バイザー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

バイザー英語:visor)は、日よけ用の帽子の「つばの部分」、もしくは西洋ヘルメットの「目を覆う部分」である。

サンバイザー(帽子)[編集]

日よけ用の帽子の一種で、帽子のつばの部分を大型にしたものは、スポーツバイザーSports visor)とも呼ばれる。軽量化をするためにプラスチックを採用し、帽体部分を省略しているものがほとんど。日本では1980年代初頭に大流行したことがあった。近年では日焼け防止のため、特に女性が大きいつばのものを着用していることがある。

なお、ファーストフードなどの店員が、布製のものを被っている場合もある。プロ野球の優勝セール時には優勝チーム関連店(百貨店スーパーマーケット等)の店員が、紙製のものを被っていることがある。

また映画界では、児童向けの作品で紙製のサンバイザー児童観客に配布するのが定番で、古くは「東映まんがまつり」において児童観客に配布され、同企画のシンボルになっていた。現在は同じ東映の『プリキュア』映画シリーズで行っている。

サンバイザー(自動車)[編集]

詳細はサンバイザーの記事を参照

サイドウインドウ・バイザー[編集]

自動車のサイドウィンドウ(ドアガラス)上方にある横長の雨除けで、大型のものはウエザーガードともいう。雨の日に窓を少し開けても水が浸入しにくい。標準的な商品には装着されておらず、ディーラーオプションの純正品もしくはサードパーティ製の別売り用品となっていることが多い。取り付け箇所は、ドア側ではなくルーフ側。

メーター・バイザー(オートバイ)[編集]

オートバイのメーター周りを覆う小型の風防。透明な樹脂性の物が一般的だが、オフロード車両には不透明な物もある[1]大型の風防は「ウインド・シールド」として区別され、俗に言う「風防」とはこのタイプを指す場合が多い。基本的にはヘッドライトの上部(=メーターの前方)に固定される。

日本でカウルの装着が厳しく規制されていた1980年代の前半[独自研究?]スズキ・カタナホンダ・VT250Fに標準装備された小型のカウルを指す場合もある[2]建前上「風防(カウル)」とは名乗れなかったため[独自研究?]、スピードメーターの風よけという意味でメーター・バイザーと称した。

メーター・バイザー(自動車)[編集]

自動車用の追加メーターのカバー「メーターフード」の中にも、日差しの反射による視認性の低下を防ぐ為の「日よけ」のパーツが設けられている場合があり、これらもメーター・バイザーと呼ぶ場合がある。

サイド・バイザー[編集]

オートバイの風除けのうち、運転者の前にあり横に張り出した部分。レッグシールドともいう。

ヘルメット・バイザー[編集]

四輪用・二輪用ヘルメットの「庇」・「鍔」の部分を指す。古典的なオープンフェース形(ジェットヘル)の場合、ボタンによる着脱が可能な物が多い。基本的にはかなり小型で「日よけ」としての効果はほとんど無いが、オフロードバイク用のヘルメットでは「泥除け」の目的からより大型のバイザーが装着されている(このタイプの場合、分解は可能だが、通常はチンガードとともに装着した状態で使用される)。ヘルメット・バイザーを単に「バイザー」と略す事もあるが、この略語は下記のバイザー・シールドを指す場合もある。

バイザー・シールド[編集]

四輪用・二輪用ヘルメットにおいて、古典的なオープンフェイス形(ジェットヘル)の場合、バイザー部分に装着する方式の透明・半透明のシールドで、固定式のものと可動式のものがある。また、フルフェース形の可動式のものもこれに含まれる。また「シールド・バイザー」と呼ばれる事もあり、単に「バイザー」もしくは「シールド」と略される場合もある。

脚注[編集]

  1. ^ ホンダ 二輪製品ニュース 1982年10月19日 XL200R - 小型のビキニカウルに近い形状だが「メーターバイザー」の語句を使用している。
  2. ^ ホンダ 二輪製品ニュース 1982年5月25日 VT250F - 実質的には典型的な「ビキニカウル」と言える形状。