タカキュー

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株式会社タカキュー[1]
Taka-Q CO., LTD.
種類 株式会社
市場情報
東証スタンダード 8166
1986年11月上場
本社所在地 日本の旗 日本
173-0004
東京都板橋区板橋3-9-7
板橋センタービルディング7階
設立 1950年昭和25年)6月30日[1]
業種 小売業
法人番号 5011401003916 ウィキデータを編集
事業内容 紳士服・婦人服・関連洋品雑貨の企画・販売
代表者 代表取締役社長 大森尚昭
資本金 1億円(2023年2月28日現在)[2]
発行済株式総数 24,470,822株
(2023年2月28日現在)[2]
売上高 119億7588万3000円
(2023年2月期)[2]
営業利益 △7億8516万7000円
(2023年2月期)[2]
経常利益 △7億668万4000円
(2023年2月期)[2]
純利益 △10億5038万6000円
(2023年2月期)[2]
純資産 △19億3392万3000円
(2023年2月28日現在)[2]
総資産 69億676万9000円
(2023年2月28日現在)[2]
従業員数 440人(2022年2月28日現在)[2]
決算期 2月[1]
会計監査人 赤坂有限責任監査法人[2]
主要株主 イオン株式会社 33.23%
株式会社エムツウ 10.26%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 3.01%
タカキュー取引先持株会 2.68%
SMBC日興証券株式会社 2.23%
(2023年2月28日現在)[2]
主要子会社 テイエムエムサービス株式会社 100%
外部リンク https://online.taka-q.jp/shop/pages/company.aspx
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株式会社タカキュー: Taka-Q CO.,LTD.)は、紳士・婦人服及び関連洋品雑貨を販売する企業。

沿革[編集]

地域経済活性化支援機構による支援へ[編集]

タカキューは、新型コロナウイルスの影響により業績が悪化し、2022年2月期までの4期にわたり最終赤字を計上した他、2022年2月期には約8億円の債務超過に転落した[3][4]東京証券取引所はタカキューを新市場区分の上場廃止基準における改善期間入り(新型コロナウイルス感染症の影響に起因するものと認められたため2022年3月1日から2024年2月29日までの2年間)に指定した[5]。2023年2月期も債務超過は解消されず、同年11月時点では債務超過の額は約18億円にまで悪化していた他、金融機関からの借り入れ額も約40億円に上っていた[3]

タカキューは2024年1月25日、上場廃止基準における改善期間内において、2024年2月期においても債務超過を解消できない旨を発表した他、東京証券取引所も同日にタカキューを監理銘柄(確認中)に指定した[5][6]。同日には、タカキュー、みずほ銀行、グロースパートナーズの連名で、地域経済活性化支援機構に対して支援を申請し、同日に地域経済活性化支援機構による支援の決定を受けた[3][4][5][6]。同時にグロースパートナーズとの間で事業提携を行う事を発表した他[7]イオンとの間で締結していた資本・業務提携を解消した[3][4][8][9]。但し、イオングループ各社との間で現在行っている賃貸借契約・出向などの提携は継続するとしている他、イオンが保有しているタカキュー株式の扱いは未定としている[3][8]

地域経済活性化支援機構による支援内容は、15億円の債権放棄と金融機関に対して第三者割当増資を実施した上で5億円を調達する他、グロースパートナーズに対しても第三者割当増資を実施した上で5億円を調達するなどの内容となっている[3][6]。タカキューは3月28日に東京証券取引所に対して事業再生計画を提出[10]。東京証券取引所は4月10日に再建計画が適当であると判断。同日に監理銘柄(確認中)を解除した上で上場が維持される事になった[11][12]。但し、2025年2月期において債務超過となった場合は上場廃止となる[11]

店舗及び取扱いブランド[編集]

  • 店舗数 156店舗(2022年10月5日現在)
    • TAKA:Q(タカキュー)
    • MALE&Co.(メイルアンドコー)
    • WilkesBashford(ウィルクス・バッシュフォード)
    • m.f. editorial(エム・エフ・エディトリアル)
    • semanticdesign(セマンティック・デザイン)
    • around the shoes(アラウンド・ザ・シューズ)
    • SHIRTS CODE(シャツ・コード)
    • GRAND BACK(グランバック)

関連会社[編集]

  • テイエムエムサービス株式会社

関連[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k 流通会社年鑑 2003年版, 日本経済新聞社, (2002-12-20), pp. 851-855 
  2. ^ a b c d e f g h i j k 2023年2月期有価証券報告書タカキュー
  3. ^ a b c d e f g タカキュー、債務超過で私的整理 イオンとの提携は解消日本経済新聞 2024年1月25日
  4. ^ a b c d TSRデータインサイト 紳士服専門店タカキュー、REVICによる再生支援 = イオンとの業務・資本提携解消 金融機関へ債権放棄を要請東京商工リサーチ 2024年1月25日
  5. ^ a b c 監理銘柄(確認中)の指定:(株)タカキュー東京証券取引所 2024年1月25日
  6. ^ a b c 地域経済活性化支援機構による再生支援決定並びに当社株式の監理銘柄(確認中)指定の見込みについてタカキュー 2024年1月25日
  7. ^ グロースパートナーズ株式会社との事業提携に関するお知らせタカキュー 2024年1月25日
  8. ^ a b 株式会社タカキューとの業務及び資本提携解消に関するお知らせイオン 2024年1月25日
  9. ^ イオン株式会社との業務及び資本提携解消に関するお知らせタカキュー 2024年1月25日
  10. ^ 事業再生計画の東京証券取引所への提出について タカキュー 2024年3月28日
  11. ^ a b 改善期間の変更及び監理銘柄(確認中)の指定解除:(株)タカキュー東京証券取引所 2024年4月10日
  12. ^ 改善期間の変更及び監理銘柄(確認中)の解除について タカキュー 2025年4月10日

外部リンク[編集]