ジャギ
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ジャギは、漫画『北斗の拳』に登場する、架空の人物。
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[編集] 声の出演
- (テレビ・格闘ゲーム・パチスロ)戸谷公次
- (86年劇場版・PS版ゲーム)大塚周夫
- (北斗の拳 激打3~タイピング百裂拳~、ぱちんこCR北斗の拳CM)千葉繁
- (『真救世主伝説北斗の拳』シリーズ)デビット伊東、岸尾大輔(少年時代)
- (PSP版ゲーム)青木強
[編集] 人物
ケンシロウが北斗神拳の正統伝承者に選ばれたことへの憤り、あるいは己の拳を封じられることへの恐怖(北斗神拳の一子相伝の掟では、伝承者争いに敗れた者は記憶を奪われたり、拳を潰されたりする場合がある)から「伝承者を辞退しろ」と挑みかかるが、実力の差から返り討ちに遭い、反対に殺されそうになる。しかし非情に徹せなかった当時のケンシロウは止めを刺せず、辛くも命を拾う。その際に味わった屈辱と、ケンシロウに突かれた秘孔の効果により受けた頭部の傷から、激しい復讐心を抱く様になり、手始めとしてユリアに想いを寄せていたシンを唆し、ケンシロウと敵対させユリアの強奪をはじめとする悪事を犯させる[1]。
シンに雪辱したケンシロウが、各地の野盗や軍閥を倒し救世主と崇められているのを知ると、自ら胸に北斗七星を模した7個の傷を刻み、ヘルメットで素顔を隠してケンシロウを騙り、民に暴虐を働いてケンシロウの評判を貶めておびき寄せようとした(このために胸に7個の傷のある胸像まで作っている)。ヘルメットの下の素顔には、ケンシロウの逆撃を受けた際に歪んだ頭部をボルトなどの金具で矯正した跡があり、その醜さは部下が怯え震えるほどである。
ケンシロウへの尋常ではない復讐心から、謀略や虐遇の果てに数多くの人々を苦しめ運命を弄んだが、ケンシロウの底知れぬ怒りの前に、今度こそ容赦することなく倒される。断末魔の叫びは「ばわ」(劇場版では「じゃぎぎぎぎぎぎゃー」)。後にアミバと共に、拳王を名乗っていた義兄ラオウの指揮下にあったことがトキによって明らかにされる。
[編集] 伝承者候補としてのジャギ
北斗四兄弟の三男として、長兄のラオウ、次兄のトキ、末弟のケンシロウと共に北斗神拳の伝承者候補だったが、コウリュウの「ラオウ・トキ・ケンシロウの北斗三兄弟」という台詞以降「北斗の兄弟」を語る上で意図的に除外されている。これは(後付け設定とはいえ)ケンシロウとラオウ・トキ兄弟いずれもが北斗宗家の流れを汲んでおり、ジャギもまた北斗宗家の流れを汲むという設定には無理があることなどから、ジャギというキャラクターそのものが設定上の矛盾となってしまったからである。この矛盾について原作の武論尊自身が『週刊少年ジャンプ』別冊の北斗の拳特集本(1987年)の中で「破壊者になったのは伝承者争いに敗れたからで、元々は拳法の才能豊かな人物だった」とフォローしつつも「北斗神拳の伝承者争いには、兄弟を競い合わせるためにジャギのような毒が必要だったからリュウケンは養子にした」と解説している。つまりジャギは始めから伝承者争いのための当て馬として養子に迎えられたわけで、ゆえに北斗宗家以外の存在でありながらリュウケンの養子になったという説明がなされた。
[編集] 一拳法家としてのジャギ
拳法家としては、一定の才能と能力を持ち、常人を遥かに凌ぐ力があるとはいえ、義兄たちや義弟に大きく水をあけられている感は否めない。それでもケンシロウに頭部を破壊される直前、怒りのあまり素手で鋼鉄の扉をひしゃげさせる描写があり、北斗神拳の伝承者候補としても「北斗千手殺」「北斗羅漢撃」といった北斗神拳の技を見せている。加えてケンシロウとの復讐戦では、短期間に習得した南斗聖拳[2]を披露して、技巧者な一面を覗かせている。もっともケンシロウには「スロー」「シンの足元にも及ばない」と酷評されはしたが、不意打ちながらケンシロウに傷を負わせ、石像を破壊することなく撃ち込んだ拳を引き抜く腕前があり(原作者の言うように)拳法に非凡な才があるのは事実のようである。因みに南斗聖拳をどこで習得したのかを問うケンシロウに「それは知らぬが身のため」と答えなかったが、ジャギがラオウの指揮下にあったことを考えると、拳王軍に加わった南斗聖拳の使い手から学んだと推測される。
また、戦いの中で拳法だけでなく含み針やショットガンなどの武器を用いて「勝てば良い」と嘯くなど、世紀末を生き抜くに相応しい思考の持ち主でもある。レイの妹・アイリを略奪して後に売り飛ばしたり、ケンシロウと戦わせるためにシンを唆して欲望に走らせたりと、卑劣極まりないもののある意味合理的な性格で、策を弄する人間の少ない劇中では異彩を放つ存在である。
[編集] 技
- 北斗千手殺[3]
- 北斗羅漢撃
- 南斗聖拳(南斗邪狼撃)
[編集] 人気
- 原作・テレビ共にごく短期間の登場でありながら、「おいお前、俺の名を言ってみろ」という台詞[4]で、強烈な印象を読者・視聴者に与えた(しかし名前を「ジャキ」と間違えられることが多い)。
- アミバ同様に別な意味で人気があり、プレイステーションの『北斗の拳 世紀末救世主伝説』では初回購入特典としてジャギ様メタル胸像が製作された他、たのみこむにてジャギのヘルメットが製作された。
- 『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』ではケンシロウ・トキ・ラオウが「北斗三兄弟」とされ、ジャギの存在が割愛されているが、新OVAの『ユリア伝』にはジャギの登場シーンがある。
- 『週刊コミックバンチ』2009年4・5合併号から武論尊と原哲夫が原案で、『北斗の拳リュウケン外伝 -JUDGEMENT DAY-』を手がけたヒロモト森一が作画を担当する漫画『極悪ノ華 北斗の拳ジャギ外伝』が連載された[5]。ジャギを主人公とするスピンオフ作品で、悪に染まった経緯なども含めて、次第に破壊者となっていくジャギの人生を描いている。
[編集] その他 (後発作品への影響など)
- ジャギのヘルメットのデザインは、TVドラマ版『スケバン刑事(第2シリーズ)』に流用された。バンダイナムコゲームスのゲーム、『THE IDOLM@STER』でも彼のヘルメットに似たデザインの仮面がアイテムとして登場するが、これは本作より「スケバン刑事」のものに由来すると思われる。
- ジャギの代表的台詞「俺の名を言ってみろ」は、特撮『鳥人戦隊ジェットマン』にて、2度印象的な使われ方をしている。また、アニメ『トランスフォーマー スーパーリンク』にも登場するが、こちらはどこか笑いを誘う使われ方であった。
[編集] 註
[編集] 関連項目
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