快獣ブースカ

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快獣ブースカ
ジャンル テレビドラマ
放送時間 水曜19:00 - 19:30(30分)
放送期間 1966年11月9日 - 1967年9月27日(47回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
出演者 高橋和枝
宮本智弘
オープニング 「快獣ブースカ」
歌:高橋和枝、みすず児童合唱団
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快獣ブースカ』(かいじゅうブースカ)は、1966年11月9日から1967年9月27日まで、毎週水曜日19時 - 19時30分に日本テレビ系で全47話が放送された、円谷特技プロダクション東宝製作の特撮テレビドラマ、および作品内に登場する架空の快獣(怪獣)。モノクロ作品。

概要[編集]

円谷特技プロの作品『ウルトラQ』の「カネゴンの繭」というエピソードがベースになっており[1][2]、「もしも家庭に怪獣が住んでいたら?」というテーマで、かつ当時の子供達の視点に立って作られたコメディである。当時人気を博していた『おそ松くん』や『オバケのQ太郎』などのギャグ漫画を意識しており[3]、特撮手法を駆使して漫画やアニメのような空想ギャグドラマを作り出すことを企画意図に掲げている[4]。「バラサ、バラサ」「シオシオのパー」などの「ブースカ語」が当時の子どもたちの間で流行した。

講談社の漫画雑誌ぼくら小学館学年誌にも様々な作家によって漫画絵物語が連載され、いわゆるメディアミックス展開の先駆となった。

当初は1966年10月5日放送開始予定を目指していた[5][6]が一ヶ月延期され11月9日からの放送が開始された。

26話の予定だったが好評のため、47話に延長された[7][8]

2002年日本映画専門チャンネルにて衛星初放送され、2006年から2007年にはチャンネルNECOでも放送された。

一部話数のスチール写真にはカラー写真もあり、第1話や掲載が多い「ブースカ対チャメゴン!」など多く現存する。

ストーリー[編集]

発明好きの少年、屯田大作がペットのイグアナであるブースカを「ゴジラ」の様な怪獣に仕立てようと、自作の栄養剤「クロパラ」を与えた。ゴジラとまではいかなかったが、ブースカは元の30倍の大きさになり、ユーモラスな顔とずんぐりした体、人間並みの知能と様々な超能力を持った「快獣」となった。そんなブースカを取り巻く子供達や、近所の住人達の間で繰り広げられる珍騒動を描く。

登場人物[編集]

屯田大作(とんだ だいさく)
発明好きの少年。ペットのイグアナであるブースカを「ゴジラ」の様な怪獣に仕立てようと、自作の栄養剤「クロパラ」を与えたが、結果的には多少手違いが生じ、ブースカは怪獣ならぬ獣となってしまう。
メチャ太郎(メチャたろう)
大作のクラスメイトかつライバルで、大作のグループと対立するデッカイ団のリーダー。それゆえブースカにもちょっかいを出すことが多い。いつも大作と共に鬼山先生からしごかれた後に廊下に立たせられている。たまに大作たちに協力することもある。
ジロ吉(ジロきち)
大作のクラスメイトで、いつも野球帽をかぶっている。自宅はラーメン屋を経営しており、よくブースカが食べにやってくる。
ミー子(ミーこ)
大作のガールフレンドだが年下の小学3年生の8歳。第38・39・42話では水着姿を披露している。『ブースカ! ブースカ!!』では大作と結婚し、ラーメン屋を営んでいる。
チョロ吉(チョロきち)
ジロ吉の弟で、小学1年生の6歳のヤンチャ坊主でいつも鼻水を垂らしており、動きがすばしっこいことからいつもスパイ担当になっている。
ヒロシ
大作のクラスメイトで頭脳派。縁が黒い眼鏡がトレードマーク。
ゾロ目(ゾロめ)
メチャ太郎の配下で、太っちょで背が低い男の子で、悪知恵がよく働き、大将であるはずのメチャ太郎さえも困らせる程である。
ゴン太(ゴンた)
メチャ太郎の部下かつクラスメイトで、イタズラ好きのワンパク少年ながらもすでに声変わりを果たしている。背が高く痩せ型。
一郎(いちろう)
大作のクラスメイトで、両親は共働きで典型的な鍵っ子である。
チコ
第20話で町に越してきた少女。ブースカになつき一緒について回るうちに大作グループのメンバーになった。当初の設定では大作たちと同じ学校に通う下級生だった(学校のシーンあり)が、第3クール以降のチャメゴン登場にあわせて設定が改定され、幼稚園児になった(こちらも園のシーンあり)。
屯田 栄之助(とんだ えいのすけ)
大作の父。
屯田 ハナ子(とんだ ハナこ)
大作の母。大作の発明好きには呆れている様子。
夢野 夢夫(ゆめの ゆめお)
玩具店店主。
鬼山(きやま)先生
小学校教諭。大作たちの担任。

快獣[編集]

ブースカ
第1話「ブースカ誕生」で初登場。ユーモラスな顔とずんぐりした体が特徴的な怪獣ならぬ「快獣」。元々は大作のペットのイグアナだったが、大作が自作の栄養剤「クロパラ」を与えたことにより、突然変異をおこして元の30倍の大きさになった(巨大化したり、卓上サイズにまで縮小することも出来る)。体毛は橙色だが、頭の上方のみ茶色。腕に茶色の丸い模様がついている。性格は心優しくのんびり屋で、ナイーブな感性の持ち主。人間でいえば年齢は小学5年生ぐらいの子供快獣である。精神年齢も同じで、小学5年生の勉強ならスラスラとやってしまう程の頭を持つ。自分の感情を「ブースカ語」で表現する(具体例として、喜びを「バラサ、バラサ」、怒りを「プリプリノキリリンコ、カッカッカ」、嘆きを「シオシオノパー」など)。人間並みの知能と百トン力(りき)の怪力、飛行能力や透明化など、様々な超能力を持つ。頭に生えている角の様な「ブー冠」を温めると大学教授以上に頭が冴えるが、逆に冷やされると幼稚園児並みに頭が悪くなってしまう。また、前述した超能力はここで作られるブースカニウムという物質をエネルギー源に使っているため、ブー冠が取れると全ての超能力が使えなくなる。また、激情した時はブー冠が光ったり煙を上げたりする。ラーメンが大好物で、軽く30杯は平らげる。熊の様な耳は精神を集中すれば10キロ先の会話も聞こえる。鼻は警察犬並で、特にラーメンの匂いは10キロ先でも嗅ぐ事が出来る。丸く愛嬌があり、邪念が感じられない目は夜間では車のライトの様に光り、どんな暗闇でも見通すことが出来る。ブタの様な尻尾は5mほど伸ばせて、物を掴むことができる。カメが苦手。また、デベソを触られると笑いが止まらなくなる。生まれが南洋のせいか暑い所が好きで、逆に寒い所が苦手。どこにも翼はないが空を飛ぶこともできる。泥棒やあくどい人間に利用されてしまうこともあった。
チャメゴン
第26話「チャメゴン誕生」で初登場。弟を欲しがるブースカのために大作が発明した「物体電送構成装置」によってリスと宇宙生物の原子が合成されて誕生した宇宙快獣。性格はイタズラ好きで意地っぱりだが、めげるとなかなか立ち直れないという純粋さも合わせ持つ。プライドが高くおしゃれで音楽好き。高慢な態度も目立つが、人情には厚い。商店街から商品を勝手に持ち出したり、ブースカ達とはぐれて迷子になったりと、トラブルの原因になることが多い。好物のクルミを食べるとどんなものにも変身できるが、鼻のきくブースカにはニオイで嗅ぎ出されてしまうため、全く通用しない。また、100m5秒台の俊足で、ジャンプ力も高い。頭の鈴はレーダーになっており、触られるのを極端に嫌う。尻尾からは電撃を発射できる。また前述したように宇宙快獣なので宇宙でも宇宙服なしで活動可能。カエルが大嫌い。
ゲストキャラ
毎回出てくる怪獣・宇宙人など。ギャグのため、笑える程度で済むものの、人間を標的にして襲い掛かる敵が多かった。
イモラ(第9話)
地獄谷の祠に祀られていた卵が温泉に落ちたことで誕生した巨大怪獣。
貨物列車を脱線させた後に石油コンビナートに破壊したが、ブースカにより口にダイナマイトを投げ込まれ爆死。魂は安らかに昇天して行った。
ドンパ、テンパ、ミンパ、ハンパ、サンパ、ランパ、シベラッパ(第12話)
白いハット、タキシード、マントを身にまとった魔術師の少年・少女達。「お菓子を食べたことが無い子供達にお菓子を食べさせてあげたい」という願いから、洋菓子店からケーキを盗み、オカシのクニへと持ち帰っていた。空へと帰って行った後、北斗七星として輝いていたことから、その正体は北斗七星を構成する星の化身と思われる。
氷河魔女(第16話)
地上を氷河期へと変えてしまう程の強大な力を持つ魔女。冷気を放射する杖が武器。大作が発明したブースカ用のスーパー防寒着をブースカによって着せられ、熱さに呻きながら空へと逃げ帰った。
カボチャ星人(第35話)
織姫を操ってブースカや大作たちを襲い、巨大なカボチャに変えてしまった。
ミミ(第38話)
巨大な桜貝
河童(第40話)
チャメ星人(第41話)
物体Xコロリン(第42話)
メチャ太郎やゾロ目を飲み込もうとした謎の物体。

キャスト[編集]

レギュラー・準レギュラー[編集]

ゲスト出演者[編集]

声の出演[編集]

  • ブースカ:高橋和枝
  • チャメゴン:堀絢子[14](第26話 - )
  • 金持ちの母子:高橋和枝(第12話)
  • ナレーター:渡辺晃三(第22話)
  • 白い壁の悪魔:中曽根雅夫(第25話)※ノンクレジット[15]
  • 電子の神:熊倉一雄(第32話)
  • 巫女:出雲八重子(第33話)、沼波輝枝(第34話)
  • カボチャ星人:熊倉一雄(第35話)
  • オットセイ:北村弘一(第36話)
  • チャメ星人:加藤精三(第41話)※ノンクレジット[15]
  • 遊覧船の船長:加藤精三(第42話)
  • タツオ:太田淑子(第44話)

スーツアクター[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

  • 「快獣ブースカ」
    • 作詞:船橋三四/作曲:宮内国郎/歌:高橋和枝、みすず児童合唱団

挿入歌[編集]

  • 「陽気なブースカ」(第14話)
    • 作詞:宮あきら/作曲:高梨純/歌:高橋和枝
  • 「ブースカソング」
    • 作詞:船橋三四/作曲:宮内国郎/歌:高橋和枝
    • 第2、3話ではインストゥルメンタル版が使用された。
  • 「ブースカ音頭」(第14話)
    • 作詞:西田一/作曲:宮内国郎/歌:高橋和枝
    • 第14話ではインストゥルメンタル版と併用された。

放送リスト[編集]

話数 制作
No
放送日 サブタイトル 脚本 監督 特殊技術
1 5 1966年
11月9日
ブースカ誕生 山田正弘 竹前重吉 的場徹
2 8 11月16日 ブースカ出動 藤川桂介 満田かずほ
3 4 11月23日 ブースカ対パースカ 関沢新一
4 6 11月30日 ブースカ月へ行く 市川森一 竹前重吉
5 3 12月7日 ブースカの名ガイド 金城哲夫 満田かずほ
6 9 12月14日 野球珍騒動 藤川桂介
7 10 12月21日 スパイをやっつけろ! 市川森一 竹前重吉
8 1 12月28日 ロケット騒動 山田正弘
9 12 1967年
1月4日
ブースカの大冒険 森田有彦
市川森一
満田かずほ
10 11 1月11日 あの広場を守れ! 山野浩一
藤川桂介
竹前重吉
11 7 1月18日 ブー横丁の学習塾 山田正弘
12 14 1月25日 ブースカと七人の魔術師 市川森一 満田かずほ
13 13 2月1日 マッハ・ブースカ号 川崎徹広
14 2 2月8日 ブースカ踊る 藤川桂介 竹前重吉
15 16 2月15日 バラサで行こう! 三井偠市
16 15 2月22日 氷河時代をふきとばせ! 市川森一
17 17 3月1日 ブー冠・王冠・とんちんかん 藤川桂介 満田かずほ
18 18 3月8日 こちらブースカ! 110番 金城哲夫
19 19 3月15日 ブースカにまかせて 藤川桂介 竹前重吉
20 20 3月22日 空飛ぶ円盤がやって来た! 上原正三
21 21 3月29日 ウルトラまんじゅうに突撃 三井偠市
22 22 4月5日 大爆発! ご用心 上原正三
市川森一
満田かずほ
23 24 4月12日 ワッペン戦争 市川森一 鈴木俊継
24 23 4月19日 ぼくは一等賞 山田正弘
上原正三
満田かずほ
25 25 4月26日 夢を食べちゃった! 三井偠市 鈴木俊継 大木淳
26 26 5月3日 チャメゴン誕生 藤川桂介 満田かずほ 的場徹
27 27 5月10日 ブースカ対チャメゴン!
28 28 5月17日 宇宙から来たんだ 上原正三 竹前重吉 大木淳
29 29 5月24日 地底戦車(タンク)で探検 鈴木俊継 有川貞昌
30 30 5月31日 スピード銃に気をつけろ! 藤川桂介 木俣和夫 大木淳
31 31 6月7日 飛んで来た遊園地 市川森一 満田かずほ 有川貞昌
32 32 6月14日 すてきな快獣の日 三井偠市
上原正三
川崎徹広 大木淳
33 33 6月21日 不思議なドンブラ島 市川森一 木俣和夫 的場徹
34 34 6月28日 ドンブラ島の化け狸
35 35 7月5日 銀河へ行こう! 満田かずほ 大木淳
36 39 7月12日 踊れ!フラミンゴ 上原正三
市川森一
野長瀬三摩地 有川貞昌
37 36 7月19日 ナイナイ寺はドッキリ! 藤川桂介 川崎徹広 大木淳
38 38 7月26日 海が呼んでる 上原正三
市川森一
野長瀬三摩地 有川貞昌
39 37 8月2日 百トン旋風ワッショイ! 小野勝也
上原正三
川崎徹広 大木淳
40 41 8月9日 水の大行進 市川森一 鈴木俊継
41 40 8月16日 宇宙の王様 藤川桂介
42 43 8月23日 物体Xコロリン 上原正三 的場徹
43 42 8月30日 魔球に突撃! 山田正弘
上原正三
木俣和夫 大木淳
44 44 9月6日 チビッコ台風 藤川桂介
45 45 9月13日 魔法の帽子 市川森一 鈴木俊継 的場徹
46 46 9月20日 空飛ぶ音楽堂 三井偠市 川崎徹広
47 47 9月27日 さようならブースカ 市川森一
上原正三
野長瀬三摩地

漫画[編集]

未制作話[編集]

  • 「続.ならず島の宝 狐の火祭」(脚本:市川森一)
プロットストーリーとして手書き原稿が書かれたが、脚本化はされなかった。
  • 「ブースカ只今入院中」(脚本:長坂秀佳)[16]
第9話として放送予定で途中まで撮影されていたが中止された。

豆知識[編集]

  • OPの壺から出現したブースカの「ぼく、ブースカれす」という台詞は高橋のアドリブから生まれたものである。
  • ブースカ語である「バラサ、バラサ」や「シオシオのパー」は脚本の山田正弘、「プリプリノキリリンコ」は同じく脚本の上原正三がそれぞれ考え出した造語である[17]
  • 本作品は、脚本家・市川森一のデビュー作でもある[2]。第4話「ブースカ月へ行く」がそれで、この作品は円谷英二がかねてから「竹取物語」の映像化を懸案しているのを知った市川が、かぐや姫の物語をイメージソースに仕立てた作品である。
  • 第1話「ブースカ誕生」では大作が当初ゴジラのような怪獣を作ろうとしていたので『ゴジラ (1954年の映画)』の映像が流用されている[9]。企画書ではゴジラを登場させることも検討されていた[4]
  • 第6話「野球珍騒動」に楽団の指揮者役として金城哲夫、第9話「ブースカの大冒険」では島の酋長、第26話「チャメゴン誕生」では町会長役として的場徹、第45話「魔法の帽子」に風船屋役として市川森一が出演している。
  • 第38話「海が呼んでいる」は少年がひっそりと巨大な貝を育てる話だが、実は上原正三による『ウルトラQ』のNG脚本「化石の城」がモチーフになっている。
  • 次回予告のナレーションは、当時・日本テレビアナウンサーの福留功男が担当していた。また、最終回でのロケットを打ち上げるシーンに出演した。
  • ウルトラセブン』に名前が流用された7人の原始人が活躍するコメディ作品『ウルトラ・セブン』は本作の後継作品という位置付けで制作される予定だった[18]
  • 最終回「さようならブースカ」は宇宙に旅立つブースカが20年後(ブースカ達にとっては20日)に再会を約束する内容であったことから、ファンの中には最終回からちょうど20年後となる1987年の続編に期待が集まり、本作がデビュー作でブースカに思い入れが強い市川森一も意欲を見せた。1984年の映画『アニメちゃん』はテレビシリーズのパイロットの意図もあり、ブースカ復活を念頭においていたが、丁度児童向けドラマの衰退期に当たってしまっていた。結局テレビ東京で、作品世界としては続編として繋がりを持たせていても実質リメイク版に等しい『ブースカ! ブースカ!!』が1999年に放送されている。ちなみに『ブースカ! ブースカ!!』が放送開始となった半年前に初代ブースカの声を演じていた高橋和枝がこの世を去っっている。
  • 『ブースカ! ブースカ!!』は本作の一部の登場人物が登場し、初代ブースカの存在も語られ、写真も登場しているが、肝心の「20年後に再会する」への言及がない点など、本作の正式な続編ではないとする向きもある。『円谷プロ全怪獣図鑑』では「イメージ的続編」と位置づけている[19]
  • 1980年に放送された『ウルトラマン80』に登場したテツオンは声優にブースカの声を演じた高橋和枝、スーツアクターにチャメゴンのスーツアクターを演じた山村哲夫がキャスティングされている。
  • 1988年夏、中京テレビの深夜バラエティ『ミッドナイトギグ』内で事実上の再放送を果たした。またこれが縁となったのか、同年10月にスタートした同局のローカルバラエティ番組『ラジオDEごめん』のイメージキャラクターに採用された。
  • 1993年発売の『ウルトラマンVS仮面ライダー』の初期企画段階では進行役としてブースカを登場させる案もがあった。
  • ブースカのぬいぐるみ(着ぐるみ)は一般的には頭の形でAタイプ、Bタイプに分けられる。Bタイプは目や口にリモコンギミックを追加されている[2]。ただし、アトラクション用スーツが多く、劇中で複数の着ぐるみが登場する分身シーンも存在する。また、更に1970年代にアトラクションのために着ぐるみが新調されている。『アニメちゃん』撮影用の着ぐるみはBタイプに似るが、質感が毛並みの良い縫いぐるみで、体色の茶が強い。『シュシュトリアン』のブースカの着ぐるみは当時のアトラクション用、アニメちゃん版よりも初代の雰囲気に戻された。『ブースカ! ブースカ!!』の着ぐるみは初代より脚を長めに作られた、また足部分と胴体でセパレート構造になっている。
  • ウルトラマン』と並行して制作された本作は予算が少なく、円谷プロの敷地内で撮影が行われたり、『ウルトラマン』のセットを流用するなどされた[2]
    • 物語の中心である大作の自宅の撮影は以前の円谷プロ本社本館のはなれである倉庫も兼ねた一階建ての別館で行われた。其処は以前『ウルトラQ』の15話である「カネゴンの繭」制作時でも主役の金男の自宅として撮影が行われた。
    • 第8話「ロケット騒動」に登場する天文台のセットは『ウルトラマン』の科学特捜隊基地の流用[9]
  • 非公式な記述であるが、『ウルトラマンガイドブック』(竹書房)によれば、物語の舞台であるブースカ横丁は『ウルトラマン』の科学特捜隊日本支部の近くにあるとされている。
  • ウルトラファイト』第196話「怪獣死体置場」で円谷プロの着ぐるみ倉庫に頭部を外した状態で吊っているのが確認できる。
  • 神奈川県川崎市多摩区にあった向ヶ丘遊園は、1997年に円谷プロとの協力により園内に「ブースカランド」を開設した。このアトラクションは年々減少する入園客を呼び戻すために作られた模様。しかし2002年に経営悪化により向ヶ丘遊園は閉園し、ブースカランドも閉鎖された。向ヶ丘遊園の「ブースカランド」には、ブースカ、チャメゴンの他にピンク色のブースコという女の子の快獣もいた。
  • 超力戦隊オーレンジャー』(1995年 - 1996年)第30話「地球がグースカ」のバラグースカの声を、その名前から高橋和枝が演じている。
  • 漫画『ウルトラマン超闘士激伝』では本作に登場した怪獣がモブキャラの観客として描かれている。
  • SNS『Decoo』にアバターコラボレーションアイテムがガチャとして登場した。(色違いのブースカ人形やレアアイテムにのぞきみているブースカ、着ぐるみのアバター衣装)。
  • DSゲーム『怪獣バスターズ』にブースカが登場している。ブースカ語しか喋らない。

映像ソフト化[編集]

VHS1983年から1984年にかけてリリース。2001年4月25日には『快獣ブースカ DVDメモリアルBOX』が発売。2013年3月22日には『快獣ブースカ COMPLETE DVD-BOX』が発売。

派生作品[編集]

ブースカ帰ったよ![編集]

1997年NHK衛星第2で放送された『夢さがしテレビ 懐かしのこども番組大集合』という特番内で『ブースカ帰ったよ!』というカラー映像のミニドラマが製作された。

ブースカが自分の事をすっかり忘れた地球の人々に不満を抱き、宇宙から帰って来る。久し振りの東京の変化に驚きつつも、テレビ局(テレビ神奈川)でラーメンを作るリハーサルをしていたチョロ吉と再会し、一緒に大作を探すために、当時の映像を織り交ぜながらかつてのロケ地を巡る。しかしとうとう大作とは会えなかった。心細くなったブースカは通り掛かりの現代の子供達を遊びに誘うが、昔の遊びしか知らないブースカは馬鹿にされて取り残されてしまう。そこで突然大作から一通の手紙を受け取る。その手紙には「都合で会えないが、今も元気で仕事をしている」という風に書かれていた。ブースカは「今度会えたら、大ちゃんの子供と遊びたいなあ」と呟いた…といった内容である。

いずれも本編のオリジナルキャストであり、高橋が当てた最後のブースカの声となった。

パイロット版[編集]

1997年に新作制作に向けてのパイロット版が製作された。監督:河崎実、出演:円谷浩。スーツはアトラクション用のものを使用。本作は2013年現在まで公開されていない。[20]

ブースカ! ブースカ!![編集]

本作のブースカは『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』にもカメオ出演している。初代ブースカは写真のみ登場している。

みんな集まれ ブースカスタジオ[編集]

ブースカ誕生40周年を記念して2007年にブロードバンド映像配信サービス「ウルトラチャンネル」で配信されたバラエティ番組。キャラクターは劇団こがねむしによるパペットで登場した。[21]

フラッシュ・ザ・ブースカ[編集]

2008年YouTubeのウルトラチャンネルで配信されたフラッシュ動画アニメ。快獣ブースカOPアニメを元にしている。

スタッフ
構成:川上隆史
絵コンテ:アミノテツロ
効果:金光大輔
ブースカの声:おかのみさと
アドバイザー:小西利典
制作:井口基水、坂田麗佳、鈴木理香子
プロデューサー:中山浩太郎、米村宏
フラッシュアニメーション:黒岩和幸
製作・著作:円谷プロダクション

ぶ・ら・りブースカの旅[編集]

『ぶ・ら・りブースカの旅 ウルトラマンランド編』は、『ぶらりカネゴンの旅』に続き2012年2月24日にニコニコ動画で配信された短編映像。また2012年4月21日発売のDVD『ミラーマン』第10巻にも収録。ウルトラマンランドにブースカが行って紹介する話。

YouTube「ブースカちゃんねる」開設記念として『ぶ・ら・りブースカの旅 巣鴨地蔵通り商店街』を2012年11月16日に前篇、2012年12月1日に後篇を配信。続く開設1周年記念として『新・ぶ・ら・りブースカの旅 新横浜ラーメン博物館』を2013年10月4日に前篇、2013年10月11日に後篇を配信。

その他の作品[編集]

ウルトラマン・ウルトラセブン モーレツ大怪獣戦』(1969年)
サークロラマという特殊な施設で公開された映画。ブースカとチャメゴンが司会となり、ウルトラマン、セブンと怪獣の戦いを案内する。脚本ではブースカが巨大化してカラスの群れに頭を突っ込む場面があったが撮影されず、二匹は司会に徹していた。
初代ブースカとチャメゴンの唯一のカラー映像。
チビラくん』(1970年 - 1971年)
第65話『ガキンコの母さんヤーイ!』他にブースカの着ぐるみがゴルパの亡き妻「オク」として登場する。
アニメちゃん』(1984年)
カネゴンピグモンと共に絵から実体化(3大愉快獣と呼ばれる)。
有言実行三姉妹シュシュトリアン』(1993年)第40話『ウルトラマンに逢いたい』
円谷プロ着ぐるみが実体化したという設定でブースカとウルトラ怪獣が登場。最初に登場したときはたくさんのラーメンを食べていた。
ウルトラマンM730 ウルトラマンランド』(1996年)
テレビ東京系で放送された五分間の帯番組の登場人物として第55話から登場。宇宙旅行中に落ちた星で、ブースカはピグモン、チャメゴンはレッドキングの家で暮らすようになる。快獣ブースカ最終回の続きで、虫たちの音楽会を行う話もある。
新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』(2003年)
ウルトラマンキングの30万歳の誕生日をウルトラヒーロー、怪獣達とともにブースカ、チャメゴンが祝福する。

脚注[編集]

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  1. ^ 1997年11月24日『夢さがしテレビ 懐かしのこども番組大集合』において満田かずほが語ったところによる。
  2. ^ a b c d ウルトラマン全史 2013, p. 18.
  3. ^ 『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』 竹書房/イオン編、竹書房1995年11月30日、63頁。C0076。ISBN 4-88475-874-9
  4. ^ a b 円谷プロ特撮大鑑 1988, pp. 22 - 30 快獣ブースカ企画書より。
  5. ^ 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 30 日本テレビ記者会見発表資料より。
  6. ^ ポスターにも同日放送開始と書いてあり、初期話数ではこの名残で1966年10月のカレンダーが映っている。
  7. ^ 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 38 NTVとの企画会議より。
  8. ^ 円谷プロ画報 2013, p. 10.
  9. ^ a b c 円谷プロ画報 2013, p. 17.
  10. ^ ウルトラマン研究読本
  11. ^ a b 円谷プロ画報 2013, p. 198.
  12. ^ 野多介と誤記。
  13. ^ 田代千鶴子と誤記。
  14. ^ 第27話以降のオープニングでは「唄」ともクレジットされているが、参加していない。
  15. ^ a b 円谷プロ画報 2013, p. 199.
  16. ^ 1988年、円谷プロ特撮大鑑
  17. ^ 2005年8月25日発刊 『講談社オフィシャルファイルマガジン ウルトラマン Vol.1 ウルトラQ』(講談社)「山田正弘インタビュー」より
  18. ^ 2004年に監督の満田かずほがファミリー劇場で語ったところによる。
  19. ^ 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 280.
  20. ^ 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 280
  21. ^ 以上の内容は円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 233

参考文献[編集]

関連項目[編集]

日本テレビ 水曜19:00枠
前番組 番組名 次番組
快獣ブースカ
歌う王冠(第2期)
※金曜19:00より移動