春分
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春分(しゅんぶん)は、二十四節気の1つ。3月21日ごろ。または、この日から清明までの期間。二月中。
天文学では、太陽が春分点を通過した瞬間、すなわち太陽の視黄経が0度となった瞬間を春分と定義する。
目次 |
[編集] 日付
春分の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は次のとおり。
| 年 | 日時 (UT) | 日本 | 中国 |
|---|---|---|---|
| 2001年 | 3月20日13:30 | 3月20日 | 3月20日 |
| 2002年 | 3月20日19:16 | 3月21日 | 3月21日 |
| 2003年 | 3月21日00:59 | 3月21日 | 3月21日 |
| 2004年 | 3月20日06:48 | 3月20日 | 3月20日 |
| 2005年 | 3月20日12:33 | 3月20日 | 3月20日 |
| 2006年 | 3月20日18:25 | 3月21日 | 3月21日 |
| 2007年 | 3月21日00:07 | 3月21日 | 3月21日 |
| 2008年 | 3月20日05:48 | 3月20日 | 3月20日 |
| 2009年 | 3月20日11:43 | 3月20日 | 3月20日 |
| 2010年 | 3月20日17:32 | 3月21日 | 3月21日 |
[編集] 記念日
日本においては、春分の日は国民の祝日となる。春分の日は、国立天文台の算出する天文学的春分日を元にして閣議決定され、前年2月に官報で告示される。天文学に基づいて年ごとに決定される国家の祝日は世界的にみても珍しい。またこの日をはさんで前後7日間が春の彼岸である。第二次大戦前は春季皇霊祭として祭日であった。
ヨーロッパなどでは、春分をもって春の開始とする。いくつかの国では休日とされる。
キリスト教で復活祭の日付を算出するには、春分を基点とし、春分後最初の満月の次の日曜日を復活祭の日と定める。この算出方法をコンプトゥスという。ただし、ここでいう「春分」は暦の上での3月21日に固定されており、天文学上の春分を含む日とは必ずしも一致しない。「満月」も簡素化した計算によって求められており、天文学上の満月とは必ずしも一致しない。この算定法は第1ニカイア公会議で定められた。
[編集] 昼夜の長さ
『暦便覧』に「日天の中を行て昼夜等分の時なり」と記されている通り、春分では昼夜の長さがほぼ同じになる。しかし、実際には、昼の方が夜よりも長い。日本付近では、年により差があり、平均すれば昼が夜よりも約14分長い。これは、次の理由による。
- 大気差
- 大気による屈折で太陽の位置が実際より上に見えるため、太陽が上に見える角度の分、日出が早く、日没が遅くなる。屈折は太陽が地平線に近いほど大きくなる。国立天文台では、太陽が地平線付近にある時の、その角度を35分8秒と見積もっている。ここから計算される日出・日没の時間の差は約2分20秒である。
- 太陽の視角
- 太陽の上端が地平線と一致した時刻を日出あるいは日没と定義しているため。これにより、太陽の半径の分、日出が早く、日没が遅くなる。ここから計算される日出・日没の時間の差は約1分5秒である。
- 日周視差
- 太陽の距離÷地球の半径は有限なので、視差により、0.7秒日の出が遅く、0.7秒日の入りが早くなる。
- 春分のずれ
- 1日の間にも太陽の黄経は変わるため、春分が1日のいつかにより昼夜の長さに差が出る。この効果は昼夜の長さを最大で±1.1分変える。ただし平均には影響を与えない。
これらを合わせると、日出は、太陽の中心が地平線から昇るより平均3分25秒早く、日没は、太陽の中心が地平線より沈むより平均3分25秒遅くなる。したがって、春分の日の昼の長さは平均12時間7分、夜の長さは平均11時間53分である。そして、実際に昼夜の長さの差が最も小さくなる日は春分の4日程度前になる。[1]
春分日には、太陽は真東から昇って真西に沈む。赤道上の観測者から見ると、太陽は正午に天頂を通過する。北極点または南極点の観測者から見ると、春分の太陽はちょうど地平線と重なるようにして動き、昇ることも沈むこともない。
[編集] 七十二候
春分の期間の七十二候は以下の通り。
- 初候
- 雀始巣(すずめ はじめて すくう):雀が巣を構え始める(日本)
- 玄鳥至(げんちょう いたる):燕が南からやって来る(中国)
- 次候
- 桜始開(さくら はじめて ひらく):桜の花が咲き始める(日本)
- 雷乃発声(かみなり すなわち こえを はっす):遠くで雷の音がし始める(中国)
- 末候
- 雷乃発声(らい すなわち こえを はっす):遠くで雷の音がし始める(日本)
- 始雷(はじめて いなびかりす):稲光が初めて光る(中国)