人間の証明

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人間の証明』(にんげんのしょうめい)は、森村誠一の長編推理小説。森村の代表作「棟居刑事シリーズ」の主人公・棟居弘一良の初登場作品。2010年現在、単行本・各社文庫本計で770万部を売り、森村誠一のベストセラーとなっている。新刊雑誌への連載を前提に角川春樹から依頼されて執筆した作品である。

森村は代表作と見做される本作について「代表作とは読者が決めるものであるが、自分にとって相当に重要な作品である」と語っている。

映画化、テレビドラマ化されている。

目次

[編集] あらすじ

東京赤坂の高層ホテルの、展望レストランのある最上階に到着したエレベーター内で、胸部を刺されたまま乗り込んできた黒人青年が死亡した。事件は殺人事件と断定され、麹町署に捜査本部が設置される。

捜査を担当することになった麹町署の棟居弘一良刑事らは、被害者の名前がジョニー・ヘイワードであり、彼をホテルまで乗せたタクシー運転手の証言から、車中でジョニーが「ストウハ」と謎の言葉を発していたことを突き止める。さらにタクシーの車内からは、ジョニーが忘れたと思われるボロボロになった『西條八十詩集』が発見されるが…。

[編集] 映画

人間の証明
監督 佐藤純彌
脚本 松山善三
製作 角川春樹
吉田達
サイモン・ツェー
出演者 岡田茉莉子
松田優作
ジョージ・ケネディ
ほか
音楽 大野雄二
主題歌 ジョー山中『人間の証明のテーマ』
撮影 姫田真佐久
編集 鍋島惇
製作会社 角川春樹事務所
配給 東映
公開 日本の旗 1977年10月8日
上映時間 133分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語英語
allcinema
キネマ旬報
AllRovi
IMDb
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岡田茉莉子松田優作ジョージ・ケネディがそれぞれ過去に一物を持つ人物を演じ、当時の日本映画では稀なニューヨークロケが行われた。松山善三(プロでありながら、公募に応募して採用された)の脚色により、森村誠一がテーマとした題名「人間の証明」である原作と異なる結末になっている。ラストシーンでは本来無言であったはずの松田が独自に台詞を付けたいとの要望を出し、佐藤純彌も台詞つきのシーンを撮ったが、佐藤の判断で台詞はカットしつつも台詞を言った後の表情がとても良かったため、そちらを採用した。

映画公開時に用いられた有名な台詞「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…」は西條八十の詩がオリジナルであり、劇中でも語られている。ジョー山中が歌う「人間の証明」のテーマソング(『Mama, Do you remember・・・』と歌詞は西條八十の詩を英訳した物)もヒットし、ベストテン入りも果たしている。

賞金500万円を掲げて大々的に脚本を公募。プロアマ問わずとの条件で最終選考に残ったのは、脚本家・監督の松山善三、脚本家の山浦弘靖、俳優・プロデューサーの岡田裕介(現東映社長)、プロデューサー・脚本家・推理作家の小林久三とプロばかりであった。応募者の名を伏せて角川プロデューサー、佐藤監督らによる選考会はキネマ旬報に公開されたが、のっけから「ロクなのがない!」「(公募に頼った)考えが甘かった」とボロクソであり、「いちばん修正しやすい」との消極的理由で入選作を決定。フタを開けてみれば、誰にとっても大先輩である松山の脚本だったという気まずい結果となった。なお、角川によれば予算にまで気を配って小さくまとめた悪しきプロ脚本が多かった中、大胆に海外場面を多用した松山脚本が角川映画に相応しいと判断されたとのことである。尚、DVD並びにBDソフトがリリースされている。

[編集] スタッフ

[編集] キャスト

[編集] テレビドラマ

[編集] 1978年版

森村誠一シリーズの第3作目として放映された。オリジナルの部分が多い(郡陽子のモノローグや、扱いに顕著)。

製作は東映だが、東宝の監督が主に演出している(プロデューサー兼俳優の岡田裕介との)。2010年7月21日~8月6日に全4巻のDVDが発売。各巻3話収録で2巻ずつ同時発売。

[編集] キャスト

名前の後ろの※は、原作に登場しない人物。※※は、ドラマ版で著しく登場場面が増えた人物。

映画版でも同じ役で出演している。


TBS 土曜22時台(当時は毎日放送の制作枠。一部地域を除く)
前番組 番組名 次番組
森村誠一シリーズ・暗黒流砂
森村誠一シリーズ・人間の証明

[編集] 1993年版

金曜ドラマシアターで1993年1月8日に放映された。

[編集] キャスト

[編集] 2001年版

タイトルは「人間の証明2001」、「女と愛とミステリー」で放映された。

BSジャパンでは2001年1月7日21:00〜23:24に、テレビ東京系列では同年1月10日20:54〜23:18に放映された。

[編集] キャスト

[編集] 2004年版

フジテレビ系連続ドラマとして2004年7月8日から9月9日まで放映された。全10回。初回は15分拡大の22:00 - 23:09に放送。平均視聴率は12.1%だった。

[編集] キャスト

[編集] サブタイトル・視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2004年7月8日 遠い橋・ある異邦人の死 15.9%
第2話 2004年7月15日 謹慎 12.6%
第3話 2004年7月22日 母さんに捧げる詩 11.9%
第4話 2004年7月29日 霧積温泉の変死者 11.7%
第5話 2004年8月5日 母の秘密を知る女 11.0%
第6話 2004年8月12日 輝ける青春の記憶 11.4%
第7話 2004年8月19日 南部アメリカ編(01) 9.8%
第8話 2004年8月26日 米国編(2)犯人の顔 11.3%
第9話 2004年9月2日 郡恭子最後の一日 11.5%
最終話 2004年9月9日 人間たちの明日 13.3%
平均視聴率 12.0%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
  • 初回は15分拡大放送。
フジテレビ 木曜劇場
前番組 番組名 次番組
離婚弁護士
(2004.4.15 - 2004.6.24)
人間の証明(2004年版)
(2004.7.8 - 2004.9.9)
大奥〜第一章〜
(2004.10.7 - 2004.12.16)

[編集] 関連項目


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