新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド
| ジャンル | マルチエンディング アドベンチャーゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | Windows95 Windows2000/XP(特別編) Macintosh セガサターン プレイステーション プレイステーション2(特別編) プレイステーション・ポータブル(特別編) |
| 発売元 | ガイナックス(初期パソコン版、PS版) セガ(SS版) サイバーフロント(特別編) |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 | 1997年7月11日(Win95版) 2006年9月15日 (Win2000/XP版、特別編) 1998年2月13日(Mac版) 1998年3月19日(SS版) 1998年4月16日(PS版) 2006年3月30日 (PS2版&Win、特別編) 2009年4月9日 (PSP版、特別編) |
『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド』(しんせいきエヴァンゲリオン こうてつのガールフレンド)は、1997年にガイナックスから発売された『新世紀エヴァンゲリオン』のゲーム。監督は『サイレントメビウス』『プリンセスメーカー』などを担当した橋本立郎。英語表記は「NEON GENESIS EVANGELION IRON MAIDEN」である。2006年と2009年に追加要素を入れた『特別編』が発売された。
プラットフォームは当初Windows版のみの発売だったが、Macintosh版発売を熱望するファンの声に「要望が1万を超えたら作る」とガイナックスが回答し、これに応じてネットでファンが署名を募った結果Mac版が制作販売された経緯があり、往時のエヴァブームの過熱ぶりを象徴する一挿話となっている。また、1998年にはセガサターン版、プレイステーション版が発売され、2004年にはiアプリ、EZアプリゲーム化された。2006年にはPS2とWindows、2009年にはPSPで特別編が発売される等、エヴァのゲーム中最長のロングセラーとなっている。
目次 |
[編集] 概要
第3新東京市の夜に突如立ち上がる炎とヘリの爆音、そして謎の巨大移動物体。使徒襲来を疑う碇シンジと惣流・アスカ・ラングレーの予想に反し、非常事態宣言の発令はなかった。翌日、傷跡の残る街中を登校したチルドレン達の前に紹介された転校生、霧島マナ。積極的にアタックをかけるマナに、人と交わるのが苦手なシンジも心を惹かれるようになる。それを快く思わないアスカ。
謎の移動物体の正体と、それに呼応するように現れた転校生・マナの秘密。この2つを軸に織りなされる、14歳の青春ストーリー。
[編集] ゲームとしての評価
ゲームと銘打たれてはいるものの、90分ほどのプレイ時間中プレイヤーが介入できる部分は3つの選択セクションと移動パートのみであり、しかも最後の選択セクションを除いて物語にプレイヤーが影響を与えられる部分はない。また、EVAを動かしての戦闘などといったアクションゲームの要素もない。「結末が3通りあるアニメのフルボイス音声付きフィルムブックをコンピューター上で動かしているだけのソフト」と評するのが妥当だろう。
PC版の推奨環境として要求されたスペックは当時の市販最新鋭機のそれにほぼ等しく、多くのプレイヤーがスペック不足の環境で忍耐を強いられることとなった。また、インターフェイスも使い勝手が今ひとつで、セーブ可能なポイントがゲーム内で少ないなど、ユーザーフレンドリーに欠ける点が多い。コンシューマー機版でも、PS版では読み込みが悪くアニメーションの動きがスムーズではない、ロードに時間がかかるなどの不具合が言われている。セガが開発したSS版についてはこれらの不具合はあまりなく、完成度は最も高いとされるが、年齢対象が広がるコンシューマー機版の宿命故にマナのボーナスショットが編集されている(PS版もこの点は同様)。その点が唯一の瑕疵と言えなくもないかのように欠点は多いものの、発売から年月が経過してもなお一定の人気を保ち続け、多くの二次創作に取り入れられているのは、ほぼ1本の映画に相当するストーリーの分量とその中身にあると言える。一部ストーリー内のキャラの台詞や性格、特に呼称におかしな点があるものの、主要キャラの描写は他のゲームと比較すれば概ね精確で詳細であり、ゲストキャラのマナの造形も広く受け入れられた。ガイナックス公式のスピンオフストーリーとしては若干アラが目立つとは言え、グラフィックは平松禎史、吉成曜等々当時の作画スタッフが手がけたこともあり、ファン向けのゲームとしては一定の満足を得られるクオリティを持っていたと評価できる。
[編集] 特別編
『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 特別編』は2006年にプレイステーション2・Win用のソフトとして発売。続編ではなくリメイク作品である。サイバーフロントから発売された。2007年にベスト版が発売されている。PS2版には特典ディスクが付いていた。
2009年4月9日にはさらなる追加要素を取り入れた『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 特別編 ポータブル』がプレイステーション・ポータブル用のソフトとして発売した。また、限定版にはオリジナルパスポートとキーホルダーが付いていた。
[編集] 追加要素
主に内容の一部が修正されていたり、新作のエピソード(マナの過去など)やエンディングが追加されており、DOLBY PRO LOGIC IIに対応している。
PSP版はオートセーブ機能に対応しているため、短時間プレイが可能になった。ただし、DOLBY PRO LOGIC IIには対応していない。機種がPSPでもあって、レターボックス画面への高画質対応。PSPの2000と3000へのプログレッシブTV出力への完全対応している。
[編集] 登場人物
ここでは本ゲームのオリジナルキャラクターのみ言及する。
[編集] 霧島マナ
- きりしま マナ
- 14歳
- O型
- 声 : 林原めぐみ(ただし、解説書(取扱説明書)では秘密扱いでスタッフロールで明かされている)
生年月日は2001年4月11日。出身地は鹿児島県阿久根市。父親は水没した旧東京の干拓作業員、母親は雑誌編集者。
第壱中学校2年A組への転入生。明るく積極的な性格でシンジに想いを寄せていく。ちなみにゲームパッケージに書かれたマナの独白文章によると鏡に映る自分の顔や全裸で踊る自分の姿に見惚れる、自分を美人だと自負するなど、かなりのナルシストである。また、ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画』にも登場し、進行次第でシンジとは音楽部で活動するようになる。
名前の由来は、大日本帝国海軍戦艦「霧島」と、映画『王立宇宙軍 オネアミスの翼』に登場する少女マナ、及び「愛」の読みの1つの「まな」から。声優は綾波レイ・碇ユイと同じ林原めぐみが担当しており、綾波レイの名前の元となった駆逐艦綾波と霧島マナの名前の元となった戦艦霧島は、第三次ソロモン海戦の第二夜戦で共に沈没している。 特別編の追加シナリオにはシンジと関係を持った事を匂わせるシーンがあるが、はっきりとしていない。
ただ自分の胸の大きさだけがコンプレックスらしい。
[編集] ムサシ・リー・ストラスバーグ
- 14歳
- 声 : 結城比呂
戦略自衛隊の少年兵で陸上軽巡洋艦「トライデント級」のパイロット。ケイタとは同僚。
名前の由来は、大日本帝国海軍戦艦「武蔵」とアメリカの俳優・演出家リー・ストラスバーグから。
[編集] 浅利ケイタ
- あさり ケイタ
- 14歳
- 声 : 岩永哲哉(特別編のみ)
戦略自衛隊の少年兵で陸上軽巡洋艦「トライデント級」のパイロット。1997年に発売されたオリジナル版では台詞はなく、2006年に発売された特別編で初めて台詞がついた。
名前の由来は劇作家・演出家の浅利慶太から。
[編集] その他の登場人物
- BigAppleダイナー徳さん(声:清川元夢、立木文彦(特別編追加場面))※『鋼鉄のガールフレンド2nd』にも登場。
- 戦車隊隊長(声:丸山詠二)
- 戦車隊隊員(声:山寺宏一)
- 黒服A(声:岩永哲哉)
- 黒服B(声:結城比呂)
- 兵隊(声:山寺宏一)
- 鉄道公安員(声:岩永哲哉)
- 漁師(声:丸山詠二)
- TVの男(特別編のみ)(声:結城比呂)
- TVの女(特別編のみ)(声:長沢美樹)
[編集] ゲームオリジナルロボット
- 雷電 (LAND CRUISER T・RAIDEN・T)
- 震電 (LAND CRUISER T・SHINDEN・T)
- 戦略自衛隊のロボット兵器計画のもとに試作されたトライデント級陸上軽巡洋艦。6基の背部スラスターにより地上滑走、ハイドロジェットにより水上滑走・水中行動が可能。巨大な機体を支える大型の両脚は、滑走時には折り畳まれる。固定武装はないが、各部にオプション兵器の装備が可能で、オプション装備として機首先端の機関砲(口径は目測で約100mm)、肩のパイロン部分に中距離ミサイルランチャーが搭載。機首基部から伸びた1対の腕により格闘戦も可能だが、戦闘力はさほど高くはない。動力は熱核型原子炉。コクピットは機首にあり、緊急脱出用の救命カプセルも装備。操縦性はパイロットの肉体に損傷を及ぼすほど劣悪な為、エヴァのデータを盗用して操縦系統の改良が施される予定だった。6年後の実戦を想定して開発された為、パイロットには6年後に20歳を迎える少年たち、即ち14歳の浅利ケイタ、ムサシ・リー・ストラスバーグらが選ばれている。
- デザインは山下いくと。
[編集] ゲームオリジナル兵器
- 垂直式使徒キャッチャー
- エヴァ零号機改が使った新兵器で、水中の標的物を釣り上げる為の巨大な釣竿。
[編集] 収録曲
- ED曲『予感』(歌:高橋洋子)
[編集] 関連商品
- 書籍
- 新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド ビジュアルブック - 角川書店(1998年5月)
- Mana 新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド メモリアルブック - アスキー(1998年6月)
- 新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド ストーリーブック - 角川書店(1999年2月)
- 新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 特別編 ビジュアルファンブック - 角川書店(2006年4月)
- ユーティリティデータ集
- 新世紀エヴァンゲリオン コレクターズディスク・鋼鉄のガールフレンド版 - ガイナックス(1999年5月28日)
- Windows・Macintosh双方に対応
- 新世紀エヴァンゲリオン コレクターズディスク・鋼鉄のガールフレンド版 - ガイナックス(1999年5月28日)
[編集] 余談・劇中の商標について
劇中に登場する家電製品や自動販売機などには実在のメーカー名・商品名などをそのまま表記しているものが多数見られる。『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd』でも同様だが、コンシューマゲーム機に移植されたバージョンではもじった名前に変更されているものもある。
- 登場する実名一覧(カッコ内はもじったもの)
- SONY (SOMY) ウォークマン <シンジのS-DAT> - 社名のSONYはもじっているが、商標の「ウォークマン」は台詞で言及しているためもじっていない。
- KIRIN (KERIN) <自販機>
- BOSS (OOSS) <サントリー 自販機のパネル>
- ビックル(ベックル)<サントリー 自販機のパネル>
- NESCAFE (WESCAFE) <ネスレのコーヒー カップ自販機>
- カール・ツァイス <ドイツのレンズメーカー> - 相田ケンスケが台詞で言及しているためもじりは無し。この台詞の後鈴原トウジが「カール・ルイス?何や?それ」とボケる描写がある。
- TOSHIBA (SOSIA) <ミサト邸の乾燥機>
[編集] 書籍
- 新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 特別編 ビジュアルファンブック
[編集] 外部リンク
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