魔法少女ちゅうかなぱいぱい!

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東映不思議コメディーシリーズ > 魔法少女ちゅうかなぱいぱい!
東映不思議コメディーシリーズ
通番 題名 放映期間
第8作 じゃあまん探偵団
魔隣組
1988年1月
- 同年12月
第9作 魔法少女
ちゅうかなぱいぱい!
1989年1月
- 同年7月
第10作 魔法少女
ちゅうかないぱねま!
1989年7月
- 同年12月

魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』(まほうしょうじょ ちゅうかなぱいぱい)は1989年1月15日から同年7月9日までフジテレビ系列で放送された特撮テレビ番組東映不思議コメディーシリーズの第9作。全26話。

あらすじ[編集]

わがままな五目殿下が支配する『中華魔界』は、人間界から近いが人間は誰もその存在を知らない遠い世界。その中華魔界に住むヒロイン・ぱいぱい(小沢なつき)には、レイモンドという恋人がいた。だが五目殿下は、ぱいぱいを花嫁にするために邪魔なレイモンドを魔法でラーメンに変えてしまう。ラーメンとなったレイモンドは逃げ出す途中、ラーメンの器からナルトを落としていった。かくてナルトの入っていないラーメンの姿をしたレイモンドを追いかけて人間界にやって来たぱいぱいは、母親代わり(家政婦)として高山家に居候する事になる。人間界にいるときは普通の洋服を着つつ(伊達)メガネをかけた地味な姿をするが、騒動を解決する時は変身し、中華魔界での服装であるチャイナドレスを纏う。これは、リリーフ作にあたる「魔法少女ちゅうかないぱねま!」にも設定が継承されている(後述参照)。

インディ・ジョーンズを思わせる考古学者の父親・行男と3馬鹿兄弟で構成された高山家。お節介な行男の姉・三軒茶屋(ババア)。五目殿下の命令でぱいぱいを捕まえに来た間抜けな部下・ヌルハチとタクラマカン。さらには中華魔界ゲシュタポのリーダー・パイカルや、行男の幼なじみでヤクザの親分に頼りないお巡りさん…と、多彩なキャラクターとぱいぱいが毎回街中で珍騒動を巻き起こす異色コメディ作。

概要[編集]

これまでのロボット物や探偵物から美少女路線に方向転換した最初の作品であり、また年号平成に変わってからの初の作品でもある。

シリーズの路線変更に当たって起用されたのは、当時新進アイドルとして活躍していた小沢なつき。小沢は、『ぱいぱい!』と同じフジテレビ系列のテレビドラマ『花のあすか組!』では確実な演技力を見せ、また同時期には雑誌のグラビアを飾っており、小沢の起用には路線変更に当たってのフジテレビ・東映関係者の意気込みが感じられる。これ以降のシリーズに起用されたヒロインは、みなアイドルが務めた。

当初は1月8日に放送開始予定だったが昭和天皇崩御のため中止になり、翌週の15日からの放送開始となった。

シリーズスタート当初から制作に携わっていた平山亨が東映を退社したためスタッフより外れ、2年続けてプロデューサーを担当していた小林義明が企画職にスライドしたため、初めて日笠淳がチーフプロデューサーに昇格。また新たにメタルヒーローシリーズとの掛け持ちで、三ツ村鐵治が監督陣に加わった。

中華魔界ゲシュタポのリーダー「パイカル」として、旧ドイツ軍のような衣装で登場していたのは、今や演技派俳優として安定した演技をみせる大杉漣。また「良いところのお嬢様」役で、小島聖がゲスト出演している。

また、この作品以降、関西テレビ放送が編成の都合上放送を打ち切ったため京都放送サンテレビジョン(いずれも時差放送)でネット受けを行った。

早期終了[編集]

その人気は一部コアにまで広がり、当初は同年の12月までの一年間放送を予定していた。しかし主演の小沢が途中降板したため、番組は僅か半年で終了となり、後番組『魔法少女ちゅうかないぱねま!』が急遽制作される事になった。そのため『ちゅうかなぱいぱい!』と『ちゅうかないぱねま!』は同じ世界観で描かれることになり、本作の一部の人物は『いぱねま!』にも登場している。最終話(第26話)には後番組の主人公・いぱねま(島崎和歌子)がシンゴと初対面する場面が設定され、これが後番組への伏線になっている。

小沢なつきの降板については諸説あるものの、どれも憶測の域を脱しないものである。尚、小沢は本作の降板と同時に、一旦は芸能界からも引退する(後に復帰)。後年小沢本人は深夜番組『ロンロバ!ハイティーンブギ』(TBS系)で降板理由について聞かれた際、「忙し過ぎて訳がわからなくなり、マネージャーと駆け落ちまがいのことを計画したが待ち合わせ場所に相手は来なかった」と話している。

登場人物[編集]

ぱいぱい
中華魔界の支配者である五目殿下の求婚に逆らい、人間界に逃げてきた中華魔女。五目殿下にラーメンにされた恋人のレイモンドを探している。ラーメンのレイモンドは逃げる途中でナルトを落としており、ぱいぱいは"最初からナルトが入っていないラーメン"を探している。ナルトは干からびないようにコップに入れ水を張り、常に大切にしている。人間界で生活するために高山家の母親代わりとして、住み込みで子供たちの面倒を見る。変装のため、普段は大きな伊達メガネをかけ髪をほどいている。性格は単純で短気。中華料理が大得意だが、それ以外の料理は人並みかそれ以下。
「ウーラーナ、シャイオパラ、タイオパラ、カーサイターボウ」の呪文でペンダントを光らせ、元の中華魔女の姿に戻る。ペンダントはステッキになる。同じ呪文を唱えステッキの先端に息を吹きかけ様々な魔法を使用する。呪文は「ウーラーナ」か「シャイオパラ、タイオパラ」に省略される場合が多い。人間姿の時はコンパクトで魔法を使う。
第23話で原料が牡丹の花であることがわかる。
高山アキラ
高山家三兄弟の長男で小学校6年生。妄想癖があり、父親に似て調子がよく頼りない性格。三人揃って成績が悪くイタズラ好きで、周りからは「三バカ兄弟」と呼ばれる。自主的にイタズラをしかけず、弟たちのイタズラに便乗する傾向が強い。
高山トオル
三兄弟の次男で小学校4年生。三兄弟の中では比較的しっかり者だが、裏を返せば小賢しいいたずらが得意。
高山シンゴ
三兄弟の末っ子で小学校1年生。年少だが一番こまっしゃくれている。しかし、母親の姿を知らないため兄弟で一番ぱいぱいを慕っている。嘘をつくのが得意。
高山行男
考古学者で自称・世界的に有名。家庭ではいい加減な性格で、立場が悪くなると発掘の名目で海外へ逃げ出したり、発言を撤回したりする非常に頼りない父親。子供に対しては完全に放任で、子供の生活より研究の方を大切にしている。家庭内では着物で過ごし、発掘に行く時はインディアナ・ジョーンズを真似た服を着る。
三軒茶屋小百合
行男の姉で三兄弟の伯母。元は名門だった高山家の復興を掲げ、三兄弟をまともな人間になるようしっかりした教育をさせようとする。そのため、どんな時でも三兄弟に味方し、さらに魔女だと疑っているぱいぱいの存在が邪魔であり、家から追い出そうとする。根は優しいのだがそれが伝わらず、高山親子からは嫌がられ、陰で「三軒茶屋のババァ」と呼ばれている。
名前の由来は三軒茶屋
ヌルハチ
五目殿下の部下。小柄で丸メガネにちょび髭の男。五目殿下からぱいぱいを中華魔界へ連れ戻す命を受けているが抜けている性格で、さらにレイモンドを想うぱいぱいに同情し少々協力的になってしまい失敗続き。目玉をぐるぐる回す事と電卓を叩く事で魔法を使う。人間姿の時は丸メガネとちょび髭はなくなる。
名前の由来はヌルハチ
タクラマカン
五目殿下の部下でヌルハチの相棒。バンダナを被りサングラスをした、身長が高く体格のいい大男。頭が鈍く、性格も鈍くて単純。小鼻をひくひくさせる事で魔法を使う。人間姿の時は伊達メガネをかける。
名前の由来はタクラマカン砂漠
第23話で原料がタヌキであることがわかる。

出演[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

  • OP - 「あの娘が街にやって来た!」、ED - 「星空のダイアリー」
(作詞 - 佐藤ありす/作曲 - 本間勇輔/編曲 - 信田かずお/歌 - 朝川ひろこ

放送リスト[編集]

放送日 話数 サブタイトル ゲストキャラクター 脚本 監督
1989年1月15日 1 あの娘が街にやって来た 浦沢義雄 坂本太郎
1989年1月22日 2 中華魔界の秘密
  • 警官(市川勇)
1989年1月29日 3 花のワルガキ隊 大原清秀 三ツ村鐵治
1989年2月5日 4 さらわれたパイパイ
1989年2月12日 5 初恋はお嬢さま
  • お嬢さま(小島聖
  • 警官(市川勇)
浦沢義雄 坂本太郎
1989年2月19日 6 空地を取り戻せ!
1989年2月26日 7 七色の恐竜 大原清秀 三ツ村鐵治
1989年3月5日 8 ホネまで愛して
1989年3月12日 9 母さんでもないのに… 浦沢義雄 佐伯孚治
1989年3月19日 10 会長の悪だくみ
1989年3月26日 11 シンゴのガールフレンド 坂本太郎
1989年4月2日 12 レイモンドとチャーハン
1989年4月9日 13 悪魔の椅子 大原清秀 村山新治
1989年4月16日 14 ネコ踏んじゃった
1989年4月23日 15 私のぱいぱい人形
  • 警官(市川勇)
浦沢義雄 三ツ村鐵治
1989年4月30日 16 哀しきミュージカル
  • 親分(及川ヒロオ)
1989年5月7日 17 幻のグラウンド
  • 教育委員長(二瓶鮫一
  • 校長(歌澤寅右衛門)
大原清秀 坂本太郎
1989年5月14日 18 ザ・偉人伝
1989年5月21日 19 シンゴのごきげんいかが 浦沢義雄 村山新治
1989年5月28日 20 恐怖のママゴト
  • パイカル(大杉漣)
大原清秀
1989年6月4日 21 東大の家庭科
  • パイカル(大杉漣)
  • 裏口入学を勧めるブローカー(西尾徳
坂本太郎
1989年6月11日 22 パパの少年時代
1989年6月18日 23 地獄のハンマー
  • パイカル(大杉漣)
佐伯孚治
1989年6月25日 24 忘れられたかくれんぼ
  • ケンちゃん(皆川衆
  • 親分(及川ヒロオ)
  • 少年時代の行男(海老名政志)
山永明子
1989年7月2日 25 五目殿下の結婚式 浦沢義雄 三ツ村鐵治
1989年7月9日 26 さようなら中華魔女

映像ソフト化[編集]

  • 2003年6月21日8月21日にかけてDVD東映ビデオから発売された。全2巻の各2枚組で各巻13話収録。東映不思議コメディーシリーズとしては初めて全話収録のソフト化となった。
  • 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録されている。

ネット配信[編集]

  • 2011年8月から10月まで、Youtubeの「東映特撮 YouTube Official」にて配信が行われたほか、2014年4月14日より再配信が行われている。
  • 2013年3月13日から9月4日まで、ニコニコ動画の「東映特撮ニコニコおふぃしゃる」にて配信が行われた。毎週水曜日の朝8時に1話ずつ配信され、配信後最新話は3日間のみ無料、それを過ぎると有料(ニコニコポイント150ポイント消費で一週間視聴可能)となる。

コミカライズ[編集]

フジテレビ 日曜朝9時 - 9時30分枠(1989年1月 - 7月)
前番組 番組名 次番組
魔法少女ちゅうかなぱいぱい!