ヒュー・グラント

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ヒュー・グラント
ヒュー・グラント
本名 Hugh John Mungo Grant
生年月日 1960年9月9日(53歳)
出生地 イングランドの旗 イングランドロンドン
国籍 イギリスの旗 イギリス
ジャンル 俳優
活動期間 1982年 -
活動内容 TV、映画
主な作品
モーリス
フォー・ウェディング
ノッティングヒルの恋人
ブリジット・ジョーンズの日記

ヒュー・グラントHugh Grant, 1960年9月9日 - )は、イギリス俳優。本名はHugh John Mungo Grant。ロンドン出身。

プロフィール[編集]

デビュー[編集]

オックスフォード大学英文学を専攻し、大学在学中、オックスフォードの映画協会が製作した半ばキャンペーン・ムービーの色あいの濃い『オックスフォード・ラブ』に出演。これが契機となって俳優としてのキャリアをスタートさせた。

卒業後は友人と劇団を設立。ヨーロッパを拠点にTVなどにも手を広げたが、1987年の『モーリス』のヒットによってヴェネツィア国際映画祭 男優賞ジェームズ・ウィルビーとともに受賞し世界的に知られるようになった。特に日本ではイギリス美男役者の一人として注目され、彼の低迷期も日本のファンからの声援は変わることなく盛んだったという。

1994年、『フォー・ウェディング』がイギリス、アメリカで予想外の大ヒットをし、ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)英国アカデミー賞 主演男優賞を受賞。一躍人気俳優となりアメリカ映画界にも迎えられるようになる。以後、『ノッティングヒルの恋人』、『ブリジット・ジョーンズの日記』などコンスタントにヒットを飛ばし、愛すべきダメ男俳優のひとりとして親しまれる。

人気[編集]

清潔感あるスマートな青年像、屈折味を帯びている悩めるインテリ役を得意とし、ダメ男役をやらせたら世界一という声もある。1990年代前半は社会問題にもなった『モーリス』の影を引きずるような活動がしばらく続き、暫くは地味な活動をしていたが1990年代中盤に入りオスカーにノミネートされた『フォー・ウェディング』に代表されるロマンティック・コメディの主人公として欠かせない存在感を確立。世界中、全ての世代の女性から愛される男優のひとりとして親しまれる。

しかし私生活では1995年、滞在先のアメリカにおいて売春婦(Divine Brown)と公道に停めた車の中で猥褻行為に及んでいたことから逮捕される[1]。恋人エリザベス・ハーレイとの破局説も流布されたが、彼は実直にスキャンダルを正面から認め、謝罪して回った人柄と、対応の早さを評価されてか、致命的な人気の凋落にはいたらなかった。また、2004年の『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』でもネタにするなど、ダメ男俳優のスパイスとして有効に利用している。後年、ハーレイと映画プロダクションを設立。幸運にも、その後も仕事の依頼が後を絶たず、2000年代に入っても主演作が年1~2本というコンスタントなペースで活躍を続けている。フラムのサポーターとしても知られる。

2000年にハーレイと破局[2]。しかし友人関係は途切れることはなく、2002年にハーレイが長男ダミアンを出産すると、ダミアンのカトリック洗礼式に代父として出席した。

クリケット選手イムラン・カーンの元妻で億万長者であったジェームズ・ゴールドスミスの娘のイギリスユニセフ大使ジェマイマ・ゴールドスミスと交際し、婚約したという噂もあったが、2007年2月に代理人が関係が終了したとの報道を追認した。[3]

2007年4月、グラントは近所に住むエリザベス・ハーレイの写真を撮ろうとした写真家のIan Whittakerに暴行を加えた容疑で逮捕されたが[4][5]、7月2日に証拠不十分と状況を考慮し無罪となった。[6]

2011年、第一子が生まれたことが分かった。母親が誰かは公表されていない[7]

パニック障害[編集]

『ラブソングができるまで』撮影中、パニック障害と診断され、精神安定剤を服用しながら撮影を終える[8]。 『噂のモーガン夫妻』撮影前、医師に相談した結果、撮影中は初期症状のみで撮影を終える。

出演作品[編集]

映画[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1982 オックスフォード・ラヴ
Privileged
エイドリアン
1987 モーリス
Maurice
クライヴ・ダラム ヴェネツィア国際映画祭 男優賞
1988 幻の城/バイロンとシェリー
Rowing with the Wind
ジョージ・ゴードン・バイロン
ケン・ラッセルの白蛇伝説
The Lair of the White Worm
ジェームズ・ダプトン
青い夜明け
The Dawning
ハリー
ベンガルの夜
The Bengali Night
アラン
白い炎の女
White Mischief
ヒュー・コルモンダリー
1990 スピリット/傷だらけの栄光
The Big Man
ゴードン
1991 即興曲/愛欲の旋律
Impromptu
フレデリック・ショパン
1992 赤い航路
Bitter Moon
ナイジェル・ドブソン
1993 日の名残り
The Remains of the Day
カーディナル
処刑特急 テロリストの罠
Night Train to Venice
マーティン・ガミル
1994 フォー・ウェディング
Four Weddings and a Funeral
チャールズ ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)英国アカデミー賞 主演男優賞
泉のセイレーン
Sirens
アンソニー・カンピオン
1995 恋の闇 愛の光
Restoration
イライアス・フィン
いつか晴れた日に
Sense and Sensibility
エドワード・C・フェラーズ
9か月
Nine Months
サミュエル・フォークナー
ウェールズの山
The Englishman Who Went Up a Hill But Came Down a Mountain
レジナルド・アンソン
恋する予感
An Awfully Big Adventure
メレディス・ポター
1996 ボディ・バンク
Extreme Measures
ガイ・ルーサン
1998 Junket Whore 本人
1999 恋するための3つのルール
Mickey Blue Eyes
マイケル・フェルゲイト 監督・製作
ノッティングヒルの恋人
Notting Hill
ウィリアム・タツカー ゴールデングローブ賞ノミネーション
2001 おいしい生活
Small Time Crooks
デイヴィッド
2002 ブリジット・ジョーンズの日記
Bridget Jones's Diary
ダニエル・クリーヴァー
2002 トゥー・ウィークス・ノーティス
Two Weeks Notice
ジョージ・ウェイド
アバウト・ア・ボーイ
About a Boy
ウィル・フリーマン ゴールデングローブ賞ノミネーション
2003 ラブ・アクチュアリー
Love Actually
デヴッド (英国首相)
2004 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
Bridget Jones: The Edge of Reason
ダニエル・クリーヴァー
2005 Housewarming 新しい隣人 カメオ出演
2006 アメリカン・ドリームズ
American Dreamz
マーティン・トゥィード
2007 ラブソングができるまで
Music and Lyrics
アレックス・フレッチャー
2009 噂のモーガン夫妻
Did You Hear About the Morgans?
ポール・モーガン
2012 ザ・パイレーツ! バンド・オブ・ミスフィッツ
The Pirates! Band of Misfits
海賊船長 声の出演
クラウド アトラス
Cloud Atlas
ジャイルズ・ホロックス/ロイド・フックス/デンホルム・キャヴェンディッシュ/シア・リー/アルベルト・グリマルディ

テレビ[編集]

放送年 邦題
原題
役名 備考
1985 Honour, Profit and Pleasure バーリントン テレビ映画
Jenny's War ピーター・バインズ テレビ映画
The Detective アンドリュー・ブラッケネル
The Last Place on Earth アプスリー・チェリー=ガラード
1986 Lord Elgin and Some Stones of No Value ウィリアム・ハミルトン・ニスベット/ジェームズ テレビ映画
The Demon Lover ロバート・ドローヴァー テレビ映画
Ladies in Charge ジェラルド・ボウトン=グリーン
A Very Peculiar Practice プレッチャー・コリン
1989 また会う日まで
Till We Meet Again
ブルーノ・デ・ランセル
シャンペン・チャーリー
Champagne Charlie
チャールズ・エドシック テレビ映画
ヒューグラントの浪漫騎士
The Lady and the Highwayman
ルシウス・ヴィン/シルヴァー・ブレイド テレビ映画
1991 The Trials of Oz リチャード・ネヴィル テレビ映画
君が眠るまえに
Our Sons
ジェームズ テレビ映画
1992 Shakespeare: The Animated Tales セバスチャン テレビ映画
1994 The Changeling アルセメロ テレビ映画
1999 Hooves of Fire ブリッツェン 声の出演
テレビ映画
ドクター・フー
Doctor Who and the Curse of Fatal Death
第12代目のドクター(ハンズサム)
2001 Being Mick 本人 テレビ映画
2002 Legend of the Lost Tribe ブリッツェン 声の出演
テレビ映画

参照資料[編集]

  1. ^ Wilson, Jeff (1995年6月27日). “Suave, Charm and Good Looks: Why Would Hugh Grant Pay for Sex?”. Associated Press 
  2. ^ “Hugh Grant and Elizabeth Hurley announce split”. Associated Press. (2000年5月23日). http://nl.newsbank.com/nl-search/we/Archives?p_product=APAB&p_theme=apab&p_action=search&p_maxdocs=200&s_dispstring=Hugh%20Grant%20and%20Elizabeth%20Hurley%20announce%20split&p_field_advanced-0=&p_text_advanced-0=(%22Hugh%20Grant%22%20and%20%22Elizabeth%20Hurley%20announce%20split%22)&xcal_numdocs=20&p_perpage=10&p_sort=YMD_date:D&xcal_useweights=no 2007年2月17日閲覧。 
  3. ^ “Hugh Grant and Jemima Khan Split Up”. ピープル. (2007年2月16日). http://www.people.com/people/article/0,,20012187,00.html 2007年2月17日閲覧。  (英語)
  4. ^ “Hugh Grant geht mit Bohnen auf Fotografen los”. デア・シュピーゲル. (26. April 2007). http://www.spiegel.de/panorama/leute/0,1518,479537,00.html 2007年4月26日閲覧。  (ドイツ語)
  5. ^ “Hugh Grant arrested over "baked beans attack"”. ロイター. (26. April 2007). http://www.reuters.com/article/entertainmentNews/idUSL2652442420070426 2007年4月26日閲覧。  (英語)
  6. ^ “Hugh Grant won't face "baked bean attack" charge”. ロイター. (2007年6月2日). http://ca.today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=entertainmentNews&storyID=2007-06-02T130830Z_01_L02665845_RTRIDST_0_ENTERTAINMENT-BRITAIN-ACTOR-COL.XML 2007年6月3日閲覧。  (英語)
  7. ^ “ヒュー・グラント、51歳で初めてパパに!女児が誕生 母親は20歳年下の中国人女優か”. シネマトゥデイ. (2011年11月2日). http://www.cinematoday.jp/page/N0036675 2013年1月3日閲覧。 
  8. ^ “パニック障害と闘うヒュー・グラント、病状語る 引退説は否定”. シネマトゥデイ. (2009年12月14日). http://www.cinematoday.jp/page/N0021303 2013年1月3日閲覧。 

外部リンク[編集]