下関駅

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下関駅*
東口(暫定復旧後)
東口(暫定復旧後)
しものせき - Shimonoseki
***幡生 (3.5km)
(6.3km) 門司***
所在地 山口県下関市竹崎町四丁目3-1
所属事業者 JR logo (west).svg西日本旅客鉄道(JR西日本)**
JR logo (kyushu).svg九州旅客鉄道(JR九州)
JR logo (freight).svg日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 山陽本線
山陰本線直通含む)
キロ程 528.1km(神戸起点)
京都から山陰本線経由で677.3km
電報略号 セキ
駅構造 高架駅
ホーム 3面6線
乗車人員
-統計年度-
10,584人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1901年明治34年)5月27日
備考 JR西日本直営駅(事実上の管理駅
みどりの窓口
* 1902年に馬関駅から改称。
** 会社境界駅(JR西日本の管轄駅)
*** 幡生方 - JR西日本
*** 門司方 - JR九州
旧改札口(2010年5月22日)
西口(2010年5月22日)
構内(2010年5月22日)
構内(2003年8月10日)

下関駅(しものせきえき)は、山口県下関市竹崎町四丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)山陽本線である。

目次

概要[編集]

本州の最西端・下関市の中心駅であり、本州の瀬戸内海側を走る山陽本線日本海沿岸を走る山陰本線、そして関門トンネルを通り九州へと渡る列車のジャンクションとして機能している。また構内にはJR西日本下関総合車両所運用検修センターがある。

1987年国鉄分割民営化以降、当駅はJR西日本とJR九州の境界駅となった。路線としては当駅は山陽本線の中間駅であるが、当駅より本州側の神戸駅までがJR西日本、九州側の当駅 - 門司駅間の1駅間がJR九州の管轄となった。両社の会社境界は関門トンネルの下関側入口付近にあり、駅構内はJR西日本の所属になる。なお山陽本線は両方面ともJR貨物が第二種鉄道事業者として貨物営業を行っており、当駅構内に貨物施設も設けられている。またJR西日本に所属する山陰本線の終点は1駅隣の幡生駅を終点としているが、同駅を通る全列車が山陽本線経由で当駅に乗り入れている。

以前は「にちりん」「いそかぜ」等の特急列車、多数の東京大阪 - 九州間のブルートレインが発着していたが、2009年3月14日(当駅基準)の下り「富士はやぶさ」を最後に当駅発着の定期優等列車は廃止された。

普通列車に関しては、JR九州の列車は本州側の直流電化と九州側の交流電化の両方に対応した415系電車で運転されており、門司駅を経由して鹿児島本線小倉駅まで直通する運転が大半を占め、一部の列車は小倉駅経由で日豊本線行橋宇佐方面や鹿児島本線博多方面へ乗り入れる。かつてはこれらの各路線に直通する普通列車が本州側の新山口駅(旧・小郡駅)から運行され、一部は宇部線経由列車も存在していた。また山陰本線の気動車列車が関門トンネルに入る運用もあったが2005年10月のダイヤ改正で、普通列車はすべて当駅で系統分割された。そして前述のブルートレインの廃止により、山陽本線も含めて当駅以降を直通運行する定期旅客列車は設定されていない。また、2009年3月までは当駅から九州側への列車の半数以上が日豊本線に直通していたが、2009年3月のダイヤ改正により、日中の日豊本線の列車は小倉駅始発が基本となり、当駅からの九州方面の列車は当駅 - 小倉駅間の折り返し運転が基本となった。

当駅はJR西日本の直営駅であり、山陽本線の厚狭駅 - 当駅間と山陰本線の小串駅 - 綾羅木駅間を管轄する下関地域鉄道部の最寄り駅でもある。当駅はJR西日本の管轄であり、ホーム・駅舎の管理および駅業務を同社が担当するが、JR九州との境界駅であるため、JR九州の集札システム変更の影響を受けている(後述)。

2009年~2013年(予定)にかけて駅構内および駅周辺の大幅な改修工事が順次進められている。

新幹線との接続[編集]

山陽新幹線は当駅を経由していないが、新幹線の停車駅である新下関駅とは山陽本線で9分、小倉駅とは山陽本線・鹿児島本線を用いて15分程度で連絡している。当駅でも新下関駅・小倉駅の新幹線時刻表が掲示されているが、全般的には全列車が停車する小倉駅への利用者が多い(上り列車でも、特に広島岡山新大阪方面はその方が速達性に優れているため)。小倉駅から新幹線を利用する北九州市内発着の長距離切符や特別企画乗車券なども当駅で販売されている(この場合、門司までの乗車券大人220円が別途必要。当駅にその旨の掲示がある)。なお当駅の窓口はJR西日本管轄であるため、2枚きっぷ・4枚きっぷなどのJR九州独自の特別企画乗車券は発売されていない。

駅構造[編集]

高架駅で、島式3面6線のホームを持つ。かつて長大編成の優等列車が多く発着していたためホームは長く、タイル張りの洗面所やレール造りの長い屋根、テルハの痕跡が全盛期を偲ばせる。

ホームからの階段は北端のみにあり、各ホームからの階段からつながる踊り場からさらに数段降りたところが改札口。改札前が東西自由通路を兼ねたコンコースで、出口は西口、東口、北口の計3ヶ所にある。中2階からホームへの階段は全てエスカレータが併設されている(3,4番ホームから中2階間は下り限定運用、それ以外は基本的に上り限定運用)。改札口が2012年3月に西口寄りに移動し、改札口と中2階の間にあったエスカレータが撤去された。エレベーターは全ホームの新下関駅側に設置されている。

下関駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
3・4 (到着後回送する列車の降車ホーム)
6・7・8・9 山陽本線(JR西日本) 上り 新下関厚狭新山口方面
山陰本線 - 小串長門市方面
7・8 山陽本線(JR九州) 下り 門司小倉方面

東端の1番線が下り通過線、西端の10番線が上り通過線となっており、機回し線の2・5番線と共にホームが無い。従ってホームは3・4番線、6・7番線、8・9番線となる。なお、3・4番線はかつて本州から九州へ直通する列車が使用していたが、現在は降車専用となっており、通常の乗降には残りの2面4線が多く用いられる。

発車標は改札口と中2階に方向別の、ホーム階段上にホーム別のものが掲げられている。改札口と中2階の発車標は液晶ディスプレイ表示(2012年3月より)、ホーム階段上の発車標はLED式(2011年3月より)が用いられている。小倉方面と新山口・小串方面との乗り継ぎに配慮し、同一ホームでの乗り換えを原則とするダイヤとなっていることから、発車ホームは一定していない(一部例外あり)。なお、かつての発車標は改札口上・ホーム階段上ともに2列車表示タイプの幕式で、中2階部分には改札口上の発車標をカメラで映し、列車の発着時刻が確認しやすいように表示するプラズマディスプレイが設置されていた。

改札内のトイレは、3・4番線門司駅側、8,9番線新下関駅側に、改札外のトイレは北口の脇にある。

三角屋根[編集]

下関旧駅舎(2002年8月22日)

下関駅の三角屋根は歴史にもあるように1942年関門トンネル開通に伴い駅東口に建てられた建造物である。

市民や旅行者から愛着を持たれていたが、2006年1月に発生した下関駅放火事件により焼失。 古い建造物のため、幾度となく補修等が施され、焼失前は下関の町並みを壊さない暖かみのある青色だった。主要駅の木造建築による三角屋根としては、焼失時点で最古のものだったと言われている。

振鈴[編集]

振鈴(しんれい)は、明治時代後期に駅で列車の発車の際に使われていた大型の鈴である。下関駅の振鈴は1901年の開業から代々引き継がれており、手振りの振鈴が現存するのは当駅だけとなっていた。 先述どおり、放火で当駅舎が焼損し、振鈴も行方不明となっていたが、3日後の1月10日にがれきの下から発見された。木製の箱や取っ手は焼失、金属製の部分はすすで黒こげになっていたものの、音色はそのまま残されていた。焼けた部分は、三角屋根の焼け残った柱の一部を切り出して加工・修復し、事件の資料として保管されている。2011年6月1日には、「電化50周年記念列車」発車の際に駅長により鳴らされた。

自動改札機[編集]

2003年12月1日にJR西日本のアーバンネットワークエリア以外では初めて自動改札機が設置された。その背景としては、この時点で福岡県・佐賀県東部のJR九州主要駅には自動改札が既に導入されていたにもかかわらず、福岡・北九州都市圏とのつながりが深い当駅には設置されていなかったため、利用客は有人集札口を利用せざるを得なかったことが挙げられる。そこで九州方面への利用客への利便性の確保のため、当駅にのみ単独で自動改札機が導入された。設置された自動改札機はJR九州の標準仕様(日本信号製DX-7シリーズ)をベースに改札機の色をJR西日本のコーポレートカラーである青とし、磁気式ストアードフェアシステム機能を省略したもの[1]となっており、他のJR西日本各駅の改札機とは異なる仕様となった。

JR九州のICカード乗車券・SUGOCAについては、2011年3月5日よりSUGOCAとJR西日本のIC乗車券・ICOCAおよびJR東海のIC乗車券・TOICAとの相互利用開始を機にサービスが導入された[2]。ただし、下関駅はJR西日本管理の駅のため、SUGOCA定期券を含むSUGOCAを発売しない[3]広島支社管内ではこれに先立つ2007年7月に広島シティネットワーク内および周辺の主要駅で自動改札機(ジェイアール西日本テクシア製AG50・SG50・IG50)が導入され、これらの駅ではICOCAの使用が開始されているが、利用エリアが連続していない(南岩国駅までの間がICOCAエリア外)ため、これらのエリアへの乗車には対応していない。

貨物駅[編集]

JR貨物下関駅は旅客駅の南側、下関港付近の下関市東大和町2丁目7-7に位置する。下関総合車両所運用検修センターの本線をはさんで向かい側(本線の東側)にある。

取扱貨物
駅構造
  • 2面のコンテナホーム、2本のコンテナ荷役線を有する。また営業窓口であるJR貨物下関営業所を併設する。
  • 下関港第二突堤へ続く構内側線が現存しているが、使用されていない。
  • 車両基地をU字状に回り込み、駅西側の岸壁に続く構内側線も存在する。この側線の終端付近が旧・下関港駅である。かつては港で陸揚げされた鮮魚を都市圏へ発送する機能を有していたが、こちらも現在使用されていない。

駅弁[編集]

  • ふくめし(冬季限定)
  • ふく寿司
  • デラックスふく寿司
  • そぼろ弁当 幸福来る
  • 壇ノ浦弁当
  • 早鞆の四季(要予約)
  • 幕の内弁当
  • 長州ファイブ
  • みすゞ潮彩弁当

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 12,791
2000
2001 12,125
2002 11,886
2003 11,970
2004 11,810
2005 11,602
2006 11,450
2007 11,324
2008 11,282
2009 10,857
2010 10,782
2011 10,584

駅周辺[編集]

下関駅周辺(海峡ゆめタワー展望室より)

下関駅北側を、南北に高架で通過する山陽本線と直交する形で国道9号が通過しており、高架下そばの下関駅西口交差点が国道9号の終点となる。道路は北西方向と南方向に分岐し、北西方向が国道191号(下関駅西口が起点)、南方向が彦島に向かう山口県道250号南風泊港線(下関駅西口が終点)となっている。

竹崎町細江町を始めとする下関駅周辺は『西部地区』ともよばれ、唐戸 (東部地区) ともに下関市の中心市街地を構成する。ただし中心業務地区と呼ぶべき区域は国道沿線(とくに国道9号沿線)に限定され、駅北側には丘陵地上に昔からの住宅地や低層商業地が混在し、南側には埋立により造成されたエリアに港湾関連施設(下関港下関漁港)などが広がる。

1889年の赤間関市発足時、当時の中心市街地は唐戸周辺に限定され、現在の駅周辺は純粋な港町であった。馬関駅開業 (1901年) 、駅舎現在地移転 (1942年) により中心市街地は西に拡大し、駅舎の東側に山口銀行本店が移転したこと (1965年) で駅周辺の経済的な拠点性は高まった。下関駅の西側には下関漁港があり捕鯨基地として栄えたが、商業捕鯨の縮小・停止および遠洋漁業の衰退にともなって下関漁港の盛況も影を潜めた。加えて、駅西側にあった下関大丸シーモール下関1977年) の核店舗の一つとして駅東側に移転したため、多くの人で賑わった駅西側はすっかり寂れることとなった。シーモールは下関市の内外から多くの客を集めたものの、人の流れは駅とシーモールの狭い範囲に限定したものであったため、結果的に駅東側周辺にあるグリーンモールや豊前田といった商店街の客をも奪う形となり、これら商店街の衰退をもたらした。近年、国鉄清算事業団の所有していた細江地区貨物ヤード跡地の再開発が進み、山口県国際総合センター(海峡メッセ下関)オープン (1996年) を皮切りに大型店舗等が進出した。

商店・飲食店・娯楽施設[編集]

観光[編集]

下関駅周辺から唐戸海響館など)・壇ノ浦までの区間が観光周遊コースとなっている。

  • 山口県国際総合センター (海峡メッセ下関)
  • 海峡ゆめ広場 - 野外イベント会場として利用
  • 日和山公園 - 桜の名所。公園前を通る道が『港の見える丘の径(みち)』として整備されている
  • 桜山神社 - 高杉晋作所縁の招魂社
  • 永福寺 - 幽霊の絵を奉納(7月に幽霊祭り)

企業・金融機関[編集]

本社・本店
金融機関の支店
ほかの企業

国際航路[編集]

その他[編集]

文教
公共施設
  • 下関市民会館
  • 下関市立中央図書館 - 文化会館跡に建設中
官公署・郵便局
主な宿泊施設
主なその他の施設

駅前人工地盤[編集]

  • 下関駅の東側には人工地盤が設けられている。下関駅は高架駅であり、一階に改札口・駅舎玄関があるため、駅を下車した利用客が人工地盤を利用する場合、ホームから改札口まで降りたのち、再び人工地盤に上がって移動することになる。下関駅と人工地盤をあわせて利用する者にとっては、無駄な上下移動をせねばならず、下関駅前人工地盤は構造的な難点を持っているといえる。
  • 1994年の完成当初、そうした構造上の難点に加え、人工地盤に直接接続する建物がないため、従来からある地下歩道を利用し続ける人が多く、人工地盤は閑散とした状況であった。のち、細江地区再開発事業の進行とともに、人工地盤が延伸されたり、接続口・昇降階段・エスカレーター等が増設されるにつれ、ある程度利便性が高まった。
  • 現在では、シーモールや下関港国際ターミナルなど駅周辺施設に直接接続するほか、シーモール経由で下関市民会館に行くことも可能となっている。
  • また、下関市が発表した下関駅新駅舎のコンセプト図内の駅ビルには、人工地盤に入り口が設けられている。
  • なお、かつては人工地盤に対峙するところにデジタル時計塔 (下関市が設置・管理) があった。しかし、故障のため時計・天気予報が表示されなくなり、予算上の問題から修理されることなくしばらくの間放置された。やがて、時計盤の部分が撤去され、歓迎塔(2006年〈平成18年〉完成。四ヶ国語で「ようこそしものせきへ」と書かれている。)に生まれ変わり、現在に至っている。

バスターミナル[編集]

下関駅前バスターミナルに到着した「ふくふく大阪号」

東口駅前広場には出札窓口と12面の出発ホームを持つバスターミナルがある。(現在の形態に整備されたのは、駅前人工地盤設営とほぼ同時期である。)市内に本社を置くサンデン交通の運行上の拠点となっており、市内循環系統と市内~彦島直通系統を除くほとんどの系統が下関駅始発・終着となっている。下関駅終着便はバスターミナルに乗り入れず、国道9号上の山口銀行本店前の降車ホームが終点となる。なお、下関駅西口にもバス停留所があり、彦島方面行きのバスが停車する。(逆に彦島方面から下関駅を終着とするバスは西口に停車しない。また、殆どの利用者がサンリブ・シーモールエストの裏口にある市民会館前で下車する。)

路線の詳細についてはサンデン交通の該当項目を参照のこと。

歴史[編集]

当時は現在より東、細江町に位置していた。駅名は、当時の市名である赤間関(あかまがせき)の略称、「馬関」に由来する。当初より、対九州朝鮮半島連絡を担う拠点駅の位置づけをされ、関門連絡船関釜連絡船の発着駅となる。
1930年頃の下関駅

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
山陽本線・山陰本線(山陰本線は幡生駅まで山陽本線)
幡生駅 - 下関駅
  • 山陰本線の山陰観光列車「みすゞ潮彩」は、当駅でスイッチバックの上で山陽本線新下関駅まで運転されるものもあるが、この場合は山陰本線内での快速運転の有無にかかわらず、幡生駅は山陰本線側に出入するときのみ停車し、新下関 - 当駅間はノンストップとなる。
九州旅客鉄道
山陽本線
下関駅 - 門司駅

かつて存在した路線[編集]

鉄道省(国有鉄道)
山陽本線貨物支線
下関駅 - (貨)下関港駅
山陽電気軌道
長関線
茶山口電停 - 下関駅電停
大和町線
下関駅電停 - 駅西口電停

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『下関駅百年--戦前の関門・山口の交通』斎藤哲雄著、新人物往来社、2001年

脚注[編集]

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  1. ^ 下関駅はJR九州・福岡市地下鉄で発行している磁気式ストアードフェアカード・ワイワイカードはエリア外。
  2. ^ “下関駅でSUGOCAサービスを開始します” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道株式会社/九州旅客鉄道株式会社, (2010年10月20日), http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175021_799.html 2010年10月20日閲覧。 
  3. ^ はやかけんのみ販売する福岡市地下鉄管理駅の姪浜駅と類似の扱い

外部リンク[編集]