徳山駅

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徳山駅
在来線口(北口)駅舎
在来線口(北口)駅舎
とくやま - Tokuyama
所在地 山口県周南市御幸通二丁目28
所属事業者 JR logo (west).svg西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 トマ
駅構造 高架駅(新幹線)
地上駅(在来線)
ホーム 2面2線(新幹線)
2面4線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
7,060人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1897年明治30年)9月25日
乗入路線 3 路線
所属路線 山陽新幹線
キロ程 430.1km(新大阪起点)
東京から982.7km
新岩国 (47.1km)
(44.3km) 新山口
所属路線 山陽本線
岩徳線直通含む)
キロ程 414.9km(神戸起点)
岩国から岩徳線経由で47.1km
櫛ケ浜 (3.4km)
(4.1km) 新南陽
備考 直営駅(事実上の管理駅
みどりの窓口
新幹線口(南口)駅舎
新幹線口(南口)駅舎
山陽本線ホーム
山陽本線ホーム
1番ホーム上に残るかつて運行された列車の号車案内
1番ホーム上に残るかつて運行された列車の号車案内
新しく使用された跨線橋
新しく使用された跨線橋
山陽新幹線ホーム
山陽新幹線ホーム

徳山駅(とくやまえき)は、山口県周南市御幸通二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の

概要[編集]

周南市の徳山地区(旧徳山市)の中心駅である。駅の南側には徳山下松港が展開し、新幹線プラットホームからは臨海部に広がるコンビナート群を眺められる。

山陽本線の和木駅 - 大道駅間各駅と岩徳線の全駅、山陽新幹線単独駅である新岩国駅を管轄する徳山地域鉄道部が構内に置かれた直営駅であり、当駅はこれらの駅の事実上の管理駅となっている。ただし、当駅が直接管理面での窓口となる対象は、山陽本線の下松駅 - 戸田駅間、岩徳線の高水駅以西のみで、それ以外の区間の駅については近接する直営駅に窓口の役割を委ねている。

乗り入れ路線[編集]

山陽新幹線と、在来線の山陽本線との接続駅であるほか、山陽本線で隣の櫛ケ浜駅から分岐する岩徳線の列車も乗り入れている。

新幹線は、「のぞみ」、「さくら」のどちらかがおよそ2時間に1本停車する。また、週末や多客期を中心に臨時の「のぞみ」や「さくら」も設定される。

歴史[編集]

駅構造[編集]

ホーム[編集]

在来線[編集]

在来線の駅は2面4線の地平ホームと1本の上り貨物待避線を持ち、3・4番ホームが島式となっている。各ホームは跨線橋で結ばれている。

山陽新幹線開業前には山陽本線で運行されていた特別急行列車急行列車の大多数が停車していた。この名残で、倉敷駅 - 門司駅間を走る在来線優等列車が全廃した21世紀初頭の現在でもプラットホームにはかつて運行された列車の号車案内が記されている。

2010年1月時点では岩国駅新山口駅のような詳細自動放送は導入されていない。

ホーム 路線 方向 行先 備考
1 山陽本線 上り 柳井岩国方面
3 岩徳線 - 周防花岡高水周防高森方面
山陽本線
下り 防府新山口方面 一部の列車で使用
4 山陽本線 下り 防府・新山口方面
  • このほか、1・3番のりばの間にはホームのない中線(2番線)があり、貨物停止線・通過列車待避線として使われている。
  • 3番のりばは基本的に岩徳線列車の折り返しに使われるが、山陽本線の当駅止まりの列車や当駅始発の列車の発着に使われることもあり、4番のりばとの併用で、当駅で系統分断となる一部の下り普通列車の同一ホーム上での乗換にも活用される。2011年以前は山陽本線の上りの当駅発着列車が設定されていた。
  • 4番のりばは山陽本線の下り列車の発着のほか、一部の岩徳線列車の降車ホームとされている(閉鎖された5番のりばの役割を譲り受けた形である)。
  • かつて存在した5番のりばは、徳山駅周辺整備事業による工事に併せて廃止された[1]。現在は貨物列車の待避線として使用される。

新幹線[編集]

16両編成対応(ホーム長410m)の相対式ホーム2面2線(内側に上下通過線を挟む)の高架ホーム[2]。カーブ半径が 1,600m と厳しく、[3]、通過列車は東海道新幹線熱海駅と同様に170km/hまで減速する。停車する列車は車体がカーブに沿って傾いた状態となる。ホームのさらに外側には保守用車留置線が備えられている[2]

隣接するへの眺望に配慮し、7番ホーム(下り)の壁は全面ガラス張りとなっている。

ホーム 路線 方向 行先
6 ■ 山陽新幹線 上り 広島新大阪東京方面
7 ■ 山陽新幹線 下り 小倉博多鹿児島中央方面

駅構内の施設[編集]

在来線口(北口)

現在の在来線口駅舎は、1969年(昭和44年)に、当時の徳山市が設立した第三セクターの徳山ステーションビル株式会社(2000年(平成12年)に清算)によって建築された商業ビル(通称“トークス”)が元となっている[4]。徳山ステーションビルの清算後は、かつて商業施設だった2階から4階は市の所有となっており、現在商業店舗が入居しているのは1階部分である。

駅舎屋上に設置されている大きなアサヒビールの広告が特徴的である。

新幹線口(南口)

南北双方の出入口とも、新幹線単独の改札口はない(必ず在来線改札口を経由し、新幹線連絡改札を通る必要がある)。自動改札機は新幹線連絡改札にしかないため、両改札口にはEX-IC用のICカード読取機(形状自体は呉線の三原口の区間に見られるタイプ)が設置されている。

新幹線口駅舎は山陽新幹線開業当初からのものだが、2006年(平成18年)から2008年(平成20年)にかけて、エスカレーター・エレベーター棟が増築された。増築部分は多くがガラス張りとなっており、徳山港を見渡すことができる。

駅弁[編集]

2010年(平成22年)7月以降、徳山ふくセンター株式会社が製造する駅限定の弁当が新幹線改札内のデイリーインで販売されている[5]。駅弁は以下のとおり。

  • 幸ふく弁当
  • 穴子ちらし
  • うなぎめし(季節限定)
  • 周防のたこおどりめし

かつて、在来線口そばに本社があった徳山駅弁当株式会社が駅弁の製造・販売を手がけていたが、2010年(平成22年)3月に販売を終了した[5]。同社は同年7月に下関駅弁当とともに小郡駅弁当と合併し、消滅した。過去に徳山駅弁当が販売していた主な駅弁は以下のとおり。

  • 幕の内弁当
  • とくちゃんふくちゃん弁当
  • あなご飯
    • あなご飯は、事業を引き継いだ小郡駅弁当が製造販売を手がけており、新山口駅で購入することができる。

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである[6]

乗車人員推移
年度 1日平均人数 備考
1992 11,055 [7]
1999 8,218
2000 8,754
2001 7,659
2002 7,306
2003 7,236
2004 7,195
2005 7,146
2006 7,172
2007 7,219
2008 7,237
2009 6,881
2010 6,935
2011 6,997
2012 7,060

駅周辺[編集]

在来線口は市中心市街地に面しており、商店街の買い物客や若者、会社員で賑わう。新幹線口は徳山下松港に面し、港にはスオーナダフェリーや大津島巡航のフェリー乗り場などがある。船乗り場までの距離が最も近い新幹線駅という特徴を持つが、在来線口とは打って変わって閑散としている。

商店街は郊外大型店への消費流出によりかつての賑わいを失っているが、県内有数のビジネス街としての地位は健在で、企業の本社や支社が多く設置されている。

在来線口(北口)[編集]

主な施設・企業

金融機関

  • 徳山郵便局
  • 徳山有楽町郵便局
  • 徳山速玉郵便局
  • 徳山初音郵便局
  • 徳山岡田町郵便局

宿泊施設

  • ホテルアルファーワン徳山
  • ホテルルートイン徳山駅前
  • ビジネスホテル青木
  • 有楽ホテル
  • 有楽ホテル別館
  • ホテルアルフレックス
  • ビジネスホテル五十鈴
  • HOTEL AZ山口徳山店
  • ビューホテル徳山
  • 清水旅館
  • 堀川旅館
  • アーバンタイムス徳山
  • ビジネスホテル徳山
  • ホテル青山
  • 徳山第一ホテル
  • ホテルウォーターゲート
  • 佐野家旅館
  • 市川旅館
  • ホテル・ザ・グラマシー
  • みぎた旅館
  • 旅館やよい荘
  • ビジネスホテルイン徳山
  • 秀英荘旅館
  • ビジネス旅館徳山荘
  • 大政旅館
  • 橋詰旅館
  • 緑屋旅館

新幹線口(南口)[編集]

主な施設・企業

宿泊施設

  • 三吉旅館
  • ますや旅館

徳山駅周辺整備事業[編集]

徳山駅周辺整備事業は、新たな駅ビル、橋上駅舎・南北自由通路、在来線口(北口)・新幹線口(南口)駅前広場等の整備を行う、周南市の事業 [8]である。

「周南市まちづくり総合計画」[9]においては、本事業の推進により中心市街地の活性化、駅および駅周辺施設の利便性の向上を図ることとされている。また、「周南市中心市街地活性化基本計画」の主要事業となっている[10]

2005年(平成17年)2月には基本方針として、徳山駅周辺整備構想[11]が策定された。2009年(平成21年)12月には、徳山駅北口駅前広場整備、南口駅前広場整備、南北自由通路整備の基本計画が策定され、[12]2013年(平成25年)11月には、新たな徳山駅ビル整備基本構想が策定された[13]

主な事業[編集]

  • 南北自由通路及び橋上駅舎整備[12]
    • 幅員8m、総延長約130mの南北自由通路を整備し、バリアフリー化と、駅周辺地区と港周辺地区との交流軸確保を図る。併せて、南北自由通路と接続する橋上駅舎を建設する。現在の地下通路は廃止する。
    • 2014年(平成26年度)秋に供用開始予定[14]
  • 南口駅前広場整備[12]
    • 市道築港町3号線につながる交差点の改良を行い、港への移動動線を確保する。駅北西側に広場を拡幅し、広場区域を約2,980m²から約3,800m²とする。
  • 北口駅前広場整備[12]
    • 南西側に広場を拡幅し、広場区域を約7,400m²から約7,900m²とし、さらに南北自由通路入口の南東側に約400m²の小広場を整備する。また身障者用乗降場の整備や、バス乗降場の配置変更などを行い、バリアフリー化を進める。

バスターミナル[編集]

在来線口に6面のホームを持つバスターミナルを有する。市内に本社を置く防長交通の運行上の拠点となっており、周南市および周辺地域への路線バスが発着するほか、下記の高速バスが発着する。5分刻みに発車するよう時刻が設定されており、発車時には防長交通の職員が案内放送のうえ、発車ブザー・チャイムを鳴らす。

なお、一般路線バスについては徳山駅前の乗り場(バスホーム)に応じた系統番号が割り当てられている。詳細については、防長交通の当該項を参照のこと。

隣の駅[編集]

※新幹線各列車の隣の停車駅は、各列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道
山陽新幹線
新岩国駅 - 徳山駅 - 新山口駅
山陽本線
櫛ケ浜駅 - 徳山駅 - 新南陽駅
岩徳線(櫛ケ浜駅までは山陽本線)
櫛ケ浜駅 - 徳山駅

脚注[編集]

  1. ^ 徳山駅周辺整備全体計画図 (PDF) - 2012年2月26日閲覧
  2. ^ a b 国鉄新幹線建設局 1977, p. 408.
  3. ^ 国鉄新幹線建設局 1977, p. 404.
  4. ^ 周南市市民活動促進協議会の取組経過とその成果 (第22回周南市市民活動促進協議会配布資料、平成19年9月26日) (PDF) - 2012年2月26日閲覧
  5. ^ a b フグ弁当で徳山に福呼びたい 料理店が駅で販売中(朝日新聞、2011年1月28日) - 2012年2月26日閲覧
  6. ^ 出典:山口県統計年鑑
  7. ^ 山口県統計年鑑 平成6年刊 JR旅客及び貨物輸送実績、158頁、山口県企画部統計課、1996年
  8. ^ 周南市まちづくり総合計画 後期基本計画(改訂版) (2012年2月策定) - 2012年2月26日閲覧
  9. ^ 周南市まちづくり総合計画 (2005年3月策定) - 2012年2月26日閲覧
  10. ^ 中心市街地活性化基本計画 - 2014年4月19日閲覧
  11. ^ 徳山駅周辺整備構想 (2005年2月策定) - 2012年2月26日閲覧
  12. ^ a b c d 徳山駅北口駅前広場、南口駅前広場及び南北自由通路 基本計画 平成21年12月 (PDF) - 2012年2月26日閲覧
  13. ^ a b 新たな徳山駅ビル整備基本構想を策定しました - 2014年4月19日閲覧
  14. ^ JR徳山駅 橋上駅舎・自由通路の供用開始について:JR西日本 - 2014年4月19日閲覧
  15. ^ カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社との連携について - 2014年4月19日閲覧
  16. ^ (仮称)新徳山駅ビル基本・実施設計業務委託に係るプロポーザル - 2014年4月19日閲覧
  17. ^ 広報しゅうなん 2014年4月15日号 (PDF) - 2014年4月19日閲覧
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参考文献[編集]

  • 国鉄新幹線建設局 『山陽新幹線岡山博多間工事誌』 社団法人日本鉄道施設協会、1977年 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]