西日本電信電話

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西日本電信電話株式会社
Nippon Telegraph and Telephone West Corporation
NTT company logo.svg
NTT West HQ Bldg 20090321-001.jpg
西日本電信電話本社(NTT西日本ビル)
種類 株式会社
市場情報 非上場(特殊法人
略称 NTT西日本
本社所在地 日本の旗 日本
郵便番号:540-8511
大阪府大阪市中央区馬場町3番15号
設立 1999年平成11年)7月1日
業種 電気通信
事業内容 西日本地域における地域電気通信業務(県内通話に係る電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービス)及びこれに附帯する業務、目的達成業務、活用業務
資本金 3,120億円
売上高 1兆6,763億円(2011年度)
営業利益 370億円(2011年度)
従業員数 5,300人(2011年度末現在)
決算期 3月末日
主要株主 日本電信電話100%
主要子会社 下記を参照
外部リンク http://www.ntt-west.co.jp/
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西日本電信電話株式会社(にしにっぽんでんしんでんわ、NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE WEST CORPORATION)は、持株会社である日本電信電話株式会社(NTT)の100%出資により設立された地域電気通信事業を業とする日本の大手電気通信事業者。通称はNTT西日本(エヌ・ティ・ティにしにほん)。

概要[編集]

1997年6月、日本電信電話(NTT)の再編成により、NTTは持株会社となり、地域会社2社と長距離会社に再編成され、1999年7月1日に西日本電信電話株式会社が設立された。

「日本電信電話株式会社等に関する法律」(以下会社法という。)により、持株会社は「地域会社が発行する株式の総数を保有し、地域会社による適切かつ安定的な電気通信役務の提供の確保と電気通信の基盤となる電気通信技術に関する研究を行う」とされ、西日本電信電話(NTT西日本)は日本電信電話(NTT)の100%出資会社となった。

本社所在地は大阪府大阪市中央区馬場町3番15号で、企業キャッチフレーズは「“光”。ひろがる。ひびきあう。」である。

会社法により地域会社は「地域電気通信事業(同一都道府県の区域内における電気通信業務)を経営することを目的とする」とされ、会社法で定められた区域を業務区域としている。

  • 業務区域 - 大阪府、和歌山県、京都府、奈良県、滋賀県、兵庫県、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、石川県、富山県、福井県、広島県、島根県、岡山県、鳥取県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、宮崎県、沖縄県

地域会社(西日本電信電話)は、総務大臣の認可を受け、「会社法で定められた区域において行う地域電気通信業務(同一の都道府県の区域内における通信を他の電気通信事業者の設備を介することなく媒介することのできる電気通信設備を設置して行う電気通信業務をいう。)」、「地域会社の目的を達成するために必要な業務」、「地域電気通信業務を営むものとされた都道府県の区域以外の都道府県の区域において行う地域電気通信業務」、「地域電気通信業務を営むために保有する設備若しくは技術又はその職員を活用して行う電気通信業務その他の業務」を営むことができる。

これらの業務について総務大臣の認可が必要との特殊法人としての政府規制が残るが、役員の選任・解任、利益処分について総務省の認可が不要とされている。

当社発足後、NTTブランドの電話機端末などの販売元は東日本電信電話が担当しており、当社エリアで販売される機種については、NTT東日本から供給を受けている形をとっている。

組織[編集]

組織は設立後、度々変更されており、1999年の設立時は、本社内組織と業務区域内に16支店を置く体制であった。現在は、本社組織と6地域事業本部33支店体制である。

  • 本社
    • 法人営業本部、営業本部、戦略プロジェクト推進本部、サービスクリエーション部、ネットワーク部、サービスマネジメント部、技術革新部、相互接続推進部、経営企画部、財務部、人事部、総務部、情報セキュリティ推進部
  • 地域事業部、支店
    • 関西事業本部
      • 大阪支店、大阪東支店、大阪南支店、和歌山支店、京都支店、奈良支店、滋賀支店、兵庫支店
    • 東海事業本部
      • 名古屋支店、静岡支店、岐阜支店、三重支店
    • 北陸事業本部
      • 金沢支店、富山支店、福井支店
    • 中国事業本部
      • 広島支店、島根支店、岡山支店、鳥取支店、山口支店
    • 四国事業本部
      • 愛媛支店、香川支店、徳島支店、高知支店
    • 九州事業本部
      • 福岡支店、北九州支店、佐賀支店、長崎支店、熊本支店、大分支店、鹿児島支店、宮崎支店、沖縄支店

事業内容[編集]

業務区域における同一府県内完結の市外通話および市内通話などの固定電話サービス、ならびにIP網サービス(フレッツ)等の地域電気通信事業行っている。

  • 電気通信業務
    • 音声伝送サービス - 一般加入電話、音声利用IP通信網サービス等
    • データ伝送サービス - IP通信網サービス、LAN型通信網サービス等
    • 専用サービス - 高速ディジタル伝送サービス、ATM専用サービス等
    • 電報サービス - 電報サービス
  • 附帯業務・目的達成業務 - 電話機などの販売、電気通信コンサルティング等

事業者識別番号[編集]

西日本電信電話の事業者識別番号は「0039」[1]

営業エリア[編集]

事業地域の扱いは、行政上の地区と異なる場所がある。詳細は例外等を参照のこと。

(例)

しかし一方で、市外局番や通話料金の算出が地元の他地域とは異なるが、事業地域は地元扱いとなるケースがある。

(例)

  • 兵庫県尼崎市伊丹市川西市(黒川地区を除く)・川辺郡猪名川町 ⇒ 市外局番(06072-7)は大阪支店の管轄で、通話料金の算出も大阪府扱いだが、事業地域や子会社では兵庫県扱い

同様の例として、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)エリアの相模原市などがある(詳しくは東日本電信電話#営業エリアを参照)。

(静岡県について) 静岡県については、東西分割の検討段階でNTT東日本の営業エリアに組み込む検討もされたが、名古屋(愛知県)と同じNTT東海支社のエリアであった事や、東西地域会社間で利用者数や資産規模などを均一に揃えるという意図から西日本電信電話の営業エリアとされた経緯がある。

事業本部 支店 事業地域 対象市外局番
北陸 金沢支店 石川県 076-2、0761、0767、0768
富山支店 富山県 076-4、0763、0765、0766
福井支店 福井県 0776、0778、0779、0770
東海 名古屋支店 愛知県
岐阜県三重県の各一部
052、0531~0533、056x、0586、0587
静岡支店 静岡県 053、0537~0539、054、054x、055-9、0557、0558、0550
岐阜支店 岐阜県長野県の一部 057x、058-2、058-3、0581、0584、0585
三重支店 三重県 059、059x
関西 大阪支店 大阪府の一部 06の一部、072-6、072-7の一部
大阪東支店 06の一部、072-3(0、8、9)、072-8、072-9、0721
大阪南支店 072-2、072-3(1~7)、072-4、0725
和歌山支店 和歌山県 073-4、0735~0739
奈良支店 奈良県京都府の一部 0742~0747
京都支店 京都府大阪府の一部 075、0771~0774
滋賀支店 滋賀県 077-5、0748、0749、0740
兵庫支店 兵庫県 06の一部、072-7の一部、078、079-2、079-3、079-4、079-5、079-6、0790、0791、0794~9
中国 広島支店 広島県 082(2、5、8、9)、082-4、0823、0824、0826、0829、084-9、0845~8、08477
山口支店 山口県広島県の一部 083-2、083-6、083-7、083-9、0833~8、08387、08388、08396、0820、0827
島根支店 島根県 0851x、0852~0856
鳥取支店 鳥取県 0857~0859
岡山支店 岡山県 086-2、086-4、086-5、086-6、086-8、086-9、0863、0865~9、08636、08699
四国 香川支店 香川県 087-8、0875、0877、0879
徳島支店 徳島県 088-6、0883~0885
高知支店 高知県 088-8、0887、0889、0880
愛媛支店 愛媛県 089-9、0892~8
九州 福岡支店 福岡県
佐賀県大分県長崎県の各一部
092、0920、0942~0944、0946
北九州支店 福岡県の一部 093、0930、0947~0949
佐賀支店 佐賀県長崎県の一部 0952、0954、0955
長崎支店 長崎県の一部 095-8、0956、0957、0959、0950
熊本支店 熊本県 096、096x
大分支店 大分県福岡県の一部 097、097x
宮崎支店 宮崎県鹿児島県の一部 0982~0987
鹿児島支店 鹿児島県 099、099x
沖縄支店 沖縄県 098-8、098-9、0980

例外等[編集]

例外地域 市外局番 管轄支店 管轄MA
富山県 中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂外の一部 0261 NTT東日本長野 NTT東日本大町
石川県 羽咋市菅池町の一部・羽咋郡宝達志水町沢川 0766 富山 高岡
長野県 木曽郡南木曽町吾妻の一部・田立 0573(60 - 89) 岐阜 中津川
岐阜県 各務原市川島地区 0586 名古屋 一宮
大野郡白川村小白川 0763 富山 福野
静岡県 熱海市 0465 NTT東日本神奈川 NTT東日本小田原
裾野市茶畑の一部 0460(80 - 89)
三重県 桑名郡木曽岬町 0567 名古屋 津島
伊賀市白樫の一部・名張市葛尾の一部 0743 奈良 奈良
熊野市紀和町小船、花井、楊枝および和気・南牟婁郡紀宝町 0735 和歌山 新宮
京都府 京都市伏見区醍醐一ノ切町、醍醐二ノ切町および醍醐三ノ切 077 滋賀 大津
京都市西京区大原野出灰町 072 大阪 茨木
八幡市岩田大谷および内里大谷の一部 072 大阪東 寝屋川
相楽郡笠置町南山城村 0743 奈良 奈良
大阪府 四條畷市上田原の一部、下田原の一部、田原台、緑風台およびさつきヶ丘
東大阪市山手町の一部、東豊浦町の一部および上石切町の一部
三島郡島本町 075 京都 京都
和泉市父鬼町の一部 0736 和歌山 和歌山橋本
兵庫県 尼崎市伊丹市稲野、車塚、下河原、西桑津および森本の一部 06 大阪 大阪
上記以外の伊丹市・宝塚市長尾台、花屋敷荘園、花屋敷つつじガ丘、花屋敷松ガ丘、雲雀丘、雲雀丘山手およびふじガ丘の一部 072 池田
川西市
川辺郡猪名川町
奈良県 御所市高天の一部 0721 大阪東 富田林
吉野郡十津川村竹筒(たけとう)・七色 0735 和歌山 新宮
吉野郡十津川村上湯川の一部・杉清の一部 0739 田辺
宇陀郡御杖村神末の一部 059 三重
和歌山県 新宮市熊野川町嶋津・東牟婁郡北山村小松 0597 熊野
島根県 邑智郡邑南町上田の一部 0824(40~69) 広島 三次
0826(40~59) 安芸吉田
広島県 大竹市 0827(20~50・52~99) 山口 岩国
福岡県 豊前市築上郡吉富町並びに上毛町 0979 大分 中津
佐賀県 鳥栖市三養基郡上峰町を除く) 0942 福岡 久留米
大分県 日田市の一部(前津江町柚木地区・旧前津江村 0943(70~89) 田主丸
長崎県 壱岐市 0920(30~49) 郷ノ浦
対馬市下対馬 0920(50~69) 厳原
対馬市上対馬 0920(70~89) 対馬佐賀
松浦市福島町鷹島町 0955(20~49) 佐賀 伊万里
鹿児島県 曽於市末吉町・財部町 0986 宮崎 都城

関連子会社[編集]

NTT西日本神戸支店
NTT西日本 愛媛支店 本棟ビル(2008.12)
NTT西日本名古屋支店
NTT西日本広島支店
ほか多数

消滅した子会社[編集]

以上NTT西日本-東海に統合。
以上NTT西日本-中国に統合。
以上NTT西日本-九州に統合。

関連施設[編集]

医療機関[編集]

NTT西日本では旧逓信病院から引継ぎ、以下の企業立病院を運営する。同様にNTT東日本でも複数の企業立病院を運営している。NTTグループ関係者以外でも利用できる。

※NTT西日本九州病院は経営を医療法人に移管し、くまもと森都総合病院に改称した。

歴史的建造物[編集]

大正期以降に竣工された逓信建築が各地に現存している。

以下の建築物は、NTT西日本が不動産として保有したまま、婚礼プロデュース・レストラン経営会社のノバレーゼと賃貸契約を締結。ノバレーゼがリノベーションを施したうえで、「モノリス」というブランドの結婚式場を運営している。

テレビCM[編集]

テレビCMの放映はNTT西日本エリア内のみだが、インターネットを通じて日本全国で視聴できる。ちなみに、従来はテレビCMの最後に流れるサウンドロゴでは、企業名の「NTT西日本」ではなく、企業キャッチフレーズの「“光”。ひろがる。ひびきあう。」を読み上げていた。しかし、2007年11月からは、NTT東日本と同様に企業名を読み上げるスタイルへ変更されている。

主な出演者
  • イチロー - NTT東日本およびNTTグループのCMにも出演。CM内容はそれぞれ異なる。
  • フレッツ光CMシリーズ
    • いずれも、2014年2月27日から放送中のCMに起用。
      • 竹中直人
      • ドラえもん ※竹中が出演するバージョンでも、「フレッツ」のロゴと共にオープニングの映像に登場。「フレッツ!」という声を当てている。
過去の出演者

「フレッツ光CMシリーズ」では、「もしかしてだけど」(どぶろっく2013年版CM)や「夢想花」(円広志、2014年版CM)の歌詞の一部を変えたうえで、本人が歌う音源をCMソングとして流している。ただし、どぶろっくや円は、CMの本編に登場していない。

テレビ提供番組[編集]

全国ネットの提供番組については東日本電信電話を参照。

ローカル提供番組

スポーツ[編集]

電電公社時代から電気通信局や電気通信部當の部活動として様々なスポーツ団体(硬式野球部(中国他)、陸上競技部(中国他)、ラグビー部(大阪他)、男子バレーボール部(名古屋他)、女子バレーボール部(神戸)等)が存在していた。1999年(平成11年)に日本電信電話の再編成時、全国11支社に存在していたスポーツ団体も過去の実績などを基に統廃合されることになった。統合の対象とならなかった団体は同好会、クラブチームなどの形で活動、あるいは休廃部していった。[2]

現在は、下記のスポーツ団体を「シンボルチーム」あるいは特定の個人を「個別認定選手」として西日本電信電話でサポートしている。

シンボルチーム[編集]

硬式野球は、NTT東海(名古屋市)、NTT北陸(金沢市)、NTT関西(大阪市)、NTT中国(広島市)、NTT四国(松山市)、NTT九州(熊本市)の6チームを統合しNTT西日本硬式野球部となった。
2002年(平成14年)に活動を休止したが、2004年(平成16年)にNTT西日本のシンボルチームとして同好会、クラブチーム等の形で競技を継続していた選手を集め大阪で活動を再創部された。
  • 個別認定選手(ソフトテニス)
NTT西日本所属のソフトテニス部(広島)で活動しているソフトテニストップ選手(日本代表)を個別認定選手として認定しを支援している。

NTT西日本内のスポーツチームを母体に生まれたチーム[編集]

以下は、日本電信電話の再編成時の過程の中で、NTT西日本内のスポーツチームを母体に生まれたチーム、あるいは途中で休廃部したチームある。

キャラクター[編集]

フレッツ光の公式サイトのキャラクターとしてナビットさんコンシェルジュキャラクターとして西野ひかりがいる。

脚注[編集]

  1. ^ この番号は旧KDD(現KDDI)がホームカントリーダイレクト(相手国の電話会社のオペレータに接続させる国際電話)用として使用していたものである。
  2. ^ 中国新聞 (2000年8月26日). “アマスポーツNOW NTT再編”. 2010年8月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]