湘南新宿ライン
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| 湘南新宿ライン | |
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湘南新宿ラインの列車で使用されるE231系(新宿駅)
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| 電圧 | 1500 V (架空電車線方式) (直流) |
| 最高速度 | 120 km/h |
湘南新宿ライン(しょうなんしんじゅくライン)は、埼玉県さいたま市大宮区の大宮駅と神奈川県鎌倉市の大船駅を新宿駅経由で結び、東北本線(宇都宮線)と横須賀線、高崎線(一部は両毛線に直通)と東海道本線の各線を直通運転する東日本旅客鉄道(JR東日本)の中距離電車の列車愛称および系統路線名である。
目次 |
[編集] 概要
湘南新宿ラインは、主に東京駅・上野駅をターミナルとして南北に折り返し運転していた首都圏の中距離電車を、池袋駅・新宿駅・渋谷駅の各副都心エリアを経由して相互に直通運転させる新しい運転系統として、2001年(平成13年)12月1日のダイヤ改正より運行が開始された。「湘南新宿ライン」は運転系統の名称であると同時に普通列車(快速・特別快速を含む)の列車愛称として使用されている。そのため、同じ区間を走行する特急・急行・通勤ライナー列車および臨時列車などに「湘南新宿ライン」の呼称は用いられない。
運行開始当初は日中のみ25往復の設定で、そのうち東北本線(以下本項では「宇都宮線」)・高崎線からの直通列車は18往復、東海道本線(以下本項では運転系統を指す場合は「東海道線」と表記)・横須賀線方面 - 新宿折り返しの列車が存在するなど、東京および上野発着列車に対する補助的な役割に過ぎなかった。その後の利用者数増加とともに増発が行われ、池袋駅構内配線改良の完成により大幅な増発が可能となった2004年(平成16年)10月16日のダイヤ改正では、湘南新宿ラインの全列車が南北直通運転となり、運転本数も64往復となった(現在はそれ以上の本数で運転)。宇都宮線 - 横須賀線の系統と高崎線 - 東海道線の系統がほぼ交互に運行されており、大宮 - 大船間の運行数は日中がおおむね毎時4本、朝が毎時6本である。停車駅は停車駅の項を参照されたい。全列車がE231系で運転されており、2階建てグリーン車2両を連結している。
湘南新宿ラインの登場は競合する私鉄にも影響を与え、特に横浜 - 渋谷間で競合する東京急行電鉄(東急)と新宿 - 藤沢・小田原間で競合する小田急電鉄(小田急)は新たな対抗策を打ち出している。
- 東急は、湘南新宿ライン運転開始に先立つ2001年3月28日のダイヤ改正から東横線で特急の運転を開始し、渋谷 - 横浜( - 桜木町、2004年2月1日からは元町・中華街)間の速達輸送を強化した。さらに2012年(平成24年)度からは東京地下鉄副都心線(和光市 - 渋谷間)との相互直通運転が開始される予定である。これにより競合区間が横浜 - 池袋間とさらに延びることになる。
- また、小田急も2002年(平成14年)3月23日のダイヤ改正で藤沢 - 新宿間に「湘南急行」を新設、2004年12月11日のダイヤ改正ではこれを廃止する代わりに江ノ島線と小田原線に「快速急行」を新設するなど、速達性の向上に取り組んでいる。
運賃の計算は実際に走行する距離計算とは異なり、池袋 - 赤羽間は埼京線(赤羽線)経由で計算され、大崎 - 西大井・新川崎間は品川経由で、大崎 - 横浜間は大崎 - 品川 - 川崎 - 横浜の経路で計算される。なお、大崎 - 西大井間の実走キロは2.5キロ(運賃計算キロ5.6キロ)、大崎 - 横浜間の実走キロは23.8キロ(同24.0キロ)である。
[編集] 運転開始の背景
湘南新宿ライン運転開始の背景として、次の点が挙げられる。
[編集] 民間鉄道会社との競合対策
近年、JR東日本の首都圏における在来線輸送量が下落傾向にあった。これは少子・高齢化などの社会的変化に加え、東急目黒線・東京地下鉄南北線・埼玉高速鉄道線・都営地下鉄三田線が相互直通運転を開始するなど、競合する他の鉄道会社が神奈川・東京・埼玉を結ぶネットワークを形成したことも理由の一つだった。こうした競合への対策として、新たに神奈川方面・東京・埼玉方面を新宿経由で直通する列車の設定に至った[1]。
[編集] 北関東・南関東を結ぶ輸送需要の存在
下表に示すように、北関東(ここでは栃木県・群馬県)から南関東の東京都・神奈川県への旅客需要は大きい。直通運転の実施により、これらの需要に応え、また新たな利用を開拓することが期待されたと考えられる。
| 出発地\目的地 | 栃木県 | 群馬県 | 合計 | - | - |
|---|---|---|---|---|---|
| 埼玉県 | 642 | 471 | 1,113 | - | - |
| 東京都 | 3,075 | 1,869 | 4,944 | - | - |
| 神奈川県 | 765 | 243 | 1,008 | - | - |
| 千葉県 | 336 | 292 | 628 | - | - |
| 合計 | 4,818 | 2,875 | - | - | - |
| 出発地\目的地 | 埼玉県 | 東京都 | 神奈川県 | 千葉県 | 合計 |
| 栃木県 | 1,252 | 2,963 | 939 | 595 | 5,749 |
| 群馬県 | 935 | 2,027 | 415 | 485 | 3,862 |
| 合計 | 2,187 | 4,990 | 1,354 | 1,080 | - |
- (単位:千人/年)
- 運輸省(現:国土交通省)調べ
[編集] 車両運用の合理化と都心車両基地の活用
JR東日本の経営上の観点からも、湘南新宿ラインを含む南北直通運転は、
- 車両の共通運用化による所要運用数・車両数の削減
- 車両基地の共通化による整備コストの削減
- 都心に立地する車両基地の郊外移転と再開発を可能とする
などの点で大きなメリットがある。すでにJR東日本は、東北縦貫線開業後に田町車両センターの廃止と品川車両基地の整理・再開発を計画している。
[編集] 経由路線
| 運行経路 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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湘南新宿ラインは、専用線を有する京浜東北線とは異なり、全区間において既設の路線を走行する。経由する路線は東北本線(大宮 - 田端間)、山手線(田端 - 大崎間)、東海道本線(大崎 - 大船間)。大宮以北では宇都宮線(東北本線)あるいは高崎線(一部は上越線を経由し両毛線)に、大船以西では東海道線あるいは横須賀線に直通する。大宮 - 大船間(東北本線・山手線・東海道本線)の走行区間の多くは、JRの前身である日本国有鉄道(国鉄)の時代に貨物列車専用線として整備されたもので、1980年代の貨物輸送合理化と武蔵野線の開通により旅客輸送に転用された路線である。
[編集] 東北本線
大宮駅から田端駅までは東北本線の貨物線(通称・東北貨物線、線籍上は東北本線)を走行する。
大宮駅から赤羽駅までは東北本線旅客線(上野発着の宇都宮線・高崎線列車が走る線路)および京浜東北線(線籍上は東北本線)と並走するが、貨物線にホームがないさいたま新都心駅と浦和駅には停車しない。なお、浦和駅については現在工事中の駅全面高架化に合わせ、ホームが新設され停車駅となる予定である。
王子駅付近で尾久車両センター方面(尾久駅)への東北本線旅客線と別れた後、東京新幹線車両センター沿いを京浜東北線と並走し、田端駅手前で京浜東北線と別れて大きく西へカーブし、トンネルを抜け、山手線の南側に出る。
[編集] 山手線
田端駅(構内通過)から大崎駅までは山手線の貨物線(通称・山手貨物線、線籍上は山手線)を走行し、山手線電車と並走する。
池袋 - 大崎間は埼京線と線路を共有しており、途中の新宿駅・渋谷駅・恵比寿駅にホームがある。高崎線 - 東海道線系統の特別快速列車は恵比寿駅を通過するが、他の列車はこれらのすべての駅に停車する。
[編集] 大崎駅構内
大崎駅からは、埼京線と相互直通運転する東京臨海高速鉄道りんかい線を上下線の間に挟む形で同線と分岐し、通称「大崎支線」(蛇窪線)と呼ばれる短絡線に入る。この線は横須賀線列車の走る東海道本線の支線(通称品鶴線)と立体交差した後、大きくカーブし、西大井駅の手前の旧蛇窪信号場(大崎駅構内)にて品鶴線と合流する。大崎支線はかつては山手貨物線(線籍上は山手線)だったが、現在は旧蛇窪信号場も含めて大崎駅構内の扱いである。
[編集] 東海道本線
旧蛇窪信号場 - 新鶴見信号場間は品鶴線を、また新鶴見信号場 - 戸塚間は東海道本線の旧貨物線(現在は横須賀線専用線、線籍上は東海道本線)を走行する。
この区間は貨物線として利用されていたが、新鶴見信号場から大船駅までの区間は1980年のSM分離により同線から横須賀線列車の専用線路に転用されたものである。旧蛇窪信号場 - 戸塚間には横須賀線のすべての列車が停車する西大井駅・新川崎駅・横浜駅・保土ヶ谷駅・東戸塚駅があり、湘南新宿ラインも宇都宮線 - 横須賀線系統の列車(大船行を含む)はこれと同様に全駅に停車するが、高崎線 - 東海道線系統の列車は横浜駅のみ停車する(詳しくは運行形態の項を参照)。東海道線直通列車は戸塚駅を出ると同駅構内南端の渡り線を通り、横須賀線専用線路から東海道旅客線に転線する。
| 右に大きく湾曲する線が、湘南新宿ラインの列車が走行する「蛇窪線」 (国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を元に作成。) |
左の航空写真の説明 | 旧蛇窪信号場。横切っている高架は東急大井町線 |
[編集] 歴史
上野・東京駅経由の南北直通運転の歴史については「東北縦貫線計画」を参照
[編集] 東北貨物線・山手貨物線の旅客化
- 山手貨物線を利用した旅客列車の運転は、1980年代半ばまでは不定期列車・臨時列車に限られていた。
- 1984年(昭和59年)2月1日:東北貨物線の大宮 - 赤羽間が旅客化され、平日朝ラッシュ時の東北本線(宇都宮線の愛称は1990年から)・高崎線の中距離列車の一部を貨物線経由で赤羽駅まで運転。
- 1986年(昭和61年)3月3日:前年に開業した埼京線(大宮 - 池袋間)が新宿駅まで延長、山手貨物線の池袋 - 新宿間が旅客化。
- 1987年(昭和62年)12月:両毛線前橋 - 伊豆急行線伊豆急下田間を東北貨物線・山手貨物線・大崎支線経由で冬休み・夏休みのみ運転する臨時特急「モントレー踊り子」を運行開始。2000年まで。
- 1988年(昭和63年)3月13日:東北本線・高崎線中距離列車に東北貨物線から山手貨物線を経由して池袋駅に発着する列車を設定、終日毎時1本程度の運行を開始。
- 1988年(昭和63年)7月6日:東海道線にて運行されている「湘南ライナー」において、東海道貨物線・品鶴線・山手貨物線を経由して新宿駅に発着する「湘南新宿ライナー」が運行開始。
- 1988年(昭和63年)12月:池袋 - 日光間に臨時快速「日光」運行開始。
- 1989年(平成元年):臨時快速「日光」が新宿に乗り入れ。
- 1990年(平成2年):夢空間連結の冬季臨時寝台特急「北斗星トマムスキー」が横浜 - トマム間で運行開始。以降、運転日によって東京方の発着駅を横浜・品川・新宿とし山手貨物線・東北貨物線経由で運行、1996年シーズンからは北海道方の発着駅を新得に延長した「北斗星トマムサホロ」として運行。2002年まで。
- 1991年(平成3年)3月19日:特急「成田エクスプレス」運行開始。新宿・池袋行列車が設定され、横須賀線品川駅から山手貨物線経由で運転。
- 1992年(平成4年):臨時快速「ホリデー快速日光」を特急に昇格、臨時特急「日光」が新宿 - 日光間で運行開始。
- 1994年(平成6年):臨時特急「日光」の運転区間を藤沢発着に延長して運行。その後は臨時快速で運行。
- 1995年(平成7年):高崎線から東北貨物線・山手貨物線・大崎支線を経由して横須賀線へ直通する臨時列車「ホリデー快速鎌倉路」(高崎-鎌倉)が運行開始。
- 1995年(平成7年)12月1日:池袋駅止まりだった宇都宮線・高崎線列車の一部列車(主に夜間)を新宿駅発着に延長。池袋 - 新宿間は埼京線と同じく山手貨物線を走行。
- 1996年(平成8年)3月16日:埼京線が恵比寿駅へ延伸。山手貨物線に渋谷駅と恵比寿駅が新たに設置された。
- 1996年(平成8年):新特急「おはようとちぎ2号」(宇都宮-新宿)を延長する形で宇都宮-鎌倉間に臨時特急「おはようとちぎ&かまくら」を運行。1997年(平成9年)まで。
- 1997年(平成9年):臨時特急「日光」を藤沢 - 日光間で運行。
- 1998年(平成10年)3月14日:ホリデー快速「ビュー湘南」・「ビュー鎌倉」が運行開始。
- 1998年(平成10年)12月8日:特急「成田エクスプレス」の池袋駅発着列車の一部が東北貨物線を経由し大宮駅発着に延長。
[編集] 「湘南新宿ライン」の登場から現在まで
- 2001年(平成13年)9月21日:宇都宮線・高崎線から新宿駅を経由して横須賀線・東海道線へと直通する新ルート開業を発表。この系統愛称を「湘南新宿ライン」とすることが決定。
- 2001年(平成13年)12月1日:ダイヤ改正から運転開始。
- 高崎線 - 東海道線直通の「快速」(東海道線内は普通、高崎線内は一部で快速運転)、宇都宮線 - 横須賀線直通の「普通」、新宿発着の横須賀線「普通」の3つを設定。それぞれ毎時1往復ずつ計3往復。1日あたり合計25往復。
- 直通列車は日中の池袋発着の宇都宮線・高崎線をそのまま延長したもので、朝夕の池袋・新宿発着列車はまだ存続している。また、大船発大宮行列車も1本設定された。さらに、黒磯発着の列車も1往復設定された(2004年3月改正で宇都宮で運転系統が分離され解消)。
- それまでも土曜・休日に運転されていた東海道線「ホリデー快速」(新宿 - 小田原・熱海間)もホリデーの冠を外して湘南新宿ラインに組み入れられた(土曜・休日のみ運転)。
- 将来の増発を見込み、池袋駅北側の山手貨物線と埼京線の立体交差化工事も既に着工している。
- 2002年(平成14年)5月:池袋駅北側の山手貨物線と埼京線の立体交差化工事の影響で、工事完了までの間、山手貨物線大塚 - 池袋間の池袋寄り一部区間が単線となる。当時の湘南新宿ラインのダイヤはこの工事による単線化を想定して編成されたため、ダイヤへの影響はなかった。
- 2002年(平成14年)12月1日:東京臨海高速鉄道りんかい線の全線開通と大崎駅の埼京線・りんかい線用ホームの供用開始に伴い全列車が同駅に停車。同時に夕方→夜間を中心に湘南新宿ラインを増発(25→38往復)。また誤乗防止のために「湘南新宿ライナー」の朝上り列車が「おはようライナー新宿」、夕方下り列車が「ホームライナー小田原」と列車名を変更。
- 2003年(平成15年):特急「スーパービュー踊り子」(新宿 - 伊豆急下田)を宇都宮線宇都宮始発で延長運転実施。延長運転日は特定の土曜・休日のみ。2004年まで。
- 2004年(平成16年):宇都宮 - 鎌倉間の臨時快速「鎌倉物語」を山手貨物線経由で運転。
- 2004年(平成16年)6月6日:池袋駅北側の山手貨物線と埼京線の立体交差化工事が完了。これにより同駅南側での埼京線との平面交差が解消され、湘南新宿ライン列車を大幅に増やすことが可能になる。
- 2004年(平成16年)10月16日:ダイヤ改正。湘南新宿ライン増発(38→64往復)して運転時間帯を全日に拡大、および全列車の南北直通運転開始。日中は各系統毎時2本ずつ計4本となる。
- 全列車E231系グリーン車2両連結の15両編成または10両編成に統一。一部区間で120km/h運転を開始。
- 日中の高崎線 - 東海道線系統の列車に「特別快速」が登場。停車駅は高崎線側が池袋発着の快速「アーバン」(北本駅停車)、東海道線側は現在の「快速アクティー」(当時は戸塚駅通過)を踏襲した。これにより、高崎線側は上野発着列車のうち日中の快速「アーバン」を置き換えた。また、一部快速の高崎線内快速運転は廃止された。一方、東海道線側は東京発着列車の従来の運転本数(熱海発着普通3本・小田原発着普通2本・熱海発着快速「アクティー」1本の計毎時6本)を確保するため東京発着列車に追加する形で湘南新宿ラインが増発となった。
- 日中の宇都宮線 - 横須賀線系統の列車に「宇都宮線内快速」の普通が登場。停車駅は快速「ラビット」を踏襲しており、宇都宮線上野発着列車のうち日中の快速「ラビット」を置き換えた。また、横須賀線側は従来の運転本数(久里浜発着4本・逗子発着1本の計5本)を確保するため追加する形で湘南新宿ラインが増発となった。
- 新宿発着の横須賀線「普通」・東海道線「快速」(土曜・休日のみ)、池袋・新宿発着の宇都宮線・高崎線全列車、および大船発大宮行「普通」はすべて廃止された。同時に東海道線・横須賀線の東京・横浜発着列車、宇都宮線・高崎線の上野発着列車の一部を削減し、湘南新宿ラインに移行した。なお、朝と夜の増発分は改正前の宇都宮線・高崎線の池袋・新宿発着ダイヤを踏襲した列車が多い。
- 2004年(平成16年)12月31日から2005年(平成17年)1月1日にかけての年末年始終夜運転限定で高崎線 - 横須賀線直通の系統を運行した。大崎 - 大船間を含めて全区間が各駅停車であった。これは以後の終夜運転では実施しておらず、実験的意味合いが強かったと思われる。これ以降は通常の系統である宇都宮線 - 横須賀線系統の普通のみ運行されている。
- 2008年(平成20年)3月15日:ダイヤ改正[2]
- 平日朝の時間帯に宇都宮線 - 横須賀線系統を1往復増発(64→65往復、土曜・休日62往復のまま)。
- 2009年(平成21年)3月14日:ダイヤ改正
- 夜間帯に高崎線 - 東海道線系統を1往復増発(平日65→66往復、土曜・休日62→63往復)。これにより、平日・土休日含め高崎線 - 東海道線系統が宇都宮線 - 横須賀線系統よりも1往復多く運転されることになる。また、土休日の7往復と平日の1往復が15両化され、土休日は63往復中57往復が15両で運行されるようになった。
[編集] 運行形態
[編集] 運行系統と列車種別
2009年3月14日ダイヤ改正時点での定期運行系統および列車種別は以下の通り。いずれも「新宿経由」の表示を行っている。ただし、これらの系統では多客期に臨時列車を設定する場合がある。
[編集] 宇都宮線 - 横須賀線系統
- 湘南新宿ライン普通(宇都宮線普通 - ≪大宮 - 大船:普通≫ - 横須賀線普通)
- 2001年12月1日の湘南新宿ライン開業から運転開始。終日運転される。全区間で各駅に停車する。東海道線 - 高崎線系統の湘南新宿ライン快速との停車駅の違いは戸塚 - 大崎間のみであり、湘南新宿ライン快速がこの区間で快速運転するのに対し、湘南新宿ライン普通はこの区間も各駅に停車する。一方、大崎 - 新宿 - 大宮間の停車駅は湘南新宿ライン快速とまったく同じである。日中は毎時1本が小金井(一部宇都宮) - 逗子間で運行され、ラッシュ時は毎時2-3本運行される。小金井・宇都宮 - 逗子間の運行であるが、一部が大船発着であるほか、平日朝には古河始発も運転されている。
- 多くは全区間が15両で運転されるが、一部列車は小金井で5両増・解結(同駅以北10両)または全区間10両となる。
- 湘南新宿ライン快速(宇都宮線快速 - ≪大宮 - 大船:普通≫ - 横須賀線普通)
[編集] 東海道線 - 高崎線系統
- 湘南新宿ライン快速(東海道線普通 - ≪大船 - 大宮:快速≫ - 高崎線普通)
- 2001年12月1日の湘南新宿ライン開業から運転開始。終日運転される。横須賀線普通列車が停車する西大井・新川崎・保土ヶ谷・東戸塚を通過するため「湘南新宿ライン快速」を名乗るが、大宮以北の停車駅は高崎線普通と、横浜以西の停車駅は東海道線普通とそれぞれ同じである。南行の大宮到着までと戸塚以西、北行の大崎以北では湘南新宿ライン普通と案内される。日中は毎時1本が平塚(一部国府津) - 籠原間で運行される。ラッシュ時は高崎・国府津・小田原発着も運行され、おおむね毎時2本運行される。また、朝の南行と平日夜の北行には両毛線前橋発着もあるほか、平日朝には深谷始発も運転されている。
- 朝の北行・夜の南行各1本を除き、籠原以南は15両、籠原で5両増・解結(同駅以北10両)となる(深谷始発は同駅から15両で運転される)。
- 湘南新宿ライン特別快速(東海道線特別快速 - ≪大船 - 大宮:特別快速≫ - 高崎線特別快速)
- 2004年10月16日運転開始。日中に毎時1本が運行される。北行の1本目が平塚始発である以外は小田原 - 高崎で運行されるが、祝日や長期休暇を中心に2往復が熱海 - 小田原間を延長運転することがある。高崎線内は日中の上野発着の快速「アーバン」をシフトした形で運行されている。高崎線内では土休日の一部列車を除き南行は桶川で、北行は鴻巣で、それぞれ先を走る上野発着の普通列車に接続する。また、東海道線内では一部を除き南行は平塚で、北行は大船または平塚で東京発着の普通列車に接続する。また、北行の特別快速は小田原で熱海方面からの普通列車から接続する場合もある。
- 平日の2往復を除き、籠原以南は15両、籠原で5両増・解結(同駅以北10両)となる。
[編集] 停車駅
「#駅一覧」を参照
[編集] 列車番号
湘南新宿ラインの列車の列車番号は、4桁の数字と英字1字からなる(例:2100Y)。この列車番号は、以下の規則に従って決められている。
- 千の位
- 運転系統と種別を表す。
- 湘南新宿ライン 普通(宇都宮線:普通 - 横須賀線:普通)
- 湘南新宿ライン 快速(高崎線:普通 - 東海道線:普通)
- 湘南新宿ライン 特別快速(高崎線:特別快速 - 東海道線:特別快速)
- 湘南新宿ライン 普通(宇都宮線:快速 - 横須賀線:普通)
- 百の位・十の位
- 上記の運転系統それぞれについて発車時刻順に番号が振られる。なお、南行(大船方面)は10から、北行(大宮方面)は60から始まる。ただし、一部に欠番もある。
- 一の位
- すべての列車の列車番号の一の位は0である。
- 末尾の英字
- 進行方向を表す。
- E: 大宮方面(宇都宮線・高崎線方面)
- Y: 大船方面(横須賀線・東海道線方面)
[編集] その他
- 湘南新宿ライン高崎線 - 東海道線直通列車は、横浜駅では横須賀線ホームに発着する。そのため、東海道線下り方面に向かう場合、東海道線ホーム発(東京発)と横須賀線ホーム(高崎線発)と分かれている。
- 戸塚駅も横浜駅と同様に横須賀線ホームへの発着だが、東海道線と横須賀線が方向別同一ホームとなっている。横須賀線と東海道線、また東京方面への列車と新宿方面への列車が相互に同一ホームで乗り換えができるため、利便性が高い。また、2007年(平成19年)3月18日のダイヤ改正より同線の快速「アクティー」が戸塚駅に停車することになり、同列車と湘南新宿ライン列車の接続も利便性が向上した。
- 大船駅より湘南新宿ライン北行列車に乗車する場合、横須賀線系統と東海道線系統の列車は別ホームより発着する。
- 首都圏の主なJR線では年末年始に終夜運転を実施しているが、湘南新宿ラインは、鎌倉市の鶴岡八幡宮への初詣客を対象として、宇都宮線 - 横須賀線系統の普通が運行される。
- 湘南新宿ラインは東海道線・横須賀線と高崎線・宇都宮線が山手貨物線を介し広範囲にわたって直通運転を行っている上、山手貨物線を埼京線と共用しているため、これらの各線や埼京線と直通運転を行うりんかい線・川越線で発生した遅延事故であっても一気に他路線へ波及してしまう。このため、遅延時には全区間運休が発生するほか、途中で運転を打ち切って籠原・熊谷・大宮・池袋・新宿・大崎・大船などでの折り返し運転や品川へ乗り入れる場合もある。また、横須賀線の遅延時には高崎線 - 東海道線系統の列車が横須賀線内の各駅に臨時停車することがある。なお、定時運転回復の際は埼京線や上野・東京発着系統が優先される傾向にあり、湘南新宿ラインは運休・遅延が長引くということが度々起こっている。
- 平日朝のラッシュ時は横須賀線との運転間隔が短いため(一部列車は戸塚駅を同線列車が発車した後、その3 - 4分後に湘南新宿ライン列車が発車)、横須賀線は戸塚 - 品川間では東戸塚・保土ヶ谷・新川崎・西大井の各駅に停車するが、これらの駅を通過する東海道線 - 高崎線の系統では快速と謳っているが、前を走っている横須賀線に追いついてしまうため、減速したり停車したりすることが多い。特に戸塚駅で平日7時56分発の高崎行と、この後7時59分に発車する東海道線(東京行)は、次の横浜駅では東海道線の方が早く到着することが多い。その前の横須賀線が戸塚駅を7時53分に発車するため、たった3分だけしか間隔がなく、上記の理由で必ず減速するためである。ちなみに、前述の各駅に停車する横須賀線を通過する施設などは存在しない。また、この間に東海道線(東京行)が4 - 5分間来ないため(通常は3 - 4分間隔)、戸塚駅以西(以南)では東海道線(東京行)の混雑は他の時間帯よりも激しくなる傾向にある。
[編集] 車両
[編集] 現在の使用車両
- E231系
- 通称「湘南色」と呼ばれるオレンジと緑色(■■)の帯を巻いた車両である。
- 2001年12月1日の運転開始時は小山車両センター(当時は小山電車区)所属車両のみが使用された(当時はまだ国府津車両センターへの配置がなかったため)。2004年10月16日のダイヤ改正からは湘南新宿ラインの全列車がE231系での運転となり、全列車の4・5号車にグリーン車が連結された。同時に最高速度の120km/hへの引き上げも行われ、所要時間の短縮が図られている。
- 2004年10月16日のダイヤ改正以降は、基本的に高崎線 - 東海道線直通列車は国府津車両センター所属車両が、宇都宮線 - 横須賀線直通列車は小山車両センター所属車両がそれぞれ運用を担当している。ただし、2006年(平成18年)7月までは小山車両センター所属編成の一部が国府津車両センターに貸し出されており、高崎線 - 東海道線運用においても小山所属車両を見ることができたほか、逆に同年2月までは国府津車両センター所属編成の一部が小山車両センターに貸し出されており、宇都宮線 - 横須賀線運用においても国府津所属車両を見ることができた。
- 基本編成10両または基本編成+付属編成(宇都宮・高崎方に連結)15両で運用されている。宇都宮線 - 横須賀線系統に関しては全体の約75%程度の便が15両編成で運転され、うち大半の便が宇都宮まで15両編成で運転される(一部列車は小金井で増・解結し、同駅 - 宇都宮間は10両編成で運転される)が、高崎線 - 東海道線系統に関しては全体の約90%程度の列車が15両編成で運転され、付属編成は籠原で増・解結され、平日朝の深谷始発の列車を除き同駅以北では基本編成のみ10両で運転される。
- 運行開始当初は「湘南新宿ライン」の愛称表示がなかったが、2004年10月16日のダイヤ改正でE231系に統一されると「湘南新宿ライン」の愛称表示を開始した。
[編集] 過去の使用車両
- 211系
- 新前橋電車区(現・高崎車両センター)所属車両(10両編成/15両編成)が高崎線 - 東海道線直通列車と宇都宮線 - 横須賀線直通列車の両方に使用された。全列車がE231系化された2004年10月16日のダイヤ改正で撤退した。運用時にはE231系とは違って「○○線直通」が先頭車の前面上部のみに表示されていたほか、字幕式の行先表示器を使用していたことから快速などに使われる「新宿経由」の赤文字が側面のみに表示されていた。
- 工事などの理由で大宮 - 大船間の直通運転が中止された際は、田町電車区(現・田町車両センター)所属の211系電車が新宿駅 - 東海道線区間の運転を行ったことがある。
- 現在では、ダイヤの乱れや車両トラブルなどの理由により高崎線高崎方面より211系が臨時に湘南新宿ラインとして運行し、籠原にて待機しているE231系に車両交換して正常運用に戻すことがまれにある。
- 115系
- 小山電車区(現・小山車両センター)所属の車両が宇都宮線 - 横須賀線直通の列車で使用されたが、E231系への置き換えに伴い2002年6月に撤退した。こちらも211系と同様に字幕式の行先表示器を使用していたことから、先頭車前面上部のみの「○○線直通」と側面のみの「新宿経由」の表示がなされていた。
- 215系・E217系
- 2001年12月1日の運行開始から2004年10月16日のダイヤ改正まで新宿駅 - 横須賀線(土曜・休日は東海道線も)の折り返し列車に使用された。この列車では、田町電車区(現・田町車両センター)所属の215系は10両編成、鎌倉総合車両センター(現・鎌倉車両センター)所属のE217系は11両編成で運転され、グリーン車も連結されていた。先頭車前面の種別表示器は215系が「普通」(横須賀線系統)または「快速」(土曜・休日限定の東海道線系統)、E217系は横須賀線行が「横須賀線 - 総武線」、新宿行は「普通」と表示した。
[編集] 駅一覧
- 同一線路上を走る特急および快速「ムーンライトえちご」の停車駅については当該列車の記事を、ホームライナー停車駅については湘南ライナーを参照。
- 接続路線のうち、東日本旅客鉄道の路線名は旅客列車の運転系統上の名称である。
- ここでは旅客関連のみを扱う。貨物関連については東北本線(東北貨物線)、品鶴線を参照。
| 正式路線名 | 走行線路 | 駅名 | 駅間営業キロ | 新宿 からの 営業 キロ |
湘南新宿 ライン 列車種別 |
接続路線 | 所在地 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 普通 ※ 1 |
快速 ※ 2 |
特別 快速 |
|||||||||
| 直通先路線 | 宇都宮線 | 高崎線 | ○宇都宮線…小金井駅・宇都宮駅まで直通 ○高崎線…籠原駅・高崎駅・両毛線前橋駅まで直通 |
|||||||||
| 直通先での種別 | 普通 | 快速 | 普通 | 特別 快速 |
||||||||
| 東北本線 | 東北貨物線 | 大宮駅 | - | 27.4 | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:東北本線(宇都宮線)(直通運転)・高崎線(直通運転)・東北新幹線・山形新幹線・秋田新幹線・上越新幹線・北陸新幹線(長野新幹線)・京浜東北線・埼京線・川越線 東武鉄道:野田線 埼玉新都市交通:伊奈線(ニューシャトル) |
埼玉県 | さいたま市 | 大宮区 |
| 浦和駅 | - | - | | | | | | | | | 2012年度ホーム使用開始予定 東日本旅客鉄道:京浜東北線・東北本線(宇都宮線)・高崎線 |
浦和区 | ||||
| 17.1 |
10.3 [* 1] |
● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:京浜東北線・東北本線(宇都宮線)・高崎線・埼京線 | 東京都 | 北区 | ||||
| 山手線 | 山手貨物線 | 5.5 [* 1] |
4.8 |
● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:埼京線[* 2]・山手線 東武鉄道:東上線 西武鉄道:池袋線 東京地下鉄: |
豊島区 | |||
| 4.8 | 0.0 | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:埼京線[* 2]・中央線(快速)・中央線(各駅停車)・山手線 小田急電鉄:小田原線 京王電鉄:京王線、京王新線(新線新宿駅) 東京地下鉄: 都営地下鉄: 西武鉄道:新宿線(西武新宿駅)# |
新宿区 | |||||
| 渋谷区 | ||||||||||||
| 3.4 | 3.4 | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:埼京線[* 2]・山手線 東京急行電鉄:東横線・田園都市線 京王電鉄:井の頭線 東京地下鉄: |
||||||
| 1.6 | 5.0 | ● | ● | ● | | | 東日本旅客鉄道:埼京線[* 2]・山手線 東京地下鉄: |
||||||
| 3.6 | 8.6 | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:埼京線[* 2]・山手線 東京臨海高速鉄道:りんかい線 |
品川区 | |||||
| 東海道本線 | 品鶴線 | 5.6 [* 3] |
14.2 [* 3] |
● | ● | | | | | 東日本旅客鉄道:横須賀線(品川方面) | ||||
| 武蔵小杉駅 | - | - | - | - | - | - | 2009年度末開業予定 東日本旅客鉄道:南武線 東京急行電鉄:東横線・目黒線 |
神奈川県 | 川崎市 | 中原区 | ||
| 新川崎駅 | 9.1 | 23.3 | ● | ● | | | | | 東日本旅客鉄道:南武線(鹿島田駅)* | 幸区 | ||||
| 横須賀線線路 | 12.2 | 35.5 | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:京浜東北線・横浜線・根岸線・東海道線 東京急行電鉄:東横線 京浜急行電鉄:本線 相模鉄道:本線 横浜市営地下鉄:■ブルーライン(3号線) (B20) 横浜高速鉄道:みなとみらい線 |
横浜市 | 西区 | |||
| 3.0 | 38.5 | ● | ● | | | | | 保土ケ谷区 | ||||||
| 4.9 | 43.4 | ● | ● | | | | | 戸塚区 | ||||||
| 4.2 | 47.6 | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:東海道線 横浜市営地下鉄:■ブルーライン(1号線)(B06) |
||||||
| ※ 3 |
大船駅 | 5.6 | 52.2 | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:東海道線(直通運転)・横須賀線(直通運転)・根岸線 湘南モノレール:江の島線 |
栄区 | |||
| 鎌倉市 | ||||||||||||
| 直通先での種別 | 普通 | 普通 | 普通 | 特別 快速 |
||||||||
| 直通先路線 | 横須賀線 | 東海道線 | ○横須賀線…逗子駅まで直通(一部列車は大船駅で折り返し) ○東海道線…平塚駅・国府津駅・小田原駅まで直通[* 4] |
|||||||||
- ※1:北行は、大崎 - 大宮間で「湘南新宿ライン宇都宮線直通快速」と案内・表示
- ※2:北行は、大崎 - 大宮間で「湘南新宿ライン高崎線直通普通」と案内・表示
- ※3:戸塚 - 大船間は、東海道線直通列車は東海道線(旅客線)線路を、横須賀線直通列車は横須賀線線路を走行
[編集] 将来
[編集] 東京地下鉄副都心線の開業
- 2008年(平成20年)6月14日に東京地下鉄副都心線が開業した。これにより新宿駅や池袋駅での乗り換え客が減少し、並行する山手線・埼京線・湘南新宿ラインの乗客の流動に大きな変化が予想される[誰?]。ただし、埼京線や山手線も含めた利用者にとっては、通勤ラッシュ時における混雑の緩和といったメリットにもなる。
- 2012年度には東京地下鉄副都心線と東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線(渋谷 - 横浜 - 元町・中華街間)の相互直通運転が開始される予定であり、湘南新宿ラインとは横浜 - 新宿 - 池袋間で直接競合するため、乗客の利用動向がさらに流動化することも予想される[誰?]。[3]
[編集] 横須賀線武蔵小杉駅の開業
2010年3月に武蔵小杉駅に横須賀線のホームが暫定開業する予定である。開業後は湘南新宿ライン経由での渋谷駅以外の山手線各駅への運賃が東急東横線経由よりも低廉[4]になり、従前は東急東横線を経由した乗客が武蔵小杉駅より湘南新宿ラインに流入する可能性がある。[5]
[編集] 湘南新宿ラインの浦和駅停車
2012年度中に現在進行中の浦和駅周辺高架化事業が完成する際には浦和駅の東北貨物線にホームが新設され湘南新宿ラインが停車する予定である。現在湘南新宿ラインが走行する東北貨物線は建設時には貨物列車専用線として設けられたため浦和駅にはホームが設置されなかったが、赤羽、後に池袋発着の中距離電車やその後身である湘南新宿ラインの設定によって浦和駅を通過する中距離電車が走るようになり、浦和駅には上野駅発着の昼行特急列車が停車する一方で湘南新宿ラインの普通列車が通過するという捻れ現象が起こっている。現在浦和駅と池袋、新宿、渋谷方面とを行き来する場合赤羽駅で埼京線か湘南新宿ラインに乗り換える必要があり、工事の完成によって浦和と山手線西側の副都心地区が乗り換えなしで結ばれるだけでなく、現在日中の宇都宮線、高崎線の快速運用を占める湘南新宿ラインが停車することで埼玉県内JR沿線各地からの浦和駅へのアクセスが向上することになる。なお、同様に東北貨物線にホームが存在しないために湘南新宿ラインが通過しているさいたま新都心駅に関しては、湘南新宿ラインホーム新設の計画はない。
[編集] 東北縦貫線の完成と南北直通運転
東海道本線東京 - 東北本線上野間では東北縦貫線の計画が進められており、完成の暁には東海道本線と宇都宮線・高崎線・常磐線が直通運転を開始する予定である。これにより大宮方面 - 大船方面間を直通する中距離電車が東京経由と新宿経由の2種類となることから、現在の湘南新宿ラインの運転系統にも大きな変化が予想される。当初は2011年度までに完成予定であったが、アセスメントの遅れから2013年度にずれ込むことが発表された。
[編集] 相模鉄道との相互直通運転
相模鉄道は、本線西谷駅からJR東海道貨物線横浜羽沢駅まで連絡線を建設し、これを利用して相鉄線とJR線で相互直通運転を行うと発表した。東海道貨物線から湘南新宿ラインが通る品鶴線を経由し、海老名・湘南台方面と渋谷・新宿方面を結ぶものである。ただし、乗り入れは新宿駅までとなる予定である。朝最混雑時間帯に毎時4本、それ以外の時間に毎時2 - 3本を運行する計画である。これに伴い二俣川 - 海老名間を従来の急行・各駅停車より5分程度短縮する特急を走らせる予定で、二俣川 - 新宿間の所要時間が現在の59分から44分に、大和 - 渋谷間が58分から47分に短縮される。なお、西谷 - 横浜羽沢間では東急東横線・目黒線方面との相互直通運転のための列車も乗り入れる予定である。
[編集] 参考文献
- 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』2005年1月号 No.459 特集・湘南新宿ラインVSアーバンネットワーク
- 交友社『鉄道ファン』2006年11月号 No.547 特集・湘南新宿ライン
- 交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2005年2・3月号 No.250・251 特集・湘南新宿ライン
- 鶴 通孝「JR東日本 巨人の挑戦 すべてのレールは新宿へ」
- 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』2003年4月号 No.438 p26 - p39
- 佐藤信之「鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 34 山手貨物線の旅客化 湘南新宿ライン」
- 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』2004年9月号 No.455 p98- p101
- 伏田忠広「JR東日本東京圏電車区間の設備改良 湘南新宿ラインをはじめとした東京圏輸送ネットワークの拡大について」
- 電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2005年1月号 No.756 p78 - p83
[編集] 脚注
- ^ http://bizns.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/search/wcs-bun.cgi?ID=158768&FORM=biztechnews
- ^ http://www.jreast.co.jp/press/2007_2/20071213.pdf
- ^ 横浜-池袋間では東横線・副都心線経由に比べて湘南新宿ライン経由の方が普通運賃が高いが、割引率の高い通勤・通学定期運賃は湘南新宿ライン経由が割安となる。
- ^ 単に乗継による各社の運賃の加算のほかに、定期乗車券利用の場合は東急・東京地下鉄より低廉のJR東日本の定期乗車券運賃も重畳的に影響する。さらに南武線の一部駅から東急東横線経由での山手線各駅への通過連絡運輸の去就の影響も大と思われる。
- ^ 東京急行電鉄株式会社 (2008-3-28). "東京急行電鉄「中期3か年経営計画」PDF". 輸送人員の動向 26. 2009-6-5 閲覧。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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