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(ひめ)は、およそ皇室から公卿将軍家大名など高貴な身分にあった人の息女の敬称として広く用いられた。特に内親王女王姫宮と呼んだ。転じて遊女風俗嬢(特に売春婦)、あるいは小さくかわいらしいもの、自分の娘(特に乳児時代)を指す場合にも用いられた。本来姫という呼称には年齢制限はなく、江戸時代までは高齢の者も姫と呼んでいたが、童話やファンタジー等の影響により現代においては「姫は幼い・若い女性」というイメージが定着し、時代劇においても高齢の女性には「姫」を用いない。

古語においては、ヒメ(「比売」「毘売」とも表記)は女性であることを示す語で、男性ヒコ(彦、比古、毘古)に対するものである。古代人の人名や神名にはヒメのつくものが多くある。

英語のプリンセス(princess)に対する訳語としても用いられる(王女も参照)。

姫氏国[編集]

日本はかつて「姫氏国」という倭漢通用の国称[1]をもっていた。日本紀私記の丁本によれば、野馬台詩には日本のことを「東海姫氏國」と称し、また日本神話において皇室の始祖は天照大神とされ、女帝・神宮皇后を輩出していることから姫氏の国と呼ぶという。

なお、漢の文化における「姫」は、黄帝王の姓、そしてその継承者の姓を意味し、こちらに関連する逸話もある。

それによれば、王朝をたてた初代武王から2代遡った当時の周の首長は季歴といったが、彼は三男であった。しかし長兄の太伯と次兄の虞仲は、季歴に家督を継がせたいという彼らの父の考えを察して出奔し、荊蛮の地で独自に国を興した。この太伯・虞仲兄弟が日本人の祖先とする説が中国から日本にかけて存在し、そのため日本は周王家(姫氏)から分かれた国、すなわち姫氏の国と呼ばれたとされる。

お姫様[編集]

映画・漫画・アニメ・コンピュータゲーム等の作品に登場する未婚の王女の敬称として用いられている。

例:『スター・ウォーズ・シリーズ』のレイア姫、『マリオシリーズ』のピーチ姫など。

脚注[編集]

関連項目[編集]