プリンセスメーカー

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プリンセスメーカー』は、ガイナックスが製作・発売する育成シミュレーションゲームシリーズ。同ジャンルを確立した代表作であり、監督・キャラクターデザインを手がけた赤井孝美の代表作でもある。通称「プリメ」。

目次

概要[編集]

ファンタジーの世界を舞台とし、魔王から王国を救った勇者が父親となって、少女(1作目は孤児、2作目は天界の少女、3作目は妖精の女の子、4作目は魔王と人間のハーフ)を自分の娘として育て上げていくというもの。勉強、習い事、武者修行、アルバイトなど、さまざまな経験をさせていくことで性格や魅力などが成長、その育成方針でどのような娘に育っていくかが変わっていく。そして娘が18歳になった時にプリンセスを始めとする様々な将来が待っている。

脱衣ゲーム(第1世代)、アドベンチャーゲーム(第2世代)と技術を蓄積してきたガイナックスのゲーム部門が、「もっとコンピュータゲームでしかできないようなことをやろう」という目標で第3世代作品として制作したのが本作である[1]岡田斗司夫の「女の一生をゲームにできないか」という希望と赤井の「『信長の野望』の部下を教練する部分だけでゲームを作りたい」という希望が組み合わさった結果、「女の子を育てるゲーム」というアイデアが生まれた。

作品一覧[編集]

プリンセスメーカー(12歳以上対象)[編集]

1991年5月24日PC-9801版が発売された。以後様々な機種に移植された。中世ヨーロッパ風の世界を舞台とし、戦災孤児の少女を養女として育てていく。製作期間中は「マイ・フェア・チャイルド」というタイトルだった[2]。パッケージイラストは、アルフォンス・ミュシャを参考にしている。

  • PC/ATMSXPCエンジンX68000、Windowsの各版と、CGをリマスターしたリファイン版がWindows、プレイステーション2の各版で、またi-mode版も発売された。
    • MSX、PCエンジン版においては、マイクロキャビンが制作販売(PCエンジン版はNEC-HEが販売)し、ユーザーインターフェイスの変更、エンディングの増加、娘の声優に横山智佐を採用する等の相違点が見られる。リファイン版は娘の声優に鶴野恭子
  • X68000版はニューから1997年に通販のみで限定販売された。基本的にはPC-9801版の移植であるが、版権の都合でBGMがオリジナルのものに差し替えられ、音声はPCエンジン版の横山智佐によるものが流用されている。また、システムディスクには購入者の名前とシリアルナンバーがテキストファイルに書き込まれていた。
  • ドラゴンクエストのようなマップと戦闘シーンがある。ちなみに1992年にガイナックスと合併した旧ゼネラルプロダクツでは、エニックスから版権を取得して、ドラゴンクエストグッズを販売していた。
  • ゲーム中のキャラクター作画は、赤井孝美以外のスタッフも参加していた。

プリンセスメーカー2 (15歳以上対象)[編集]

1993年6月15日PC-9801版が発売された。神様から預かった天界の少女を育てていく。FD12枚組という、当時としては大容量のソフトだった。アドバイス役として執事のキューブが登場する。グラフィック面も前作より改良が加えられた。その他にも大地主の中年男の妾になる、悪行が過ぎて牢屋に入れられる、お尋ね者との戦いに負けた時に襲われるなどの、ダーティーな一面も見られた。

  • PC/AT、PCエンジンの各版、一部CGを描き直したFM TOWNS、Macintosh、Windows、セガサターン3DOドリームキャストの各版と、さらにCGをリマスターしたリファイン版がWindows、プレイステーション2の各版で、またi-mode版・EZアプリ (BREW)版(どちらもティンマシンによる配信)、韓国ではGP32版も発売された。
  • 赤井孝美の画風の変化により、娘の顔のバランスにはバリエーションがある。新しいイラストほど、一般アニメーション的なバランスであり、柔らかい雰囲気になっている。またメイン衣装である赤と白のワンピースにも、バリエーションがある。
  • 前作と同様、ドラゴンクエストのようなマップ移動と戦闘シーン、そして2D対戦型格闘ゲームのような戦闘シーンがある。
  • 娘の声優は、FM TOWNS、Macintosh、Windows、ドリームキャスト版は笠原弘子、PCエンジン、セガサターン、3DO版は久川綾、プレイステーション2、リファイン版は西村ちなみである。

プリンセスメーカー 〜Legend of Another World〜[編集]

1995年12月15日タカラより発売のスーパーファミコン用。基本的に『プリンセスメーカー2』のリメイクであるが、内容はスーパーファミコン版のみの独自のものとなっている。赤井孝美がキャラクターデザインを担当した以外はタカラ側のスタッフが制作しているため、公式なシリーズには含まれていない。

プリンセスメーカー ゆめみる妖精(15歳以上対象)[編集]

1997年1月24日ソニー・コンピュータエンタテインメントよりプレイステーション版が発売された。通称「プリゆめ」。妖精の女王から託された妖精の女の子を育てていく。番号は付いていないが、実質的に第3作として扱われている。アドバイス役として妖精ウズが登場する。父親の職業が選択可能になった。娘の声優に野上ゆかな

  • Windows、セガサターン、ドリームキャストの各版も発売された。なお、ワンダースワン版も計画されていたが開発中止となった。

プリンセスメーカー ポケット大作戦[編集]

1998年8月13日ナインライブスよりプレイステーション版が発売された。『1』、『2』、『プリゆめ』の娘がプリンセスを目指してライバルとパズルで戦う、対戦型の落ち物パズルゲーム。OPムービーとして、プリメシリーズ初のオフィシャルセルアニメが導入された。

  • Windows版も発売された。

プリンセスメーカー ゴー!ゴー!プリンセス[編集]

1999年1月21日にナインライブスよりプレイステーション版が発売された。『1』、『2』、『プリゆめ』、スーパーファミコン版の娘がコマとなる双六型の対戦ボードゲーム

  • Windows版も発売された。

プリンセスメーカーQ[編集]

2001年2月7日にナインライブスよりWindows / Macintosh両対応版が発売された。天界、魔界、妖精界、星幽界、人間界の5つの世界を一人の少女が巡るクイズアドベンチャーゲーム。プリンセスメーカー4の娘が養父の所に来る前を描くプロローグとなるはずであった作品。

プリンセスメーカー4(15歳以上対象)[編集]

登場人物は「プリンセスメーカー4の登場人物」を参照

2005年9月1日ジェネックスより発売された。プレイステーション2用。当初は現代日本を舞台とした第4作の発売が告知され、プロローグ版としてQが発売されたが、企画が変更になり、それまでどおりファンタジー世界を舞台とした作品が『4』として発売となった。企画変更の際にキャラクターデザインも天広直人に変更となった。娘の声優は水樹奈々、キューブの声優はサエキトモ

  • Windows版、プレイステーション・ポータブル版、ニンテンドーDS版も発売された。また、Y!ケータイ(メガアプリ・256kアプリ)版、EZアプリ (BREW)版(タイトーが配信)も発売された。

プリンセスメーカー5 (15歳以上対象)[編集]

サイバーフロントよりWindows版は2007年3月3日発売、プレイステーション2版は2008年2月7日発売、PSP版は2008年9月25日発売。ガイナックス開発、総監督・キャラクターデザインを赤井孝美が担当した。

アドバイス役として執事のキューブが登場する。プリンセス候補のたった一人の生き残りを育てて行く。娘の声優は佐藤利奈、キューブの声優は岡村明美。シリーズ初、父親としてだけではなく、母親としてのプレイも可能となった。

  • Windows版の発売と共に、『初代』・『2』(ここまでリファイン版)・『ゆめみる妖精』・『4』までと『5』の全作品をWindows2000 / XP / Vistaにフル対応させた『プリンセスメーカーメモリアルボックス』も同時発売された。[1]
  • PSP版の発売日には、『4』と『5』をセットにした『プリンセスメーカー ポータブルパック』も同時発売された。[2]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 岡田斗司夫 『遺言』 筑摩書房、2010年10月25日、228-229頁。ISBN 9784480864055
  2. ^ “世界初の育成シミュレーター『プリンセスメーカー』”. 岡田斗司夫なう. (2012年7月30日). http://blog.freeex.jp/archives/51340781.html 

外部リンク[編集]