蔬菜

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蔬菜(そさい)とは、本来は栽培作物を指す語[1] [2]。ただし、今日では慣用的にも学問的にも「野菜」(やさい)と同義となっている[3][4][5]

概念[編集]

「蔬」も「菜」も広く食用の草本を指しており「蔬菜」の概念よりも広い意味を持つ[1][2]。「蔬菜」は明治時代に入ってから栽培作物を指して用いられるようになった語で[1][2]、本来は栽培されたものではない野菜や山菜などと厳密な区別があったとされる[5]。しかし、その後、山菜等も栽培されるようになった結果としてこれらの厳密な区別が困難になったといわれ[5]、「蔬菜」と「野菜」とは学問的にも全く同義語として扱われている[5]。実際には「蔬菜」の「蔬」の字が常用漢字外であることもあって一般に「野菜」の語が用いられている[6]。「蔬菜」は草花を意味する「花卉」とともに、伝統的に農業関係者や種苗業者、あるいは市場、小売関係者などが用いる語となっている。

蔬菜園芸[編集]

蔬菜の栽培を中心にした園芸を蔬菜園芸といい、花卉園芸・果樹園芸と並ぶ3大園芸分野になっている。なお、大豆やあずき、とうもろこしなどは、「穀物」として扱われているが、日本では小規模経営が多く、用途も煮豆や焼きとうもろこしなど野菜として扱われるため、蔬菜園芸になっている。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 野菜園芸大事典編集委員会編『野菜園芸大事典』養賢堂 p.1
  2. ^ a b c 斎藤隆『蔬菜園芸の事典』朝倉書店 p.1 1991年
  3. ^ 『食料の百科事典』丸善 p.18 2001年
  4. ^ 農業・生物系特定産業技術研究機構編『最新農業技術事典』農山漁村文化協会 p.1542 2006年
  5. ^ a b c d 斎藤隆『蔬菜園芸の事典』朝倉書店 p.2 1991年
  6. ^ 野菜園芸大事典編集委員会編『野菜園芸大事典』養賢堂 p.1参照

関連項目[編集]