春分の日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

春分の日(しゅんぶんのひ)は、春分が起こる日である。

しばしば、「昼と夜の長さが同じになる。」といわれるが、実際は昼の方が長い。詳細は春分を参照のこと。

目次

国民の祝日 [編集]

春分の日は、日本国民の祝日の一つである。1948年(昭和23年)に公布・施行された国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)によって制定された。祝日法第2条では「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としている。

休日としては、1878年(明治11年)改正の年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム(明治11年6月5日太政官布告第23号)による春季皇霊祭から続くもので、1947年(昭和22年)に廃止される休日ニ關スル件(昭和2年3月4日勅令第25号)までこの名称だった。

仏教各派ではこの日「春季彼岸会」が行われ、宗派問わず墓参りをする人も多い。

イラン暦の元旦。かつてペルシア帝国の文化的影響下にあったイランを中心に、中央アジアからアフリカまでに及ぶ広い地域で祝われるノウルーズという祭日であり、毎年春分の日に各国の文化交流会によるイベントが行われている。

なお、海岸法(昭和31年5月12日法律第101号)第3条は、海岸保全区域の指定における満潮時・干潮時は、指定の日の属する年の春分の日の満潮時・干潮時を基準とすると定めている。

日付 [編集]

春分の日は、3月20日から3月21日ごろ。祝日法の上では「春分日」としている。国立天文台が作成する『暦象年表』という小冊子に基づいて閣議で決定され、前年2月第1平日付の官報で発表される。つまり、2年後以降の天文学における春分日は計算によって求められるが、2年後以降の春分の日は確定していないのである。ただしこれまでに、天文計算によって求められた春分の日付以外の日が春分の日とされたことはない。なお、天文計算上1990年から2025年までは閏年とその翌年が3月20日になり、その他の年は3月21日となる。2026年からは閏年の前年が3月21日になり、その他の年は3月20日となる。また、現行の祝日法ができる以前ではあるが1923年の春分は3月22日であり、また、2092年の春分は3月19日となる。

近年の春分日と秋分日 [編集]

国立天文台サイトより。将来の日付はあくまで計算に基づく予測であり、将来の天文学的観測により変わる事がありえる。)

暦年 春分日 曜日 秋分日 曜日
2000年平成12年) 3月20日 月曜日 9月23日 土曜日
2001年(平成13年) 3月20日 火曜日 9月23日 日曜日
2002年(平成14年) 3月21日 木曜日 9月23日 月曜日
2003年(平成15年) 3月21日 金曜日 9月23日 火曜日
2004年(平成16年) 3月20日 土曜日 9月23日 木曜日
2005年(平成17年) 3月20日 日曜日 9月23日 金曜日
2006年(平成18年) 3月21日 火曜日 9月23日 土曜日
2007年(平成19年) 3月21日 水曜日 9月23日 日曜日
2008年(平成20年) 3月20日 木曜日 9月23日 火曜日
2009年(平成21年) 3月20日 金曜日 9月23日 水曜日
2010年(平成22年) 3月21日 日曜日 9月23日 木曜日
2011年(平成23年) 3月21日 月曜日 9月23日 金曜日
2012年(平成24年) 3月20日 火曜日 9月22日 土曜日
2013年(平成25年) 3月20日 水曜日 9月23日 月曜日
2014年(平成26年) 3月21日 金曜日 9月23日 火曜日
2015年(平成27年) 3月21日 土曜日 9月23日 水曜日
2016年(平成28年) 3月20日 日曜日 9月22日 木曜日
2017年(平成29年) 3月20日 月曜日 9月23日 土曜日
2018年(平成30年) 3月21日 水曜日 9月23日 日曜日
2019年(平成31年) 3月21日 木曜日 9月23日 月曜日
2020年(平成32年) 3月20日 金曜日 9月22日 火曜日
2021年(平成33年) 3月20日 土曜日 9月23日 木曜日
2022年(平成34年) 3月21日 月曜日 9月23日 金曜日
2023年(平成35年) 3月21日 火曜日 9月23日 土曜日
2024年(平成36年) 3月20日 水曜日 9月22日 日曜日
2025年(平成37年) 3月20日 木曜日 9月23日 火曜日
2026年(平成38年) 3月20日 金曜日 9月23日 水曜日
2027年(平成39年) 3月21日 日曜日 9月23日 木曜日
2028年(平成40年) 3月20日 月曜日 9月22日 金曜日
2029年(平成41年) 3月20日 火曜日 9月23日 日曜日
2030年(平成42年) 3月20日 水曜日 9月23日 月曜日

1900年 - 2099年までの春分の日の数学的な簡易な求め方 [編集]

西暦年数の4での剰余が0の場合
  1900年 - 1956年までは3月21日
  1960年 - 2088年までは3月20日
  2092年 - 2096年までは3月19日
西暦年数の4での剰余が1の場合
  1901年 - 1989年までは3月21日
  1993年 - 2097年までは3月20日
西暦年数の4での剰余が2の場合
  1902年 - 2022年までは3月21日
  2026年 - 2098年までは3月20日
西暦年数の4での剰余が3の場合
  1903年 - 1923年までは3月22日
  1927年 - 2055年までは3月21日
  2059年 - 2099年までは3月20日 [1]

その他 [編集]

ノウルーズペルシア語: نوروز、nowrūz‎)は、イラン暦の元日。太陽春分点を通過する春分の日に当たり、農事暦上重要であることから、イランを中心に、かつてペルシア帝国の文化的影響下にあった中央アジアからアフリカまでに及ぶ広い地域で祝われる祭日である。国際連合総会は、2010年2月23日にこの日を「ノウルーズ国際デー」として正式に承認している[2]

出典 [編集]

  1. ^ 現代天文学講座14 天文計算セミナー(堀源一郎 編) 97頁~101頁(森 巧 執筆) , 1981 恒星社
  2. ^ 国際連合総会 (2010年2月23日). “General Assembly Recognizes 21 March as International Day of Nowruz”. 2013年5月7日閲覧。

関連項目 [編集]