久留米駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
久留米駅
駅舎正面
駅舎正面
くるめ - Kurume
所在地 福岡県久留米市城南町2-21
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
電報略号 クル
駅構造 高架駅(新幹線)
地上駅橋上駅)(在来線)
ホーム 2面2線(新幹線)
3面5線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
5,847人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1890年明治23年)3月1日
乗入路線 3 路線
所属路線 九州新幹線鹿児島ルート
キロ程 35.7km(博多起点)
新大阪から658.0km
新鳥栖[1] (7.1km)
(15.8km) 筑後船小屋
所属路線 鹿児島本線
キロ程 113.9km(門司港起点)
肥前旭 (3.5km)
(4.9km) 荒木
所属路線 久大本線
キロ程 0.0km(久留米起点)
備考 直営駅
みどりの窓口
ほとめき広場(写真奥が東口)

久留米駅(くるめえき)は、福岡県久留米市城南町にある、九州旅客鉄道(JR九州)のである。

目次

[編集] 概要

福岡県第三の都市・久留米市の代表駅であるが、繁華街などの市街地からやや西に位置する。東に2kmほど離れた西鉄久留米駅と区別するため地元での通称は「JR久留米駅」または、単に「JR」とも呼ばれる。乗降客数は繁華街に近い西鉄久留米駅の方が当駅の3倍ほど多い。

[編集] 乗り入れ路線

九州新幹線(鹿児島ルート)に、在来線鹿児島本線久大本線(ゆふ高原線)を加えた3路線が乗り入れる。久大本線は当駅が起点である。なお在来線における所属線[2]は鹿児島本線である。

新幹線は各駅停車の「つばめ」と、「さくら」のうち約2/3が停車する。鹿児島中央駅発着の「さくら」の博多駅 - 熊本駅間は、当駅と隣の新鳥栖駅のいずれか一方に停車する列車がほとんどである。一部の列車は両方に停車することもある。博多駅 - 熊本駅間運転の「さくら」は全て当駅と新鳥栖駅の両方に停車する。

在来線は鹿児島本線で朝・夜に運行されている特急「有明」、久大本線に乗り入れる特急「ゆふ」「ゆふいんの森」、鹿児島本線の快速列車も含めて全列車が停車する。

[編集] 駅構造

新幹線ホームは3階に位置する相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。通過線がなく、安全のために可動式安全柵が設けられている。

在来線ホームは島式ホーム2面4線と切欠きホーム1面1線の、合計3面5線のホームを有する地上駅で1階にホームがある。実際は側線を含めて6本の線路が敷かれているが一般旅客用に使用されるのはこの内5本で、東側(駅舎側)のホームには1・3番と切り欠きホームの2番のりば、西側のホームには4・5番のりばが配置されている。リニューアル前は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線が並ぶ配線であった。

鉄筋コンクリート3階建ての駅舎は2010年に完成した橋上駅舎で、「久留米の新たな出発点」をテーマに、久留米の説話、名物などを描いたステンドグラスによる装飾が多用されており、5代目にあたる。駅舎内には待合所・出札口・改札の他にJR九州旅行久留米支店やキヨスク、久留米市観光案内所、地場産くるめJR久留米駅店があり、駅舎・ホーム間のエスカレーターや、バリアフリー仕様のトイレが設置されている。また、新幹線開業時に小規模な駅ビルである「フレスタくるめ」が設置され、コンビニエンスストアやベーカリーショップ、ファストフード店、ラーメン屋、カフェ、居酒屋、焼鳥屋などが入居する。

また、駅舎内の床タイルは久留米絣をモチーフとした幾何学模様を採用し、コンコース、在来線改札、新幹線改札ともに違う柄が採用されている。駅前広場に設置された案内標識も同様に、紺色をベースとした久留米絣の意匠が取り入れられている。

直営駅であり、みどりの窓口自動券売機が設置されている。在来線の自動改札機はSUGOCAに対応している。ただし新幹線との連絡改札口では利用できない。また、在来線もSUGOCAは鹿児島本線でのみ利用可能で、久大本線では利用できない(SUGOCA対応の券売機で乗車券に引き替えることは可能)。

[編集] のりば

新幹線ホーム。ホームドアがある
1 鹿児島本線 (上り) 博多小倉方面
(下り) 大牟田熊本方面
久大本線 日田由布院方面
2 久大本線 日田・由布院方面
3 鹿児島本線 (上り) 博多・小倉方面
(下り) 大牟田・熊本方面
久大本線 日田・由布院方面
4 鹿児島本線 (上り) 博多・小倉方面
5 鹿児島本線 (上り) 博多・小倉方面
久大本線 日田・由布院方面
11 ■九州新幹線 (上り) 博多・新大阪方面
12 ■九州新幹線 (下り) 熊本鹿児島中央方面

快速列車と普通列車の緩急接続は、当駅でなく1駅下った隣の荒木駅で行われている。在来線2番のりばは、久大本線の列車の発着のみであるため、架線がない。在来線のりばは東口から1、2・・・と番数が割り当てられているが、新幹線のりばは、反対に西口から11、12番と割り当てられている。2面3線だった頃は1番のりばは鹿児島本線下りと久大本線(主に特急列車)、2番のりばは久大本線、3番のりばは鹿児島本線上りが使用し、鹿児島本線上りと久大本線の対面乗り換えも可能だった。

[編集] 駅弁

  • かしわめし
  • 高菜のたまてばこ(中央軒)
  • 奥八女のお煮しめ弁当(花むすび)
  • そぼろ鰻めし
  • さくら
  • 焼さば寿司
  • 天むす弁当
  • 手織弁当
    • 九州内の駅は「かしわめし」(鶏肉)を駅弁として採用しているところが多いが、牛肉を採用している稀な駅(他には佐世保駅など)。

かつて駅弁を販売していた久留米中央軒は2003年末に廃業し、その後は鳥栖駅を拠点とする中央軒が営業を引き継いでいる。駅舎改築工事や新幹線建設の関係で、ホーム配置の入れ替えや新駅舎の建設工事が行われていた2007年から2010年まで駅弁販売は休止されていたが、現在は改札の向かい側にキヨスクが設置されており、再開されている。

[編集] 利用状況

  • 1日の乗車人員は5,847人(2010年度)[3]

[編集] 駅周辺

作動中の駅前からくり時計

開業時は久留米市の中心部に位置したが、その後中心街が東(西鉄久留米駅方面)へ移動したために、現在の駅周辺は中心街からやや西側に離れている。ダイヤも長らく久留米駅近辺を都市部として扱わないような運行形態であった。しかし、現在駅前では新幹線の開通に伴う再開発事業が行われており、現在も商業施設などが建設中である。

駅前には旧駅舎時代の2005年ごろからからくり時計が設置されている。再開発に伴い新駅舎完成直後から一時撤去されていたが、2011年3月上旬に再設置された。その他にも、ディスプレイボードには青木繁の「海の幸」と坂本繁二郎の「放牧三馬」が、一般車ロータリーにはブリヂストン提供の世界最大のタイヤのモニュメントも新たに設置されている。

[編集] バス路線

西鉄バス堀川バスが運行している。2011年3月より、東口再開発に伴い整備されたロータリー内にバスのりばが設けられている。当駅から西鉄久留米駅までは所要時間10分程度、運賃160円である。

1 昭和通り方面 市役所経由西鉄久留米・国分・川瀬(広川町)・八女大学病院・善導寺・吉井うきは市)・西町・城島
2 明治通り方面 荘島経由西鉄久留米・野中・聖マリア病院・高良台・羽犬塚駅筑後船小屋駅・北野・鳥栖
3 豆津・佐賀方面 長門石・目達原・神崎・江見・原の町・佐賀・中原・綾部・安武・大善寺
4 その他 堀川バス(荘島経由西鉄久留米・野中・東国分小学校・藤山・八女・久留米競輪場)・佐賀競馬場
5 高速バス 福岡空港・小倉(砂津)

[編集] 歴史

かつては日本貨物鉄道(JR貨物)の施設があったが、九州新幹線の駅設置に伴い用地を明け渡すため鳥栖貨物ターミナル駅田代駅前)に移転した。駅舎の北側に1面1線のコンテナホームが、構内西側に1面2線で上屋付きのコンテナホームが設置されていた。また、1980年代ごろまでは、駅の周囲にあるブリヂストン久留米工場やアサヒコーポレーション久留米工場、日本製粉久留米工場、ムーンスター久留米工場への専用線もあった。

[編集] その他

  • 最高裁判例にもなった労働判例として有名な国労久留米駅事件(1962年(昭和37年)3月30日発生)の舞台である。
  • 筑後川花火大会」の際の最寄駅である。
  • 1965年から2006年3月まで駅のホームでクジャクを飼育しており、長年利用客に親しまれていた。このクジャクは久留米市鳥類センターで飼われているクジャクが千羽に達した記念で久留米駅で公開され、小学生の女の子がお年玉を寄付して鳥舎が建てられたとのエピソードがある。九州新幹線の工事に伴い鳥舎が取り壊されることになり、飼われていたクジャクは久留米市鳥類センターに引き上げられている。

[編集] 旧駅舎時代の写真

写真はすべて2008年以前のもの。

[編集] 隣の駅

九州旅客鉄道
九州新幹線
新鳥栖駅 - 久留米駅 - 筑後船小屋駅
鹿児島本線
快速・準快速
鳥栖駅 - 久留米駅 - 荒木駅
快速「くまもとライナー」(上り1本のみ運転)・普通
肥前旭駅 - 久留米駅 - 荒木駅
久大本線(ゆふ高原線)
  • 特急「ゆふ・ゆふいんの森」停車駅
久留米駅 - 久留米高校前駅

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ これは、ミニ新幹線を除いたフル規格新幹線の駅間距離としては東日本旅客鉄道(JR東日本)東北新幹線東京 - 上野間3.6km、東海旅客鉄道(JR東海)東海道新幹線東京 - 品川間6.8kmに次ぐ短さである。但し、この距離は鹿児島本線の鳥栖 - 久留米間の営業キロに合わせて設定された営業キロであり、実際に走行する距離(実キロ)は5.7kmで東京 - 品川間(実キロ6.8km)よりも短い。なお、県境を跨ぐものとしては新幹線中最短である。
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  3. ^ KYUSHU RAILWAY COMPANY 2011会社案内”. 九州旅客鉄道. 2011年9月15日閲覧。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語