海田市駅

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海田市駅
北口(2008年7月24日)
北口(2008年7月24日
かいたいち - Kaitaichi
所在地 広島県安芸郡海田町新町20-20
所属事業者 JR logo (west).svg西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 カタ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 3面5線
乗車人員
-統計年度-
9,174人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1894年明治27年)6月10日
乗入路線 2 路線
所属路線 山陽本線
キロ程 298.3km(神戸起点)
安芸中野 (3.9km)
(2.3km) 向洋
所属路線 呉線
キロ程 87.0km(三原起点)
矢野 (2.6km)
(-km) (向洋)*
備考 直営駅
みどりの窓口
広 広島市内
* 全列車が広島駅まで乗り入れ
南口(2008年7月24日)
改札口(2011年8月24日

海田市駅(かいたいちえき)は、広島県安芸郡海田町新町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の

利用可能な鉄道路線[編集]

  • 西日本旅客鉄道
    • 山陽本線 ※当駅の所属線[1]
    • 呉線 ※当駅が線路名称上の終着駅であるが運転系統上、列車はすべて山陽本線経由で広島以西に発着。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線のあわせて3面5線のホームを持つ地上駅で、山側の3線を山陽本線列車が、海側の2線を呉線列車が使用する。1番線ホーム西端には、真冬に花を咲かせることで有名な寒桜があり、広島地方で一番早く春の訪れを告げる桜として毎年TV・新聞に紹介される。

直営駅西条駅の被管理駅)。また、ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)であり、JRの旅客営業規則ではJRの特定都区市内制度における「広島市内」の駅に含まれる。当駅の所在地は広島市ではないが、便宜上は隣の向洋駅(安芸郡府中町)とともに含まれている。

呉線の快速「安芸路ライナー」の停車を開始するのに併せて、一部103系電車のワンマン運転を実施しているため、確認用のミラーが2012年3月上旬、呉線ホームに設置された。

103系ワンマン運転確認用 ミラー

駅舎概要[編集]

現在の駅舎は、それまで西日本で最も古いことで知られていた明治36年(1903年)建築の旧駅舎に替わって建築された(改築年不詳)橋上駅舎である。それまで北側のみに改札口があったが(かつて、南側にも朝夕通勤時のみに開かれる小規模な改札口はあった(現在の南口よりも100m程西。跨線橋が無かったため4、5番線ホームまで線路を歩いて渡っていた)。のちに南側にも改札口が設置された。2009年にバリアフリーの一環としてホームのかさ上げ工事が行われ、2010年に山陽本線西条方面と広島方面のホームにエレベーターが完成し、供用を開始した。

のりば[編集]

海田市駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 山陽本線 上り 西条三原方面
2 (通常は山陽本線上り貨物列車通過用)
山陽本線 下り 広島宮島口方面 山陽本線西条方面から※1日1本のみ[2]
3 山陽本線 下り 広島・宮島口方面 山陽本線西条方面から
4 呉線 上り 竹原方面
5 呉線 下り 広島・宮島口方面 呉線呉方面から

5番線の外側に1線の側線があり、広島方面と呉方面への発車が可能。かつては当駅から南に分岐し、陸上自衛隊海田市駐屯地に向う専用線があったが既に撤去されている。改札上には以前は回転字幕式の発車案内が設置されていたが、工事によりLED式の発車案内が設置された。以前は列車接近(または通過)時にメロディーが流れるだけであったが、バリアフリー工事完了後は簡易放送も開始。2012年3月に現行の放送に更新されている。

なお、広島市東部地区連続立体交差事業が完成すると当駅は、1階が改札口等になり、2階部分に山陽本線、3階部分に呉線が乗り入れる構造となる。

配線図[編集]

当駅から広島貨物ターミナル駅までの間が複々線になっており、外側2線を旅客列車、内側2線を貨物列車が使用する。下り列車に限り、山陽本線西条方面から旅客線に進出する列車と、呉線から貨物線に進出する列車とが平面交叉する。

海田市駅配線図

駅周辺[編集]

「海田」という名が示すとおりこの一帯の海側は干拓地であり、山と海に挟まれた地形となっている。海田市をおよその基点にして西側は広島平野が広がり、東側は「瀬野八」(瀬野駅 - 八本松駅)と呼ばれる西日本一の急勾配のある山間部に入っていく。

南口[編集]

北口[編集]

  • 海田市駅前交番
  • 海田市駅自転車等駐車場
  • 芸陽バス・海田町じゅんかんバス 海田市駅北口バス停
  • 魚民海田市駅北口駅前店
  • 広島市立船越小学校(海田町内の4小学校より海田市駅に近い)
  • セブンイレブン海田中店
  • 海田メンタルクリニック心療内科
  • たんきょう眼科
  • 海田町役場
  • 熊野神社
  • 海田町保健センター
  • 海田公民館
  • 海田中店郵便局
  • 大師寺
  • 龍洞保育園
  • 明光保育園
  • 広島市信用組合海田支店
  • 広島県重要文化財「千葉家書院」
  • 広島市指定史跡新宮古墳船越四丁目:横穴式石室
  • ウォンツ船越店
  • 船越公民館

駅名の由来[編集]

海田町の代表駅なのに海田駅と言うのは、かつてこの地域が安芸郡海田市町(かいたいちちょう)であったためである。その後、昭和31年(1956年)に海田市町は東海田町と合併し海田町となった。よく県外の人などからは「かいたし」駅と呼ばれることも多い。付近の住民は「海田駅」と呼んでいる人も多い。

利用状況[編集]

  • 以下の情報は、広島市統計書に基づいたデータである。
年度 1日平均
乗車人員
1984年(昭和59年) 6,832
1985年(昭和60年) 7,164
1986年(昭和61年) 7,358
1987年(昭和62年) 8,359
1988年(昭和63年) 8,725
1989年(平成元年) 8,865
1990年(平成2年) 9,380
1991年(平成3年) 9,745
1992年(平成4年) 10,011
1993年(平成5年) 10,225
1994年(平成6年) 10,121
1995年(平成7年) 10,000
1996年(平成8年) 9,889
1997年(平成9年) 9,518
1998年(平成10年) 9,270
1999年(平成11年) 9,326
2000年(平成12年) 9,272
2001年(平成13年) 9,068
2002年(平成14年) 8,987
2003年(平成15年) 9,154
2004年(平成16年) 9,328
2005年(平成17年) 9,273
2006年(平成18年) 9,326
2007年(平成19年) 9,339
2008年(平成20年) 9,199
2009年(平成21年) 8,819
2010年(平成22年) 8,874
2011年(平成23年) 9,019
2012年(平成24年) 9,174
乗車数グラフ

Kaitaichi sta graph.jpg

歴史[編集]

この駅の歴史は1894年明治27年)の山陽鉄道開通に端を発する。1903年(明治36年)には海田市 - 呉間の呉線も開業した。山陽本線と呉線の西側の分岐駅であり、戦時中は広島から軍港であった呉に物資を運ぶ列車の重要な中継点であった。現在の町の規模には不釣り合いなほど長いプラットホームに当時の名残がしのばれる。原爆投下後、大勢の被爆者たちが海田市駅に避難した。また当時海田市駅より西が不通となったため、広島から東方面への移動拠点として機能した。

快速列車の停車の実現[編集]

当駅は国鉄時代、一部の長距離急行列車が停車していた。山陽新幹線の開通で優等列車の停車がなくなってからも定期快速電車の全てが停車していたが、ひろしまシティ電車の導入の頃から普通列車が大幅に増え、快速列車は減少、のち消滅した。

JR発足後の1991年(平成3年)より快速列車の運転が開始されるも、当駅はその後16年間、停車駅に指定されなかったが2007年(平成19年)3月18日ダイヤ改正より、山陽本線の快速「通勤ライナー」が朝夕2往復に限り停車を開始し、2010年(平成22年)3月13日ダイヤ改正より全列車が停車を開始した。さらに2012年(平成24年)3月17日ダイヤ改正より山陽本線の快速「通勤ライナー」は平日朝のみの運転となり、呉線の快速「安芸路ライナー」は天神川駅と交換する形で停車を開始[3]

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
山陽本線
快速「通勤ライナー」(平日朝下りのみ運転)
八本松駅海田市駅広島駅
普通
安芸中野駅 - 海田市駅 - 向洋駅
呉線(海田市駅 - 広島駅間は山陽本線)
快速「通勤ライナー」
通過
快速「安芸路ライナー」
矢野駅 - 海田市駅 - 広島駅
普通
矢野駅 - 海田市駅 - 向洋駅

脚注[編集]

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  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ 2014年3月15日現在、1563M(15:35発 普通岩国行)が使用
  3. ^ 平成24年春のダイヤ改正について 西日本旅客鉄道広島支社

参考書籍[編集]

  • 各 広島市統計書

関連項目[編集]

外部リンク[編集]