劇場版 どうぶつの森

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劇場版 どうぶつの森』(げきじょうばん どうぶつのもり)とは、任天堂より発売のゲームソフトシリーズ『どうぶつの森』の第4作『おいでよ どうぶつの森』を原作とするアニメーション映画作品。2006年12月16日より東宝系で公開された。

興行収入は17億円で、日本国内の興行成績としては『エラゴン 遺志を継ぐ者』『犬神家の一族』などの大作を抑え初登場第2位を記録している。

前売券には、「金のつりざお」をはじめとする「金の○○[1]」といった、ゲーム内では入手が難しいアイテムのデータがもらえる引き換え券が付属していた。


あらすじ[編集]

ここは人間と動物が一緒に暮らせる「どうぶつ村」。この村に「夢」を探している人間の女の子「あい」が引っ越してきた。彼女は村で出逢った様々な住人、また出来事と共にその「夢」を見つけていく。

ある日、あいは海岸にメッセージボトルを見つける。そこには「針葉樹を植えよ 雪祭りの夜に奇跡は起きる」という言葉が記されていた。

登場キャラクター[編集]

あい
堀江由衣
本作の主人公である人間の少女。一人でどうぶつ村に引っ越してきた。天真爛漫な性格で、「夢」を探している。
名前の「あい」は英語で「私」を意味する「I」に由来し、観客自身もまた『どうぶつの森』の主人公であることを意味している[2]
母親を「母様」と呼び、手紙を書いている。
劇中、村の洞窟セイスモサウルス化石を発見する。
ブーケ(Rosie)
声:福圓美里
ネコ・女。
あいの親友。少し気が強くはっきりとものを言う性格で、噂話なども好む。サリーとあいがお互い口にしている言葉「チェリーパイ」を気にしている。
サリー(Margie)
声:折笠富美子
ゾウ・女。
あいの親友で、彼女とは村の仕立て屋「エイブルシスターズ」で初めて出会う。見た目は大きく力持ちだが、極めて少女的な優しい性格で、デザイナーになるのが夢。
劇中、夢のためにあいに何も言わず村を去ってしまう。これは夢への第1歩を涙で始めたくないからだったらしい。終盤、再会する。
ゆう
声:小林ゆう
どうぶつ村の隣村に住んでいる人間の少年で、忍者海賊などに扮するコスプレイヤー昆虫類化石の蒐集が趣味。セイスモサウルスの化石の頭の上にあったUFOの部品を一人でとりに行くなどの勇敢な性格。
名前はあい同様に、「あなた」を意味する「you」に由来すると思われる[3]
アルベルト(Alfonso)
声:金子貴俊
ワニ・男。
よくゆうと一緒に行動している。いたずら好きだが気はあまり強くない。口癖は「〜だワニ」。
アポロ(Apollo)
声:てらそままさき
ワシ・男。
冷静沈着な性格で、ビアンカが好きな青いバラを自分の家の庭で育てている。そのバラを(故意ではないにしろ)あいに荒らされてしまい、あいはそのことを喫茶店「ハトの巣」で謝罪するが、彼は無言で喫茶店を後にしてしまう。変わり者と言われているが…
ビアンカ(Whitney)
声:日野由利加
オオカミ・女。
一見すると冷たい性格だが、あいを励ますなど優しい一面も見せている。村一番の美人と評判で、以前はアポロと交際していた。
さるお(Champ)
声:高戸靖広
サル・男。
いつも筋トレを欠かさず、ジョニーのUFOの部品を探す時さえも怠らなかった。
アラン(Cesar)
声:たてかべ和也
ゴリラ・男。
特技は演歌。さくらじまと仲がよい。
さくらじま(Cyrano)
声:うえだゆうじ
アリクイ・男。
特技はシャンソン。アランと仲がよい。
ダルマン(Hopper)
声:江川央生
ペンギン・男。
趣味は釣りで、劇中では常に釣りをしている。序盤では一向に魚が釣れなかったが、日に日に釣れる物は大きくなっていく。
たぬきち(Tom Nook)
声:龍田直樹
タヌキ・男。
村で商店を経営しており、引っ越して来たばかりのあいに対して強制的にアルバイトを課せてくる。
まめきち(Timmy)
声:こやまきみこ
タヌキ・男。
つぶきちと共に、たぬきちの商店の手伝いをしている。
つぶきち(Tommy)
声:並木のり子
タヌキ・男。
まめきちと共に、たぬきちの商店の手伝いをしている。
コトブキ(Tortimer)
声:緒方賢一
カメ・男。
どうぶつ村の村長。次期村長選挙も当選を望んでおり、そのことばかり気にしている[4]
ぺりお(Pete)
声:陶山章央
ペリカン・男。
手紙の配達員。劇中ではサリーからの手紙をあいへ届ける。
ぺりこ(Pelly)
声:乙葉
ペリカン・女。
役場の職員。日中の役場の業務を担当しており、ぺりみの妹。引っ越して来たばかりのあいに親切な応対を行ったり、村長の為に通路の障害物を移動したりする優しい性格。
ぺりみ(Phyllis)
声:水谷優子
ペリカン・女。
村役場の職員。夜間の役場の業務を担当している。ぺりこの姉で、ぺりことは対照的に毒舌家
フータ(Blathers)
声:山口勝平
フクロウ・男。
博物館の館長。恐竜に対しては熱弁を振るい、セイスモサウルスの化石を村の博物館にかざるのが夢。
フーコ(Celeste)
声:かないみか
フクロウ・女。
フータの妹で、兄と同じく博物館に勤務している。劇中では、あいにのことを教えていた。
マスター(Brewster)
声:土師孝也
ハト・男。
博物館地下にある喫茶店「ハトの巣」のマスター。無口だが、彼の入れるコーヒーは村の住民達に人気。
とたけけ(K.K. Slider)
声:小栗旬
イヌ・男。
ストリートミュージシャンで、夏祭りの会場でライブを披露した[5]
キャラクターモデルは、この作品や原作ゲームの音楽を担当した戸高一生
リセットさん(Mr. Resetti)
声:木村祐一
モグラ・男。
正義感が強く、悪事を行った者は絶対に見逃さない。雪祭りの準備の際には、村のイルミネーション係も担っていた。
セイイチ(Wendell)
声:滝口順平
セイウチ・男。
放浪の画家で、行き倒れていた所をあいに助けてもらう。その後「お腹が空いていることは悲しいこと」と言い残し去ってしまうが、あいはこの出来事で彼に勇気づけられた。
あさみ(Sable)
声:安達まり
ハリネズミ・女。
妹のきぬよと共に仕立て屋「エイブルシスターズ」を経営している。
きぬよ(Mabel)
声:服部紗織
ハリネズミ・女。
あさみの妹で、彼女と共に仕立て屋「エイブルシスターズ」を経営している。
つねきち(Crazy Redd)
声:坂口哲夫
キツネ・男。
不定期に村を訪れて店を開く露天商。
ラコスケ(Pascal)
声:三池崇史志願出演
ラッコ・男。
コトブキが偶然彼を岬で見かけるが、不可解なセリフを言い残し去ってしまう。その際、コトブキは自身を知らない村人がいた事に落ち込んでしまう。
ジョニー(Gulliver)
声:高木渉
カモメ・男。
本人曰く宇宙飛行士で、雪祭りの日にUFOと共に墜落し、村の住民に部品を探すことを頼んで来た。
カッペイ(Kapp'n)
声:岩田光央
カッパ・男。
タクシーの運転手。冒頭であいを村まで案内した。
ローラン(Saharah)
ラクダ・男。
作中でのセリフは無し。
ししょー(Dr. Shrunk)
アホトロール・男。
作中でのセリフは無し。
まいごちゃん(Katie)
ネコ・女。
作中でのセリフは無し。
おかあさん(Kaitlin)
ネコ・女。
作中でのセリフは無し。
ホンマさん(Lyle)
カワウソ・男。
作中でのセリフは無し。

スタッフ[編集]

劇場版「どうぶつの森」製作委員会[編集]

  • 任天堂:米田功、深谷裕、近藤孝直、熊澤太吾
  • 小学館:岩渕博、黒川和彦、川原章三、渡邉欣治、中原康、細川祐司、佐上靖之、小野邦彦、小野綾子、田中雅広、太田克巳、齋藤慎、和田誠、飯田誠敬、岡本順哉、高瀬一郎、黒田泰子、小菅さやか、利田浩一、石橋里奈、荻田奈緒、橋本真理
  • 日本テレビ放送網堀越徹、奥田誠治、神蔵克、長崎佳子、植野浩之、森永宏二、畠山直人、山王丸和恵、岩佐直樹
  • 東宝市川南山内章弘、小野田光
  • OLM:北嶋秀彦、小板橋司、太田昌二、長谷川隆一、代哲哉、田中ひろ子、横山聖子、中川恵美、間取美帆
  • ジェイアール東日本企画:今井茂人、桜井靖、川尻正孝、池田義昭、伊ヶ崎浩一、岩原妙子、渡邉志穂美
  • 博報堂DYメディアパートナーズ藤巻直哉、吉田恵、矢部征嗣
  • 小学館プロダクション:安齋進、大槻育宏、竹内俊司、石割太郎、安田厚、岡田洋介、薄友也、宮下令文

主題歌[編集]

主題歌『森へ行こう』[6]
歌:大貫妙子、作詞:吉井省一、作曲:戸高一生、編曲:長谷川智樹
挿入歌『けけボッサ』
作詞・作曲・編曲:任天堂株式会社[7]

付記[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 金のバラを除く
  2. ^ 劇中での彼女は「『あいうえお』のあい」と、村の住民達に自己紹介をしている。
  3. ^ ゆうを演じる小林ゆうの名の「ゆう」からではないかとも言われていたが、小林本人は否定し、「偶然」で嬉しいと語っている。
  4. ^ 雪祭りの日が選挙当日となっている。
  5. ^ その際の曲にはけけボッサの口笛の部分を短くしたものが使用された。
  6. ^ エンディングテーマとして使用された。
  7. ^ クレジット上はこうであるが、実際の作曲者は戸高一生である(作詞者・編曲者は不明)。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]