国道2号

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一般国道

国道2号標識

国道2号
総距離 533.8 km[1](全国5位)
制定年 1920年
起点 大阪府大阪市北区
梅田新道交差点
北緯34度41分53.6秒東経135度30分2.3秒
主な
経由都市
神戸市姫路市岡山市倉敷市
福山市東広島市広島市
岩国市山口市下関市
終点 福岡県北九州市門司区
老松公園前交差点
北緯33度56分50.4秒東経130度58分6.1秒
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0001.svg国道1号
Japanese National Route Sign 0025.svg国道25号
Japanese National Route Sign 0043.svg国道43号
Japanese National Route Sign 0028.svg国道28号
Japanese National Route Sign 0029.svg国道29号
Japanese National Route Sign 0053.svg国道53号
Japanese National Route Sign 0030.svg国道30号
Japanese National Route Sign 0031.svg国道31号
Japanese National Route Sign 0054.svg国道54号
Japanese National Route Sign 0009.svg国道9号
Japanese National Route Sign 0003.svg国道3号
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
大阪市道路元標:梅田新道交差点の北西の歩道にあるモニュメント
起点 梅田新道。手前が国道1号、交差点より先が国道2号。
桜橋交差点大阪市北区曾根崎新地) 写真前後方向が国道2号)

国道2号(こくどう2ごう)は、大阪府大阪市北区から福岡県北九州市門司区へ至る一般国道である。本州九州との間は、関門トンネルによって繋がり、兵庫県から山口県にかけての大半の区間で山陽自動車道と並走している。

山陽道(近世山陽道・西国街道)を前身とする路線であり、山陽道をほぼ踏襲する形となっている。しかし起点は大阪であり、また岡山県岡山市から広島県福山市に至っては、戦前に行われた大規模な経路変更により、この区間は鴨方往来を前身とし、岡山県総社市井原市などを経由するかつての山陽道とは大きく外れている。

概要[編集]

大阪から神戸にかけての区間は、従来「第二阪神国道」である国道43号に対し、「第一阪神国道」(略称は「一国(いちこく)」と呼ばれてきたが、近年は、この国道2号のことを「にこく」と呼ぶことも多く、地元での呼称はやや混乱してきている[注釈 1]。またこの区間は大正時代に阪神国道電軌(後に阪神電気鉄道吸収合併)の資金によって建設されたので、1975年に廃止されるまで路面電車である阪神国道線併用軌道で通っていた。

兵庫県の姫路市や加古川市の一部区間では、多大な交通量の対策として国道としては極めて稀な一方通行規制を行っている[注釈 2]。他にも兵庫県内では交通量の都合上、多くの区間でバイパスが建設されている。

広島県内の広島岩国道路は国道2号のバイパスとして建設された一般有料道路だが、事実上、山陽自動車道と一体化している。

下関市では瀬戸内海沿いを通って中心部へ向かう国道9号に対して国道2号は内陸部を通り関門トンネルへと続くので下関駅前や中心街へ行くときは注意が必要である。なお、関門トンネル手前で中心部へ向かう山口県道57号下関港線と分岐している。

なお、国道2号を補完する目的で整備され、後に無料開放された有料道路として、岡山ブルーライン(=岡山県道397号寒河本庄岡山線)、欽明路道路(=山口県道15号岩国玖珂線)、長府道路がある。

歴史[編集]

古代から存在した山陽道を継承するものであるが、山陽道(西国街道)は京都を起点とし、大坂を経由せずに神戸に直接向かっていた。

1885年明治18年)、内務省告示第6号「國道表」にて指定された国道3号「東京より神戸港に達する路線」・国道4号「東京より長崎港に達する路線」も、西国街道のルートをそのまま引き継いでいる。現在の国道2号の大阪 - 神戸のルートは、国道26号「大阪府広島鎮台とを拘聯する路線」として指定されていた。

1920年大正9年)施行の旧道路法に基づく路線認定では、国道2号「東京市より鹿児島県庁所在地に達する路線(甲)」の一部となった。この国道2号は現在の国道1号・2号・3号とほぼ同じルートであり、ここではじめて大阪から九州への道が1本の路線となる。

1926年(大正15年)、重要性が増した倉敷を通過する経路に改めるため、岡山県岡山市 - 広島県沼隈郡津之郷村(現:福山市津之郷町)間において鴨方往来を踏襲するルートに経路変更が決定する[2]

1929年昭和4年)、鴨方往来を踏襲するルートに経路変更される[3]。これにより、現在の岡山市中心部 - 倉敷市中心部 (現在、この間は岡山県道162号岡山倉敷線等) - 浅口市 - 笠岡市 - 福山市津之郷町間が本国道となり、岡山市中心部 - 総社市吉備路) - 倉敷市真備町 - 小田郡矢掛町 - 井原市 - 福山市神辺町および津之郷町は、県道(岡山県道岡山井原線、岡山県道倉敷井原線、広島県道・岡山県道福山井原線、広島県道尾道井原線等)に降格となる。ただし、鴨方往来には未改良区間が多かったため、東西の主要交通路は依然として県道に降格した山陽道が担う。それもあってか当時の地図には変更後のルートが国道として記載されていないものが多い。変更後のルートが地図にはっきり示されるようになるのは戦後になってからである。

1930年(昭和5年)頃の岡山市街。変更前のルートが国道として「山陽道」と記されている。

1952年(昭和27年)12月4日、新道路法に基づく路線指定で一級国道2号(大阪府大阪市 - 福岡県門司市(現 北九州市門司区))となった。1965年4月1日に、道路法改正によって一級・二級の別がなくなり一般国道2号となった。

並行する旧街道[編集]

路線状況[編集]

バイパス[編集]

国道2号神戸西バイパス
国道2号西条バイパス

国道2号のバイパスとして整備されている道路のみ記す。

有料道路[編集]

通称[編集]

  • 第一阪神国道(通称いちこく):大阪市北区 - 神戸市中央区
  • 曽根崎通:大阪市
  • 宮島街道:広島市 - 廿日市市

重複区間[編集]

別線

  • 国道250号:岡山県岡山市北区内(新京橋西交差点 - 大雲寺交差点)

道路施設[編集]

休憩施設[編集]

自動車専用道路区間にはサービスエリアパーキングエリアが複数存在する。

道の駅[編集]

沿線には長らく道の駅が1箇所も存在していなかったが、2011年にバイパス区間に沿線初の道の駅が開業された。

事前通行規制区間[編集]

下記の区間は事前通行規制区間となっており、雨量によって通行止めとなる場合がある。

  • 兵庫県上郡町の一部
  • 岡山県備前市(三石船坂 - 三石四十谷、三石木谷口 - 八木山、伊里中 - 東片上) = 連続雨量250mmを超える場合通行止
  • 広島県三原市(木原 - 糸崎町)
  • 山口県岩国市(岩国 - 関戸) = 連続雨量250mmを超える場合通行止

地理[編集]

通過する自治体[編集]

桜橋交差点(四つ橋筋との交差点)
十間交差点付近(兵庫県尼崎市)
国道2号(神戸市中央区海岸通)
兵庫県明石市魚住町清水
大手前交差点(兵庫県姫路市)
相生駅周辺の国道2号
西片上駅周辺の国道2号(岡山県備前市)
岡山県笠岡市の城山トンネル。上を市道パイパスが走っている。
浄土寺下交差点付近(広島県尾道市)
国道2号 終点ポスト
(福岡県北九州市門司区)

なお、岡山市内には別線がある。

  • 新京橋西交差点 - 大供交差点(岡山市北区内のいわゆる旧2号線のうち、この区間のみ現在も国道2号(指定区間)となっていて地下には共同溝がある。)

以前は大雲寺交差点 - 青江交差点も国道2号別線(国道30号と重複)だったが、現在は国道30号の単独区間のため、上記の別線は本線と直接つながっていない。

交差する道路[編集]

※バイパスのうち兵庫県の第二神明道路加古川バイパス姫路バイパス、広島県の松永道路尾道バイパスを除く。それぞれの接続路線については各記事を参照。

近畿地方整備局管内

中国地方整備局管内

九州地方整備局管内

  • 福岡県
    • 国道3号(北九州市門司区・老松公園前交差点終点)

主な峠[編集]

  • 鯰峠標高100m):兵庫県赤穂市 - 兵庫県赤穂郡上郡町
  • 船坂峠(標高180m):兵庫県赤穂郡上郡町 - 岡山県備前市
  • 廿木峠(標高120m):山口県岩国市
  • 椿峠(標高94m):山口県周南市 - 山口県防府市
  • 西見峠(標高80m):山口県宇部市 - 山口県山陽小野田市
  • 談合峠(標高70m):山口県山陽小野田市

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 同様の混乱は、東京横浜京浜間においても、「第一京浜国道」国道15号と「第二京浜国道」国道1号の間でも発生している。
  2. ^ 双方とも、東行きのみが国道に指定され、西行きの国道に実質的に相当する一方通行の市道がある。関連項目も参照のこと。

出典[編集]

  1. ^ a b 一般国道2号 - 国土交通省近畿地方整備局 道路時刻表より
  2. ^ 『岡山県史 第十一巻近代Ⅱ』 岡山県、1987年昭和62年)11月18日
  3. ^ 『福山市史 下』 福山市史編纂会編、1983年昭和58年)10月30日
  4. ^ 周南市道の駅推進課

関連項目[編集]

外部リンク[編集]