並木道
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並木道(なみきみち、allee、avenue)は、道路や小道(の両端)に木々が道に沿って植えられたものである。通常、高木が並んでいるものについていう。
並んでいる立木(高木)を並木(なみき)という。並木は、道以外の河川などに沿って、あるいは単に列に並んでいる木もいう。街路に沿って植えられた木は街路樹(市街並木)、地方のものを並木(地方並木)として区別する場合もあるが、日本では一般に、街路に並んでいる木(街路樹)を並木ともいう。
公園、墓地、学校(大学のキャンパスなど)、寺院・神社(参道)、城郭、屋敷の中などの並木道もある。
諸言語で、alleeという表現がよく用いられるが、これはフランス語の aller = 「行く」から由来したものである。おそらく17世紀にフランス語から、英語、ドイツ語などに伝播していったものと推測される。
道路の名前に、そこに実際に木々が並木として植栽されているかどうかに係わらず、「並木道」(allee)という言葉がつけられていることもしばしばある。特に英語では、alleeと同義語のavenue(アヴェニュー)が道路の名前としてつけられていることが多いが、これは必ずしも並木道を意味するものではない。
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長所と欠点 [編集]
並木道には、次のような長所がある。
- 木々により日差しが軽減される。
- 風除けになる。
- 霧や朝夕の薄暮の時間にも道筋が分りやすいし、また道を外れることがない。
- 植物の根が伸び広がることで、当初舗装されていなかった道も、しっかりとしたものになっていく。
- 車や交通の煩わしさを遮り、冬の備えともなる。
- 景観とその美観を好ましいものにする。
- 環境の生態系を維持し、またその再生を促す。
- 木々に棲家をもち、虫を食べたりするような鳥類、猛禽類も含めて、害虫の駆除に役立つ。
逆に欠点としては、次のようなものがある。
- 突風や台風、異常気象で木々の枝や葉が落ちたり、倒木による被害。
- 車の交通量の多いところでは、ライトの無点燈、不注意な飛び出しなどによる交通事故も、並木のある道路では、視界が遮られることもあり、そうでない道路よりも死傷者の数が増えてしまうということもある。
ナポレオン・ボナパルトは、その並木道の長所を高く評価し、その軍を機動的に配備するために、全ヨーロッパに並木道を設けるようにと命じたと伝えられる。
有名な並木道 [編集]
- 大阪市の御堂筋
- ドイツ並木街道
- 東京都の表参道
- パリのシャンゼリゼ通り
- ベルリン の ウンター・デン・リンデン
- ロンドンのザ・マル
- ウィーンの中央墓地の並木道 - 映画「第三の男」のラストシーンに登場
- 日光街道(世界最長の並木道としてギネスブックに登録)
日本では上述の日光街道以外にも東海道などに、江戸幕府や諸藩が整備した例があり、当時から浮世絵に描かれる[1]など街のシンボルとして存在し、現存しているものは今日は観光地化している。
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
- Informationen des Bundesumweltministeriums zu Alleen
- Alleenschutzgemeinschaft e. V.
- Alleen in Mecklenburg-Vorpommern
脚注 [編集]
- ^ 歌川広重の東海道五十三次 (浮世絵)が代表的。