安芸郡 (高知県)

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高知県安芸郡の位置(1.東洋町 2.奈半利町 3.田野町 4.安田町 5.北川村 6.馬路村 7.芸西村 薄緑:後に他郡から編入した区域)

安芸郡(あきぐん)は、高知県土佐国)の

人口17,525人、面積563.12km²、人口密度31.1人/km²。(2015年2月1日、推計人口

以下の4町3村を含む。

郡域[編集]

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記の4町3村から芸西村の一部(久重山・道家・国光)を除き、室戸市および安芸市の大部分(舞川を除く)を加えた区域にあたる。

歴史[編集]

古代[編集]

東西に長い土佐国の東の端に位置した。文献初見は天平宝字6年(762年)8月27日の日付を持つ「造石山院所労劇文案」という史料で、右大舎人少初位上玉作子綿が土左国安芸郡の人と記す[1]

式内社[編集]

延喜式神名帳に記される郡内の式内社

神名帳 比定社 集成
社名 読み 付記 社名 所在地 備考
安芸郡 3座(並小)
室津神社 ムロツノ 室津神社 高知県室戸市室津
多気神社 タケ 多気坂本神社 高知県安芸郡奈半利町
坂本神社 サカモトノ (論)多気坂本神社 高知県安芸郡奈半利町
(論)王子宮 高知県安芸郡芸西村和食
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近世以降の沿革[編集]

甲浦村、白浜村、河内村、生見村、野根村、佐喜浜村、津呂村、東寺村、椎名村、領家村、室津村、浮津村、元村、吉良川村、羽根村、奈半利村、北川村、田野村、安田村、西島村、東島村、中山村、馬路村、魚梁瀬村、唐浜村、下山村、伊尾木村、奈比賀村、入河内村、黒瀬村、大井村、古井村、島村、別役村、畑山村、安芸ノ川村、川北村、東浜村、西浜村、土居村、僧津村、井ノ口村、小谷村、栃木村、尾川村、穴内村、赤野村、和食村、馬ノ上村、西分村

町村制以降の沿革[編集]

1.安芸村 2.室戸村 3.甲浦村 4.奈半利村 5.田野村 6.野根村 7.佐喜浜村 8.津呂村 9.吉良川村 10.羽根村 11.北川村 12.馬路村 13.中山村 14.安田村 15.伊尾木村 16.川北村 17.東川村 18.畑山村 19.井ノ口村 20.土居村 21.穴内村 22.赤野村 23.和食村 24.馬ノ上村 25.西分村(紫:室戸市 桃:安芸市 赤:東洋町 橙:安田町 黄:芸西村 青:合併なし)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の各村が発足。《 》は左記の村の小村。(25村)
    • 安芸村 ← 安芸村、井ノ口村[小村黒鳥村](現・安芸市)
    • 室戸村 ← 室津村、浮津村、元村、領家村(現・室戸市)
    • 甲浦村 ← 白浜村、河内村、生見村、甲浦村(現・東洋町)
    • 奈半利村(単独村制。現・奈半利町)
    • 田野村野根村佐喜浜村津呂村吉良川村羽根村(それぞれ単独村制。現・室戸市)
    • 北川村 ← 北川村、奈半利村[枝郷野友村](現存
    • 馬路村 ← 馬路村、魚梁瀬村(現存
    • 中山村 ← 中山村《小村間下村・内京坊村・正弘村・別所村・中ノ川村・西ノ川村・与床村・小川村・日々入村・船倉村・瀬切村》(現・安田町)
    • 安田村 ← 安田村、西島村、唐浜村、東島村(現・安田町)
    • 伊尾木村 ← 伊尾木村、下山村(現・安芸市)
    • 川北村(単独村制。現・安芸市)
    • 東川村 ← 奈比賀村、入河内村、黒瀬村、大井村、古井村、島村、別役村(現・安芸市)
    • 畑山村 ← 栃木村、小谷村、安芸ノ川村、尾川村、畑山村(現・安芸市)
    • 井ノ口村土居村穴内村赤野村(それぞれ単独村制。現・安芸市)
    • 和食村馬ノ上村西分村(それぞれ単独村制。現・芸西村)
  • 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
  • 明治28年(1895年11月21日 - 安芸村が町制施行して安芸町となる。(1町24村)
  • 明治43年(1910年1月1日 - 室戸村が町制施行して室戸町となる。(2町23村)
  • 大正5年(1916年
    • 4月1日 - 甲浦村が町制施行して甲浦町となる。(3町22村)
    • 5月1日 - 奈半利村が町制施行して奈半利町となる。(4町21村)
  • 大正9年(1920年)5月1日 - 田野村が町制施行して田野町となる。(5町20村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正14年(1925年2月11日 - 安田村が町制施行して安田町となる。(6町19村)
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和3年(1928年)1月1日 - 津呂村が町制施行して津呂町となる。(7町18村)
  • 昭和4年(1929年10月1日 - 津呂町が改称して室戸岬町となる。
  • 昭和13年(1938年)2月11日 - 野根村が町制施行して野根町となる。(8町17村)
  • 昭和15年(1940年)2月11日 - 吉良川村が町制施行して吉良川町となる。(9町16村)
  • 昭和18年(1943年
    • 10月1日(9町14村)
      • 穴内村が安芸町に編入。
      • 中山村が安田町に編入。
    • 11月3日 - 佐喜浜村が町制施行して佐喜浜町となる。(10町13村)
  • 昭和29年(1954年
    • 7月20日 - 和食村・馬ノ上村・西分村が合併して芸西村が発足。(10町11村)
    • 8月1日 - 安芸町・伊尾木村・川北村・東川村・畑山村・井ノ口村・土居村・赤野村が合併して安芸市が発足し、郡より離脱。(9町4村)
  • 昭和30年(1955年)4月1日 - 芸西村が香美郡東川村の一部(久重山・道家・国光)を編入。
  • 昭和34年(1959年
    • 3月1日 - 室戸町・室戸岬町・吉良川町・佐喜浜町・羽根村が合併して室戸市が発足し、郡より離脱。(5町3村)
    • 7月1日 - 甲浦町・野根町が合併して東洋町が発足。(4町3村)

変遷表[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 山下信一郎「古代土佐国の郡の変遷に関する覚書」625頁。
  2. ^ 布達は前年12月6日だが、本項では実施日とした。

参考文献[編集]

関連項目[編集]