間心理を利用した作戦を展開した。装飾物の宝石類はすべて妖獣(ジュエル、ミニヨン、ケネトス)であり杖はキルスキイ、ドレスは彼女の妹のアルロンであり常に部下と一心同体であったが、すべてデビルマンに倒されてしまった。アルロンに関してはデビルマンも「負けるかもしれない」と言わしめた強敵であった。妖元帥と呼ばれるだけあってデビルマンを最も苦戦させた一人である。
  • 妖獣ゴッド:野田圭一
    四代目幹部の予定であったが登場は最終回のみとなった。ゼノン親衛隊長でデーモン族でのデビルマンの直接の上司であり性格や能力も熟知しており、デビルマンと同じ能力も使える(ゴッドカッター、ゴッドアローなど)。加えて、変地異を自らの能力で起す事ができる強敵であり、巧妙にデビルマンを苦しめる心理作戦を行った。漫画版のデビルマンを意識したデザインとなっている。

[編集] スタッフ

  • 企画 - 有賀健、籏野義文
  • 原作 - 永井豪
    • 前述の通り「原作漫画の作者」ではなく、基本設定およびキャラクターの原案を担当
  • キャラクターデザイン - 小松原一男
  • 美術 - 福本智雄、浦田又治、遠藤重義、秦秀信、土田勇、横井三郎、勝又激、下川忠海
  • 音楽 - 三沢郷
  • オープニング・エンディングアニメーション
    • 演出 - 及部保雄 / 作画監督 - 小松原一男 / 美術 - 福本智雄
  • プロデューサー - 宮崎慎一
  • 制作 - NET、東映動画

[編集] 主題歌

オープニングテーマ「デビルマンのうた」
作詞 - 阿久悠 / 作曲・編曲 - 三沢郷 / 歌 - 十田敬三ボーカル・ショップ
エンディングテーマ「今日もどこかでデビルマン」
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 都倉俊一 / 編曲 - 青木望 / 歌 - 十田敬三

[編集] ソノラマエース パピイシリーズ

ドラマ:妖鳥シレーヌ夫人

ソノシートのための録り下ろしドラマ。 テレビアニメの第二話がベース。

[編集] 各話リスト

放送日はキー局のもの。視聴率は初回放送時。

話数 サブタイトル 脚本 演出 作画監督 登場妖獣(声) 放送日 視聴率
1 悪魔族復活 辻真先 勝間田具治 小松原一男 1972年
7月8日
6.6%
2 妖獣シレーヌ 明比正行 白土武 7月15日 7.8%
3 妖獣ゲルゲ 山崎忠昭 白根徳重 森利夫 7月29日 8.0%
4 魔将軍 ザンニン 辻真先 西沢信孝 荒木伸吾 8月5日 8.6%
5 眠れる美女 ゾルドバ 高久進 設楽博 白土武 8月12日 9.6%
6 ロクフェルの首 辻真先 新田義方 森利夫 8月19日 7.3%
7 恐怖の人形使い ズール 鈴木実 小松原一男 8月26日 10.0%
8 イヤモンとバウウ 中村一夫
  • イヤモン(野村道子)
  • バウウ(大宮悌二
9月2日 10.4%
9 脳波妖獣 ゴンドローマ 高久進 白土武 9月9日 11.5%
10 妖獣ガンデェ 眼が歩く 辻真先 落合正宗 9月16日 11.5%
11 真紅の妖花 ラフレール 津乃一 9月23日 13.4%
12 火焔妖獣 ファイアム 森利夫 9月30日 14.0%
13 誇り高き マーメイム 小松原一男 10月7日 14.0%
14 氷の国への挑戦 邦原真琴
  • ザンニン
  • ヒムラー
10月14日 11.9%
15 妖獣エバイン 千本の腕 落合正宗 尼寺一美 10月21日 13.5%
16 闇に住む 妖獣ジェニー 山口秀憲 森利夫 10月28日 14.3%
17 切手妖獣ダゴン 白土武 11月4日 13.5%
18 銀色の魔矢子 佐々木正広 小松原一男 11月11日 12.2%
19 妖獣アダル 人形作戦 山口秀憲 白土武 11月18日 11.5%
20 さらば 妖獣ドランゴ 安藤豊弘 勝間田具治 森利夫 11月25日 13.1%
21 妖獣ドローは 人間が好き 辻真先 佐々木正広 小松原一男
  • ドロー(滝口順平)
12月2日 14.6%
22 妖獣ムガール 幻影の魔術師 落合正宗 尼寺一美 12月9日 14.0%
23 妖獣ベラ チベットの怪 白土武 12月16日 13.3%
24 妖獣ジャコン 生きている幽霊 山口秀憲 森利夫 12月23日 14.0%
25 妖将軍ムザン 学園大襲撃 勝間田具治 小松原一男
  • ムザン
12月30日 12.7%
26 白銀の妖獣ララ 高見義雄 白土武
  • ドド(神山卓三)
1973年
1月6日
11.6%
27 妖獣ジュエル 果てなき欲望 白根徳重 落合正宗
  • ジュエル(野田圭一)
1月13日 15.5%
28 妖獣ミニヨン 悪魔のペンダント 明比正行 高倉建夫 1月20日 12.0%
29 妖獣ケネトス 謎のネックレス 小湊洋市 白土武 1月27日 12.6%
30 妖獣ファイゼル 影に狂う 山口秀憲 森利夫 2月3日 12.0%
31 妖獣キルスキイ 真紅の旋風 佐々木正広 小松原一男 2月10日 13.4%
32 妖獣オーロラ 輝く牢獄 白土武 2月17日 11.5%
33 妖獣ウエザース 太陽の反乱 落合正宗 2月24日 10.5%
34 妖獣アルロン 恐怖のマキシ 明比正行 高倉建夫 3月3日 11.2%
35 妖元帥レイコック 凍れる学園 勝間田具治 白土武
  • レイコック
  • ゼノン
  • ララ
3月10日 10.6%
36 妖獣マグドラー 空飛ぶ溶岩 山口秀憲 森利夫
  • マグドラー(神山卓三)
3月17日 11.2%
37 妖獣ウッドドウ 怒れる緑 勝間田具治 小松原一男
  • ウッドドウ(今西正男)
3月24日 9.5%
38 妖獣ドリムーン 月は地獄だ 白根徳重 白土武 3月31日 10.0%
39 妖獣ゴッド 神の奇蹟 小湊洋市
  • ゴッド(野田圭一)
未放送 -

[編集] 補足

第9話の脚本は、映像では辻真先と表記されているが、実際は高久進が書いたものである。

第39話(最終話)はローカル局のみの放送であり、キー局では再放送で初公開された。そのいきさつは2説ある。

  • キー局が38話で終わるとローカル局の放送枠が1話分余ってしまうので急遽39話を作った。(CDの解説、辻真先の証言[5]
  • 初めから39話の契約だった(DVDの解説)

[編集] 映像ソフト化

NET 土曜20時台後半枠
前番組 番組名 次番組
うなぎのぼり鯉のぼり
(20:00 - 20:56)
デビルマン
NET系 土曜20:55 - 20:56枠
うなぎのぼり鯉のぼり
(20:00 - 20:56)
デビルマン
【1分縮小して継続】
ANNニュース
(20:55 - 21:00)
【1分拡大して継続】

[編集] OVA

[編集] 誕生編・妖鳥死麗濡編

テレビアニメ版とは違い、永井の漫画の展開に比較的忠実なOVAが講談社を中心として製作、発売された。デビルマン誕生までを描いた『誕生編』、妖鳥シレーヌ及び魔獣ジンメンとの戦いを描いた『妖鳥死麗濡編』の2本が発売。テレビアニメ版も担当した小松原一男がキャラクターデザインを担当し、完結編となる3巻の発売も告知されたが、未完に終わった。当該シリーズはもともとテレビ版でも漫画版でもない、オリジナルのストーリーで全2巻を発売する予定であり、当初から2本分の予算しか組んでいなかったため製作が中断。当該2本のヒットを受けて次巻発売が協議されたが、実現に至らなかった。番外編として同一スタッフによる『CBキャラ 永井豪ワールド(ちびきゃら ながいごう わーるど)』「オレは悪魔だ デビルマン!」なども製作されている。2003年になってバンダイビジュアルより誕生編・妖鳥死麗濡編がセットとなった「OVA COLLECTION」(DVD)が発売されている。

声の出演
スタッフ

[編集] AMON デビルマン黙示録

2000年5月24日発売。

声の出演
スタッフ
主題歌
エンディングテーマ「目のまえのつづき」
作詞・作曲 - 国府達矢 / 歌- MANGAHEAD

[編集] CBキャラ 永井豪ワールド

[編集] その他のメディア

CDドラマ
  • 『デビルマン伝説』
    未完に終わったOVA版を引き継ぐ形で、1998年10月21日CD「デビルマン伝説」がファーストスマイルエンターテイメントより発売された。物語の結末であるアーマゲドン編がOVA版と同一の速水奨、水島裕の主演でCDドラマ化されている。なお牧村美樹については高野槇じゅんが引退したため、三石琴乃に変更され、ゼノンには堀勝之祐がキャスティングされた。脚本は瀧晃一、音楽は蓜島邦明が担当した。なお本ディスクは当該ドラマだけでなく、永井豪の他作品「バイオレンスジャック」や「手天童子」等のイメージ音楽もあわせて収録されている。
映画
演劇
  • 『デビルマン 〜不動を待ちながら〜』
    デビルマンを基にした演劇作品。1991年6月に初公演され、以降、1996年6月に再演、2002年3月と6月に改訂版を公演、2006年には2チームによるダブルキャスティングで再演されている。漫画版終盤の悪魔狩りシーン(第五集黙示録編126-141ページまでの15ページ)をベースにしたオリジナルシナリオで、漫画版からは牧村美樹以外登場しない。また、2010年7月に再演される予定である。
スタッフ
作 - じんのひろあき
脚色・演出 - 宇治川まさなり
企画 - 山田とゐち
制作 - オフィス・ホットロード
出演キャラクター
  • 雨竜ハジメ
  • 大郷リョウ
  • 柴咲ヤマト
  • 城野アツシ
  • 泉ジュンヤ
  • 湖浜ミナモ
  • 荒野バク
  • 刈島ゴン
  • 植木ススム
  • 植木ユカリ
  • 白石エリカ
  • 北浦ヒトミ
  • 早川マチコ
  • 月野シグレ
  • 牧村美樹


小説

永井豪の実兄、永井泰宇が漫画版をノベライズしたもの。主人公・明の父母に不動礼次郎・須弥子の名が与えられていたり、アモンのかつての恋人・イフェメラが登場したり、木刀政たち不良グループが終盤出てこず、代わりに牧村家襲撃のくだりでは腕がデーモン化した礼次郎の助手が戦ったり、漫画ではほとんど描かれなかったハルマゲドンの描写にページを割いたり、原作にない(あるいは原作を補完する)設定や描写が多々なされている。設定やストーリー展開の一部はOVA版などにも取り入れられている。

ゲーム
『デビルマン』(ファミリーコンピュータ、1989年、ナムコ
漫画版準拠のアクションゲーム。不動明とデビルマンの姿を切り替えながら進む。途中襲われている人間を助けるか否かを選択する場面があり、見捨てると「HUMANゲージ」が減少する。このゲージがゼロになるとゲームオーバー。また、エンディング分岐にも影響する事もある。更にデビルマン(明)のみならず美樹やドス六なども操作可能である(その為、生身の人間がデーモンと互角に渡り合うと言う奇妙な展開も)。本作はマルチエンディングであり、途中に幾つかのバッドエンドも用意されている。また、ラスボスに勝った場合と負けた場合でもエンディングは2通りある。原作基準の結末もある一方で、人類を救い、サタンを倒したデビルマンが神々と対峙すると言った原作とは正反対の結末も用意されている。
『デビルマン』(プレイステーション、2000年、バンダイ
アクションアドベンチャー。ストーリーは漫画版に準拠している。
『悪魔雀〜デビルマージャン〜』
オーツーから2001年に発売。麻雀ゲーム。(MS-Windows版)
パチンコ
  • 『CRデビルマン』(2002年12月導入)
  • 『CRデビルマン倶楽部』(2003年5月導入)
  • 『CRデビルマン 〜悪魔聖戦〜』(2009年3月導入)
  • 『CRデビルマン倶楽部2』(2009年6月導入)
    ニューギンよりリリース。
パチスロ
  • 『デビルマン』
    2005年、エレコ(販売はアルゼ)よりリリース。パチスロ機(第5号基準機)。
    15インチ大型液晶でCGアニメがゲームと連動して映し出される。ストーリー展開とキャラクターは漫画版に準拠しながら、音楽や声優、演出はテレビアニメ版を再現しているという、『漫画版とテレビアニメ版の折衷』の姿をした、デビルマン史上でも珍しいメディア展開商品。
    TV版で明を演じた田中亮一がゲーム中の明の声を担当し、漫画版の明がTVアニメ版のように「デビール」のかけ声で変身し、デビルアローやデビルキックなどTVアニメ版のみで見られた技を繰り出す。また飛鳥了とシレーヌはOVA版でそれぞれ声を担当した水島裕、榊原良子を起用する一方、最終ボスである魔王ゼノンはTV版の柴田秀勝を起用するなど、凝った配役となっている。
    ボーナスゲーム後に派生する、いわゆるリプレイタイム中に、特別ステージである永久氷原に移行すると魔王ゼノンとのボスバトルに発展。更にゼノンに勝利できると、確率は低いが漫画に沿った形で飛鳥了が正体(魔神サタン)を現すプレミアバトルに発展することがあり、勝利出来れば漫画版のラストシーンを再現したエンディングとなる。
    大当たり中のBGMは揃えた目によって音楽が変わるが、特定の条件をクリアすると水木一郎が歌うアニメ版主題歌、エンディングが流れる。
    小役とボーナスの同時抽選機能(重複フラグ)を備えた、業界で初めての機体であり、特定の小役を揃えた時点で大当たりが内部で当選していると、時間差で大当たりへと移行する。
    バトルリーチは「デーモンからの脱出(飛鳥了がデーモンから車で逃げる演出)」「美樹を救え(ゲルマー、アグウェル戦)」「妖鳥シレーヌ戦」「魔獣ジンメン戦」「妖虫ラズパ戦」「魔王ゼノン戦」、そしてプレミアである「大魔神サタン戦」。リプレイタイムであるデビルゲーム中に再度大当たりを引き戻すことで大当たりをループさせることが可能であり、理論上では「吉宗」並の出メダル機となる可能性を持っているのが売りであるが、出メダルを全般的に押さえた5号機であるため、実際の連チャン確率はやや低めに設定されている。
  • デビルマンII 悪魔復活
    2010年8月、エレコ(販売はユニバーサルエンターテインメント)よりリリース。パチスロ機(第5号基準機)。

[編集] 派生漫画作品

永井豪による作品
  • バイオレンスジャック(1973年 -、週刊少年マガジン他)
    永井作品のキャラクターがセルフパロディ的に登場する中、デビルマンとサタンは重要な役どころで登場する。
  • 新デビルマン(1979年、1980年、1981年、増刊少年マガジン)
    歴史を改変しようとするデーモンを倒すため、明と了が時空を超えて過去の世界で戦うサイドストーリー。アドルフ・ヒトラージャンヌ・ダルクマリー・アントワネットカスター将軍などが登場する。ハードカバー愛蔵版や文庫版ではデビルマン本編に組み込まれている。
  • デビルマンレディー(1997年 - 2000年、週刊モーニング)
    「デビルマンという漫画作品が広く知られている世界の出来事」として始まったが、中盤からデビルマン本編とリンクしていった。
    アニメ化もされたが、原作とは異なった解釈の物語である。
  • デビルマン対ゲッターロボ
    チャンピオンRED』2010年6月号から10月号まで連載。『ゲッターロボ』との共演で、不動明がゲッターチームと協力して、シレーヌが率いるデーモン軍と恐竜帝国の連合軍と戦う。
他の作家による作品
  • 蛭田充版デビルマン(秋田書店「冒険王」掲載)
    テレビアニメ版に準拠した漫画作品。ただし、「不動明(人間)の意識がデビルマン(悪魔)を取り込み、デーモンと戦う」という、テレビアニメ版とは正反対の前提条件でストーリーが展開する。
    • SUNDAY COMICS版(1972年、秋田書店)
    • N COMICS版(1976年、永岡書店)
    • STAR COMICS版(1986年、大都社)
    • AKITA TOP COMICS WIDE版(2004年、秋田書店)
  • 風子瞳(五十子勝)版デビルマン(講談社「テレビマガジン」「たのしい幼稚園」掲載)。
    テレビアニメ版に準拠した漫画作品。
  • 闘神デビルマン岩本佳浩, 1998年、講談社「コミックボンボン」連載)
    テレビアニメ版を軸に漫画版の要素を取り込んだアレンジ作品。
  • ネオデビルマン(1999年、2000年、講談社)
    複数の作家による、オムニバス形式のサイドストーリー集。永井豪自身の他、萩原玲二江川達也寺田克也石川賢ヒロモト森一岩明均永野のりこ高寺彰彦夢野一子三山のぼるとり・みき風忍田島昭宇神崎将臣安彦良和黒田硫黄が参加した。
  • AMON デビルマン黙示録(1997年 - 2000年、講談社「マガジンZ」連載。全6巻)
    衣谷遊による漫画版のif的な作品。牧村美樹の死をきっかけにアモンが明の体を支配するという、起こりえたもう1つの黙示録を描いている。後にOVA化された。「不動明の絶望から最終戦争の間の出来事」や「氷河期以前のデーモンと神々の戦争」を、アモンを中心に補完する漫画作品。

[編集] 関連作品

[編集] 永井豪作品

バイオレンスジャック(1973年 - 1990年、週刊少年マガジン・週刊漫画ゴラク他)
当初デビルマンとのつながりは示唆されず、徐々に永井豪作品のキャラクターが設定を変えて登場するのが特徴の作品へと移行する。その流れで最終的に「全編がデビルマンの後日談だった」という形で幕を閉じた。
おいら女蛮(1974年、週刊少年サンデー)
主人公・女蛮子は最初、牧村家の隣に住んでおり、美樹にことあるごとにちょっかいを出していた。その度に美樹はまんざらでもない態度を見せ、一緒にいる明をやきもきさせていた。ちなみに明の目には隈取りがついているが、まだデーモンとは合体していない様子である。
あばしり一家(1969年 - 1973年、少年チャンピオン)
セルフパロディとして「ゴーモン族の巻」が描かれている。江戸時代に南極に流刑になり、その後も続く激しい拷問の末に怪物と化した「ゴーモン族」が人間を滅ぼす作戦を実行。それを知った少年・不遇明がビビルマンとなって立ち向かうも呆気なくやられ、あばしり一家がその代わりに彼らを退治するという一幕。
鉄の処女(アイアンバージン)JUN(1983年 ビッグコミックスピリッツ)
主人公である大財閥明日香家の一人娘・明日香じゅんとその執事として派遣された大波倉太がじゅんの母親から逃げる際、高田馬場ディスコで不動明と飛鳥了が登場する。ちなみに飛鳥了は金持ちの御曹司、不動明はその友人として、大魔王サタンでもデビルマンでもない普通の人間として登場している。
マジン・サーガ
サイコジェニーがバイオマシンビーストとして登場。また、永井豪は「不動明を悪のマジンガーとして登場させる」という構想を明かしているが、未完のまま中断したため実現しないままになっている。
激マン!(2010年- 週刊漫画ゴラク
永井豪をモデルとした漫画家が主人公の自伝的漫画。「デビルマンの章」にて主人公「ながい激」がデビルマンを連載するまでの経緯と、連載時の舞台裏が描かれている。劇中で漫画版デビルマンの連載が開始されてからは、ながいが描いたデビルマン本編のページを作中に挿入し、その演出意図や制作秘話などが並行して語られている。本作のデビルマンは再録ではなく新規描き下ろしであり、この章に関しては漫画版デビルマンのリメイク版的な側面も含まれる。

[編集] その他の関連作品

デビルタカマン
とんねるずのみなさんのおかげですの1コーナーのコント。(アニメ版)のパロディ作品だがOP、EDもあり、シレーヌをモデルとする「妖鳥ノリーヌ」を出すなど、かなり本格的なパロディになっている。最終回ではゼノンと決着をつけるが……。
ダイナミックヒーローズ
東映まんがまつりにおける永井豪原作アニメの競演を下敷きにした作品。テレビアニメ版のデビルマンやデーモンが登場している。
マジンガーZシリーズ
テレビアニメ版の放送時期が重なったため、テレビアニメ版と漫画版への影響が見られるほか、劇場版アニメにて共演。

[編集] 脚注

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  1. ^ 『スキゾ・エヴァンゲリオン』(ISBN 4-87233-315-2
  2. ^ 赤星政尚・たるかす・早川優・山本元樹・原口正宏 『懐かしのTVアニメベストエピソード99〈東映動画編〉』 二見書房、1995年
  3. ^ これは悪魔ラズパに変更されている。
  4. ^ ロマンアルバム「デビルマン」における永井豪のコメントより。
  5. ^ 『TVアニメ青春記』 実業之日本社、1996年、233頁。

[編集] 外部リンク

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