天保山

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天保山
標高 4.53m
位置
所在地 大阪市港区
山系 (独立峰)
種類 築山
  

天保山(てんぽうざん)は大阪市港区の天保山公園にある標高4.53メートル。

国土地理院発行の地形図に山名と共に載っている山の中では日本一低く、「山頂」にはの二等三角点がある。

他の「日本一低い山」に関しては、最も低い山を参照。

天保山公園(大阪市港区)
写真中央の人が立っている辺りに天保山「山頂」の二等三角点がある。左に明治天皇行幸記念碑が立つ。右に写る橋は天保山大橋。
(2008年10月13日撮影)
天保山三角点(2005年7月16日撮影)
天保山渡船(大阪市港区築港-同此花区桜島)の築港乗り場

目次

[編集] 歴史

1831年天保2年)より2年間、洪水防止と大坂への大型船の入港をしやすくする目的で安治川の河口を浚渫した際、その土砂を河口に積み上げて作られた人工の山である。当時は20mほどの高さがあり、大坂の町へ遡るため安治川に入ろうとする船にとって目印となっていた。海岸べりに高灯籠(灯台)が設けられ、山には松や桜の木が植えられて茶店なども置かれ、その当時から既に現在同様の観光スポットであったという。当時の舟遊びをする人々の姿は歌川広重などによって浮世絵に描かれている。

その後幕末以降、河口を守る砲台が天保山に建設されたため山土の削り取りが行われ、さらに工業地帯化された大正から昭和にかけて、地下水のくみ上げ過ぎで一帯の地盤沈下が起こり標高が下がり、一時は地形図からも山名が消されていた。これに対し、地元からの復活要望によって1996年に再掲載された。

[編集] 所在地と周辺

大阪市港区築港3丁目2番。大阪水上消防署の北側。大阪市営地下鉄中央線 大阪港駅北約400メートル。

[編集] 天保山公園

周囲一帯は天保山公園となっている。高い防潮堤防が公園を取り囲むように設けられているほか、公園内には土を盛り上げ木を植えて作られた見晴台のある丘(地下鉄のトンネルを掘ったときの土で作られた)など、「山頂」よりはるかに高い場所が多数存在する。

「山頂」の二等三角点隣には、明治天皇慶応4年3月26日1868年4月18日)15歳7ヶ月に電流丸咸臨丸型)、万里丸、千歳丸、三邦丸、華陽丸、万年丸の六隻(合計2452トン) フランス艦1隻で日本初の観艦式を行った行幸記念碑が立つ。また天保山公園にある時計台は、1988年に、関西テレビ放送で当時放送されていた深夜番組「エンドレスナイト」の企画で設置し、大阪市に寄贈されたものである。ほか、公園奥には、明治の頃天保山付近に海に面した港(現在の大阪港)を建設しようと苦闘した西村捨三翁の銅像があるほか、公園入口両脇の防潮堤防には上記の歌川広重等による江戸期の天保山舟遊びを描いた浮世絵が陶板に写されてはめ込まれている。

[編集] 周辺地域

周辺には大観覧車海遊館(水族館)、サントリーミュージアムなどで構成される天保山ハーバービレッジがあり、レジャーゾーンとなっている。

天保山の名を冠するものとしては他に阪神高速道路天保山出入口・天保山ジャンクション・天保山大橋天保山渡船などもある。天保山渡船の築港乗り場は天保山公園のすぐそば。

[編集] 天保山山岳会

明治天皇行幸記念碑
(2005年7月16日撮影)

山岳会を結成し、登山認定書が発行されている。登山認定書の発行方法は、天保山山頂付近にある掲示板に詳しく書かれている[1]

また山岳救助隊も組織されている。二等三角点を見つけられない「遭難者」を案内するのが主な救助活動である[2]

[編集] 脚注

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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