松本健一

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松本 健一
(まつもと けんいち)
人物情報
誕生 1946年1月22日(66歳)
日本の旗 群馬県
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
学問
研究分野 歴史学哲学
研究機関 中国日本語研修センター
京都精華大学
麗澤大学
母校 東京大学経済学部卒業
法政大学大学院修士課程修了
法政大学大学院博士課程
単位取得満期退学
主な受賞歴 アジア太平洋賞1995年
吉田茂賞(1998年
司馬遼太郎賞2005年
毎日出版文化賞(2005年)
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松本 健一(まつもと けんいち、1946年1月22日 - )は、日本評論家思想家作家歴史家思想史家学位文学修士法政大学)。麗澤大学経済学部教授内閣官房参与

中国日本語研修センター教授、京都精華大学人文学部教授を経て、現在、麗澤大学比較文明文化研究センター所長。麗澤大学経済学部教授。

目次

[編集] 来歴

群馬県生まれ。1968年東京大学経済学部卒業、旭硝子勤務、翌年退職し法政大学大学院で近代日本文学を専攻。1971年、評伝『若き北一輝』で注目される。1974年博士課程満期退学、在野の評論家、歴史家として執筆を続ける。1983年中国・日本語研修センター教授。1994年麗澤大学経済学部教授。2009年麗澤大比較文明文化研究センター所長。

2010年10月内閣官房参与[1](〜2011年9月)。

1995年『近代アジア精神史の試み』でアジア太平洋賞、1998年『日本の近代 第1巻 開国・維新』で吉田茂賞受賞、2005年『評伝 北一輝』全5巻で司馬遼太郎賞毎日出版文化賞を受賞した。司馬遼太郎記念財団評議員、日本財団評議員、司馬遼太郎賞選考委員。

[編集] 作風

近代日本精神史、アジア文化論を専門とするが、竹内好橋川文三らの衣鉢を継ぎ、右翼左翼といったカテゴリーにとらわれず、歴史・思想の襞を探ってゆく文章を書く。多作で、再刊を含め毎年数冊を刊行している。著作には、ペリーが、日本人が掲げるべき白旗を持参したという『白旗伝説』や、小林虎三郎の伝記などがある。こうした思想史を踏まえながら、日本人の「ナショナル・アイディンティティ」の再構築を目指し、穏健な保守派として現代政治や社会に対する時評も多く行っている。松本の著書については、編集者著述家松岡正剛が高く評価しており「長らくぼくが信用して近現代史を読むときに座右にしてきた」[2]と述べたうえで、そのなかでも北一輝に関する著作については「絶対の信頼をおいて読んできた」[2]と語っている。また、松岡は、松本との初めての対談を回顧し「『日本の襞に沿う交情』のようなものが互いを放電させていると感じた」[2]と述懐している。

[編集] 賞歴

[編集] 著書

昭和期の著作 (新版は一部別表記)
  • 若き北一輝 恋と詩歌と革命と 現代評論社 1971
  • 北一輝論 現代評論社 1972、講談社学術文庫 1996
  • 孤島コンミューン論 現代評論社 1972
  • 革命的ロマン主義の位相 伝統と現代社 1973
  • 風土からの黙示 伝統的アナキズム序説 大和書房 1974
  • 歴史という闇 近代日本思想史覚書 第三文明社 1975
  • 竹内好論 革命と沈黙 第三文明社 1975、増補版.岩波現代文庫 2005
  • ドストエフスキイと日本人 朝日選書 1975
  • 思想としての右翼 第三文明社 1976、論創社 2000 新装版2007
  • 評伝北一輝 大和書房 1976
  • 時代の刻印 現代書館 1977
  • 中里介山 朝日新聞社<朝日評伝選> 1978 
    • 中里介山 辺境を旅するひと 風人社 1993
  • 共同体の論理 第三文明社 1978
  • 在野の精神 現代書館 1979
  • 第二の維新 国文社 1979
  • 戦後世代の風景 1964年以後 第三文明社 1980
  • 滅亡過程の文学 冬樹社 1980
  • 私の同時代史 第三文明社 1981
  • 歴史の精神 大衆のエトスを基軸として 柏書房 1982
  • 太宰治とその時代 含羞のひと 第三文明社 1982、増補「伝説シリーズ7」辺境社 2009 
  • 近代日本詩人選 石川啄木 筑摩書房 1982、増補「伝説シリーズ3」辺境社
  • 挾撃される現代史 原理主義という思想軸 筑摩書房 1983
  • 幻影の政府 曽根崎一八八八年 新人物往来社 1984
  • 不可能性の「日本」から可能性の「国家」へ 河出書房新社 1984
  • 死語の戯れ 筑摩書房 1985
  • 戦後の精神 その生と死 作品社 1985
  • 北一輝の昭和史 第三文明社 1985
  • 論争の同時代史 新泉社 1986
  • 出口王仁三郎 屹立するカリスマ <シリーズ民間日本学者>リブロポート 1986
  • 北一輝伝説 その死の後に 河出書房新社 1986
  • 大川周明 百年の日本とアジア 作品社 1986、岩波現代文庫 2004
  • 秩父コミューン伝説 山影に消えた困民党 河出書房新社 1986、「伝説シリーズ4」辺境社
  • 三島由紀夫亡命伝説 河出書房新社 1987、増補「伝説シリーズ2」辺境社
  • 秋月悌次郎老日本の面影 作品社 1987、増補「伝説シリーズ5」辺境社
  • 眼の思考 学芸書林 1988
  • 昭和に死す 森崎湊と小沢開作 新潮社 1988
  • 現代日本の精神史 第三文明社 1988
  • 戦後政治家の文章 第三文明社 1988
平成改元以降の著作(20世紀まで)
  • エンジェル・ヘアー 文藝春秋 1989
  • 昭和最後の日々 リブロポート 1989
  • 神の罠 浅野和三郎、近代知性の悲劇 新潮社 1989
  • 「世界史のゲーム」を日本が超える 文藝春秋 1990
  • 仮説の物語り いかに事実を発見するか 新潮社 1990
  • 蓮田善明日本伝説 河出書房新社 1990
  • 地にかたちなく 河出書房新社 1991
  • 昭和天皇伝説 たった一人のたたかい 河出書房新社 1992、朝日文庫 2006
  • われに万古の心あり 幕末藩士小林虎三郎 新潮社 1992
     ちくま学芸文庫 1997、「小林虎三郎 「米百俵」の思想」 学研M文庫 2001 
  • 日本がひらく「世界新秩序」 徳間書店 1992
  • 原理主義 フォンダメンタリズム 風人社 1992
  • どぐら綺譚 作品社 1993 増補「伝説シリーズ8」辺境社、2009 
  • 真贋 中居屋重兵衛のまぼろし 新潮社 1993、幻冬舎アウトロー文庫 1998
  • 隠岐島コミューン伝説 河出書房新社 1994、増補「伝説シリーズ1」辺境社 2007
  • 近代アジア精神史の試み 中央公論社<中公叢書> 1994、岩波現代文庫 2008
  • まぼろしの華 風人社 1994
  • 開国のかたち 毎日新聞社 1994、 岩波現代文庫 2008
  • 日本人が世界史を描く時代 PHP研究所 1994
  • 白旗伝説 新潮社 1995、講談社学術文庫 1998
  • 「第三の開国」の時代に 中央公論社 1995
  • 右翼・ナショナリズム伝説 河出書房新社 1995
  • 幕末畸人伝 文藝春秋 1996
  • 日本文化のゆくえ 第三文明社 1996
  • 幕末の三舟 海舟鉄舟泥舟の生きかた 講談社選書メチエ 1996
  • 雲に立つ 頭山満の「場所」 文藝春秋 1996
  • 司馬遼太郎 歴史は文学の華なり、と。 小沢書店 1996
     司馬遼太郎の「場所」 学研M文庫 2001、ちくま文庫 2007
  • 犢を逐いて青山に入る 会津藩士・広沢安任 ベネッセコーポレーション 1997
  • 日本精神史への旅 河出書房新社 1997
  • 谷川雁革命伝説 河出書房新社 1997
  • 歴史の現場 幕末から近・現代まで 五柳書院 1998
  • 日本の失敗 「第二の開国」と大東亜戦争 東洋経済新報社 1998、岩波現代文庫 2006
  • 開国・維新 <シリーズ日本の近代1>中央公論社 1998
  • 「高級な日本人」の生き方 新潮選書 1999
  • 「日の丸・君が代」と日本 論創社 1999
  • 「日の丸・君が代」の話 PHP新書 1999
  • 竹内好「日本のアジア主義」精読 岩波現代文庫 2000
  • 評伝佐久間象山.上下 中央公論新社〈中公叢書〉 2000
21世紀に入っての著作
  • 地の記憶をあるく 出雲・近江篇 中央公論新社 2001
  • 地の記憶をあるく 平戸・長崎篇 中央公論新社 2001
  • 地の記憶をあるく 盛岡・山陽道篇 中央公論新社 2002
  • 民族と国家 グローバル時代を見据えて PHP新書 2002
  • 国を興すは教育にあり 小林虎三郎と「米百俵」 麗澤大学出版会 2002
  • 評伝斎藤隆夫 孤高のパトリオット 東洋経済新報社 2002、岩波現代文庫 2007
  • 丸山眞男八・一五革命伝説 河出書房新社 2003、増補「伝説シリーズ6」辺境社、2008
  • 砂の文明・石の文明・泥の文明 PHP新書 2003
  • 評伝北一輝(全5巻) 岩波書店 2004、※既刊の増補改訂版
  • 第三の開国と日米関係 第三文明社 2004
  • 司馬遼太郎を読む めるくまーる 2005、新潮文庫 2009
  • 三島由紀夫の二・二六事件 文春新書 2005
  • 日・中・韓のナショナリズム 東アジア共同体への道 第三文明社 2006
  • 泥の文明 新潮選書 2006
  • 司馬遼太郎が発見した日本 「街道をゆく」を読み解く
     朝日新聞出版 2006、朝日文庫 2009
  • 藤沢周平が愛した静謐な日本 朝日新聞出版 2007、朝日文庫 2010.11
  • 昭和天皇 畏るべき「無私」 ビジネス社 2007
  • 畏るべき昭和天皇 毎日新聞社、2007、新潮文庫 2011.1
  • 松本健一伝説シリーズ 辺境社、2007- 
  1. 隠岐島コミューン伝説
  2. 三島由紀夫亡命伝説
  3. 石川啄木望郷伝説
  4. 秩父コミューン伝説
  5. 秋月悌次郎 老日本の面影
  6. 丸山真男八・一五革命伝説
  7. 太宰治含羞のひと伝説 
  8. どぐら綺譚魔人伝説 高山彦九郎から夢野久作に繋ぐ幻
  9. 谷川雁革命伝説 一度きりの夢
  • ドストエフスキイと日本人.上 二葉亭四迷から芥川竜之介まで   
  • ドストエフスキイと日本人.下 小林多喜二から村上春樹まで、第三文明社(レグルス文庫)、2008
  • 海岸線の歴史 ミシマ社 2009
  • 村上春樹-都市小説から世界文学へ 第三文明社 2010 
  • 日本のナショナリズム ちくま新書 2010
  • なぜ日本にアメリカ軍の基地があるのか 牧野出版 2010.7-インタビューも含む
  • 明治天皇という人 毎日新聞社 2010.10
  • 三島由紀夫と司馬遼太郎 新潮選書 2010.10
  • 維れ新たなり.松本健一講演集1 人間と歴史社 2010.12

[編集] 編著・共著

  • 詳解現代論争事典 流動出版 1980
  • 対論共同体のゆくえ 菅孝行 第三文明社 1985
  • 対論ナショナリズムのゆくえ 菅孝行 第三文明社 1985
  • 「犯罪」の同時代史 高崎通浩 平凡社 1986
  • 民族体験としての戦争 松本健一対論集 五月書房 1995
  • 日本を解読する 石川好・松本健一 五月書房 1996
  • 日本のアイデンティティ・ゲーム 対論×12 徳間文庫教養シリーズ 1998
  • 日本人よ、気概をとり戻せ!! 対論×14 徳間文庫教養シリーズ 1999
  • 憲法改正大闘論 中曽根康弘西部邁 ビジネス社 2004
  • 未来をつくる君たちへ 司馬遼太郎作品からのメッセージ
     立花隆関川夏央 日本放送出版協会 2009
  • 政治は文化に奉仕する これからの政治と日本 中曽根康弘 シアテレ新書 2010

[編集] 出演番組

[編集] 脚注

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[編集] 外部リンク

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