ガッツ星人

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ガッツ星人(ガッツせいじん)とは、特撮テレビ番組「ウルトラシリーズ」に登場する架空の宇宙人。初出は『ウルトラセブン』。別名「分身宇宙人」。大きな丸い頭に鳥のような嘴(くちばし)を持ち、体にはのこぎりの歯のような形の縞模様を持つ。

『ウルトラセブン』に登場するガッツ星人[編集]

ウルトラセブン』第39話「セブン暗殺計画(前篇)」第40話「セブン暗殺計画(後編)」に登場。

  • 身長:2 - 40メートル
  • 体重:200キログラム - 1万トン
  • スーツアクター:池島美樹、西京利彦[1][2]

「いかなる戦いにも負けたことのない無敵のガッツ星人」と自称し、数多くの戦いにことごとく勝利してきた実績を持つ、宇宙の実力者。地球侵略に邪魔なウルトラセブンを徹底的に分析して敗北させ、十字架にして地球人の目の前で処刑しようと企んだ。徹底的な分析を行って作戦を決行する一方、相手に予想外の行動を取られるとパニックに陥る脆弱さも持っている。画面上では4体確認できる。等身大時では、機関銃を武器にする。

地球人の希望のよりどころにして地球侵略の障害であるセブンを倒すことで、地球人の戦意を喪失させようと図る。まず、アロンと戦わせることによってセブンの戦闘能力を徹底的に分析した際、地球上における彼の仮の姿がモロボシ・ダンであることもつかむが、前述の理由からあくまでセブンの姿の時に打倒する方法を選ぶ。ウインダムを円盤からの一撃で倒した後、自らセブンと戦って分身や瞬間移動等で翻弄してエネルギー切れに追い込み、十字架へ磔にする。しかし、地球人を侮り戦力に入れていなかったことが仇になり、セブンからの通信でエネルギー補給手段を知ったウルトラ警備隊の活躍によって、セブンは復活する。その後、セブンのウルトラノック戦法により、パニック状態のまま円盤もろとも粉砕される。

小型宇宙船で捕獲したソガ隊員や、ダイモード鉱石を保有していたフルハシ隊員の妹・マナの友人・夏彩子については、目的さえ達成すれば殺さないなど、ストーリーを通じての戦い方は正当なものである。

第48話では、寝込んだダンにセブン上司が語りかける「激しい侵略者達との戦い」の映像に登場する。

  • 「ウルトラシリーズ」において、同一デザインの着ぐるみ(アトラクション用ではなく実際の撮影で使用するためのもの)が同時に複数体(2体)製作された初めての怪獣である[3][4]
  • 準備稿「セブン暗殺命令」は1話完結のエピソードで、名称はスラッガ星人(ガラスの逆読み)だった。登場する5人の各自に「S1号」から「S5号」までの名称が付いており、S5号が完成映像におけるアロンの役割だった[2]
  • 準備稿、決定稿、決定稿2のいずれも、ガッツ星人に瞬殺されるカプセル怪獣はミクラスとなっていた[2]
  • 決定稿では登場する4人の各自に「G1号」から「G4号」までの名称が付いている[2]
  • 声はテープの再生速度を遅くして表現している[5]。『ウルトラセブンイズム』では、原音から演じているのは広瀬明と推測している[5]
  • デザインは池谷仙克による[3]。初期のデザイン案には頭脳が発達していることを表現するために露出したが描かれていたが、グロテスクなものは作らないという円谷英二の方針により変更された[6][7]。また、頭部を透明なフードにする案もあったが、材質の問題から断念されており[6]、頭部の模様は脳が露出したデザインの名残である[6][7]
  • 口は液状の宇宙食を摂取しやすい形を想定し、くちばし状になった[6]
  • 怪獣の造形を担当した高山良策がガッツ星人の造形が完成するまでの過程を個人的に8ミリフィルムで撮影した映像が、『ある小さな記録』という題名の作品として残されている。撮影期間は1968年4月27日から同年5月6日までで、8ミリフィルムの撮影を担当したのは、当時NHK放送センターに勤務していた高山良策の甥に当たる小沼俊男。映像はLD『ウルトラセブンVol.12』に収録されている。
  • 放送当時に連載された桑田次郎の漫画版『ウルトラセブン』では前半の流れはテレビと同じだが、セブンをウルトラ警備隊に救出されると潔く負けを認め、撤退する。
  • 株式会社幻冬舎の書籍『21世紀ウルトラマン宣言』の仮説では、始祖はオウムのようなただの鳥であり、ガッツ星は地軸のずれによって変動し、火山活動をはじめとした異常気象で彼らの始祖が生き残った。外敵を退けるための翼と体温を保つ羽毛は不要となり、脳の肥大化に伴う頭部の変化から四肢の進化に続いて身体が巨大化し、直立を始める。くちばしの大きな変化は異性へのアピールのためで、卵は生息地である火炎林の熱から身を守るために分厚い殻になっており、その中で硬い殻を2年から3年かけて破壊できた者だけが粗成体の状態で生を受ける。こういった誕生時から過酷な環境で生きていることが、強さの理由とされている。
  • ウルトラマンマックス』第39話や『ウルトラマンメビウス』第46話は敵に磔にされたウルトラマンを防衛チームが復活させるという展開で、本エピソードへのオマージュとなっている(『メビウス』第46話にはダンも登場している)。

『ウルトラファイト』に登場するガッツ[編集]

ウルトラファイト』の新撮編に登場。本作では宇宙人も怪獣として扱うため、単に「ガッツ」と呼ばれる。

  • 身長:40メートル
  • 体重:1万トン

頭脳戦を得意としているが、格闘戦は苦手。

  • 『ウルトラファイト』の新撮編に登場する宇宙人は基本的に「星人」を付けずに呼ばれているが、ガッツのみ星人付けで呼ばれることもある[8]
  • 着ぐるみは『ウルトラセブン』の物をそのまま使用[9]。くちばしは黄色に塗られている。パンチを食らう度に頭部が凹んでおり、クチバシの開閉機構も撤廃されている。

『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』に登場するガッツ星人[編集]

ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』第2話「地球より永遠に」に登場。

  • 身長:2 - 40メートル
  • 体重:200キログラム - 1万トン

本作では目的が地球侵略にあるかは劇中で明言されていない[11]。近い将来、地球上で起こるとされるマントルプリュームという現象により世界が炎と火山性ガスで覆われると予測し、地球人類をそのような環境に適応させることを標榜して自ら開発した硫黄細菌[12]を用い、不動岳付近の住民を硫黄人間に改造する。この硫黄人間は火山性ガスの中でも呼吸が可能であるが、硫黄がなければ生きられない身体でもある。また、硫黄細菌の技術を応用して硫黄怪獣サルファスを生み出し、用心棒として操る。

今回は複数ではなく単体で登場。等身大でウルトラセブンと戦った際にはエメリウム光線をかわし、3体に分身して3方向から放つ強力な怪光線でセブンを敗北させるうえ、地球防衛軍へのメッセンジャーにするためにあえてとどめを刺さないなど、初代と同様に余裕のあるところを見せる。また、自ら巨大化することはなく、サルファスを出現させた後は宇宙船外での活動は行っていない。最期はサルファスを倒されて逃亡を図るが、ウルトラホーク1号に攻撃されて宇宙船ごと爆破された。

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』に登場するガッツ星人[編集]

映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』に登場。

  • 身長:51メートル
  • 体重:3万8000トン

かつてウルトラセブンに倒されたガッツ星人の同族。GUYSのドキュメントUGにデータが記録されている。今回はナックル星人のサポートに徹する。腕を揺り動かしたり頭をぶつけられて目を回すなど、ややコミカルな面も見せる。得意の分身能力は健在で、両腕からの金縛り光線を武器とする。

ザラブ星人との戦闘でエネルギーを消耗したメビウスを分身能力で翻弄。さらにセブンの時と同様、透明な十字架の中へ閉じ込める。復活したウルトラ4兄弟との戦いでもウルトラマンとセブンを苦しめ、エネルギーが少ないスペシウム光線とワイドショットを同時に受けて一時倒れるが、再び立ち上がり消耗した4兄弟を捕らえ、用済みと判断したメビウスをナックル星人との合体技で一蹴するが、最後は復活したメビウスの反撃により分身能力を見破られ、メビュームシュートを受けて木端微塵に吹き飛んだ。

  • 声:ピストン西沢
  • デザインは酉澤安施が担当[16][17]。酉澤はガッツ星人に対して女性的なイメージを抱いていたため、胸や臀部、腿などを強調した女性的なフォルムにしている[16][17]。体表の模様は立体化しており[17]、後頭部の模様は基板をモチーフとしている[16]

『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場するガッツ星人[編集]

プレイムービーや雑誌連載による『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場。

DXウルトラコクピット版
声:龍田直樹
今回はアークボガールの尖兵となっており、初代同様、一度はウルトラセブンを倒した。しかし、GUYSの手でセブンが復活し、最期はウルトラノック戦法によって敗れる。
  • 戦闘シーンは「セブン暗殺計画」からの流用。
テレビマガジン
『メビウス』劇場版の時と同様にザラブ星人ナックル星人テンペラー星人と宇宙人連合を結成しており、アークボガールを探して銀河系の果てに到着したウルトラ兄弟を他の3人や復活したUキラーザウルス・ネオと共に攻撃するが、やはり劇場版の時と同様にメビウスのメビュームシュートを受けて倒される。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場するガッツ星人(RB)[編集]

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第2話「レイオニクスバトル」第10話「新たな戦いの平地で」に登場。

  • 身長:2 - 40メートル[18]
  • 体重:200キログラム - 1万トン[18]

ガッツ星のレイオニクス。ゴメス(S)を操る。レイの前に姿を現し、レイブラッドの後継者になる野望を露にするが、ゴメスが倒されると慌てて退却する。

その後、第10話で今度はケルビムを従えてレイに再び戦いを挑むが、ミクラスによってケルビムがダウンし、その際に倒れ込んできたケルビムに押しつぶされる。

声:龍田直樹
  • 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の流用。
  • 第8話ではクマノの台詞の中に登場。オキに「ひよこ頭」と言われる。

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するガッツ星人[編集]

映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。

ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活し、ベリアル軍団に加わる。他の怪獣と共にウルトラ戦士やレイの怪獣たちに襲いかかる。言葉は話さないが、初代と同様の鳴き声を発したり、モンスロードされた際には不気味に笑う仕草を見せたりする。メトロン星人エレキングキングジョーブラックキングパンドンと共にウルトラセブンと対決し、その後も軍団の中では生き残るが、最後はウルトラマンゼロのゼロスラッガーで倒される。

その後、他の怪獣の亡霊と合体して百体怪獣ベリュドラの首を構成する部分となり、先制攻撃を仕掛けたアストラにしがみついて襲いかかる。

  • 着ぐるみは『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』までに使われた物の流用。

雑誌連載版[編集]

  • てれびくん』で連載された漫画版でも、ベリアル軍団の一体としてウルトラセブンを攻撃する。
  • 『てれびくん』2009年12月号付録のメガサイズポスターでは、ウルトラマンヒカリと戦っている。

『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』に登場するガッツ星人[編集]

大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』第3話「不死身の挑戦者」から第5話「レイオニクス暗殺計画」に登場。

バトルナイザーの秘密を解き明かそうとしており、そのためにバトルナイザーを持つ主人公とカネゴンを円盤に連れ去り、実験台にしようと企む。実験惑星に向かう途中、ナースの襲撃によって円盤は惑星に墜落するが、それによって主人公達の戦闘データが収集できたことに満足し、さらに詳しくデータを調べるためにグランドキングを呼び出し、自身も巨大化して戦闘に参加。再びデータを収集できたことに満足するが、突如機械が故障したためにパニックを起こし、現れたヤプールの異次元空間に飲み込まれる。その後の消息は不明。

原作と同様に複数で登場(今作では3体)。また、予想外の事態にパニックを起こすところも同じである。

『NEO-GL』にて実装されたギャラクシーサーガでは、『ウルトラギャラクシーNEO』でレイに敗れた個体の魂が怪獣墓場においてナースに憑依、新しい体の実験としてペンドラゴンのクルーに襲いかかる。

ステータスはアタックとスピードが非常に高いが、ディフェンスは非常に低い。必殺技は、2体に分身して目から光線を放つ「ビームバインド」、自分が敵に接近してきた所を味方円盤が攻撃を横取りする「ガッツデストロイヤー」、2体に分身して攻撃を仕掛ける「分身殺法」がある。また、NEO第7弾よりナックル星人とのタッグ必殺技「ユニオンフラッシャー」が追加されている。

『ウルトラゾーン』に登場するガッツ星人[編集]

ウルトラゾーン』内の第10話「怪獣職務質問」、第14・15話「東京ジュラ紀」に登場。怪獣職務質問では警官に職務質問される(声:宮崎吐夢)。

また、第5話「OLのウワサ話」では部下のOLに課長のあだ名「マッチョおじいさんおばさん」と名付けられる。第4話のアイキャッチでは2人でガソリンスタンドでアルバイトをしている。

『東京ジュラ紀』に登場するガッツ星人[編集]

  • 身長:2メートル[19]
  • 体重:200キログラム[19]

怪盗赤色からオーパーツ「アカンバロの瞳」を守るために集められた4人の名探偵の1人、腹筋をしながら名推理する暴君探偵・浦賀ケンに化けて潜入するが、女子高生探偵・仲谷マユ(ピット星人)と歩く百科事典探偵・西園寺ユウヤ(地底人)によって、マイナーな怪獣であるアロンのことを知っていたことにより正体を見破られる。マユに拘束され、アロンがエレキングテレスドンに敗北し愕然とした後、防衛軍に連行される。

『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場するガッツ星人[編集]

データカードダスおよび、それを元にしたCGショートムービー『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場。

ガッツガンナー・ガルム[編集]

ラッシュハンターズに所属するガッツ星人のハンターで、「智謀に長けた戦略家」の異名を持つ。その異名どおり、チームの参謀役を務める。これまでのガッツ星人よりも全体的にさらに大きな体格で、大き目の頭部と、それに付いた鶏冠が特徴。顔には稲妻状の模様があり、後頭部は尻尾の様になっており膝の辺りまであるほど長い。ハンターチームでは一番の年長者で、それゆえ怪獣に関する知識も豊富である。

主に十字架型の大型狙撃銃・クロスランチャー(『新列伝』48話のスライの解説ではホークアイ・ショット)、同型のハンドガン・クロスガンを使って戦う。他にも超大型ヘヴィガンのクロスキャノンも所持しているがガルムは扱いやすさを重視してか基本的にはクロスランチャーを多用しつつクロスガンを併用している。また、銃はいざという時には爆弾としても使用できるが、当然ながらガルムのハンティングの要である武装を失う事になるため使ってしまえばガルムの戦闘継続は困難となってしまう。なお、銃そのものにはちゃんと予備があるようである。「SUPER-EARTHGOMORA Hunting」からは新兵器としてガトリングガン型のエレクトロガトリング砲を使用している。

自身がプラズマソウルを一番稼ぐことに特化した戦い方をし、それゆえプラズマソウルの取り分に報酬の7割を要求した事もあるなどかなりの強欲さを見せる(ただしこれは下の理由による)。しかし、時には窮地に陥り反撃を諦めかけたバレルを一喝したり、自分の武器を自爆させてマグナを救い手柄を譲るなどチームをまとめる年長者らしい一面も持つ。2ndシーズンからはハンティングで感情的になり無茶な行動をすることが目立ち始め、マグナから不審に思われる。「KING JOE Hunting」においてその面が謙虚となりついにマグナとの口論にまで発展するが、かつて弟とともにキングジョーに敗れたということと、そのハンティングで重傷を負った弟の多額の治療費を稼ごうとしたためであったことが理由と判明した。

ガッツ星人シーズ[編集]

1弾より登場。冷静沈着に状況を見極めることから「ガッツウォッチャー」とも呼ばれるハンター。被っているヘルメットのバイザーで素顔が見えず、敬語口調で喋るのが特徴。フォーカスアイという特殊能力で怪獣の動きを見切る他、分身攻撃が得意で、ガルムとは旧知の仲。WEBコミック版では、マグマ星人フッグメトロン星人ウィップとともにチームを組んでいる。

テレビ版「KING JOE Hunting」ではロングレンジビーム砲を使用するガルムを補佐するスポッター(観測手)としてラッシュハンターズと共にハンティングに参加。その際、ガルムの過去をマグナたちに話した。

『ウルトラマンギンガS』に登場するガッツ星人ボルスト(SD)[編集]

ウルトラマンギンガS』第3話「孤高の戦士」から第13話「分裂!UPG」に登場。

  • 身長:14センチ~40メートル(最大)
  • 体重:150グラム~1万トン(最大)

スパークドールズより実体化し、チブル星人エクセラー(SD)の用心棒的存在となったガッツ星人。用心棒的存在でエクセラーの正式な部下ではないせいか、彼に対してタメ口で話している。第3話から登場し、アンドロイド・ワンゼロと共にビクトリウムを狙い暗躍する。自らを『宇宙最強の戦士』と称する自信家であり、また自身が敗北すると、敗因はエクセラーが強い怪獣を投入しないために自身の能力を存分に発揮出来ないからと驕る一面も持つ。一人称は『俺様』で、体色は初代に近いが、これまでの同族とは異なり血気盛んな荒々しい言動を取る。相手の心理を推察する時は「お前は今、こう言いたいんだろう?(こう言いたいはずだ)」と前置きした上で相手の声真似をするのが口癖。任務の失敗を重ねたワンゼロのことは見下しており、不満から彼女が蹴りかかって来た時は分身戦法で反撃し一時的に機能停止に追いやった。エクセラーからは『ムッシュボルスト』と呼ばれ、度々煽てられては上機嫌に図に乗っているが、彼からは元から捨て駒としか見られておらず、陰では小馬鹿にされている。

得意の分身能力や拘束光線はモンスライブした怪獣にも付加されるほか、分身能力を活かして異なる2体の怪獣に同時にライブすることも可能でギンガとビクトリーを幾度も苦しめた。また分身の方は本体よりも甲高い声で喋る。しかしこの能力の初披露となった第7話ではUPGのマグネウェーブ作戦で目つぶしを受けた隙を突かれて敗北しスパークドールズに戻り、エクセラーに回収されている。

第9話より戦列に復帰し、エクセラーから与えられたチブルサーキットを胸に装着して能力が強化され、ワンゼロに代わって最前線で戦うようになる。第12話では、メトロン星人ジェイス(SD)と仲が悪かったことが語られ、裏切った彼との決着を着けることに固執。彼をおびき寄せる為に千草を捕らえた際に、ヒカルをギンガだと知らずに「お前に用はない」と言いつつ電磁波の縄で縛ってそのまま放置するというミスを犯している。

第13話にて度重なる敗北からエクセラーに見限られ、チブルサーキットを暴走させられて理性を失い、巨大化してギンガと直接対決する。暴走時には目が赤くなり、言葉は話さず初代と同様の低い鳴き声を発する。ギンガと互角の戦いを繰り広げるが、その中でチブルサーキットが外れたことで正気に戻り、自分を騙したエクセラーを倒してから再戦することをギンガに誓うも、その最中でUPGのビクトリウム・キャノンの直撃を受けてしまい、最後まで自身が宇宙最強であることを主張しつつ爆死した。

  • 声:金子はりい
  • 放送開始に先駆けて、『新ウルトラマン列伝』第53話にて紹介された。
  • 第7・8話と第9話の間に位置する『新ウルトラマン列伝』第63・64話において再び実体化しており、エクセラーからファイブキング(SDU)及びその構成怪獣について教授してもらっている。

ライブステージに登場するガッツ星人[編集]

  • 『ウルトラマンフェスティバル'95』では、ザム星人の部下として、巨大ヤプールらと共に出現し、ゴモラを召還する。セブン21のアドリウム光線で倒された後、自身が呼んだゴモラもウルトラマンに倒された。

過去の映像を流用しての登場[編集]

いずれも映像はそれぞれの初登場作品の流用。

ウルトラマンタロウ
第40話で回想シーンの35大怪獣・宇宙人の一匹として登場。OPでは「ガッツ星人」ではなく「分身宇宙人ガッツ」とテロップされている。
ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団
クレージーゴンを倒したセブンが、チョップ光線とウルトラノック戦法で円盤群を全滅させる。映像は『ウルトラセブン』第40話からの流用で、セブンの光線の発射音と爆発音が変更されている。
新世紀ウルトラマン伝説
大決戦!超ウルトラ8兄弟
メビウスを捕らえた時の宇宙人連合の個体が、ダイゴの夢に登場する。

その他[編集]

  • 漫画『かがやけ ウルトラの星』では怪獣軍団の一員として登場し、中部地方侵略隊長として怪獣達を暴れさせる。後に他の怪獣と合流してウルトラ兄弟と戦うが、ウルトラセブンのアイスラッガーを受けて倒される。
  • ウルトラマンマックス』の放送前に行われた「伝説の怪獣人気投票」で第6位にランクインしている。
  • めちゃ×2イケてるッ!』では『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の出演オーディションに参加したが、特に目立ったことはしていない。
  • 円谷プロ公式サイトのエイプリルフール企画にもたびたび参加。2010年の「円谷ッター」(Twitterのパロディ)では一時ウルトラマンガイアと喧嘩する様子も見せるが、その後仲直りする。Twitterでのマグマ星人の発言によると、いつも「OK牧場!」(自身と同じ名前のガッツ石松の口癖に由来)と言っているらしい。
  • 漫画『ウルトラマンSTORY 0』では星関連合の幹部として登場。
  • プロバスケットボールbjリーグと円谷プロダクションのコラボレーション企画として開催された、ウルトラ怪獣を各チームのマスコットキャラクターとしてチームに加える「ウルトラ怪獣ドラフト2010」ではノミネート怪獣として候補に挙がり、新潟アルビレックスBBよりドラフト指名された。
  • 2009年のHONDAステップワゴン スパーダ」のCMでは、スパーダを恐れて他の怪獣と共に道を空ける役で出演している。
  • 『ウルトラ怪獣DVDコレクション』によれば、頭部のモチーフは一見オウムのよう見えるが実際にはフクロウであり、古代神話の知恵の象徴たる動物であることから頭脳派のキャラクターとして関連づけられて採用されたという説がある。
  • 2014年ソチ冬季五輪において、女子カーリング選手の小笠原歩が、4歳の長男から「『ガッツ』がこもったお守り」として、ガッツ星人のフィギュアを渡された。その美談を受け、円谷プロはカーリングのブラシとストーンを持った黄金色のガッツ星人のフィギュアを製作、小笠原の勤務先である北海道銀行札幌本店に寄贈した。
  • 「ウルトラ怪獣擬人化計画」として『電撃ホビーマガジン』2014年1月号(第2回)に特徴的な紋様の服に、星人の眼型髪飾りを身に付けた女性のガッツ星人(イラスト:猫缶まっしぐら〈ニトロプラス〉)が掲載。

脚注[編集]

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  1. ^ 『キャラクター大全 ウルトラセブン』 講談社2012年、110頁。ISBN 978-4-06-217833-4
  2. ^ a b c d ウルトラセブン研究読本 2012, pp. 186 - 189, エピソードガイド第39話・第40話
  3. ^ a b 『懐かしのヒーロー ウルトラマン99の謎』(二見書房・1993年)p.90.
  4. ^ それ以前は、『ウルトラQ』におけるガラモンカネゴンのように、オプチカルプリンターを使って実際には1体しかない着ぐるみを複数体あるように画面上に合成して見せるという手法が採られていた。
  5. ^ a b ウルトラセブンイズム 2002, p. 79.
  6. ^ a b c d ウルトラセブンイズム 2002, pp. 64 - 65, STAFF INTERVIEW 飯島敏宏
  7. ^ a b ウルトラセブン研究読本 2012, p. 295, ウルトラセブンコメント集 飯島敏宏
  8. ^ 「必殺!地獄の切り札」前半など。
  9. ^ 『円谷ヒーロー ウルトラマン全史』 講談社 編、講談社〈講談社MOOK〉、2013年、21頁。ISBN 978-4-06-389762-3
  10. ^ 『ウルトラマン大辞典』(中経出版・2001年)p.88.
  11. ^ 人類の硫黄人間化と引き換えに地球の支配権を得ようと企むと解説した書籍[10]もある。
  12. ^ 『ウルトラマン大辞典』(中経出版・2001年)p.29.
  13. ^ a b 『テレビマガジン特別編集 平成ウルトラビデオ全集』(講談社)P. 16。
  14. ^ ウルトラセブンイズム 2002, pp. 37、104.
  15. ^ 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 221.
  16. ^ a b c 「THE ART OF ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟超全集小学館てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2006年10月10日、63頁。ISBN 978-4-09-105110-3
  17. ^ a b c ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』 宇宙船編集部 編、円谷プロダクション 監修、朝日ソノラマファンタスティックコレクションNo.∞〉、2007年6月30日、63頁。ISBN 978-4-257-03745-3
  18. ^ a b 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 361
  19. ^ a b 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 384

参考文献[編集]

関連項目[編集]