情無用の街

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情無用の街
The Street with No Name
監督 ウィリアム・ケイリー
脚本 ハリー・クレイナー
製作 サミュエル・G・エンゲル
出演者 マーク・スティーヴンス
リチャード・ウィドマーク
ロイド・ノーラン
音楽 ライオネル・ニューマン
撮影 ジョセフ・マクドナルド
編集 ウィリアム・H・レイノルズ
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1948年6月25日[1]
日本の旗 1952年1月19日[2]
上映時間 91分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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情無用の街』(なさけむようのまち、原題:The Street with No Name)は、1948年に公開されたアメリカ映画

本作は、ハリー・クレイナーがFBIの記録をもとに脚本を書き、実際に起こった事件を描いたセミドキュメンタリー作品である。

ストーリー[編集]

5日間で2件の襲撃殺人事件が起こる。調査すると、2件の事件で用いられた銃は同じものであることが判明する。そこで、フーバー長官はジョージ・A・ブリッグス警部を捜査責任者に任命し、FBIは捜査を開始する。捜査した結果、ロバート・ダンカーという男が容疑者として浮上するが、彼にアリバイがあることがわかる。ブリッグス警部が彼に会いに行くと、ジョン・スミスという人物が保釈金を払い釈放されていた。その夜、ダンカーが殺害されているのが見つかり、FBIのジーン・コーデルはダンカーの行動を知るため、潜入捜査を始める。

街に来たコーデルはジョージ・マンリーとして暮らし、次第に顔を知られてきた。コーデルは、ボクシングのジムでオーナーだというアレック・スタイルズに会う。その後、ダンカーと同じ状況を作り出すため、コーデルはマンリーとして逮捕されることになり、FBIは偽の犯罪記録を作成し、彼を釈放する。街に戻ったコーデルは、アレックに会い組織に誘われる。誘いを受けた彼は、襲撃事件がアレック一味の犯行であることを確信し、FBIに報告する。コーデルが街を出たことで、アレックの部下に疑われるがやり過ごす。そして、アレック一味は襲撃計画を立て始めた。それをFBIに報告するコーデルだったが、見張っているFBIの情報を何者かが流し、アレックは計画を中止する。

アレックのアジトに忍び込んだコーデルは、銃弾を手に入れるがアレックと鉢合わせしそうになるが逃げ切る。しかし、アレックは侵入者を調べるため、銃の指紋の照合をFBIの内通者であるラルフ・デモリーに頼む。すると、コーデルのものであることが判明する。一方、コーデルが送った銃弾が、2件の事件に使われたものと一致したことで、フーバー長官がアレック一味と内通者のデモリーの逮捕命令が通達される。だが、身元がばれたコーデルは、アレックに工場の金庫を開けるよう言われ開けると、始末されそうになる。そのとき、FBIが工場に乗り込み、アレック一味は全員が射殺された。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
テレビ版
ジーン・コーデル マーク・スティーヴンス 金内吉男
アレック・スタイルズ リチャード・ウィドマーク 大塚周夫
ジョージ・A・ブリッグス警部 ロイド・ノーラン 大木民夫
ジュディ・スタイルズ バーバラ・ローレンス
バーナード・ハーマッツ署長 エド・ベグリー
サイ・ゴードン ジョン・マッキンタイア 保科三良

スタッフ[編集]

  • 監督:ウィリアム・ケイリー
  • 脚本:ハリー・クレイナー
  • 製作:サミュエル・G・エンゲル
  • 撮影:ジョセフ・マクドナルド
  • 編集:ウィリアム・レイノルズ
  • 音楽:ライオネル・ニューマン

脚注[編集]

  1. ^ Release dates for The Street with No Name”. IMDb. 2012年4月3日閲覧。
  2. ^ 情無用の街”. キネマ旬報. 2012年4月3日閲覧。

外部リンク[編集]