ダニエル・デイ=ルイス

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ダニエル・デイ=ルイス
Daniel Day-Lewis
Daniel Day-Lewis
本名 Daniel Michael Blake Day-Lewis
生年月日 1957年4月29日(56歳)
出生地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
配偶者 レベッカ・ミラー(1996年 - )
家族 タマシン・デイ=ルイス(姉)
主な作品
マイ・レフトフット
眺めのいい部屋
父の祈りを
ギャング・オブ・ニューヨーク
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

ダニエル・マイケル・ブレイク・デイ=ルイスDaniel Michael Blake Day-Lewis, 1957年4月29日 - )は、イギリス出身の俳優

目次

来歴 [編集]

生い立 [編集]

ロンドンで生まれ、グリニッジで育つ。父親は桂冠詩人セシル・デイ=ルイス(ニコラス・ブレイクの名前でミステリ作家としても知られる)。母親はバルト三国からの出自を持つユダヤ系の女優ジル・バルコンJill Balcon)である。母方の祖父は映画プロデューサーで、イーリング・スタジオの代表だったマイケル・バルコン(Michael Balcon[1][2]。姉のタマシン・デイ=ルイス(Tamasin Day-Lewis)はドキュメンタリー映画の監督[3]

キャリア [編集]

オールド・ヴィク演劇学校で演技を学び、1971年に『日曜日は別れの時』で映画デビューしたが、しばらくはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなどの舞台で活動していた。1982年に再び映画界に戻り、『マイ・ビューティフル・ランドレット』(1985年)・『眺めのいい部屋』(1986年)に連続出演し、この2作品で注目され、ニューヨーク映画批評家協会賞 助演男優賞を受賞。『存在の耐えられない軽さ』(1988年)でアメリカ映画に進出。1989年公開の『マイ・レフトフット』でアカデミー主演男優賞を受賞。

一時期、俳優業を休業して靴屋になるためにイタリアで修行していたが[4]マーティン・スコセッシ監督に説得され、2002年公開の『ギャング・オブ・ニューヨーク』で俳優復帰。この作品でアカデミー主演男優賞にノミネートされた。

2007年公開の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』では第80回アカデミー賞主演男優賞を始めとする多数の映画賞を受賞した。

2012年公開の『リンカーン』で、第85回アカデミー賞主演男優賞を受賞、史上初となる3度目の同賞受賞者となった[5][6]

演技 [編集]

俳優としての評価は非常に高く、現在の映画界においてトップクラスにあたる。 2012年4月の英Total Film誌よる「映画史に残る演技ベスト200(The 200 Greatest Movie Performances of All Time)」では『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』での演技でジャック・ニコルソンロバート・デ・ニーロに次ぐ3位にランクインした[7]。2007年公開の第80回アカデミー賞では『フィクサー』で同じく主演男優賞にノミネートされていたジョージ・クルーニーからは結果発表前に「自分が主演男優賞を受賞? ダニエルがいるから無理だよ」と答えたという。

出演作の数はキャリア40年間で19本と寡作であり、出演作品を選ぶことで知られているが、『マイ・レフト・フット』の成功以降オファーが途切れたことはなく、ピーター・ジャクソンは数回に渡って『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン役を打診していたが、全てオファーを断ったという。2002年の『ギャング・オブ・ニューヨーク』では本来主役だったはずのレオナルド・ディカプリオを抑えてアカデミー主演男優賞にノミネートされた。ディカプリオも彼を尊敬しており、主演がデイ=ルイスになることが当然だと語っている[8]

徹底した役作りを行うことでも知られており、そのスタンスはロバート・デ・ニーロと比較されることも多い。『マイ・レフト・フット』ではクリスティ・ブラウン演じるため撮影中常に左足だけを使い車椅子で生活したという。モヒカン族の役を演じた『ラスト・オブ・モヒカン』では、6ヶ月間にわたって野営や釣りを行い、サバイバル術を習得。最終的には自分でカヌーを作れるまでになったという。『ボクサー』ではプロボクサーと週3回のスパーリングを3年続けた[9]が、そのスパーリングの最中に鼻の骨を折ってしまい、現在は鼻がわずかに曲がっている。

私生活 [編集]

1993年にアイルランド市民権を取得[10]

過去にジュリエット・ビノシュジュリア・ロバーツウィノナ・ライダーなどとの交際歴がある。6年間交際した女優のイザベル・アジャーニとの間に一児をもうけるが、結婚はしなかった[11]。1996年に作家アーサー・ミラーの娘レベッカ・ミラーRebecca Miller)と結婚し、ローナン(1998年-)とカシュエル(2002年-)という2人の息子がいる。2005年には彼女の監督作品に出演[12]し、2009年には同じく彼女の監督作『50歳の恋愛白書』に俳優ではなく大工作業スタッフとして参加した。現在はアメリカとアイルランドで暮らしている[3]。アイルランド・ウィックロー州の自宅は山岳地帯にあり、そこでは普段 靴作りと木工作業に没頭している。そのため、彼の息子のローナンは、9歳頃まで彼を俳優とは知らず大工だと思っていたという[13]。 

ミルウォールFCのサポーター。

主な出演作品 [編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1971 日曜日は別れの時
Sunday Bloody Sunday
若き日のヴァンダル クレジット表記なし
1982 ガンジー
Gandhi
コーリン
1984 バウンティ/愛と反乱の航海
The Bounty
ジョン・フライヤー
1985 マイ・ビューティフル・ランドレット
My Beautiful Laundrette
ジョニー
眺めのいい部屋
A Room with a View
セシル・ヴァイス
1986 風の中の恋人たち
Nanou
マックス
1988 存在の耐えられない軽さ
The Unbearable Lightness of Being
トーマス
イングリッシュマンinニューヨーク
Stars and Bars
ヘンダーソン・ドーレス
1989 エバースマイル、ニュージャージー
Eversmile, New Jersey
ファーガス・オコネル医師
マイ・レフトフット
My Left Foot: The Story of Christy Brown
クリスティ・ブラウン アカデミー主演男優賞受賞
英国アカデミー賞 主演男優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート
1992 ラスト・オブ・モヒカン
The Last of the Mohicans
ホークアイ (ナサニエル・ポー) 英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート
1993 エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事
The Age of Innocence
ニューランド・アーチャー
父の祈りを
In The Name of The Father
ジェリー・コンロン アカデミー主演男優賞ノミネート
英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート
1996 クルーシブル
The Crucible
ジョン・プロクター
1997 ボクサー
The Boxer
ダニー・フリン ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート
2002 ギャング・オブ・ニューヨーク
Gangs of New York
ビル・“ザ・ブッチャー”・カッティング 英国アカデミー賞 主演男優賞受賞
アカデミー主演男優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート
2005 The Ballad of Jack and Rose ジャック・スラヴァン
2007 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
There Will Be Blood
ダニエル・プレインビュー アカデミー主演男優賞受賞
英国アカデミー賞 主演男優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)受賞
2009 NINE
Nine
グイド・コンティーニ ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
2012 リンカーン
Lincoln
エイブラハム・リンカーン アカデミー主演男優賞受賞
英国アカデミー賞 主演男優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)受賞

脚注 [編集]

  1. ^ Day-Lewis gets Oscar nod for new film, Kent News, 2007-12-17.
  2. ^ Chicago Sun-Times 2007-12-3
  3. ^ a b Segal, David. "Daniel Day-Lewis, Behaving Totally In Character". The Washington Post, 31 March 2005
  4. ^ New York Times Biography. New York Times. Retrieved 27 February, 2006.
  5. ^ 「リンカーン」のD・デイ・ルイス、史上初3度目の主演男優賞 ロイター 2013年2月25日付記事
  6. ^ “史上初!ダニエル・デイ=ルイスが3度目の主演男優賞獲得!【第85回アカデミー賞】”. シネマトゥデイ. (2013年2月25日). http://www.cinematoday.jp/page/N0050527 2013年3月8日閲覧。 
  7. ^ “英誌選出「映画史に残る演技ベスト200」”. 映画.com. (2012年4月2日). http://eiga.com/news/20120402/10/ 2013年4月13日閲覧。 
  8. ^ “『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』が公開へ。オスカーを獲得した主演の驚く経歴とは?”. (2008年4月24日). http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080424/1009856/?ST=life&P=1 2013年4月13日閲覧。 
  9. ^ The interview: Daniel Day-Lewis | Film | The Observer:
  10. ^ "Daniel Day-Lewis.". RottenTomatoes.com, Accessed 12 October 2008
  11. ^ Gritten, David (2013年2月22日). “Daniel Day-Lewis: the greatest screen actor ever?”. The Telegraph. http://www.telegraph.co.uk/culture/film/oscars/9886193/Daniel-Day-Lewis-the-greatest-screen-actor-ever.html 2013年2月25日閲覧。 
  12. ^ Internet Movie Database
  13. ^ AOLエンタテインメント 2008年2月27日

外部リンク [編集]