大鵬薬品工業

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大塚ホールディングス > 大鵬薬品工業
大鵬薬品工業株式会社
TAIHO Phamaceutical Co.,Ltd.
Taihoo.jpg
本社社屋
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 大鵬薬品、TAIHO
本社所在地 日本の旗 日本
101-8444
東京都千代田区神田錦町1-27
設立 1963年6月1日
業種 医薬品
事業内容 医療用医薬品、一般用医薬品及び医薬部外品の研究・開発・製造及び販売
代表者 小林 将之(代表取締役社長
資本金 2億円
売上高 910億円(2009年3月期)
従業員数 2,513名(2009年3月末現在)
決算期 6月30日
主要株主 大塚ホールディングス株式会社 100%
主要子会社 岡山大鵬薬品株式会社 100%
関係する人物 小林幸雄
外部リンク http://www.taiho.co.jp/
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大鵬薬品工業株式会社たいほうやくひんこうぎょうTAIHO Phamaceutical Co., Ltd.)とは、日本製薬会社。2009年1月から大塚ホールディングス傘下の事業会社となっている。

社名は大相撲横綱大鵬幸喜の名前にちなんだものではなく、荘子の「逍遙遊篇」のについて書かれた一説に由来する(ただし、大鵬幸喜の四股名も当社と同じく荘子の「逍遙遊篇」の鵬について書かれた一説を由来としている。また、本社の大代表の電話番号は横綱の語呂合わせ4527となっている)。

親会社の大塚HD同様、読売新聞グループ本社日本テレビ放送網を筆頭とする読売グループとの関係が深い。チオビタドリンクの会社として有名である。

概要[編集]

1963年昭和38年)6月、大塚グループと、日本主要卸業者49社の出資により設立された。開発系の医薬ベンチャーとして知られており、「フトラフール」、「ユーエフティ」、「ティーエスワン」などの医家向けの抗がん剤においてトップシェアを誇っている。このほか、「チオビタドリンク」や「ソルマック」などの一般向けのヘルスケア品の製造・販売も行っている。

セロハンテープで知られるニチバンの要請により資本参加し、現在法人で筆頭株主である。また、1974年に経営破綻した近江兄弟社の再建を成功させている。

沿革[編集]

  • 1963年 - 設立
  • 1964年 - 栄養ドリンク剤「チオビタ・ドリンク」発売
  • 1974年 -
    • 薬専部門新設
    • 抗悪性腫瘍剤「フトラフール注・カプセル」発売
  • 1975年 - 「チオビタ・ドリンク」の広告展開を開始
  • 1976年 - ニチバンと業務提携し、資本参加
  • 1978年 -
    • 抗体化成工業と業務提携し、資本参加
    • 抗悪性腫瘍剤「フトラフールズポ・ズポS」
  • 1979年 - 液体胃腸薬「ソルマック」発売
  • 1980年 - 抗悪性腫瘍剤「フトラフールE顆粒」発売
  • 1981年 - 抗悪性腫瘍剤「フトラフールEカプセル・E錠・ズポN」発売
  • 1982年 - ミニドリンク剤「チオビタゴールド」発売
  • 1984年 - 抗悪性腫瘍剤「ユーエフティー」、「フトラフールEズポ・EズポS」発売
  • 1985年 - 解熱鎮痛薬「ペレタック顆粒」発売
  • 1986年 -
    • 本社を現在地(東京都千代田区神田錦町1-27)に移転
    • 液体胃腸薬「ソルマックS」発売
  • 1988年 - 抗悪性腫瘍剤「ユーエフティー」に細粒タイプ(ユーエフティ細粒)を追加
  • 1989年 - 社名表記を「大塚グループ・大鵬薬品工業」から「大鵬薬品」に変更
  • 1990年 -
    • 心泉医薬の株式を取得し、資本参加
    • 水虫薬「ポリカイン」発売
  • 1992年 -
    • 心泉医薬の商号を岡山大鵬薬品に変更
    • 抗悪性腫瘍剤「ユーエフティーE顆粒」発売
  • 1993年 -
    • 尿失禁治療薬「バップフォー」発売
    • 輸液製品の販売を大塚製薬へ移行
    • 会社マーク・社名ロゴを変更
  • 1995年 -
    • 大鵬ファインケミカルを吸収合併
    • 「チオビタドリンク2000」発売
  • 1997年 - 会社マークを前仕様に戻す
  • 1999年 - 抗悪性腫瘍剤「ティーエスワンカプセル20・25」を発売
  • 2000年 - 鎮痛消炎薬「ザハップ」、健胃消化剤「ソルマック胃腸液」、水虫薬「新ポリカイン」を発売
  • 2001年 - 頻尿・尿モレの為の生薬製剤「ハルンケア内服液」を発売
  • 2002年
    • 創業40周年を記念し、社史を刊行
    • 健胃消化剤「ソルマックS胃腸液」、ドリンク剤「チオビタドリンク1000」を発売
  • 2003年 - フィルムタイプのトローチ剤「ペレックストローチ」、液体胃腸薬「ソルマックEX」発売
  • 2004年12月 - 外用鎮痛消炎薬「ゼノール」の販売権を取得。2005年4月に当社の製品として4アイテム(エクサムSX・チックE・しっぷぴたっと・しっぷ温感)を発売。
  • 2005年4月 - 国内製薬会社初のTRUSTe認証を取得
  • 2006年 - 外用鎮痛消炎薬「ゼノールエクサムFX」、頻尿・尿モレ用薬「ハルンケアゼリー」、健胃消化剤「ソルマックゴールド胃腸液」を発売
  • 2007年 - 外用鎮痛消炎薬「ゼノールエクサム液ゲル」、生薬製剤「扁鵲(へんせき)」を発売
  • 2008年9月 - 乾燥性皮膚治療薬「ウレパールプラス」シリーズの販売を譲受、リニューアル発売
  • 2009年1月 - 大塚ホールディングスの完全子会社となる
  • 2009年6月 - 抗悪性腫瘍剤「ティーエスワン配合顆粒T20・T25」を発売
  • 2009年8月 - 「ソルマック」を処方改良した「ソルマックプラス」を発売
  • 2009年10月 - フェルビナク配合温感テープ剤「ゼノールテープ35温」発売
  • 2009年11月 - 液体胃腸薬「ソルマックEX2」を発売
  • 2010年6月 - 医薬品ドリンク剤「チオビタドリンクアイビタス」発売
  • 2011年5月 - 外用鎮痛消炎薬「ザハップフェルビナクS」発売

製品一覧[編集]

チオビタ
ドリンク剤。「愛情一本。」のキャッチコピーで有名。
  • チオビタ・ドリンク【指定医薬部外品】
  • チオビタドリンク2000【指定医薬部外品】 - タウリンを2000mgに倍増。緑ラベル。
  • チオビタドリンクアイビタス【第3類医薬品】 - ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6を増量配合した医薬品ドリンク剤。飲みやすいブルーベリー風味。
  • チオビタドリンク1000【第3類医薬品】 - ビタミンB1ビタミンB6を強化配合した赤ラベルの医薬品ドリンク剤。
  • チオビタゴールド【第2類医薬品】 - ローヤルゼリーニンジン・ビタミン配合のミニドリンク剤。
  • チオビタゴールド2000【第2類医薬品】 - タウリン2000mg+生薬エキス配合のミニドリンク剤。飲みやすいアプリコット風味。
ソルマック
胃腸薬。液体タイプの胃腸薬ではNo.1のシェアを持つ。
  • ソルマックプラス【第2類医薬品】 - 従来の「ソルマック」の処方にウコンをプラス配合し、カンゾウを増量。
  • ソルマックEX2【第2類医薬品】 - ウコン・ニンジンなど8種類の生薬とカルニチン塩化物を配合した1日1回服用タイプ。
  • ソルマック胃腸液プラス【指定医薬部外品】
  • ソルマックゴールド胃腸液【指定医薬部外品】
ハルンケア
軽い尿モレ・頻尿改善薬(生薬製剤)。2012年4月よりリスク区分変更(発売当初のTVCMでは使用上の注意テロップなし。リスク区分変更後からは薬事法改正の使用上の注意テロップを挿入。)
  • ハルンケア内服液【指定第2類医薬品】
  • ハルンケアゼリー【指定第2類医薬品】
ゼノール
外用鎮痛鎮痛剤。2004年12月から中外製薬の一般用医薬品事業撤退に伴い、販売権を継承。2011年4月にエクサム系(液ゲル・FX・SX)とチックEのパッケージデザインをリニューアル。
  • ゼノールエクサムSX【第2類医薬品】 - フェルビナク配合の固形ハードゲル(チック)タイプ。広範囲にも対応する極太仕様(製造販売元:三笠製薬)。
  • ゼノールエクサムFX【第2類医薬品】- フェルビナク配合の固形ハードゲル(チック)タイプ。フローラルグリーンの香り(製造販売元:三笠製薬)。
  • ゼノールエクサム液ゲル【第2類医薬品】 - フェルビナク配合の液状ゲルタイプ。サッと塗れるロングネック採用。2008年4月にパッケージデザイン変更と容器中栓・スポンジ素材の改良を行いリニューアル(製造販売元:三笠製薬)。
  • ゼノールチックE【第3類医薬品】 - サリチル酸メチル配合の固形ハードゲル(チック)タイプ(製造販売元:三笠製薬)。
  • ゼノールしっぷぴたっと冷感【第3類医薬品】 - サリチル酸グリコール配合の冷感シップ剤(製造販売元:三笠製薬)。
ザハップ
外用鎮痛消炎剤。
  • ザハップ フェルビナクS【第2類医薬品】 - フェルビナクを配合したクォーターサイズの鎮痛・消炎パップ剤(製造販売元:岡山大鵬薬品)。
ウレパールプラス
尿素配合乾燥肌治療薬(製造販売元:大塚製薬工場)。
  • ウレパールプラスローション10【第2類医薬品】
  • ウレパールプラスクリーム【第2類医薬品】
扁鵲(へんせき)【第2類医薬品】
脂肪過多症に効果がある生薬製剤(製造販売元:建林松鶴堂)。
ペレタック顆粒【指定第2類医薬品】
アセトアミノフェンエテンザミドと生薬を配合した解熱鎮痛薬。
肝生(かんせい)【第2類医薬品】
2012年5月発売。肝臓機能障害や肝臓肥大に効果がある生薬製剤(製造販売元:建林松鶴堂)。
ペレックストローチ【第2類医薬品】
フィルムタイプのトローチ剤。上あごに貼り付けるので服用中でも話せる。
ポリカイン【第2類医薬品】
硝酸エコナゾール配合の水虫薬。症状により、液・クリーム・スプレーの3タイプがある(製造販売元:大塚製薬工場)。
塩釜さふらん
サフラン末配合の婦人用薬(製造販売元:塩釜蛮紅華湯)。
  • 塩釜さふらん湯【第2類医薬品】 - 煎じ薬。
  • 塩釜さふらん圓【第2類医薬品】 - 携帯にも便利なスティックタイプ。

販売終了品[編集]

  • チオビタ鵬玉精 - ドリンク剤(1981年発売)
  • チオビタドリンクヘルシー - ドリンク剤(2003年発売)
  • チオビタ北樹精
  • チオビタ鵬玉精S【第2類医薬品】
  • ソルマック - 液体胃腸薬(1979年発売)
  • ソルマック・ペイン - 胃腸鎮痛鎮痙薬(1982年発売)
  • ソルマックS【第2類医薬品】 - 液体胃腸薬(1986年発売)
  • ソルマックS胃腸液【指定医薬部外品】 - 健胃消化剤(2002年発売)
  • ペレックス顆粒 - 風邪薬(1967年発売)
  • コレデスA顆粒 - 解熱鎮痛薬(1978年発売)
  • ネオパスF - 消炎・鎮痛パップ剤(1981年発売)
  • ゼノールしっぷ温感 - 温感パップ剤(2005年4月発売)
  • ゼノールテープ35温【第2類医薬品】 - フェルビナク35mg配合の温感テープ剤(2009年10月発売)(製造販売元:ニチバン、同社が発売する「ロイヒフェルビ温」のOEM製品)
  • ザハップE【第3類医薬品】 - 無臭性貼り薬(製造販売元:岡山大鵬薬品)
  • 大鵬かぜ内服液<ふうかん>【第2類医薬品】 - かぜの初期の「ゾクゾクするさむけ」・「発熱」・「鼻水」が典型的な症状である風寒型のかぜに。葛根湯ベースの1日2回服用タイプ。
  • 大鵬かぜ内服液<ふうねつ>【第2類医薬品】 - かぜによる「のどが腫れて痛む」・「せき」・「頭痛」が典型的な症状である風熱型のかぜに。銀翹散ベースの1日3回服用タイプ。
  • ポリカイン - 水虫薬
  • ポリカインV - 水虫薬
  • パントクリンS内服液 - 生薬成分配合滋養強壮剤(1981年発売)
  • パントクリンSカプセル - 滋養強壮剤(1987年発売)
  • マイフェミィ【医療用具】 - 女性用コンドーム。英国からのものを輸入したが、現在は販売されていない。
  • マイルーラ - ソフトタイプの避妊フィルム(1983年発売、2001年3月生産終了)
  • ミニテル【医療用具】 - 携帯用液晶体温計(1991年発売)(製造販売元:ニチバンプラスト)

テレビCM出演者[編集]

現在[編集]

過去[編集]

チオビタドリンク
チオビタドリンク2000
ソルマック

主な提供番組(過去も含む)[編集]

提供番組は1980年代までは親会社の大塚製薬提供番組でアース製薬大塚化学と共にグループ企業の一社として流れた時期があった。

太字は現在。一部を除き提供はニュース・情報番組である。

関連項目[編集]

  • 大塚製薬工場 - 「ウレパールプラス」・「新ポリカイン」の製造販売元

外部リンク[編集]