オープン戦

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オープン戦(オープンせん)とは、様々な競技大会において、公式の試合の期間の前後もしくは合間などに行われる非公式の試合のこと。その目的は、親睦や交流、調整、場合によっては興行など、様々である。"オープン戦"は和製英語で、英語では"exhibition game"または"pre-season game"と言う。他競技で用いられる「プレシーズンマッチ」とほぼ同義。

ゴルフテニスなどのトーナメント大会などの名称につく「オープン」は、オープン・トーナメント、つまりプロアマ問わず基準に達していれば出場出来る公式大会であることを示し、ここでいうオープン戦とは意味が異なる。かつて全日本プロレスが開催した「オープン選手権」「世界オープンタッグ選手権」もこちらの意味であり、日頃交流のない他団体にも門戸を開放したものである。

目次

[編集] プロ野球のオープン戦

日本のプロ野球におけるオープン戦は、公式リーグ戦の開幕前の調整試合として、両リーグ間の交流試合が積極的に実施されている。通常オープン戦は平日・休日を問わずデーゲームで行われているが、ドーム球場が全国に誕生した1990年代以後、一部のドーム球場での試合ではナイターで行われている。序盤はキャンプが行われる球場で開催され、その後3月に入って本拠地球場、あるいは一軍公式戦が余り行われない地方都市の球場で行うケース(明石市小牧市焼津市など)が多い。

読売ジャイアンツの場合は2月下旬に宮崎市で最初の主管試合を行った後、九州から中国・四国、近畿・東海、南関東(横浜・神宮・千葉他)、北関東(水戸・ひたちなか・宇都宮他)と北上する日程が長年続いたが、2000年代に入ってからは九州遠征後すぐ北海道札幌ドーム)へ北上し、さらに福岡ドームから中国・四国、近畿・東海、南関東という日程になったりしていたが、それでも東京ドームでの試合は3月中盤か後半だった。2009年以後は3月上旬に数試合を東京ドームで行うオープン戦が増えている。

東北楽天ゴールデンイーグルスは東北地方にプロ野球開催規模のドームがないことや積雪や気候の問題上殆どオープン戦が出来ないため、2006年から温暖な西日本の数箇所(長崎、明石、浜松、静岡他)で主管試合をしている。ただし、2009年だけワールド・ベースボール・クラシックの開催により開幕が4月だったことから例外として2試合だけ宮城球場で開催された。

公式戦で行われる延長戦は殆どの試合では行わず、9回での打ち切りが多い。また、通常パシフィック・リーグ公式戦あるいは主催交流戦のみで実施される指名打者制は自由に採用でき、セントラル・リーグのチームでも序盤は指名打者制を採用していることがほとんどである。ただ2005年はこの年から始まった交流戦対策で、試合によっては一部のパシフィック・リーグのチームが採用しないこともあった。支配下登録されていない育成選手を出場させることも可能である。現在は公式戦開幕前に行われるのがほとんどだが、かつてはシーズン後の秋にもオープン戦が行われていた。オープン戦期間中に、前年限りで引退した選手の引退試合が行われることもよくある。

“オープン戦で好調だったチームは公式戦でコケる”というジンクスがある。第一次、第二次暗黒期の阪神タイガースがオープン戦好調で「今年の虎はやってくれる」と連日マスコミで取り上げられいざ始まると下位に低迷する、またオープン戦では手の内を隠しストレートを中心にした配球をするためそれを狙い打ちし打線が爆発、期待を抱かせるのを繰り返した結果、このようなジンクスが確立されたと思われる。当然、オープン戦下位だったチームが公式戦でも低迷というケースもあるが、オープン戦で低調、公式戦で好調というケースもあるにはある。かつて森たけしは『ズームイン!!朝』でこれを「今年のベストゲームはオープン戦」と皮肉を込めて語っていた。

メジャーリーグ日本開幕戦が開催される年にはMLBとNPBの球団間でのオープン戦(これらはアメリカ式に「プレシーズンゲーム」と呼ぶ場合が多い)も実施される。

なおオープン戦期間中にはトーナメント大会が実施された例もある。

[編集] 過去のプロ野球トーナメント大会の事例

[編集] 2軍のオープン戦

また同じく日本のプロ野球の2軍チームでは、教育リーグ(秋季に行われる黒潮(よさこい)リーグ、コスモスリーグ、ハイサイリーグ、フェニックスリーグを含む)という大会名でプロチーム同士の試合だけでなく、社会人チームとの対戦も近年積極的に実施されるようになった。また、イースタン・リーグ東北楽天ゴールデンイーグルスを除く球団が対戦予定のないシーズン中にイースタン・リーグ チャレンジ・マッチと題して混成チーム(フューチャーズ)と対戦する。

[編集] 韓国の球団との練習試合

近年は韓国野球委員会(KBO)の球団も日本国内で春季キャンプを行なうようになった。そこで主に2月中に日本の球団との練習試合が組まれることが多くなったが、2011年からNPBはこれらに対し「アジア・スプリング・ベースボール」の愛称を命名した。「練習試合」ということでほとんどの試合が無料で観戦できる。

[編集] アメリカ大リーグのオープン戦

アメリカのプロ野球の場合は、主にフロリダ州でキャンプを張るチームによる「グレープフルーツ・リーグ」とアリゾナ州でキャンプを張るチームでの「カクタス・リーグ」とに分かれて、3月にメジャーリーグチーム同士、あるいは対マイナーリーグのチーム、大学チームという対戦形態がとられることも多い。日本と違い、ナショナル・リーグの主催試合では指名打者制が採用されないことが多く、その場合はアメリカン・リーグのチームの投手も打席に立つ。

[編集] 競馬におけるオープン戦

一般に競馬では獲得賞金に応じて出場できるレースクラスが定められているが、オープンクラスは基本的には未出走・未勝利の競走馬以外なら賞金の獲得額に関係なく出走できるという意味がある。しかし、中央競馬の場合は実際のところは賞金獲得額1601万円以上クラス(上半期4歳以上・下半期3歳以上で収得賞金1601万円以上)の競走馬の事を指している。(日本の競馬の競走体系の項参照)

[編集] オートレースにおけるオープン戦

オープンレースの項を参照のこと。

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