マイケル・ケイン
| マイケル・ケイン Sir Michael Caine |
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2008年、カンヌ国際映画祭にて |
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| 本名 | Sir Maurice Joseph Micklewhite CBE | ||||||||||||||||||
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| 生年月日 | 1933年3月14日(80歳) | ||||||||||||||||||
| 出生地 | |||||||||||||||||||
| 国籍 | |||||||||||||||||||
| 職業 | 俳優 | ||||||||||||||||||
| 活動期間 | 1956年 - | ||||||||||||||||||
| 配偶者 | パトリシア・ヘインズ(1955年 - 1958年) シャキーラ・ケイン(1973年 - ) |
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マイケル・ケイン(Michael Caine, 本名 サー・モーリス・ジョセフ・ミクルホワイト・ジュニア、CBE, Sir Maurice Joseph Micklewhite Jr., CBE, 1933年3月14日 - )は、イギリス・イングランド・ロンドン出身の俳優。芸名はアメリカ映画『ケイン号の叛乱』(1954年、エドワード・ドミトリク監督)から採ったという。
目次 |
経歴 [編集]
南ロンドンのロザーハイドで生まれ、キャンバーウェルで育った。第二次世界大戦中はノーフォークへ疎開[1]。戦後、兵役でベルリンや韓国に赴いた後、舞台監督の助手などを務めながら演技を志し、後にはロンドンの演劇学校に学んで、舞台俳優となった。
デビューしたときのステージネームはマイケル・スコットであったが、同名の俳優がいたためその名を変更しなければならなかった。ロンドンのレスター・スクウェアの電話ボックスでエージェントと名前変更の話をしていたとき、辺りを見回すとオデオンで偶然『ケイン号の叛乱』が上映されており、その名前をマイケル・ケインに決定した。彼はインタビュアーに、そのとき上映されていた映画が『101匹わんちゃん大行進』だったなら名前は「マイケル・101・ダルメシアン」だったろうと冗談を言ったことがある[2]。
1956年、『韓国の丘』の脇役としてスクリーンデビュー。下積みが長かったが、1964年の『ズール戦争』の陸軍中尉役で注目され、1965年にはレン・デイトンのスパイ小説を原作とした『国際諜報局』で主演。この映画では『007』シリーズのジェームズ・ボンドのアンチテーゼである、眼鏡を掛けたシニカルなサラリーマンスパイのハリー・パーマーを飄々と演じた。『ハリー・パーマー』シリーズは続編2作が作られ、ケインは一躍人気を得る。クールでシニカルなキャラクターは、その後もケインの得意とする役柄となった。
続いて主演した『アルフィー』のプレイボーイ役では、全米映画批評家協会賞最優秀男優賞を受賞し、アカデミー主演男優賞候補となった。当時遥かに格上だった名優ローレンス・オリビエと五分に渡り合う演技をみせた『探偵スルース』ほか、『リタと大学教授』、『愛の落日』でもアカデミー主演男優賞候補となるが、受賞したのは『ハンナとその姉妹』、『サイダーハウス・ルール』での二度の助演男優賞である。
叙情的なシリアスプレイから、コメディでの好色でとぼけた役まで、その演技の幅は広く、輝かしい受賞歴を誇る名優中の名優であるが、スケジュールと出演料の都合さえあえば作品を選ばない主義である。そのため出演作品は非常に多く、時に『スウォーム』、『ポセイドン・アドベンチャー2』、『沈黙の要塞』などの失敗作や、『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』のような怪作にも出演している。また太平洋戦争末期の、日本軍と連合軍とのジャングルでの戦闘を描いた『燃える戦場』では、イギリス軍二等兵役で、日本軍少佐役の高倉健と共演した。
最初のアカデミー助演男優賞の受賞の際、『ジョーズ'87 復讐篇』(ビデオ題名『ジョーズ4/復讐編』)の撮影でバハマ滞在中であることを理由に授賞式を欠席したのは有名なエピソードである(ちなみに、同作は1987年度のラジー賞では7部門にノミネートされ、マイケル・ケイン自身も、幸い(?)受賞は逃したがワースト助演男優賞にノミネートされた)。帰国後、テレビのトークショーに出演し、「制作者のみんな、オスカーをもらったからって、ギャラをふっかけないから安心してくれ」と発言した。2度目の助演男優賞を受賞した2000年のアカデミー賞授賞式では、出演作の多さを司会のビリー・クリスタルに「授賞式の休憩中にも1本撮るのかい?」とネタにされた。
スパイ「ハリー・パーマー」役で著名となったケインは、ジェームズ・ボンド役を演じたショーン・コネリー、ロジャー・ムーア、ピアース・ブロスナンと共演し、主役を演じた経験がある(コネリーとは『王になろうとした男』、ムーアとは『ダブルチェイス』、ブロスナンとは『第四の核』で共演)。また、前出のオスカー授賞式に欠席した翌年にプレゼンターとして出演した際、コネリー(ちなみにこの年の最優秀助演男優賞を受賞)、ムーアと3人で壇上に上がり、丁々発止のやり取りで会場の爆笑を誘っている。
ジュード・ロウとは縁あってか、『アルフィー』と『探偵スルース』のリメイクでは、かつてケインが演じた役をロウが演じており、後者ではケイン自身もローレンス・オリヴィエがオリジナル作品で演じた役で出演している。
キャリアへの評価から、1993年には英国女王エリザベス2世からCBE勲章(Commander of the British Empire)を授賞された。更に2000年には長年の活動を称えられてナイトに叙され、Sir(サー)の称号を受けた。
近年ではクリストファー・ノーラン監督作に頻繁に出演しており、『バットマン ビギンズ』以降5作品に出演している。英Total Film誌が発表した、「映画史に残る監督と俳優のコラボレーション50組」では26位に選ばれている[3]。
私生活 [編集]
1955年にパトリシア・ヘインズと結婚。1子儲けるが1958年に離婚[4]。1973年に再婚したシャキーラ・ケインは、夫の主演作『王になろうとした男』に特別出演している。シャキーラとの間にも1子ある[5][6]。
チェルシーFCのサポーターでもある。
主な出演作 [編集]
| 公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1956 | 韓国の丘 A Hill in Korea |
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| 1957 | 最後の決死隊 The Steel Bayonet |
ケイン | |
| 1958 | スパイ戦線 Carve Her Name with Pride |
空軍中佐 | |
| 鍵 The Key |
クレジットなし | ||
| 1960 | カイロ作戦命令 Foxhole in Cairo |
ハンス | |
| 1962 | 新・泥棒株式会社 The Wrong Arm of the Law |
ケイレブ | |
| 1964 | ズール戦争 Zulu |
ブロムヘッド | |
| 1965 | 国際諜報局 The Ipcress File |
ハリー・パーマー | |
| 駆逐艦ベッドフォード作戦 The Bedford Incident |
アリソン中佐 | ||
| 1966 | アルフィー Alfie |
エルフィー・エイキンズ | 全米映画批評家協会賞 最優秀男優賞 受賞 |
| 泥棒貴族 Gambit |
ハリー・トリスタン・ディーン | ||
| パーマーの危機脱出 Funeral in Berlin |
ハリー・パーマー | ||
| 1967 | 夕陽よ急げ Hurry Sundown |
ヘンリー・ウォレン | |
| 女と女と女たち Woman Times Seven |
よそ者 | ||
| 10億ドルの頭脳 Billion Dollar Brain |
ハリー・パーマー | ||
| 1968 | 大侵略 Play Dirty |
ダグラス | |
| 恐怖の落し穴 Deadfall |
ヘンリー | ||
| 怪奇と幻想の島 The Magus |
ニコラス | ||
| 1969 | ミニミニ大作戦 The Italian Job |
チャーリー | |
| 空軍大戦略 Battle of Britain |
キャンフィールド少佐 | ||
| 燃える戦場 Too Late the Hero |
トッシュ・ハーン | ||
| 1970 | 最後の谷 The Last Valley |
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| 1971 | 狙撃者 Get Carter |
ジャック・カーター | |
| スコットランドは死なず/戦場をかけぬけた男たち Kidnapped |
アラン | ||
| 1972 | ある愛のすべて Zee and Co. |
ロバート | |
| 探偵スルース Sleuth |
マイロ | ||
| 悪の紳士録 Pulp |
ミッキー・キング | ||
| 1974 | ドラブル The Black Windmill |
ジョン・タラント | |
| マルセイユ特急 The Maseille Contact |
ジョン | ||
| 1975 | ケープタウン The Wilby Conspiracy |
ジム | |
| 愛と哀しみのエリザベス The Romantic Englishwoman |
ルイス・フィールディング | ||
| 王になろうとした男 The Man Who Would Be King |
ピーチ・カーネハン | ||
| 1976 | ニューヨーク一獲千金 Harry and Walter Go to New York |
アダム | |
| 鷲は舞いおりた The Eagle Has Landed |
クルト・シュタイナー大佐 | ||
| 1977 | 遠すぎた橋 A Bridge too Far |
バンドール中佐 | |
| シルバー・ベアーズ Silver Bears |
フレッチャー | ||
| 1978 | カリフォルニア・スイート California Suite |
シドニー・コーコラン | |
| スウォーム The Swarm |
ブラッドフォード・クレイン | ||
| アシャンティ 'Ashanti |
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| 1979 | ポセイドン・アドベンチャー2 Beyond The Posseidon Adventure |
マイク・ターナー | |
| 1980 | 殺しのドレス Dressed to Kill |
ロバート・エリオット | |
| アイランド The Island |
ブレア・メイナード | ||
| 1981 | キラーハンド The Hand |
ジョナサン・ランズデール | |
| 勝利への脱出 Escape to Victory |
ジョン・コルビー | ||
| 1982 | デストラップ・死の罠 Deathtrap |
シドニー・ブリュール | |
| 1983 | ジグソーマン The Jigsaw Man |
フィリップ・キンバリー/セルゲイ・クズミンスキー | |
| リタと大学教授 Educating Rita |
フランク・ブライアント | ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞 英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞 |
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| 愛と名誉のために The Honorary Consul |
チャーリー・フォートナム | ||
| 1984 | アバンチュール・イン・リオ Blame It on Rio |
マシュー | |
| 1985 | レゲエdeゲリラ Water |
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| 第三帝国の遺産 The Holcroft Covenant |
ノエル・ホルクロフト | ||
| 1986 | ハンナとその姉妹 Hannah and Her Sisters |
エリオット | アカデミー助演男優賞 受賞 |
| くたばれ!ハリウッド Sweet Liberty' |
エリオット・ジョーンズ | ||
| モナリザ Mona Lisa |
モートウェル | ||
| ハーフムーン・ストリート Half Moon Street |
サム・ブルべック | ||
| 影の軍隊 The Whistle Blower |
フランク・ジョーンズ | ||
| 第四の核 The Fourth Protocol |
ジョン・プレストン | 兼製作総指揮 | |
| 1987 | ジョーズ'87 復讐篇 Jaws: The Revenge |
ホーギー | |
| 恋はお手あげ Surrender |
ショーン | ||
| 1988 | 迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険 Without a Clue |
シャーロック・ホームズ(レジナルド・キンケイド) | |
| ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ Dirty Rotten Scoundrels |
ローレンス | ||
| 切り裂きジャック Jack the Ripper |
フレデリック・アバライン | テレビ映画 ゴールデングローブ賞 男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) 受賞 |
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| 1990 | ショック・トゥ・ザ・システム/殺意のシステム A Shock to the System |
グラハム・マーシャル | |
| Mr.デスティニー Mr. Destiny |
マイク | ||
| ダブルチェイス/俺たちは007じゃない Bullseye! |
シドニー・リプトン/ドクター・ヒックラー | ||
| 1992 | カーテンコール/ただいま舞台は戦闘状態 Noises Off |
ロイド・フェローズ | |
| ブルー・アイス Blue Ice |
ハリー・アンダース | 兼制作 | |
| マペットのクリスマス・キャロル The Muppet Christmas Carol |
スクルージ | ||
| 1994 | 沈黙の要塞 On Deadly Ground |
マイケル・ジェニングス | |
| 1995 | 国際諜報員ハリー・パーマー/Wスパイ Bullet to Beijing |
ハリー・パーマー | |
| 1996 | ブラッド & ワイン Blood & Wine |
ヴィク | サン・セバスティアン国際映画祭 男優賞 受賞 |
| 国際諜報員ハリー・パーマー/三重取引 Midnight in Saint Petersburg |
ハリー・パーマー | ||
| 1997 | マンデラとデクラーク Mandela and de Klerk |
フレデリック・ウィレム・デクラーク | テレビ映画 |
| ディープ・シー20000 20,000 Leagues Under the Sea |
ネモ船長 | テレビ映画 | |
| 1998 | リトル・ヴォイス Little Voice |
レイ・セイ | ゴールデングローブ賞 助演男優賞 受賞 |
| 1999 | ニューヨークの亡霊 Curtain Call |
マックス・ゲイル | |
| サイダーハウス・ルール The Cider House Rules |
ウィルバー・ラーチ医師 | アカデミー助演男優賞 受賞 | |
| 2000 | クイルズ Quills |
コラール博士 | |
| 追撃者 Get Carter |
クリフ・ブランビー | ||
| 2001 | デンジャラス・ビューティー Miss Congeniality |
ビクター・メイング | |
| 2002 | オースティン・パワーズ ゴールドメンバー Austin Powers in Goldmember |
ナイジェル・パワーズ | |
| 愛の落日 The Quiet American |
トーマス・ファウラー | ゴールデン・サテライト賞 主演男優賞 受賞 ロンドン映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞 |
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| 2003 | 逃亡犯 Quicksand |
ジャック・メローズ | |
| ウォルター少年と、夏の休日 Secondhand Lions |
ガース・マッキャン | ||
| 2004 | ラスト・マップ/真実を探して Around the Bend |
ヘンリー | |
| 2005 | バットマン ビギンズ Batman Begins |
アルフレッド・ペニーワース | |
| 奥さまは魔女 Bewitched |
ナイジェル・ビゲロー | ||
| ニコラス・ケイジのウェザーマン The Weather Man |
ロバート | ||
| 2006 | トゥモロー・ワールド Children of Men |
ジャスパー・パルマー | |
| プレステージ The Prestige |
ジョン・カッター | ||
| 2007 | ダイヤモンド・ラッシュ Flawless |
ホブス | |
| スルース SLEUTH |
アンドリュー・ワイク | ||
| 2008 | ダークナイト The Dark Knight |
アルフレッド・ペニーワース | |
| 狼たちの処刑台 Harry Brown |
ハリー・ブラウン | ||
| 2010 | インセプション Inception |
スティーブン・マイルズ | |
| 2011 | カーズ2 Cars 2 |
フィン・マックミサイル | 声の出演 |
| 2012 | センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 Journey 2: The Mysterious Island |
アレキサンダー | |
| ダークナイト ライジング The Dark Knight Rises |
アルフレッド・ペニーワース |
著作 [編集]
- 映画の演技-映画を作る時の俳優の役割 Acting In Film (1990年)
参照 [編集]
- ^ “Michaorfolk childhood”. Runctonweb.co.uk. 2009年10月17日閲覧。
- ^ Close (2001年3月2日). “Michael Caine (I)”. The Guardian (London) 2009年10月17日閲覧。
- ^ 英誌選出「映画史に残る監督&俳優のコラボレーション50組」
- ^ John Hind (2009年9月13日). “This Much I Know, an Interview with Michael Caine”. The Observer (UK) 2010年11月14日閲覧。;“Michael Caine – Biography”. Talk Talk. 2010年11月14日閲覧。
- ^ Births England and Wales 1837–2006[リンク切れ]
- ^ Mark Duff. “Michael Caine's Important dates”. Michaelcaine.com. 2009年10月17日閲覧。
外部リンク [編集]
- 公式ウェブサイト (英語)
- Michael Caine - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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