クリス・クリストファーソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
クリス・クリストファーソン
Kris Kristofferson
Kris Kristofferson
生年月日 1936年6月22日(77歳)
出生地 テキサス州
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
配偶者 Fran Beir (1960-1969)
リタ・クーリッジ (1973-1980)
Lisa Meyer (1983-)

クリス・クリストファーソンKris Kristofferson, 1936年6月22日 - )は、全米を代表するロックカントリー&ウエスタンの歌手。映画やTVなどでの俳優としての活躍も知られる。アメリカ合衆国テキサス州出身。

来歴[編集]

父は空軍の元将軍[1]。父方の祖父母はスウェーデン出身、母方はスコットランド系アイルランドの血を引く[2]。大学時代は作曲で才能を磨き、ローズ奨学金オックスフォード大学で学んだ。卒業後は西ドイツへ渡り、空軍のパイロットとして従軍。除隊後、ナッシュビルを本拠として音楽活動をはじめた。音楽界に入ったのは、たまたまジョニー・キャッシュの所有のヘリコプターを操縦する際、デモテープを聴いてもらって認められるようになった。

1960年代後半から数多くのヒット曲を作り出し、1970年代には大御所ウィリー・ネルソンジョニー・キャッシュらと並び賞されている。アメリカではスタンダードとなっている楽曲も複数生み出した作曲能力に加えて、ストーリー性のある詞も評価されている。彼自身のデビュー・アルバムにも入っている「ミー&ボビー・マギー」は、ジャニス・ジョプリンが『パール』で取り上げて、全米1位のヒットとなった。

一方、ニューシネマ到来の波に乗って映画界にも進出。1971年の『ラスト・ムービー』を皮切りに、サム・ペキンパー監督に見出されて、数え切れぬほどの作品に出演。なかでも1973年の『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』では、素朴ながらも荒削りな役作りで、とくに酒を実際に飲みながら台詞を話すというリアリティを追求した。

だが、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞した『スター誕生』で、キャリアが衰退してゆくロックスターを演じたあたりから次第に影が薄れ、1980年代以降は映画では作品に恵まれなかった。それでも、俳優活動は継続して行い、TVドラマなどで渋味のある役を演じる一方で、大作映画では脇で活躍し、悪役や個性的なキャラクターを多く演じている。特に1986年の『トラブル・イン・マインド』、1989年の『ミレニアム/1000年紀』、1998年『ダンスウィズ・ミー』に加え、『ブレイド』シリーズの老ハンター役が記憶に新しい。

これまで3度結婚している。1960年に高校時代の同級生と結婚し2児をもうけるが1969年に離婚。二人目の妻である歌手リタ・クーリッジの間に1児をもうけるが彼のアルコール依存症のため1980年離婚、1983年に再婚して5児の父である。長男のジェシーは日本人女優春名愛海と2010年に婚約。二男のジョディーは元WWEのプロレスラー。

個性、特徴[編集]

  • ヒゲと長髪が良く似合い、トレードマークとして定着している。またヒゲの形を変えることで個性やキャラクターを演じ分けている。
  • 日本では、よく肖像のエイブラハム・リンカーン大統領に似ていると指摘されることがしばしばある。
  • 政治的な言動も目立ち、1970年代以降は左翼的な発言をするなどし、当初はナッシュビルでの活動でもバッシングを浴びた。

作品(音楽)[編集]

シングル

  • サンデー・モーニング・カミング・タウン "Sunday Morning Coming Down"
  • ヘルプミー・メイク・イット・スルー・ザ・ナイト
  • ミー&ボギー・マギー

アルバム

  • フル・ムーン(1987年12月5日発売)
  • エッセンシャル/クリス・クリストファーソン(2005年10月19日発売)

作品(映画出演)[編集]

公開年
放映年
邦題
原題
役名 備考
1971 ラスト・ムービー
The Last Movie
出演・音楽
1973 ビリー・ザ・キッド/21才の生涯
Pat Garrett & Billy the Kid
ビリー・ザ・キッド
1974 ガルシアの首
Bring Me the Head of Alfredo Garcia
バイカー
アリスの恋
Alice Doesn't Live Here Anymore
デヴィッド
1976 午後の曳航
The Sailor Who Fell from Grace with the Sea
ジム・キャメロン
恐怖の暴力自警団
Vigilante Force
アーロン・アーノルド
スター誕生
A Star Is Born
ジョン・ノーマン・ハワード ゴールデングローブ賞受賞
1977 タッチダウン
Semi-Tough
マーヴィン・ティラー(シェイク)
1978 コンボイ
Convoy
マーティン・ペンウォルド(ラバーダック)
1979 フリーダム・ロード
Freedom Road
アブナー テレビ映画
1980 天国の門
Heaven's Gate
ジェームズ・エイブリル
1981 華麗なる陰謀
Rollover
ハッベル・スミス
1984 フラッシュポイント
Flashpoint
ボビー・ローガン
ソング・ライター
Songwriter
ブラッキー・バック 出演・音楽
1985 トラブル・イン・マインド
Trouble in Mind
ホーク
1986 荒野のアウトロー
The Last Days of Frank and Jesse James
ジェシー・ジェームズ テレビ映画
駅馬車
Stagecoach
リンゴ・キッド テレビ映画
1987 デッド・オア・アライブ
The Tracker
ノーブル・アダムス テレビ映画
アメリカ
Amerika
デヴィン・ミルフォード テレビ・ミニシリーズ
1988 ピーウィ・ハーマンの空飛ぶサーカス
Big Top Pee-wee
メイス・モンタナ
1989 ミレニアム/1000年紀
Millennium
ビル・スミス
1992 キッチン・ウォーズ/彼女の恋は5ツ星
Christmas in Connecticut
ジェファーソン・ジョーンズ テレビ映画
1993 ノー・プレイス・トゥ・ハイド
No Place to Hide
ジョー
パニック・イン・ザ・ビルディング
Trouble Shooters: Trapped Beneath the Earth
スタン テレビ映画
サイボーグ・キラー
Knights
ガブリエル
1996 ワイト島1970/輝かしきロックの残像
Message to Love: The Isle of Wight Festival
- ドキュメンタリー
真実の囁き
Lone Star
チャーリー・ウェイド
ブルー・ロデオ/心に届く歌
Blue Rodeo
オーウェン・ウィスター テレビ映画
1997 沈黙の断崖
Fire Down Below
オーリン
1998 ガールズ・ナイト
Girls' Night
コディ
ブレイド
Blade
ウィスラー
ダンスウィズ・ミー
Dance with Me
ジョン・バーネット
シャンヌのパリ、そしてアメリカ
A Soldier's Daughter Never Cries
ビル・ウィリズ
1999 ネット・フォース
NetForce
スティーヴ・デイ テレビ映画
ペイバック
Payback
ブロンソン
最果ての地
Limbo
ジャック・ヨハンソン
2000 パーフェクト・マーダー
Perfect Murder, Perfect Town: JonBenét and the City of Boulder
テレビ映画
2001 PLANET OF THE APES/猿の惑星
Planet of the Apes
カルービ
チェルシーホテル
Chelsea Walls
バド
2002 D-TOX
D-Tox
ドック
ブレイド2
Blade II
ウィスラー
2003 イージー・ライダー☆レイジング・ブル
Easy Riders, Raging Bulls: How the Sex, Drugs and Rock 'N' Roll Generation Saved Hollywood
- ドキュメンタリー
2004 ブレイド3
Blade: Trinity
ウィスラー
2005 ジャケット
The Jacket
トーマス・ベッカー医師
巨大ストーム襲来!パニック病棟14時間
14 Hours
チャック テレビ映画
夢駆ける馬ドリーマー
Dreamer: Inspired by a True Story
ポップ・クレーン
2006 ファーストフード・ネイション
Fast Food Nation
ルーディ・マーティン
2008 スナイパー&ヒットマン
Jump Out Boys
レイモンド
2009 そんな彼なら捨てちゃえば?
He's Just Not That into You
ケン・マーフィー
2010 トゥルー・リベンジ
The Last Rites of Ransom Pride
シェパード・グレイヴス
2011 イルカと少年
Dolphin Tale
リード・ハスケット
2012 ジョイフル♪ノイズ
Joyful Noise
バーニー・スパロウ

参照[編集]

  1. ^ Kris Kristofferson Biography (1936–)”. 2013年2月2日閲覧。
  2. ^ Kris Kristofferson at Tesco” (2008年3月23日). 2013年2月2日閲覧。

外部リンク[編集]