ポプラ

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ヤマナラシ属
HokkaidoDaigakuPopuranamiki2004-5.jpg
北海道大学のポプラ並木(2004年5月)
分類クロンキスト体系
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キントラノオ目 Malpigiales
: ヤナギ科 Salicaceae
: ヤマナラシ属 Populus
学名
Populus L.
タイプ種
ヨーロッパヤマナラシ
和名
ヤマナラシ属
英名
poplar
  • 本文参照

ポプラ英語: poplar)は、双子葉植物綱キントラノオ目ヤナギ科ヤマナラシ属またはハコヤナギ属 Populus の総称。代表種はセイヨウハコヤナギ Populus nigra var. italica

ポプラの学名 Populus には震えるという意味があり、ポプラの葉が僅かな風でもサラサラとそよぐことから付けられたといわれる。

目次

特徴 [編集]

地面に舞うポプラの綿毛(札幌市)
北海道美瑛町のポプラ。通称ケンとメリーの木

雌雄異株で春に花を咲かせる。花が終わるとすぐに綿毛付きの種子を大量につける。この種子が風にとばされて空を舞い、並木など多数のポプラのある所では、地面が真っ白になることもある。成長は早く、4〜6年で性的に成熟する。

主な種 [編集]

主な種を下記に記す[1]

利用 [編集]

  • 日本では、街路樹や、牧場の境界の目印や防風林として植えられる。北海道大学埼玉県立児玉白楊高等学校にはポプラ並木がある。
  • 木材の利用として、幹はマッチの軸などに利用されてきた。2004年に倒木した北海道大学のポプラから、チェンバロが造られたこともあり、素材としての性質、加工性も良いものと考えられている。
  • 中国の内陸部では成長が早く活着が良いことに着目し植樹が行われている。成長に水分を多く要するようになる樹齢20年以前を目安に伐採されることが多く、単板や合板に加工され利用されている。地域の貴重な現金収入かつ防風林の役割を果たすことから、植樹が奨励されている。
  • 韓国では朝鮮戦争で国内の木が多く失われてしまい、洪水が起こりやすくなってしまったため成長の早いポプラの木がニセアカシアの木とともに多く植えられている。
  • 北海道美瑛町にはCMやドラマの撮影で使われ、観光名所になっているポプラの木がある。
  • 2005年6月にドイツで行われたFIFAコンフェデレーションズカップでは、大量のポプラの綿毛が試合会場で乱舞する様子がテレビでも映し出された。ドイツではこの綿毛がアレルギー性鼻炎の原因になることもある。
  • ロシアでは「トーポリ」と呼ばれている。第二次世界大戦後に緑化のために大量に植えられた。時期になると綿毛を大量に撒き散らすので、大変迷惑ではあるが、ロシアと切離しがたい風物詩ともなっている。

学術研究 [編集]

ポプラは、その商業的価値の高さやゲノムサイズの小ささ(450–550 Mbp)から、モデル生物としてよく研究が進んでいる。[2] 2006年にはPopulus trichocarpa のゲノムが解読された。[3]

被害・事件 [編集]

  • ポプラは成長が早く高木となるが、その高さに比較して根が大きくならないことから台風などの強風に弱く、根ごと倒れることがある。2004年台風18号の折、暴風に襲われた北海道大学のポプラ並木は、大量の風倒木を出した。
  • 1976年8月18日に韓国北朝鮮板門店で、視界の妨げとなるポプラの木を切ろうとしたアメリカ陸軍工兵隊に対して朝鮮人民軍が攻撃を行った。この事件はポプラ事件と呼ばれ、第二次朝鮮戦争にも発展しかねない軍事衝突だった。

脚注 [編集]

参考文献 [編集]