渡る世間は鬼ばかり

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渡る世間は鬼ばかり
ジャンル ホームドラマ
放送国 日本
制作局 TBS
脚本 橋田壽賀子
プロデューサー 石井ふく子
出演者 泉ピン子
宇津井健
長山藍子
中田喜子
野村真美
藤田朋子
藤岡琢也(第7シリーズまで)
山岡久乃(第3シリーズまで) 他
第1シリーズ
放送時間 木曜日 21:00 - 21:54
放送期間 1990年10月11日~1991年9月26日(48回)
第2シリーズ
放送時間 木曜日 21:00 - 21:54
放送期間 1993年4月15日~1994年3月31日(49回)
第3シリーズ
放送時間 木曜日 21:00 - 21:54
放送期間 1996年4月4日~1997年3月27日(50回)
第4シリーズ
放送時間 木曜日 21:00 - 21:54
放送期間 1998年10月1日~1999年9月30日(51回)
第5シリーズ
放送時間 木曜日 21:00 - 21:54
放送期間 2000年10月5日~2001年9月27日(50回)
第6シリーズ
放送時間 木曜日 21:00 - 21:54
放送期間 2002年4月4日~2003年3月27日(51回)
第7シリーズ
放送時間 木曜日 21:00 - 21:54
放送期間 2004年4月1日~2005年3月31日(51回)
第8シリーズ
放送時間 木曜日 21:00 - 21:54
放送期間 2006年4月6日~2007年3月29日(50回)
第9シリーズ
放送時間 木曜日 21:00 - 21:54
放送期間 2008年4月3日~2009年3月26日(49回)
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渡る世間は鬼ばかり(わたるせけんはおにばかり)は、TBS1990年から原則的に1年おきに制作しているテレビドラマである。現在までに9シリーズが放送された。そもそもは1990年にTBSが創設40年を記念して企画された1年間シリーズとして放送されたが、好評となったため断続的にシリーズ化されていった。2010年の第10シリーズで放送20周年を迎える。

主人公岡倉大吉と5人の娘の家族の暮らしを描く。日本のお茶の間で愛される王道的でなおかつ典型的なホームドラマである。

目次

[編集] タイトルについて

正式な番組名は「橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり」。通称「渡鬼(わたおに)」。元々はことわざ「渡る世間に鬼は無い」をもじった、とかく人間関係では苦労させられるというぼやきの意味合いを込めたタイトルだが、今やこの「渡る世間は鬼ばかり」の方が日本人の間で知名度が高いとすら言われている。しかし実際ドラマ内容を見ると人にきつく当たるのは、その人が悲しく、弱いだけで、本当の鬼はいないとわかる。だが、たとえそれが自分の弱さからであれ、人を傷つけるようなことを言ったり行ったりする人間は、やはり鬼と呼ぶにふさわしいという制作者側の意図なのである。

[編集] 特徴

4クールの長期放送
1963年から続くNHKの大河ドラマや、1970年代のホームドラマ『ありがとう』(プロデューサーは石井ふく子)やテレビ朝日スーパー戦隊シリーズでは普通のことであるが、近年では珍しい。1980年代に橋田が3本の大河ドラマ(『おんな太閤記』、『いのち』、『春日局』)に脚本を書き高い視聴率を取った結果、確固としたテーマ設定があれば長期放送でも十分視聴率を確保できる見通しがあった。
キャスティングと橋田ファミリー
第1シリーズのキャスティングは前年のNHK大河ドラマ『春日局』に橋田ファミリーが多く出演していたため、その出演者を引き継いでいる。唐沢寿明香川照之はこの関係で出演し、第2シリーズ以降は降板している。レギュラー陣の山岡久乃藤岡琢也長山藍子前田吟泉ピン子中田喜子らは、1990年において橋田作品への出演実績の多い俳優であった。
また、ジャニーズ事務所石原プロモーションオスカープロモーションとの関連も大きく、ジャニーズからは、少年隊植草克秀(第2シリーズからレギュラー)、東山紀之(第2シリーズゲスト)、錦織一清(第7シリーズからレギュラー)が出演している。また、長谷川純東新良和大川慶吾もジャニーズ事務所所属である。石原プロからは、宮下裕治(第5シリーズから第7シリーズまでレギュラー)、神田正輝(第5シリーズ、第6シリーズでゲスト)、深江卓次(第8シリーズレギュラー、当時は石原プロ在籍)、徳重聡(第8シリーズからレギュラー)が出演している。オスカープロからは、上戸彩(第6シリーズ、第8シリーズでゲスト)、渋谷飛鳥(第8シリーズからレギュラー)、清水由紀(第9シリーズからレギュラー)が出演している。
なおナレーションは、どういうわけか橋田作品の定番である奈良岡朋子ではなく石坂浩二が担当している。
サブタイトルなし
理由は不明だが、1980年代以降の連続ドラマでは珍しい。石井ふく子製作のドラマは、原則サブタイトルがない。「ありがとう」「肝っ玉かあさん」「おんなは一生懸命」など。
各家族に設定されたテーマ
山岡久乃(岡倉節子役、第3シリーズまで)が出演した初期のシリーズでは、5人の娘それぞれの家族にテーマが設定され、物語がほぼ均一に近い時間配分で展開されていた。また、娘の婚家と実家のそれぞれの親が対立するシーンがあった。しかし、山岡降板後の第4シリーズからは実家対婚家の構図が崩れたため、それに代わり親子問題、教育問題が扱われることが多くなった。幸楽でも聖子が加わって、単純な嫁いびりだけの話となった。以後「岡倉大吉とおかくら」「小島家とその周辺の人々」がほぼメインとなっており、他の家族はほぼサブ的要素となっている。また事実上、泉ピン子(小島五月役)が山岡のポジション(番組の顔)を担うこととなった。
長ぜりふ
1回の台詞が長いことで有名である。台本の見開き1ページが丸々1回の台詞という事も多い。その長い台詞が終わるまで周囲の人物は相槌をほとんど打たないなど、不自然さを指摘する声もある。
一人あたりの台詞が長く、相槌が極端に少ない理由は、このドラマの主な視聴者が主婦層であり、放映時間が夕食の後片付けの時間帯と重なるという理由で、テレビ画面から目を離しても、音声だけでドラマの展開が分かるようにとの配慮(ラジオドラマ化)であると出演者の岸田敏志がラジオ番組で打ち明けている。本来は台詞と台詞の間や、登場人物の表情の動き等で表現されるべき部分が言葉だけで説明されることが多い。
リアルタイムの年月の流れ
ドラマの中の時間は放送日の数日前から当日までで、その時期に応じた季節の話題、行事を取り上げることが多い。しかし、脚本自体は数か月前には書き終えられているので、最新の話題が取り上げられるわけではない。
登場人物の多さ
シリーズを重ねるたびに登場人物が増え、人間関係を把握し切れない人は多い。新しい出演者はゲスト出演ではなく、新レギュラーとして加わることが多く、それがレギュラー陣肥大化の原因となっている(特に「小島家とその周辺の人々」が多い)。
多い自営業、少ない会社員
ホームドラマで会社員を描いても面白くないために、大きな会社の事務室のシーンは少ない。そのためレギュラー陣の職業もほとんどが小規模の自営業(商店)である。“会社員はつまらない” “定年後はすることがない” “手に職があれば食いっ逸れがない”ということが役者の台詞として繰り返し主張される。
臨終シーンの少なさ
長期間に渡って放送されているため、岡倉節子や遠山昌之、高橋年子など故人となった登場人物も少なくないが、臨終シーンは一度も無い。小島幸吉のように病に倒れるシーンはあるものの、多くは、亡くなった後の話として紹介されている。また、秋葉時枝のように亡くなった事が本編で語られないまま、死亡したという設定にされているケースもある(この場合は、公式サイトの家系図に「死亡」と記されたのみとなっている)。
俳優のスケジュール調整
ベテラン俳優が多いため、スケジュール調整が困難を極めることが多い。ストーリー上、不自然な設定がされ特定の俳優が数か月出演しないことがしばしばある。

[編集] 登場する店・会社など

お食事処「おかくら」(第1シリーズでは岡倉家ダイニング。第3シリーズで改装して開業)
大吉の経営するお食事処。第2シリーズから山口商事のテナントビル内に開業するも、政子の事業失敗と葉子の機転で岡倉家に移店する。
中華「幸楽」(第1シリーズから。第2シリーズで改築)
五月の嫁ぎ先の中華料理店。2階は小島家の居住スペース。3階以上はマンションとなっており田口家が3階に部屋を借りている。
北川保育園(第7シリーズから)
弥生がボランティアで勤める保育園。孫の勇気が以前通っていた。
FTトラベル(第5シリーズから)
文子の経営する南米専門の旅行代理店。(Fumiko Takahashi)からきている。高橋家の実家が事務所代わりとなっており、金田利子が手伝いに来ている。
和菓子「菊屋」(第7シリーズから)
加津の母・みのりが奉公する和菓子店で姑のサワが営んでいる。本店は夫の康史が経営している。
洗濯代行「らくらく」(第9シリーズから)
久子が経営する店で、健治がチェーン店で働いている。以前は邦子や加津が働いていた。一号店は幸楽と同じビルの1階にある。
神林クリニック(第7シリーズから)
神林が院長を務めるお年寄り向けの医療を目指す診療所。常子が患者の相手をしている他、英作がかねてからの夢である訪問診療を行っている。

[編集] 過去の店・会社など

小料理屋「おたふく」(第1シリーズ〜第2シリーズまで)
会社員時代の大吉がこの店に通ったことがきっかけで退職、修業を積んだ。
フランス料理「ラ・メール」(第2シリーズ〜第3シリーズまで)
弥生が勤めたことのある飲食店。
ごはんや(第8シリーズ冒頭まで)
弥生の夫・良たちが共同経営するご飯の製造・宅配サービス。第8シリーズで野田家の人間は全て退職している。
バー「くるみ」(第6シリーズ)
勇が通い詰めたバー。女将・里美と不倫関係になったと思われたが、実は美人局だった。後に女将は改心し勇や五月に謝罪し、郷土に帰る。
自然食品店「あさま」(第2シリーズ〜第4シリーズまで)
亨が始めた自然食品店。
本間病院(第8シリーズまで)
常子が院長を務めていた病院。経営不振により倒産。
田口宅食サービス(第8シリーズ〜第9シリーズまで)
誠が愛と結婚後経営するお年寄りに病人食を配達するサービス会社。不況の影響により、吸収合併された上にに経営方針が変わってしまった。
大井精機(第9シリーズ)
貴子の父・道隆が経営していた会社。不況の影響を受け、買収される。

[編集] あらすじ

お食事処「おかくら」を経営する岡倉大吉には5人の娘がいる。上から順に、3月生まれの弥生、5月生まれの五月、7月生まれの文子、8月生まれの葉子、9月生まれの長子。弥生は夫や子供達に手を焼き、五月は姑や小姑からのいびりに悩まされ、文子は病気の姑の面倒を見た後離婚・復縁、葉子は仕事優先でなかなか男性と落ち着かず、末娘の長子は口うるさい姑にも好き放題言い返す奔放な性格。この5人が次から次へと悩みを抱えては大吉の元に相談に来る。妻の節子を亡くして以来、1人で娘達の世話に追われている大吉であるが、ぶつぶつ文句を言いながらも実は娘達が大好きでなかなか子離れができない面もある。また逆に娘達も父親が大好きでお互い忙しい時間を割いて岡倉家に集まっては一緒に食事をしたりするほどの仲。そしてそれぞれ不満を抱えながらも、自分の家族も大切にしているのである。

[編集] 第1シリーズ

岡倉夫婦 (シリーズテーマ「サラリーマンの退職後」)
大吉は親会社を定年退職後、子会社の重役になる。しかしその境遇に不満を持ち、人に使われない生活を夢見ている。しかし、妻の節子には大吉の不満は理解できず、このままサラリーマン生活を続けていくことを願っている。五月の遺産相続問題で退職金が必要になり、大吉は会社を辞める。そして、通い慣れた小さな居酒屋の板前になる。節子は大吉の夢が理解できずなおさら不満が募る。
野田家 (シリーズテーマ「専業主婦の自立、老人介護」)
弥生は長年専業主婦をつとめていたが、夫の良は仕事人間であり、二人の子供は自立しつつあり、家で孤独を味わっている。ふとしたことで結婚前にやっていた看護師の仕事に戻ることを決心する。しかし、良も子供たちも仕事に就くという弥生の気持ちが理解できず、日々の暮らしが変わることに文句を言う。半年後、姑のハナが倒れ半身麻痺になる。弥生は看護師を辞めてハナを野田家に引き取り自分で介護をすることに決める。
小島家 (シリーズテーマ「遺産相続」)
五月の舅・幸吉が急に亡くなる。遺言状がないため、嫁いだ妹たちは財産を等分することを主張する。しかし、土地の評価価格は高いものの貯金もないために、実際に分けるには店を売るしか方法がない。姑のキミは夫と築いた店を残すことにこだわる。しかし、妹たちは納得せず次々と問題を持ち込んでくる。
高橋家 (シリーズテーマ「共働き夫婦の子育てと親との関係」)
文子はキャリアウーマンとして同じ会社に勤務する夫の亨以上の仕事をしていた。そのため子育ての時間がとれない。それを姑の年子はいつも厳しく批判した。しかし、問題が続出し離婚問題にまで発展する。
葉子 (シリーズテーマ「結婚の条件」)
葉子はハワイで暮らしている間に裕福な家の御曹司である太郎と交際していた。しかし、婚家に縛られる生活を嫌い、結婚後も職業を持ち続けたいと考える葉子は太郎との結婚に疑問を持つ。日本に帰り働き始めた葉子はそこで竹原洋次と知り合う。財産もない三男坊の洋次だったが、仕事上の夢を共有できる洋次は太郎以上の相手に見えてくる。葉子は洋次と結婚することを選択し、ハワイへ移住する。
長子 (シリーズテーマ「就職と結婚」)
長子は大学卒業を控えている。大吉節子夫婦は葉子か長子が岡倉家に残ってくれると信じているが、長子には全くその気はない。卒業間際交通事故に遭い、その加害者遠山昌之と知り合う。昌之には死別した妻との間に子供がいた。しかし、長子は次第に昌之に惹かれていき、結婚を決意する。大吉夫婦は子連れの昌之との結婚に大反対する。

[編集] 第2シリーズ

岡倉夫婦 (シリーズテーマ「おかくら開店」)
大吉は調理師試験を受けて、将来は自分の店を出したいと考えている。しかし妻の節子は事業の失敗を心配して賛成しない。試験に不合格になったことを内心喜ぶ。大吉の勤める「おたふく」が借金のため閉店し、大吉は職を失う。しかし、調理師試験に合格後、山口政子の援助を受けて小料理屋「おかくら」を開店する。最初は絶対に協力しないと言った節子だが、開店するとかいがいしく女将として振る舞うようになる。
野田家 (シリーズテーマ「夫の単身赴任」)
弥生の夫、良が突然いわきへ転勤になる。身体の不自由な姑をかかえ、子供たちの学校の問題もあるため、弥生は良に単身赴任を要求する。今まで専業主婦の弥生に全てを頼っていた良は不安を隠せない。弥生はこれをきっかけに夫との新しい関係を築けるのではないかと期待する。また娘のあかりは、弥生のような平凡な主婦になるのは嫌、女優になりたいと言い、家を出て行く。
小島家 (シリーズテーマ「姑との同居、小姑との同居」)
幸楽の店舗が古い木造から鉄筋のビルに変わる。2階は3世代2世帯が住める広い住居になる。五月は姑キミと完全同居し、小姑の久子家族とも同居することになる。幸楽の前に邦子が化粧品店を開く。キミは何かと久子や久子の子供たちを可愛がる。そして愛や眞には孫は平等であるべきだと辛くあたる。五月は子供たちの将来を守るため、キミに逆らうようになる。
高橋家 (シリーズテーマ「夫の脱サラ、親との同居」)
夫の亨が会社の処遇に不満を持ち、脱サラを図る。そのためにマンションを売り、母親の年子と同居すると言い出す。年子は親は親の生活を、子供は子供の生活をと理解を示した風であるが、実際に生活してみると様々な問題が発生する。亨の自然食品販売の事業は成功し、文子もそれに関心を持ち始める。
葉子 (シリーズテーマ「仕事か結婚か」)
ハワイで暮らしていた葉子は洋次に捨てられ、失意のうちに帰国し岡倉家へ戻る。葉子との結婚を諦め一度は結婚した山口太郎も、やはり離婚していた。政子は二人を別れさせたことを後悔し、葉子を太郎の嫁にと望む。太郎も葉子が結婚後も仕事をすることに理解を示すが、葉子は結婚よりも仕事に打ち込む生活を選ぶ。
長子 (シリーズテーマ「バツイチの結婚」)
長子の夫遠山昌之が、連れ子の遊を残して突然死ぬ。昌之の兄から遺産相続放棄をさせられ、遠山家を追い出されてしまう。病院に就職した長子はそこで本間英作と出会う。英作は長子に惹かれるが、母の常子は強引に病院長の娘との縁談を進める。長子は昌之の兄の家で虐待されていた遊を手元に引き取る。英作は結婚式の当日、式場から逃げ出して長子に結婚を申し込む。遊は長崎県雲仙の裕福な叔母に引き取られる。

[編集] 第3シリーズ

岡倉夫婦
山口政子の事業が失敗し、おかくらは閉店せざるをえなくなる。新店舗購入の資金もなく、大吉は商売を諦める。しかし、葉子が自宅を改装して住宅地にある落ち着いた店としておかくらを再開することを提案する。改装の期間、大吉節子夫婦は暮らす場所を求めて娘たちの家を順番に訪れる。台所とリビングと和室を店舗用に改装し、新しいおかくらが開店する。
野田家
女子大を卒業したあかりは、単身赴任中の良の看病のため訪れたいわきで、梨農家の息子和夫と知り合う。弥生の反対にもかまわず、あかりは和夫と結婚する。いわきの工場が閉鎖されるのに伴い、良は東京へ戻ってくるが、仕事を持つ弥生とのすれ違いが目立つようになる。会社の再建のため、良は重役へと昇進する。一方武志は大学進学を嫌い、好きな仕事をしたいと自動車修理工になるため家を出て行く。
小島家
五月は、相変わらず姑のキミと、離婚して出戻ってきた邦子の機嫌を伺いながら生活している。久子は健治と離婚し、子供を連れてアメリカ・ニューヨークへ移住した。邦子は子供には父親が必要だと考え、妻のある立石一茂と不倫関係に陥る。立石との再婚を目指した邦子だったが、立石は癌にかかり、結局は死亡する。
高橋家
亨の母年子がアルツハイマーになる。文子は献身的に介護をするが、年子の状態は一向によくならない。
葉子
葉子はこれからは照明デザイナーよりも一級建築士の時代であると言い、資格取得に懸命になる。山口商事の業績悪化に伴い、山口太郎との婚約が破棄となる。
本間家
長子は英作と結婚し、大阪の本間病院で暮らすが常子とうまくいかず離婚覚悟で東京に戻ってくる。英作との二人だけの生活が始まるが、なにかにつけ常子が現れて本間家の嫁の立場を説く。

[編集] 第4シリーズ

岡倉夫婦
節子がニューヨーク旅行中に突然死亡する。近所に住む節子の親友タキがおかくらを手伝うことになる。一人になった大吉は深夜急に気分が悪くなり救急車で病院に運ばれる。5人の子供たちはそれぞれ心配する。ハワイから珠子が大吉の70歳の古稀を祝うため帰国する。珠子はニューヨークから宛てた節子のメールを披露する。
野田家
武志は進学せず静岡の自動車整備工場に就職する。そして既に妊娠している佐枝と結婚する。弥生夫婦は自分たちの孫でない子供が生まれることに失望する。しかし、佐枝の気だての良さに気付き二人の子供の出産を祝福する。一方、あかりは秋葉家で過酷な農作業に従事していた。夫の和夫は水耕栽培に農家としての夢を賭ける。その資金をタキが出資するという。
小島家
眞はインターネットにのめりこみ、高校進学をしないと言い出す。久子家族が去った後には離婚した邦子家族が住んでいた。邦子は生活のためクレーン車の免許を取り働き始める。そこで離婚して一人暮らしの野々下と知り合い結婚する。母親に捨てられた野々下の娘の加津が現れる。野々下が引き取ることを邦子が拒否したため、五月夫婦が面倒を見ることになる。
高橋家
亨は自然食品の店をやめてハワイでホテル経営を始める。文子は亨と協議離婚する。しかし、望が起こす問題を文子一人では解決できない。そこへ亨の友人宗方が現れる。宗方は離婚した二人の仲を元に戻そうと画策する。望が別れた夫の亨と隠れて会っていることに文子は愕然とする。望の問題を話し合っていくうちに文子は亨ともう一度やりなおす気持ちになる。
葉子
葉子は太郎の妻・美智と会う。美智は二人の交際を非難するどころか、自分が山口家の嫁として不出来なことを詫びる。葉子は美智に自分の仕事を手伝うことで視野を広げることを提案する。
本間家
長子は一人暮らしになった大吉を心配して一緒に暮らし始める。しかし、常子は英作を婿に取られたようで気持ちが納まらない。常子は神林と交際を始める。英作は母親が父親以外の男と付き合うことが許せずに悩む。常子は本間病院の跡継ぎとなるよう英作に何度なく強要していたが、妹の由紀が失恋を機に病院勤めをやめて本間病院に戻る。

[編集] 第5シリーズ

岡倉大吉とおかくら
おかくらにタキの息子の青山久光が現れる。インドで絵を描いてきたというので、おかくらの店舗で個展を開く。タキは久光と葉子の結婚を危ぶみ、二人の結婚を阻止する。
野田家
良はリストラ担当重役として同僚社員の首切りを行う。そして自分自身も会社に辞表を出す。あかりは妊娠し病院に入るが、姑の満枝に甘えていると嫌味を言われる。出産を終えたあかりは息子勇気を連れて東京に戻る。水耕栽培の夢を捨てた和夫を許せず、離婚を決意する。
小島家
愛は親に隠れてコンパニオンのバイトを始める。そこで城代正則と知り合い交際を始める。最初は反対していた五月と勇であったが、勇が城代の父親に惚れ込んでしまい逆に愛に早く結婚するように勧めるまでになる。聖子はキミのご機嫌取りに励んでいたが、ある日銀行通帳と印鑑を渡された時に魔が差し、預金を引き出して逃亡する。眞はインターネットにはまったまま高校進学に悩む。ネットで知り合ったサチに説得され高校受験を決心する。眞は従兄弟の隆と同時期に受験するが、隆は落ちてしまう。隆は荒れて野々下を父親として認めないという。邦子は全て眞と五月が悪いと罵る。隆は高校に進まずに水道工事屋になるというが邦子は外聞が悪く、それを許さない。加津は眞の同級生で、父親に捨てられた森山壮太が気になる。
高橋家
文子は旅行代理店を開くために資格を取ろうとする。努力の結果、旅行業務取扱主任となった文子は望を大吉に預けて南米に視察旅行に出かける。亨は文子が旅行代理店を始めることに反対する。
葉子
葉子のところには太郎の母政子が押し掛けてきて同居する。太郎の嫁の美智と顔を合わせたくないからである。政子はお気に入りの宗方を葉子と結婚させて、3人で暮らすことを望んだ。一方、葉子はタキの息子久光に惹かれていく。
本間家
英作は妹夫婦が大阪の本間病院を継いだことで自分の不甲斐無さに悩む。由紀夫婦と暮らしていた常子が折り合いが合わずに東京に出てくる。一度は由紀と和解し大阪に戻るが、今度は由紀が常子とは一緒に暮らせないので病院を出て行くと長子夫婦のところに相談に来る。

[編集] 第6シリーズ

岡倉大吉とおかくら
大吉は行くあてのない森山壮太をおかくらで雇う。タキは調理師免許の試験を受けて合格する。壮太の父がおかくらを訪ねて来て、高校を続けさせたいという。しかし、壮太は立派な板前になることが夢だと言って断る。
野田家
あかりは息子の勇気と二人で自立して生活するために、おむすびの移動販売を考える。元の夫和夫が現れて復縁を願うが頑として聞き入れない。良と弥生のごはんやは順調に営業していたが、突然良は経営困難になっている会社の女社長の手伝いをすると言って仙台へ行ってしまう。二人の仲を心配した良の母ハナは自ら説得して連れ帰ると仙台へ旅立つ。
小島家
五月のところへ健治が結婚するといって光子を連れてくる。やり手の光子は幸楽の弁当販売の得意先を増やし始める。眞と加津は行方不明になった森山壮太を見つけ出し、大吉に身の振り方を依頼する。ニューヨークから健治と久子の娘である加奈がやってきて幸楽をかき回す。久子の境遇が心配になったキミは単身ニューヨークに渡る。そして小さな喫茶店を開く開店資金として2000万円を渡す。それに不満を持った勇はバーのママ里美の元に毎晩通い続け、仕事に手がつかなくなってしまう。加津がインターネットに書いていた小説が認められ、単行本として出版される。大きな話題になり、幸楽にファンの客が押し寄せる。古い旅館で仲居をしている加津の母もその本を知り、加津と会うためにインターネットで連絡をとり始める。愛はアナウンサーを目指し、城代に英語のレッスンを頼む。そして両親に内緒で放送局にADとしてアルバイトに行く。
高橋家
望が自分の娘にストーカーをしていると金田利子が訴えてきた。実は音大を目指す友人同士だった。それを機会に文子と利子は仲良くなる。
葉子
葉子はいまだに政子と暮らしている。仕事の関係上、宗方との付き合いはあるが結婚までは踏み込めない。仕事以外のことに時間を取られることがいやなのである。宗方もそれを理解しつつも、葉子にプロポーズする。太郎の妻美智は自分の存在が太郎の邪魔になると考え、離婚を申し出る。しかし、太郎も葉子もその必要はないと美智を説得する。葉子は宗方のプロポーズを断る決心をする。
本間家
英作は病院をやめて救急センターで働いていた。しかし、激務のため身体をこわし入院する。常子は日向子を本間病院の後継ぎにしようと教育熱を上げていたが、由紀の妊娠を知り手のひらを返すように日向子への関心をなくす。由紀の夫伸彦は、出産と子育てのために仕事ができなくなる由紀の代わりに自分の姉を本間病院に入れるという。しかし、由紀も常子もそれを伸彦の本間病院の乗っ取りと疑う。

[編集] 第7シリーズ

岡倉大吉とおかくら
おかくらに壮太の父が現れる。金持ちの会社経営者と再婚するので壮太を引き取りたいという。しかし、壮太は板前を続けたいと言って断る。葉子の結婚がとうとう決まり、岡倉の名前とおかくらの店を継ぐ者がなくなったため、大吉は意欲をなくし店を続けていくことを迷う。
野田家
あかりの元へ和夫が訪れる。いわきの土地家屋は全て処分したので、これからは東京で一緒に暮らしたいという。しかし、あかりは固辞する。希望をなくし和夫は自殺を図る。孫の勇気が和夫を慕う姿を不憫に思い、弥生と良はごはんやで和夫を雇う。勇気が幼稚園に入りたいと願っていることを知り、和夫と弥生夫婦はあかりを説得するが、あかりは承知しない。やっとのことで勇気を幼稚園に入園させる。父親を慕う勇気を見ているうちに、いつしかあかりは和夫を許すようになる。あかりが和夫に復縁話を持ち出した時、和夫は自分の父親としての役目は終わったと言ってあかりのもとを去る。
小島家
健治のケータリング事業が伸びていた。しかし、無理な営業がたたってか食中毒事件に巻き込まれる。愛は銀行へ就職する。そして一人暮らしをしたいと家を出て行く。しかし銀行の上司とのセクハラ事件に巻き込まれ窓口業務をはずされたことで希望をなくし銀行をやめる。インターネットを使ったホームページ製作の小さな会社を仲間と作るが開店資金が用意できず倒産させる。失意の愛は城代正則との結婚を決断するが、城代は既に別の女性との結婚を決めていた。加津は母親と連絡を取っていたことを野々下に知られる。加津の母みのりは旅館をやめて東京に移り、老舗の和菓子屋に住み込みではたらく。そしてそこの女主人に気に入られる。キミは脳梗塞を患い不自由な身体になる。一緒にリハビリをしようと久子がアメリカ・ニューヨークから迎えに来る。
高橋家
音大を目指しているはずの望は路上ライブをやっていた。文子は驚くが、望は大学へは行かずにプロのミュージシャンになると言い出す。
葉子
葉子は仕事の便宜上、宗方と付き合い続けていた。しかし、政子や宗方との関係を清算しようとした時、宗方の膵臓ガンが発見される。病気を隠し通すために葉子は宗方との結婚を決意する。葉子の努力の甲斐あって、宗方の手術は成功し全快する。しかし結婚したとたん、政子と宗方の嫁としての役割を求める無言の圧力を感じ、葉子は宗方との結婚を後悔する。
本間家
大阪から由紀がやってきて、伸彦とその姉が本間病院の経理を一手に握り、利益を持ち出して姉名義の新しい病院を作っていると訴える。そして由紀は伸彦との離婚を決意する。常子は行き場を失い、神林からの求婚を受けることを決める。英作はそれが面白くない。長子は婿同様の気分で岡倉家で小さくなっている英作のために近所に小さなマンションを借りる。

[編集] 第8シリーズ

岡倉大吉とおかくら
勉が結婚のためおかくらを去る。翻訳家としての才能に限界を感じた長子がおかくらを手伝い始める。壮太の父が再婚相手の死をきっかけに自殺を図る。壮太はおかくらを辞めて、ホストになる。
野田家
良はごはんやでの仕事は終わったと言って、今後は自然を相手にできる庭師になるという。弥生もごはんやの仕事に疑問を持ち、結婚前に看護師だったことを生かして幼稚園でボランティアを始める。あかりは息子勇気の幼稚園の友達はるかを通じて、その父親浅田和久と知り合う。お互いに子供を持つ親ということで、二人は好意を抱き始める。
小島家
姑キミの代わりに幸楽の経理を見ると言って、アメリカ・ニューヨークから小姑の久子が帰ってくる。健治夫婦はケータリング事業を独立させて幸楽を出て行く。しかし、久子は裏で資金を健治に渡し、ケータリング事業の乗っ取りと健治との復縁を画策する。愛は派遣の仕事で忙しい毎日だったが、そこで知り合った田口誠と結婚しすぐに妊娠する。眞は同級生の吉野杏子と仲良くなり、あちこちに遊びに出かけるようになる。そんな眞を加津は妬ましく思い、悩みを募らせる。
高橋家
息子の望がハワイの大学に転学すると言って、日本から出て行く。一人になった文子は寂しさのあまりアルコール依存症になって荒れた生活を送る。友人の金田はそれを心配し大吉に相談する。
大原家(葉子)
宗方との生活に不満を持った葉子は離婚を決意する。そして、仕事仲間の若い大原透と暮らし始める。すぐに妊娠するが、離婚直後なので婚姻届を出すことができない。妊娠中にも拘らず葉子は仕事三昧の生活を送り、周囲を心配させる。
本間家
長子は翻訳の仕事をやめて、おかくらを手伝う。大阪の本間病院の経営状況が悪化したため、常子は由紀に会いに大阪へ戻る。英作も東京の病院を辞めて本間病院の建て直しに奔走する。しかし、本間病院は倒産してしまう。倒産後、由紀は英作を頼って東京に移住する。

[編集] 第9シリーズ

岡倉大吉とおかくら
大吉は店で酔い潰れた小宮怜子という女性を介抱する。大吉は怜子を気に行った様子で、その後も何度か会っていた。そんな中、長子に常子の看病させるために出した求人募集を見て怜子がやってくる。長子の反対を押し切り怜子を雇うことに。
野田家
あかりは恋人に会いにいくため、勇気を残して海外に旅立つ。そして入れ替わるように武志一家が同居することになる。しかし、武志は仕事が上手くいっていないようでほとんど家に戻らずにいた。そんな中、弥生夫婦は佐枝を大切にし、勇気と佐枝の息子・良武を平等に育てることを決心する。
小島家
眞は大井精機の社長令嬢・大井貴子を両親に紹介する。五月は社長令嬢という肩書きを気にして貴子に冷たく接していたが、彼女の人柄を気に入る。しかし、貴子の母・直子と対立することになる。
勇は幼馴染の源太・哲也と再会し、ギターを弾いていた頃を思い出す。そして誠や典介も加わり、五月達に内緒で「おやじバンド」を結成する。
高橋家
望が突然ハワイから帰国する。望は亨に女性がいるかも知れないというのだが、文子は気にせずにいた。その後に帰国した亨にハワイに来るように言われ、ハワイの家に行って見るとそこには亨が雇ったメイドのナンシーがいた。それを見た文子は本当に本当の離婚を決意し、亨に望の全てを託した。
大原家
葉子と透は想いのすれ違いから離婚の危機にさらされる。透が一級建築士の資格を取れなかったら別れるという。そんな中、透は姿を消してしまう。
本間家
常子が突然脳卒中で倒れ、長子は昼間のおかくらを休んで看病をすることになる。さらに英作も病院で倒れ、脳外科の手術に参加できなくなる。長子は二人の看病をするために岡倉家を出て、一軒家を借りることに。

[編集] キャスト

渡る世間は鬼ばかりの登場人物」を参照

[編集] スタッフ

[編集] データ

[編集] 放送日・視聴率

[編集] 通常版

視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区のもの。

  • 第1シリーズ:1990年10月11日~1991年9月26日(全48回、平均視聴率18.2%)
  • 第2シリーズ:1993年4月15日~1994年3月31日(全49回、平均視聴率23.8%)
  • 第3シリーズ:1996年4月4日~1997年3月27日(全50回、平均視聴率26.6%)
  • 第4シリーズ:1998年10月1日~1999年9月30日(全51回、平均視聴率24.7%)
  • 第5シリーズ:2000年10月5日~2001年9月27日(全50回、平均視聴率24.3%)
このシリーズからハイビジョン制作。
  • 第6シリーズ:2002年4月4日~2003年3月27日(全51回、平均視聴率23.5%)
  • 第7シリーズ:2004年4月1日~2005年3月31日(全51回、平均視聴率18.2%)
  • 第8シリーズ:2006年4月6日~2007年3月29日(全50回、平均視聴率18.2%)
  • 第9シリーズ:2008年4月3日~2009年3月26日(全49回、平均視聴率14.1%)

放送時間は、いずれも木曜午後9時~9時54分である。但し、第9シリーズ最終回2時間スペシャルのみ午後8時54分~10時48分である。
第5シリーズまでは前シリーズ終了~次シリーズ開始までの間隔がまちまちだったが、第6シリーズ以降は西暦偶数年度に放送されるのが慣例となっている。
放送期間は各シリーズとも1年間(4クール)と決められている。

[編集] スペシャル版(単発放映)

  • 1994年9月29日
  • 1995年12月28日
  • 1999年12月23日(視聴率23.0%)
  • 2000年4月6日(視聴率20.9%)
  • 2006年12月28日(「橋田壽賀子バラエティ 渡る世間は鬼ばかり・来年も続きますよSP」、視聴率14.8%)

他多数放映

[編集] 作品リスト

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[編集] 第1シリーズ
[編集] 第2シリーズ
[編集] 第3シリーズ
[編集] 第4シリーズ
[編集] 第5シリーズ
[編集] 第6シリーズ
[編集] 第7シリーズ
[編集] 第8シリーズ
[編集] 第9シリーズ
[編集] 第10シリーズ

[編集] 登場人物がよく言う台詞

「渡る世間は鬼ばかり」の登場人物は同じ台詞をよく使う。

  • ほぼ全員 「いくら○○だからって△△って法(道理)はないでしょ(だろ)」「どういう風の吹き回し?」「骨身に染みる」「○○より他ない」「有難いと思ってる」「○○しても罰は当たらない」「申し訳ございません」「そんな○○な話ってある~!?」「高をくくる」「○○はもうたくさん」「波風をたてる」「ありゃしない」「○○して差し上げる」「お世話させていただく」
  • 岡倉5姉妹 「やっぱり岡倉が一番だ(主に実家に戻ってきたときに使う)」
  • 岡倉大吉 「お金なら父さんが出してやるから」「いつでもうちに帰っておいで、お前1人ぐらい父さんが食べさせてやるから」「娘なんていらない」「何馬鹿なことを言ってるんだよ」
  • 岡倉節子 「娘なんて育ててもちっとも面白くないですね」「娘5人も嫁にやるとろくなことありませんね。」「娘なんて産むもんじゃありませんね。」「ごはんこしらえても、おいしいと言って食べてくれるのは遊ちゃんだけね。」
  • 野田弥生 「血の繋がりのない家族」
  • 小島五月 「申し訳ありません、全部私が悪いんです」「愛!(眞!)おばあちゃんに向かってなんてこというの!!」「愛や眞に幸楽を継がせる気はありません」
  • 小島キミ 「母親の教育が悪いせいだよ(孫の愛または眞がキミに反抗したとき、五月に対して向けられる決まり文句)」「二度とうちの敷居はまたがせないよ!」「五月、塩まいてやんな!」「馬鹿も休み休み言うんだね!」「嫁(五月)の尻に敷かれて、情けないったらありゃしないよ!(五月がキミに反抗したとき、勇に対して向けられる決まり文句)」他多数
  • 小島 眞 「だってしょうがないじゃないか」「何でもかんでも母さんのせいにするなよ」「○○のやつ」(叔母(父の妹)である久子や邦子に対しても使うことがあるが、同じ叔母(伯母)である弥生や文子(母の姉や妹)たちの前では使うことはない)「よしてくれよ」
  • 小島 勇 「ウォーキング」「青春の夢」「たかが○○の事でどうしてこんな事になるんだよ」
  • 山下久子・野々下邦子「母ちゃん、くやしい」「遺産相続を放棄したって言うのに!」「母親の教育が悪いせいだよ(愛または眞が自分に反抗したとき、五月に対して向けられる決まり文句)」
  • 野々下加津「一人で生きていくって決めたの!」「私には父さんも母さんもいないの!」「友達なんかいらない」「私には幸楽しかないの!」
  • 高橋 望・野々下加津「愛姉ちゃん」「眞兄ちゃん」
  • 高橋年子 「望は高橋家の孫です」
  • 大原葉子 「私、結婚に向いてないのよ」「山口のお義母さん」「一級建築士の国家試験」「あたし離婚します」
  • 本間長子 「あたしはお父さんの世話をするためにこの家にいるのよ」「本間のお義母さん」
  • 神林常子 「英作、長子はんとは別れなはれ」「わてな、××やて、こない思いますねんな」「へぇへぇ」「長子はん!」「わてだす」
  • 青山タキ 「私は息子達とは縁を切りました」「とんでもございません」「差し出がましいようですが」「勝手させてもらう」
  • 田島聖子 「女将さん(五月)、あたしの言ってる事、間違ってます?」「大きい女将さん(キミ)」「女将さん(キミ)、私悔しい!」
  • その他、以下のような独特な言い回しがあるのも特徴である。
    • 「こしらえる」-主に作る事を言う。
    • 「○○の分際で」-主にキミが五月に対して言う。
    • 「○○のお義母さん」-○○には苗字が入る。○○さんと苗字であまり言わない。
    • 「○○のばあさん」‐大吉が、娘たちの姑をことを指す時に使う。(例:「幸楽のばあさん」)
    • 「○○叔母(伯母)さん」-大吉の孫たちが母の妹(あるいは母の姉、父の妹)に対して使う言葉。
    • 「岡倉へ帰らせて頂きます」- 岡倉家の娘5人は実家のことをわざわざ苗字で表現する。他の登場人物は実家の事を里や国と言うこともある。
    • 「一流企業」「一流大学」「有名な私立中学/高校」- 世間で一般的に知名度の高い学校や企業のことを指す場合に用いる。この後「苦労して行ったって、親の思うどおりには、」「より職人になったほうが幸せに」と続く。
    • 「あかりや武志」「愛や眞」「隆やミカ」「加奈や登」- 二人兄弟が登場することが多く、子供たちを纏めて表現する際には基本的に「○○や△△」のように“や”で結ぶ。
    • 「ボーイフレンド」及び「ガールフレンド」- (特に子供たちの)異性の友人、もしくは恋人。間違っても「男友達/女友達」や「彼氏/彼女」は使わない。
    • 「行って参ります」- 「行って来ます」とは言わない事が多い。
    • 「ただいま帰りました」-学校や出前・市場、時には“だんなの遣い”から帰った時に使う。決して「ただいま」だけで済まさない。
    • 「お元日」-1月1日のこと。「元日」「元旦」とは言わない。
    • 「○○するの、○○したいのよ(○○するんだ、○○したいんだ)」-二度言う事で自分の意志を強調させる。
    • 「私(俺)、○○することにする(○○になる)、もう決めたの!!(そう決めたんだ!!等)」- 新しく何かを始める人や考え方を変えた人が言うセリフ。「もう決めた」等は意思がとても強く「もう決めたことだから、何を言っても無駄だよ」の意味で、多くの場合は、他の人に言わず一人で勝手に物事を決めてしまうため、聞かされた人を唖然とさせる。
    • 「○○するって決めたら、急に気が楽になった(これまでのことがバカバカしくなった)、こんなことなら、もっと早くに○○しとくんだった」- 離婚や会社を辞めるなど、何かを悩んでいて、物事を決意した場合などに使われ、言った本人は吹っ切れてる場合が多いが、たまにどうにでもなれと開き直って言う場合に使われる場合もある。
    • 「やっと本当の夫婦になった気がする」- 夫婦間でトラブル(主に転職や引越しなど環境の変化)が生じて、それに反対していた妻(夫)が受け入れた後で第三者に対して自分たち夫婦のありようを説明した後で満足そうにつぶやく。既に何度もこのセリフを繰り返している夫婦もいるので、いつになったら本当の本当に「本当の夫婦」になれるのかは不明。

[編集] その他

  • ドラマ内に登場した料理のレシピを紹介した書籍が飛鳥新社より発売されている。
    • 橋田寿賀子ドラマ渡る世間は鬼ばかり お食事処「おかくら」レシピ ISBN 978-4870314948
    • 橋田寿賀子ドラマ渡る世間は鬼ばかり 中華「幸楽」レシピ ISBN 978-4870314931
出演者
  • TBS『関口宏の東京フレンドパークII』のスペシャル版に渡鬼ファミリーが隔年(2000年3月27日、2001年3月26日、2002年9月30日、2004年9月27日、2006年3月27日)で出演している。2006年放送分では、村田雄浩が「ビックチャレンジ」でダーツをスペシャル特別商品の「満干全席」の箇所に見事命中させた。
  • 渡鬼人気に乗じて、久子役の沢田雅美と邦子役の東てる美が「悪魔シスターズ」というユニットでCDデビューしている。曲名は「あなたってパヤパヤ」。
  • 岡倉大吉役の藤岡琢也ABCテレビの「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」にゲスト出演した際、料理の手つきが非常に不慣れだったため、上沼恵美子から「『おかくら』でのイメージと全然違うんですね!」と言われた。
キャスト・スタッフ設定
  • 岡倉家の家族構成のモデルは中田喜子の実家である。
  • 登場人物に対する橋田の命名はかなり安易で記号的である。ちなみに主人公の姓は、高平(となりの芝生)、田倉(おしん)、高倉(大家族)、高原(いのち)、岡倉(渡鬼)、花村(おんなは度胸)、高倉(春よ、来い)、高倉(ハルとナツ 届かなかった手紙)と「高」「倉」の文字とあ行の音が多用されている。また小島家の子供は当初は「愛(あい)」と「眞(まこと)」とされたが放送開始時に「眞(しん)」に変更されたと言われる。また、愛が結婚したのは「誠(まこと)」だった。聖子の旧姓は「松田」であり、第5シリーズで神田正輝が出演し幸楽を訪れた時は二人の対面に不思議な緊張感があった。
  • 第8シリーズ(2006年4月放送開始)では藤岡琢也が病気のため出演できず、大吉役は宇津井健に変更された(藤岡は2006年10月20日に死去)。重要人物が変更される事で本作品のイメージが大きく変わる事が予想されたが概ね好評であり、宇津井は違和感無く大吉を演じている。かって日本テレビでシリーズ化された「たんぽぽ」での橋田ドラマも経験あり、橋田セリフも違和感なくしゃべれる。
  • シリーズが長期化し、家系図も複雑になっている。また、マンネリ化が進んでいる。「同じ話ばかりでつまらない」「もう潮時だ。いい加減終わらせたほうがいい」という意見が新聞の投書欄などで見られる(最終回の筋書きが既に作られているという話すらある)。これに関する話題は週刊新潮でも取り上げられた。
  • シリーズが長期化しているため、前後のシリーズでいくつか設定に矛盾が生じている。代表例としては、人物の年齢設定がシリーズによって違うことがあげられる。弥生と五月の場合、第6シリーズでは3歳差だが、第7シリーズでは4歳差、第8シリーズでは2歳差、第9シリーズでは3歳差と変化している。このような年齢設定の混乱は他にも多くの人物で確認できる。
  • 邦子と小川浩介の子供は当初、豊(堀裕晶)と忠(内田健一)の兄弟だったが、その後隆とミカの兄妹に変更された。これは現実世界を反映させている本作としては極めて異例である。
  • ジャニーズ事務所所属タレントが4人出演しているが、同じ場面に出ることはほとんどない。英作(植草克秀)と壮太(長谷川純)がおかくらで顔を合わせるのみである。
  • 神林常子(京唄子)は、当初助産婦(助産師)という設定だったが、いつの間にか産婦人科の医師になっている。
山岡久乃の降板
  • 第1シリーズから第3シリーズまで、番組の顔は山岡久乃演じる岡倉節子であった。第4シリーズ開始に伴い山岡が降板することとなり、物語は一変することとなった。TBSは山岡の降板にあたり、異例の「山岡降板説明記者会見」をマスコミに対して開いている。
  • 第3シリーズ終了後、第4シリーズへの出演拒否の意思を貫く山岡に対し、プロデューサーの石井ふく子や脚本の橋田壽賀子は何度も出演要請をするが、山岡の意思は変わらなかった。これに対し橋田はTBSに「山岡さんなしではドラマが成り立たないので、もうこのドラマはやめましょう」と打ち切りの方針を伝えたが、TBSは納得せず、節子を死亡した設定にして脚本も作り変え、製作することとなった。
  • 理由のはっきりしない山岡の突然の降板は、ワイドショーや週刊誌を中心に、世間を騒がすことになった。山岡と橋田の確執説や、山岡の橋田への報復説なども噂されることとなった。橋田が「山岡さんは私のことがよっぽどお嫌いなんでしょうね」などと不用意な発言をしたことも、報道が過熱する原因となった。
  • 第4シリーズ放送開始後、山岡は癌であることを公表。世間からは「山岡さんは病気のために第4シリーズを降板した」と思われているが、病気にかかる前の第3シリーズ出演中の時点で、次シリーズ以降への出演意思はなかった。その後山岡は1999年2月15日、胆管癌による心不全の為死去した。これに伴い、泉ピン子演じる小島五月が事実上、新たな番組の顔となることになった。


[編集] 放送局

  • TBS (新作)および(再放送)
  • JNN各局 (新作)および(再放送) 北海道放送など一部放送局は新作のみ。
  • CS TBSチャンネル (再放送。2009年1月より第6シリーズが再放送される予定。ただし、第7シリーズ以降は再放送されていない)
  • 福井放送 福井県にJNN系列の放送局がないため月曜9:55~に放送(下記も参照)
  • 秋田放送 秋田県にJNN系列の放送局がないため土曜16:00~16:54に放送
    JNN系列の放送局がない徳島県・佐賀県は隣県のJNN局(例として毎日放送RKB毎日放送)を越境受信する形となる。また福井県も同じ(こちらは北陸放送中部日本放送・毎日放送のいずれかを越境受信できていれば、本来版の視聴が可能)。
  • KIKU-TV(ハワイ地上波) 1年~1年半遅れ。毎週日曜20:00~。2007年10月21日から第8シリーズ放送(日時はいずれも現地時間)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

TBS 木曜9時枠の連続ドラマ
前番組 番組名 次番組
芸能社会
(1990.07.05 - 1990.09.27)
渡る世間は鬼ばかり
第1シリーズ
(1990.10.11 - 1991.09.26)
次男次女ひとりっ子物語
(1991.10.17 - 1991.12.26)
家栽の人
(1993.01.07 - 1993.03.25)
渡る世間は鬼ばかり
第2シリーズ
(1993.04.15 - 1994.03.31)
HOTEL 第3シリーズ
(1994.04.14 - 1994.09.22)
3年B組金八先生 第4シリーズ
(1995.10.12 - 1996.03.28)
渡る世間は鬼ばかり
第3シリーズ
(1996.04.04 - 1997.03.27)
新幹線'97恋物語
(1997.04.03 - 1997.06.26)
ひとりぼっちの君に
(1998.07.02 - 1998.09.17)
渡る世間は鬼ばかり
第4シリーズ
(1998.10.01 - 1999.09.30)
3年B組金八先生 第5シリーズ
(1999.10.14 - 2000.03.30)
20歳の結婚
(2000.07.06 - 2000.09.14)
渡る世間は鬼ばかり
第5シリーズ
(2000.10.05 - 2001.09.27)
3年B組金八先生 第6シリーズ
(2001.10.11 - 2002.03.28)
3年B組金八先生 第6シリーズ
(2001.10.11 - 2002.03.28)
渡る世間は鬼ばかり
第6シリーズ
(2002.04.04 - 2003.03.27)
ホットマン
(2003.04.10 - 2003.06.19)
サラリーマン金太郎4
(2004.01.15 - 2004.03.18)
渡る世間は鬼ばかり
第7シリーズ
(2004.04.01 - 2005.03.31)
夢で逢いましょう
(2005.04.14 - 2005.06.23)
白夜行
(2006.01.12 - 2006.03.23)
渡る世間は鬼ばかり
第8シリーズ
(2006.04.06 - 2007.03.29)
夫婦道
(2007.04.12 - 2007.06.21)
3年B組金八先生 第8シリーズ
(2007.10.11 - 2008.03.20)
渡る世間は鬼ばかり
第9シリーズ
(2008.04.03 - 2009.03.26)
廃枠
【本枠は水曜21時台の水曜劇場へ移行】
TBS系列 木曜21時台
3年B組金八先生 第8シリーズ
渡る世間は鬼ばかり
第9シリーズ
ザ・イロモネア
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