門司駅

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門司駅*
駅舎(南口)
駅舎(南口)
もじ - Moji
所在地 北九州市門司区中町2-1
所属事業者 JR logo (kyushu).svg九州旅客鉄道(JR九州)
電報略号 モシ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 3面6線
乗車人員
-統計年度-
6,339人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1891年明治24年)4月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 鹿児島本線
キロ程 5.5km(門司港起点)
小森江 (1.5km)
(5.5km) 小倉
所属路線 山陽本線
キロ程 534.4km(神戸起点)
下関 (6.3km)
(-km) (小倉)**
備考 直営駅
みどりの窓口
九 北九州市内
* 1942年に大里駅から改称。
** ラッシュ時の一部を除いたほとんどの列車が小倉駅まで乗り入れ。
北口
関門トンネルをイメージしたイラストの描かれた駅名標

門司駅(もじえき)は、福岡県北九州市門司区中町にある、九州旅客鉄道(JR九州)のである。

概要[編集]

関門トンネル開通により、山陽本線終点駅となった。このため九州の鉄道の玄関口となっている。なお、営業キロ上は駅の南側にある北九州貨物ターミナル駅と同一地点にある。

山陽本線が直流電化であるのに対し、鹿児島本線交流電化で、本駅構内下関方にデッドセクションが存在する(貨物列車用のために門司駅構内にも設置されている)。そのため、かつてのブルートレインを初めとする客車列車は、門司駅において九州内を走行する交流電気機関車(ED72形ED73-1000形ED74形ED75-300形ED76形)と、関門トンネル専用の交直流電気機関車(EF30形EF81形)と付替えが行われていた。九州地区には軸重の大きなEF81形が入線できない脆弱な区間が多い事も、機関車を交換する理由である。

かつては貨物列車も、当駅で機関車の付け替えが行われていたが、現在は北九州貨物ターミナル駅で機関車の付け替えが行われている。

利用可能な鉄道路線[編集]

  • 九州旅客鉄道
    • 鹿児島本線 - 当駅の所属線[1]
    • 山陽本線 - 山陽本線のうち関門トンネルを含む下関 - 門司間は九州旅客鉄道の所管である。同線は線路名称上では当駅が終着であるが、下関駅からの列車は運転系統上小倉駅まで直通する列車が多い。但し、2010年12月時点で当駅から下関駅を跨いで運転される列車は存在しない。また、ラッシュ時などには日豊本線からの列車も乗入れてくる(日中は小倉駅始発で運転)。

歴史[編集]

九州鉄道の開通にあわせ、大里駅(だいりえき)として開業した。その当時は、現在の門司港駅が門司駅を名乗っていた。関門トンネルが開通する際に、門司駅を門司港駅に、大里駅を門司駅に、それぞれ改称した。

関門トンネルは、長大かつ海底という特殊な条件からもとより蒸気機関車の運行が不可能であり、電化がなされていたものの、門司以西の九州内は非電化であった。この事から、当駅での機関車交換が必須であり、九州初の特別急行列車富士」や、戦後初の九州発着の特急「かもめ」も含め、すべての列車が長時間停車していたが、1961年(昭和36年)に本駅を含む門司港 - 久留米駅間が交流電化され、同時に山陽本線の下関 - 小郡(現新山口駅)間も直流電化をした。さらに1964年(昭和39年)に山陽本線が全線電化された頃には、旅客列車は機関車交換の不要な交直両用電車が中心になったことから、旅客列車の長時間停車が減少した。

1975年(昭和50年)の山陽新幹線開業以後は、隣の新幹線全列車の停車駅である小倉駅に旅客流動が集中した事で、旅客駅として衰退した。

駅構造[編集]

構内

かつては、島式ホーム4面8線であったが、現在は1面(旧5・6番乗り場)を廃止し3面6線を有する地上駅となっている。2004年(平成16年)に3階建の橋上駅舎が完成した。

直営駅みどりの窓口が設置されているほか、自動改札機自動券売機を備え、SUGOCA(相互利用可能な各社のIC乗車カードも)の使用が可能である。1・2階に商業施設、3階に改札口がある。駅舎内にはファミリーマート(旧am/pm)がある。自動放送導入駅。

JRの特定都区市内制度における「北九州市内」の駅である。

のりば[編集]

1 鹿児島本線 (下り) 小倉折尾博多中津方面 (門司港発のみ)
2・3・4 鹿児島本線 (下り) 小倉・折尾・博多・中津方面
山陽本線 下関行き (当駅折返し)
5・6 鹿児島本線 (上り) 門司港行き
山陽本線 下関行き (小倉方面から)

門司港駅発の列車は1・2番乗り場、下関駅発の列車(折り返しの下関行きも含む)は3・4番乗り場に発着するのが基本だが、相互接続がある場合は同一ホームに発着するなど、例外も多々ある。また小倉方面からの列車については、門司港行きが6番乗り場、下関行きが5番乗り場を基本とするが、これも一部列車で逆になることがある。

6番乗り場門司港・下関方端あたりに「急行天草」の乗車位置案内が僅かに残っている。

駅弁[編集]

2012年2月現在駅弁販売は行っていない。ただし、時刻表には表記がある。

利用状況[編集]

2013年度の1日平均乗車人員は6,339人である。

乗車人員推移[2]
年度 1日平均人数
2000年 7,261
2001年 6,930
2002年 6,506
2003年 6,334
2004年 6,277
2005年 6,153
2006年 6,126
2007年 6,181
2008年 6,307
2009年 6,187
2010年 6,259
2011年 6,200
2012年 6,203
2013年 6,339

駅周辺[編集]

南口駅前(2007年1月)
北口駅前(2010年8月)

駅は門司区の西端に立地している。駅周辺は市街地となっているが、門司区の中心部は門司港駅周辺地区である。駅南口の前(山側)を国道3号が線路に並行する形で通っている。また、駅北口から250mほど海側の海岸沿いを国道199号が線路に並行する形で通っている。駅北口はかってはサッポロビール北九州工場があったが、現在は工場跡地に門司赤煉瓦プレイスをはじめ大規模な再開発が進んでいる。

西鉄北九州線門司駅前停留場(廃止)[編集]

門司駅の前の国道3号線上には、かつて西日本鉄道北九州本線の門司駅前停留場があった。元は不老園前停留場と称し、1911年(明治44年)6月の九州電気軌道本線第1期区間の開通の際、のちに門司駅ができる位置付近に設置されていたもの。1942年(昭和17年)4月に大里駅が現在地に移転し、門司駅となったのに伴い、接続のため不老園前停留場を門司駅付近に移設し、門司駅前停留場に改称した[4]

停留場は、上下線それぞれに安全地帯のある乗降場を備えた2面2線の構造で、上下線間の渡り線も備えていた[4]

1985年(昭和60年)10月20日北九州本線門司 - 砂津間廃止に伴い、当停留場も廃止となった。

なお、北九州本線の起点であった門司停留場は、門司港駅よりさらに北東の旧門司地区にあり、当停留場とは別の停留場である。

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道
鹿児島本線
快速・準快速・普通
小森江駅 - 門司駅 - 小倉駅
山陽本線
下関駅 - 門司駅

脚注[編集]

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  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ とうけい北九州(運輸・通信) JR乗降客人員
  3. ^ ヤマダ電機HPテックランド門司店店舗からのお知らせ
  4. ^ a b 奈良崎博保 『福岡・北九州 市内電車が走った街 今昔』 JTBパブリッシング、2002年4月、ISBN4-533-04207-4、pp.100-101

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 門司駅(駅情報) - 九州旅客鉄道