堺駅

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堺駅
東口(2005/08/21)
東口(2005/08/21)
さかい - SAKAI
NK10七道 (1.6km)
(1.4km) NK12
所在地 堺市堺区戎島町3丁22
駅番号 NK11
所属事業者 南海電気鉄道
所属路線 南海本線
キロ程 9.8km(難波起点)
電報略号 サカ
駅構造 高架駅
ホーム 島式 2面4線
乗降人員
-統計年度-
34,183人/日
-2013年-
開業年月日 1888年明治21年)5月15日

堺駅(さかいえき)は、大阪府堺市堺区戎島町3丁にある、南海電気鉄道南海本線駅番号NK11

ラピートα以外の全種別が停車し、準急は当駅以南各駅に停車する。

泉大津駅泉佐野駅とともに、特急もしくは急行と普通との緩急接続がほぼ終日行われている。一部の時間帯を除き、当駅発車後の普通は上りは難波駅まで、下りは泉大津駅まで途中駅での待避を行わずに先着している(ただし南海本線#普通でも触れている通り、当駅を含む3駅とも普通は優等列車2本連続待避で長時間停車することが共通しているものの、泉大津駅は特急通過駅のため特急については通過待ちを実施し、そちらでの緩急接続は空港急行もしくは区間急行のいずれか1本と実施)。

駅構造[編集]

待避設備のある島式2面4線の高架駅。 2階に改札、3階にホームがある。改札口は東出口と西出口に通じる中央改札のほか、南改札口もある。中央改札横の東西連絡通路に売店とマクドナルドQBハウス、堺市観光案内所があるほか、東出口側通路の壁に吉田初三郎が描いた「堺市鳥瞰図」(複製)が掲示されている。バリアフリー設備として、エスカレータ・エレベータが設置されている。トイレは設置されている。

のりば
ホーム 路線 方向 行先
1・2 南海線 下り 和歌山市方面
空港線関西空港方面
3・4 南海線 上り なんば方面

偶数番線(2・4番線)が本線、奇数番線(1・3番線)が待避線となっている。これは複々線区間が当駅まで計画されていた名残である。

利用状況[編集]

2013年度の1日平均乗降人員34,183人[1]で、南海の駅(100駅)では8位[1]、南海本線(今宮戎駅・萩ノ茶屋駅を除く41駅)では4位[1]であり、高野線と並行しない区間では当駅が最も乗降者数が多い。

各年度の1日平均乗降・乗車人員は下表のとおりである。

年度 1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 33,654 17,235 [2]
2001年(平成13年) 33,395 17,124 [3]
2002年(平成14年) 32,826 16,831 [4]
2003年(平成15年) 32,883 16,843 [5]
2004年(平成16年) 32,622 16,698 [6]
2005年(平成17年) 32,923 16,903 [7]
2006年(平成18年) 33,478 17,166 [8]
2007年(平成19年) 33,954 17,357 [9]
2008年(平成20年) 35,530 18,204 [10]
2009年(平成21年) 34,416 17,547 [11]
2010年(平成22年) 34,829 17,739 [12]
2011年(平成23年) 33,430 16,981 [13]
2012年(平成24年) 33,413 16,924 [14]
2013年(平成25年) 34,183 [1]

駅周辺[編集]

東口
東口には駅ビルがあり、各種事務所が入居している。隣接して複合商業施設「プラットプラット」もあり、家電量販店やスーパー等が入居している。堺市内各方面への路線(堺区内・松原方面)や東京方面への長距離路線が発着する南海バスの堺駅前停留所があり、南海バス堺営業所も近い。堺東駅に直結する大小路筋の西端になる。
西口
西口には駅と直結するポルタス堺、ホテル・アゴーラ リージェンシー堺(旧・リーガロイヤルホテル堺)があり、他にもラウンドワンや南海堺駅内郵便局がある。三宝臨海地区のJグリーン堺堺浜シーサイドステージシャープ堺工場へ向かう南海バスと、住之江区へ向かう大阪市営バスの堺駅西口停留所がある。
南口
南口にはショップ南海や、南海バスの堺駅南口停留所(主に中央環状線を走行する北野田・金岡方面のバスが発着)がある。高架化前はこちらのバス停が「堺駅前」を名乗っていたが、高架化と同時に現停留所名に改称された。旧駅舎跡に「ホテル南海さかい」があったが撤退し、現在はビジネスホテル「コンフォートホテル堺」が営業している。龍神と通称される新地(栄橋、竜神橋、住吉橋の3町)にあり、かつてはこの地区が堺で最も賑っていた。

バス[編集]

南海バス(2014年7月19日現在)

堺駅前停留所

  • 1番のりば
    • 23系統:安井町、堺東駅前、阪和堺市駅前、南花田町経由 河内松原駅前行き
    • 24系統:安井町、堺東駅前、阪和堺市駅前経由 南花田町止め
  • 2番のりば
    • 4系統(中回り):出島、御陵前、市立堺病院前経由 堺東駅前行き
    • 14系統(中回り):出島、御陵前、工業学校前経由 堺東駅前行き
  • 3番のりば
    • 0系統(堺シャトルバス):大小路、大寺北門山之口前経由 堺東駅前行き

※堺東駅へはこれが最短経路

堺駅南口停留所

  • 1番のりば
    • 31系統:安井町、三国ヶ丘駅前(南)、中百舌鳥駅(南)、西小学校前経由 北野田駅前行き
    • 32系統:安井町、三国ヶ丘駅前(南)、中百舌鳥駅(南)、福町経由 北野田駅前行き
    • 32-1系統:安井町、三国ヶ丘駅前(南)、中百舌鳥駅(南)、下出口(福町の1つ手前)止め
  • 2番のりば
    • 33系統:安井町、向陵中町、中もず駅前(北)経由 初芝駅前行き
    • 35系統:安井町、三国ヶ丘駅前(北)、労災病院前、しもつ池、地下鉄新金岡駅前経由 阪和堺市駅前行き
    • 特35系統:安井町、三国ヶ丘駅前(北)、労災病院前、しもつ池、地下鉄新金岡駅前行き

注:33系統は三国ヶ丘駅前(北)に乗り入れない。 注:阪和堺市駅が目的地の場合は35系統では遠回りになるので堺駅前1番乗り場から。

  • 3番のりば
    • 4系統(中回り):堺駅前行き
    • 14系統(中回り):堺駅前行き
    • 21系統(南回り):宿院、大小路、堺東駅前、東湊電停前経由 堺駅前行き
  • 4番のりば
    • 4系統(中回り):出島、御陵前、市立堺病院前経由 堺東駅前行き
    • 14系統(中回り):出島、御陵前、工業学校前経由 堺東駅前行き

堺駅西口停留所

  • 1番のりば
    • 19系統(北回り):八幡町、綾の町電停前、錦綾町経由 堺東駅前行き
    • 20系統(北回り):堺浜シーサイドステージ、Jグリーン堺南口、浅香山通、錦綾町経由 堺東駅前行き
    • 特20系統(北回り):浅香山通、八幡町、堺浜北止め
    • J1系統:Jグリーン堺グラブハウス前行き(直行、土休日及び学休期間中の運行)
  • 2番のりば
    • S1系統・S3系統・S4系統: 匠町行き
  • 3番のりば
    • S1系統:堺東駅前経由 阪和堺市駅前行き
    • S2系統:瓦町公園前経由 堺東駅前行き
    • J1系統:堺東駅前行き(直行、土休日及び学休期間中の運行)

大阪市営バス(2010年3月28日改正)

歴史[編集]

阪堺鉄道時代

1888年(明治21年)に開業した堺市最古の駅。かつては市の代表駅とされていたが、1965年(昭和40年)、阪和線堺市駅に市の代表駅の座を譲った(現在は南海高野線堺東駅が実質的に代表駅となっている)。

開業時は現在地よりやや北側の南海バス堺営業所付近に駅があった。駅所在地の吾妻橋通は市街地西部の戎島のさらに西側に形成された附洲の一画にあたり、旧堺港に近く、鉄道唱歌にも浜の風景が歌われている。

大小路の西端に位置するものの駅前は寂しく、竪川以南の新地(龍神)や大浜公園が活況を呈していた。1912年(明治45年/大正元年)に阪堺線宿院停留場が開業。続けて宿院駅から大浜公園に向けて大浜支線が開通。同線と南海本線との乗り換え駅として龍神駅(りゅうじんえき)が開業。1912年のこれらの出来事は堺駅の地位低下を決定づけるものであった。

龍神駅は不便な堺駅に代わる堺の新しい玄関口として、堺駅よりはるかに賑わうようになった。戦前の龍神駅は堺市最多の乗降客数を誇り、優等列車である特急・急行は龍神駅に停車、堺駅は通過した。龍神駅はまた、阪堺電鉄(後に大阪市電阪堺線)の龍神通駅との接続駅でもあった。1945年(昭和20年)、甚大な被害を出した堺大空襲後の旅客営業再開は龍神駅のみで、堺駅はついに貨物駅となるに至った。

1955年(昭和30年)に線形の改良工事に伴い、龍神駅からフェニックス通りを挟んで北向かいの位置に、堺駅と龍神駅を統合した新生「堺駅」が誕生し、旅客営業を再開した(現在の堺駅南口。コンフォートホテル堺)。1985年(昭和60年)に南海本線の高架化に伴い、再び大小路の西端に移転したが、開業時の位置からはやや南寄りで、ホームは戎島と龍神の間を流れる竪川を跨いでいる。

大浜海岸など海浜リゾート地の工業地帯化、遊廓の廃止などで一時は場末のように寂れていた駅周辺だったが、現在地へ移転後、駅前にイトーヨーカドーが開店するなど徐々に再開発が始まり、リーガロイヤルホテルプラットプラットラウンドワンなどが出来たことで、堺駅はかつての賑わいを取り戻しつつある。

年表[編集]

  • 1888年明治21年)5月15日 - 阪堺鉄道の路線延伸により、同線の終着駅たる堺駅として開業、当時は吾妻橋駅とも呼ばれた(現在も駅前交差点は「吾妻橋(堺駅前)」と表示)。
  • 1897年(明治30年)10月1日 - 南海鉄道が堺駅 - 佐野駅(現・泉佐野駅)間で開業、阪堺鉄道と南海鉄道の共同使用駅となる。
  • 1898年(明治31年)10月1日 - 南海鉄道が阪堺鉄道を買収、南海鉄道の単独駅となる。
  • 1912年(明治45年)4月1日 - 阪堺電気軌道(初代。後に南海鉄道へ統合)の大浜支線が宿院駅 - 水族館前駅間で開業。
  • 1912年(大正元年)12月20日 - 湊駅との間に龍神駅開業。同駅は(旧)阪堺電気軌道大浜支線龍神電停との接続駅となる。南海本線のホームは地平に、大浜支線のホームは高架上にあり、立体交差となった。大正時代中には龍神駅が急行停車駅、堺駅は急行通過駅となる。
  • 1929年昭和4年)10月 - 阪堺電鉄龍神通駅開設。
  • 1944年(昭和19年)
    • 3月7日 - 阪堺電鉄、大阪市に買収。大阪市電の阪堺線(通称は三宝線)となる。後、龍神通駅は大浜北町駅と改称。
    • 6月1日 - 南海鉄道と関西急行鉄道の会社合併により、近畿日本鉄道の駅となる。
  • 1945年(昭和20年)7月10日 - 堺駅、龍神駅、堺大空襲により壊滅的被害。堺駅旅客取扱廃止。阪堺電気軌道大浜支線は不通となり、戦後復旧するも1949年に休止後、廃線。
  • 1947年(昭和22年)6月1日 - 近畿日本鉄道、高野山電気鉄道改めた南海電気鉄道への路線譲渡により、同社の駅となる。
  • 1955年(昭和30年)4月21日 - 堺駅と龍神駅を統合。統合後の駅名は堺駅とし旧龍神駅難波寄りに移転。旅客・貨物取扱駅が統合される。
  • 1968年(昭和43年)10月1日 - 大阪市電阪堺線廃止。同線の大浜北町駅も消滅。
  • 1983年(昭和58年)7月3日 - 上り線のみ高架化、現在地(開業当初の位置)に移転。
  • 1985年(昭和60年)5月7日 - 高架化完成、現在地に移転。
  • 1994年平成6年) - ポルタス堺の完成に伴い、西口を新設、同時に大阪市営バスが乗り入れ開始。
  • 1998年(平成9年) - 堺駅周辺の再開発事業で駅ビルが完成、東口(バスターミナルを含む)が現在地に移転。

鉄道唱歌[編集]

鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)(1900年(明治33年)作詞)60番の歌詞にて、当駅が登場する。

堺の浜の風景に 旅の心もうばはれて 汽車のいづるも忘れたり 霞むはそれか淡路島

その他[編集]

  • 第2回近畿の駅百選に選定された。
  • 下りホームに、南海本線では唯一、関西国際空港開港以前の旧式で表示されるソラリー(列車案内板)がある(高野線には中百舌鳥駅に同様のものが存在する)。上りは全列車天下茶屋駅停車で回送列車・通過列車を除き新式を使っている。下りも特急や関西空港行き、関西国際空港開港以降に新設された列車種別(区間急行など)では新式を使ってはいるが、和歌山市方面行きに関しては急行や普通車などで旧式の表示が見られる。なお使われなくなった旧式の表示はまだ残っている。
  • 下りの2番線発着の普通車で浜寺公園駅で急行などの通過待ちを行う場合、自動放送で「羽衣には後の急行が先に到着いたします」という放送が流れる。一方で上り列車(岸里玉出駅待避)や1番線発着の場合は肉声で流れる。
  • 上り本線である4番線がほぼ直線状になっている関係で、下りホームの線路が待避線(1番線)・本線(2番線)ともに緩いカーブとなっており、見通しが悪い。そのため、2番線から8両編成の列車が発車する際には、ホーム上にある客扱終了合図表示装置を駅係員が操作して車掌に閉扉の合図を送る。

隣の駅[編集]

南海電気鉄道
南海本線
特急サザン
天下茶屋駅 (NK05) - 堺駅 (NK11) - 岸和田駅 (NK24)
急行・空港急行・区間急行
天下茶屋駅 (NK05) - 堺駅 (NK11) - 羽衣駅 (NK16)
準急(当駅まで各駅停車、難波行きのみ運転)
天下茶屋駅 (NK05) ← 堺駅 (NK11)湊駅 (NK12)
普通
七道駅 (NK10) - 堺駅 (NK11) - 湊駅 (NK12)
  • ()内は駅番号を示す。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d ハンドブック南海2014 鉄道事業 (PDF) - 南海電鉄
  2. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  3. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  4. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  5. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]