大阪ドーム
| 大阪ドーム (京セラドーム大阪) Osaka Dome (Kyocera Dome Osaka) |
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| 施設データ | |
| 所在地 | 大阪府大阪市西区千代崎三丁目中2番1号 |
| 座標 | 北緯34度40分9.48秒 東経135度28分33.97秒座標: 北緯34度40分9.48秒 東経135度28分33.97秒 |
| 起工 | 1994年7月 |
| 開場 | 1997年3月1日 |
| 所有者 | 大阪シティドーム |
| グラウンド | 人工芝(アストロピッチSL-KDV) |
| ダグアウト | ホーム - 一塁側 ビジター - 三塁側 |
| 照明 |
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| 建設費 | 約498億円 |
| 設計者 | 日建設計(協力:竹中工務店、 大林組、電通) |
| 建設者 | 大阪ドーム建設共同企業体連合 |
| 使用チーム • 開催試合 | |
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大阪近鉄バファローズ(開場 - 2004年) |
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| 収容能力 | |
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36,627人
(プロ野球開催時の最大席数) |
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| グラウンドデータ | |
| 球場規模 | 両翼 - 100 m (約328.1 ft) 中堅 - 122 m (約400.3 ft) 左右中間 - 116 m (約380.6 ft) バックストップ - 18.3m 屋根の高さ - 60 m(約196.9 ft) グラウンド面積 - 13,200m² |
| フェンス | 4.2 m (約13.8 ft) |
大阪ドーム(おおさかドーム)は、日本の大阪府大阪市西区にある多目的ドーム球場兼複合レジャー施設。プロ野球・パシフィック・リーグのオリックス・バファローズの本拠地。同・セントラル・リーグの阪神タイガースも主催公式戦の一部を開催している。
施設の運営管理はオリックス不動産などの出資による運営会社・株式会社大阪シティドームが行っている(後述)。
施設命名権(ネーミングライツ)の売却により、2006年7月1日から呼称を京セラドーム大阪としている(後述)。
目次 |
歴史 [編集]
1997年2月20日、大阪ガスの工場跡地に完成。東京ドーム、福岡ドームに次ぐ日本3番目のドーム球場[1]として、3月1日に開場した。開場以来2004年まではパシフィック・リーグの大阪近鉄バファローズの本拠地(専用球場)だったが、近鉄球団の合併・消滅により2005年からはオリックス・バファローズの本拠地となった。
また、阪神タイガースは親会社の阪神電気鉄道が運営会社(旧第三セクター)に出資した経緯があり、また保護地域の兵庫県に近接していることや阪神なんば線開業などから1997年の開場以来、地方開催として本拠地の阪神甲子園球場で高校野球(春の選抜および夏の全国大会)が開催される期間などを中心に年間5~10試合程度の主催公式戦を開催している。
2005年からオリックスの球団統合に伴って、オリックスと阪神の保護地域は2007年までの3シーズンの間、大阪府と兵庫県の2府県とする暫定措置が執られた(ダブルフランチャイズ制)。オリックスは旧近鉄の本拠地である大阪ドームと旧オリックスの本拠地であるスカイマークスタジアム(現:ほっともっとフィールド神戸)の2球場を本拠地と位置づけ、2005年は大阪ドームを専用球場として登録。最終的には神戸での試合数を削減した上で大阪ドームに本拠地を一本化する方針であった(大阪ドームでの主催公式戦、当初案は2006年:42試合→2007年:54試合→2008年:60試合)。
ところが2005年10月、大阪ドームを運営する第三セクター「大阪シティドーム」が会社更生法の適用を申請し、その後のドームの運営体制が不確定な事態となった影響から、オリックスは2006年シーズンの専用球場の登録をスカイマークスタジアムに変更し、主催公式戦を半数ずつ[2]開催する措置を執った。2006年4月、オリックスが大阪ドームの施設買収に乗り出し、同年6月にシティドーム社を100%減資した上でオリックス子会社のオリックス・リアルエステート(現オリックス不動産)が買収した(詳細は大阪シティドーム参照)。これを受けてオリックスは2007年、再び大阪ドームを専用球場として登録。同年はオリックス主催公式戦のうち48試合が大阪で開催された。
前述の暫定措置が期限切れとなった2008年からの保護地域は、オリックスが大阪府、阪神が兵庫県となり、オリックスは予定通り大阪ドームを引き続き専用球場(本拠地球場)としたが、本拠地の一本化を取りやめて[3]試合数は2007年のままとした。両球団は同年以降も双方の保護地域での主催公式戦開催数を確保できるよう協力し合う方針である。
他にも読売ジャイアンツが関西地区での読売新聞の拡販を目的に年間1~2試合開催している。アマチュアでは社会人野球日本選手権大会が行われたり全国高等学校野球選手権大阪大会の開会式と、その直後の数試合がこの大阪ドームで行われている。また、音楽のライブなども行っている。こけら落し公演を行ったのはglobe。このようにアリーナではプロ野球やコンサート、展示会などのイベントが開催される他、草野球利用目的の一般貸し出しも行われている。
運営会社 [編集]
詳細は「大阪シティドーム」を参照
施設命名権 [編集]
- 施設命名権による名称
- 京セラドーム大阪(2006年7月1日 - 2014年3月31日)
京セラ傘下の京セラドキュメントソリューションズは、2003年4月から大阪ドームの場内に広告を掲出している。このことから2006年1月中旬頃、大阪シティドームが京セラに施設命名権の売却を打診したところ、京セラ側がこれに応じ、大阪シティドームと京セラは同年3月2日付で命名権契約に基本合意し、同年4月1日付で呼称を京セラドーム大阪に変更することが一旦決定した。当初、京セラ側は呼称を単に京セラドームとする意向であったが、地元商店街や周辺住民などから「大阪の名を残してほしい」と請願があったことなどを鑑みて「大阪」の名が残ることになった[4]。
しかし大阪シティドームは当時会社更生法による更生手続きの最中であり、経営再建に向けた手続きの絡みなどもあって正式な契約書の締結が遅れたため、実際の呼称変更は予定より3ヶ月遅れの7月1日までずれ込んだ。なお契約期間は2011年3月31日までの5年間。契約金額は非公表だが、年額数億円と推定されている。なお、京セラは当時の大阪シティドームの経営再建問題には一切関与していない。
そして1回目の契約満了を前にした2011年1月11日、大阪シティドームと京セラは命名権契約を更新し、新たに2014年3月31日までの3年間契約を締結することで合意した旨を発表した。なお契約更新にあたっても、契約金額は非公表とされた。
施設概要 [編集]
- 所在地: 大阪府大阪市西区千代崎三丁目中2番1号
- 構造: 地下1階(駐車場)、地上9階
- 総工費: 696億円[5]
- 高さ: 83 m
- 建築面積: 33,800 m²
- 延床面積: 156,409 m²
- 天井高: 36~72 m(現在は60mで固定)
- アリーナ面積: 13,200 m²
- コンコース一周距離: 約600 m
- 収容人数
- 最大収容人数:55,000人(アリーナ面を含む)
- プロ野球開催時観戦最大席数:36,627席
- フィールドデータ:全面人工芝(アストロ社製アストロピッチSL-KDV)、両翼100 m、中堅122 m、左右中間116m
- スタンド:内外野2層式
- 電光掲示板: 4基
本塁後方にはフルカラーLED広告板が設けられている。2010年までは、回転式広告板であった。
現在の1試合あたりの球場使用料は不明だが、かつての本拠地球団である大阪近鉄バファローズは年間使用料として管理費込みで11億円を支払っていた[5]。この高額な年間使用料が当時の近鉄球団の経営に致命傷を負わせたとも言われる[6]。
スコアボード [編集]
開場当初よりメインとサブの、2台のスコアボードを設置している。2008年にリニューアルされ、さらに1塁・3塁側内野席上層部(ライト側、レフト側応援団からは真正面に見える位置)に、新たにサブビジョンが設置された。また、場内撮影用のテレビカメラがハイビジョンカメラとなった。メインスコアボードの表示方法は以下のとおり。
- 2007年まで
- 上段は9イニングスまでのスコア(10回以降は一旦表示をクリアした上で1回のところから書き直す)と打席に立っている選手の個人成績(打率・ホームラン)を表示。得点が入ると、その部分が回転する。イニングス表示は上部にあった。スコア表示の下段・縦書き・横スクロールで出場選手・審判団の表示。右側に映像を表示していた。時計とボールカウンターはスコアボードの右隣に設置されていた。またサブスコアボードで9イニングスまでのスコアを表示し、必要に応じてオーダーを替わりに表示させていた。
- 2008年以降
- 時計とボールカウンターもスコアボード内で表示するようにした。スコアは右端に移し、従来どおり9回まで表示。イニングス表示は明治神宮野球場と同じようにスコアの中央部に書かれていたが、見づらかったため数ヶ月でオリックス・バファローズ主催ゲームは以前と同じように上部に戻した(阪神タイガース主催ゲームはスコア中央部表示のまま)。試合映像はボード左端。中間に選手名表示を横書き・縦スクロールで表記。プロ野球開催時のみ攻守交代時や投手交代時に表示される、タイムカウンターの表示は時計の上にデジタル表示で被せる形となった。また、サブスコアボードは映像も表示されるようになった。
- 2010年以降
- 時計をスコアボードの上(位置は右端)に新設し、メインスコアボードでの時計表示を廃止した。スコアボードで時計を表示していた部分は、プロ野球開催時のみ表示されるタイムカウンターのみの表示となった。
メインビジョンはハイビジョン映像(16:9の画面)2画面同時表現可能である。尚、場内撮影用カメラで撮影された映像は、4:3画面時もハイビジョン画質の映像(16:9映像の両端をサイドカットした映像)である。サイドビジョンの映像部はハイビジョン映像(16:9の画面)の2画面同時表現が可能である。映像部と別に、上部に文字表示部があり固定文字、流し文字などの表現や図形の組み合えせ表示が可能であり、リボンビジョンとほぼ同じ用途で使われている。また、2011年から国際大会の慣習に合わせて、ボールカウントを『SBO』から『BSO』表示に変更された(ビジョンにCGで表示する方式のため改修の必要はない)。
フィールド [編集]
両翼100m、中堅122mの国際規格となっている。外野席最前列は8m程の高さにあるが、地上2階の外野部分にテラスシートを設けて外野フェンスの高さを4.2mに調整している。また外野側のファウルゾーンは狭くなっており、アメリカの流れをいち早く採り入れたとも言える。グラウンドには全面に人工芝を採用している。開場当初は巻き取り式のショートパイル人工芝だったが、2003年シーズンよりロングパイル人工芝に切り替えた。その後、2007年からは内野の塁間部などを赤茶色の人工芝に変更し、総天然芝に見えるようにしている。更に2011年シーズンからは人工芝全面をアストロ社製の新型人工芝「アストロピッチSL-KDV」に張り替えている。[7]
なお、フェンスは2012年のシーズン開幕前に改修し、選手の安全確保を目的として「ソフトラバーフェンス」と呼ばれるクッション性の高いフェンスを採用すると共に、これまで15年間使ってきた水色から濃い紺色(オリックス・バファローズのチームカラー)に壁面色を変更した。またこれまで外野席は2・3階席の手前の部分とフェンスに広告看板を設置していたが、1階席(レストラン)手前の部分にもこの改修に伴いほけんの窓口グループ(ほけんの窓口 左翼側)とgloops(大熱狂!プロ野球カード 右翼側)の広告横断幕、センターバックスクリーン付近にはLEDパネルによる広告看板を設置した。 更に翌年には水色を残していたスタンド上部のフェンスも同色に塗り替えた。
スタンド [編集]
アメリカで1960年代から1970年代に流行した円形のアメリカンフットボール兼用球場の方式(アメリカではクッキーカッターと呼ぶ)が採用されている。スタンドは真円形となっており、全ての座席が球場の中心点、二塁ベースのやや後方に向いている。
一、三塁側内野席の前列は、内野側と外野側に二分割された可動スタンドとなっている。アリーナに客を入れる場合は外野側のみが外野方向にずれ、二つの可動スタンドの間にアリーナへの出入り口が現れる構造となっている。またファウルポール付近にも小さな可動スタンドがあり、コンサート時にそのスタンドをセンター方向にずらし、できた隙間に仮設スタンドを建てる場合もある。なおこの可動スタンドはそれぞれ2本のレールの上を動く仕組みとなっている。
野球場として使用する場合、スコアボード付近(センター)の座席はバックスクリーンの役割とするため立ち入り禁止となるが、開設当初はその部分を黒のシートで覆っていた。現在は他の座席(水色)とは区分けするため座席を濃い青色に塗りなおしている。また上段席(5階席)は使用されないイベントでは閉鎖される。
野球場としてはスタンドが全般的に高く、危険性や不具合が指摘されている。欠点としては死角が多い点があげられ、特にファウルポール際が見えない座席は多い。また自分の席に近い塀際の死角が大きく、バックネットに近い内野席ではホームベースが、一塁(三塁)側内野席では一塁(三塁)ベースが見えにくい座席がある。また外野席は下段ではメインスコアボードが見えない上に上段の圧迫感が強く、上段では開放感はあるが外野フェンス際が見えないためホームランかどうか打球判断ができない。
外野席の条件が一番悪く、同じような構成のスタンドを持つナゴヤドームと比較すると、下段内野席や上段席の最前列が球場中心部に近く、スタンドの傾斜がきつい。逆にいえばよりコンパクトにまとまっており、コンサート会場としては優秀といえる。なおファウルポール際に関しては、内野席の外野側をバッテリー間方向に向け、外野側のファウルゾーンを狭くする近年の球場ではどこでも見えにくくなっている。またフェンスが高めになるのはスライド式の可動席を持つ多目的球場共通の弱点である。なおサイドビジョンはメインスコアボードが見えない外野席の正面になるように設置されている。
2010年よりネットが吊り下げ式に変更するとともに、3月20日の開幕戦からフィールドシートを新設した。フィールドシートはプロ野球の試合日のみ使用。社会人野球日本選手権大会などのアマチュア野球を開催する場合には閉鎖する。また、アリーナを使用するイベントを開催する場合には、可動席の移動の妨げになることからシートをエリアごと格納する。また、2010年から3年間は、アヴァンス法務事務所(司法書士法人アヴァンス・リーガルサービスグループ)とスポンサー契約を締結。その関係で、フィールドシートを「アヴァンスシート」と称していた。
また、バファローズの主催試合で空席が目立つことを逆手に取った営業策として、2010年から金曜日以外の平日には同球団が主催するナイトゲームでは外野側の上段内野席を閉鎖。そのスペースに、横断幕形の大型広告を掲示できるようにしている。3塁側のスペースについては、2010年4月13日から、通信販売会社のワンステップと3年間のスポンサー契約を締結。2012年のシーズン終了までは、上記の条件で、同社が運営する通販サイト「KILAT」の広告を掲示していた。ちなみに、この広告の全長は横100m・幅12mで、掲示時点では屋外を含めた日本国内の球場広告で最も大きかった[8]。その一方で、1塁側のスペースにはスポンサーが付かなかったため、一時は岡田彰布監督(当時)と主力選手の大型写真を並べていた[9]。
なお2013年からは、「モバプロ」(オンラインでの無料プロ野球シミュレーションゲーム)を運営するモブキャストとの間で、フィールドシートのスポンサー契約を締結。フィールドシートを「アヴァンスシート」から「モバプロシート」に改称した。その一方で、ワンステップとのスポンサー契約を更新したため、上記の条件で「KIRAT」の大型広告を引き続き掲示している。
各階概要 [編集]
- 地下1階
- 駐車場、多目的ヤード、荷捌場などがある。
- 1階
- アリーナ、グラウンド、関係者用スペース。
- 2階(グリンドムモール)
- 入場無料のショッピングモールとなっており、バファローズオフィシャルショップ「Bs SHOP」もここに所在する。ただし開業当初の店舗が撤退して空いたままのスペースも多い。飲食店を中心に残っている店舗もあるが、ランチタイムのみの営業やイベント開催日のみの営業となっているものが多い。なおファーストフード以外の飲食店4店はアリーナが見えるテラス席を持っている。(要予約)
- 3階
- 場外に施設の外周を一周する歩行者専用のデッキが設けられており、場内コンコースへの入場ゲート、9F直通エレベーター、VIPルームへの入り口などがある。場内コンコースには観客向けの飲食売店と、下段スタンドとアリーナ(野球時は閉鎖)への入場口がある。入場ゲートは1ゲートから14ゲートまであり、開催内容により使用ゲートが異なる。入場ゲートには大小があり、5ゲートの様に使用頻度の低い小さなゲートもある。大多数の来場者が使用する東口から来場すると4、6ゲートが最寄である。4ゲートは隣接する3ゲートと、6ゲートは隣接する7ゲートと一体として使用されることも多い。
- 4階
- 下段スタンドの最上段であり、アリーナが見えるコンコースと車イス席になっているが、バックネット裏付近はVIPルームで「アリーナビューシート」という食事付き年間指定席となっている。開業当初はグリンドムモールの施設、レストラン「DOME GRILL」として試合のない日も営業していた。
- 5階
- 一周できる場内コンコースがあり観客向けの飲食売店と上段スタンドへの入場口がある。
- 6階・7階・8階
- ビスタルームと呼ばれるVIP観覧席[10]。6階には報道関係者・記者席と実況ブースもある。8階にはテナントとして大阪市体育協会およびその加盟団体が入居している。
- 6階の実況ブースは他球場と比べると高い位置にあるため、裸眼では球種などを判別することが困難である事から、多くはモニターを見ながら実況する形となっている。
- 9階
- かつては「フェスタモール」と呼ばれ、アミューズメントパーク「シムランドQ」やビアレストランがテナントとして出店していたが、全て撤退。現在は多目的スペース「スカイホール」として展示会などに利用されている。
- 天井
- 7層からなるリング状の天井(スーパーリング)を上下させることにより天井高を72mから36mの範囲で変えることができるシステムを取り入れ、イベントに応じて天井の高さを変えていた。とくにコンサート時には、屋根の高さを調節することにより反響と音質を制御することが可能で、アーティストに好評であった。
- しかし、このシステムの制御装置の部品(電子部品)が製造中止となり、万が一故障した場合修理に多大な時間と費用がかかることになること、また天井が低い位置で停止した場合には野球開催に支障が出るために、2004年8月頃から高さ60mの位置で固定し、このシステムは使用していない。
場内でのAMラジオ再送信 [編集]
場内で在阪のAMラジオ放送がFM電波を使用して再送信されており、FM放送を受信できる機器の周波数を下記に合わせることで聴取可能だった。大阪近鉄バファローズが本拠地としていた時には、ファンを対象とした冊子に掲載されていたが、オリックス・バファローズが本拠地としている現在は、冊子に掲載されていない。
攻守交代の間にスコアボードに表示されることがあった。
現在は全てのビジョンにおいて表示されていない。ただし、阪神が主催ゲームを行う場合には、ビジョンで案内されている。
ドームツアー [編集]
試合開催日の「練習見学ツアー」と、非イベント開催日の「ドームツアー」が開催されている。グラウンド・ベンチ・ブルペン、練習風景等を見学する事が出来る。
大阪ドームにまつわる諸問題 [編集]
周辺地域の振動 [編集]
近年、コンサートなどにおいて観客が演奏中に終始小刻みにジャンプする、いわゆる“タテ乗り”を行うロック系アーティストには、原則として貸し出しを行っていない。実際に、GLAYも2005年に5大ドームツアー(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)を計画していたが、他の各ドーム球場においては予定通り行われたが、大阪ドームについてはこの“タテ乗り”騒動が発端となり、最後まで交渉を重ねたものの結局は決裂し、その代替会場としてインテックス大阪でライブを開催した経緯がある[11]。このため、集客力の劣る同会場での開催が決定した後、GLAYは大阪公演だけは4日間と他会場より公演数を多めに設定し、かつ各日それぞれ違った構成でライブを開催した。
また、地元・大阪出身の歌手である矢井田瞳も2001年と2002年の大晦日にカウントダウンライブを行ったが、2004年については大晦日ではなく12月18日に開催し、ライブも夜9時までに終わらせるようにした。また、この年の公演は“地震”対策として、グラウンド部分に設置するアリーナ席を大幅に減らし、“タテ乗り”しにくい選曲でライブが構成されるまでに至った[12]。さらに、このライブをもって矢井田は、今後ドーム公演を行わない方針を明かした。ただし、この件に関して矢井田本人のコメントによると、大阪ドームの“タテ乗り”が原因ではなく、観客とよりダイレクトな空間でライブを行いたいために以前から決意していたことであり、大阪ドームでの“タテ乗り”とは無関係であるとしている[13]。
なお、2008年5月現在、観客が“タテ乗り”を行わないサザンオールスターズやB'z、ボン・ジョヴィ、SMAP、KinKi Kids、嵐等のコンサートには貸し出しを行っている。この“タテ乗り”問題が大きく取り上げられるようになったのは、2003年末頃からである。大阪ドームは住宅地に近い上、かつ軟弱な地盤に位置しており、かつてGLAYなどの“タテ乗り”が行われるコンサートを開催した際、ドーム近隣の住宅において、震度3~1程度の揺れを感じることがあったため、この様な観客が“タテ乗り”を行なうコンサートには、使用を規制している。“タテ乗り”を行なわないコンサートでも、ジャンプ等は行わないよう、公演前に必ず観客に向けて念入りに注意を呼びかけており、観客席への通路にはその他の禁止行為を示す絵と文章が書かれている。
プロ野球における千葉ロッテマリーンズと北海道日本ハムファイターズ(稲葉篤紀応援時)の独特なジャンプ応援は行われている。これは、人数が外野スタンドの一部だけで行われるため、それほど影響は無いと考えられているのではないかとされる[要出典]。ただ、通路にある注意書きには「ジャンプ禁止」と明記されている。
集客施設の失敗 [編集]
当初はドーム内でのイベント日以外にも商業施設として機能させるべくショッピングモールやアミューズメント施設(ドーム内2階の「グリンドムモール」及びドーム内9階の「フェスタモール」、ドーム前千代崎駅がある東側の「Padou」)を作り営業していた。しかしイベントが無い日はほとんど来場者が無く、相当数のテナントが撤退し、閑散としている。また立体式の地下駐車場も作られたが、利用の低迷と維持管理費がかかりすぎるため、建設当時の台数の半分近くが解体の上、埋められてしまった。部品調達が不可能になったために上下動が出来なくなったドーム天井とともに、大阪市のドーム建設計画の甘さが露呈した。これらの失敗は運営会社の破綻を招き、大阪市の税金の無駄遣いの典型と批判された。
現在は周辺の再開発計画が進行しつつある。Padouは阪神なんば線ドーム前駅の工事に合わせて解体され、更地[14]のままとなっていたが、跡地に大型商業施設を建設し、核テナントとしてイオンを誘致すると報道された。2010年3月にイオンリテールが、地上8階地下1階(店舗1・3~5階、駐輪場2階、駐車場6~8階730台分)、延べ床面積9万平方メートルの建物を建設するとの届けを、大阪市に出したと報道されている。2011年1月着工、2012年3月開業を目指し、営業時間は午前9時~午後11時を予定、名称は「イオン大阪ドームショッピングセンター(仮称)」とされていた[15]が、その後「イオンモール大阪ドームシティ」として2013年5月31日にオープンすることが発表された[16]。
また、ドーム西隣[17]にも大和ハウス工業による健康・スポーツ関連の複合商業施設「フォレオ大阪ドームシティ」と病院が建設され、開業した。
逸話 [編集]
- 大阪ドームの建設は大林組と竹中工務店が行ったが、これは建築設計競技で競合していた両者の案の長所を取り入れたからである。
- 1997年3月に開かれた大阪ドーム開設記念「コナミプロ野球トーナメント大会」において、読売ジャイアンツの清原和博がスーパーリングの屋根の中にボールを飛ばすファウルを打ち込んだ。公式戦では2006年9月10日のオリックス対北海道日本ハムファイターズ戦で日本ハムの小笠原道大が打ち込んでいる。またスーパーリングの1番外側に打ち込む認定本塁打を2001年8月22日の近鉄対オリックス戦で近鉄の中村紀洋が放っている。
- 1997年8月24日、近鉄は千葉ロッテマリーンズに10点差を逆転、11対10で延長12回サヨナラ勝ちを収めている。これはプロ野球史上3度目、パ・リーグ史上唯一の出来事である(2011年シーズン終了現在)。
- 1999年11月21日、近鉄球団創立50周年記念に巨人とのOB戦開催。両軍の往年のスターが多数出場。
- 2001年9月26日の近鉄対オリックス戦で、近鉄の北川博敏が優勝決定試合では史上初めてとなる代打逆転満塁優勝決定サヨナラ本塁打を放っている。
- 2003年7月1日の近鉄対ダイエー戦では村松有人が、2008年9月3日の巨人対広島東洋カープ18回戦では小笠原道大がサイクルヒットを達成している。
- 2009年10月14日には岡田彰布のオリックス監督就任会見をマウンド付近に会見席を設けて実施した。
- 2012年7月20日のオールスターゲーム第1戦で、日本ハム・中田翔の第1打席の打球がフェアゾーンの天井に挟まり、大阪ドームのルールによって二塁打と記録された。
その他 [編集]
- 大阪市営地下鉄中央線九条駅から大阪ドームへ至る商店街、ナインモール九条は「バファロード」の愛称で親しまれている。
- 草野球など、軟式野球ではストロングリーグによって、全国軟式野球統一王座決定戦・ジャパンカップの決勝会場として、また京セラドーム大阪杯が年に数回開催されるなど、頻繁に使用される。
- 大阪ドームのテーマソングが開場時に作られ、コンコース内で微量なボリュームで流されていた。
- フェンス広告も近鉄グループ関連の広告もあるが、近鉄球団時代の面影である。
過去に開催した主なイベント [編集]
野球 [編集]
- オールスターゲーム(1997年、2003年、2008年、2012年)※すべて第1戦で開催された。
- 全国高等学校野球選手権大阪大会(1997年~、開会式とその直後の2試合のみ)
- 日本シリーズ・大阪近鉄バファローズVSヤクルトスワローズ(2001年)
- 野球博 in Japan(2000年)
- 全国軟式野球統一王座決定戦・ジャパンカップ(ストロングリーグ主催)(2004年~)
- 社会人野球日本選手権大会(1997年~)
- 2009年までは1回戦から決勝までのすべての試合を開催した。
- 2010年のみ、「第1ステージ」(1回戦)は京セラドーム以外の全国4球場に分散して開催し、京セラドームでは2回戦以後の「決勝ステージ」の会場となった。2011年は次の詳述のとおり単独開催は中止、2012年から再び京セラドーム1箇所だけとなった。
- 本来は8月に東京ドームで行うとされていたが、福島第一原子力発電所事故による節電のため開催を延期し、会場を当球場に移し、本大会としては初めて関東地方(過去神宮、後楽園の開催あり)以外で開催することを決めた。
- なお、これに付随し日本選手権大会の単独開催は取りやめとなり、この年の都市対抗優勝チームが日本選手権を獲得することにみなされることも併せて決定した。
- 京セラドーム大阪杯(ストロングリーグ主催)(2005年~)
- クライマックスシリーズセ・パ両リーグ第1ステージ(2008年)(セ・リーグは甲子園球場の改修工事のため阪神が使用)
コンサート [編集]
- サザンオールスターズ(1999年5月22日・23日、2005年12月11日・12日)
- 桑田佳祐(2002年12月14日・15日)
- 小田和正(2008年12月20日、2011年9月24日、9月25日)
- DREAMS COME TRUE(1999年12月18日・19日、2007年9月8日・9日、2011年11月17日・19日・20日)※2011年は長居スタジアムの延期公演として開催。
- globe(1997年3月1日・2日)※こけら落とし公演
- SMAP(1997年~2003年、2005年、2006年、2008年、2010年、2012年)
- GLAY(1999年2月10日・11日・13日・14日、 2001年12月13日・15日・16日)
- B'z (1997年、1999年~2003年、2005年、2006年、2010年、2011年)
- 安室奈美恵(1997年)
- SPEED(1998年8月18日・19日、1999年12月11日・12日)
- 浜崎あゆみ(2001年6月30日・7月1日)
- MISIA(2004年1月31日・2月1日)
- 関ジャニ∞(2009年12月30日・31日、2010年1月1日・30日・31日、2011年1月1日)※カウントダウンライブ
- 嵐(2007年~2011年、2012年11月16日・17日・18日)
- KinKi Kids(1999年~2010年)※2008年はカウントダウンライブを含む
- THE YELLOW MONKEY “メカラ ウロコ・8”(2001年1月4日)※大阪での最後のライブ
- 矢井田瞳(2001年12月31日、2002年12月31日、2004年12月18日)※2001年と2002年はカウントダウンライブ
- POCARISWEAT BLUE WAVE THE ROCK ODYSSEY 2004
- Mr.Children(2005年11月12日・13日、2009年12月10日・12日・13日)
- セリーヌ・ディオン(1999年1月28日・29日、2008年3月11日・12日)
- L'Arc〜en〜Ciel(1998年10月17日、2000年11月11日・12日、2008年6月7日・8日、2011年12月3日・4日)
- KAT-TUN(2008年7月16日・17日)
- NEWS(2009年1月11日・12日)
- EXILE(2008年12月5日~7日、2011年11月26日・27日・28日)
- コブクロ(2013年7月20日・21日)
展示会 [編集]
- Mac Fan Expo in Kansai '97(1997年12月12日~12月14日)
- 大阪オートメッセ1998
- スーパーキャラドーム2006&2008
- 次世代ワールドホビーフェア
格闘技 [編集]
- K-1 WORLD GP(2003年・2005年開幕戦)
- K-1 PREMIUM Dynamite!!(2004年~2007年)
- PRIDE(GP2005・2006開幕戦)
- プロボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ「ウィラポン・ナコンルアンプロモーションVS辰吉丈一郎」(1999年8月29日)
- 新日本プロレス(1997年・1998年・2001年・2004年)
その他 [編集]
- ねんりんピック2000大阪総合開会式
- 東アジア競技大会開会式(2001年)
- タケモトピアノPresents 3000人の吹奏楽(2003年~)阪急西宮球場開催から引き継ぎ
- ハウスバーモントカレースペシャル キンダーフェスティバル(2003年~)阪急西宮球場開催から引き継ぎ
- AIR-X (2005年2月26日)
- ジャパンXボウル決勝戦(2006年、2008年)
- 立命館大学入学式(2004年 - 2011年)
交通機関 [編集]
- 大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線ドーム前千代崎駅徒歩すぐ
- 阪神なんば線ドーム前駅徒歩すぐ
- 大阪市営バス ドーム前千代崎停留所徒歩すぐ(注:この停留所へ向かうバス路線は、西船町・鶴町4丁目方面からが多い)
- 大阪環状線・大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線大正駅、徒歩約7分
- 大阪市営地下鉄中央線・阪神なんば線九条駅、徒歩9分
- 南海高野線(汐見橋線)汐見橋駅、または阪神なんば線桜川駅下車 徒歩約10分
- 阪神高速16号大阪港線「九条出口」又は「波除出口」
関連項目 [編集]
- 第三セクター
- 日本の野球場一覧
- 大阪近鉄バファローズ
- オリックス・バファローズ
- 阪神タイガース
- 死のロード
- 全国高等学校野球選手権大阪大会
- MKグループ(エムケイグループ)
- 青木定雄
- エムケイタクシー
- MKチャリティカップ
- 以下、「大阪シティドーム」に関するカテゴリ。
脚注 [編集]
- ^ ナゴヤドームとほぼ同じ時期に完成したが、大阪ドームの方が着工が早い。
- ^ 野球協約の規定では半数以上を専用球場で開催しなければならない。
- ^ 2004年までオリックスが正本拠地としていた神戸は、球団合併・大阪ドーム移転後もオリックス球団が管理許可制度の下で球場運営をしているためでもある
- ^ 大阪の名、残った「京セラドーム大阪」 『大阪日日新聞』2006年3月11日
- ^ a b 『日経ビジネス』2004年9月20日号 34ページ
- ^ 旧本拠地である藤井寺球場は近鉄関連会社の所有であり、年間6000万円ほどであった。
- ^ 2011年、人工芝の全面リニューアルについて - 京セラドーム大阪(2010年11月28日告知)
- ^ 京セラドーム大阪内に巨大広告が登場! - オリックス・バファローズ公式HP、2010年4月11日閲覧
- ^ 読売新聞関西版
- ^ 2011年6月28日のオリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズの試合で、1回表・中島裕之の打席でドアを開放していたため中島に西日が当たり、試合が一時中断した。→中島を襲った京セラドームの思わぬ"罠" 6月28日 オリックス-西武 - YouTube
- ^ ロックコンサート、「縦ノリ」震度4 揺れる大阪ドーム人民日報社:2004年12月25日
- ^ ヤイコ、大阪ドームで“地震”対策ライブ ヤイコ、大阪ドームで“地震”対策ライブ
- ^ ヤイコさびしい「ドーム公演」卒業…周辺住民に配慮大阪日刊スポーツ:ヤイコさびしい「ドーム公演」卒業…周辺住民に配慮
- ^ 2009年3月現在
- ^ 京セラドーム横にイオンが商業施設建設へ(アサヒ・コム2010年3月2日)
- ^ 5/31(金) 「イオンモール大阪ドームシティ」 ドームシティ」グランドオープン - イオン株式会社 (2013年4月30日)
- ^ 大阪市営バス九条営業所跡地。2000年に港区に港営業所を新設し移転。
外部リンク [編集]
| 前本拠地: 藤井寺球場 1984 - 1996 |
大阪近鉄バファローズの本拠地 1997 - 2004 |
次本拠地: (球団消滅・オリックスとの統合合併に伴う) 2005 - |
| 前本拠地: 神戸総合運動公園野球場 1991 - 2004 |
オリックス・バファローズの本拠地 2005 - (1シーズンのみ、メイン本拠地) |
次本拠地: 神戸総合運動公園野球場 2006 - (1シーズンのみ、メイン本拠地) |
| 前本拠地: 神戸総合運動公園野球場 2006 - (1シーズンのみ、メイン本拠地) |
オリックス・バファローズの本拠地 2007 - 現在 |
次本拠地: n/a - |
| 先代: ナゴヤドーム 2003年 |
K-1 PREMIUM Dynamite!!会場 2004年-2007年 |
次代: さいたまスーパーアリーナ 2008年- |
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