ミラーマン

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ミラーマン
放送時間 日曜 19:00 - 19:30(30分)
放送期間 1971年12月5日 - 1972年11月26日(51回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 円谷プロダクションフジテレビ
監督 本多猪四郎 ほか
脚本 若槻文三 ほか
プロデューサー 満田かずほ
淡豊昭
塚原正弘
春日東
別所孝治
八百板勉
出演者 石田信之
宇佐美淳也
和崎俊哉
工藤堅太郎
杉山元
市地洋子
沢井孝子
蔵忠芳
村上不二夫 ほか
音声 モノラル放送
オープニング ミラーマンの唄(第1 - 29話までED曲として併用)
エンディング 戦え! ミラーマン(第30話 - )
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ミラーマン』は、1971年12月5日から1972年11月26日にかけて全51話がフジテレビ日曜日19:00-19:30枠に放送された、特撮ヒーロー番組、およびそれに登場するヒーローの名前。

概要[編集]

円谷プロダクションウルトラシリーズとは異なる路線で制作した巨大ヒーロー番組[1]。『帰ってきたウルトラマン』とともに第二次怪獣ブームの一端を担った[1]

製作経緯[編集]

本作の企画は、金城哲夫円谷プロダクションへの置き土産として執筆した原案を基に、田口成光満田かずほ1969年に本格的な番組案とした企画書がそもそもの発端で、これを基に小学館が発行する学習雑誌などの児童誌におけるマンガ連載が行われ、また東京12チャンネルなどへの番組売り込みが並行された。こうした経緯を経て、一度は旭通信社を通して、よみうりテレビ土曜日19:00 - 19:30枠における『巨人の星』の後番組として候補に挙がっていた時期もあったが、結局実現しなかった。

ちょうどその頃フジテレビでは、旭通信社の担当枠(日曜日19:00 - 19:30)で、新番組企画『長くつ下のピッピ[注 1] が、原作者の許可が得られずに制作中止に追い込まれていた。そこで急遽、旭通信社は代替企画として『ミラーマン』をフジテレビに売り込み、9月3日のフジテレビ企画会議において、1971年12月から、同枠での放映が決定することとなった。こうして、最終的に本作は円谷プロダクションが企画制作を兼ね、広告代理店旭通信社が担当、提供スポンサー大塚グループが単独で務める形となっている。

設定については、満田が各局に売り込んでいた『戦え! ウルトラセブン』の企画書における、スライサーV、同Hなどの必殺技なども流用することで、細部が固められていった。また放送決定に先駆けてパイロット版(後述)も制作されていたが、出演者やヒーローのデザインなどが異なっている[注 2]

円谷プロとしても、同時制作されていた『帰ってきたウルトラマン』との差別化のため、「シャープで硬質なドラマの制作」が掲げられ、ストーリーは、御手洗博士を中心とする科学者専門家チーム、異次元人との混血児である主人公京太郎の出自が及ぼす心の葛藤による彼の内面的な弱さ、インベーダーの不気味さが強調されており、同時期のヒーロー番組としてもリアルでダークなムードのドラマが展開された。また、特殊チームが光線銃以外の兵器を持たず[注 3]、科学力で敵に立ち向かう「民間組織」(事件の捜査と検証などが主な任務)であるという点も特徴であり、「敵に対してなかなか抵抗できない」といったエピソードも多々描かれている。主人公が特殊チームの関係者ではあるが所属はしていないという設定も特徴であり、ウルトラシリーズとの差別化である一方で[2]、制服を着用しないことで誰が主人公であるかを子供にもわかりやすくするという配慮でもある[3][注 4]

演出陣としては、大映京都撮影所から黒田義之監督を招き、本作を機に黒田は円谷作品に関わるようになる。これは、1966年(昭和41年)の大映映画『大魔神』を観て、黒田の特撮演出の巧みさに驚嘆した円谷一が、円谷英二の長年の夢だった『竹取物語』の映画化スタッフとしてこれを招いたのがきっかけである[4] 。同じ怪獣が数度にわたって再登場することが多いのは、予算削減のため、当初から番組企画に盛り込まれていた事項である。

本作の監修に円谷一が名を記している件については、「当時のTBSは円谷プロに対し、円谷の特撮ものはうちの局でなければ作れないという傲慢な態度をとっていた。それに対して、円谷一はTBSに釘を刺す意図があったのではないか」との、当時のスタッフの証言がある。

作風はジャン・コクトーの監督映画『オルフェ』やジャック・フィニイの小説『盗まれた街』、アメリカのテレビドラマ『インベーダー』などから影響を受けている[5]

『シルバー仮面』との視聴率競争[編集]

本作は、放映開始時から裏番組として同じ特撮ヒーロー番組である『シルバー仮面』との視聴率競争を宿命づけられていた作品[注 5]であるが、シリアスで地味な世界観や、制作費を抑えるため同じ怪獣が再登場するパターン[注 6]が繰り返されたことなどから、視聴率は初回の27%を最高値として徐々に下がっていった。

この視聴率競争では本作が優勢であり、結果的には勝利したものの[注 7]、翌1972年の4月編成期を境に、第二次怪獣ブームが過熱していくなかで、派手なアクションやドラマを展開するライバルヒーロー番組が各局ともに続出することとなり、制作スタッフはさまざまな番組強化策を検討せざるを得ない状況となる。

『変身ブーム』の中での設定変更[編集]

こうして、ライバル番組が一気に増加したことへの対策として、第2クール目から怪獣が再登場する方針が改められ、序々にインベーダーの作戦のスケールが大きくなり派手な特撮シーンが増えていった。そして第3クール目からミラーマンの世界観はインベーダーと人類との総力戦を描くものへと変わる。

ソルガン(太陽や星の光をエネルギーとする光線銃)以外に武器を持たず、事件の調査と航空防衛隊への指揮が中心だったSGM(ただし、インベーダーと格闘することも多々あった)は、インベーダーによって基地を壊滅させられ、実力で対抗すべく大型戦闘機ジャンボ・フェニックスを導入。ミラーマンを支援する攻撃部隊としての側面を持つようになる。

また、インベーダーの策略で埋め込まれたエネルギー時限爆弾と、その対抗アイテムとして父親から与えられたカラータイマー 、そして敵の強大さをアピールするため2体の怪獣を相手にするケースも多くなり、戦いの緊迫感は俄然増した。 こうしてインベーダーの攻撃が苛烈になり、ミラーマンが絶体絶命のピンチに陥るストーリーも続出した。また番組初期でみられなかったインベーダー側のドラマが描かれる話(42、46話)や、環境破壊を批判した社会派のドラマ(32話)やインベーダーの地球侵略の理由が明かされる話(41話)もありバラエティに富んだ作風となっていく。視聴率も第34話から16%台に持ち直し、安定した人気を得るようになり、続編『ミラーマン・兄弟』も企画されるが、こちらは映像化されることなく終わった[注 8]

このように同題材の裏番組との競争による視聴率競争や路線変更など、紆余曲折を経た本作であるが、この作品が放映されていたのが、ヒーロー番組が乱立した空前の「変身ブーム」の頃であったことを鑑みれば、十分な人気を得た番組であったといえる。視聴率も、平均17.2%と、決して悪いものではなかった[注 9]

一方でキャラクター商品化市場では苦戦を強いられ、ことに怪獣のソフビ人形の売り上げが伸び悩み、ミラーマンや怪獣のソフビ人形を販売していたブルマァクの倒産の一因となった[6]

ストーリー[編集]

1980年代、異常な事件が世界各地で続発していた。宇宙物理学の国際的権威である御手洗博士は、これらは地球に危機が迫っている兆候だと警告するとともに、自ら現代科学のエキスパートたちを集めた調査組織・SGM(Science Guard Members)を組織して、その研究所を自邸の地下に建設した。

新聞社のカメラマン・鏡京太郎は御手洗博士の助手をしていた母・優子の死後、博士の家に引き取られ、彼らの家族同然に育てられた。彼は謎の竜巻被害の取材中、奇妙な現象に襲われて危機に陥るが、不思議な鏡のきらめきによって助けられ、竜巻被害の実地調査にやって来たSGMの藤本に伴われて御手洗邸に帰宅する。

京太郎が撮影したフィルムには、目には見えなかった謎の人物が写っていた。京太郎の話を聞いた御手洗博士は、彼の出生の秘密を語り始める。京太郎の父は京太郎の撮影したフィルムに写っていた地球外侵略者・インベーダーからこの世界を防衛するため、異次元世界(2次元)からやってきた超人「ミラーマン」だった。彼はインベーダーの策略により命を落とし、優子は御手洗博士に京太郎を託して姿を消さざるを得なかった。そして京太郎も父から超人としての力を受け継いでいた。

混乱する京太郎。しかし死んだはずの父は彼に「私に代わってお前がミラーマンとしてインベーダーと戦うのだ」とメッセージを送る。再び襲来するインベーダーは、御手洗邸に侵入してフィルムを奪回、追跡されると巨大な怪獣へと変身する。父の仇・インベーダーから地球を守るため、京太郎は父の声に応じミラーマンへと変身する。

登場人物[編集]

SGMとその関係者[編集]

鏡京太郎
2次元人の父と3次元人の母の間に生まれた青年。毎朝新聞のカメラマンを務める。23歳[7]
幼少期に母によって御手洗博士のもとに預けられ、自らの出生を知らぬまま普通の人間として生活していた。
第27話からはSGM特別隊員となり、大川家に下宿する。
御手洗健一
国際的な宇宙物理学の権威にして国際地球防衛会議の日本代表。60歳[7]
インベーダーの侵略を察知し、これに対向するためSGMを組織した。
村上浩
SGMのチーフ。元警視庁捜査一課の刑事。38歳[7]
ジャンボーグA』にも登場し、PAT隊長代理(後に四代目隊長)となる。
藤本武
SGMのサブリーダー格[8]。28歳[7]
安田秀彦
理数系に秀で、情報分析を得意とする隊員。22歳[7]
『ジャンボーグA』にも登場し、PAT隊員となる。
野村由起
御手洗博士の秘書も務める女性隊員。23歳[7]
『ジャンボーグA』第32話にも登場。村上とともにジャンボフェニックスでPATに加勢する。
御手洗朝子
御手洗博士の娘。17歳[7]
第27話からSGM準隊員となる。

一般人[編集]

大川一郎
御手洗邸の近所に住み、京太郎や朝子を兄姉のように慕う中学生[注 10]
大川千代
一郎の母。
デスク
毎朝新聞の編集長。シナリオでの名称は「厚木克平」[9]
浅井記者
京太郎の同僚。

登場キャラクター[編集]

ミラーマン[編集]

  • 身長:170センチメートル - 40メートル・体重:70キログラム - 3万5千トン

鏡京太郎が、「ミラー・スパーク」の掛け声とともに、鏡や水面など光を反射するものに飛び込んで変身する。地球を狙う侵入者・インベーダーから母の生まれ故郷である地球を守るため、インベーダーが送り込んだりインベーダー自身が変身した侵略怪獣と戦った。第2・3・6・7・9・10・21・26話など、シリーズ前半では等身大で活躍する場面も比較的多い。

鏡や光を反射する物を伝って移動することが可能であるが、空を飛ぶことはできない。光の速度で走る事も可能で、その状態なら時間が停められた地域に入ることも可能。

弱点は、鏡の中に長時間留まることであり、彼の父親はこの弱点を利用されて死亡したという。ミラーマンも第6話ではこの弱点を突かれて命の危機に立たされるが、父の助言によって無事生還している。

変身ポーズは「ミラーアクション」と呼称される(第17話)。ミラーマンから京太郎の姿に戻る[注 11]際にも、同様のアクションを行なう。

第26話でインベーダーの罠にかかった際、敵は生命力の強いミラーマンを倒せず、代わりに体内にエネルギー時限爆弾を仕掛けたため、ミラーマンは光線技をむやみに使用できなくなった。そこで、父から残りエネルギー量を知らせるカラータイマーをベルトに取り付けられた。

腕を負傷しているとミラーナイフとシルバークロスが使えなくなる。父の形見のペンダントを変身に使用すると、二次元世界から出られなくなるため、二次元へ永久に帰る時しか使えない。

  • 最初期のデザインは漫画家の森藤よしひろ、決定デザインとされる三面図は画家の前村教綱によって描かれた[10]。このほかに筆者や執筆時期の不明な検討用デザインが複数存在している[10][注 12]
  • デザインはアメリカン・コミックスのキャラクターが参考にされている[5]

必殺技・特殊能力[編集]

ミラーナイフ
全編を通して最も多用されたミラーマンの光線武器。白色の楔状光線を連射する技であり、初陣ではミラーマンの父がミラーマンに打ち方を指南している。序盤では必殺技として使用されることが多かったが、シルバークロスの登場以降は使用されることが少なくなった。ミラーマンの使用する技の中でも最も代表的なものであり、ミラーシュートと並んで主題歌に歌われている。
ミラーシュート(ジャンピングミラーナイフ)
ジャンプして空中からミラーナイフを放つ技。初使用は第3話で、片手打ちと両手打ちの2つのパターンがある。ミラーナイフと同様、使用頻度は高い。
ディフェンスミラー
防御もしくは反撃に用いられるバリア。中空を手でなぞるようにして展開させ、敵の攻撃を反射する。このタイプが最もポピュラーだが、第11話でザイラスの光の剣を防いだ細長いタイプ、第18話での片手で一発ずつ敵の光弾を弾くタイプ、第33話での壁面状のバリア、第40話の手持ちタイプなどのバリエーションが存在する。第14話、第22話では、敵の攻撃を反射して反撃に転じる戦法もみられた。
ミラースライサー
敵の体を切断するカッター光線。水平斬りの「スライサーH」と垂直斬りの「スライサーV」があり、同時に使用することが多い。初使用は第5話で、インベラーの翼を切断した。スライサーVに回転を加えてミラーナイフの5倍の威力に強化した「ミラーローリングスライス」という技もある。
ミラー・アイビーム
目から放つ破壊光線。第3話で敵の宇宙船を破壊するのに使われて以来、たびたび使用された。また、第50話では目から赤い光線を放ち、SGM隊員に乗り移ったインベーダーにショックを与えて分離させた。
ミラーハレーション
第3話で初使用した技。鏡や光を反射する物体が存在しない空間で使用し、任意の場所に瞬間移動する。使用時に強烈な閃光を伴うため、第7話ではそれを利用してゴールドサタンにとどめを刺した。
シルバークロス
ミラーマンの技の中でも最大の威力を誇る必殺技で初使用は第12話。巨大な矢じり状の光を頭部とバックルの間に発生させて打ち出す技で、使用時に膨大なエネルギーを消耗するため、既にエネルギーを消耗している場合には速やかに変身を解く必要がある。また、ミラーマンが体内にエネルギー時限爆弾を埋め込まれて以降は爆発を防ぐために使用を制限する必要があった。使用するエネルギーが大きいだけあって威力は抜群に大きく、ほとんどの怪獣を倒した(唯一アンドロザウルスだけは致命傷を免れている)。次第にエネルギー消費量を的確に把握できるようになったため、第37話から再び使用されるようになった。使用時の明確な基準としては、カラータイマーが青の状態ならばシルバークロス、赤に変わってからはミラクル・キックである。第12話で全エネルギーを消耗させる技という設定が語られているが、キングザイガー戦ではこの技を破られた直後にミラーナイフやミラースライサーを使用している。また、第40話では2発連続で使用している。
ミラースピン
第19話でビッグアイに対して使用した。通常のキックとほとんど変わらない。
ミラーキック
両腕にダメージを負ってミラーナイフやシルバークロスが使えなくなったミラーマンが編み出した技。「ミラーキック!」と叫び足をオレンジ色に発光させながら敵の頭部を狙う必殺キックであり、キーラゴン、ゴルゴザウルス、マヤザウルスを倒した。
ミラクル・キック
第31話で腕を痛めたミラーマンが編み出した必殺技。見た目はミラーキックと同様だが、足の発光が赤色になり放つ際の掛け声が「ミラクルキック!」になっている。ミラーキックと入れ替わる形で最終話まで使用された。両足にエネルギーを集中しているため、標的が複数であっても同時に蹴り倒すことが可能。これを利用して第36話ではゴルゴザウルスβとペアモンスキングβを同時に仕留めた。
ミラーグラックル
第32話でシーキラザウルスの動きを封じ小型化する際に使用した渦状の光線。
必殺水平切り
赤色の風車型をしたカッター光線。高空にジャンプしてから、スライサーHと同じ発射ポーズで撃つ。モグラキング、サンガーニ、イエズの頭部を切り落とした。
ミラーファイヤー
第49話で使用した、両手をクロスさせて放つ光線。イエズを倒した。
ストレートフラッシュ
高速で連続パンチを決めてダメージを与える。3、7、8話で使用。
クロスジャンプ
高くジャンプして敵にキックを食らわす。10話でインベーダー達に使用。
ミラーアイ
青色の透視光線で、使用時はミラーマンの目が青く発光する。異次元空間に逃げ込んだテロリンガを発見するために用いられた。
瞬間移動能力
鏡などの光を反射する物体の前で「ミラーアクション」と同様のポーズを取ることで、ミラーマンは鏡の世界に飛び込み、別の鏡面まで移動することができる。近距離であれば移動はほぼ一瞬で行うことができるが、地上から宇宙空間など長距離を移動する場合にはある程度の時間を要するようである。
光になって体当たりする技(名称不明)
光になって敵に体当たりする。6話でキティファイヤー二代目にダメージを与えた。

インベーダー[編集]

  • 身長:1.7 - 50メートル
  • 体重:65キログラム - 5万トン

惑星Xからやって来た侵略者。地球の侵略および地球人類の抹殺などを目的としており、さまざまなタイプの宇宙船に乗って地球に現れる。地球上での行動時には主にメン・イン・ブラック(人間態で黒ずくめにサングラス)の姿をとることが多く、それ以外ではヘルメットを被った姿(第5話)、のっぺらぼうなどの妖怪のような姿(第5、6、34、39話)、人間のマスクを被ったドクロの顔(第43話)などがある。また、人間や人形(第16話)に乗り移って行動することも可能。

ある種のレーザー光線が致命的な弱点であり、かすった程度でも肉体組織の崩壊が始まり死亡する。また、太陽光や強い閃光に弱く、カメラのストロボなどを浴びると弱体化してしまう。サングラスを掛けているのはこのためであるが、人間態でいる際の特徴である光る目を隠すことも兼ねている。さらに、義眼や人間の目を模した絵をサングラスに付けてカモフラージュする場合もある。

その本来の姿は白色の頭部にヒレ状の突起を持つ怪人(第10話)や、同じ形状の緑色の怪人(第26話以降)で惑星X(デビル星)という真っ赤な星が出身地である。宇宙でもっとも環境のすぐれた惑星であるとされる地球の環境が地球人によって破壊されていることに業を煮やしており、手遅れにならないうちに地球を地球人の手から略奪して再生させようとしている(41話)。地球を自分たちにとってより住みやすい環境に整えようとしたり(9話など)、第2話、第40・41話のように地球に密かに移住しようとするなどの作戦を行なった。34話では、頭部にヒレを持つ緑色の怪人の顔の皮膚をはがすと下からのっぺらぼうの顔が出てきたこともあり生態は謎が多い。簡単に人を殺す習性を持つが、なかには人間に感化され地球侵略に疑問をもつ友好的なインベーダーも存在した(42、46話)。また、計画の邪魔となるミラーマンやSGM隊員の抹殺を企てることも多々あった。

単独または複数人が円盤からの光線を浴びたり、またはそのまま怪獣化することが可能。怪獣の姿で直接破壊活動を行なうこともあれば、怪獣やメカを操って暴れさせることもある。

負傷時や死亡時に緑色の体液を残す。この体液は怪獣化して倒された際にも流すことがあり、アイアン(初代)やゴールドサタン(2代目)は口から緑の液体を吐きながら絶命した。死亡すると緑色に発火もしくは発光しながら消滅するが、例外的に自ら死を選んだインベーダー(第23話)は泡状に溶け、インベーダーの少女・リサ(第46話)は桃色の淡い発光を伴って消滅した。

怪獣[編集]

その他の怪獣[編集]

土星怪獣 アンドロザウルス
第23、36、37話に登場。
  • 全長:95メートル
  • 体重:4万5000トン
宇宙最強と言われる怪獣で、インベーダーに盗まれた卵を捜して地球に飛来。武器は口から吐く火球と2本の巨大な角。ミラーマンの協力で卵を見つけた。
第37話ではJr.とともに、太陽に向かう処刑ロケットからミラーマンを救出する際に、ハレージャックと宇宙船の激しい攻撃を受け、瀕死の状態で地球に墜落し絶命した。
  • デザイン:米谷佳晃[26][13]高橋昭彦が描いたNGデザインでは青と紫の体色や極彩色の翼も備えた、二本足で直立する怪獣だった。脚本やNGデザインでは「アンドロイダー」と表記[43]
土星怪獣 アンドロザウルスJr.
第36、37話に登場。
  • 身長:94メートル
  • 体重:4万4千トン
母親と共にミラーマンを処刑ロケットから救出し、地球に送り届けた。
  • デザイン:米谷佳晃[13]

SGM[編集]

Science Guard Membersの略。インベーダーの地球侵略を察知した御手洗博士によって秘密裏に結成された対インベーダー組織。

本部は御手洗邸の地下30メートルに存在する[44]。第26話でスネークキングによって御手洗邸もろとも破壊されるが、第27話からジャンボフェニックスの格納庫を備えた新基地が登場する。

ユニフォームは青いブレザー。第11話から戦闘時には黒い革製のジャケットを着用する。第32話からは戦闘服とヘルメットに一新される。

装備
ソルガン
太陽や星の光をエネルギーとする光線銃。御手洗博士の知己である大倉博士が開発した。
SGMヘルメット[45]
ユニフォームの一新に伴い装備された。後頭部には隊員のイニシャルが記されている。
メカニック
ジャンボフェニックス
全長32メートル 全幅約27メートル 速度マッハ4 - 5(大気圏内推定) 定員4名[46]
第26話から登場。SGMが極秘裏に開発していた「空飛ぶ研究所」と称される飛行艇。3機に分離する。
『ジャンボーグA』第32話にも登場。
デザインは大澤哲三[47]
1号機
全長約19メートル 全幅約27メートル 定員4名[46]
ジャンボフェニックスの胴体下部と主翼を構成する指令機[46]
第31話以前の脚本では機首が1号機、胴体が2号機、主翼が3号機と記載されていた[48]
2号機
全長約14.5メートル 全幅約14メートル 定員1名[46]
ジャンボフェニックスの機首を構成する小型戦闘攻撃機[46]
3号機
全長約18メートル 全幅約14.5メートル 定員2名[46]
ジャンボフェニックスの胴体上部を構成する。「円谷プロ画報」では中型偵察戦闘機[46]、「円谷プロ作品超兵器大研究」では迎撃戦闘機[49]と記載している。
SGMカー
最高時速390km[50]
SGMの専用車両。高性能無線機を装備し、移動司令室としての役割も持つ[3]
ベース車両はオペル・レコルトC[51]

キャスト[編集]

  • ミラーマン:西条満(第1 - 37話)、久須美護(第36 - 51話)※第38話からクレジット掲載
  • 怪獣:梅田信一(第1 - 25話)、坂本道治(第26 - 51話)ほか

視聴者サービスの告知映像が入ったり(第16 - 18話)、ゲスト出演者の数が多い(第39・47話)といった理由で、レギュラー陣のクレジット枚数が通常よりも少ない回が存在する。その際には、序列の関係上、「村上浩・和崎俊哉  藤本武・工藤堅太郎」の後に「鏡京太郎・石田信之」がクレジットされている。 第30話以降、次回予告の尺が従来の30秒から15秒に短縮された。また最終回前後編では、東條昭平監督の意向でドラマの尺を長くした分、次回予告がなくEDテーマが大幅に短縮されており、石田信之と宇佐美淳也が連名でクレジットされている。

声の出演[編集]

※ 主な声優関係は仮面ライダーシリーズなどに参加したテアトル・エコーが担当。

スタッフ[編集]

  • 監修:円谷一
  • プロデューサー:満田かずほ、淡豊昭、塚原正弘(円谷プロダクション)、春日東(旭通信社)、別所孝治、八百板勉(フジテレビ)[53]
  • 音楽:冬木透
  • 撮影:後藤武士、町田敏行、永井仙吉
  • 撮影助手:石山信雄
  • 照明:小林和夫
  • 照明助手:吉野典明
  • 美術:菊池昭
  • 美術助手:篠川正一
  • 小道具:上松盛明
  • 記録:黒岩美穂子、松丸春代
  • 記録助手:大関恒子、関沢孝子、高木久美子
  • 助監督:志村広、北村武司、中島俊彦
  • 進行:宇根本工、岩坪優、小久保輝吉
  • キャラクターデザイン(ノンクレジット):米谷佳晃池谷仙克大沢哲三高橋昭彦、木目憲悟 ほか
  • キャラクター造形(ノンクレジット):開米プロダクション、入江プロダクション[注 15]高山良策(キティファイヤーのみ)
  • 特殊撮影:古市勝嗣、君塚邦彦、永井仙吉
  • 撮影助手:関口政雄、天野健一
  • 特殊照明:髙椋康夫
  • 照明助手:高野和男
  • 特殊美術:大沢哲三 ※メカデザインも担当
  • 美術助手:寒竹恒雄、管野幸光、木目憲悟
  • 操演効果:小川昭二、塚本貞重、中代文雄、白熊栄次、小笠原亀
  • 操演助手:岸浦秀一
  • 機電:倉方茂雄
  • 合成技術:中野稔、飯塚定雄
  • 光学撮影:木村金男、宮重道久、兵頭文造、松本和男
  • 助監督:吉村善之、大橋和男、松本清孝
  • 記録:鈴木桂子、中西邦江
  • 制作主任:塚原正弘、設楽正之
  • 編集:柳川義博
  • 効果:原清康
  • 録音:セントラル録音
  • 現像:東京現像所
  • 広告代理店:旭通信社
  • 制作:円谷プロダクション[注 16]

音楽[編集]

冬木透は第二次怪獣ブーム時、ウルトラシリーズ(『ウルトラマンタロウ』を除く)、『ファイヤーマン』といった円谷作品のBGMを担当したが、主題歌を作曲したのは本作のみである[注 17]

また、本作のBGMは『ウルトラマンレオ』、『ジャンボーグA』、『ウルトラセブン1999』にも流用されている[注 18]

主題歌[編集]

  • ミラーマンの唄(オープニング / 第1 - 29話のエンディング)
作詞:東京一 / 作曲・編曲:冬木透 / 歌:植木浩史ハニー・ナイツ日本コロムビア SCS-148 ほか、キャニオンポリドールも同一音源を発売)
  • カラオケが録音された時点では間奏がなく、これを元に歌入り版とインストゥルメンタル版が制作された。その後、歌入り版の2番と3番の間にインスト版の2番を間奏として挟み込む形で完成した。そのため、歌入り版とインスト版は、同じ音源を元にしていながら演奏時間が異なっている。
  • TVサイズは1コーラス版がオープニングに、若干テンポが異なる2コーラス版がエンディングに使用された。
  • 本放映時のオープニング映像は東京キー局と地方局で異なり、東京キー局オンエア版では登場人物の紹介がメインになっていたのに対し、地方局オンエア版ではミラーマンと怪獣の格闘ハイライト映像がメインになっている。
  • カヴァー・ヴァージョンに「ミラーマンの歌」と題されたものがあるが、正規版では「ミラーマンの唄」である。
  • 戦え! ミラーマン(第30話以降のエンディング)
作詞:東京一 / 作曲・編曲:冬木透 / 歌:石田信之、杉山元、市地洋子、沢井孝子、東京荒川少年少女合唱隊キングレコード TV(H)-2)
  • フルサイズでは、4人の出演者はAメロを歌っているが、TVサイズはAメロが丸ごと省略されているため、出演者はサビの最後の部分のみを歌っている。また、TVサイズはイントロのギターの演奏が異なる。

挿入歌[編集]

  • SGMの唄
作詞:東京一 / 作曲・編曲:冬木透 / 歌:クール・ミラーズ
  • 歌入り版とインストゥルメンタル版の制作過程は「ミラーマンの唄」と同様。劇中ではインスト版にストリングスの音を追加したものが多用された。
  • カヴァー・ヴァージョンに「SGMの歌」と題されたものがあるが、正規版では「SGMの唄」である。
  • 朝日に向ってジャンボフェニックス
作詞:清瀬かずほ / 作曲・編曲:冬木透 / 歌:コールフェニックス、東京荒川少年少女合唱隊
  • 本編で使用されたヴァージョンはレコードに収録されたものとは別テイク。レコード版では歌の中盤までコールフェニックスによるコーラスが入っていない。

放送リスト[編集]

放送日 話数 サブタイトル 視聴率 登場怪獣・怪人 ゲスト 監督 特殊技術 脚本
1971年
12月5日
1 ミラーマン誕生 27.1 アイアン 霧隼人
原信弘
本多猪四郎 高野宏一 若槻文三
12月12日 2 侵略者(インベーダー)は隣りにいる 25.9 キティファイヤー 杉本マチ子
三枝美恵子
伊藤漠
中島一男
12月19日 3 消えた超特急 25.3 ダークロン 舟橋元
北川めぐみ
伊藤延弘
原玄三郎
須賀敏夫
鈴木俊継
12月26日 4 コバルト60の恐怖 25.6 マルチ 中山克己
信沢三恵子
渚健二
池の本和弘
小出宏
中島一男
藤川桂介
1972年
1月9日
5 怪鳥インベラー現わる! 23.1 のっぺらぼう
インベラー
津川透子
杉山渥典
松本敏男
向正人
福井哲也
松永五郎
平沢信夫
黒田義之 山浦弘靖
田口成光
1月16日 6 鏡の中の墓場 25.7 キティファイヤー(2代目) 梅津栄
邦創典
藤井竜史
北川陽一郎
山浦弘靖
1月23日 7 打倒! 人体侵略作戦 22.5 ゴールドサタン 石立和男
菱見百合子
宮内順子
山崎純資
小堀明男
満田かずほ 安藤豊弘
1月30日 8 鋼鉄竜
アイアンの大逆襲
21.9 アイアン(2代目) 上月左知子
浅野進治郎
賀川修嗣
渚健二
山浦弘靖
2月6日 9 凧に乗って来たマルチ 16.7 マルチ(2代目) 中島一男
福井哲也
下地広栄
鈴木俊継 藤川桂介
2月13日 10 時計が止まった街 19.0 インベーダー
重力マシン
黒木進
沢美鶴
鈴木利秋
池永道洋
佐久間功
若槻文三
2月20日 11 火焔怪人
ザイラスを撃て!
17.3 ザイラス 幸田宗丸
平沢信夫
中島一男
福井哲也
村上豪
堀広幸
黒田義之 山浦弘靖
2月27日 12 出たっ! シルバークロス 18.1 新宿ローズ
ゴールドサタン(2代目)
小柴隆
長谷川誉
逸見政孝
嘉手納清美
細井明美
安藤豊弘
3月5日 13 笛を吹く魔女 17.2 ロボット怪獣(ノア) 川崎あかね
劇団こじか
劇団いろは
劇団ひまわり
山浦弘靖
3月12日 14 キングザイガーを倒せ! 19.2 キングザイガー 中島一男
福井哲也
村上豪
平沢信夫
五藤雅博
宮田弘子
3月19日 15 謎の怪獣スクリーン
―三大怪獣登場―
16.3 アイアン(3代目)
キティファイヤー(3代目)
ザイラス(2代目)
宇宙船(ジャバラ)
川瀬裕之
内田嵐
伊藤久哉
生田くに子
若槻文三
3月26日 16 人形怪獣
キンダーを追え!
18.4 キンダー 国谷稔
辻しげる
潮万太郎
中山麻里
東條昭平 矢島信男 藤川桂介
4月2日 17 罠におちたミラーマン 17.7 カメレゴン 中沢祥枝
沼田曜一
内田稔
岸井あや子
志村広 山浦弘靖
4月9日 18 生きかえった恐竜アロザ 18.2 アロザ 辻直之
美川陽一郎
鈴木俊継 高野宏一 安藤豊弘
4月16日 19 危機一髪! S.G.M 17.6 ビッグアイ - 黒田義之 真野田陽一 若槻文三
4月23日 20 二大怪獣出現
―深海の用心棒―
17.9 スフェノドン
ダークロン(2代目)
渚健二
安部徹
藤川桂介
4月30日 21 恐怖の液体怪獣
タイガン
15.9 液体怪物
タイガン
大泉滉
小高まさる
福井哲也
山内明
林威二郎
鈴木俊継 矢島信男 安藤豊弘
5月7日 22 月面怪獣
キング・ワンダーとの死闘
14.7 キング・ワンダー 染谷利貴
真木沙織
宮川洋一
山浦弘靖
5月14日 23 土星怪獣
アンドロザウルス襲来!
14.8 アンドロザウルス 西川敬三郎
岡部健
佐野哲也
伊藤健
黒田義之 真野田陽一 若槻文三
5月21日 24 カプセル冷凍怪獣
コールドンに挑戦せよ!
13.6 コールドン 桜井浩子
見明凡太朗
巖金四郎
武田昌之
太田昭和
5月28日 25 怪獣を探す妖精少女 18.3 ハエブーン
ゴキブラー
モスゴジラ
ダストパン
溝呂木寿々江
布施幸代
市東昭秀
柳沢紀男
平井政行
大田黒武生
鈴木俊継 矢島信男 安藤豊弘
6月4日 26 ミラーマン・絶体絶命!
―二大怪獣登場―
12.9 インベーダー
スネークキング
ハリゴジラ
岸旗江
青野平義
山浦弘靖
6月11日 27 総攻撃! S.G.M 13.4 ハリゴジラ - 黒田義之
6月18日 28 キーラゴン
殺し屋怪獣からの挑戦状
13.8 キーラゴン -
6月25日 29 わが友! フェニックス
―二大怪獣対決作戦―
16.3 ゴルゴザウルス
マヤザウルス
- 東條昭平 若槻文三
7月2日 30 ミラーマン救出大作戦 13.7 マヤザウルス -
7月9日 31 電光石火の必殺技!
―ミラクル・キック登場―
14.5 アリゲーダー - 黒田義之 安藤豊弘
7月16日 32 今救え! 死の海
―シーキラザウルス登場―
15.4 インベーダー
シーキラザウルス
細川俊夫
テレサ野田
草野大悟
向正人
高橋勉
東隆明
福留幸夫
泉たけし
林実一
松阪雅治
石川隆昭
志村広 佐川和夫[注 19]  若槻文三
7月23日 33 インベーダーの海底基地 15.9 ペアモンスキング -
7月30日 34 S.G.M対ミラーマンの決斗 16.2 スモークネス
モグラキング
小瀬朗
池田マヤ
川野耕司
金子富士夫
黒田義之 矢島信男 山浦弘靖
8月6日 35 S.G.M特攻作戦 13.8 モグラキング -
8月13日 36 怪獣軍団ミラーマンを襲う
―五大宇宙怪獣激斗!―
11.9 ペアモンスキングβ
ゴルゴザウルスβ
マヤザウルスβ
ハレージャック
アンドロザウルス
アンドロザウルスJr.
水野英久
芦沢常法
柄沢英二
北川恭子
東條昭平 - 若槻文三
8月20日 37 ミラーマンを太陽へぶちこめ!
―激斗! 彗星怪獣対土星怪獣―
17.2 ハレージャック
マヤザウルスβ
アンドロザウルス
アンドロザウルスJr.
水野英久
芦沢常法
8月27日 38 地獄谷! 妖怪怪獣
マグマゴン
16.0 マグマゴン 北島マヤ
立沢雅人
安川勝人
黒田義之 矢島信男 山浦弘靖
9月3日 39 怪奇大怪獣
―サンガーニ登場―
14.8 吸血鬼
狼男
のっぺらぼう
サンガーニ
小林伊津子
今村直樹
小池栄
大村千吉
今村源兵
内田佳昭
岩田正
安藤豊弘
9月10日 40 インベーダー移住作戦 16.1 シャドウモンス 服部マリ
松阪雅治
小早川純
鈴木俊継 大木淳 若槻文三
9月17日 41 謎の異次元怪獣
―テロリンガ登場―
16.9 テロリンガ 服部マリ
大前均
9月24日 42 小さなインベーダー
―インベザウルス登場―
18.3 インベザウルス 野島千照
辻しげる
石山克己
黒田義之 矢島信男
10月1日 43 打倒! 異次元幽霊怪獣
ゴースト
18.4 ゴースト 神田隆
中田喜子
山浦弘靖
10月8日 44 魔の救出大作戦 15.4 ボアザウルス 井口香利
田中秀門
貫恒美
蔵悦子
東條昭平 高野宏一 若槻文三
10月15日 45 ブラックゴン
少年と黒い大怪獣
14.6 ブラックゴン 根本友行
畠山麦
三上剛
安藤豊弘
10月22日 46 死都に愛の鐘が鳴る 17.1 レッドモンス 山田圭子
津田亜矢子
大木淳 矢島信男
10月29日 47 侵略者撃破計画
改造怪獣ギランダー登場
14.6 ギランダー 天田俊明
宮浩之
武田昌之
上田侑嗣
鹿島信哉
藤川桂介
11月5日 48 赤い怪鳥は三度来た! 13.4 ボアザウルス 増田順司
中島秀生
鈴木俊継 高野宏一 若槻文三
11月12日 49 怒りをこめたこの一撃 12.0 イエズ 粟屋芳美 安藤豊弘
11月19日 50 地球最後の日 11.9 エレキザウルス 岸旗江 東條昭平 矢島信男 山浦弘靖
11月26日 51 さよならミラーマン 17.8 エレキザウルス
デッドキング

注記[編集]

  • 本作のサブタイトルは特殊な表記が多用されており、ナレーションとの不一致も多かったため、リストでは劇中における表記を一次資料として最優先し、可能な限りの再現を試みた。
  • 具体例を挙げると、第2話の「侵略者」、第28話の「殺し屋怪獣」、第45話の「黒い大怪獣」には、カタカナの表記がルビの如く記されており、逆に第8・11・16・21 - 24・38・43話のカタカナ箇所には「鋼鉄竜」「火焔怪人」「人形怪獣」「液体怪獣」「月面怪獣」「土星怪獣」「カプセル冷凍怪獣」「妖怪怪獣」「異次元幽霊怪獣」という表記がルビの如く記されていた。
  • 第32話のミラーマンの声は、石田がアフレコを無断欠席したため本編班の助監督(中島俊彦)が代わりに変身後の掛け声を務めており、その件について石田は「今にして思うと役者としては最低の行為で、赤面の至りです」と、後年のインタビューで反省の弁を述べている[56]
  • 第10話でテアトルエコーの声優名がクレジットされているが、出演場面は確認できない。第12話では、複数のゲスト俳優が省略されている。また第32話では、第33話の一部のゲスト出演者が誤ってクレジットされており、第33話に登場する少年を演じた子役はクレジットされていない。少年を演ずるのは『ウルトラマンレオ』第20話で小熊座人 ボック役を務めた小山渚である。
  • 本作のスタントは殺陣グループの湯浅剣睦会が担当していた(ノンクレジット)。また、声優の千葉繁は当時、湯浅剣睦会所属のスタントマンとして活動しており、インベーダー役で出演。「吊り橋の上でバク転をした」(第37話)と語っている[57]
  • 第36、37話は特殊技術の担当者が無表記となっているが、『ミラーマン大全』では、本編班の監督を務めていた東條昭平が特撮班の演出も兼任していたと記述している[58]が、東條自身は特撮班の演出については「記憶にない」とのことである[59]
  • 1972年1月2日は、フジテレビの正月恒例特番であった『新春スターかくし芸大会』(19:00 - 21:26)の放映のため休止。
  • 北海道地区ではフジテレビ系列局である北海道文化放送(uhb)が1971年6月に発足しているが、本作は同局が本放送を開始する1972年4月まで、日本テレビ系列で、uhb本放送開始までFNSにも加盟していた札幌テレビ放送(STV)で放送されていた。

ネット局・放送時刻[編集]

ほか

劇場版[編集]

いずれも『東宝チャンピオンまつり』のプログラムの一つとして上映された

  • ミラーマン
    • 1972年3月12日公開
    第1話「ミラーマン誕生」のブローアップ版
  • ミラーマン 生きかえった恐竜アロザ
    • 1972年7月22日公開
    第18話「生きかえった恐竜アロザ」のブローアップ版

漫画[編集]

小学館の学習雑誌ほかで、1969年から1970年、1971年から1973年に連載された。

1969年版[編集]

ミラーマンのデザインが1971年にテレビドラマ化されたものとは異なる[注 20]。 キャラクターデザインは、森藤よしひろ

掲載誌[編集]

1969年9月号 - 1970年3月号 森藤よしひろ
1969年9月号 - 1970年3月号 中城けんたろう
1969年9月号 - 1970年3月号、1970年9月増刊号 久松文雄
1969年9月号 - 1970年3月号 久松文雄

1971年版[編集]

テレビドラマとのタイアップで連載。

掲載誌[編集]

森藤よしひろ
  • 幼稚園
林ひさお
  • 小学一年生
1972年1月号、1月増刊号 磯田和一
1972年2月号 - 12月号、9月増刊号 蛭田充
  • 小学二年生
1971年10月号 - 1972年9月号 いいだひろ詩
1972年10月号 - 1972年12月号 かたおか徹治
1972年1月増刊号 内山まもる
  • 小学三年生
1972年1月号 - 1972年7月号 和田じゅんいち
1972年8月号 - 1972年12月号 かたおか徹治
  • 小学四年生
1972年1月号 - 1973年1月号 一峰大二
  • 小学五年生
1972年1月号 - 1972年12月号 今道英治
  • 小学六年生
1972年1月号 - 1972年12月号 古館節夫
  • 小学館BOOK
1972年2月号 - 1972年12月号 蛭田充 [注 21]

パイロット版[編集]

番組の制作決定以前の1971年6 - 7月頃[60][注 22]、プロモーションの一環として制作されたもの。ミラーマンDVD-BOX2や単巻DVD.第9巻に映像特典として収録されている。

スタッフ[編集]

  • 脚本:田口成光
  • 音楽:冬木透
  • 監督:谷精次
  • 制作:円谷プロダクション

キャスト[編集]

映像ソフト化[編集]

  • DVD-BOX1巻が2005年11月23日、第2巻が2006年1月23日発売。
  • 2011年12月9日から2012年4月21日にかけて東映ビデオより単巻(全10巻)のDVDが発売。

小説[編集]

小学館スーパークエスト文庫 ISBN 978-4094401219
小説 / 野添梨麻・イラスト / 岡本英郎 
ミラーマンが去って7年後を描いた作品。ミラーマンが去った地球ではSGMも解散して、平和な日々が続いていた。そこへ再びインベーターが地球攻撃を開始。ダークロン、マヤザウルスが現れるなか、鏡の世界から鏡京太郎=ミラーマンが戻ってきた。

派生作品[編集]

本編フィルムのハイライトシーンを抜粋し、月曜日から金曜日までの18:20 - 18:27枠で、一話完結の形式で帯番組として放映したものであり、再放送も含め130回が放映されている。
オリジナル劇場公開作品。
本作のキャラクターをモデルとした「ミラーナイト」と「鋼鉄将軍 アイアロン」が登場する。また、本作で主演した石田信之が、二次元の民の声で参加している。
この映画の影響か一部書籍では『ミラーマン』に登場した怪獣がウルトラ怪獣と同様に取り扱われ収録されている。
2012年4月発売のDVD第10巻に収録の映像特典。ミラーマンとミラーナイトの競演も実現。

関連作品[編集]

番組後半から本作のSGMの村上チーフと安田隊員がレギュラーに。32話にはジャンボフェニックスと野村由起も登場。
怪獣軍団の一員としてダストパンが登場する。
主役メカ「ダン・オブ・サーズデイ」のデザインは、ミラーマンをモチーフとしている。
第68話「パパはこうして植木屋になったのだ」で授業中に将来の夢を聞かれたバカボンが「ミラーマン」と答えて笑われるシーンがある。さらにその話を家でした際に、バカボンのパパがミラーナイフの仕草をしている。(『天才バカボン』第1作のスポンサーは『ミラーマン』と同じく大塚製薬の単独提供である)
本作に登場した怪獣がモブキャラの観客として描かれている。
作中作品「ミラクルミラーキング」の名称でミラーマンを流用。
第9話でミラーナイトに関連する形で本作が取り上げられておりミラーナイトと対決したアイアロンのモチーフとなった鋼鉄竜アイアンの登場回である8話の映像が使用された。
平日20時枠の情報番組5夜連続シリーズ スーパーTV』で放送。3月28日放送の第3回では本作を放送。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ アタックNo.1』の後番組として予定されていた
  2. ^ 裏番組となる『シルバー仮面』で主演した柴俊夫が、このパイロット版でも主演を務めていた
  3. ^ テコ入れによる設定変更以前は、SGMの持つ攻撃兵装は拳銃型の小型光線銃「ソルガン」のみ。7話で開発過程がえがかれ、11話で初登場
  4. ^ 本作と同じくフジテレビで放映された『スペクトルマン』でも同様の配慮がなされており、『円谷プロ画報』では関連性を指摘している[3]
  5. ^ ちなみに、シルバー仮面のスポンサーは武田薬品であったため、スポンサーからしてみればお互いの営業面での競争も宿命づけられていた。
  6. ^ 淡プロデューサーの意向によるもの
  7. ^ TBSは本作への対抗策として『シルバー仮面ジャイアント』に題名を変更。ヒーローを巨大化させることでテコ入れを図ったが、5月で番組終了となった
  8. ^ スタッフは主人公の「まじめさ」を問題視しており、続編ではこの要素が変えられる予定であった。こちらは『ジャンボーグA』へと生かされることとなる
  9. ^ 後年、講談社x文庫『メーキング・オブ・円谷ヒーロー(1)』におけるスタッフとキャストの座談会で、満田かずほが誇らしげに「まさかこれほど視聴率が取れるとは思わなかった」、「裏はやっつけたし」と語っている。
  10. ^ 設定書では10歳としていた[7]
  11. ^ 脚本では「復身」と表記
  12. ^ 決定デザインを担当した前村がミラーマンのデザイナーと紹介されることもあるが、怪獣デザインを担当した米谷佳晃はこれに否定的な見解を示している[11]。米谷は、決定デザインはパイロット版の後に米谷らが挙げた意見を纏めたものを前村が作画したものと推測している[11]
  13. ^ この3体は、スポンサーである大塚製薬の殺虫剤のCMにも登場していた
  14. ^ 米谷佳晃は、この設定では軽すぎるとして自著の中では「5.5万t」と記載している[13]
  15. ^ 開米プロの工房が手狭になったため、スタッフが入江プロに出向していた[54]
  16. ^ EDでは「フジテレビ」の名称はクレジットされていない。なおこの後のフジテレビ日曜19:00枠の番組は、1988年3月20日終了の『陽あたり良好!』(アニメ版)まで17年4ヶ月に渡って、制作に「フジテレビ」の名称がクレジットされなくなる。
  17. ^ 他作品では挿入歌を手がけたものもある
  18. ^ ただし、『ジャンボーグA』の音楽を担当しているのは菊池俊輔である。
  19. ^ 佐川自身は、本作に参加した記憶はないとのこと[55]
  20. ^ 鼻や口はなく、顔の中央にゴーグルがあるシンプルなもの。ブルマァクのソフビ人形(2種)のほか、各メーカーからノートや運動靴が販売されていた
  21. ^ 1972年6月号までは、同誌で『シルバー仮面』の執筆も兼任していたため「浅野孝男」名義
  22. ^ 『ファンタスティックコレクション16』p. 12や『全怪獣怪人 上巻』では、7月下旬に撮影開始と記載している[61]
  23. ^ テロップでは「南沙」と誤表記。

出典[編集]

  1. ^ a b 宇宙船SPECIAL 1998, p. 86
  2. ^ 円谷プロ画報 2013, p. 74.
  3. ^ a b c 円谷プロ画報 2013, p. 76.
  4. ^ 『大映特撮コレクション 大魔神』(徳間書店黒田義之の対談より
  5. ^ a b 『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』 竹書房/イオン編、竹書房1995年11月30日、87頁。C0076。ISBN 4-88475-874-9
  6. ^ 『マルサン‐ブルマァクの仕事』
  7. ^ a b c d e f g h 特撮大鑑 1988, p. 144, ミラーマン設定書
  8. ^ 大全 2004, p. 169.
  9. ^ 大全 2004, p. 139.
  10. ^ a b 大全 2004, pp. 122-125, 小林晋一郎「ヒーロー形態論」
  11. ^ a b 米谷佳晃 2014, p. 75
  12. ^ a b c d e f g h i 大人の 2014, p. 100.
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf 米谷佳晃 2014, pp. 47-75, 「鏡の世界での瞑想とデザイン革命」
  14. ^ 米谷佳晃 2014, p. 5.
  15. ^ 大全 2004, p. 8.
  16. ^ a b c 全怪獣怪人 上 1990, p. 161
  17. ^ 宇宙船SPECIAL 1998, pp. 87、129.
  18. ^ 小林の著書「バルタン星人はなぜ美しいか」より。
  19. ^ a b 大全 2004, p. 8
  20. ^ 大全 2004, p. 9.
  21. ^ a b 大全 2004, p. 269.
  22. ^ 大全 2004, p. 10.
  23. ^ a b c 米谷佳晃 2014, p. 8
  24. ^ a b c d 大人の 2014, p. 108.
  25. ^ 大全 2004, p. 131.
  26. ^ a b c d e f g h i j k l m n 大人の 2014, p. 101.
  27. ^ a b 大全 2004, p. 11.
  28. ^ 大人の 2014, p. 105.
  29. ^ 大全 2004, p. 12.
  30. ^ a b 米谷佳晃 2014, p. 7
  31. ^ a b 米谷佳晃 2014, p. 159
  32. ^ a b c d 米谷佳晃 2014, pp. 10-11
  33. ^ 大人の 2014, pp. 92 - 93.
  34. ^ a b 米谷佳晃 2014, p. 9
  35. ^ a b c d e f 米谷佳晃 2014, p. 12
  36. ^ 大全 2004, p. 269, 「インタビュー 特撮部デザイナー 大澤哲三」.
  37. ^ 米谷佳晃 2014, pp. 9、68.
  38. ^ a b 大人の 2014, p. 109.
  39. ^ a b 全怪獣怪人 上 1990, p. 165
  40. ^ 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 64.
  41. ^ 円谷プロ画報 2013, p. 92.
  42. ^ 大全 2004, p. 213.
  43. ^ a b 大全 2004, p. 16.
  44. ^ 大全 2004, p. 5.
  45. ^ 超兵器大研究 2014, p. 29.
  46. ^ a b c d e f g 円谷プロ画報 2013, p. 77
  47. ^ 超兵器大研究 2014, p. 25.
  48. ^ 大全 2004, p. 159.
  49. ^ 超兵器大研究 2014, p. 24.
  50. ^ 大全 2004, p. 6.
  51. ^ 超兵器大研究 & 2014 p28.
  52. ^ 『ウルトラマンAGE』 vol.1(辰巳出版・2001年) p.69、73
  53. ^ 大全 2004, p. 252.
  54. ^ 大全 2004, p. 240.
  55. ^ 大全 2004, p. 164.
  56. ^ 大全 2004, p. 246.
  57. ^ ウルトラ情報局』2009年8月号より
  58. ^ 大全 2004, p. 181.
  59. ^ 大全 2004, p. 264.
  60. ^ 大全 2004, pp. 26 - 27.
  61. ^ 全怪獣怪人 上 1990, p. 146.

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

フジテレビ 日曜日19:00-19:30
(1971年12月5日から、1972年11月26日まで)
【当番組まで大塚製薬一社提供枠】
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