サイモン&ガーファンクル

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サイモン&ガーファンクル
Simon & Garfunkel
1981年ダブリンでのコンサートにて。ポール・サイモン(右)、アート・ガーファンクル(左)。}
1981年ダブリンでのコンサートにて。
ポール・サイモン(右)、アート・ガーファンクル(左)。
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク
ジャンル フォークロック
ポップ
活動期間 1964年 - 1970年
以後断続的に再結成している
レーベル コロムビア・レコード
公式サイト 英語のオフィシャルサイト
メンバー
ポール・サイモン ボーカルギター
アート・ガーファンクル ボーカル

サイモン&ガーファンクルSimon & Garfunkel, サイモンとガーファンクル)は、1960年代に活躍した、ユダヤ系アメリカ人ポール・サイモンアート・ガーファンクルによるポピュラー音楽ユニット。

1964年にデビュー、1970年に活動停止。しかし、それ以後も折に触れて2人で活動している。1990年ロックの殿堂入りを果たした。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第40位。

略歴[編集]

ニューヨークの小学校時代からの親友だった、ポールとアートは、1957年に「トム&ジェリー」を結成(ポールはジェリー・ランディス(Jerry Landis)、アートはトム・グラフ(Tom Graph)という芸名を使用)し、デビュー曲「ヘイ・スクールガール(Hey, Schoolgirl)」を小ヒットさせた。その後、2人は大学での学業に専念するが、1963年に再びコンビを組み、1964年にグループ名をサイモン&ガーファンクルと改めて、アルバム『水曜の朝、午前3時(Wednesday Morning,3A.M.)』でデビューした。

しかし、発売初年度の売上が3,000枚と惨憺たるものであったので、ポールはヨーロッパ放浪の旅へ出てしまい、アートもデビュー前に通っていた大学院へと戻ってしまったが、プロデューサーのトム・ウィルソンが、アルバム収録曲『サウンド・オブ・サイレンス(The Sound of Silence)』にエレキギターやドラムなどを別テイクで加えてシングル発売したところ、これが大ヒット。サイモン&ガーファンクルは、一躍人気フォークロック・デュオとなる。

なお、『キャシーの歌(Kathy's Song)』は、ポールがイギリスに長期滞在していた際に交際していたガールフレンドに贈った曲である。キャシーは、ポールが歌っていたパブで券もぎ係りをしていた女性であった。また、『アメリカ (America)』の歌詞で触れているKathyと同一人物で、2人でアメリカ旅行に出掛けた際に書いたとされている。ポールのアルバム『ポールサイモン・ソングブック(Paul Simon Song Book)』に、若かりし頃のポールとキャシーが写っている。

その後も、ポールの作り出す哲学的・思索的な深い内容の詞・曲とアートの美しい歌声、そして2人の絶妙なハーモニーが受けて『スカボロー・フェア/詠唱(Scarborough Fair/Canticle)』『ミセス・ロビンソン(Mrs.Robinson)』などが大ヒット。1967年に映画『卒業』(日本公開は1968年)の音楽を担当し、映画の成功と共に劇中歌『サウンド・オブ・サイレンス(The Sound of Silence)』が大ヒットし、日本をはじめ世界的にも大きな成功を収めた。当時は「サイモンとガーファンクル」と表記されていた。

だが、1970年発表のアルバム『明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)』の制作中に、ポールとアートの音楽に対する意見の違いが表面化した。『明日に架ける橋』は、全世界で売上が1,000万枚を超える大ヒットとなり、グラミー賞の最優秀レコード賞・最優秀アルバム賞を受賞したものの、このアルバムを最後に2人はそれぞれのソロ活動に入った。

1972年6月14日、民主党大統領候補ジョージ・マクガヴァン支援コンサ-トに揃って登場し「スカボロ・フェア」、「ザ・ボクサ-」、「明日に架ける橋」などを歌った。

1975年には『マイ・リトル・タウン(My Little Town)』をS&Gで録音し、それぞれのソロ・アルバム(ポール『時の流れに』、アート『愛への旅立ち』)に収録しているほか、1978年にアートが発表した『ウォーターマーク(Watermark)』に収録されている「(What A) Wonderful World(同:ワンダフル・ワールド)」では、ジェームス・テイラーと共にギターとボーカルでポールも参加しており、透明感あふれる3人のハーモニーを披露している。

1981年9月19日には、ニューヨークのセントラル・パークで再結成チャリティコンサートを開いて53万人もの観衆を動員し、世界ツアーを行った(1982年にはS&Gとして初来日し、後楽園球場大阪球場でコンサートを行っている)。この時、ポールの作品にアートが参加する形でアルバム制作が行われたが、作品に対する意見の食い違いから、結局ポールのソロ・アルバム(『ハーツ・アンド・ボーンズ』)としてリリースされた。このアルバムに収録された曲のいくつかは、アートも録音に参加し、発売直前まで完成していた。その後、2人の間は疎遠になっていった(ポールが、2003年にソロとしてロックの殿堂入りした際に、わざわざ「ガーファンクルとは仲直りしたい」とスピーチで述べているほど、2人の関係は冷え切っていた)。しかし、この疎遠な関係はあくまで音楽家としてであり、音楽を離れたプライベートでは、一緒にスイスへスキー旅行へ行くなど、旧友としての親交はその間も続いていたと言われている。

近年は1993年2003年と度々再結成を行い、全米ツアーなどを行っている。1993年12月1日には「Event of a lifetime Tour」の東京公演・福岡公演としてそれぞれ東京ドーム福岡ドームで再来日公演を行なった。この際、南こうせつが前座を務めた。2009年7月には16年ぶりの来日公演を行い、約15万人を動員する成功を収めた。2人の年齢からして最後の来日公演となるのではと言われている。ポール本人も「2人とも年齢の事もあるし」と、今回の再結成が最後になることを示唆した発言をしている。

また、彼らの作品は多くのミュージシャンにカヴァーされ、歌い継がれている。例えばエルヴィス・プレスリーは、1970年以降のライヴで頻繁に「明日に架ける橋」を取り上げている。

ディスコグラフィー[編集]

シングル(日本編集盤)[編集]

シングル(米国)[編集]

  • The Sounds of Silence / We've Got a Groovy Thing Goin' (1965, US HOT100 # 1)
  • Homeward Bound / Leaves That are Green (1966, US HOT100 # 5)
  • I Am a Rock / Flowers Never Bend with the Rainfall (1966, US HOT100 # 3)
  • The Dangling Conversation / The Big Bright Green Pleasure Machine (1966, US HOT100 #25)
  • A Hazy Shade of Winter / For Emily, Whenever I May Find Her (1966, US HOT100 #13)
  • At the Zoo / The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy) (1967, US HOT100 #16)
  • Fakin' It / You Don't Know Where Your Interest Lies (1967, US HOT100 #23)
  • Scarborough Fair/Canticle / April Come She Will (1967, US HOT100 #11)
  • Mrs. Robinson / Old Friends-Bookends (1968, US HOT100 # 1)
  • The Boxer / Baby Driver (1969, US HOT100 # 7)
  • Bridge over Troubled Water / Keep the Customer Satisfied (1970, US HOT100 # 1)
  • Cecilia / The Only Living Boy in New York (1970, US HOT100 # 4)
  • El Condor Pasa (If I Could) / Why Don't You Write Me (1970, US HOT100 #18)
  • For Emily, Whenever I May Find Her (live) / America (1972, US HOT100 #53 / #97)
  • My Little Town / Rag Doll (Art Garfunkel) / You're Kind (Paul Simon) (1975, US HOT100 # 9)
  • Wake Up Little Susie (Live) / Me and Julio Down by the Schoolyard (1982, US HOT100 #27)

アルバム[編集]

  • 水曜の朝、午前3時 - Wednesday Morning,3A.M. (1964年)
  • サウンド・オブ・サイレンス - Sounds of Silence (1966年)
  • パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム - Parsley,Sage,Rosemary and Thyme (1966年)
  • 卒業-オリジナル・サウンドトラック - The Graduate (1968年)
  • ブックエンド - Bookends (1968年)
  • 明日に架ける橋 - Bridge Over Troubled Water (1970年)
  • サイモン&ガーファンクル - Simon&Garfunkel (1970年)※日本編集盤
  • サイモン&ガーファンクルのすべて - The Best of Simon&Garfunkel (1971年)※日本編集盤
  • グレイテスト・ヒット - Simon and Garfunkel's Greatest Hits (1972年)
  • S&Gゴールド・ディスク - Simon and Garfunkel's Greatest Hits II (1972年)※日本編集盤
  • ギフト・パック (1972年)※日本編集盤
  • パック20 (1973年)※日本編集盤
  • ニュー・ギフトパック'75 (1974年)※日本編集盤
  • グランプリ20 (1976年)※日本編集盤
  • 若き緑の日々 The Simon And Garfunkel Collection-17Of Their All Time Greatest Recordings(1981年)
  • セントラル・パーク・コンサート - The Concert in Central Park (1982年)※ライヴ・アルバム
  • The Definitive Simon & Garfunkel - The Definitive Simon & Garfunkel (1994年)※日本編集盤
  • ライブ・フロム・ニューヨーク・シティ 1967 - Live from New York City 1967 (2003年)※ライヴ・アルバム

アルバム(米国)[編集]

  • Wednesday Morning, 3 A.M. (1964, US 200 #30)
  • Sounds of Silence (1966, US 200 #21)
  • Parsley, Sage, Rosemary and Thyme (1966, US 200 # 4)
  • The Graduate Original Soundtrack (1968, US 200 # 1)
  • Bookends (1968, US 200 # 1)
  • Bridge over Troubled Water (1970, US 200 # 1)
  • Simon and Garfunkel's Greatest Hits (1972, US 200 # 5)
  • The Concert in Central Park (1982, US 200 # 6)
  • Collected Works (1990, US 200 # --)
  • Old Friends (1997, US 200 # --)
  • The Best of Simon and Garfunkel (1999, US 200 # --)
  • Live from New York City, 1967 (2002, US 200 # --)
  • The Essential Simon and Garfunkel (2003, US 200 # 27)
  • Old Friends: Live on Stage (2004, US 200 # 154)
  • Live 1969 (2008, US 200 #33)

日本公演[編集]

5月7日・8日 大阪球場、10日・11日・12日 後楽園球場
当時南海ホークスの本拠地だった大阪球場公演で、ポール・サイモンが阪神タイガースの帽子を着用した。
12月1日 福岡ドーム、2日 東京ドーム
7月8日 ナゴヤドーム、10日・11日 東京ドーム、13日 京セラドーム大阪、15日 日本武道館、18日 札幌ドーム

サイモン&ガーファンクルが影響を与えた日本人[編集]

ポールと対談した事がある。
学生時代からの熱心なファンで、ペンネームもポールから取っている。後に、ベスト・アルバムのライナーノーツや、ポールが手掛けた絵本の翻訳等を行う。
ミニ・アルバム『Pride』で「明日に架ける橋」をカバーしている。この曲には、オリジナルのレコーディングで演奏したラリー・ネクテルがピアノで参加している。また「The Boxer」、「Mrs.Robinson」も頻繁に披露している。
ユニット名も「サイモン&ガーファンクル」から来ている。高校時代、学園祭でS&Gのカバーを歌ったが、知っている人は先生くらいしかおらず、ドン引きされたらしい。

この他、多数のミュージシャン、アーティストなどが彼らをリスペクトする発言をしている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]