海芝浦駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

海芝浦駅
ホームから海を望む(2005年8月)
ホームから海を望む(2005年8月)
うみしばうら - Umi-Shibaura
新芝浦 (0.8km)
所在地 横浜市鶴見区末広町二丁目
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 鶴見線(海芝浦支線)
キロ程 1.7km(浅野起点)
電報略号 ウミ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
3,094人/日(降車客含まず)
-2007年-
開業年月日 1940年昭和15年)11月1日
備考 無人駅
浜 横浜市内
東芝関係者以外は駅から外への立入が不可
海芝公園が隣接
構内から駅舎を見る、左側にあるのが「海芝公園」(2007年4月)
改札外から見た駅舎、左側に自動券売機がある。(2007年4月、改札外から撮影する場合は駅舎内の守衛の許可が必要)
停車中の205系(2007年4月)
関東の駅百選の銘板(2008年7月)

海芝浦駅(うみしばうらえき)は、神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)鶴見線(海芝浦支線)の。海芝浦支線の終着駅である。

目次

[編集] 駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。終点側の端に改札口があり、自動券売機、簡易Suica改札機のみが置かれている。ホームが海(京浜運河)に面しているという非常に珍しい駅である。ホーム上には一部屋根がある。

[編集] 駅周辺

東芝京浜事業所の敷地内にあり、駅の出口がそのまま工場の門になっているため、基本的に東芝の従業員や関係者で従業員証か入場許可証を所持している者[1]しか駅から出ることができない。そのため「出られない駅」として有名である。事業所に用事のある外訪者は、新芝浦駅で下車し、京浜事業所の正門に回るように守衛から誘導される。

新芝浦駅同様、駅名標は簡易表示となっている。

[編集] 利用状況

2007年度の1日平均乗車人員は3,094人である。

[編集] 歴史

[編集] 駅名の由来

東芝の前身の「芝浦製作所」と、この駅が海に接していることから名づけられた。

[編集] その他

東芝関係者以外は出口である京浜事業所の守衛所を出ることができないが、海に面しているという特徴から一般客にも人気がある。

このような性質から、朝夕の通勤時間以外の運転本数が極端に少なくなっているが、東芝の都合により土曜・日曜の業務や日中で終業となる際には臨時ダイヤでの運行もあり、鉄道ファンの間では「東芝臨」と称される。

新芝浦駅から海芝浦駅の路線、海芝浦駅の敷地は東芝の私有地となっており、JR東日本は東芝に借地料を支払っている[要出典]

ジョルダンから発売されている経路検索ソフト「乗換案内 時刻表対応版」では当駅の構内図が表示できるようになっている。

基本的に一般客の入出場はできないが、JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅として扱われている。なお、「降りることが出来ない」または「改札口を出場する事が出来ない」と勘違いされることもあるが、切符回収箱や簡易Suica改札機・自動券売機が設置されているため、「形式上の」下車や、改札口の出場は可能である。ホームには、切符は守衛前の自動券売機で購入するよう案内する張り紙がされている。

フジテレビ系列で放送されていた「交通バラエティ 日本の歩きかた」でも紹介された。また、NHKの番組「列島縦断 鉄道乗りつくしの旅〜JR20000km全線走破〜」でも紹介された。このとき旅人の関口知宏は、本来入れない東芝工場の敷地内に入って説明を受けていた。

特徴的な要素を持つ駅であることから、書物にも取り上げられている。笙野頼子芥川賞受賞作『タイムスリップ・コンビナート』は「誰だかよくわからない人」からの電話で呼び出されて電車に乗って海芝浦駅へ向う様子を描写したものである。鉄道紀行文作家・宮脇俊三は、『時刻表2万キロ』の旅で初めてこの駅を訪れた後、「どこか旅へ行ってみたいが遠くへ行く時間のない人は、海芝浦駅へ行ってみると良い」とたびたび書いていた。西村京太郎は『運河の見える駅で』という題名で小説を書いている。内容は、日曜日に海芝浦駅を訪れたカップルが事件に巻き込まれる、というもの。

[編集] 海芝公園

海芝公園(うみしばこうえん)は、海芝浦駅に隣接する私設公園[2]。東芝京浜事業所が敷地の一部を使用し、運営・管理している。入園無料、開園時間は9:00 - 20:30。

東芝が当駅の待合客に憩いの場を提供したい[3][4]、との考えから、 敷地の一部を整備し「海芝公園」と名付け、1995年平成7年)5月に開園[5](「1997年平成9年)5月29日オープン」と表記している経済産業省地方機関の報告書もある[3])し、一般市民に開放している。その後、清涼飲料水の自動販売機も置かれるようになった。

2003年平成15年)3月、東芝のグループ会社である東芝プラントシステムが開発したマイクロ風力発電システム「ウインドフラワー」の商用一号機が設置され稼動している[6]

2006年平成18年)5月、横浜市が2005年平成17年)に提唱した「京浜の森づくり末広地区協働緑化宣言」に同社が賛同したことによる活動の一環として、海芝公園の拡張整備を行った[4][5][7][8]

2007年9月の台風9号で大きな被害を受けたため一時閉鎖されていたが、2007年10月20日より再開されている。

この場所からの眺望は、東京湾が一望でき鶴見つばさ橋など見晴らしがよいこともあり、地域住民の散歩・見学の場となっていたり[7][8]、小学校の写生に使用されたり[8]2000年代においては女性や家族連れにも人気のある場所となっている[9]

夜景の眺めもきれいと評判であり格別であるが[9]、公園発着の交通手段が鶴見線のみであるため、当駅発の最終電車には十分注意する必要がある。平日ダイヤ時は22:29、土休日ダイヤ時は公園の閉園(20:30)から25分後の20:55が当駅発の最終電車であるため、夜景見物で公園を訪れた際は、閉園後は速やかに帰途へつかなければ帰れなくなる

[編集] 隣の駅

東日本旅客鉄道
鶴見線(海芝浦支線)
新芝浦駅 - 海芝浦駅

[編集] 脚注

[ヘルプ]

[編集] 関連項目

[編集] ギャラリー

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

世界測地系35°29′9.7″N, 139°42′2.7″E

他の言語